JP3271211B2 - スイッチ回路 - Google Patents
スイッチ回路Info
- Publication number
- JP3271211B2 JP3271211B2 JP15285193A JP15285193A JP3271211B2 JP 3271211 B2 JP3271211 B2 JP 3271211B2 JP 15285193 A JP15285193 A JP 15285193A JP 15285193 A JP15285193 A JP 15285193A JP 3271211 B2 JP3271211 B2 JP 3271211B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- base
- input
- output
- collector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大振幅や高周波などの
信号を処理するスイッチ回路に関するものである。
信号を処理するスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のスイッチ回路の構成例を
示す回路図である。図6において、VCCは電源電圧、Q
1 〜Q7 はnpn型トランジスタ、I1 〜I3 は定電流
源をそれぞれ示している。
示す回路図である。図6において、VCCは電源電圧、Q
1 〜Q7 はnpn型トランジスタ、I1 〜I3 は定電流
源をそれぞれ示している。
【0003】このスイッチ回路では、トランジスタQ1
およびQ2 のエミッタ同士が接続されて第1のトランジ
スタ差動対が構成されるとともに、トランジスタQ3 お
よびQ4 のエミッタ同士が接続されて第2のトランジス
タ差動対が構成され、第1のトランジスタ差動対のエミ
ッタ同士の接続中点がトランジスタQ5 のコレクタに接
続され、第2のトランジスタ差動対のエミッタ同士の接
続中点がトランジスタQ6 のコレクタに接続され、か
つ、トランジスタQ5 およびQ6 のエミッタ同士が接続
され、それらの接続中点が定電流源I1 に接続されてい
る。トランジスタQ1 およびQ3 のコレクタは電源電圧
VCCに接続され、トランジスタQ2 およびQ4 のコレク
タは定電流源I2 およびトランジスタQ7 のベースに接
続されている。トランジスタQ7 のコレクタは電源電圧
VCCに接続され、エミッタはトランジスタQ2 ,Q4 の
ベースおよび出力信号VOUT の出力端に接続され、これ
らの接続中点は定電流源I3 に接続されている。
およびQ2 のエミッタ同士が接続されて第1のトランジ
スタ差動対が構成されるとともに、トランジスタQ3 お
よびQ4 のエミッタ同士が接続されて第2のトランジス
タ差動対が構成され、第1のトランジスタ差動対のエミ
ッタ同士の接続中点がトランジスタQ5 のコレクタに接
続され、第2のトランジスタ差動対のエミッタ同士の接
続中点がトランジスタQ6 のコレクタに接続され、か
つ、トランジスタQ5 およびQ6 のエミッタ同士が接続
され、それらの接続中点が定電流源I1 に接続されてい
る。トランジスタQ1 およびQ3 のコレクタは電源電圧
VCCに接続され、トランジスタQ2 およびQ4 のコレク
タは定電流源I2 およびトランジスタQ7 のベースに接
続されている。トランジスタQ7 のコレクタは電源電圧
VCCに接続され、エミッタはトランジスタQ2 ,Q4 の
ベースおよび出力信号VOUT の出力端に接続され、これ
らの接続中点は定電流源I3 に接続されている。
【0004】第1のトランジスタ差動対のトランジスタ
Q1 のベースが信号IN1の入力ラインに接続され、第
2のトランジスタ差動対のトランジスタQ3 のベースが
信号IN2の入力ラインに接続されるとともに、トラン
ジスタQ5 およびQ6 のベースがコントロール信号CT
Lの入力ラインに接続されている。
Q1 のベースが信号IN1の入力ラインに接続され、第
2のトランジスタ差動対のトランジスタQ3 のベースが
信号IN2の入力ラインに接続されるとともに、トラン
ジスタQ5 およびQ6 のベースがコントロール信号CT
Lの入力ラインに接続されている。
【0005】このような構成を有するスイッチ回路は、
コントロール信号CTLを、たとえば相補的なレベルで
トランジスタQ5 およびQ6 のベースに入力させること
により、第1のトランジスタ差動対および第2のトラン
ジスタ差動対のうちのいずれか一方を作動させて、出力
端から出力信号VOUT から信号IN1およびIN2のい
ずれかを選択的に出力させるように構成されている。
コントロール信号CTLを、たとえば相補的なレベルで
トランジスタQ5 およびQ6 のベースに入力させること
により、第1のトランジスタ差動対および第2のトラン
ジスタ差動対のうちのいずれか一方を作動させて、出力
端から出力信号VOUT から信号IN1およびIN2のい
ずれかを選択的に出力させるように構成されている。
【0006】しかし、このスイッチ回路においては、ト
ランジスタ差動対が非選択の場合、たとえばトランジス
タQ1 ,Q2 がオフ状態にあるときに、図6に示すよう
に、トランジスタQ1 およびQ2 のベース・エミッタ間
容量C1 およびC2 を通して出力VOUT にクロストーク
として現れてしまうという問題がある。
ランジスタ差動対が非選択の場合、たとえばトランジス
タQ1 ,Q2 がオフ状態にあるときに、図6に示すよう
に、トランジスタQ1 およびQ2 のベース・エミッタ間
容量C1 およびC2 を通して出力VOUT にクロストーク
として現れてしまうという問題がある。
【0007】そこで、この問題を解消するため、図7に
示すように、第1および第2のトランジスタ差動対のエ
ミッタ同士の接続中点と電源電圧VCCとの間に、大きな
抵抗値の抵抗素子R1 ,R2 を接続して、非選択側のト
ランジスタ差動対のエミッタの電位をつり上げるように
構成した回路が提案されている。
示すように、第1および第2のトランジスタ差動対のエ
ミッタ同士の接続中点と電源電圧VCCとの間に、大きな
抵抗値の抵抗素子R1 ,R2 を接続して、非選択側のト
ランジスタ差動対のエミッタの電位をつり上げるように
構成した回路が提案されている。
【0008】このスイッチ回路では、非選択側のトラン
ジスタ差動対のエミッタの電位がつり上げられること
で、トランジスタのベース・エミッタ間に逆バイアスが
かかり、図8に示すように、ベース・エミッタ間容量C
1 ,C2 は小さくなる。その結果、ベース・エミッタ間
容量C1 およびC2 を通しての出力VOUT へのクロスト
ークが低減される。
ジスタ差動対のエミッタの電位がつり上げられること
で、トランジスタのベース・エミッタ間に逆バイアスが
かかり、図8に示すように、ベース・エミッタ間容量C
1 ,C2 は小さくなる。その結果、ベース・エミッタ間
容量C1 およびC2 を通しての出力VOUT へのクロスト
ークが低減される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た回路では、大振幅の信号を扱う場合や、電源電圧の差
が大きい、たとえば±5Vのときなどの場合には、非選
択側のトランジスタ差動対のエミッタ・ベース間に定格
以上の逆バイアスが加わることがあるため、不向きであ
る。
た回路では、大振幅の信号を扱う場合や、電源電圧の差
が大きい、たとえば±5Vのときなどの場合には、非選
択側のトランジスタ差動対のエミッタ・ベース間に定格
以上の逆バイアスが加わることがあるため、不向きであ
る。
【0010】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、大振幅の信号を扱う場合や、電
源電圧の差が大きい回路などにも適用でき、しかもクロ
ストークを確実に低減できるスイッチ回路を提供するこ
とにある。
のであり、その目的は、大振幅の信号を扱う場合や、電
源電圧の差が大きい回路などにも適用でき、しかもクロ
ストークを確実に低減できるスイッチ回路を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、複数の入力回路と、選択回路と、制御
回路とを有し、上記複数の入力回路の各々は、信号入力
端子と、第1の出力端子と、エミッタが上記第1の出力
端子に接続された出力トランジスタと、エミッタ同士が
接続された2つのトランジスタを有し、一方のトランジ
スタのベースが上記信号入力端子に接続され、他方のト
ランジスタのベースが上記第1の出力端子に接続され、
当該他方のトランジスタのコレクタが上記出力トランジ
スタのベースに接続された第1のトランジスタ差動対
と、エミッタ同士が接続された2つのトランジスタを有
し、一方のトランジスタのベースが上記第1の出力端子
に接続され、他方のトランジスタのベースが基準電位に
接続され、当該他方のトランジスタのコレクタが上記出
力トランジスタのベースに接続された第2のトランジス
タ差動対と、制御信号が上記信号入力端子に入力される
信号を選択することを示す場合には上記第1のトランジ
スタ差動対のみを駆動し、当該制御信号が上記信号入力
端子に入力される信号を選択しないことを示す場合には
上記第2のトランジスタ差動対のみを駆動するスイッチ
ング部と、を含み、上記選択回路は、上記複数の入力回
路の第1の出力端子に接続された複数の入力端子と、第
2の出力端子と、エミッタが上記第2の出力端子に接続
された出力トランジスタと、エミッタ同士が接続された
2つのトランジスタを有し、一方のトランジスタのベー
スが上記対応する入力端子に接続され、他方のトランジ
スタのベースが上記第2の出力端子に接続され、当該他
方のトランジスタのコレクタが上記出力トランジスタの
ベースに接続された複数のトランジスタ差動対と、を含
み、上記制御信号を受けて、当該制御信号により選択さ
れて該当する入力回路から出力された信号が入力端子を
介して供給されるトランジスタ差動対のみを駆動し、上
記制御回路は、複数の入力信号から所定の信号を選択す
るための上記制御信号を上記複数の入力回路および選択
回路に出力する。
め、本発明では、複数の入力回路と、選択回路と、制御
回路とを有し、上記複数の入力回路の各々は、信号入力
端子と、第1の出力端子と、エミッタが上記第1の出力
端子に接続された出力トランジスタと、エミッタ同士が
接続された2つのトランジスタを有し、一方のトランジ
スタのベースが上記信号入力端子に接続され、他方のト
ランジスタのベースが上記第1の出力端子に接続され、
当該他方のトランジスタのコレクタが上記出力トランジ
スタのベースに接続された第1のトランジスタ差動対
と、エミッタ同士が接続された2つのトランジスタを有
し、一方のトランジスタのベースが上記第1の出力端子
に接続され、他方のトランジスタのベースが基準電位に
接続され、当該他方のトランジスタのコレクタが上記出
力トランジスタのベースに接続された第2のトランジス
タ差動対と、制御信号が上記信号入力端子に入力される
信号を選択することを示す場合には上記第1のトランジ
スタ差動対のみを駆動し、当該制御信号が上記信号入力
端子に入力される信号を選択しないことを示す場合には
上記第2のトランジスタ差動対のみを駆動するスイッチ
ング部と、を含み、上記選択回路は、上記複数の入力回
路の第1の出力端子に接続された複数の入力端子と、第
2の出力端子と、エミッタが上記第2の出力端子に接続
された出力トランジスタと、エミッタ同士が接続された
2つのトランジスタを有し、一方のトランジスタのベー
スが上記対応する入力端子に接続され、他方のトランジ
スタのベースが上記第2の出力端子に接続され、当該他
方のトランジスタのコレクタが上記出力トランジスタの
ベースに接続された複数のトランジスタ差動対と、を含
み、上記制御信号を受けて、当該制御信号により選択さ
れて該当する入力回路から出力された信号が入力端子を
介して供給されるトランジスタ差動対のみを駆動し、上
記制御回路は、複数の入力信号から所定の信号を選択す
るための上記制御信号を上記複数の入力回路および選択
回路に出力する。
【0012】また、本発明では、上記選択回路は、エミ
