JP3298439B2 - 光触媒性親水性コ−ティング液 - Google Patents
光触媒性親水性コ−ティング液Info
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Description
親水性になし、かつ維持することの可能な塗膜を形成す
るための親水性コ−ティング液に関する。より詳しく
は、本発明は、鏡、ガラス、レンズ、プリズムその他の
透明部材の表面を高度に親水化することにより、部材の
曇りや水滴形成を防止することの可能な塗膜を形成する
ための防曇性コ−ティング液に関する。本発明は、ま
た、建物や窓ガラスや機械装置や物品の表面を高度に親
水化することにより、表面が汚れるのを防止し、又は表
面を水を用いて清浄化することの可能な塗膜を形成する
ための易清浄性コ−ティング液に関する。
スや窓ガラス、建物の窓ガラス、眼鏡のレンズ、及び各
種計器盤のカバ−ガラスが凝縮湿分で曇るのはしばしば
経験されることである。また、浴室や洗面所の鏡や眼鏡
のレンズが湯気で曇ることも良く遭遇される。物品の表
面に曇りが生じるのは、表面が雰囲気の露点以下の温度
に置かれると雰囲気中の湿分が凝縮して表面に結露し、
水滴状に成長するからである。凝縮水滴が充分に細か
く、それらの直径が可視光の波長の1/2程度であれ
ば、水滴は光を散乱し、ガラスや鏡は見掛け上不透明と
なり、やはり可視性が失われる。湿分の凝縮が更に進行
し、細かい凝縮水滴が互いに融合してより大きな離散し
た水滴に成長すれば、水滴と表面との界面並びに水滴と
空気との界面における光の屈折により、それらの表面は
翳り、ぼやけ、斑模様になり、或いは曇る。その結果、
ガラスのような透明物品では透視像が歪んで透視性が低
下し、鏡では反射像が乱される。更に、車両の風防ガラ
スや窓ガラス、建物の窓ガラス、車両のバックミラ−、
眼鏡のレンズ、マスクやヘルメットのシ−ルドが降雨や
水しぶきを受け、離散した多数の水滴が表面に付着する
と、それらの表面は翳り、ぼやけ、斑模様になり、或い
は曇り、やはり可視性が失われる。ここで用いる“防
曇”の用語は、このような曇りや凝縮水滴の成長や水滴
の付着による光学的障害を防止する技術を広く意味す
る。言うまでもなく、上記“曇り”は安全性や種々の作
業の能率に深い影響を与える。例えば、車両の風防ガラ
スや窓ガラス、車両のバックミラ−が、寒冷時や雨天に
翳り或いは曇ると、視界の確保が困難となり、交通の安
全性が損われる。内視鏡レンズやデンタルミラ−、歯科
用レ−ザ−治療器の集束レンズが曇ると、的確な診断、
手術、処置の障害となる。計器盤のカバ−ガラスが曇る
とデ−タの読みが困難となる。
境汚染に伴い、建築外装材料や屋外建造物やその塗膜の
汚れが問題となっている。大気中に浮遊する煤塵や粒子
は晴天には建物の屋根や外壁に堆積する。堆積物は降雨
に伴い雨水により流され、建物の外壁を流下する。更
に、雨天には浮遊煤塵は雨によって持ち運ばれ、建物の
外壁や屋外建造物の表面を流下する。その結果、表面に
は、雨水の道筋に沿って汚染物質が付着する。表面が乾
燥すると、表面には縞状の汚れが現れる。建築外装材料
や塗膜の汚れは、カ−ボンブラックのような燃焼生成物
や、都市煤塵や粘土粒子のような無機質物質の汚染物質
からなる。このような汚染物質の多様性が防汚対策を複
雑にしているものと考えられる(橘高義典著“外壁仕上
材料の汚染の促進試験方法”、日本建築学会構造系論文
報告集、第404号、1989年10月、p.15−2
4)。従来の通念では、上記建築外装などの汚れを防止
するためにはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
のような撥水性の塗料が好ましいと考えられていたが、
最近では、疎水性成分を多く含む都市煤塵に対しては、
塗膜の表面を出来るだけ親水性にするのがよいと考えら
れている(高分子、44巻、1995年5月号、p.3
07)。そこで、親水性のグラフトポリマ−で建物を塗
装することが提案されている(新聞“化学工業日報”、
1995年1月30日)。報告によれば、この塗膜は水
との接触角に換算して30〜40゜の親水性を呈する。
しかしながら、粘土鉱物で代表される無機質塵埃の水と
の接触角は20゜から50゜であり、水との接触角が3
0〜40゜のグラフトポリマ−に対して親和性を有し、
その表面に付着しやすいので、このグラフトポリマ−の
塗膜は無機質塵埃による汚れを防止することができない
と考えられる。
表面を高度の親水性になし、かつ維持することの可能な
塗膜を形成するための親水性コ−ティング液であって、
塗料としての分散安定性に優れ、特にフィルム上への塗
膜、及び自動車車体等の金属材料への塗膜に好適な親水
性コ−ティング液を提供することにある。本発明の他の
目的は、鏡、ガラス、レンズ、プリズムその他の透明部
材の表面を高度に親水化することにより、部材の曇りや
水滴形成を防止することの可能な塗膜を形成するための
親水性コ−ティング液であって、塗料としての分散安定
性に優れ、特にフィルム上への塗膜に好適な親水性コ−
ティング液を提供することにある。本発明の他の目的
は、建物や窓ガラスや機械装置や物品の表面を高度に親
水化することにより、表面が汚れるのを防止し、又は表
面を水を用いて清浄化することの可能な塗膜を形成する
ための親水性コ−ティング液であって、塗料としての分
散安定性に優れ、特にフィルム上への塗膜、及び自動車
車体等の金属材料への塗膜に好適な親水性コ−ティング
液を提供することにある。
する表面層を形成した部材において、光触媒を光励起す
ると、部材の表面が高度に親水化されるという発見に基
づく。この現象は以下に示す機構により進行すると考え
られる。すなわち、光触媒の価電子帯上端と伝導帯下端
とのエネルギ−ギャップ以上のエネルギ−を有する光が
光触媒に照射されると、光触媒の価電子帯中の電子が励
起されて伝導電子と正孔が生成し、そのいずれかまたは
双方の作用により、表面に極性が付与される。それによ
り、表面に、水が化学吸着し、さらに、その上に物理吸
着水層が形成され増加する。それにより、表面が水濡れ
角10゜以下の高度の親水性を呈するようになる。
が含有されていると、表面が水濡れ角0゜に近い親水性
を呈するようになると共に、暗所に保持したときの親水
維持性が向上する。
(4-p)/2(式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原
子であり、pは0<p≦4を満足する数である)で表さ
れる塗膜形成要素であって、硬化させると無定型シリカ
の被膜を形成する無定型シリカの前駆体と;一般式Rp
SiX4-p(式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2
種以上からなる官能基、又は、一価の有機基と水素基か
ら選ばれた2種以上からなる官能基であり、Xはアルコ
キシ基又はハロゲン原子であり、pは1または2であ
る)で表される加水分解性シラン誘導体、又は平均組成
式RpSiXqO(4-p-q)/2(式中、Rは一価の有機基の
1種若しくは2種以上からなる官能基、又は、一価の有
機基と水素基から選ばれた2種以上からなる官能基であ
り、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であり、p
及びqは0<p<2、0<q<4を満足する数である)
で表されるシロキサンオリゴマ−、又は一般式SiX4
(式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であ
る)で表される4官能加水分解性シラン誘導体、又は平
均組成式SiXqO(4-q)/2(式中、Xはアルコキシ基、
又は、ハロゲン原子であり、qは0<q<4を満足する
数である)で表されるシリケ−トオリゴマ−で表面を被
覆した光触媒性酸化チタン粒子であって、前記塗膜形成
要素中に分散され、光励起に応じて被膜の表面を親水化
するための光触媒性酸化チタン粒子、を含有してなるp
H3〜9の光触媒性親水性コ−ティング液を提供する。
係るコ−ティング組成物により基材表面に塗膜を形成す
ると、無定型シリカの前駆体の硬化反応により、基材表
面には光触媒性酸化物粒子と無定型シリカを含有する表
面層が形成されるようになる。この場合、光触媒の光励
起に応じて物理吸着水層が形成されることにより、表面
が水濡れ角0゜に近い親水性を呈するようになると共
に、暗所に保持したときの親水維持性が向上する。本発
明では、さらに光触媒性酸化チタン粒子に、表面が予め
上記加水分解性シラン誘導体、又は上記シロキサンオリ
ゴマ−、又は4官能加水分解性シラン誘導体、若しくは
上記シリケ−トオリゴマ−で被覆されているようにした
ので、光触媒性酸化チタン粒子は中性液体中でも優れた
分散安定性を発揮できるようになる。ところで、請求項
1〜4の(a)で示される無定型シリカの前駆体成分
は、中性液体中で最も分散安定性が良好なことから、上
記被覆により、上記光触媒性親水性コ−ティング組成物
は、中性条件にすることにより、良好な保存安定性を発
揮するようになる。その理由は次のように考えられる。
すなわち、光触媒性酸化チタン粒子のみの場合は等電点
は7付近にあり、中性条件では粒子表面の等電点がほと
んどゼロになり凝集しやすくなるが、表面を上記物質に
より被覆することにより、粒子表面の等電点が酸性側に
ずれてpH3〜9の中性条件で優れた分散安定性を発揮
できるようになると考えられる。さらに、コ−ティング
液が中性であり、pH3以下の酸性でないので、酸に弱
い金属基材上に塗膜した場合でも基材を劣化させない。
従って、自動車車体等に塗膜する場合でも自動車車体自
体に悪影響を及ぼすおそれがない。また、例えば、フィ
ルム上に塗膜する場合においては、フィルムの塗工設備
はやはり塗工機、ロ−ル、ダクト等金属基材からなる設
備が多いが、それら設備に悪影響を及ぼすおそれがない
ので好ましい。またコ−ティング液が中性であり、pH
9以上の塩基性でないので、無定型シリカの前駆体は凝
集しにくい。
タンとは、その結晶の伝導帯と価電子帯との間のエネル
ギ−ギャップよりも大きなエネルギ−(すなわち短い波
長)の光(励起光)を照射したときに、価電子帯中の電
子の励起(光励起)が生じて、伝導電子と正孔を生成し
うる酸化チタンをいい、例えば、アナタ−ゼ型酸化チタ
ン、ルチル型酸化チタン等の結晶性酸化チタンが好適に
利用できる。本発明における高度の親水性とは、水との
接触角に換算して10゜以下、好ましくは5゜以下の水
濡れ性を呈する状態をいう。
シリカの前駆体は、平均組成式 SiXpO(4-p)/2 (式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であ
り、pは0<p≦4を満足する数である)で表される4
官能性シラン誘導体又はシリケ−トである。ここで上記
4官能加水分解性シラン誘導体としては、テトラメトキ
シシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシ
ラン、テトラブトキシシラン、ジエトキシジメトキシシ
ラン等が好適に利用できる。シリケ−トとしては、上記
4官能加水分解性シラン誘導体の部分加水分解及び脱水
縮重合等で作製することができるアルキルシリケ−ト、
水ガラス等が好適に利用できる。
化チタン粒子を被覆する加水分解性シラン誘導体は、一
般式RpSiX4-p (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、pは1または2である)で表
される加水分解性シラン誘導体である。
は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキ
シシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエト
キシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリ
ブトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、フェニルトリプロポキシシラ
ン、フェニルトリブトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポ
キシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエチルジメ
トキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジ
プロポキシシラン、ジエチルジブトキシシラン、フェニ
ルメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジエトキシ
シラン、フェニルメチルジプロポキシシラン、フェニル
メチルジブトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシ
ラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−プロピル
トリプロポキシシラン、n−プロピルトリブトキシシラ
ン、γ−グリコキシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン等が
好適に利用できる。
化チタン粒子を被覆するシロキサンオリゴマ−は、平均
組成式RpSiXqO(4-p-q)/2 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、p及びqは0<p<2、0<
q<4を満足する数である)で表されるシロキサンオリ
ゴマ−であり、上記加水分解性シラン誘導体の部分加水
分解及び脱水縮重合、又は上記加水分解性シラン誘導体
の部分加水分解物と、テトラメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキ
シシラン、ジエトキシジメトキシシラン等の部分加水分
解物との脱水縮重合等で作製することができる加水分解
性シラン誘導体の2〜10量体をいう。
化チタン粒子を被覆する4官能加水分解性シラン誘導体
は、一般式SiX4(式中、Xはアルコキシ基、又は、
ハロゲン原子である)で表される4官能加水分解性シラ
ン誘導体である。
としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、
ジエトキシジメトキシシラン等が好適に利用できる。
化チタン粒子を被覆するシリケ−トオリゴマ−は、平均
組成式SiXqO(4-q)/2 (式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であ
り、qは0<q<4を満足する数である)で表されるシ
リケ−トオリゴマ−であり、上記4官能加水分解性シラ
ン誘導体の部分加水分解及び脱水縮重合等で作製するこ
とができる4官能加水分解性シランの2〜10量体をい
う。ここでシリコ−ンの前駆体としては、平均組成式R
pSiXqO(4-p-q)/2 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、p及びqは0<p<2、0<
q<4を満足する数である)で表されるシロキサンから
なる塗膜形成要素、又は一般式RpSiX4-p (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、pは1または2である)で表
される加水分解性シラン誘導体からなる塗膜形成要素、
が好適に利用できる。
固定方法は、例えば、スプレ−コ−ティング法、ディッ
プコ−ティング法、フロ−コ−ティング法、スピンコ−
ティング法、ロ−ルコ−ティング法、刷毛塗り、スポン
ジ塗り等の方法で被覆後、熱処理等の方法で固定する。
nのような金属を添加することができる。前記金属を添
加した場合、塗膜により形成される表面層は、表面に付
着した細菌や黴を暗所でも死滅させることができる。
u、Rh、Ir、Osのような白金族金属を添加するこ
とができる。前記金属を添加した場合、塗膜により形成
される表面層は、光触媒の酸化還元活性を増強でき、有
機物汚れの分解性、有害気体や悪臭の分解性を向上させ
ることができる。
ノ−ル、プロパノ−ル等の溶媒や、塩酸、硝酸、硫酸、
酢酸、マレイン酸等のシリコ−ンの前駆体の加水分解を
促進する触媒や、トリブチルアミン、ヘキシルアミンな
どの塩基性化合物類、アルミニウムトリイソプロポキシ
ド、テトライソプロピルチタネ−トなどの酸性化合物類
等のシリコ−ンの前駆体を硬化させる触媒や、シランカ
ップリング剤等のコ−ティング液の分散性を向上させる
界面活性剤などを添加してもよい。
は、基本的には、基材表面にコ−ティング組成物を塗布
し、硬化させて塗膜を形成することによる。
は、スプレ−コ−ティング法、ディップコ−ティング
法、フロ−コ−ティング法、スピンコ−ティング法、ロ
−ルコ−ティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法
が好適に利用できる。硬化方法としては、熱処理、室温
放置、紫外線照射等により重合させて行うことができ
る。
部材表面は光触媒の光励起に応じて親水性を呈するよう
になる。ここで、光触媒の光励起により、基材表面が高
度に親水化されるためには、励起光の照度は0.001
mW/cm2以上あればよいが、0.01mW/cm2以
上だと好ましく、0.1mW/cm2以上だとより好ま
しい。光触媒の光励起に用いる光源としては、太陽光、
室内照明、蛍光灯、水銀灯、白熱電灯、キセノンラン
プ、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ、B
LBランプ等が好適に利用できる。
膜厚は、0.4μm以下にするのが好ましい。そうすれ
ば、光の乱反射による白濁を防止することができ、表面
層は実質的に透明となる。さらに、表面層の膜厚を、
0.2μm以下にすると一層好ましい。そうすれば、光
の干渉による表面層の発色を防止することができる。ま
た、表面層が薄ければ薄いほどその透明度は向上する。
更に、膜厚を薄くすれば、表面層の耐摩耗性が向上す
る。
ように、部材表面が水との接触角に換算して10゜以下
の状態であれば、空気中の湿分や湯気が結露しても、凝
縮水が個々の水滴を形成せずに一様な水膜になる傾向が
顕著になる。従って、表面に光散乱性の曇りを生じない
傾向が顕著になる。同様に、窓ガラスや車両用バックミ
ラ−や車両用風防ガラスや眼鏡レンズやヘルメットのシ
−ルドが降雨や水しぶきを浴びた場合に、離散した目障
りな水滴が形成されずに、高度の視界と可視性を確保
し、車両や交通の安全性を保証し、種々の作業や活動の
能率を向上させる効果が飛躍的に向上する。また、同様
にPCT/JP96/00733号に示したように、部
材表面が水との接触角に換算して10゜以下、好ましく
は5゜以下の状態であれば、都市煤塵、自動車等の排気
ガスに含有されるカ−ボンブラック等の燃焼生成物、油
脂、シ−ラント溶出成分等の疎水性汚染物質、及び無機
粘土質汚染物質双方が付着しにくく、付着しても降雨や
水洗により簡単に落せる状態になる。
その状態を維持するようになれば、上記防曇効果、表面
清浄化効果の他、付着水滴の乾燥促進効果、帯電防止効
果、ほこり付着防止効果、断熱効果、水中での気泡付着
防止効果、熱交換器における効率向上効果、生体親和性
向上効果等が発揮されるようになる。
果を期待する場合には透明な部材であり、その材質はガ
ラス、プラスチック等が好適に利用できる。適用可能な
基材を用途でいえば、車両用後方確認ミラ−、浴室用
鏡、洗面所用鏡、歯科用鏡、道路鏡のような鏡;眼鏡レ
ンズ、光学レンズ、照明用レンズ、半導体用レンズ、複
写機用レンズ、車両用後方確認カメラレンズのようなレ
ンズ;プリズム;建物や監視塔の窓ガラス;自動車、鉄
道車両、航空機、船舶、潜水艇、雪上車、ロ−プウエイ
のゴンドラ、遊園地のゴンドラ、宇宙船のような乗物の
窓ガラス;自動車、オ−トバイ、鉄道車両、航空機、船
舶、潜水艇、雪上車、スノ−モ−ビル、ロ−プウエイの
ゴンドラ、遊園地のゴンドラ、宇宙船のような乗物の風
防ガラス;防護用ゴ−グル、スポ−ツ用ゴ−グル、防護
用マスクのシ−ルド、スポ−ツ用マスクのシ−ルド、ヘ
ルメットのシ−ルド、冷凍食品陳列ケ−スのガラス、中
華饅頭等の保温食品の陳列ケ−スのガラス;計測機器の
カバ−、車両用後方確認カメラレンズのカバ−、レ−ザ
−歯科治療器等の集束レンズ、車間距離センサ−等のレ
−ザ−光検知用センサ−のカバ−、赤外線センサ−のカ
バ−;カメラ用フィルタ−、及び上記物品表面に貼着さ
せるためのフィルム、シ−ト、シ−ル等を含む。
浄化効果を期待する場合にはその材質は、例えば、金
属、セラミック、ガラス、プラスチック、木、石、セメ
ント、コンクリ−ト、繊維、布帛、それらの組合せ、そ
れらの積層体が好適に利用できる。適用可能な基材を用
途でいえば、建材、建物外装、建物内装、窓枠、窓ガラ
ス、構造部材、乗物の外装及び塗装、機械装置や物品の
外装、防塵カバ−及び塗装、交通標識、各種表示装置、
広告塔、道路用遮音壁、鉄道用遮音壁、橋梁、ガ−ドレ
−ルの外装及び塗装、トンネル内装及び塗装、碍子、太
陽電池カバ−、太陽熱温水器集熱カバ−、ビニ−ルハウ
ス、車両用照明灯のカバ−、住宅設備、便器、浴槽、洗
面台、照明器具、照明カバ−、台所用品、食器、食器洗
浄器、食器乾燥器、流し、調理レンジ、キッチンフ−
ド、換気扇、及び上記物品表面に貼着させるためのフィ
ルム、シ−ト、シ−ル等を含む。
滴の乾燥促進効果を期待する場合にはその材質は、例え
ば、金属、セラミック、ガラス、プラスチック、木、
石、セメント、コンクリ−ト、繊維、布帛、それらの組
合せ、それらの積層体が好適に利用できる。適用可能な
基材を用途でいえば、自動車車体、窓、舗道、及び上記
物品表面に貼着させるためのフィルム、シ−ト、シ−ル
等を含む。
止効果を期待する場合にはその材質は、例えば、金属、
セラミック、ガラス、プラスチック、木、石、セメン
ト、コンクリ−ト、繊維、布帛、それらの組合せ、それ
らの積層体が好適に利用できる。適用可能な基材を用途
でいえば、ブラウン管、磁気記録メディア、光記録メデ
ィア、光磁気記録メディア、オ−ディオテ−プ、ビデオ
テ−プ、アナログレコ−ド、家庭用電気製品のハウジン
グや部品や外装及び塗装、OA機器製品のハウジングや
部品や外装及び塗装、建材、建物外装、建物内装、窓
枠、窓ガラス、構造部材、乗物の外装及び塗装、機械装
置や物品の外装、防塵カバ−及び塗装、及び上記物品表
面に貼着させるためのフィルム、シ−ト、シ−ル等を含
む。
をγ−グリコキシドプロピルトリメトキシシランで表面
処理した後、pH7の水中に分散させた。この分散液
と、メチルシリケ−ト樹脂塗料を混合後、エタノ−ルで
希釈し、3時間撹拌し、コ−ティング液を得た。このコ
−ティング液を1か月17℃で放置したが分散性は良好
であった。またこのコ−ティング液を石英ガラス板に塗
布し、150℃で硬化させた試料に、3日間紫外線照度
0.5mW/cm2のBLBランプを照射したところ、
水との接触角は0゜になった。
によれば、優れた長期保存安定性を有するとともに、部
材表面を高度の親水性になし、かつ維持することができ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 硬化させると無定型シリカの被膜を形成
する塗膜形成要素と、この塗膜形成要素中に分散され、
光励起に応じて前記被膜の表面を親水化するための光触
媒性酸化チタンとを含有してなるpH3〜9の光触媒性
親水性コーティング液であって、 前記塗膜形成要素は、平均組成式SiX p O (4-p)/2 (式中、Xはアルコキシ基又はハロゲン原子であり、p
は0<p≦4を満足する数である)で表されるものであ
り、 前記光触媒性酸化チタンは、加水分解性シラン誘導体で
表面を被覆したものであり、 前記加水分解性シラン誘導体は、一般式R p SiX 4-p (上記の式は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチル
トリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、
エチルトリブトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリプロポ
キシシラン、フェニルトリブトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチル
ジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエ
チルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジ
エチルジプロポキシシラン、ジエチルジブトキシシラ
ン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルメチル
ジエトキシシラン、フェニルメチルジプロポキシシラ
ン、フェニルメチルジブトキシシラン、n−プロピルト
リメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、
n−プロピルトリプロポキシシラン、n−プロピルトリ
ブトキシシラン、γ−グリコキシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを指す)で表されるものである。 - 【請求項2】 硬化させると無定型シリカの被膜を形成
する塗膜形成要素と、この塗膜形成要素中に分散され、
光励起に応じて前記被膜の表面を親水化するための光触
媒性酸化チタンとを含有してなるpH3〜9の光触媒性
親水性コーティング液であって、 前記塗膜形成要素は、平均組成式SiX p O (4-p)/2 (式中、Xはアルコキシ基又はハロゲン原子であり、p
は0<p≦4を満足する数である)で表されるものであ
り、 前記光触媒性酸化チタンは、シロキサンオリゴマーで表
面を被覆したものであり、 前記シロキサンオリゴマーは、平均組成式R p SiX q O
(4-p-q)/2 (式中、Rは一価の有機基の1種若しくは2種以上から
なる官能基、又は、一価の有機基と水素基から選ばれた
2種以上からなる官能基であり、Xはアルコキシ基、又
は、ハロゲン原子であり、p及びqは0<p<2、0<
q<4を満足する数であり、以下に定義される加水分解
性シラン誘導体の部分加水分解及び脱水縮重合、又は以
下に定義される加水分解性シラン誘導体の部分加水分解
物と、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、ジエ
トキシジメトキシシラン等の部分加水分解物との脱水縮
重合で作製することができる加水分解性シラン誘導体の
2〜10量体のものを指すものであり、 ここで、加水分解性シラン誘導体は、一般式R p SiX
4-p (上記の式は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチル
トリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、
エチルトリブトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリプロポ
キシシラン、フェニルトリブトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチル
ジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエ
チルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジ
エチルジプロポキシシラン、ジエチルジブトキシシラ
ン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルメチル
ジエトキシシラン、フェニルメチルジプロポキシシラ
ン、フェニルメチルジブトキシシラン、n−プロピルト
リメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、
n−プロピルトリプロポキシシラン、n−プロピルトリ
ブトキシシラン、γ−グリコキシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを指す)で表されるものである。 - 【請求項3】 硬化させると無定型シリカの被膜を形成
する塗膜形成要素と、こ の塗膜形成要素中に分散され、
光励起に応じて前記被膜の表面を親水化するための光触
媒性酸化チタンとを含有してなるpH3〜9の光触媒性
親水性コーティング液であって、 前記塗膜形成要素は、平均組成式SiX p O (4-p)/2 (式中、Xはアルコキシ基又はハロゲン原子であり、p
は0<p≦4を満足する数である)で表されるものであ
り、 前記光触媒性酸化チタンは、4官能加水分解性シラン誘
導体で表面を被覆したものであり、 前記4官能加水分解性シラン誘導体は、一般式Si
X 4 、 (式中、Xはアルコキシ基、又は、ハロゲン原子であ
る)で表されるものである。 - 【請求項4】 硬化させると無定型シリカの被膜を形成
する塗膜形成要素と、この塗膜形成要素中に分散され、
光励起に応じて前記被膜の表面を親水化するための光触
媒性酸化チタンとを含有してなるpH3〜9の光触媒性
親水性コーティング液であって、 前記塗膜形成要素は、平均組成式SiX p O (4-p)/2 (式中、Xはアルコキシ基又はハロゲン原子であり、p
は0<p≦4を満足する数である)で表されるものであ
り、 前記光触媒性酸化チタンは、シリケートオリゴマーで表
面を被覆したものであり、 前記シリケートオリゴマーは、平均組成式SiX q O
(4-q)/2 (式中、Xはアルコキシ基又はハロゲン原子であり、q
は0<q≦4を満足する数である)で表されるものであ
る。 - 【請求項5】 光励起に応じて表面が斯く親水化された
前記被膜は、その表面に付着した湿分の凝縮水及び/又
は水滴が被膜の表面に広がるのを可能にし、以て、該被
膜によって被覆された基材が湿分の凝縮水及び/又は水
滴によって曇り若しくは翳るのを防止することを特徴と
する請求項1〜4のいずれか一項に記載の光触媒性親水
性コ−ティング液。 - 【請求項6】 光励起に応じて表面が斯く親水化された
前記被膜は、降雨にさらされた時に付着堆積物及び/又
は汚染物が雨水により洗い流されるのを可能にし、以
て、表面の自己浄化を可能にすることを特徴とする請求
項1〜4のいずれか一項に記載の光触媒性親水性コ−テ
ィング液。 - 【請求項7】 光励起に応じて表面が斯く親水化された
前記被膜は、汚染物を含んだ雨水が接触したときに汚染
物が表面に付着するのを防止することを特徴とする請求
項1〜4のいずれか一項に記載の光触媒性親水性コ−テ
ィング液。 - 【請求項8】 光励起に応じて表面が斯く親水化された
前記被膜は、水に浸漬したとき又は水で濡らしたときに
付着堆積物及び/又は汚染物を釈放し、以て、表面を水
で洗浄するのを容易にすることを特徴とする請求項1〜
4のいずれか一項に記載の光触媒性親水性コ−ティング
液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01304697A JP3298439B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 光触媒性親水性コ−ティング液 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195379A JPH10195379A (ja) | 1998-07-28 |
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WO1999041322A1 (fr) * | 1998-02-10 | 1999-08-19 | Toto Ltd. | Matiere de revetement pour former une pellicule photocatalytique hydrophile, procede de fabrication d'une pellicule photocatalytique hydrophile, et element photocatalytique hydrophile |
JP4332360B2 (ja) * | 2003-02-28 | 2009-09-16 | 大日本印刷株式会社 | 濡れ性パターン形成用塗工液およびパターン形成体の製造方法 |
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-
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- 1997-01-08 JP JP01304697A patent/JP3298439B2/ja not_active Expired - Lifetime
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