JP3255107B2 - カラーフィルター及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
カラーフィルター及びこれを用いた液晶表示装置Info
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Description
有するカラーフィルター及びこれを用いた液晶表示装置
に関する。
晶層の厚み(セルギャップ)を保持するために、一般
に、2枚の液晶表示装置用基板間にプラスチックビー
ズ、ガラスビーズ又はガラス繊維を挟んでスペーサーと
して使用している。プラスチックビーズ等のスペーサー
は気流に乗せて散布されるため、電極基板とカラーフィ
ルター基板のどの位置に配置されるか定まらない。
6−140324、特開昭63−824054、特開平
4−93924、特開平5−196946、特開平7−
318950には、カラーフィルターを形成する着色層
を重ね合わせた構造をスペーサーとして用いた液晶表示
装置が提案されている。
をスペーサーとして用いる液晶表示装置においては、プ
ラスチックビーズ等のスペーサーの位置が定まらず、液
晶表示装置用基板上の表示領域(遮光部を除く画面内の
光透過部)にもスペーサーが存在する。このスペーサー
による光の散乱や透過により、液晶表示装置の表示品位
が低下するという問題がある。
して使用する液晶表示装置には、この他にも下記の問題
がある。すなわち、気流や静電気の影響でスペーサーが
均一に散布されず、スペーサーが凝集することがある。
スペーサーが凝集すると凝集部分の表示品質が悪化し、
またセルギャップの正確な保持の面でも問題がある。
324、特開昭63−824054、特開平4−939
24、特開平5−196946では、2色あるいは3色
の着色層を重ね合わせた構造をスペーサーとして用いる
ことが提案されている。
途への展開に伴い視野角の拡大が求められている。視野
角拡大のために液晶の配向方向を1ピクセル内で分割す
る分割配向技術が採用されているが、その1つとしてセ
ルギャップ内に形成したテーパー付き突起で液晶の配向
方向を変える技術が提案されている。
現するとともに、セルギャップ内に形成された突起によ
る配向分割を実現するカラーフィルターの簡素化された
構成を提供し、表示品位を向上し、液晶表示装置の生産
性を上げることにある。
成により達成される。 1)導電層上に固定された複数個のドット状スペーサー
を有し、かつ導電層上に分割配向のための突起を有する
ことを特徴とするカラーフィルター。 2)導電層上に固定されたドット状スペーサーが非表示
領域にあることを特徴とする(1)記載のカラーフィル
ター。 3)カラーフィルターが少なくとも3原色からなる着色
層および3原色の少なくとも1色を積層して形成された
複数個のドット状スペーサーから構成されることを特徴
とする(1)に記載のカラーフィルター。 4)導電層上に固定されたドット状スペーサーと前記突
起が同一の組成であることを特徴とする(1)に記載の
カラーフィルター。 5)導電層上に固定されたドット状スペーサーと前記突
起が着色されていることを特徴とする(1)に記載のカ
ラーフィルター。6 )導電層上に固定されたドット状スペーサーの体積抵
抗値が107Ωcm以上であることを特徴とする(1)
に記載のカラーフィルター。7 )導電層上に固定されたドット状スペーサーおよび突
起がポリイミド系樹脂またはアクリル系樹脂であること
を特徴とする(1)に記載のカラーフィルター。8 )(1)〜(7)に記載のカラーフィルターを使用し
たことを特徴とする液晶表示装置。
を介して貼り合わされた2枚の基板の間に液晶を挟んだ
構造をとる。本発明の液晶表示装置は、カラーフィルタ
ーおよびカラーフィルターと対向する電極基板とが貼り
合わせられる。本発明の電極基板は、例えばTFT基板
のようなトランジスターで駆動される電極を複数個有す
る基板や透明導電膜による配線が施された基板である。
本発明のドット状スペーサーは導電層上に形成される
が、これと対向する位置の電極基板上にもドット状スペ
ーサーを形成してもよい。
せるために、基板上の非表示領域に固定されたスペーサ
ーを有することが好ましい。非表示領域とは、液晶表示
装置に組みあがった状態での画面内の遮光部と画面外に
相当する領域を指す。遮光部は基板上に形成された金属
配線やTFTなどの能動素子を外部から見えないように
黒色樹脂や黒色金属酸化物を配置した部分である。ま
た、遮光部は、画素間や画素と配線間の隙間から抜けて
くる光を遮光する役割もある。また、本発明においては
液晶に電圧が印加されず実質的に常時黒表示状態である
部分も非表示領域とする。一方、表示領域は、前記の非
表示領域以外の領域を指す。
にあることが開口率を高め光を有効利用できる点や傾斜
による液晶配向の乱れが表示不良につながりにくい点で
好ましい。
料としては、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、アク
リル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リオレフィン系樹脂等の感光性又は非感光性の材料が好
ましく用いられる。着色層でスペーサーを形成する場合
には、これらの樹脂中に着色剤を分散又は溶解させたも
のを用いる。
架橋型樹脂、光重合型樹脂などのタイプがあり、特に、
エチレン不飽和結合を有するモノマ、オリゴマ又はポリ
マと紫外線によりラジカルを発生する開始剤とを含む感
光性組成物、感光性ポリアミック酸組成物等が好適に用
いられる。
マなどで現像処理が可能なものが好ましく用いられる
が、透明導電層の製膜工程や液晶表示装置の製造工程で
かかる熱に耐えられるような耐熱性を有する樹脂が好ま
しく、また、液晶表示装置の製造工程で使用される有機
溶剤への耐性を持つ樹脂が好ましく、中でもポリイミド
系樹脂が特に好ましい。
限定されるものではないが、通常下記一般式で表される
構造単位を主成分とするポリイミド前駆体を、加熱又は
適当な触媒によってイミド化したものが好適に用いられ
る。
である。R1は酸成分残基であり、R1は少なくとも2個
の炭素原子を有する3価または4価の有機基を示す。耐
熱性の面から、R1は環状炭化水素、芳香族環または芳
香族複素環を含有し、かつ炭素数6から30の3価また
は4価の基が好ましい。R1の例として、フェニル基、
ビフェニル基、ターフェニル基、ナフタレン基、ペリレ
ン基、ジフェニルエーテル基、ジフェニルスルフォン
基、ジフェニルプロパン基、ベンゾフェノン基、ビフェ
ニルトリフルオロプロパン基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基などから誘導された基が挙げられるがこれら
に限定されるものではない。
する2価の有機基を示す。耐熱性の面から、R2は環状
炭化水素、芳香族環または芳香族複素環を含有し、かつ
炭素数6から30の2価の基が好ましい。R2の例とし
て、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基、ナフ
タレン基、ペリレン基、ジフェニルエーテル基、ジフェ
ニルスルフォン基、ジフェニルプロパン基、ベンゾフェ
ノン基、ビフェニルトリフルオロプロパン基、ジフェニ
ルメタン基、シクロヘキシルメタン基などから誘導され
た基が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
一般式(1)で表される構造単位を主成分とするポリマ
ーはR1、R2がこれらの内各々1個から構成されていて
も良いし、各々2種以上から構成される共重合体であっ
ても良い。
ましく使用される。このとき用いられるアクリル系樹脂
は、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、
メチルメタクリレートなどのアルキルアクリレートまた
はアルキルメタクリレート、環状のアクリレートまたは
メタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートまた
は、メタクリレートなどの内から3〜5種類程度のモノ
マを用いて、分子量5000〜200000程度に重合
した樹脂を用いる。なお、スペーサーがアクリル樹脂を
含むものである場合、スペーサーを構成する成分中のア
クリル樹脂の含有量は、50重量%以上が好ましく、6
0重量%以上がさらに好ましい。アクリル系樹脂スペー
サーを構成する材料が感光性か非感光性は制限されない
が、スペーサーの微細加工のしやすさの点から感光性の
材料が好ましく用いられる。感光性樹脂の場合には、ア
クリル系樹脂と光重合性モノマ、光重合開始剤を配合し
た組成物が好ましく用いられる。光重合性モノマとして
は、2官能、3官能、多官能モノマがあり、2官能モノ
マとして、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールアクリ
レートなどがあり、3官能モノマとして、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアネートなどがあり、多官能モノマとしてジトリメチ
ロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタおよびヘキサアクリレートなどがある。ま
た、光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、チオキサ
ントン、イミダゾール、トリアジン系などが単独もしく
は混合で用いられる。
に応じて、着色剤を添加しても良い。着色剤としては、
有機顔料、無機顔料、染料等を好適に用いることがで
き、さらには、紫外線吸収剤、分散剤、レベリング剤等
の種々の添加剤を添加してもよい。スペーサーに遮光性
が要求される際には、カーボンブラック、酸化チタン、
四酸化鉄等の金属酸化物粉、金属硫化物粉、金属粉とい
った遮光剤の他に、赤、青、緑色等の顔料の混合物等を
用いることができる。この中でも、特にカーボンブラッ
クは遮光性が優れており、特に好ましい。スペーサーに
遮光性と絶縁性が要求される際には、酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、酸化鉄等の絶縁性無機化合物微粒子や
表面に樹脂を被覆したカーボンブラックを用いても良
い。
剤や遮光剤を添加する量に特に制限はないが、樹脂成分
と着色剤と遮光剤成分との重量比が10:0〜1:9で
あることが、ドット状スペーサー形成の点から好まし
い。
化の樹脂を基板上に塗布、乾燥した後に、パターニング
を行う方法が、精度良くスペーサーを形成できる点から
好ましく用いられる。未硬化の樹脂を塗布する方法とし
ては、ディップ法、ロールコーター法、スピナー法、ダ
イコーティング法、ワイヤバーコーティング法などが好
適に用いられ、この後、オーブンやホットプレートを用
いて加熱乾燥(セミキュア)を行う。セミキュア条件
は、使用する樹脂、溶媒、樹脂塗布量により異なるが、
通常60〜200℃で1〜60分加熱することが好まし
い。このようにして得られた樹脂被膜は、樹脂が非感光
性の樹脂である場合は、その上にフォトレジスト膜を形
成した後に、また、樹脂が感光性の樹脂である場合は、
そのままかあるいは酸素遮断膜を形成した後に、露光、
現像を行う。必要に応じて、フォトレジスト膜又は酸素
遮断膜を除去し、また、加熱乾燥(本キュア)する。本
キュア条件は、樹脂の種類や塗布量により若干異なる
が、ポリイミド系樹脂の場合には、通常200〜300
℃で1〜60分加熱するのが一般的である。アクリル系
樹脂の場合には、本キュア条件は、通常150〜300
℃で1〜60分加熱するのが一般的である。以上のプロ
セスにより、透明基板上にスペーサーが形成される。1
回のパターニングで十分な高さを得られることが困難で
ある場合には、複数の樹脂層を積層することも可能であ
る。
い。すなわち、あらかじめ基材上に感光性を付与した樹
脂層を形成した転写基板を準備し、これを必要に応じ熱
や圧力を加えつつ基板の上に重ね合わせ、露光・現像
し、しかる後に基材を剥離してスペーサーを基板上に形
成する方法、もしくはあらかじめフォトリソグラフィー
等にて転写基板上にスペーサーを形成しておいてから基
板上に熱や圧力を加えてスペーサーを転写する方法であ
る。
を基板と平行な面で切断した場合の横断面の形状は、特
に限定されないが、円、楕円、角が丸い多角形、十字、
T字又はL字形が好ましい。また、積層によりスペーサ
ーを形成する場合においても、それぞれの層のスペーサ
ーの形状は、特に制限されないが、円、楕円、角が丸い
多角形、十字、T字又はL字形が好ましく、これらを任
意に積層しスペーサーを形成してよい。
く、さらには2〜8μmが好ましい。スペーサーの高さ
が1μmよりも低いと、十分なセルギャップを確保する
ことが困難である。一方、9μmを超えると、液晶表示
装置のセルギャップが大きくなりすぎて駆動に要する電
圧が高くなり好ましくない。なお、スペーサーの高さと
は、1個のスペーサーに着目し、カラーフィルターの開
口部着色層とドット状スペーサーの最上表面との間の距
離を意味する。基板上の表示部平坦部の高さにムラがあ
る場合には、ドット状スペーサーの最上表面と各表示部
平坦部との間の距離の内、最大のものを指す。
成時に画素の着色部分とスペーサーとが同時に形成され
ることが生産性を高める点と十分な高さのスペーサーを
形成できる点で好ましい。ただし本発明においてはスペ
ーサーの最上層すなわちドット状スペーサは配向分割用
突起と同時に形成される。また、スペーサーの高さが分
割配向用突起と同じ高さであっても良い場合、すなわ
ち、ドット状スペーサー下に着色層よりも厚いブラック
マトリックスが配置されて、ドット状スペーサーと分割
配向用突起とを同時に形成してもスペーサーの高さが大
きくなることで分割配向用突起が対向電極基板に接しな
い場合などでは、着色層をスペーサー位置に置かなくと
も良い。つまりこのときスペーサーは分割配向用突起と
同じく1層からなる。
示装置用基板間の間隔の画面内均一性を高める点から、
画面内および画面外の非表示領域にスペーサーを形成す
ることが好ましいが、場合によっては画面内または画面
外のどちらか一方の非表示領域に形成しても良い。
は液晶表示装置の構造に大きく影響を受ける。固定され
たドット状スペーサーを有するカラーフィルターにおい
て1画素中の非表示領域の面積の制約から、画面内の1
個あたりのスペーサー面積は、10μm2〜1000μ
m2であることが好ましい。さらに好ましくは、10μ
m2〜250μm2である。ここでいうスペーサー面積と
は導電層上に形成されたドット状スペーサー最頂部であ
って、液晶表示装置を作製した際に対向基板に接触する
部分の面積もしくは対向基板上に作製されたスペーサー
に接触する部分の面積を指す。1個あたりのスペーサー
の面積が10μm2よりも小さい場合は、精密なパター
ンの形成や積層が難しくなる他、液晶表示装置装置製造
時の圧力印加でスペーサーが破壊されることがある。1
個あたりのスペーサーの面積が1000μm2よりも大
きい場合は、スペーサーの周辺においてラビングによる
十分な配向処理が困難になる。また、画面内のスペーサ
ーは、スペーサー部の形状にもよるが画面内の非表示領
域に完全に配置することが難しくなる。一方、画面外の
スペーサーは、表示領域に現れることが無い。したがっ
て、面内および画面外にスペーサーを有する液晶表示装
置用基板の場合、画面外のスペーサーのひとつ当たりの
面積は、スペーサーの形成を容易にするために画面内の
スペーサーのひとつ当たりの面積と等しいかもしくは大
きいことが好ましい。
電層形成前に透明保護層を形成しても良い。このような
透明保護層の形成は、カラーフィルターの構造を複雑に
し製造コストが高くする点で不利であるが、一方スペー
サー高さの制御、カラーフィルターからの不純物のシミ
出し防止、表面平坦化に有利である。
層形成後に透明導電層が形成される。透明導電層として
はITOなどの酸化物薄膜を採用することができる。
分子が傾いた方向において視野角の非対称性が大きく、
かつ視野角が小さくなる。分割配向とは液晶表示装置の
1画素内を複数の領域に分け、各領域で液晶分子の傾き
を変える技術である。分割配向技術としてはフォトリソ
グラフィーを利用して液晶配向膜のラビングの向きが異
なる領域を1画素内に作る技術が知られているが、工程
が多いフォトリソグラフィーを採用することによる生産
性の低下やフォトリソグラフィーで使用する現像液や剥
離液で先に形成した液晶配向膜がダメージを受ける問題
があった。
きに液晶分子長軸が基板表面に対して垂直に配向してお
り、電圧印加で液晶長軸が基板面と平行方向に倒れる垂
直配向方式が提案されている。また、垂直配向方式の分
割配向技術として基板上に形成した傾斜を利用するもの
が提案されている。すなわち、基板上の一部に突起を作
り、この側面の傾斜で基板面に垂直方向に長軸を配向し
ようとする液晶分子を傾け、将棋倒し状に表示領域の液
晶分子の配向をわずかに垂直方向から倒す方法である。
液晶分子は電圧印加すると突起の作用で傾いている方向
にさらに深く倒れていく。突起が三角形または台形の断
面を持つストライプであれば2つの斜面において液晶分
子は二方向に分かれて倒されて二方向の分割配向ができ
る。また、突起が角錐であればその斜面の数によって配
向分割数が決まり、突起が円錐であれば放射状の液晶配
向が得られる。該側面の傾斜は順テーパーである。ま
た、突起の頂部は表示に寄与しないのでなるべく狭いこ
とが望ましい。
極基板側とで一対になっている必要があるので断面が台
形または三角形のストライプ状でカラーフィルター側と
対向する電極基板側とで交互に配置されていることが特
に好ましい。
は107Ωcm以上であることが好ましい。ドット状ス
ペーサーの体積抵抗値が107Ωcm未満であると、貼
り合わせずれによりカラーフィルター上の透明電極層と
対向する電極基板とが導通し、表示不良を引き起こす。
該体積抵抗値は109Ωcm以上であることがさらに好
ましい。
ット状スペーサーと分割配向用の突起を備えたことによ
って表示性能に優れた液晶表示装置を提供すると共にド
ット状スペーサーと分割配向用突起とを同時に形成する
生産性に優れた液晶表示装置を提供する。また、ドット
状スペーサーを透明導電層上に配置した場合は、基板貼
り合わせ時の位置ずれによってカラーフィルター上の透
明導電層と対向する電極基板とが短絡する欠陥を避ける
ことができる。短絡の防止は、電極や配線が密に配置さ
れている高開口率の液晶表示装置において効果が大き
い。
配向膜が形成されることから、高い耐熱性、耐溶媒性が
要求される。また、0.1μm以下の薄い液晶配向膜を
介して液晶と分割配向用突起とが隣接することから、不
純物の溶出が少ないことも要求される。本発明の分割配
向用突起は上記の条件を備えたポリイミド系樹脂、アク
リル系樹脂、エポキシ系樹脂の採用が好ましい。
に必要に応じてブラックマトリックスを設け、さらにそ
の上に3原色から成る着色層を複数配列したものが好ま
しい。カラーフィルターは3原色から成る各着色層によ
り被覆された画素を1絵素とし、多数の絵素により構成
されている。ここで言う、ブラックマトリックスは、各
画素間に配列された遮光領域を示し、液晶表示装置の表
示コントラストを向上させ、またTFTなどの能動素子
に光が入射して誤動作することを防ぐために設けられ
る。
しては、特に限定されるものではなく、石英ガラス、ホ
ウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸塩ガラス、表面をシリ
カコートしたソーダライムガラスなどの無機ガラス類、
有機プラスチックのフィルム又はシート等が好ましく用
いられる。
トリックスが設けられる。ブラックマトリックスは、ク
ロムやニッケル等の金属又はそれらの酸化物等や着色膜
の重ね塗りで形成してもよいが、樹脂及び遮光剤から成
る樹脂ブラックマトリックスを形成することが製造コス
トや廃棄物処理コストの面から好ましい。また、スペー
サーを高くする面からも樹脂ブラックマトリックスの採
用が好ましい。この場合、ブラックマトリックスに用い
られる樹脂としては、特に限定されないが、エポキシ系
樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂など
の感光性又は非感光性の材料が好ましく用いられる。ブ
ラックマトリックス用樹脂は、画素や保護膜に用いられ
る樹脂よりも高い耐熱性を有する樹脂が好ましく、ま
た、ブラックマトリックス形成後の工程で使用される有
機溶剤に耐性を持つ樹脂が好ましいことからポリイミド
系樹脂が特に好ましく用いられる。なお、好ましいポリ
イミド系樹脂としては、前述のスペーサーを形成するの
に適した樹脂を挙げることができる。
は、カーボンブラック、酸化チタン、四酸化鉄等の金属
酸化物粉、金属硫化物粉、金属粉の他に、赤、青、緑色
等の顔料の混合物等を用いることができる。この中で
も、特にカーボンブラックは遮光性が優れており、特に
好ましい。分散の良い粒径の小さいカーボンブラックは
主として茶系統の色調を呈するので、カーボンブラック
に対する補色の顔料を混合させて無彩色にするのが好ま
しい。
ドの場合、黒色ペースト溶媒としては、通常、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド系極性溶媒、
γ−ブチロラクトンなどのラクトン系極性溶媒等が好適
に使用される。
対して補色の顔料等の遮光剤を分散させる方法として
は、例えば、ポリイミド前駆体溶液中に遮光剤や分散剤
等を混合させた後、三本ロール、サンドグラインダー、
ボールミルなどの分散機中で分散させる方法などがある
が、この方法に特に限定されない。また、カーボンブラ
ックの分散性向上、あるいは塗布性やレベリング性向上
のために種々の添加剤が加えられていてもよい。
は、黒色ペーストを透明基板上に塗布、乾燥した後に、
パターニングを行う。黒色ペーストを塗布する方法とし
ては、ディップ法、ロールコーター法、スピナー法、ダ
イコーティング法、ワイヤバーコーティング法などが好
適に用いられ、この後、オーブンやホットプレートを用
いて加熱乾燥(セミキュア)を行う。セミキュア条件
は、使用する樹脂、溶媒、ペースト塗布量により異なる
が、通常60〜200℃で1〜60分加熱することが好
ましい。
は、樹脂が非感光性の樹脂である場合は、その上にフォ
トレジスト膜を形成した後に、また、樹脂が感光性の樹
脂である場合は、そのままかあるいは酸素遮断膜を形成
した後に、露光、現像を行う。必要に応じて、ポジ形フ
ォトレジスト膜まは酸素遮断膜を除去し、また、加熱乾
燥(本キュア)する。本キュア条件は、前駆体からポリ
イミド系樹脂を得る場合には、塗布量により若干異なる
が、通常200〜300℃で1〜60分加熱するのが一
般的である。アクリル系樹脂の場合には、本キュア条件
は、通常150〜300℃で1〜60分加熱するのが一
般的である。以上のプロセスにより、基板上にブラック
マトリックスが形成される。
ックスを形成してもよい。後述する着色層を重ねてブラ
ックマトリックスを形成しても良い。
しくは0.5〜2.0μm、より好しくは0.8〜1.
5μmである。この膜厚が0.5μmよりも薄い場合に
は、樹脂ブラックマトリックス上に樹脂層を積層してス
ペーサーを作製する場合、十分な高さのスペーサーを形
成することが難しくなり、また、遮光性が不十分になる
ことからも好ましくない。一方、膜厚が2.0μmより
も厚い場合には、遮光性は確保できるものの、カラーフ
ィルターの平坦性が犠牲になり易く、段差が生じやす
い。
D値(透過率の逆数の常用対数)で表されるが、液晶表
示装置の表示品位を向上させるためには、好ましくは
1.6以上であり、より好ましくは2.0以上である。
また、樹脂ブラックマトリックスの膜厚の好適な範囲を
前述したが、OD値の上限は、これとの関係で定められ
るべきである。
0〜200)μm×(20〜300)μmの開口部が設
けられるが、この開口部を少なくとも被覆するように3
原色のそれぞれの着色層が複数配列される。すなわち、
1つの開口部は、3原色のいずれか1つの着色層により
被覆され、各色の着色層が複数配列される。
くとも3原色、赤(R)、緑(G)、青(B)または、
シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の3層
を包含するものであり、各画素にはこれらの3色のいず
れかの1つの着色層が設けられる。
顔料、無機顔料、染料等を好適に用いることができ、さ
らには、紫外線吸収剤、分散剤、レベリング剤等の種々
の添加剤を添加してもよい。顔料としては、赤(R)と
してColor Index No.9、97、122、123、14
9、168、177、180、192、215など、緑
(G)としてColor Index No.7、36など、青(B)
としてはColor Index No.15、22、60、64など
が一般的に用いられる。分散剤としては界面活性剤、顔
料の中間体、染料の中間体、高分子分散剤などの広範囲
のものが使用される。
定されないが、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレ
タン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂などの感光性又は非感光性の材料
が採用できる。本発明のドット状スペーサーは微細な加
工が可能でかつ加圧に耐えるような強靱な樹脂で形成さ
れていることが好ましいので、アクリル系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂の採用が好ましく、ポリイミド系樹脂がより
好ましく用いられる。
マトリックスを形成した基板上に着色剤を含むペースト
を塗布、乾燥した後に、パターニングを行う。着色剤を
分散又は溶解させ着色ペーストを得る方法としては、溶
媒中に樹脂と着色剤を混合させた後、三本ロール、サン
ドグラインダー、ボールミルなどの分散機中で分散させ
る方法などがあるが、この方法に特に限定されない。
色ペーストの場合と同様、ディップ法、ロールコーター
法、スピナー法、ダイコーティング法、ワイヤーバーコ
ーティング法等が好適に用いられ、この後、オーブンや
ホットプレートを用いて加熱乾燥(セミキュア)を行
う。セミキュア条件は、使用する樹脂、溶媒、ペースト
塗布量により異なるが通常60〜200℃で1〜60分
加熱することが好ましい。
は、樹脂が非感光性の樹脂である場合は、その上にフォ
トレジスト膜を形成した後に、また、樹脂が感光性の樹
脂である場合は、そのままかあるいは酸素遮断膜を形成
した後に、露光、現像を行う。必要に応じて、フォトレ
ジスト膜まは酸素遮断膜を除去し、加熱乾燥(本キュ
ア)する。
樹脂を得る場合には、塗布量により若干異なるが、通常
200〜300℃で1〜60分加熱するのが一般的であ
る。アクリル系樹脂の場合には、本キュア条件は、通常
150〜300℃で1〜60分加熱するのが一般的であ
る。以上のプロセスにより、ブラックマトリックスを形
成した基板上にパターニングされた着色層が形成され
る。また、いわゆる転写法で着色層を形成してもよい。
に、上記のように、第1色目の着色層を全面にわたって
形成した後に、不必要な部分をフォトリソグラフィ法に
より除去し、所望の第1色目の着色層のパターンを形成
する。同様の操作を繰り返し、第2色目の着色パター
ン、第3色目の着色パターンを形成する。
際に、スペーサーを形成する工程が別途必要とならない
ように、または十分な高さのスペーサーを実現するため
に着色層の加工と同時にカラーフィルターの着色層で構
成されたスペーサーを形成するのが好ましい。ただし本
発明においては前記スペーサーを構成する最上層すなわ
ち導電層上に形成されたドット状スペーサーと分割配向
用の突起とが同一の組成で同時に加工されることが好ま
しい。ドット状スペーサーと分割配向用突起は着色され
ていても透明であっても良いが、ドット状スペーサーと
分割配向用突起とが着色されている場合はブラックマト
リックス、画面の非表示部を遮光する額縁やアクティブ
素子の遮光部も同時に加工することが可能であり製造工
程を短縮できる点で本発明の効果を大きくし好ましい。
が同一組成で同時に加工されることが好ましいことか
ら、カラーフィルターを構成する3原色の着色層とは別
にこれらを作製することが好ましい。着色層を透明導電
層の上に配置すると着色層による電圧降下で液晶駆動電
圧が大きくなる問題がある。
mであることが好ましい。突起高さが0.5μm未満で
あると分割配向の効果が十分でなく、一方、突起高さが
6μm超であると1回のフォトリソグラフィーによる突
起形成が難しくなる他、液晶注入の妨げになる。分割配
向用突起の高さは0.6μm〜3μmの範囲がさらに好
ましい。
で構成することができる。例えば、上記のようにブラッ
クマトリックスを形成した基板上に第1色目の着色層で
所望の第1色目の着色層のパターンを形成する際に、ブ
ラックマトリックスの開口部を被覆する部分と、着色層
の積層によりスペーサーを形成する部分に着色層を残
す。第2色目、第3色目も同様な操作を繰り返し、ブラ
ックマトリックスの開口部上には1層の着色層が形成さ
れる。また、スペーサーとして十分なセルギャップを確
保するためには、好ましくは2層から3層の着色層がス
ペーサー形成位置に積層されることが好ましい。
に着色層を1層、2層又は3層積層しスペーサーを構成
することが、表示部の面積を減じることなく、また十分
なセルギャップを確保する点から好ましい。しかしなが
ら、スペーサーの高さが分割配向用突起と同じ高さであ
っても良い場合、すなわち、ドット状スペーサー下に着
色層よりも厚いブラックマトリックスが配置されて、ド
ット状スペーサーと分割配向用突起とを同時に形成して
もスペーサーの高さが大きくなることで分割配向用突起
が対向電極基板に接しない場合などでは、着色層をスペ
ーサー位置に置かなくとも良い。つまりこのときスペー
サーは分割配向用突起と同じく1層からなる。
サーとして機能しない高さの積層物を形成しても良い。
例えば、スペーサーが4層で形成される場合、3層、2
層もしくは1層からなる積層物で形成され、スペーサー
が3層で形成される場合、2層もしくは1層からなる積
層物で形成される。これらは、通常時は対向する電極基
板と接することは無いが、液晶表示装置に圧力が加わっ
た際に対向する電極基板と接することでセルギャップを
確保して、液晶表示装置の表示品位の信頼性を高めるこ
とができる。
場合は、スペーサーを構成する着色層の樹脂成分と着色
剤成分との重量比が3:7〜9:1であることが、所望
のスペーサーの高さをもたせる点とカラーフィルターに
所望のカラー表示性能をもたせる点などから、好まし
い。
着色層とは連続していても、また、分離されていてもよ
い。
る際には、対向基板への接触部の面積がスペーサーの底
部の面積より小さくなるように設計することが望まし
い。
いた液晶表示装置の製造方法を図1および図2を用いて
以下に説明するがこれに限定されるものではない。
いてブラックマトリックス2を形成する。ブラックマト
リックスの開口部を埋めるように青着色層3を形成し同
時にブラックマトリックス上にスペーサー形成位置に青
着色層4を配置した。同様にして、赤着色層をブラック
マトリックスの開口部7とスペーサー形成位置6を形成
し、次いで緑着色層をブラックマトリックスの開口部5
とスペーサー形成位置8を形成する。次に透明保護層9
を形成し、さらに透明導電層10を積層する。透明導電
層の上に分割配向用突起11およびドット状スペーサー
12を同時に形成する。
一例を以下に示す。
によりクロム薄膜を形成し、フォトリソグラフィーにて
ゲート電極をパターニングする。次に、プラズマCVD
により、絶縁膜として窒化珪素膜、アモルファスシリコ
ン膜およびエッチングストッパとして窒化珪素膜を連続
形成する。次に、フォトリソグラフィーにてエッチング
ストッパの窒化珪素膜をパターニングする。TFT端子
が金属電極とオーミックコンタクトをとるためのn+ア
モルファスシリコン膜の成膜とパターニングをし、さら
に、表示電極となるITO膜を成膜しパターニングす
る。さらに配線材料としてアルミニウムをスパッタリン
グにより膜付けし、フォトリソグラフィーにて信号配線
およびTFTの金属電極を作製する。ドレイン電極とソ
ース電極をマスクとしてチャンネル部のn+アモルファ
スシリコン膜をエッチング除去し、TFT素子を備えた
電極基板を得る。反射型の液晶表示素子の場合は、表示
電極をアルミニウムや銀などの反射率の高い材料とす
る。
る。同様にして対向する薄膜トランジスタを備えた電極
基板についても垂直配向膜を設ける。対向する電極基板
にカラーフィルター上に設けた配向分割用突起と対応す
るように配向分割用突起を設ける。この2枚の基板をエ
ポキシ接着材をシール剤として用いて貼り合わせた後
に、シール部に設けられた注入口から垂直配向する液晶
を注入する。液晶を注入後、注入口を封止し、さらに偏
光板を基板の外側に貼り合わせ液晶表示装置を作製す
る。
の一例を示す。ブラックマトリックス13の開口部14
とブラックマトリックス上のスペーサー形成位置15に
着色膜を形成する。ブラックマトリックス開口部の長辺
方向を二分するように断面が台形のストライプ状突起1
6を画素一つおきに形成する。対向する電極基板上には
カラーフィルター上のストライプ状突起と交互に配置さ
れるように画素一つおきにストライプ状突起を形成す
る。
いた液晶表示装置は、パソコン、ワードプロセッサー、
エンジニアリング・ワークステーション、ナビゲーショ
ンシステム、液晶テレビなどの表示画面に用いられ、ま
た、液晶プロジェクション等にも好適に用いられる。ま
た、光通信や光情報処理の分野において、液晶を用いた
空間変調素子としても好適に用いられる。空間変調素子
は、素子への入力信号に応じて、素子に入射する光の強
度や位相、偏光方向等を変調させるもので、実時間ホロ
グラフィーや空間フィルター、インコヒーレント/コヒ
ーレント変換等に用いられるものである。
明するが、本発明はこれらに限定されない。 (測定法) 体積抵抗値の測定 アルミニウム薄膜を蒸着したガラス基板上に対象となる
材料を1μmの厚さにコーティングする。コーティング
膜上にさらに直径15mmのアルミニウム電極を蒸着す
る。コーティング膜を挟んだ2つの電極間に直流1Vを
印加して、電圧印加後5分での電流値とコーティング膜
の厚みから体積抵抗値を求めた。
トキシシラン9.9g、γ−アミノプロピルメチルジエ
トキシシラン28.8gをγ−ブチロラクトン156.
3g、3−メチル−3−メトキシブタノール150gに
溶解し、30℃で撹拌しながら9.12gの蒸留水を加
えた後、50℃で2時間加熱撹拌し、加水分解・縮合を
おこなった。ついで130℃に昇温してさらに縮合を進
めながら生成したアルコールと水を留去させた。この溶
液を50℃に冷却した後、撹拌しつつ3,3’,4,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸2無水物24.
17gを添加してアミック酸系ポリオルガノシロキサン
溶液を得た。
キシシラン396gを3−メチル−3−メトキシブタノ
ール785.6gに溶解した後に、撹拌しつつ燐酸3.
34gと蒸留水216gの混合物を加えた。得られた溶
液を105℃で1時間加熱し、主としてメタノールから
なる成分302gを留去させた。ついで130℃で2時
間加熱し、主としてアルコールと水からなる成分147
gを留去させた。これを室温まで冷却してから3−メチ
ル−3−メトキシブタノール86gを加えてポリオルガ
ノシロキサン系溶液を得た。
メトキシブタノール1567gの混合液にテトラブトキ
シジルコニウム383gを添加して30℃で1時間撹拌
した後、24時間放置してジルコニアキレート溶液を得
た。
水物144.1gをγ−ブチロラクトン1095g、N
−メチル−2−ピロリドン209gに混合し、4,4´
−ジアミノジフェニルエーテル95.1g、ビス(3−
アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン6.2gを
添加して70℃で3時間反応させた後、無水フタル酸
2.96gを添加してさらに70℃で1時間反応させて
ポリイミド前駆体(ポリアミック酸)溶液を得た。
ベースをホモジナイザーを用いて、7000rpmで3
0分間分散し、ガラスビーズを濾過して、ブラックペー
ストを調製した。
電気ガラス(株)製、OA−2)基板上にスピナーを用
いて、ブラックペーストを塗布し、オーブン中135℃
で20分間セミキュアした。続いて、ポシ型フォトレジ
スト(シプレー社製“Microposit”SRC100 30cp)をス
ピナーで塗布し、80℃20分間乾燥した。フォトレジ
スト膜厚は1.5μmとした。キャノン(株)製露光機
PLA−501Fを用い、フォトマスクを介して露光し
た。
シドを2重量%含んだ23℃の水溶液を現像液に用い、
基板を現像液にディップさせ、同時に10cm幅を5秒
で1往復するように基板を揺動させて、ポジ型フォトレ
ジストの現像とポリイミド前駆体のエッチングを同時に
行った。現像時間は60秒とした。その後、メチルセル
ソルブアセテートでポジ型フォトレジストを剥離し、さ
らに、300℃で30分間キュアし、樹脂ブラックマト
リクス基板を得た。樹脂ブラックマトリクスの膜厚は、
0.90μmであり、OD値は3.0であった。 (着色層の作成) 赤、緑、青の顔料として各々Color index No.65300 Pig
ment Red 177で示されるジアントラキノン系顔料、Colo
r Index No.74265 Pigment Green 36 で示されるフタロ
シアニングリーン系顔料、Color Index No.74160 Pigme
nt Blue 15-4で示されるフタロシアニンブルー系顔料を
用意した。ブラックマトリックスに使用したポリイミド
前駆体溶液に上記顔料を各々混合分散させて、赤、緑、
青の3種類の着色ペーストを得た。まず、樹脂ブラック
マトリックス基板上に青ペーストを塗布し、120℃2
0分間セミキュアした。この後、ポジ型フォトレジスト
(シプレー社製"Microposit" SRC100 30cp )をスピナ
ーで塗布後、80℃で20分乾燥した。フォトマスクを
用いて露光し、テトラメチルアンモニウムヒドロキド2
重量%水溶液に基板を浸漬し揺動させながら、ポジ型フ
ォトレジストの現像およびポリイミド前駆体のエッチン
グを同時に行なった。その後、ポジ型フォトレジストを
メチルセルソルブアセテートで剥離し、さらに、300
℃で30分間キュアした。青着色層の膜厚は2μmであ
った。青画素の形成と同時に樹脂ブラックマトリクス上
にスペーサーの1段目を形成した。なおスペーサーのサ
イズは20μm角とした。
画素の形成とともに樹脂ブラックマトリクス上にスペー
サーの2段目を形成した。緑着色層の膜厚は、2μm、
スペーサーのサイズは20μm角とした。
て、赤画素の形成とともに樹脂ブラックマトリクス上に
スペーサーの3段目を形成し、カラーフィルターを作製
した。赤色画素部の膜厚は2μm、スペーサーのサイズ
は15μm角とした。
シロキサン溶液7.5gと調製例2で得たポリオルガノ
シロキサン溶液10gおよび調製例3で得たキレート溶
液1.5gを混合し、透明樹脂用組成物を得た。ブラッ
クマトリックスと3原色の着色層が形成された基板の上
に前期透明樹脂を塗布し、80℃ で10分間乾燥し、
次いで280℃ で60分間キュアして、厚さが1μm
の透明保護層を形成した。
タリング法にて膜厚が150nmで表面抵抗が20Ω/
□のITO膜を形成した。
に使用したポリイミド前駆体溶液を塗布し135℃ で
20分間セミキュアした。この後、ポジ型フォトレジス
トを塗布して80℃ で20分間乾燥した。フォトマス
クを介して露光し、テトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド2重量%水溶液に浸漬してフォトレジストの現像と
ポリイミド前駆体のエッチングとを同時に実施した。フ
ォトレジストをメチルセルソルブで剥離し、次いで30
0℃ で30分間キュアして厚さ1μmのドット状スペ
ーサーと分割配向用のストライプ状突起とを形成した。
12μmとし、ストライプ状の突起は断面の下辺が15
μm、上辺が14μmの台形とした。ストライプ状突起
は図2に示したように1画素の長辺を二分する位置に1
画素おきに配置し、カラーフィルターの表示部全体を貫
いている。
た。突起を形成した透明ポリイミド層の体積抵抗は10
13Ωcmであった。
みと樹脂BM膜厚との合計から対象の色層の表示部膜厚
を引いた厚みと、着色層1層の上に設けられた光透過部
分のITO層の表面からスペーサー頂部までの高さであ
るスペーサーの高さは異なる。スペーサー高さは5.5
μmであった。
ックス上に設けられたスぺーサー底部、すなわち青色部
の面積は400μm2 、対向基板に接触するドット状ス
ペーサー頂部の面積は144μm2であった。また画面
周辺に樹脂ブラックマトリクスで形成した額縁上にも色
重ねによるスペーサーを設けた、その際、ドット上スペ
ーサーの面積は画面内のドット状スペーサーの2倍とな
るようにし、単位面積当たりのスペーサーの個数を1/
2とし単位面積あたりの対向基板へのスペーサーの接触
面積が画面内と同じになるようにした。さらに額縁外の
基板上にも、画面内と同様に樹脂ブラックマトリックス
の作製に用いた樹脂層によるパターンと着色膜の作製に
用いた樹脂層のパターンの積層により、カラーフィルタ
ー並びに画面内のスペーサーを作製するのと同時にスペ
ーサーを形成した。その際単位面積当たりのスペーサー
と対向基板との接触面積が画面内と同一になるように形
成した。 (電極基板の作製) 無アルカリガラス基板上にスパッタリングによりクロム
薄膜を形成し、フォトリソグラフィーにてゲート電極に
パターニングした。次に、プラズマCVDにより、絶縁
層として厚さ700nmの窒化珪素膜、チャンネル層と
して厚さ100nmのアモルファスシリコン膜、エッチ
ングストッパ層として厚さ500nmの窒化珪素膜を連
続形成した。次に、フォトリソグラフィーにてエッチン
グストッパ層の窒化珪素膜をパターニングした。TFT
端子と金属電極がオーミックコンタクトをとるためのn
+アモルファスシリコン膜を形成した。この上に表示電
極となるITO膜を成膜しパターニングした。さらに配
線材料としてのアルミニウムをスパッタリングにより膜
付けし、フォトリソグラフィーにて信号配線およびTF
Tの金属電極を作製した。ドレイン電極とソース電極を
マスクとしてチャンネル部のn+アモルファスシリコン
膜をエッチング除去しTFT素子を備えた電極基板を得
た。 (カラー液晶表示装置の作製と評価) 本発明のカラーフィルター上に垂直配向膜を設けた。同
様にして対向する薄膜トランジスタを備えた電極基板に
ついても、垂直配向膜を設けた。対向する電極基板につ
いても1画素の長辺を二分する位置に1画素おきにカラ
ーフィルター上のストライプ状突起と同様のストライプ
状突起を配置した。ただし、カラーフィルターと貼り合
わせたときにストライプ状突起がカラーフィルター上の
ストライプ突起と1画素毎に交互に配置されるようにし
た。この2枚の基板をエポキシ接着材をシール剤として
用いて貼り合わせた後に、シール部に設けられた注入口
から垂直配向する液晶を注入した。液晶を注入後、注入
口を封止し、さらに偏光板を基板の外側に貼り合わせ液
晶表示装置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡した液晶表示装置はなく良好であった。
液晶の配向は良好であり、また、光透過部にスペーサー
がないためにスペーサーによる光漏れがなかった。
して液晶表示装置を20個作製したところ、カラーフィ
ルター上の透明導電層と対向する電極基板とが短絡した
液晶表示装置はなく良好であった。液晶配向は良好であ
り、また、光透過部にスペーサーがないためにスペーサ
ーによる光漏れがなかった。
ment Red 177で示されるジアントラキノン系顔料、Colo
r Index No.74265 Pigment Green 36 で示されるフタロ
シアニングリーン系顔料、Color Index No.74160 Pigme
nt Blue 15-4で示されるフタロシアニンブルー系顔料を
用意した。
ル酸=30:30:40であるアクリル共重合体樹脂粉
末6g、多官能モノマーとしてトリメチロールプロパン
トリアクリレート6g、光重合開始剤(チバスペシャリ
ティケミカルズ社製”イルガキュア”369)3gを含
むシクロペンタノン溶液に上記顔料を各々混合分散させ
て、赤、緑、青の3種類の着色ペーストを得た。
クマトリックス基板上に青ペーストを塗布し、80℃で
10分間熱風乾燥した。フォトマスクを用いて露光し、
アルカリ現像液に基板をディップし同時に基板を揺動さ
せながら現像した。次いで、220℃で30分間キュア
した。青着色層の膜厚は2μmであった。青画素の形成
と同時に樹脂ブラックマトリクス上にスペーサーの1段
目を形成した。なおスペーサーのサイズは30μm角と
した。
画素の形成とともに樹脂ブラックマトリクス上にスペー
サーの2段目を形成した。緑着色層の膜厚は、2μm、
スペーサーのサイズは30μm角とした。
て、赤画素の形成とともに樹脂ブラックマトリクス上に
スペーサーの3段目を形成し、カラーフィルターを作製
した。赤色画素部の膜厚は2μm、スペーサーのサイズ
は20μm角とした。
が形成された基板上に、スパッタリング法にて膜厚が1
50nmで表面抵抗が20Ω/□のITO膜を形成し
た。
ル酸=30:30:40であるアクリル共重合体樹脂粉
末6g、多官能モノマーとしてトリメチロールプロパン
トリアクリレート6g、光重合開始剤(チバスペシャリ
ティケミカルズ社製”イルガキュア”369)3gを含
むシクロペンタノン溶液を前記ITO膜上に塗布し80
℃ で10分間熱風乾燥した。フォトマスクを用いて露
光し、アルカリ現像液に基板を浸漬し同時に基板を揺動
させながら現像した。次いで、220℃で30分間キュ
アして厚さ1μmのドット状スペーサーと分割配向用の
ストライプ状突起とを形成した。ドット状スペーサーの
大きさは12μm×12μmとし、ストライプ状の突起
は断面の下辺が15μm、上辺が14μmの台形とし
た。ストライプ状突起は図3に示したように1画素の長
辺を二分する位置に1画素おきに配置し、カラーフィル
ターの表示部全体を貫いている。
た。突起を形成した透明アクリル樹脂層の体積抵抗は1
012Ωcmであった。
厚みと樹脂BM膜厚との合計から対象の色層の表示部膜
厚を引いた厚みと、ITO層の表面からスペーサー頂部
までの高さであるスペーサーの高さは異なる。スペーサ
ー高さは5.3μmであった。
ックス上に設けられたスぺーサー底部、すなわち青色部
の面積は400μm2 、対向基板に接触するドット状ス
ペーサー頂部の面積は144μm2であった。また実施
例1と同様にして画面周辺に樹脂ブラックマトリクスで
形成した額縁上にも色重ねによるスペーサーを設けた。
電極基板とを貼り合わせ、液晶注入、注入口封止、偏光
板貼り付けを実施して液晶表示装置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡した液晶表示装置はなく良好であった。
液晶の配向は良好であり、また、光透過部にスペーサー
がないためにスペーサーによる光漏れがなかった。
塗りで透過率を低減した部分を形成した。すなわち、ブ
ラックマトリックスがない無アルカリガラス基板の上に
赤、青、緑の着色層を実施例1と同様に形成し、このと
きブラックマトリックスが埋めていた隣り合う2つの画
素間を2つの画素を着色している着色材料の重ね塗りで
埋めた。
に3色目が形成されてスペーサーの一部を構成する。さ
らに実施例2と同様にして、透明保護層を設けずにIT
O層を形成した後、ポリイミド前駆体溶液を用いてドッ
ト状スペーサーと配向分割用突起とを同時に形成した。
高さであるスペーサーの高さは、4.8μmであった。
た額縁上にも色重ねによるスペーサーを設けた、その
際、ドット状スペーサーの面積は画面内のドット状スペ
ーサーの2倍となるようにし、単位面積当たりのスペー
サーの個数を1/2とし単位面積あたりの対向基板への
スペーサーの接触面積が画面内と同じになるようにし
た。さらに額縁外の基板上にも、カラーフィルター並び
に画面内のスペーサーを作製するのと同時にスペーサー
を形成した。その際単位面積当たりのスペーサーと対向
基板との接触面積が画面内と同一になるように形成し
た。
電極基板とを貼り合わせ、液晶注入、注入口封止、偏光
板貼り付けを実施して液晶表示装置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡した液晶表示装置はなく良好であった。
液晶の配向は良好であり、また、光透過部にスペーサー
がないためにスペーサーによる光漏れがなかった。
透明保護膜、ITO層を形成した。このITO層上に赤
ペーストを塗布し、120℃ で20分間セミキュアし
た。続いてポジ型フォトレジストを塗布し80℃ で2
0分間乾燥した。フォトマスクを用いて露光し、テトラ
メチルアンモニウムヒドロキシド2重量%水溶液に浸漬
してフォトレジストの現像とポリイミド前駆体のエッチ
ングを同時に実施した。メチルセルソルブアセテートで
フォトレジストを剥離して、さらに300℃ で30分
間キュアして実施例1と同じパターンの厚さ1μmのド
ット状スペーサーと分割配向用突起とを作製した。さら
に同時に額縁部にも赤着色層を重ねて遮光性を向上させ
た。
抵抗値は1012Ωcmであった。ITO表面からスペー
サ頂部までの高さであるスペーサー高さは5.5μmで
あった。
電極基板とを貼り合わせ、液晶注入、注入口封止、偏光
板貼り付けを実施して液晶表示装置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡した液晶表示装置はなく良好であった。
液晶の配向は良好であり、また、光透過部にスペーサー
がないためにスペーサーによる光漏れがなかった。
透明保護膜、ITO層を形成した。このITO層上に実
施例1のブラックペーストを塗布し、135℃で20分
間セミキュアした。続いてポジ型フォトレジストを塗布
し80℃ で20分間乾燥した。フォトマスクを用いて
露光し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド2重量
%水溶液に浸漬してフォトレジストの現像とポリイミド
前駆体のエッチングを同時に実施した。メチルセルソル
ブアセテートでフォトレジストを剥離して、さらに30
0℃ で30分間キュアして実施例1と同じパターンの
厚さ1μmのスペーサー最上層と分割配向用突起とを作
製した。
抵抗値は106Ωcmであった。
あるスペーサー高さは5.5μmであった。
電極基板とを貼り合わせ、液晶注入、注入口封止、偏光
板貼り付けを実施して液晶表示装置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡した液晶表示装置はなく良好であった。
しかしながら、分割配向用突起の体積抵抗値が不足して
突起近傍の液晶の配向が乱れていた。光透過部にスペー
サーがないためにスペーサーによる光漏れはなかった。
向分割用突起のみを形成したこと、またこの代わりにカ
ラーフィルターと電極基板貼り合わせ前に、直径5.5
μmのポリスチレン球スペーサーをカラーフィルター上
に散布したこと以外は実施例1と同様にして液晶表示装
置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡した液晶表示装置はなく良好であった。
しかしながら、光透過部にスペーサーがあるためにスペ
ーサーによる光漏れがあった他、カラーフィルターと電
極基板貼り合わせ時にポリスチレン球が分割配向用突起
の上にあった部分で該突起が押しつぶされて、この近傍
で液晶の配向乱れが見られた。
突起のみ形成し、ドット状スペーサーを作らなかったこ
とと、青着色層によるスペーサー3段目の大きさを10
μm角としたこと以外は実施例1と同様にして液晶表示
装置を作製した。したがってスペーサー頂部はITO層
に覆われている。対向基板に接触するスペーサー頂部の
面積は100μm2であった。ITO層の表面からスペ
ーサー頂部までの高さであるスペーサーの高さは、4.
7μmであった。
電極基板とを貼り合わせ、液晶注入、注入口封止、偏光
板貼り付けを実施して液晶表示装置を作製した。
ところ、カラーフィルター上の透明導電層と対向する電
極基板とが短絡して動作しない画素が発生した液晶表示
装置が3個あった。液晶の配向は良好であり、また、光
透過部にスペーサーがないためにスペーサーによる光漏
れがなかった。
定されたドット状スペーサーと液晶の分割配向用突起と
を有しているので表示品位に優れるとともに高視野角を
達成できる。さらにドット状スペーサーと液晶の分割配
向用突起とを同時に形成することによって生産性に優
れ、かつ基板の貼り合わせズレによるカラーフィルター
上の透明導電層と対向する電極基板間の短絡が発生しな
い液晶表示装置を提供できる。
サーと配向分割用突起とを有するカラーフィルター基板
の断面図の一例である。
とを有するカラーフィルター基板の平面図の一例であ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 導電層上に固定された複数個のドット状
スペーサーを有し、かつ導電層上に分割配向のための突
起を有することを特徴とするカラーフィルター。 - 【請求項2】 前記導電層上に固定されたドット状スペ
ーサーが非表示領域にあることを特徴とする請求項1記
載のカラーフィルター。 - 【請求項3】 カラーフィルターが少なくとも3原色か
らなる着色層および3原色の少なくとも1色を積層して
形成された複数個のドット状スペーサーから構成される
ことを特徴とする請求項1記載のカラーフィルター。 - 【請求項4】 前記導電層上に固定されたドット状スペ
ーサーと前記突起が同一の組成であることを特徴とする
請求項1記載のカラーフィルター。 - 【請求項5】 前記導電層上に固定されたドット状スペ
ーサーと前記突起が着色されていることを特徴とする請
求項1記載のカラーフィルター。 - 【請求項6】 前記導電層上に固定されたドット状スペ
ーサーの体積抵抗値が107Ωcm以上であることを特
徴とする請求項1記載のカラーフィルター。 - 【請求項7】 前記導電層上に固定されたドット状スペ
ーサーおよび前記突起がポリイミド系樹脂またはアクリ
ル系樹脂であることを特徴とする請求項1記載のカラー
フィルター。 - 【請求項8】 請求項1〜7に記載のカラーフィルター
を使用したことを特徴とする液晶表示装置。
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