ッタ同士が接続された2つのトランジスタを有し、一方
のトランジスタのベースが上記第2の出力端子に接続さ
れ、他方のトランジスタのベースが上記基準電位に接続
され、当該他方のトランジスタのコレクタが上記出力ト
ランジスタのベースに接続された非選択用トランジスタ
差動対をさらに有し、上記制御信号がいずれの入力信号
も選択しないことを示す場合には、上記非選択用トラン
ジスタ差動対のみを駆動する。
ッタ同士が接続された2つのトランジスタを有し、一方
のトランジスタのベースが上記第2の出力端子に接続さ
れ、他方のトランジスタのベースが上記基準電位に接続
され、当該他方のトランジスタのコレクタが上記出力ト
ランジスタのベースに接続された非選択用トランジスタ
差動対をさらに有し、上記制御信号がいずれの入力信号
も選択しないことを示す場合には、上記非選択用トラン
ジスタ差動対のみを駆動する。
【0013】
【作用】本発明によれば、制御回路により所望の信号を
選択するための制御信号が生成され、各入力回路および
選択回路に出力される。選択すべき入力信号が入力され
る入力回路では、その出力が信号入力ラインに接続さ
れ、非選択の信号が入力される入力回路では、その出力
が定電圧源に接続され、所定の電位に保持される。選択
回路では、複数の入力回路の出力から制御信号の指示に
従い、たとえば選択信号が入力された入力回路の出力が
選択され、出力信号として出力される。
選択するための制御信号が生成され、各入力回路および
選択回路に出力される。選択すべき入力信号が入力され
る入力回路では、その出力が信号入力ラインに接続さ
れ、非選択の信号が入力される入力回路では、その出力
が定電圧源に接続され、所定の電位に保持される。選択
回路では、複数の入力回路の出力から制御信号の指示に
従い、たとえば選択信号が入力された入力回路の出力が
選択され、出力信号として出力される。
【0014】また、本発明によれば、非選択の場合に
は、出力段となる選択回路の出力が所定の電位、たとえ
ば0Vに保持される。
は、出力段となる選択回路の出力が所定の電位、たとえ
ば0Vに保持される。
【0015】
【実施例】図1および図2は、本発明に係るスイッチ回
路の一実施例を示すブロック構成図で、図2は図1の回
路の機能を模式的に示している。図1において、11〜
13は入力回路、20は選択回路、30は制御回路、I
N1〜IN3は入力信号、SEL1,SEL2は選択信
号、CTRLはコントロール信号、VOUT は出力信号を
それぞれ示している。
路の一実施例を示すブロック構成図で、図2は図1の回
路の機能を模式的に示している。図1において、11〜
13は入力回路、20は選択回路、30は制御回路、I
N1〜IN3は入力信号、SEL1,SEL2は選択信
号、CTRLはコントロール信号、VOUT は出力信号を
それぞれ示している。
【0016】入力回路11〜13は、それぞれ異なる信
号IN1〜IN3が入力され、図2に示すように、制御
回路30によるコントロール信号CTRLの入力に応じ
てその出力端の接続を信号入力ラインおよび定電圧源V
B 間で切り替えるスイッチング部SW11,SW12,SW
13を有する。
号IN1〜IN3が入力され、図2に示すように、制御
回路30によるコントロール信号CTRLの入力に応じ
てその出力端の接続を信号入力ラインおよび定電圧源V
B 間で切り替えるスイッチング部SW11,SW12,SW
13を有する。
【0017】選択回路20は、入力回路11〜13の出
力がそれぞれ入力され、図2に示すように、制御回路3
0によるコントロール信号CTRLの入力に応じて、入
力回路11〜13の出力のうちの一の出力を選択するス
イッチング部SW21を有し、選択された入力回路による
入力信号IN1〜IN3のうちの一の入力信号を出力信
号VOUT として出力する。
力がそれぞれ入力され、図2に示すように、制御回路3
0によるコントロール信号CTRLの入力に応じて、入
力回路11〜13の出力のうちの一の出力を選択するス
イッチング部SW21を有し、選択された入力回路による
入力信号IN1〜IN3のうちの一の入力信号を出力信
号VOUT として出力する。
【0018】制御回路30は、選択信号SEL1および
SEL2の入力レベルに応じて、3つの入力信号IN
1,IN2,IN3のうちから一の信号を選択するため
のコントロール信号CTRLを生成し、選択回路20お
よび入力回路11〜13に出力する。
SEL2の入力レベルに応じて、3つの入力信号IN
1,IN2,IN3のうちから一の信号を選択するため
のコントロール信号CTRLを生成し、選択回路20お
よび入力回路11〜13に出力する。
【0019】たとえば、選択信号SELIおよびSEL
2の両信号がハイレベル「H」の場合には、入力信号I
N1を選択するためのコントロール信号CTRL1を生
成して選択回路20および入力回路11に出力する。選
択信号SEL1がハイレベル「H」で、選択信号SEL
2がローレベル「L」の場合には、入力信号IN2を選
択するためのコントロール信号CTRL2を生成して選
択回路20および入力回路12に出力する。選択信号S
EL1がローレベル「L」で、選択信号SEL2がハイ
レベル「H」の場合には、入力信号IN3を選択するた
めのコントロール信号CTRL3を生成して選択回路2
0および入力回路13に出力する。選択信号SEL1お
よびSEL2の両信号がローレベル「L」の場合には、
いずれの入力信号をも選択しないためのコントロール信
号CTRL4を生成して選択回路20に出力する。
2の両信号がハイレベル「H」の場合には、入力信号I
N1を選択するためのコントロール信号CTRL1を生
成して選択回路20および入力回路11に出力する。選
択信号SEL1がハイレベル「H」で、選択信号SEL
2がローレベル「L」の場合には、入力信号IN2を選
択するためのコントロール信号CTRL2を生成して選
択回路20および入力回路12に出力する。選択信号S
EL1がローレベル「L」で、選択信号SEL2がハイ
レベル「H」の場合には、入力信号IN3を選択するた
めのコントロール信号CTRL3を生成して選択回路2
0および入力回路13に出力する。選択信号SEL1お
よびSEL2の両信号がローレベル「L」の場合には、
いずれの入力信号をも選択しないためのコントロール信
号CTRL4を生成して選択回路20に出力する。
【0020】選択回路20および入力回路11〜13に
入力されるコントロール信号CTRLは、選択回路20
のスイッチング部SW21と入力回路11〜13にあるス
イッチング部SW11〜SW13とを連動させ、選択された
信号が入力される入力回路においては選択回路20の入
力と接続されている出力が信号入力ラインと接続され、
選択されない信号が入力される入力回路においては、そ
の出力は定電圧源VBに接続されて所定の電位に保持さ
れる。
入力されるコントロール信号CTRLは、選択回路20
のスイッチング部SW21と入力回路11〜13にあるス
イッチング部SW11〜SW13とを連動させ、選択された
信号が入力される入力回路においては選択回路20の入
力と接続されている出力が信号入力ラインと接続され、
選択されない信号が入力される入力回路においては、そ
の出力は定電圧源VBに接続されて所定の電位に保持さ
れる。
【0021】次に、入力回路11(12,13)、選択
回路20および制御回路30の具体的な構成例につい
て、図3〜図5を用いて説明する。
回路20および制御回路30の具体的な構成例につい
て、図3〜図5を用いて説明する。
【0022】図3は、入力回路11の一構成例を示す回
路図である。図3の入力回路は、npn型トランジスタ
Q101 〜Q110 、pnp型トランジスタP101 〜
P104 、抵抗素子R101 〜R110 およびキャパシタC
101 〜C103により構成されている。また、図3におい
て、VCCは+5Vの電源電圧、VEEは−5Vの電源電
圧、TINは信号IN1の入力用端子、TOUT は出力端
子、TCTRLはコントロール信号CTRLの入力端子、T
BIASはバイアス信号BIASの入力端子をそれぞれ示し
ている。この回路における各素子は、以下のように接続
されている。
路図である。図3の入力回路は、npn型トランジスタ
Q101 〜Q110 、pnp型トランジスタP101 〜
P104 、抵抗素子R101 〜R110 およびキャパシタC
101 〜C103により構成されている。また、図3におい
て、VCCは+5Vの電源電圧、VEEは−5Vの電源電
圧、TINは信号IN1の入力用端子、TOUT は出力端
子、TCTRLはコントロール信号CTRLの入力端子、T
BIASはバイアス信号BIASの入力端子をそれぞれ示し
ている。この回路における各素子は、以下のように接続
されている。
【0023】すなわち、トランジスタQ101 およびQ
102 のエミッタ同士、並びにトランジスタQ103 および
Q104 のエミッタ同士が接続されてトランジスタ差動対
が構成されている。トランジスタQ101 のベースは入力
端子TINに接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続さ
れ、ベースおよび入力端子TINの接続中点と接地GND
との間にはバイアス抵抗としての抵抗素子R101 が接続
されている。トランジスタQ102 のベースはトランジス
タQ103 のベース、トランジスタQ107 のエミッタ、ト
ランジスタQ108 のコレクタおよび出力端子TOUT に接
続され、コレクタはトランジスタQ107 のベースに接続
されている。トランジスタQ101 およびQ102 のエミッ
タ同士の接続中点はトランジスタQ105 のコレクタに接
続されている。トランジスタQ105 のベースは端子T
CTRLに接続され、エミッタはトランジスタQ106 のエミ
ッタに接続され、このエミッタ同士の接続中点は抵抗素
子R106 を介して電源電圧VEEに接続されている。
102 のエミッタ同士、並びにトランジスタQ103 および
Q104 のエミッタ同士が接続されてトランジスタ差動対
が構成されている。トランジスタQ101 のベースは入力
端子TINに接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続さ
れ、ベースおよび入力端子TINの接続中点と接地GND
との間にはバイアス抵抗としての抵抗素子R101 が接続
されている。トランジスタQ102 のベースはトランジス
タQ103 のベース、トランジスタQ107 のエミッタ、ト
ランジスタQ108 のコレクタおよび出力端子TOUT に接
続され、コレクタはトランジスタQ107 のベースに接続
されている。トランジスタQ101 およびQ102 のエミッ
タ同士の接続中点はトランジスタQ105 のコレクタに接
続されている。トランジスタQ105 のベースは端子T
CTRLに接続され、エミッタはトランジスタQ106 のエミ
ッタに接続され、このエミッタ同士の接続中点は抵抗素
子R106 を介して電源電圧VEEに接続されている。
【0024】トランジスタQ103 のコレクタはトランジ
スタQ107 のベースおよびトランジスタP101 のコレク
タに接続され、トランジスタQ103 のコレクタおよびト
ランジスタQ107 のベースの接続中点と電源電圧VEEと
の間には、キャパシタC102,C103 が並列に接続され
ている。トランジスタQ104 のベースは接地GNDに接
続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されている。そ
して、トランジスタQ103 およびQ104 のエミッタ同士
の接続中点はトランジスタQ106 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ106 のベースはトランジスタQ
110 のコレクタに接続されるとともに、抵抗素子R108
を介してトランジスタQ108 およびQ109 のベース同士
の接続中点に接続されている。
スタQ107 のベースおよびトランジスタP101 のコレク
タに接続され、トランジスタQ103 のコレクタおよびト
ランジスタQ107 のベースの接続中点と電源電圧VEEと
の間には、キャパシタC102,C103 が並列に接続され
ている。トランジスタQ104 のベースは接地GNDに接
続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されている。そ
して、トランジスタQ103 およびQ104 のエミッタ同士
の接続中点はトランジスタQ106 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ106 のベースはトランジスタQ
110 のコレクタに接続されるとともに、抵抗素子R108
を介してトランジスタQ108 およびQ109 のベース同士
の接続中点に接続されている。
【0025】トランジスタQ107 のコレクタは電源電圧
VCCに接続され、トランジスタQ108 のエミッタは抵抗
素子R107 を介して電源電圧VEEに接続されている。ト
ランジスタQ108 のベースは上述したように抵抗素子R
108 を介してトランジスタQ106 のベースに接続される
とともに、トランジスタQ109 のベースに接続され、ト
ランジスタQ109 のベースは端子TBIASに接続されてい
る。トランジスタQ109 のエミッタは抵抗素子R105 を
介して電源電圧VEEに接続され、コレクタはトランジス
タP103 のコレクタおよびトランジスタP104 のベース
に接続されている。トランジスタQ110 のベースは抵抗
素子R109 を介して端子TCTRLに接続されているととも
に、抵抗素子R110 を介して電源電圧VEEに接続さてい
る。
VCCに接続され、トランジスタQ108 のエミッタは抵抗
素子R107 を介して電源電圧VEEに接続されている。ト
ランジスタQ108 のベースは上述したように抵抗素子R
108 を介してトランジスタQ106 のベースに接続される
とともに、トランジスタQ109 のベースに接続され、ト
ランジスタQ109 のベースは端子TBIASに接続されてい
る。トランジスタQ109 のエミッタは抵抗素子R105 を
介して電源電圧VEEに接続され、コレクタはトランジス
タP103 のコレクタおよびトランジスタP104 のベース
に接続されている。トランジスタQ110 のベースは抵抗
素子R109 を介して端子TCTRLに接続されているととも
に、抵抗素子R110 を介して電源電圧VEEに接続さてい
る。
【0026】トランジスタP101 のベースはトランジス
タP102 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
102 を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジ
スタP102 のベースはトランジスタP103 のベースに接
続され、コレクタはそのベースおよびトランジスタP
104 のエミッタに接続され、エミッタは抵抗素子R103
を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ
P103 のエミッタは抵抗素子R104 を介して電源電圧V
CCに接続されている。また、トランジスタP104 のベー
スはキャパシタC101 を介して電源電圧VCCに接続さ
れ、コレクタは電源電圧VEEに接続されている。
タP102 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
102 を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジ
スタP102 のベースはトランジスタP103 のベースに接
続され、コレクタはそのベースおよびトランジスタP
104 のエミッタに接続され、エミッタは抵抗素子R103
を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ
P103 のエミッタは抵抗素子R104 を介して電源電圧V
CCに接続されている。また、トランジスタP104 のベー
スはキャパシタC101 を介して電源電圧VCCに接続さ
れ、コレクタは電源電圧VEEに接続されている。
【0027】図3の入力回路においては、トランジスタ
Q110 および抵抗素子R109 ,R 110 によりスイッチン
グ部SW11の要部が構成され、トランジスタQ101 およ
びQ102 のトランジスタ差動対により入力段が構成さ
れ、トランジスタP101 〜P104 、トランジスタQ
108 ,Q109 および抵抗素子R102 〜R105 ,R107 に
より定電流源が構成され、トランジスタQ107 により出
力段が構成されている。この回路おいて、端子TCTRLに
入力される制御回路30によるコントロール信号CTR
L1はハイレベルのときは、たとえば−3.86Vで入
力され、ローレベルのきには−5Vで入力される。ま
た、端子TBIASに入力されるバイアス信号BIASは回
路動作時は常時−3.86Vのハイレベルで入力され
る。さらに、スイッチング部SW11を構成する抵抗素子
R109 およびR110 の抵抗値は、たとえば8kΩおよび
50kΩに設定される。
Q110 および抵抗素子R109 ,R 110 によりスイッチン
グ部SW11の要部が構成され、トランジスタQ101 およ
びQ102 のトランジスタ差動対により入力段が構成さ
れ、トランジスタP101 〜P104 、トランジスタQ
108 ,Q109 および抵抗素子R102 〜R105 ,R107 に
より定電流源が構成され、トランジスタQ107 により出
力段が構成されている。この回路おいて、端子TCTRLに
入力される制御回路30によるコントロール信号CTR
L1はハイレベルのときは、たとえば−3.86Vで入
力され、ローレベルのきには−5Vで入力される。ま
た、端子TBIASに入力されるバイアス信号BIASは回
路動作時は常時−3.86Vのハイレベルで入力され
る。さらに、スイッチング部SW11を構成する抵抗素子
R109 およびR110 の抵抗値は、たとえば8kΩおよび
50kΩに設定される。
【0028】次に、図3の回路のコントロール信号CT
RL1がハイレベル(−3.86V)で入力された場合
と、ローレベル(−5V)で入力された場合、すなわち
選択時および非選択時の動作について説明する。なお、
選択時、非選択時にかかわらず、端子TBIASにはバイア
ス信号BIASは回路動作時は常時−3.86Vのハイ
レベルで入力されることから、トランジスタQ109 およ
びQ110 には、たとえば400μAの電流が流れる。ま
た、入力波形は、0.7VPP/1.0VPPの2通りあ
り、いずれも帯域は、20MHzである。
RL1がハイレベル(−3.86V)で入力された場合
と、ローレベル(−5V)で入力された場合、すなわち
選択時および非選択時の動作について説明する。なお、
選択時、非選択時にかかわらず、端子TBIASにはバイア
ス信号BIASは回路動作時は常時−3.86Vのハイ
レベルで入力されることから、トランジスタQ109 およ
びQ110 には、たとえば400μAの電流が流れる。ま
た、入力波形は、0.7VPP/1.0VPPの2通りあ
り、いずれも帯域は、20MHzである。
【0029】選択時には、端子TCTRLに−3.86Vの
コントロール信号CTRL1が入力されることから、端
子TCTRLに接続されるトランジスタQ105 のベース電圧
は−3.86Vとなる。一方、抵抗素子R109 を介して
端子TCTRLに接続されるトランジスタQ110 のベース電
圧は、そのベース・エミッタ間電圧VBEを0.75Vと
すると、次式で示すように−4.25Vとなる。 (−5V)−(−0.75V)=−4.25V したがって、抵抗素子R109 に流れる電流は、次式で示
すように、48.75μAとなる。 {(−3.86V)−(−4.25V)}/8k=4
8.75μA また、抵抗素子R110 に流れる電流は、次式で示すよう
に、15μAとなる。 {(−5V)−(−4.25V)}/50k=15μA このため、トランジスタQ110 のベースには33.75
μAの電流が流れることから、トランジスタQ110 はオ
ン状態となる。
コントロール信号CTRL1が入力されることから、端
子TCTRLに接続されるトランジスタQ105 のベース電圧
は−3.86Vとなる。一方、抵抗素子R109 を介して
端子TCTRLに接続されるトランジスタQ110 のベース電
圧は、そのベース・エミッタ間電圧VBEを0.75Vと
すると、次式で示すように−4.25Vとなる。 (−5V)−(−0.75V)=−4.25V したがって、抵抗素子R109 に流れる電流は、次式で示
すように、48.75μAとなる。 {(−3.86V)−(−4.25V)}/8k=4
8.75μA また、抵抗素子R110 に流れる電流は、次式で示すよう
に、15μAとなる。 {(−5V)−(−4.25V)}/50k=15μA このため、トランジスタQ110 のベースには33.75
μAの電流が流れることから、トランジスタQ110 はオ
ン状態となる。
【0030】トランジスタQ110 がオン状態となったこ
とに伴い、そのコレクタ電流が流れることから、トラン
ジスタQ110 のコレクタ電圧、すなわち、トランジスタ
Q106 のベース電圧が下がる。このトランジスタQ106
のベース電圧を、そのエミッタ同士が接続されたトラン
ジスタQ105 のベース電圧−3.86Vと比較すると、
トランジスタQ105 のベース電圧の方が高い。したがっ
て、トランジスタQ105 がオン状態となり、トランジス
タQ106 はオフ状態となる。これにより、入力段を構成
するトランジスタ差動対のトランジスタQ101 およびQ
102 がオン状態となり、入力端子TINから入力された信
号IN1は、出力端子TOUT から信号S11として選択回
路20に出力される。
とに伴い、そのコレクタ電流が流れることから、トラン
ジスタQ110 のコレクタ電圧、すなわち、トランジスタ
Q106 のベース電圧が下がる。このトランジスタQ106
のベース電圧を、そのエミッタ同士が接続されたトラン
ジスタQ105 のベース電圧−3.86Vと比較すると、
トランジスタQ105 のベース電圧の方が高い。したがっ
て、トランジスタQ105 がオン状態となり、トランジス
タQ106 はオフ状態となる。これにより、入力段を構成
するトランジスタ差動対のトランジスタQ101 およびQ
102 がオン状態となり、入力端子TINから入力された信
号IN1は、出力端子TOUT から信号S11として選択回
路20に出力される。
【0031】非選択時には、端子TCTRLに−5Vのコン
トロール信号CTRL1が入力されることから、端子T
CTRLに接続されるトランジスタQ105 のベース電圧は−
5Vに固定される。その結果、トランジスタQ105 はオ
フ状態となり、Q106 はオン状態となる。これにより、
入力段を構成するトランジスタ差動対のトランジスタQ
101 およびQ102 はオフ状態、トランジスタ差動対のト
ランジスタQ103 およびQ104 がオン状態となる。この
とき、トランジスタQ104 のベースが接地GNDに接続
されていることから、トランジスタQ103 のベース電圧
も接地レベルに固定(ミュート状態と)される。このた
め、入力端子TINから信号IN1が入力されても、出力
端子TOUT のレベルは変化しない。
トロール信号CTRL1が入力されることから、端子T
CTRLに接続されるトランジスタQ105 のベース電圧は−
5Vに固定される。その結果、トランジスタQ105 はオ
フ状態となり、Q106 はオン状態となる。これにより、
入力段を構成するトランジスタ差動対のトランジスタQ
101 およびQ102 はオフ状態、トランジスタ差動対のト
ランジスタQ103 およびQ104 がオン状態となる。この
とき、トランジスタQ104 のベースが接地GNDに接続
されていることから、トランジスタQ103 のベース電圧
も接地レベルに固定(ミュート状態と)される。このた
め、入力端子TINから信号IN1が入力されても、出力
端子TOUT のレベルは変化しない。
