JP3134673U - 車両搭載型クレーン用圧油供給装置 - Google Patents
車両搭載型クレーン用圧油供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3134673U JP3134673U JP2007003944U JP2007003944U JP3134673U JP 3134673 U JP3134673 U JP 3134673U JP 2007003944 U JP2007003944 U JP 2007003944U JP 2007003944 U JP2007003944 U JP 2007003944U JP 3134673 U JP3134673 U JP 3134673U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure oil
- vehicle
- hydraulic pump
- supply device
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
【解決手段】この車両搭載型クレーンは、油圧ポンプ2からの圧油で駆動するアクチュエータを有するクレーン本体6と、圧油供給装置8とを備えている。そして、この圧油供給装置8は、エンジン1にその出力で発電可能に接続された発電機7と、油圧ポンプ2に並列に接続された第二の油圧ポンプ21と、その第二の油圧ポンプ21を駆動する電動モータ22と、発電機7からの充電および電動モータ22への電力の供給が可能にそれぞれに接続されたバッテリ23とを備えている。
【選択図】図2
Description
そして、この油圧ポンプ2から吐出される圧油は、同図(a)に示すように、コントロールバルブ3へ供給される。このコントロールバルブ3は、クレーン本体6の複数のアクチュエータを作動させるための切換弁を有し、操作盤5からの操作信号に応じたコントローラ4からの制御信号に基づいて、各切換弁の油路の切換動作がなされ、クレーン本体6の各アクチュエータを作動させるようになっている。
しかし、この種の車両搭載型クレーンを搭載するトラック等のエンジントルク特性は、通常、エンジンの回転数を上げるに従ってエンジントルクが増大するので、油圧ポンプの吐出量に比して、エンジントルクに余裕が出てくる。そのため、エンジンの回転数を上げるに従って効率が低下することになるとともに、騒音が増大するという問題がある。特に、夜間作業する場合には、騒音を抑制することは重要な課題である。
そこで、例えば特許文献1に記載の技術では、エンジン(内燃機関)および電動モータのそれぞれによって負荷を駆動可能な、いわゆるハイブリッド方式を備える建設機械用モータが提案されている。なお、同文献に記載の建設機械用モータは、回生エネルギー制御等に係る構成は特に有しない。
そこで、本考案は、このような問題点に着目してなされたものであって、例えば夜間作業等での騒音を抑制するとともに、使用範囲を拡大し得る車両搭載型クレーン用圧油供給装置を提供することを目的としている。
また、本考案に係る車両搭載型クレーンによれば、発電機は、エンジンにその出力で発電可能に接続されているので、エンジンを運転することで発電機を駆動してバッテリを充電することが可能である。したがって、例えば騒音がそれほど問題とならなければ、昼間の間に、エンジンを運転し発電機を駆動してバッテリを充電することができる。これにより、例えば外部からの電源の取得が困難な状況下での使用も可能であり、電源が無い場所での放電に備えて再充電することができる。したがって、その活動範囲をより広域なものとすることができる。また、再充電が可能なので、搭載するバッテリの容量を最小限とすることができる。そのため、そのコストも抑制可能である。
図1は、本考案に係る圧油供給装置を備えた車両搭載型クレーンの一実施形態を説明する図であり、同図では、そのクレーンの側面図を示している。なお、上記図3に例示した従来の車両搭載型クレーンと同様の構成については、同一の符号を付して説明する。
図1に示すように、この車両搭載型クレーンは、クレーン本体6を備えている。このクレーン本体6は、車両10の荷台16と運転室11との間のシヤーシフレーム19上に、ベース17が連結固定されている。そして、そのベース17上にコラム12が旋回自在に設けられ、さらに、このコラム12の上端部に、油圧ポンプからの圧油で駆動するアクチュエータを有する多段伸縮ブームであるブーム13が起伏自在に枢支されている。また、このコラム12には、ウインチ(図示略)が設けられており、このウインチからワイヤロープ14をブーム13の先端部に導いて、ブーム13の先端部の滑車(図示略)を介してフック15を掛け回すことにより、フック15がブーム13の先端部から吊下されている。なお、上記ベース17の左右両側には、アウトリガ18が設けられている。
次に、上記圧油供給装置8を含む、この車両搭載型クレーンの駆動系統の構成について、図1および図2を適宜参照しつつ説明する。なお、図2は、クレーン本体6の駆動系統の説明図であり、本考案に係る圧油供給装置の一実施形態およびクレーンの油圧回路の構成を示している。
そして、この油圧ポンプ2は、油圧ポンプ2から吐出される圧油が主管路27に供給され、この主管路27は、上記クレーン本体6の複数のアクチュエータを作動させるコントロールバルブ3に接続されている。また、このコントロールバルブ3の戻り管路29は、タンク28に接続されている。そして、このコントロールバルブ3内には、クレーン本体6の各アクチュエータをそれぞれ駆動するための複数の切換弁がアクチュエータ毎に設けられている。さらに、エンジン1には、油圧ポンプ2を駆動する出力軸の反対側(先端側)に、その出力で発電可能な発電機7が接続されている。
上述したように、この車両搭載型クレーンは、油圧ポンプ2と、その油圧ポンプ2の吐出側に合流するように油圧的に並列に接続された第二の油圧ポンプ21と、その第二の油圧ポンプ21を駆動する電動モータ22と、エンジン1にその出力で発電可能に接続された発電機7と、その発電機7からの充電および電動モータ22への電力の供給が可能にそれぞれに接続されたバッテリ23とを備えており、クレーン本体6は、その複数のアクチュエータが油圧ポンプ2、または/および第二の油圧ポンプ21によって駆動されるようになっているので、例えば夜間等に静粛なクレーン作業を行いたい場合には、バッテリ23から供給された電力で電動モータ22を動作させて第二の油圧ポンプ21を駆動してクレーン本体6の複数のアクチュエータを駆動することができる。したがって、騒音を抑制したい作業時には、エンジン(内燃機関)を用いずにクレーン作業を行って、騒音を抑制しつつ必要なクレーン作業を行うことができる。
また、例えば、エンジン回転を低くして低騒音としつつも、速いクレーン作業を行い対場合は、エンジン1を運転することで発電機7を駆動してバッテリ23を充電しつつ、そのバッテリ23から供給された電力で電動モータ22を動作させて第二の油圧ポンプ21を駆動してクレーン本体6の各アクチュエータを駆動することも可能である。つまり、エンジン(内燃機関)で油圧ポンプ2を駆動させつつ電動モータ22を作動させて第二の油圧ポンプ21を駆動してクレーン作業を行って、騒音を抑制しつつ速いクレーン作業を行うこともできる。
なお、本考案に係る車両搭載型クレーン用圧油供給装置、およびこれを備える車両搭載型クレーンは、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
具体的には、例えば図6に例示するように、上述した複数のアクチュエータとは別個に装備された油圧モータ41を更に備える構成とし、さらに、車両のエンジン1で駆動する油圧ポンプ2は、前記複数のアクチュエータを作動させるための圧油を供給する主油圧ポンプ2aと、前記別個に装備された油圧モータ41を作動させるための圧油を供給する副油圧ポンプ2bと、を有してなる二連ポンプから構成する。そして、この別個に装備された油圧モータ41が、上記発電機7を回して発電して、圧油供給装置8のバッテリ23を充電するように構成することができる。
2 油圧ポンプ
3 コントロールバルブ
6 クレーン本体
7 発電機
8 圧油供給装置
8a 筐体
9 充電器
10 車両
11 運転室
12 コラム
13 ブーム
14 ワイヤロープ
15 フック
16 荷台
17 ベース
18 アウトリガ
19 シヤーシフレーム
20 レギュレータ
21 第二の油圧ポンプ
22 電動モータ
23 バッテリ
24 コントローラ
27 主管路
28 タンク
29 戻り管路
32 油圧回路
34 スイッチ
36 スイッチ制御線
38 車両側充電回路
40 増速器
41 油圧モータ
Claims (4)
- 車両のエンジンで駆動する油圧ポンプと、その油圧ポンプからの圧油で作動する複数のアクチュエータを有するクレーン本体とを備える車両搭載型クレーンに用いられ、前記複数のアクチュエータを作動させるための圧油を、前記油圧ポンプからの圧油とともに、または前記油圧ポンプからの圧油とは別個に供給可能な圧油供給装置であって、
前記エンジンにその出力で発電可能に接続された発電機と、前記油圧ポンプの吐出側に合流するように油圧的に並列に接続された第二の油圧ポンプと、その第二の油圧ポンプを駆動する電動モータと、前記発電機からの充電および前記電動モータへの電力の供給が可能にそれぞれに接続されたバッテリとを備えていることを特徴とする車両搭載型クレーン用圧油供給装置。 - 車両側充電回路に接続されて、車両の走行等で車両用バッテリが満充電になったときに、車両用発電機から前記圧油供給装置の前記バッテリにこれを充電可能に接続されたスイッチを更に有することを特徴とする請求項1に記載の車両搭載型クレーン用圧油供給装置。
- 前記複数のアクチュエータとは別個に装備された油圧モータを更に備え、
前記車両のエンジンで駆動する油圧ポンプは、前記複数のアクチュエータを作動させるための圧油を供給する主油圧ポンプと、前記別個に装備された油圧モータを作動させるための圧油を供給する副油圧ポンプと、を有して構成された二連ポンプであり、
前記別個に装備された油圧モータが、前記発電機を回して発電して前記圧油供給装置の前記バッテリを充電するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両搭載型クレーン用圧油供給装置。 - 外部電源を前記バッテリに供給可能な充電器を更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両搭載型クレーン用圧油供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003944U JP3134673U (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 車両搭載型クレーン用圧油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003944U JP3134673U (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 車両搭載型クレーン用圧油供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134673U true JP3134673U (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=43285237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003944U Expired - Lifetime JP3134673U (ja) | 2007-05-29 | 2007-05-29 | 車両搭載型クレーン用圧油供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134673U (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242066A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Tadano Ltd | 作業機の駆動力切替装置及びこれを備える作業車 |
JP2011042451A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Furukawa Unic Corp | 車両搭載用クレーンの電源供給システム |
JP2011042450A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Furukawa Unic Corp | 車両搭載用クレーンの電源供給システム |
JP2011190009A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Furukawa Unic Corp | 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 |
JP2011244724A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Hitachi Koki Co Ltd | 背負式作業機械 |
JP2012121353A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Tadano Ltd | 荷台作動式車両の荷台作動装置 |
JP2013035658A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Aichi Corp | 作業車の制御装置 |
JP2013103669A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | パワーユニット並びに作業車両 |
JP2013199176A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Air Water Inc | 液化ガス輸送用車両 |
KR200484893Y1 (ko) * | 2016-05-30 | 2017-11-06 | 신범석 | 카고크레인 |
-
2007
- 2007-05-29 JP JP2007003944U patent/JP3134673U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009242066A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Tadano Ltd | 作業機の駆動力切替装置及びこれを備える作業車 |
JP2011042451A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Furukawa Unic Corp | 車両搭載用クレーンの電源供給システム |
JP2011042450A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Furukawa Unic Corp | 車両搭載用クレーンの電源供給システム |
JP2011190009A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Furukawa Unic Corp | 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 |
JP2011244724A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Hitachi Koki Co Ltd | 背負式作業機械 |
JP2012121353A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Tadano Ltd | 荷台作動式車両の荷台作動装置 |
JP2013035658A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Aichi Corp | 作業車の制御装置 |
JP2013103669A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | パワーユニット並びに作業車両 |
JP2013199176A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Air Water Inc | 液化ガス輸送用車両 |
KR200484893Y1 (ko) * | 2016-05-30 | 2017-11-06 | 신범석 | 카고크레인 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3134673U (ja) | 車両搭載型クレーン用圧油供給装置 | |
KR100461705B1 (ko) | 작업 기계의 구동 장치 | |
JP5180518B2 (ja) | ハイブリッド型駆動装置を備えた建設機械 | |
JP4864778B2 (ja) | トンネル用作業車両 | |
JP6027790B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2000283107A (ja) | ショベル | |
KR20120064620A (ko) | 하이브리드형 작업기계 | |
JP2000289983A (ja) | クレーン | |
CN215009723U (zh) | 共直流母线的能量回收系统以及电动汽车起重机 | |
KR20170098297A (ko) | 하이브리드 건설 기계 | |
JP2001012274A (ja) | 作業機械の駆動装置 | |
JP2001206673A (ja) | 電動移動式クレーン | |
JP5318329B2 (ja) | ハイブリッド型建設機械の駆動装置 | |
WO2009087551A2 (en) | Hybrid refuse collection vehicle with an equipment electrical power take off | |
JP4046721B2 (ja) | 作業用車両の充電装置 | |
JP2014046705A (ja) | 作業機械 | |
JP2011116532A (ja) | 作業車の電源取出装置 | |
US8978801B2 (en) | Hoist system and method | |
WO2009083750A1 (en) | Hybrid vehicle with an equipment electrical power take off | |
WO2014002638A1 (ja) | 作業車両 | |
JP5538774B2 (ja) | 車両搭載用クレーンの電源供給システム | |
JP2014193763A (ja) | 作業機械の外部電源制御装置 | |
JP4199136B2 (ja) | ハイブリッドシステムにおける機関回転制御方法 | |
JP6131070B2 (ja) | 作業機械の供給電力制限装置 | |
JP2001122011A (ja) | 排水ポンプ車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140801 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |