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JP3241824B2 - 車両用自動調光機能を備えたヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

車両用自動調光機能を備えたヘッドアップディスプレイ装置

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JP3241824B2
JP3241824B2 JP29294892A JP29294892A JP3241824B2 JP 3241824 B2 JP3241824 B2 JP 3241824B2 JP 29294892 A JP29294892 A JP 29294892A JP 29294892 A JP29294892 A JP 29294892A JP 3241824 B2 JP3241824 B2 JP 3241824B2
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Japan
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light
optical sensor
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head
projector
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JP29294892A
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Inventor
及川光紀
Original Assignee
カルソニックカンセイ株式会社
日産自動車株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用自動調光機能
を備えたヘッドアップディスプレイ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用自動調光機能を備
えたヘッドアップディスプレイ装置としては、例えば図
1及び図2に示すようなものがある。これは、運転席前
方に設けられているインストルメントパネル1の内部
に、上面に開口部2を有する本体ケース3を設備すると
共に、この本体ケース3の内部には蛍光表示管による副
表示器4と、この副表示器4からの表示像を反射させる
平面鏡5を配置し、さらに上記開口部2には、本体ケー
ス3内へ塵埃が侵入されることを防止するための透明カ
バー6が設けられたプロジェクタ16が形成されてい
る。またそのインストルメントパネル1の上方に位置さ
れるフロントガラス7の内側面にはハーフミラーとなる
透光性反射板(コンバイナ)8を設けて、副表示器4の
表示像を平面鏡5及び透光性反射板8で反射させて、そ
の透光性反射板8によって、車両前方の光景と共に表示
器4による表示像を読み取ることができるようになって
いる。
【0003】又表示部分の背景の明るさの変化によっ
て、たとえば明るく眩しすぎる、暗くて見えない、夕方
2重像で見にくい等、プロジェクタ16による表示自体
を視認することが困難とならないように、デフロスタガ
ーニッシュ13部に配置された光センサ11を使用して
外部光の明るさを検出し、その検出出力に応じて表示輝
度と外部光の比を一定に保つように自動調光されるよう
に構成されている。
【0004】なお9はインストルメントパネル1の内部
に設備されていて、車速エンジン回転数等を表示する例
えばアナログ式、又はデジタル式の主表示器、15はこ
の主表示器9及び前記副表示器4を駆動するための表示
コントローラ、17は上記副表示器及び主表示器4,9
を駆動するセンサ、10は光センサ駆動回路を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用自動調光機能を備えたヘッドアップデ
ィスプレイ装置にあっては、その自動調光機能を備えた
ヘッドアップディスプレイ装置に使用する光センサ11
は、昼間でも外部光の明暗により表示輝度を変えなけれ
ばならないことから、精度の高い測光が必要となり、こ
れによって、回路が複雑である光センサ駆動回路10を
使用するか、あるいは価格の高い高精度のヘッドアップ
ディスプレイ用光センサ11を使用しなければならな
い。
【0006】ところが、従来の自動調光機能を備えたヘ
ッドアップディスプレイ装置にあっては、その光センサ
11が、インストルメントパネル1の上面に取付けられ
ている例えばデフロスタガーニッシュ13の表面部に取
付けられていて外光を受やすい位置に配置されているこ
とから、その光センサが直射光を受けやすいものであ
り、この光センサ11は外光熱等による温度変化により
特性が変化しやすく、そのため温度変化により、外光測
定精度が低下するという不具合があった。
【0007】また従来においては、インストルメントパ
ネル内にプロジェクタ16と別に光センサ11を設備し
ていることから、それらプロジェクタ16及び光センサ
11の設備作業及び回路接続作業に手間がかかり、組立
作業性及び経済性が悪いといった不具合もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の不
具合に着目してなされたもので、ヘッドアップディスプ
レイ装置のプロジェクタの下に光センサ及び光センサ
駆動回路プロジェクタと一体に装着し、更に導光体
をインストルメントパネル表面と光センサとの間に設け
て、導光体及びプロジェクタを含む自動調光を備えた
ッドアップディスプレイ装置の組付け作業性を向上させ
ることにある。また、プロジェクタの下プロジェク
タと一体的に装着せしめた光センサは、導光体使用と
インストルメントパネル表面からの距離の確保により光
センサの熱負荷を低減して、光センサの熱による特性変
化を防止し、照度測定の高い精度を維持することができ
る。更に、導光体の受光端部に梨地処理を施すことによ
って、表面反射がなく防眩性のよいヘッドアップディス
プレイ装置を提供することにある。
【0009】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した構
造との同一部分は従来例で説明した符号を付して、その
同一構造部分の説明は省略する。
【0010】すなわち、光センサ11と光センサ駆動回
路10が一体化された光センサユニットをプロジェクタ
16の本体ケース3下部に配置し、取付け部材20を介
してプロジェクタ16と一体に装備し、又本体ケース3
下部に配置された光センサ11に外光を受光せしめるた
めの手段として受光端がインストルメントパネル1上
(フィニシャ12の表面より)に突設される耐熱アクリ
ル材の導光体14を用いて外部光を光センサ11に受光
させている。
【0011】ヘッドアップディスプレイフィニシャ12
の表面より若干突出されている導光体14の受光端部形
状は図5に示すように頭裁円錐形状とし、又表面反射を
防ぐため受光端部表面に梨地処理を施している。又導光
体14が透明なる耐熱性アクリル材では、夜間など窓映
りするため、導びかれた外部光の波長を変化させないよ
うなスモーク色にしてある。
【0012】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、図3において、蛍光表示管によ
る表示器4により発せられた表示光は代表光路bを通
り、平面鏡5にて光路を曲げられ、代表光路aを通る。
代表光路aを通った表示光は、フロントガラス7の内面
の一点Pに入射し、透光性反射板8で反射させてその透
光性反射板8で車両前方の光景と共に表示器4による表
示像を読取ることができる。
【0013】又前記表示器4による表示像の視認が困難
とならない様にヘッドアップディスプレイフィニシャ1
2表面より、若干突出した導光体14の受光端部より外
部光を取り入れ、プロジェクタ16下部に装備された光
センサ11へ前記外部光を導き、外部光の明るさを検出
し、この光センサ11による検知信号で表示コントロー
ラ15を駆動して検出出力に応じて表示輝度と外部光の
比を一定に保つように表示器4の自動調光制御を行なっ
ているものである。
【0014】従って、本実施例によれば、光センサ及び
光センサ駆動回路を、プロジェクタの下プロジェク
タと一体的に設け、インストルメントパネル表面での外
部光を、導光体を介して光センサへ導く構成としている
ために、光センサの熱負荷が低減して、光センサの熱に
よる特性変化を防止し、照度測定の高い精度を維持する
ことができる。また、光センサと光センサ駆動回路とを
一体となしてプロジェクタの下プロジェクタと一体
に設けた構成とし、更に導光体はインストルメントパ
ネル表面から光センサまでの間に配置しているので、導
光体及びプロジェクタを含む自動調光を備えたヘッドア
ップディスプレイ装置のインストルメントパネルへの組
付け作業性も大幅に向上する。更に、導光体の受光端部
に梨地処理を施すことによって、表面反射を防止し防眩
性を向上させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、文字、図形等の
情報表示を車両のフロントガラス7又はフロントガラス
手前に設けた透光性反射板8で反射させ前記フロンガラ
ス前方に虚像表示画像を投影するプロジェクタ16をイ
ンストルメントパネル1内に備え、外界の景色と重ね合
せて前記情報を表示する自動調光機能を備えたヘッドア
ップディスプレイ装置において、光センサ及び光センサ
駆動回路を、前記プロジェクタの下プロジェクタ1
6と一体的に設けると共に、インストルメントパネルの
表面の外部光を光センサ11まで導く導光体14をイン
ストルメントパネルの表面と光センサ11との間に設
、該導光体14の受光端部に梨地処理を施したことを
特徴とする自動調光機能を備えたヘッドアップディスプ
レイ装置であるから、第1に、光センサ11の熱負荷が
低減させ、光センサ11の熱による特性変化を防止し、
照度測定の高い精度を維持することができるという効果
が得られる。 第2に、導光体14及びプロジェクタ16
を含む自動調光を備えたヘッドアップディスプレイ装置
のインストルメントパネルへの組付作業性が大幅に向上
するという効果が得られる。 第3に、導光体14の受光
端部に梨地処理を施したことによって、表面反射の防止
が可能となり防眩性が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のヘッドアップディスプレイ装置の構造
説明図。
【図2】従来例のインストルメントパネル部の外部構造
説明図。
【図3】本発明実施例のヘッドアップディスプレイ装置
の構造説明図。
【図4】本発明実施例のインストルメントパネル部の外
部構造説明図。
【図5】本発明実施例の要部構造説明図。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル 2…開口部 3…本体ケース 4…副表示器 5…平面鏡 6…透明カバー 7…フロントガラス 8…透光性反射板 9…主表示器 10…光センサ駆動
回路 11…光センサ 12…ディスプレイ
フィニシャ 13…デフロスタガーニッシュ 14…導光体 15…表示コントローラ 16…プロジェクタ 17…センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 35/00 G02B 27/02 G09F 9/00 359

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、図形等の情報表示を車両のフロン
    トガラス又はフロントガラス手前に設けた透光性反射板
    で反射させ、前記フロントガラス前方に虚像表示画像を
    投影するプロジェクタをインストルメントパネル内に備
    え、外界の景色と重ね合せて前記情報を表示する自動調
    光機能を備えたヘッドアップディスプレイ装置におい
    て、光センサ及び光センサ駆動回路を、前記プロジェク
    タの下プロジェクタと一体的に設け、インストルメ
    ントパネル表面の外部光を光センサまで導く導光体をイ
    ンストルメントパネル表面と光センサとの間に設けると
    共に、該導光体の受光端部に梨地処理が施されているこ
    とを特徴とする自動調光機能を備えたヘッドアップディ
    スプレイ装置。
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GB2322105B (en) * 1997-02-06 1999-08-18 Nissan Motor Vehicle display layout structure
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JP6349632B2 (ja) * 2013-06-24 2018-07-04 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
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FR3050541B1 (fr) * 2016-04-26 2019-07-12 Valeo Comfort And Driving Assistance Afficheur
FR3050542B1 (fr) 2016-04-26 2019-07-12 Valeo Comfort And Driving Assistance Afficheur comprenant un capteur de lumiere
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