【0032】以上の構成および動作は、入力回路12お
よび13においても同様であり、その説明は省略する。
よび13においても同様であり、その説明は省略する。
【0033】次に、図4を用いて選択回路20の構成例
について説明する。図4は、選択回路20の一構成例を
示す回路図で、この選択回路は、npn型トランジスタ
Q201 〜Q215 、pnp型トランジスタP201 〜
P204 、抵抗素子R201 〜R206 およびキャパシタC
201 〜C203 により構成されている。また、図4におい
て、VCCは+5Vの電源電圧、VEEは−5Vの電源電
圧、TIN1 ,TIN2 ,TIN3 はそれぞれ入力回路11,
12,13の出力信号S11(IN1),S12(IN
2),S13(IN3)の入力用端子、TOUT は出力端
子、TCTRL1 ,TCTRL2 ,TCTRL3 ,TCTRL4 はそれぞ
れコントロール信号CTRL1,CTRL2,CTRL
3,CTRL4の入力端子、TBIASはバイアス信号BI
ASの入力端子をそれぞれ示している。この回路におけ
る各素子は、以下のように接続されている。
について説明する。図4は、選択回路20の一構成例を
示す回路図で、この選択回路は、npn型トランジスタ
Q201 〜Q215 、pnp型トランジスタP201 〜
P204 、抵抗素子R201 〜R206 およびキャパシタC
201 〜C203 により構成されている。また、図4におい
て、VCCは+5Vの電源電圧、VEEは−5Vの電源電
圧、TIN1 ,TIN2 ,TIN3 はそれぞれ入力回路11,
12,13の出力信号S11(IN1),S12(IN
2),S13(IN3)の入力用端子、TOUT は出力端
子、TCTRL1 ,TCTRL2 ,TCTRL3 ,TCTRL4 はそれぞ
れコントロール信号CTRL1,CTRL2,CTRL
3,CTRL4の入力端子、TBIASはバイアス信号BI
ASの入力端子をそれぞれ示している。この回路におけ
る各素子は、以下のように接続されている。
【0034】すなわち、トランジスタQ201 およびQ
202 のエミッタ同士、トランジスタQ203 およびQ204
のエミッタ同士、トランジスタQ205 およびQ206 のエ
ミッタ同士、並びにトランジスタQ207 およびQ208 の
エミッタ同士が接続されてトランジスタ差動対が構成さ
れている。また、トランジスタQ209 〜Q212 の各エミ
ッタ同士も接続され、これらの接続中点は抵抗素子R
204 を介して電源電圧VEEに接続されている。
202 のエミッタ同士、トランジスタQ203 およびQ204
のエミッタ同士、トランジスタQ205 およびQ206 のエ
ミッタ同士、並びにトランジスタQ207 およびQ208 の
エミッタ同士が接続されてトランジスタ差動対が構成さ
れている。また、トランジスタQ209 〜Q212 の各エミ
ッタ同士も接続され、これらの接続中点は抵抗素子R
204 を介して電源電圧VEEに接続されている。
【0035】トランジスタQ201 のベースは入力端子T
IN1 に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ202 のベースはトランジスタQ
204 ,Q206 ,Q208 のベース、トランジスタQ213 の
エミッタ、トランジスタQ214 のコレクタおよび出力端
子TOUT に接続され、コレクタはトランジスタQ204 ,
Q206 ,Q208 、P201のコレクタおよびトランジスタ
Q213 のベースに接続されている。トランジスタQ201
およびQ202 のエミッタ同士の接続中点はトランジスタ
Q209 のコレクタに接続されている。トランジスタQ
209 のベースは端子TCTRL1に接続されている。
IN1 に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ202 のベースはトランジスタQ
204 ,Q206 ,Q208 のベース、トランジスタQ213 の
エミッタ、トランジスタQ214 のコレクタおよび出力端
子TOUT に接続され、コレクタはトランジスタQ204 ,
Q206 ,Q208 、P201のコレクタおよびトランジスタ
Q213 のベースに接続されている。トランジスタQ201
およびQ202 のエミッタ同士の接続中点はトランジスタ
Q209 のコレクタに接続されている。トランジスタQ
209 のベースは端子TCTRL1に接続されている。
【0036】トランジスタQ203 のベースは入力端子T
IN2 に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ203 およびQ204 のエミッタ同士
の接続中点はトランジスタQ210 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ210 のベースは端子TCTRL2に
接続されている。
IN2 に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ203 およびQ204 のエミッタ同士
の接続中点はトランジスタQ210 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ210 のベースは端子TCTRL2に
接続されている。
【0037】トランジスタQ205 のベースは入力端子T
IN3 に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ205 およびQ206 のエミッタ同士
の接続中点はトランジスタQ211 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ211 のベースは端子TCTRL3に
接続されている。
IN3 に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ205 およびQ206 のエミッタ同士
の接続中点はトランジスタQ211 のコレクタに接続され
ている。トランジスタQ211 のベースは端子TCTRL3に
接続されている。
【0038】トランジスタQ207 のベースは接地GND
に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されてい
る。トランジスタQ207 およびQ208 のエミッタ同士の
接続中点はトランジスタQ212 のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ212 のベースは端子TCTRL4に接
続されている。
に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されてい
る。トランジスタQ207 およびQ208 のエミッタ同士の
接続中点はトランジスタQ212 のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ212 のベースは端子TCTRL4に接
続されている。
【0039】トランジスタQ213 のコレクタは電源電圧
VCCに接続され、エミッタはトランジスタQ214 のコレ
クタに接続され、ベースは上述したようにトランジスタ
Q202 ,Q204 ,Q206 ,Q208 およびP201 のコレク
タに接続されているとともに、電源電圧VEEとの間にキ
ャパシタC 202 ,C 203 が並列に接続されている。トラ
ンジスタQ214 のベースは端子TBIASおよびトランジス
タQ215 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
205 を介して電源電圧VEEに接続されている。トランジ
スタQ215 のエミッタは抵抗素子R206 を介して電源電
圧VEEに接続され、コレクタはトランジスタP203 のコ
レクタおよびトランジスタP204 のベースに接続されて
いる。
VCCに接続され、エミッタはトランジスタQ214 のコレ
クタに接続され、ベースは上述したようにトランジスタ
Q202 ,Q204 ,Q206 ,Q208 およびP201 のコレク
タに接続されているとともに、電源電圧VEEとの間にキ
ャパシタC 202 ,C 203 が並列に接続されている。トラ
ンジスタQ214 のベースは端子TBIASおよびトランジス
タQ215 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
205 を介して電源電圧VEEに接続されている。トランジ
スタQ215 のエミッタは抵抗素子R206 を介して電源電
圧VEEに接続され、コレクタはトランジスタP203 のコ
レクタおよびトランジスタP204 のベースに接続されて
いる。
【0040】トランジスタP201 のベースはトランジス
タP202 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
201 を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジ
スタP202 のベースはトランジスタP203 のベースに接
続され、コレクタはそのベースおよびトランジスタP
204 のエミッタに接続され、エミッタは抵抗素子R202
を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ
P203 のエミッタは抵抗素子R203 を介して電源電圧V
CCに接続されている。また、トランジスタP204 のベー
スはキャパシタC201 を介して電源電圧VCCに接続さ
れ、コレクタは電源電圧VEEに接続されている。
タP202 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
201 を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジ
スタP202 のベースはトランジスタP203 のベースに接
続され、コレクタはそのベースおよびトランジスタP
204 のエミッタに接続され、エミッタは抵抗素子R202
を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジスタ
P203 のエミッタは抵抗素子R203 を介して電源電圧V
CCに接続されている。また、トランジスタP204 のベー
スはキャパシタC201 を介して電源電圧VCCに接続さ
れ、コレクタは電源電圧VEEに接続されている。
【0041】図4の選択回路においては、トランジスタ
Q209 〜Q212 によりスイッチング部SW21が構成さ
れ、トランジスタP201 〜P204 、トランジスタ
Q214 ,Q215 および抵抗素子R201 〜R206 により定
電流源が構成され、トランジスタQ213 により出力段が
構成されている。この回路おいても、端子TCTRL1 〜T
CTRL4 に入力される制御回路30によるコントロール信
号CTRL1〜CTRL4はハイレベルのときには、た
とえば−3.86Vで入力され、ローレベルのきには−
5Vで入力される。また、端子TBIASに入力されるバイ
アス信号BIASは回路動作時は常時−3.86Vのハ
イレベルで入力される。
Q209 〜Q212 によりスイッチング部SW21が構成さ
れ、トランジスタP201 〜P204 、トランジスタ
Q214 ,Q215 および抵抗素子R201 〜R206 により定
電流源が構成され、トランジスタQ213 により出力段が
構成されている。この回路おいても、端子TCTRL1 〜T
CTRL4 に入力される制御回路30によるコントロール信
号CTRL1〜CTRL4はハイレベルのときには、た
とえば−3.86Vで入力され、ローレベルのきには−
5Vで入力される。また、端子TBIASに入力されるバイ
アス信号BIASは回路動作時は常時−3.86Vのハ
イレベルで入力される。
【0042】この選択回路においては、制御回路30に
よるコントロール信号CTRL1〜CTRL4のうち、
コントロール信号CTRL1が−3.86Vで端子T
CTRL1に入力され、残りのコントロール信号CTRL2
〜CTRL4が−5Vで端子TCTRL2 〜TCTRL4 に入力
されると、スイッチング部SW21のトランジスタQ209
のベース電圧が−3.86Vとなり、他のトランジスタ
Q210 〜Q212 のベース電圧は−5Vとなることから、
トランジスタQ209 のみがオン状態となり、他のトラン
ジスタQ210 〜Q212 はオフ状態となる。したがって、
トランジスタQ201 およびQ202 がオン状態となり、入
力端子TIN1 に入力された信号、すなわち入力回路11
の出力信号S11(IN1)のみが出力端子TOUT に出力
され、信号VOUT として出力される。
よるコントロール信号CTRL1〜CTRL4のうち、
コントロール信号CTRL1が−3.86Vで端子T
CTRL1に入力され、残りのコントロール信号CTRL2
〜CTRL4が−5Vで端子TCTRL2 〜TCTRL4 に入力
されると、スイッチング部SW21のトランジスタQ209
のベース電圧が−3.86Vとなり、他のトランジスタ
Q210 〜Q212 のベース電圧は−5Vとなることから、
トランジスタQ209 のみがオン状態となり、他のトラン
ジスタQ210 〜Q212 はオフ状態となる。したがって、
トランジスタQ201 およびQ202 がオン状態となり、入
力端子TIN1 に入力された信号、すなわち入力回路11
の出力信号S11(IN1)のみが出力端子TOUT に出力
され、信号VOUT として出力される。
【0043】コントロール信号CTRL2が−3.86
Vで端子TCTRL2 に入力され、残りのコントロール信号
CTRL1,CTRL3,CTRL4が−5Vで端子T
CTRL1 ,TCTRL3 ,TCTRL4 に入力されると、スイッチ
ング部SW21のトランジスタQ210 のベース電圧が−
3.86Vとなり、他のトランジスタQ209 ,Q211 ,
Q212 のベース電圧は−5Vとなることから、トランジ
スタQ210 のみがオン状態となり、他のトランジスタQ
209 ,Q211 ,Q212 はオフ状態となる。したがって、
トランジスタQ203 およびQ204 がオン状態となり、入
力端子TIN2 に入力された信号、すなわち入力回路12
の出力信号S12(IN2)のみが出力端子TOUT に出力
され、信号VOUT として出力される。
Vで端子TCTRL2 に入力され、残りのコントロール信号
CTRL1,CTRL3,CTRL4が−5Vで端子T
CTRL1 ,TCTRL3 ,TCTRL4 に入力されると、スイッチ
ング部SW21のトランジスタQ210 のベース電圧が−
3.86Vとなり、他のトランジスタQ209 ,Q211 ,
Q212 のベース電圧は−5Vとなることから、トランジ
スタQ210 のみがオン状態となり、他のトランジスタQ
209 ,Q211 ,Q212 はオフ状態となる。したがって、
トランジスタQ203 およびQ204 がオン状態となり、入
力端子TIN2 に入力された信号、すなわち入力回路12
の出力信号S12(IN2)のみが出力端子TOUT に出力
され、信号VOUT として出力される。
【0044】コントロール信号CTRL3が−3.86
Vで端子TCTRL3 に入力され、残りのコントロール信号
CTRL1,CTRL2,CTRL4が−5Vで端子T
CTRL1 ,TCTRL2 ,TCTRL4 に入力されると、スイッチ
ング部SW21のトランジスタQ211 のベース電圧が−
3.86Vとなり、他のトランジスタQ209 ,Q210 ,
Q212 のベース電圧は−5Vとなることから、トランジ
スタQ211 のみがオン状態となり、他のトランジスタQ
209 ,Q210 ,Q212 はオフ状態となる。したがって、
トランジスタQ205 およびQ206 がオン状態となり、入
力端子TIN3 に入力された信号、すなわち入力回路13
の出力信号S13(IN3)のみが出力端子TOUT に出力
され、信号VOUT として出力される。
Vで端子TCTRL3 に入力され、残りのコントロール信号
CTRL1,CTRL2,CTRL4が−5Vで端子T
CTRL1 ,TCTRL2 ,TCTRL4 に入力されると、スイッチ
ング部SW21のトランジスタQ211 のベース電圧が−
3.86Vとなり、他のトランジスタQ209 ,Q210 ,
Q212 のベース電圧は−5Vとなることから、トランジ
スタQ211 のみがオン状態となり、他のトランジスタQ
209 ,Q210 ,Q212 はオフ状態となる。したがって、
トランジスタQ205 およびQ206 がオン状態となり、入
力端子TIN3 に入力された信号、すなわち入力回路13
の出力信号S13(IN3)のみが出力端子TOUT に出力
され、信号VOUT として出力される。
【0045】これに対して、コントロール信号CTRL
4が−3.86Vで端子TCTRL4 に入力され、残りのコ
ントロール信号CTRL1〜CTRL3が−5Vで端子
TCTRL1 〜TCTRL3 に入力されると、スイッチング部S
W21のトランジスタQ212 のベース電圧が−3.86V
となり、他のトランジスタQ209 〜Q211 のベース電圧
は−5Vとなることから、トランジスタQ212 のみがオ
ン状態となり、他のトランジスタQ209 〜Q211 はオフ
状態となる。このとき、トランジスタQ207 およびQ
208 がオン状態となるが、トランジスタQ207 のベース
が接地GNDに接続されていることから、トランジスタ
Q208のベース電圧も接地レベルに固定(ミュート状態
と)される。したがって、出力端子TOUT のレベルは0
Vに固定され、変化しない。
4が−3.86Vで端子TCTRL4 に入力され、残りのコ
ントロール信号CTRL1〜CTRL3が−5Vで端子
TCTRL1 〜TCTRL3 に入力されると、スイッチング部S
W21のトランジスタQ212 のベース電圧が−3.86V
となり、他のトランジスタQ209 〜Q211 のベース電圧
は−5Vとなることから、トランジスタQ212 のみがオ
ン状態となり、他のトランジスタQ209 〜Q211 はオフ
状態となる。このとき、トランジスタQ207 およびQ
208 がオン状態となるが、トランジスタQ207 のベース
が接地GNDに接続されていることから、トランジスタ
Q208のベース電圧も接地レベルに固定(ミュート状態
と)される。したがって、出力端子TOUT のレベルは0
Vに固定され、変化しない。
【0046】次に、図5を用いて制御回路30の構成例
について説明する。図5は、制御回路30の一構成例を
示す回路図で、この制御回路30は、npn型トランジ
スタQ301 〜Q327 、pnp型トランジスタP301 〜P
314 、抵抗素子R301 〜R315 およびキャパシタC301
により構成されている。また、図5において、VCCは+
5Vの電源電圧、VEEは−5Vの電源電圧、TSEL1は選
択信号SEL1の入力端子、TSEL2は選択信号SEL2
の入力端子、TCTRL1 ,TCTRL2 ,TCTRL3 ,TCTRL4
はそれぞれコントロール信号CTRL1,CTRL2,
CTRL3,CTRL4の出力端子、TBIASはバイアス
信号BIASの入力端子をそれぞれ示している。この回
路における各素子は、以下のように接続されている。
について説明する。図5は、制御回路30の一構成例を
示す回路図で、この制御回路30は、npn型トランジ
スタQ301 〜Q327 、pnp型トランジスタP301 〜P
314 、抵抗素子R301 〜R315 およびキャパシタC301
により構成されている。また、図5において、VCCは+
5Vの電源電圧、VEEは−5Vの電源電圧、TSEL1は選
択信号SEL1の入力端子、TSEL2は選択信号SEL2
の入力端子、TCTRL1 ,TCTRL2 ,TCTRL3 ,TCTRL4
はそれぞれコントロール信号CTRL1,CTRL2,
CTRL3,CTRL4の出力端子、TBIASはバイアス
信号BIASの入力端子をそれぞれ示している。この回
路における各素子は、以下のように接続されている。
【0047】すなわち、トランジスタQ301 のベースは
バイアス用抵抗素子R301 を介して端子TSEL1に接続さ
れ、コレクタは電源電圧VCCに接続され、エミッタはト
ランジスタQ303 のエミッタ、トランジスタQ307 のコ
レクタおよびトランジスタP310 のベースに接続されて
いる。トランジスタQ302 のベースはバイアス用抵抗素
子R302 を介して端子TSEL2に接続され、コレクタは電
源電圧VCCに接続され、エミッタはトランジスタQ304
のコレクタおよびベースに接続されている。
バイアス用抵抗素子R301 を介して端子TSEL1に接続さ
れ、コレクタは電源電圧VCCに接続され、エミッタはト
ランジスタQ303 のエミッタ、トランジスタQ307 のコ
レクタおよびトランジスタP310 のベースに接続されて
いる。トランジスタQ302 のベースはバイアス用抵抗素
子R302 を介して端子TSEL2に接続され、コレクタは電
源電圧VCCに接続され、エミッタはトランジスタQ304
のコレクタおよびベースに接続されている。
【0048】トランジスタQ303 のベースはトランジス
タP309 のベースに接続され、コレクタは電源電圧VCC
に接続されている。トランジスタQ304 のエミッタはト
ランジスタQ305 のコレクタおよびベースに接続され、
トランジスタQ305 のエミッタはトランジスタQ306 の
コレクタに接続され、その接続中点はトランジスタP
312 およびP314 のベースにそれぞれ接続されている。
タP309 のベースに接続され、コレクタは電源電圧VCC
に接続されている。トランジスタQ304 のエミッタはト
ランジスタQ305 のコレクタおよびベースに接続され、
トランジスタQ305 のエミッタはトランジスタQ306 の
コレクタに接続され、その接続中点はトランジスタP
312 およびP314 のベースにそれぞれ接続されている。
【0049】トランジスタQ306 のベースはトランジス
タQ307 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
315 を介して電源電圧VEEに接続されている。トランジ
スタQ307 のベースはトランジスタQ308 のベースに接
続され、エミッタは抵抗素子R314 を介して電源電圧V
EEに接続されている。トランジスタQ308 のベースはト
ランジスタQ309 のベースに接続され、エミッタは抵抗
素子R311 を介して電源電圧VEEに接続され、コレクタ
はトランジスタP303 のコレクタおよびトランジスタP
305 のベースに接続されている。トランジスタQ309 の
ベースはトランジスタQ310 のベースに接続され、エミ
ッタは抵抗素子R310 を介して電源電圧VEEに接続さ
れ、コレクタはトランジスタQ315 のエミッタに接続さ
れ、コレクタとトランジスタQ315 のエミッタとの接続
中点はトランジスタP311 のベースおよびトランジスタ
P313 のベースに接続されている。トランジスタQ310
のベースはコレクタと接続されるとともに、トランジス
タQ311 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
309 を介して電源電圧VEEに接続され、ベースとコレク
タとの接続中点はトランジスタQ312 のエミッタに接続
されている。トランジスタQ311 のベースは端子TBIAS
に接続され、エミッタは抵抗素子R308 を介して電源電
圧VEEに接続され、コレクタはトランジスタQ312 のベ
ースおよびトランジスタP302 のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ312 のベースと電源電圧VEEとの
間にはキャパシタC301 が接続され、トランジスタQ
312 のコレクタは電源電圧VCCに接続されている。
タQ307 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
315 を介して電源電圧VEEに接続されている。トランジ
スタQ307 のベースはトランジスタQ308 のベースに接
続され、エミッタは抵抗素子R314 を介して電源電圧V
EEに接続されている。トランジスタQ308 のベースはト
ランジスタQ309 のベースに接続され、エミッタは抵抗
素子R311 を介して電源電圧VEEに接続され、コレクタ
はトランジスタP303 のコレクタおよびトランジスタP
305 のベースに接続されている。トランジスタQ309 の
ベースはトランジスタQ310 のベースに接続され、エミ
ッタは抵抗素子R310 を介して電源電圧VEEに接続さ
れ、コレクタはトランジスタQ315 のエミッタに接続さ
れ、コレクタとトランジスタQ315 のエミッタとの接続
中点はトランジスタP311 のベースおよびトランジスタ
P313 のベースに接続されている。トランジスタQ310
のベースはコレクタと接続されるとともに、トランジス
タQ311 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
309 を介して電源電圧VEEに接続され、ベースとコレク
タとの接続中点はトランジスタQ312 のエミッタに接続
されている。トランジスタQ311 のベースは端子TBIAS
に接続され、エミッタは抵抗素子R308 を介して電源電
圧VEEに接続され、コレクタはトランジスタQ312 のベ
ースおよびトランジスタP302 のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ312 のベースと電源電圧VEEとの
間にはキャパシタC301 が接続され、トランジスタQ
312 のコレクタは電源電圧VCCに接続されている。
【0050】トランジスタQ313 のベースは直列に接続
された抵抗素子R303 およびR304の接続中点に接続さ
れ、エミッタはトランジスタQ314 のコレクタおよびベ
ースに接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。また、トランジスタQ313 のエミッタとトランジ
スタQ314 のコレクタとの接続中点はトランジスタP
309 のベースに接続されている。トランジスタQ314 の
エミッタはトランジスタQ315 のコレクタおよびベース
に接続されている。
された抵抗素子R303 およびR304の接続中点に接続さ
れ、エミッタはトランジスタQ314 のコレクタおよびベ
ースに接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続されて
いる。また、トランジスタQ313 のエミッタとトランジ
スタQ314 のコレクタとの接続中点はトランジスタP
309 のベースに接続されている。トランジスタQ314 の
エミッタはトランジスタQ315 のコレクタおよびベース
に接続されている。
【0051】トランジスタQ316 のベースはトランジス
タQ318 およびP311 のコレクタに接続され、エミッタ
はトランジスタQ317 のコレクタおよびベースに接続さ
れ、コレクタは電源電圧VCCに接続されている。トラン
ジスタQ317 のベースとコレクタとの接続中点はトラン
ジスタQ318 のベースおよび出力端子TCTRL1 に接続さ
れ、エミッタはトランジスタQ321 ,Q323 ,Q327 の
エミッタに接続され、これらエミッタ同士の接続中点は
抵抗素子R313 を介して電源電圧VEEに接続されてい
る。トランジスタQ318 のエミッタはトランジスタQ
319 ,Q324 ,Q325 の接続中点に接続され、これらエ
ミッタ同士の接続中点は抵抗素子R312 を介して電源電
圧VEEに接続されている。
タQ318 およびP311 のコレクタに接続され、エミッタ
はトランジスタQ317 のコレクタおよびベースに接続さ
れ、コレクタは電源電圧VCCに接続されている。トラン
ジスタQ317 のベースとコレクタとの接続中点はトラン
ジスタQ318 のベースおよび出力端子TCTRL1 に接続さ
れ、エミッタはトランジスタQ321 ,Q323 ,Q327 の
エミッタに接続され、これらエミッタ同士の接続中点は
抵抗素子R313 を介して電源電圧VEEに接続されてい
る。トランジスタQ318 のエミッタはトランジスタQ
319 ,Q324 ,Q325 の接続中点に接続され、これらエ
ミッタ同士の接続中点は抵抗素子R312 を介して電源電
圧VEEに接続されている。
【0052】トランジスタQ319 のベースはトランジス
タQ321 のベースおよびコレクタ、並びに出力端子T
CTRL2 に接続され、コレクタはトランジスタQ320 のベ
ースおよびトランジスタP312 のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ320 のエミッタはトランジスタQ
321 のべーとコレクタとの接続中点に接続され、コレク
タはトランジスタQ322 のコレクタに接続され、これら
コレクタ同士の接続中点は電源電圧VCCに接続されてい
る。
タQ321 のベースおよびコレクタ、並びに出力端子T
CTRL2 に接続され、コレクタはトランジスタQ320 のベ
ースおよびトランジスタP312 のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ320 のエミッタはトランジスタQ
321 のべーとコレクタとの接続中点に接続され、コレク
タはトランジスタQ322 のコレクタに接続され、これら
コレクタ同士の接続中点は電源電圧VCCに接続されてい
る。
【0053】トランジスタQ322 のベースはトランジス
タQ324 およびP313 のコレクタに接続され、エミッタ
はトランジスタQ323 のコレクタおよびベースに接続さ
れている。トランジスタQ323 のベースはコレクタに接
続されるとともに、トランジスタQ324 のベースおよび
出力端子TCTRL3 に接続されている。トランジスタQ
325 のベースはトランジスタQ327 のベースおよびコレ
クタ、並びに出力端子TCTRL4 に接続され、コレクタは
トランジスタQ326 のベースおよびトランジスタP314
のコレクタに接続されている。トランジスタQ326 のエ
ミッタはトランジスタQ327 のベースとコレクタとの接
続中点に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続され
ている。
タQ324 およびP313 のコレクタに接続され、エミッタ
はトランジスタQ323 のコレクタおよびベースに接続さ
れている。トランジスタQ323 のベースはコレクタに接
続されるとともに、トランジスタQ324 のベースおよび
出力端子TCTRL3 に接続されている。トランジスタQ
325 のベースはトランジスタQ327 のベースおよびコレ
クタ、並びに出力端子TCTRL4 に接続され、コレクタは
トランジスタQ326 のベースおよびトランジスタP314
のコレクタに接続されている。トランジスタQ326 のエ
ミッタはトランジスタQ327 のベースとコレクタとの接
続中点に接続され、コレクタは電源電圧VCCに接続され
ている。
【0054】トランジスタP301 のベースはコレクタと
接続され、エミッタは電源電圧VCCに接続され、ベース
とコレクタとの接続中点は抵抗素子R303 の一端に接続
されている。トランジスタP302 のベースは接地GND
に接続され、エミッタは抵抗素子R304 の一端に接続さ
れている。そして、抵抗素子R303 およびR304 の他端
同士の接続中点が、上述したように、トランジスタQ
313 のベースに接続されている。
接続され、エミッタは電源電圧VCCに接続され、ベース
とコレクタとの接続中点は抵抗素子R303 の一端に接続
されている。トランジスタP302 のベースは接地GND
に接続され、エミッタは抵抗素子R304 の一端に接続さ
れている。そして、抵抗素子R303 およびR304 の他端
同士の接続中点が、上述したように、トランジスタQ
313 のベースに接続されている。
【0055】トランジスタP303 のベースはトランジス
タP304 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
305 を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジ
スタP304 のベースはコレクタと接続されるとともに、
トランジスタP308 のベースに接続され、コレクタとベ
ースとの接続中点はトランジスタP305 のエミッタに接
続され、エミッタは抵抗素子R306 を介して電源電圧V
CCに接続されいてる。トランジスタP305 のコレクタは
接地GNDに接続されている。トランジスタP308 のコ
レクタはトランジスタP309 およびP310 のエミッタに
接続され、エミッタは抵抗素子R307 を介して電源電圧
VCCに接続されている。トランジスタP309 のコレクタ
はトランジスタP311 およびP312 のエミッタに接続さ
れ、トランジスタP310 のコレクタはトランジスタP
313 およびP314のエミッタに接続されている。
タP304 のベースに接続され、エミッタは抵抗素子R
305 を介して電源電圧VCCに接続されている。トランジ
スタP304 のベースはコレクタと接続されるとともに、
トランジスタP308 のベースに接続され、コレクタとベ
ースとの接続中点はトランジスタP305 のエミッタに接
続され、エミッタは抵抗素子R306 を介して電源電圧V
CCに接続されいてる。トランジスタP305 のコレクタは
接地GNDに接続されている。トランジスタP308 のコ
レクタはトランジスタP309 およびP310 のエミッタに
接続され、エミッタは抵抗素子R307 を介して電源電圧
VCCに接続されている。トランジスタP309 のコレクタ
はトランジスタP311 およびP312 のエミッタに接続さ
れ、トランジスタP310 のコレクタはトランジスタP
313 およびP314のエミッタに接続されている。
【0056】図5の制御回路においては、電源電圧VCC
と接地GNDとの間に、トランジスタP301 およびP
302 は同一特性で、抵抗素子R303 ,R304 は同じ抵抗
値に設定されて接続されている。その結果、トランジス
タQ313 のベース電圧は2.5Vとなっている。
と接地GNDとの間に、トランジスタP301 およびP
302 は同一特性で、抵抗素子R303 ,R304 は同じ抵抗
値に設定されて接続されている。その結果、トランジス
タQ313 のベース電圧は2.5Vとなっている。
【0057】この制御回路30に、たとえば選択信号S
EL1,SEL2の両信号がローレベルで入力される
と、トランジスタQ301 およびQ302 のベース電圧が0
Vとなる。トランジスタQ301 のベース電圧が0Vであ
ることから、トランジスタP310のベース電圧は、次式
で示すように、−0.75Vとなる。 0V−0.75V=−0.75V 一方、トランジスタP309 のベース電圧は、次式で示す
ように、0Vとなる。 0V−0.75V+0.75V=0V その結果、トランジスタP310 がオン状態となり、トラ
ンジスタP309 がオフ状態となる。
EL1,SEL2の両信号がローレベルで入力される
と、トランジスタQ301 およびQ302 のベース電圧が0
Vとなる。トランジスタQ301 のベース電圧が0Vであ
ることから、トランジスタP310のベース電圧は、次式
で示すように、−0.75Vとなる。 0V−0.75V=−0.75V 一方、トランジスタP309 のベース電圧は、次式で示す
ように、0Vとなる。 0V−0.75V+0.75V=0V その結果、トランジスタP310 がオン状態となり、トラ
ンジスタP309 がオフ状態となる。
【0058】また、トランジスタQ302 のベース電圧が
0Vであることから、トランジスタP314 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、−2.25Vとなる。 0V−0.75V−0.75V−0.75V=−2.2
5V これに対して、トランジスタP313 のベース電圧は、上
述したように、トランジスタQ313 のベース電圧が2.
5Vに保持されていることから、トランジスタQ313 〜
Q315 のベース・エミッタ間電圧VBEによる電圧効果に
より、次式で示すように、0.25Vとなる。 2.5V−0.75V−0.75V−0.75V=0.
25V その結果、トランジスタP314 がオン状態となり、トラ
ンジスタP313 がオフ状態となる。したがって、選択信
号SEL1,SEL2の両信号がローレベルで入力され
た場合、端子TCTRL4 が選択され、コントロール信号C
TRL4が出力される。
0Vであることから、トランジスタP314 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、−2.25Vとなる。 0V−0.75V−0.75V−0.75V=−2.2
5V これに対して、トランジスタP313 のベース電圧は、上
述したように、トランジスタQ313 のベース電圧が2.
5Vに保持されていることから、トランジスタQ313 〜
Q315 のベース・エミッタ間電圧VBEによる電圧効果に
より、次式で示すように、0.25Vとなる。 2.5V−0.75V−0.75V−0.75V=0.
25V その結果、トランジスタP314 がオン状態となり、トラ
ンジスタP313 がオフ状態となる。したがって、選択信
号SEL1,SEL2の両信号がローレベルで入力され
た場合、端子TCTRL4 が選択され、コントロール信号C
TRL4が出力される。
【0059】選択信号SEL1がローレベルで入力さ
れ、選択信号SEL2がハイレベルで入力されると、ト
ランジスタQ301 のベース電圧が0Vとなり、トランジ
スタQ302 のベース電圧は5Vとなる。トランジスタQ
301 のベース電圧が0Vであることから、トランジスタ
P310のベース電圧は、上述したように、−0.75V
となり、トランジスタP309 のベース電圧は0Vとな
る。その結果、トランジスタP310 がオン状態となり、
トランジスタP309 がオフ状態となる。
れ、選択信号SEL2がハイレベルで入力されると、ト
ランジスタQ301 のベース電圧が0Vとなり、トランジ
スタQ302 のベース電圧は5Vとなる。トランジスタQ
301 のベース電圧が0Vであることから、トランジスタ
P310のベース電圧は、上述したように、−0.75V
となり、トランジスタP309 のベース電圧は0Vとな
る。その結果、トランジスタP310 がオン状態となり、
トランジスタP309 がオフ状態となる。
【0060】また、トランジスタQ302 のベース電圧が
5Vであることから、トランジスタP314 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、2.75Vとなる。 5V−0.75V−0.75V−0.75V=2.75
V これに対して、トランジスタP313 のベース電圧は、上
述したように、0.25Vとなる。その結果、トランジ
スタP314 がオフ状態となり、トランジスタP313 がオ
ン状態となる。したがって、選択信号SEL1がローレ
ベルで入力され、選択信号SEL2がハイレベルで入力
された場合、端子TCTRL3 が選択され、コントロール信
号CTRL3が出力される。
5Vであることから、トランジスタP314 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、2.75Vとなる。 5V−0.75V−0.75V−0.75V=2.75
V これに対して、トランジスタP313 のベース電圧は、上
述したように、0.25Vとなる。その結果、トランジ
スタP314 がオフ状態となり、トランジスタP313 がオ
ン状態となる。したがって、選択信号SEL1がローレ
ベルで入力され、選択信号SEL2がハイレベルで入力
された場合、端子TCTRL3 が選択され、コントロール信
号CTRL3が出力される。
【0061】選択信号SEL1がハイレベルで入力さ
れ、選択信号SEL2がローレベルで入力されると、ト
ランジスタQ301 のベース電圧が5Vとなり、トランジ
スタQ302 のベース電圧は0Vとなる。トランジスタQ
301 のベース電圧が5Vであることから、トランジスタ
P310のベース電圧は、次式で示すように、4.25V
となる。 5V−0.75V=4.25V 一方、トランジスタP309 のベース電圧は、次式で示す
ように、5Vとなる。 5V−0.75V+0.75V=5V その結果、トランジスタP310 がオフ状態となり、トラ
ンジスタP309 がオン状態となる。
れ、選択信号SEL2がローレベルで入力されると、ト
ランジスタQ301 のベース電圧が5Vとなり、トランジ
スタQ302 のベース電圧は0Vとなる。トランジスタQ
301 のベース電圧が5Vであることから、トランジスタ
P310のベース電圧は、次式で示すように、4.25V
となる。 5V−0.75V=4.25V 一方、トランジスタP309 のベース電圧は、次式で示す
ように、5Vとなる。 5V−0.75V+0.75V=5V その結果、トランジスタP310 がオフ状態となり、トラ
ンジスタP309 がオン状態となる。
【0062】また、トランジスタQ302 のベース電圧が
0Vであることから、トランジスタP312 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、−2.25Vとなる。 0V−0.75V−0.75V−0.75V=−2.2
5V これに対して、トランジスタP311 のベース電圧は、上
述したように、トランジスタQ313 のベース電圧が2.
5Vに保持されていることから、トランジスタQ313 〜
Q315 のベース・エミッタ間電圧VBEによる電圧効果に
より、0.25Vとなる。その結果、トランジスタP
312 がオン状態となり、トランジスタP311 がオフ状態
となる。したがって、選択信号SEL1がハイレベルで
入力され、選択信号SEL2がローレベルで入力された
場合、端子TCTRL2 が選択され、コントロール信号CT
RL2が出力される。
0Vであることから、トランジスタP312 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、−2.25Vとなる。 0V−0.75V−0.75V−0.75V=−2.2
5V これに対して、トランジスタP311 のベース電圧は、上
述したように、トランジスタQ313 のベース電圧が2.
5Vに保持されていることから、トランジスタQ313 〜
Q315 のベース・エミッタ間電圧VBEによる電圧効果に
より、0.25Vとなる。その結果、トランジスタP
312 がオン状態となり、トランジスタP311 がオフ状態
となる。したがって、選択信号SEL1がハイレベルで
入力され、選択信号SEL2がローレベルで入力された
場合、端子TCTRL2 が選択され、コントロール信号CT
RL2が出力される。
【0063】選択信号SEL1およびSEL2の両信号
がハイレベルで入力されると、トランジスタQ301 およ
びQ302 のベース電圧が5Vとなる。トランジスタQ
301 のベース電圧が5Vであることから、トランジスタ
P310のベース電圧は、上述したように4.25Vとな
り、トランジスタP309 のベース電圧は、5Vとなる。
その結果、トランジスタP310 がオフ状態となり、トラ
ンジスタP309 がオン状態となる。
がハイレベルで入力されると、トランジスタQ301 およ
びQ302 のベース電圧が5Vとなる。トランジスタQ
301 のベース電圧が5Vであることから、トランジスタ
P310のベース電圧は、上述したように4.25Vとな
り、トランジスタP309 のベース電圧は、5Vとなる。
その結果、トランジスタP310 がオフ状態となり、トラ
ンジスタP309 がオン状態となる。
【0064】また、トランジスタQ302 のベース電圧が
5Vであることから、トランジスタP312 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、2.75Vとなる。 5V−0.75V−0.75V−0.75V=2.75
V これに対して、トランジスタP311 のベース電圧は、上
述したように、0.25Vとなる。その結果、トランジ
スタP312 がオフ状態となり、トランジスタP311 がオ
ン状態となる。したがって、選択信号SEL1およびS
EL2の両信号がハイレベルで入力された場合、端子T
CTRL1 が選択され、コントロール信号CTRL1が出力
される。
5Vであることから、トランジスタP312 のベース電圧
は、トランジスタQ302 ,Q304 ,Q305 のベース・エ
ミッタ間電圧VBEによる電圧効果により、次式で示すよ
うに、2.75Vとなる。 5V−0.75V−0.75V−0.75V=2.75
V これに対して、トランジスタP311 のベース電圧は、上
述したように、0.25Vとなる。その結果、トランジ
スタP312 がオフ状態となり、トランジスタP311 がオ
ン状態となる。したがって、選択信号SEL1およびS
EL2の両信号がハイレベルで入力された場合、端子T
CTRL1 が選択され、コントロール信号CTRL1が出力
される。
【0065】すなわち、図1のスイッチ回路では、ま
ず、制御回路30において、選択信号SEL1およびS
EL2の入力レベルに応じて、3つの入力信号IN1,
IN2,IN3のうちから一の信号を選択するためのコ
ントロール信号CTRL1〜CTRL4が生成されて、
選択回路20および入力回路11〜13に出力される。
ず、制御回路30において、選択信号SEL1およびS
EL2の入力レベルに応じて、3つの入力信号IN1,
IN2,IN3のうちから一の信号を選択するためのコ
ントロール信号CTRL1〜CTRL4が生成されて、
選択回路20および入力回路11〜13に出力される。
【0066】選択回路20および入力回路11〜13に
入力されるコントロール信号CTRL1〜CTRL4
は、選択回路20のスイッチング部SW21と入力回路1
1〜13にあるスイッチング部SW11〜SW13とを連動
させる。したがって、選択された信号が入力される入力
回路においては、選択回路20の入力と接続されている
出力が信号入力ラインと接続され、選択されない信号が
入力される入力回路においては、その出力は定電圧源V
B に接続されて所定の電位に保持される。そして、選択
回路20に、入力回路11〜13の出力がそれぞれ入力
され、制御回路30によるコントロール信号CTRL1
〜CTRL3の入力に応じて、入力回路11〜13の出
力のうちの一の出力がスイッチング部SW21により選択
されて出力信号VOUT として出力され、また、コントロ
ール信号CTRL4により出力端子TOUT が0Vに固定
される。
入力されるコントロール信号CTRL1〜CTRL4
は、選択回路20のスイッチング部SW21と入力回路1
1〜13にあるスイッチング部SW11〜SW13とを連動
させる。したがって、選択された信号が入力される入力
回路においては、選択回路20の入力と接続されている
出力が信号入力ラインと接続され、選択されない信号が
入力される入力回路においては、その出力は定電圧源V
B に接続されて所定の電位に保持される。そして、選択
回路20に、入力回路11〜13の出力がそれぞれ入力
され、制御回路30によるコントロール信号CTRL1
〜CTRL3の入力に応じて、入力回路11〜13の出
力のうちの一の出力がスイッチング部SW21により選択
されて出力信号VOUT として出力され、また、コントロ
ール信号CTRL4により出力端子TOUT が0Vに固定
される。
【0067】以上説明したように、本実施例によれば、
スイッチ回路を2段構成とし、初段のスイッチ回路とし
ての入力回路11〜13において、制御回路30による
コントロール信号CTRL1〜CTRL3により選択さ
れた場合、その入力信号IN1〜IN3を通過させ、非
選択の場合には、定電圧源VB にその出力を接続してミ
ュート状態とし、次段のスイッチ回路としての選択回路
20において、制御回路30によるコントロール信号C
TRL1〜CTRL3に基づいて各入力回路11〜13
の出力を選択して、最終的な出力信号VOUT を得るよう
に構成したので、クロストークは非常に小さく、クロス
トーク分離が良い。また、2段目の選択回路20および
初段の入力回路11〜13を制御回路30による同一の
コントロール信号によって制御していることから、制御
系の素子数や端子数の増加を防止できる。さらに、選択
回路20においては、非選択時、すなわちコントロール
信号CTRL4を入力した場合には出力端TOUT を0V
に固定するように構成されているので、安定な出力状態
を保持できる。
スイッチ回路を2段構成とし、初段のスイッチ回路とし
ての入力回路11〜13において、制御回路30による
コントロール信号CTRL1〜CTRL3により選択さ
れた場合、その入力信号IN1〜IN3を通過させ、非
選択の場合には、定電圧源VB にその出力を接続してミ
ュート状態とし、次段のスイッチ回路としての選択回路
20において、制御回路30によるコントロール信号C
TRL1〜CTRL3に基づいて各入力回路11〜13
の出力を選択して、最終的な出力信号VOUT を得るよう
に構成したので、クロストークは非常に小さく、クロス
トーク分離が良い。また、2段目の選択回路20および
初段の入力回路11〜13を制御回路30による同一の
コントロール信号によって制御していることから、制御
系の素子数や端子数の増加を防止できる。さらに、選択
回路20においては、非選択時、すなわちコントロール
信号CTRL4を入力した場合には出力端TOUT を0V
に固定するように構成されているので、安定な出力状態
を保持できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大振幅の信号を扱う場合や、電源電圧の差が大きい回路
などにも適用でき、クロストークを確実に低減できるス
イッチ回路を実現できる。
大振幅の信号を扱う場合や、電源電圧の差が大きい回路
などにも適用でき、クロストークを確実に低減できるス
イッチ回路を実現できる。
【図1】本発明に係るスイッチ回路の一実施例を示すブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図2】図1の回路の機能を模式的に示すブロック構成
図である。
図である。
【図3】本発明に係る入力回路の具体的な構成例を示す
回路図である。
回路図である。
【図4】本発明に係る選択回路の具体的な構成例を示す
回路図である。
回路図である。
【図5】本発明に係る制御回路の具体的な構成例を示す
回路図である。
回路図である。
【図6】従来のスイッチ回路の構成例を示す回路図であ
る。
る。
【図7】図6のスイッチ回路の改良例を示す回路図であ
る。
る。
【図8】図7の回路の特性を説明するための図である。
11〜13…入力回路 20…選択回路 30…制御回路 IN1〜IN3…入力信号 SEL1,SEL2…選択信号 CTRL1〜CTRL4…コントロール信号 VOUT …出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−235413(JP,A) 特開 平3−150923(JP,A) 特開 平5−114846(JP,A) 実開 平3−128331(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/70
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の入力回路と、選択回路と、制御回
路とを有し、 上記複数の入力回路の各々は、 信号入力端子と、 第1の出力端子と、 エミッタが上記第1の出力端子に接続された出力トラン
ジスタと、 エミッタ同士が接続された2つのトランジスタを有し、
一方のトランジスタのベースが上記信号入力端子に接続
され、他方のトランジスタのベースが上記第1の出力端
子に接続され、当該他方のトランジスタのコレクタが上
記出力トランジスタのベースに接続された第1のトラン
ジスタ差動対と、 エミッタ同士が接続された2つのトランジスタを有し、
一方のトランジスタのベースが上記第1の出力端子に接
続され、他方のトランジスタのベースが基準電位に接続
され、当該他方のトランジスタのコレクタが上記出力ト
ランジスタのベースに接続された第2のトランジスタ差
動対と、 制御信号が上記信号入力端子に入力される信号を選択す
ることを示す場合には上記第1のトランジスタ差動対の
みを駆動し、当該制御信号が上記信号入力端子に入力さ
れる信号を選択しないことを示す場合には上記第2のト
ランジスタ差動対のみを駆動するスイッチング部と、を
含み、 上記選択回路は、 上記複数の入力回路の第1の出力端子に接続された複数
の入力端子と、第2の出力端子と、 エミッタが上記第2の出力端子に接続された出力トラン
ジスタと、 エミッタ同士が接続された2つのトランジスタを有し、
一方のトランジスタのベースが上記対応する入力端子に
接続され、他方のトランジスタのベースが上記第2の出
力端子に接続され、当該他方のトランジスタのコレクタ
が上記出力トランジスタのベースに接続された複数のト
ランジスタ差動対と、を含み、 上記制御信号を受けて、当該制御信号により選択されて
該当する入力回路から出力された信号が入力端子を介し
て供給されるトランジスタ差動対のみを駆動し、 上記制御回路は、 複数の入力信号から所定の信号を選択するための上記制
御信号を上記複数の入力回路および選択回路に出力する
ことを特徴とするスイッチ回路。 - 【請求項2】 上記選択回路は、エミッタ同士が接続さ
れた2つのトランジスタを有し、一方のトランジスタの
ベースが上記第2の出力端子に接続され、他方のトラン
ジスタのベースが上記基準電位に接続され、当該他方の
トランジスタのコレクタが上記出力トランジスタのベー
スに接続された非選択用トランジスタ差動対をさらに有
し、上記制御信号がいずれの入力信号も選択しないこと
を示す場合には、上記非選択用トランジスタ差動対のみ
を駆動する請求項1記載のスイッチ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15285193A JP3271211B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | スイッチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15285193A JP3271211B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | スイッチ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06338775A JPH06338775A (ja) | 1994-12-06 |
JP3271211B2 true JP3271211B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=15549521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15285193A Expired - Fee Related JP3271211B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | スイッチ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3271211B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6388005B1 (en) | 1969-11-01 | 2002-05-14 | Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. | Emulsion and process of preparing emulsions and oily compositions |
US6461597B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-10-08 | Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. | Method of treating hair or skin |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4018941B2 (ja) | 2002-06-26 | 2007-12-05 | オリオン電機株式会社 | 信号干渉防止ユニット及び信号処理装置 |
JP4702172B2 (ja) * | 2006-05-15 | 2011-06-15 | 株式会社デンソー | 信号選択回路 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP15285193A patent/JP3271211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6388005B1 (en) | 1969-11-01 | 2002-05-14 | Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. | Emulsion and process of preparing emulsions and oily compositions |
US6461597B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-10-08 | Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. | Method of treating hair or skin |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06338775A (ja) | 1994-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH043687B2 (ja) | ||
US5999044A (en) | Differential driver having multiple output voltage ranges | |
EP0697766B1 (en) | Buffer circuit with wide dynamic range | |
JP3271211B2 (ja) | スイッチ回路 | |
EP0326695A2 (en) | BIMOS memory sense amplifier system | |
US6504419B1 (en) | High-speed closed loop switch and method for video and communications signals | |
JP2591301B2 (ja) | 折れ線特性回路 | |
JPS58138111A (ja) | 差動検出回路 | |
US4980578A (en) | Fast sense amplifier | |
US5177380A (en) | ECL latch with single-ended and differential inputs | |
US6008696A (en) | Low noise amplifier with actively terminated input | |
JPS6057727B2 (ja) | ミユ−テイング回路 | |
US4082964A (en) | Diode switch | |
US5459411A (en) | Wired-OR logic circuits each having a constant current source | |
JPS5940712A (ja) | 切換増幅器 | |
JPH05183411A (ja) | アナログスイッチ回路 | |
JP2956911B2 (ja) | Ic試験装置 | |
JP3002553B2 (ja) | アナログ・スイッチ回路 | |
US4495469A (en) | Differential amplifier output leading circuit, and intermediate frequency amplifier using same | |
JPS61140218A (ja) | 入力回路 | |
US5614865A (en) | Differential amplifier with improved operational range | |
EP0487037B1 (en) | Holding circuit | |
KR850001869B1 (ko) | 디코우더(decoder)회로 | |
JPS5869117A (ja) | 切換回路 | |
JPH0231522B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |