Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3275603B2 - フロントグリルの取付構造 - Google Patents

フロントグリルの取付構造

Info

Publication number
JP3275603B2
JP3275603B2 JP00180095A JP180095A JP3275603B2 JP 3275603 B2 JP3275603 B2 JP 3275603B2 JP 00180095 A JP00180095 A JP 00180095A JP 180095 A JP180095 A JP 180095A JP 3275603 B2 JP3275603 B2 JP 3275603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front grill
bumper
rib
grill
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00180095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08188101A (ja
Inventor
博幸 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP00180095A priority Critical patent/JP3275603B2/ja
Publication of JPH08188101A publication Critical patent/JPH08188101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3275603B2 publication Critical patent/JP3275603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントグリ
ルを取り付けるためのフロントグリルの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フロントグリルを車体に取り付ける場
合、フロントグリルの中央下端部に取付部を設けずに、
それを浮かした状態にすると、フロントグリル自体がが
たついたり、振動するようなことがある。このがたつき
を防止するために、以下のような取付方法がある。
【0003】図5は、従来のフロントグリルの取付構造
を示す。これは、フロントバンパー(フロントグリルと
紛らわしいので、以下バンパーと略す)21の中央部に
設けられた孔22に、フロントグリル23の中央下端部
に設けられたピン24を挿入した構造である。この構造
により、フロントグリル23をバンパー21に取り付け
た場合は、北米法規のバンパー衝撃テストにおいて、バ
ンパー21が後方の矢印B側に変位した際にフロントグ
リル23側のピン24が折れてしまい、不合格判定とな
る。
【0004】また、図6も従来のフロントグリルの他の
取付構造を示す。これは車体側のブレースフードロック
メンバ25に、フロントグリル26用の取付金具27を
溶接で取り付けたものである。フロントグリル26側に
は取付部28を設け、この取付部28と取付金具27を
重ねてねじ29で取り付けている。この構造だと、バン
パー30が後方に変位した場合に、バンパー30とフロ
ントグリル26の係合関係がなく、フロントグリル26
の破損は免がれる。しかし、この構造ではフロントグリ
ル26を延長させて取付部28を設けることや、車体側
取付金具27の追加などでコスト増となり、取り付ける
ためにもねじ29を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題に鑑
みてなされ、北米衝撃テストにも合格し、かつ取付構造
が簡単でコストも安く、作業も容易に行うことのできる
フロントグリルの取付構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、フロント
グリルの中央下端部に、車体の後方側に突出し先端に爪
を有する係止部を車幅方向に間隔を開けて形成するとと
もに、該係止部の車幅方向外側に車体の後方側に突出す
るフランジを設け、フロントバンパーの上面には、バン
パーの長手方向に沿ってリブを形成し、さらに該リブか
ら上方に突出する突部を形成し、前記フロントグリルの
係止部の爪は、リブの上端部を超えてリブの後側部に引
っかけられ、前記フランジの先端部は前記突部の前側部
に当接させて成り、フロントグリルの中央下端部をフロ
ントバンパーに取り付けるようにしたフロントグリルの
取付構造によって達成される。
【0007】
【作用】リブに当接する係止部と、リブに当接するフラ
ンジとをリブを挟んで噛み合わせて配置したことから、
フロントグリルの中央下端部は係止部とフランジがリブ
を挟着することにより固定される。バンパーが衝撃を受
けて後方に変形したときは、フロントグリルの係止部と
リブとの係合が解けるのでフロントグリルの破損が免れ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例によるフロントバンパ
ーの取付構造について、図面を参照して説明する。
【0009】図1のAおよびBは、自動車のフロント部
1とその前面に取り付けられるフロントグリル2を示し
ている。フロント部1には、左右フェンダー3a,3b
の間にフロントアッパーメンバ4が配設され、ここにフ
ロントグリル2を取り付けるために3箇所のねじ孔4
a,4b,4cを形成している。ヘッドライト5a,5
bの側部には、上側にねじ孔を穿孔しているねじ受け金
具6a,6bを配設し、下側にL状に屈曲された底部に
丸孔が形成されているピン受け金具7a,7bを配設し
ている。
【0010】フロントグリル2は、樹脂などの弾性部材
で形成し、バンパー8の上部で、ヘッドライト5a,5
の間に取り付けられる。このフロントグリル2は上部
に孔2a,2b,2cを形成し、これらはそれぞれフロ
ントアッパーメンバ4に穿孔されているねじ孔4a,4
b,4cに対応する位置に配設する。フロントグリル2
の上部には段差が設けられ、そこに孔2d,2eを形成
し、これらはそれぞれねじ受け金具6a,6bに対応す
る位置に配設する。また、フロントグリル2の下端側に
はピン2f,2gを形成し、これらはそれぞれピン受け
7a,7bに形成されている孔に対応する位置に配設す
る。
【0011】図2は、図1のAにおけるフロント部1に
フロントグリル2が取り付けられているときの図1のB
におけるX部の裏側、すなわちフロントグリル2の中央
下端部の背後から見た図である。これは、フロントグリ
ル2の下端部とバンパー8との係合関係を示し、矢印F
が車の前方である。図に示すように、バンパー8の上面
にその長手方向に沿ってリブ8aを形成し、フロントグ
リル2の下端は突出部である係止部2j,2kを突設
し、それらの外側にフランジ2h,2iを突設してい
る。
【0012】図3は、図2におけるY−Y線方向の断面
を示す。フロントグリル2の中央下部の断面は、横向き
の略U字形であり、その端部に係止部2kを設けてい
る。図に示すように、係止部2kは先端の爪2mがほぼ
直角に曲げられ、バンパー8のリブ8aの上端部を超え
て、その後側部に引っかけられる。爪2mの長さは小さ
く、本実施例ではフロントグリル2の肉厚程度である。
【0013】ただし、フロントグリル2の弾性が十分に
ある場合においては、爪2mを大きくとってもよく、弾
性が少ない場合は小さくとってもよい。すなわち、フロ
ントグリル2の弾性を考慮して定める。なお、説明は省
略するが他方の係止部2jの構成についても係止部2k
と同じである。
【0014】図4は、図2におけるZ−Z線方向の断面
図を示す。図に示すように、バンパー8のリブ8aに
は、突部8bが突設している。突部8bの高さは、リブ
8aの上部から、フロントグリル2の肉厚よりも少し大
きく形成し、幅もフランジ2iよりも少し大きく形成し
ている。そして、フランジ2iの先端部はその突部8b
の前側部に当接させて配設する。なお、説明は省略する
が他方の突部8cとフランジ2hの構成についても、突
部8bおよびフランジ2iの構成と同じである。以上の
ように本実施例では、フランジ2h,2iと係止部2
j,2kとで隙間を作り、これらで形成した隙間でバン
パー8に形成したリブ8aまたはリブ8aからリブを突
設させた突部8b,8cを挟着するようにしている。
【0015】以上、本発明の実施例によるフロントグリ
ルの取付構造の構成について説明したが、次にその作
用、効果について説明する。
【0016】フロントグリル2を自動車のフロント部1
に取り付ける場合は、フロントグリル2をその取付部に
合わせて配置し、ピン2f,2gをピン受け金具7a,
7bに挿入する。これと同時に、フロントグリル2はそ
の中央下端部が係止部2j,2kとフランジ2h,2i
とでバンパー8のリブ8aまたは突部8bを噛み込むよ
うに挟着して取り付ける。そして、フロントグリル2の
孔2a〜2eにねじを取り付けることにより、フロント
グリル2をフロント部1に取り付ける。
【0017】図2に示すように、フロントグリル2の中
央下端部は、係止部2j,2kとフランジ2h,2i
で、バンパー8のリブ8aまたは突部8bを挟着してバ
ンパー8に取り付けている。すなわち、フロントグリル
2の係止部2j,2kの爪2m(符号は一方のみ付し、
以下も同様である)がバンパー8のリブ8aに引っかか
り、フロントグリル2が車体の前方へのがたつきを防止
し、フランジ2h,2iがフロントグリル2を車体の後
方へのがたつきを防止している。これにより、車のエン
ジンがかかっている状態や、走行中に振動を受けること
などにより、フロントグリル2がその下端部でがたつく
ことがない。
【0018】図3および図4において、北米バンパーテ
ストにおいてバンパー8が後方に変位したような場合
は、フロントグリル2の下端部もバンパー8のリブ8a
により後方に押され、フロントグリル2の下方の略U字
形の断面が変形し、一点鎖線に示すように係止部2kが
上方に反り返ることにより、爪2mがリブ8aから外れ
て係合が解かれる。そして、フロントグリル2はもとの
形状に戻り、バンパー8のみが後方に変形する。したが
って、フロントグリル2の係止部2j,2kが破損する
ことはない。
【0019】また、バンパー8への衝撃力が小さく、軽
微の変形で形状が復帰したような場合は、フロントグリ
ル2の係止部2j,2kの爪2mがバンパー8のリブ8
aから外れても、フロントグリル2の底部を持ち上げて
容易に修正をすることができる。
【0020】以上のように本実施例によれば、フロント
グリル2の中央下部の取付において、ピンやねじを使用
することもなく、車体側ブラケットも必要としないの
で、部品点数の削減となり、コストの節約が可能とな
る。また、組付けについても係止部2j,2kの爪2m
とフランジ2h,2iとの間にリブ8aまたは突部8b
を挟着させるだけでよく、フロントグリル2を容易にバ
ンパー8上に組付けることができる。
【0021】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明の
技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0022】例えば、以上の実施例ではフランジ2h,
2iの間に係止部2j,2kを配設したが、これをフラ
ンジ、係止部、フランジのように互い違いに配設しても
よいし、フランジ、係止部の幅の大きさやその個数も任
意である。ただし、バンパー8が衝撃を受けたときに爪
2mが外れるようにすることを考慮して定める。
【0023】また、以上の実施例ではフランジ2h,2
iと係止部2j,2kとで、リブ8aまたは突部8bを
挟着する隙間を形成したが、この隙間はフロントグリル
2の下端の長手方向に単なる凹所を形成して、これにリ
ブ8aを挟着させてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればバン
パーが後方に変位しても、フロントグリルは係止部がバ
ンパーから外れるだけで、フロントグリルの中央下端部
が破損するのを防止することができる。また、取付のた
めの、取付金具やねじなどを必要としないので、部品点
数の削減や製作コストを軽減することができ、取付も簡
単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のAは、本発明の実施例によるフロントグ
リルの取付構造のフロントグリルが取り付けられるとこ
ろを示す斜視図である。図1のBは、同フロントグリル
を示す斜視図である。
【図2】フロントグリルをバンパーに取り付けたときの
図1におけるX部の斜視図である。
【図3】図2におけるY−Y線方向の断面図である
【図4】図2におけるZ−Z線方向の断面図である。
【図5】従来におけるフロントグリルの取付構造を示す
断面図である。
【図6】その他の従来におけるフロントグリルの取付構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
2 フロントグリル 2h,2i フランジ 2j,2k 係止部 2m 爪 8 バンパー 8a リブ 8b 突部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントグリルの中央下端部に、車体の
    後方側に突出し先端に爪を有する係止部を車幅方向に間
    隔を開けて形成するとともに、該係止部の車幅方向外側
    に車体の後方側に突出するフランジを設け、 フロントバンパーの上面には、バンパーの長手方向に沿
    ってリブを形成し、さらに該リブから上方に突出する突
    部を形成し、 前記フロントグリルの係止部の爪は、リブの上端部を超
    えてリブの後側部に引っかけられ、前記フランジの先端
    部は前記突部の前側部に当接させて成り、 フロントグリルの中央下端部をフロントバンパーに取り
    付けるようにしたフロントグリルの取付構造。
JP00180095A 1995-01-10 1995-01-10 フロントグリルの取付構造 Expired - Fee Related JP3275603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00180095A JP3275603B2 (ja) 1995-01-10 1995-01-10 フロントグリルの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00180095A JP3275603B2 (ja) 1995-01-10 1995-01-10 フロントグリルの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08188101A JPH08188101A (ja) 1996-07-23
JP3275603B2 true JP3275603B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=11511658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00180095A Expired - Fee Related JP3275603B2 (ja) 1995-01-10 1995-01-10 フロントグリルの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3275603B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126199A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Ud Trucks Corp フロントグリル及び車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126199A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Ud Trucks Corp フロントグリル及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08188101A (ja) 1996-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5865500A (en) Front grille mounting construction
JP2002098113A (ja) 樹脂部材の取付構造
WO2003002379A1 (fr) Structure de fixation destinee a des dispositifs de vehicules
JP2007152992A (ja) フェンダカバーの取り付け構造
JP3285189B2 (ja) グリルの取付構造
JP3275603B2 (ja) フロントグリルの取付構造
JP2002154394A (ja) バンパー用樹脂部品の取付構造
JPH0629134Y2 (ja) ラジエータグリル取付構造
JP3265873B2 (ja) グリル取付構造
JP3791703B2 (ja) 自動車のグリル取り付け構造
JP3487165B2 (ja) 自動車用部品の取り付け構造及び自動車用部品
JP4202032B2 (ja) 部品の取付構造
JP4163533B2 (ja) モータファンシュラウドの取付構造
JPH0725249A (ja) ラジエータシュラウド取付構造
JP3353646B2 (ja) エアバッグ装置の取付構造
JP3173241B2 (ja) トランクトリムの取付構造
JP3465290B2 (ja) フェンダパネルの取付構造
JPH05338509A (ja) グリル取付け構造
KR100577804B1 (ko) 카오디오의 취부구조
JP3335054B2 (ja) 自動車の外装部品取付構造
JP3403623B2 (ja) 発煙筒保持構造
JP3922515B2 (ja) フロントバンパー取付部の車体構造
JP4074783B2 (ja) 自動車のバンパーの位置決め構造
KR0124997Y1 (ko) 자동차의 프론트 휀더 브래킷 설치구조
JP4121325B2 (ja) 電子制御部の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees