JP3119004B2 - 文字処理装置 - Google Patents
文字処理装置Info
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- JP3119004B2 JP3119004B2 JP04353894A JP35389492A JP3119004B2 JP 3119004 B2 JP3119004 B2 JP 3119004B2 JP 04353894 A JP04353894 A JP 04353894A JP 35389492 A JP35389492 A JP 35389492A JP 3119004 B2 JP3119004 B2 JP 3119004B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字処理装置に係り、特
に、ベクトル形式で表された文字等の図形データ(ベク
トルフォント)をドット形式のデータに展開して登録す
るフォントキャッシュメモリを備えた文字処理装置に関
する。
に、ベクトル形式で表された文字等の図形データ(ベク
トルフォント)をドット形式のデータに展開して登録す
るフォントキャッシュメモリを備えた文字処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ベクトル形式で表された文字データを用
いると高品質な文字が得られるという利点があるが、一
方では、ドット形式の文字データに展開するのに時間が
かかるという問題がある。
いると高品質な文字が得られるという利点があるが、一
方では、ドット形式の文字データに展開するのに時間が
かかるという問題がある。
【0003】この問題を解決するために、一度展開され
たドット形式の文字データをフォントキャッシュメモリ
に登録しておき、後に同じ文字が使用された時には、フ
ォントキャッシュメモリ中のデータを再利用し、高速に
文書を出力するという技術が開発された。しかし、フォ
ントキャッシュメモリの容量には限りがあるため、フォ
ントキャッシュメモリへ登録する文字の選定が問題にな
る。
たドット形式の文字データをフォントキャッシュメモリ
に登録しておき、後に同じ文字が使用された時には、フ
ォントキャッシュメモリ中のデータを再利用し、高速に
文書を出力するという技術が開発された。しかし、フォ
ントキャッシュメモリの容量には限りがあるため、フォ
ントキャッシュメモリへ登録する文字の選定が問題にな
る。
【0004】このような問題を解決するために、例え
ば、特開平1−214449号公報では、過去にアクセ
スされた回数を文字ごとに記憶しておき、フォントキャ
ッシュメモリがフルになると、それまででアクセス回数
の最も少ないものを削除対象とすることにより、フォン
トキャッシュメモリに登録されている文字の使用効率の
向上を図っている。
ば、特開平1−214449号公報では、過去にアクセ
スされた回数を文字ごとに記憶しておき、フォントキャ
ッシュメモリがフルになると、それまででアクセス回数
の最も少ないものを削除対象とすることにより、フォン
トキャッシュメモリに登録されている文字の使用効率の
向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
技術は、各文字が文書全体にわたって一様に出現する場
合には有効であるが、文書の前後で各文字の使用頻度に
バラツキがあると、不要なデータが残って有用なデータ
が削除されてしまうことがあった。
技術は、各文字が文書全体にわたって一様に出現する場
合には有効であるが、文書の前後で各文字の使用頻度に
バラツキがあると、不要なデータが残って有用なデータ
が削除されてしまうことがあった。
【0006】すなわち、使用頻度が文書の前半よりも後
半において高い文字Aと、その逆に使用頻度が文書の後
半よりも前半において高い文字Bとを比較した場合、文
字Aが頻繁に出現しはじめる前にフォントキャッシュメ
モリがフルになると、文字Aが文字Bよりも優先的に削
除されてしまうため、残すべき文字Aが削除されてしま
い、フォントキャッシュメモリを有効活用できないとい
う問題があった。
半において高い文字Aと、その逆に使用頻度が文書の後
半よりも前半において高い文字Bとを比較した場合、文
字Aが頻繁に出現しはじめる前にフォントキャッシュメ
モリがフルになると、文字Aが文字Bよりも優先的に削
除されてしまうため、残すべき文字Aが削除されてしま
い、フォントキャッシュメモリを有効活用できないとい
う問題があった。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、文書の前後で文字の使用頻度にバラツキが
ある場合でも、フォントキャッシュメモリの使用効率を
大幅に向上することができる文字処理装置を提供するこ
とにある。
点を解決し、文書の前後で文字の使用頻度にバラツキが
ある場合でも、フォントキャッシュメモリの使用効率を
大幅に向上することができる文字処理装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、ベクトルフォントをドットパター
ンに展開して登録するフォントキャッシュメモリを備え
た文字処理装置において、文書の予定の範囲を対象に、
各文字の出現回数を予め計数する出現回数計数手段と、
前記出現回数および印字要求回数に基づいて、残りの要
求回数を文字ごとに計数する要求回数計数手段と、フォ
ントキャッシュメモリのメモリ残量を検出するメモリ残
量検出手段と、メモリ残量が予定値を下回ると、前記残
りの要求回数に基づいて、フォントキャッシュメモリに
登録されたドットデータの取捨選択を行う手段とを具備
した。
ために、本発明では、ベクトルフォントをドットパター
ンに展開して登録するフォントキャッシュメモリを備え
た文字処理装置において、文書の予定の範囲を対象に、
各文字の出現回数を予め計数する出現回数計数手段と、
前記出現回数および印字要求回数に基づいて、残りの要
求回数を文字ごとに計数する要求回数計数手段と、フォ
ントキャッシュメモリのメモリ残量を検出するメモリ残
量検出手段と、メモリ残量が予定値を下回ると、前記残
りの要求回数に基づいて、フォントキャッシュメモリに
登録されたドットデータの取捨選択を行う手段とを具備
した。
【0009】
【作用】 出現回数計数手段には、文書のある範囲内で
の各文字の出現回数が文字ごとに登録され、要求回数計
数手段は、実際の印字動作時における残りの要求回数を
文字ごとに算出する。したがって、残りの要求回数が少
ない文字を優先的にフォントキャッシュメモリから削除
することにより、フォントキャッシュメモリを効率的に
使用することができるようになる。
の各文字の出現回数が文字ごとに登録され、要求回数計
数手段は、実際の印字動作時における残りの要求回数を
文字ごとに算出する。したがって、残りの要求回数が少
ない文字を優先的にフォントキャッシュメモリから削除
することにより、フォントキャッシュメモリを効率的に
使用することができるようになる。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の機能を説明するためのブロッ
ク図である。
明する。図1は、本発明の機能を説明するためのブロッ
ク図である。
【0011】出現回数計数手段100は、文書の予定の
範囲を対象に、各文字等図形データの出現回数を予め計
数する。要求回数計数手段200は、印字要求があるご
とに、当該文字の前記出現回数を1づつ減じ、各文字等
図形データの残りの要求回数を算出する。
範囲を対象に、各文字等図形データの出現回数を予め計
数する。要求回数計数手段200は、印字要求があるご
とに、当該文字の前記出現回数を1づつ減じ、各文字等
図形データの残りの要求回数を算出する。
【0012】メモリ残量検出手段300は、フォントキ
ャッシュメモリ500のメモリ残量を検出する。取捨選
択手段400は、前記メモリ残量検出手段300がメモ
リ残量不足を検知すると、前記残りの要求回数が少ない
文字のドットデータをフォントキャッシュメモリ500
から選択的に削除する。
ャッシュメモリ500のメモリ残量を検出する。取捨選
択手段400は、前記メモリ残量検出手段300がメモ
リ残量不足を検知すると、前記残りの要求回数が少ない
文字のドットデータをフォントキャッシュメモリ500
から選択的に削除する。
【0013】図2は、本発明の一実施例の文字処理装置
(プリンタ装置)のハード構成を示すブロック図であ
る。
(プリンタ装置)のハード構成を示すブロック図であ
る。
【0014】図において、ROM2には、当該文字処理
装置の全体の動作を制御するプログラム、フォントキャ
ッシュメモリ8を制御するプログラム、電源を入れた直
後のプリンタの動作を規定するプログラム等が格納され
ている。RAM3は、CPU1のスタックの退避エリア
等に使用される。
装置の全体の動作を制御するプログラム、フォントキャ
ッシュメモリ8を制御するプログラム、電源を入れた直
後のプリンタの動作を規定するプログラム等が格納され
ている。RAM3は、CPU1のスタックの退避エリア
等に使用される。
【0015】CPU1は、プリンタインタフェイス4を
通じて、プリンタエンジン5に命令やイメージデータを
送信し、逆に、プリンタエンジン5は、該プリンタイン
タフェイス4を通じて、プリンタエンジン内部の状態を
CPU1に送信する。プリンタエンジン5は、プリンタ
インタフェイス4を通じて送信されたイメージデータ
を、実際に紙に印字する。
通じて、プリンタエンジン5に命令やイメージデータを
送信し、逆に、プリンタエンジン5は、該プリンタイン
タフェイス4を通じて、プリンタエンジン内部の状態を
CPU1に送信する。プリンタエンジン5は、プリンタ
インタフェイス4を通じて送信されたイメージデータ
を、実際に紙に印字する。
【0016】前記CPU1は、ホストインタフェイス7
を介して、ホストワークステーション6から印字すべき
文書のデータやプリント制御命令等を受取り、それらを
もとに、ベクトルフォントメモリ9に記憶されたベクト
ル形式のデータをドット形式のデータに展開してページ
メモリ10に1ページ分のビットマップイメージを形成
し、プリンタエンジン5に送出するという動作を制御す
る。
を介して、ホストワークステーション6から印字すべき
文書のデータやプリント制御命令等を受取り、それらを
もとに、ベクトルフォントメモリ9に記憶されたベクト
ル形式のデータをドット形式のデータに展開してページ
メモリ10に1ページ分のビットマップイメージを形成
し、プリンタエンジン5に送出するという動作を制御す
る。
【0017】また、CPU1は、前記取捨選択手段40
0およびメモリ残量検出手段300としても機能する。
0およびメモリ残量検出手段300としても機能する。
【0018】次に、前記ホストワークステーション6か
らCPU1が受取る文書データの構成の一例を、図9を
参照して説明する。
らCPU1が受取る文書データの構成の一例を、図9を
参照して説明する。
【0019】文書データ1ページ分の構成は、位置指定
命令と、文書の内容である一字々々に対する命令と、ペ
ージ印刷命令等からなっている。位置指令命令は文書の
一字目の印字位置を指示する命令である。前記一字々々
に対する命令は、フォント設定命令、文字印字命令等か
らなっている。また、ページ印刷命令は、文書データの
各ページの末尾に設けられている。なお、図9には、本
発明の動作と関係する命令のみが記されており、他の命
令の記載は省略されている。
命令と、文書の内容である一字々々に対する命令と、ペ
ージ印刷命令等からなっている。位置指令命令は文書の
一字目の印字位置を指示する命令である。前記一字々々
に対する命令は、フォント設定命令、文字印字命令等か
らなっている。また、ページ印刷命令は、文書データの
各ページの末尾に設けられている。なお、図9には、本
発明の動作と関係する命令のみが記されており、他の命
令の記載は省略されている。
【0020】次に、図3、図4、図5に示されているフ
ローチャート、および図9の文書データを参照して、文
書処理装置のCPU1のフォントキャッシュメモリの制
御動作を説明する。
ローチャート、および図9の文書データを参照して、文
書処理装置のCPU1のフォントキャッシュメモリの制
御動作を説明する。
【0021】図3のステップS1において、CPU1は
まずホストワークステーション6から文書データを受取
る。該文書データは、ページメモリ10の空き領域、又
はRAM3に保存される。
まずホストワークステーション6から文書データを受取
る。該文書データは、ページメモリ10の空き領域、又
はRAM3に保存される。
【0022】次に、ステップS2へ進んで、使用されて
いる文字を調べる範囲の設定が行われる。例えば、文書
データの1ページが該範囲として設定される。この範囲
の設定は、どのように行っても良いが、本実施例では、
ホストワークステーション6からの指示によって決定す
るものとする。
いる文字を調べる範囲の設定が行われる。例えば、文書
データの1ページが該範囲として設定される。この範囲
の設定は、どのように行っても良いが、本実施例では、
ホストワークステーション6からの指示によって決定す
るものとする。
【0023】いま、前記ステップS2の範囲設定によ
り、図9に示されている文書データが設定されたとする
と、ステップS3では、各文字の出現回数を求める為の
プレスキャン処理が実行される。図4は、当該プレスキ
ャン処理を示したフローチャートである。
り、図9に示されている文書データが設定されたとする
と、ステップS3では、各文字の出現回数を求める為の
プレスキャン処理が実行される。図4は、当該プレスキ
ャン処理を示したフローチャートである。
【0024】プレスキャン処理では、図4のステップS
11において、指定された範囲から1命令が読み込ま
れ、初めは位置指定命令が入力されるので、ステップS
12の判断は否定になり、ステップS13では、フォン
ト設定命令であるか否かの判断がなされる。この判断が
否定になると、ステップS15では、文字印字命令か否
かの判断がなされる。この実施例では、この判断も否定
となり、ステップS11へ戻って次の1命令が入力され
る。
11において、指定された範囲から1命令が読み込ま
れ、初めは位置指定命令が入力されるので、ステップS
12の判断は否定になり、ステップS13では、フォン
ト設定命令であるか否かの判断がなされる。この判断が
否定になると、ステップS15では、文字印字命令か否
かの判断がなされる。この実施例では、この判断も否定
となり、ステップS11へ戻って次の1命令が入力され
る。
【0025】図9から明らかなように、今度はフォント
設定命令(12ポ、明朝体)が入力されるので、ステッ
プS12の判断が再び否定になってステップS13へ進
む。今度はステップS13の判断が肯定となるのでステ
ップS14に進み、カレント・フォントが更新される。
すなわち、本例では、カレント・フォントが「12ポ、
明朝体」に設定される。
設定命令(12ポ、明朝体)が入力されるので、ステッ
プS12の判断が再び否定になってステップS13へ進
む。今度はステップS13の判断が肯定となるのでステ
ップS14に進み、カレント・フォントが更新される。
すなわち、本例では、カレント・フォントが「12ポ、
明朝体」に設定される。
【0026】ステップS14の処理が終わるとステップ
S11に戻り、次の1命令が入力される。本例では、文
字印字命令(あ)が入力される。このため、ステップS
11に続くステップS12、S13の各判断は否定とな
り、ステップS15の判断が肯定となってステップS1
6に進む。
S11に戻り、次の1命令が入力される。本例では、文
字印字命令(あ)が入力される。このため、ステップS
11に続くステップS12、S13の各判断は否定とな
り、ステップS15の判断が肯定となってステップS1
6に進む。
【0027】ステップS16では、文字別カウンタが設
定されているか否かの判断がなされ、設定されていない
時にはステップS17に進んで、前記カレント・フォン
ト「12ポ、明朝体」と文字コード(あ)に対応するカ
ウンタ、すなわち文字別カウンタが設定され、これが初
期化(=1)される。
定されているか否かの判断がなされ、設定されていない
時にはステップS17に進んで、前記カレント・フォン
ト「12ポ、明朝体」と文字コード(あ)に対応するカ
ウンタ、すなわち文字別カウンタが設定され、これが初
期化(=1)される。
【0028】上記の処理が行われると、再度ステップS
11に戻り、次の1命令の入力が行われる。ここで、前
記ページ印刷命令、フォント設定命令、文字印字命令以
外の命令が入力された場合には、ステップS12、S1
3およびS15がいずれも否定となり、ステップS11
に戻って次の命令が入力されることとなる。
11に戻り、次の1命令の入力が行われる。ここで、前
記ページ印刷命令、フォント設定命令、文字印字命令以
外の命令が入力された場合には、ステップS12、S1
3およびS15がいずれも否定となり、ステップS11
に戻って次の命令が入力されることとなる。
【0029】ステップS11において、次の文字である
文字コード(い)に対するフォント設定が入力される
と、前記と同様の動作により、ステップS14でカレン
ト・フォント「12ポ、明朝体」が設定され、ステップ
S11に戻る。
文字コード(い)に対するフォント設定が入力される
と、前記と同様の動作により、ステップS14でカレン
ト・フォント「12ポ、明朝体」が設定され、ステップ
S11に戻る。
【0030】ステップS11で文字印字命令(い)が入
力されると、ステップS12、S13が否定、S15が
肯定になってステップS16に進む。まだ、文字コード
(い)に対するカウンタは設定されていないので、ステ
ップS17に進んで、カレント・フォント「12ポ、明
朝体」と文字コード(い)に対応するカウンタが設定さ
れ、これが初期化(=1)される。
力されると、ステップS12、S13が否定、S15が
肯定になってステップS16に進む。まだ、文字コード
(い)に対するカウンタは設定されていないので、ステ
ップS17に進んで、カレント・フォント「12ポ、明
朝体」と文字コード(い)に対応するカウンタが設定さ
れ、これが初期化(=1)される。
【0031】次に、ステップS11において、3つ目の
文字である文字コード(う)に対するフォント設定が入
力されると、ステップS14ではカレント・フォント
「13ポ、ゴシック体」が設定され、ステップS17で
は、カレント・フォント「13ポ、ゴシック体」と文字
コード(う)に対応するカウンタが設定され、これが初
期化されることになる。
文字である文字コード(う)に対するフォント設定が入
力されると、ステップS14ではカレント・フォント
「13ポ、ゴシック体」が設定され、ステップS17で
は、カレント・フォント「13ポ、ゴシック体」と文字
コード(う)に対応するカウンタが設定され、これが初
期化されることになる。
【0032】次いで、ステップS11において、4つ目
の文字である文字コード(あ)に対するフォント設定命
令が入力されると、ステップS14では再びカレント・
フォント「12ポ、明朝体」が設定され、今度はステッ
プS16の判断が肯定となるので、ステップS18にお
いて、前記文字(あ)に対する文字別カウンタの値がイ
ンクリメントされて2となる。
の文字である文字コード(あ)に対するフォント設定命
令が入力されると、ステップS14では再びカレント・
フォント「12ポ、明朝体」が設定され、今度はステッ
プS16の判断が肯定となるので、ステップS18にお
いて、前記文字(あ)に対する文字別カウンタの値がイ
ンクリメントされて2となる。
【0033】以上の動作が、文書データ1ページ分繰返
されると、前記文字別カウンタには、該1ページの文書
データに現れた各文字の回数(頻度)が文字別に計数さ
れたことになる。
されると、前記文字別カウンタには、該1ページの文書
データに現れた各文字の回数(頻度)が文字別に計数さ
れたことになる。
【0034】文書データの最後の命令であるページ印刷
命令が、ステップS11で入力されると、ステップS1
2の判断は肯定となり、図3のステップS4へ進んで、
CPU1はホストワークステーション6から文書データ
を受取ってビットマップイメージに展開する処理を実行
する。
命令が、ステップS11で入力されると、ステップS1
2の判断は肯定となり、図3のステップS4へ進んで、
CPU1はホストワークステーション6から文書データ
を受取ってビットマップイメージに展開する処理を実行
する。
【0035】該展開処理の一例を、図5のフローチャー
トを参照して説明する。
トを参照して説明する。
【0036】展開処理がスタートすると、ステップS1
9では、1命令の読み込みが行われる。ステップS2
0、S22およびS24では、読込まれた命令がページ
印刷命令か、フォント設定命令か、あるいは文字印字命
令かの判断がなされる。
9では、1命令の読み込みが行われる。ステップS2
0、S22およびS24では、読込まれた命令がページ
印刷命令か、フォント設定命令か、あるいは文字印字命
令かの判断がなされる。
【0037】ページ印刷命令の場合には、ステップS2
0が肯定となってメインルーチンのステップS5へ進
む。フォント設定命令の場合には、ステップS22が肯
定となってステップS23に進み、カレントフォントを
更新する動作が行われる。
0が肯定となってメインルーチンのステップS5へ進
む。フォント設定命令の場合には、ステップS22が肯
定となってステップS23に進み、カレントフォントを
更新する動作が行われる。
【0038】さらに、文字印字命令であった場合には、
ステップS24が肯定となってステップS25へ進み、
文字コードおよびカレントフォントをキーにしてフォン
トキャッシュメモリ8を検索する動作が行われる。一
方、前記の三つの命令以外の命令であった場合には、ス
テップS26へ進んで、その命令に応答した処理が実行
される。
ステップS24が肯定となってステップS25へ進み、
文字コードおよびカレントフォントをキーにしてフォン
トキャッシュメモリ8を検索する動作が行われる。一
方、前記の三つの命令以外の命令であった場合には、ス
テップS26へ進んで、その命令に応答した処理が実行
される。
【0039】CPU1が前記文字印字命令を読込んだ場
合には、ステップS25の処理により、フォントキャッ
シュメモリ8の検索が行われ、ステップS27では、当
該文字がフォントキャッシュメモリ8に登録されている
か否かの判断が行われる。
合には、ステップS25の処理により、フォントキャッ
シュメモリ8の検索が行われ、ステップS27では、当
該文字がフォントキャッシュメモリ8に登録されている
か否かの判断が行われる。
【0040】登録されていると判断されると、ステップ
S33に進んで、既にフォントキャッシュメモリに登録
されている展開文字(ビットマップイメージ)を、前記
ページメモリ10に出力する処理が行われる。ステップ
S35では、出力処理した文字に関する文字別カウンタ
の値が1だけ減ぜられる。
S33に進んで、既にフォントキャッシュメモリに登録
されている展開文字(ビットマップイメージ)を、前記
ページメモリ10に出力する処理が行われる。ステップ
S35では、出力処理した文字に関する文字別カウンタ
の値が1だけ減ぜられる。
【0041】また、登録されていないと判定された時
(ステップS27が否定)には、ステップS28へ進ん
でフォントキャッシュメモリ8のメモリ残量が検知され
る。メモリ残量が十分であるとステップS32へ進み、
ベクトルフォントがベクトルフォントメモリ9から読み
出されてビットマップイメージに展開され、フォントキ
ャッシュメモリ8へ登録される。ステップS33では、
展開文字がページメモリ10に出力され、ステップS3
5では、処理した文字に関する文字別カウンタの値が1
だけ減ぜられる。
(ステップS27が否定)には、ステップS28へ進ん
でフォントキャッシュメモリ8のメモリ残量が検知され
る。メモリ残量が十分であるとステップS32へ進み、
ベクトルフォントがベクトルフォントメモリ9から読み
出されてビットマップイメージに展開され、フォントキ
ャッシュメモリ8へ登録される。ステップS33では、
展開文字がページメモリ10に出力され、ステップS3
5では、処理した文字に関する文字別カウンタの値が1
だけ減ぜられる。
【0042】このようにして文字の展開、出力が進み、
その後、前記ステップS28において、メモリ残量が不
十分でフォントキャッシュメモリ8への登録が不可能だ
と判断されると、ステップS29では、今回展開した文
字に関する文字別カウンタの値よりも小さいカウント値
の文字、すなわち、以降のアクセス回数が少ない文字が
フォントキャッシュメモリ8に存在するか否かが判断さ
れる。
その後、前記ステップS28において、メモリ残量が不
十分でフォントキャッシュメモリ8への登録が不可能だ
と判断されると、ステップS29では、今回展開した文
字に関する文字別カウンタの値よりも小さいカウント値
の文字、すなわち、以降のアクセス回数が少ない文字が
フォントキャッシュメモリ8に存在するか否かが判断さ
れる。
【0043】ステップS30において存在すると判断さ
れると、ステップS31では、CPU1は、それらの中
でカウント値が最小のものをフォントキャッシュメモリ
8から削除する。
れると、ステップS31では、CPU1は、それらの中
でカウント値が最小のものをフォントキャッシュメモリ
8から削除する。
【0044】一方、存在しないと判断されると、ステッ
プS34では、当該文字がベクトルフォントから展開さ
れてページメモリ10へ出力される。
プS34では、当該文字がベクトルフォントから展開さ
れてページメモリ10へ出力される。
【0045】上記の処理が終わると、再びステップS1
9に戻って、次の命令を読込む動作が行われる。以上の
動作が継続して繰返し行われ、文書1ページ分の処理が
終わると、ステップS20の判定が肯定となり、メイン
ルーチンのステップS5へ進むことになる。
9に戻って、次の命令を読込む動作が行われる。以上の
動作が継続して繰返し行われ、文書1ページ分の処理が
終わると、ステップS20の判定が肯定となり、メイン
ルーチンのステップS5へ進むことになる。
【0046】ステップS5、S6では、CPU1が1ペ
ージ分のビットマップイメージを、ページメモリ10か
らプリンタI/F4を介してプリンタエンジン5に送
る。これにより、印字が実行される。
ージ分のビットマップイメージを、ページメモリ10か
らプリンタI/F4を介してプリンタエンジン5に送
る。これにより、印字が実行される。
【0047】以上のように、本実施例によれば、予め各
文字の出現回数をカウントし、アクセスされるごとにカ
ウント値を減じて以降のアクセス回数を求め、フォント
キャッシュメモリ8のメモリ残量がなくなると、今後の
アクセス回数が少ないものから削除してメモリ容量を確
保するようにしたので、フォントキャッシュメモリ8の
使用効率を大幅に向上することができる。
文字の出現回数をカウントし、アクセスされるごとにカ
ウント値を減じて以降のアクセス回数を求め、フォント
キャッシュメモリ8のメモリ残量がなくなると、今後の
アクセス回数が少ないものから削除してメモリ容量を確
保するようにしたので、フォントキャッシュメモリ8の
使用効率を大幅に向上することができる。
【0048】次に、本発明の第2実施例を、図6、図
7、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、
前記と同一の符号を付したステップでは同一または同等
の処理が実行されるので、その説明は省略する。
7、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、
前記と同一の符号を付したステップでは同一または同等
の処理が実行されるので、その説明は省略する。
【0049】上記した第1実施例では、出現文字の種類
の多少すなわち文字別カウンタの多少にかかわらず、1
ページごとにプレスキャンおよび展開を繰り返すものと
して説明したが、本実施例では、文字別カウンタの設定
数に応じてプレスキャンの範囲を可変するようにした点
に特徴がある。
の多少すなわち文字別カウンタの多少にかかわらず、1
ページごとにプレスキャンおよび展開を繰り返すものと
して説明したが、本実施例では、文字別カウンタの設定
数に応じてプレスキャンの範囲を可変するようにした点
に特徴がある。
【0050】本実施例が第1実施例と比べて異なる点
は、ステップS70〜S72(図7)およびS39、S
40(図8)を追加したところにある。そこで、該ステ
ップSS70〜S72およびS39、S40についての
み、説明する。
は、ステップS70〜S72(図7)およびS39、S
40(図8)を追加したところにある。そこで、該ステ
ップSS70〜S72およびS39、S40についての
み、説明する。
【0051】プレスキャンが開始されると、図7におい
て、ステップS70ではページカウンタが初期化され
る。
て、ステップS70ではページカウンタが初期化され
る。
【0052】その後、ステップS12において、読み込
まれた命令がページ印刷命令であったと判断されるとス
テップS71へ進み、前記ページカウンタのカウント値
がインクリメントされる。ステップS72では、設定さ
れた文字別カウンタの数が少ないか否かが判断され、少
ないと判断されるとステップS11へ戻る。
まれた命令がページ印刷命令であったと判断されるとス
テップS71へ進み、前記ページカウンタのカウント値
がインクリメントされる。ステップS72では、設定さ
れた文字別カウンタの数が少ないか否かが判断され、少
ないと判断されるとステップS11へ戻る。
【0053】このようにしてプレスキャンが進み、ステ
ップS72において、設定された文字別カウンタの数が
多いと判断されるとメインルーチンのステップS4へ進
む。この結果、このときのページカウンタの値がプレス
キャンされた範囲となる。
ップS72において、設定された文字別カウンタの数が
多いと判断されるとメインルーチンのステップS4へ進
む。この結果、このときのページカウンタの値がプレス
キャンされた範囲となる。
【0054】また、展開処理が実行されると、図8に示
したように、ステップS20において、読み込まれた命
令がページ印刷命令であったと判断されると、ステップ
S39では、前記ページカウンタのカウント値がデクレ
メントされる。ステップS40では、ページカウンタの
カウント値がゼロであるか否かが判断され、ゼロになる
まで展開処理が継続される。
したように、ステップS20において、読み込まれた命
令がページ印刷命令であったと判断されると、ステップ
S39では、前記ページカウンタのカウント値がデクレ
メントされる。ステップS40では、ページカウンタの
カウント値がゼロであるか否かが判断され、ゼロになる
まで展開処理が継続される。
【0055】本実施例によれば、ホストワークステーシ
ョン等から受取った文書の1ページ目の全ての文字をフ
ォントキャッシュメモリに登録した後に、なお文字別カ
ウンタの設定数が少なく、フォントキャッシュメモリに
空き容量があるような場合に、この空き容量を該文書の
2ページ目の文字に割当てることができる。よって、フ
ォントキャッシュメモリを、空きを残すことなく利用す
ることができるので、一層の有効利用を図ることができ
る。
ョン等から受取った文書の1ページ目の全ての文字をフ
ォントキャッシュメモリに登録した後に、なお文字別カ
ウンタの設定数が少なく、フォントキャッシュメモリに
空き容量があるような場合に、この空き容量を該文書の
2ページ目の文字に割当てることができる。よって、フ
ォントキャッシュメモリを、空きを残すことなく利用す
ることができるので、一層の有効利用を図ることができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、文書のある範囲を検索することによって得ら
れる各文字の出現回数と、この範囲を実際に処理した際
の各文字の要求回数とに基づいて、フォントキャッシュ
メモリから削除する文字を決定するようにしたので、フ
ォントキャッシュメモリを効率的に使用することができ
るという効果がある。
によれば、文書のある範囲を検索することによって得ら
れる各文字の出現回数と、この範囲を実際に処理した際
の各文字の要求回数とに基づいて、フォントキャッシュ
メモリから削除する文字を決定するようにしたので、フ
ォントキャッシュメモリを効率的に使用することができ
るという効果がある。
【図1】 本発明の機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例である文書処理装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】 本発明の第1実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】 図3のフローチャートのステップS3の詳細
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図5】 図3のフローチャートのステップS4の詳細
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】 図6のフローチャートのステップS3aの詳
細を示すフローチャートである。
細を示すフローチャートである。
【図8】 図6のフローチャートのステップS4aの詳
細を示すフローチャートである。
細を示すフローチャートである。
【図9】 文書データの概要を示す図である。
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…プリンタI
/F、5…プリンタエンジン、6…ホストW/S、7…
ホストI/F、8、500…フォントキャッシュメモ
リ、9…ベクトルフォントメモリ、10…ページメモ
リ、100…出現回数計数手段、200…要求回数計数
手段、300…メモリ残量検出手段、400…取捨選択
手段
/F、5…プリンタエンジン、6…ホストW/S、7…
ホストI/F、8、500…フォントキャッシュメモ
リ、9…ベクトルフォントメモリ、10…ページメモ
リ、100…出現回数計数手段、200…要求回数計数
手段、300…メモリ残量検出手段、400…取捨選択
手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/44 B41J 2/485 G09G 5/24 620
Claims (1)
- 【請求項1】 ベクトルフォントをドットパターンに展
開して登録するフォントキャッシュメモリを備え、未登
録データはベクトルフォントから展開し、既登録データ
はフォントキャッシュメモリから読み出す文字処理装置
において、 文書の予定の範囲を対象に、各文字の出現回数を予め計
数する出現回数計数手段と、 前記出現回数および印字要求回数に基づいて、残りの要
求回数を文字ごとに計数する要求回数計数手段と、 フォントキャッシュメモリのメモリ残量を検出するメモ
リ残量検出手段と、 前記メモリ残量が予定値を下回ると、前記計数された残
りの要求回数に基づいて、フォントキャッシュメモリに
登録されたドットデータの取捨選択を行う手段とを具備
したことを特徴とする文字処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04353894A JP3119004B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 文字処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04353894A JP3119004B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 文字処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183075A JPH06183075A (ja) | 1994-07-05 |
JP3119004B2 true JP3119004B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=18433938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04353894A Expired - Fee Related JP3119004B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 文字処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119004B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP04353894A patent/JP3119004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06183075A (ja) | 1994-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |