JP3105050B2 - 無菌的植え込み装置 - Google Patents
無菌的植え込み装置Info
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Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無菌的に取り扱われた
植物,動物等の組織器官等を、タンク等の培養槽に無菌
的に植え込む操作を行う場合、または微生物やウイルス
等の大気への漏洩を防止して物質を移す操作を行う場合
等に用いる無菌的植え込み装置に関するものである。
植物,動物等の組織器官等を、タンク等の培養槽に無菌
的に植え込む操作を行う場合、または微生物やウイルス
等の大気への漏洩を防止して物質を移す操作を行う場合
等に用いる無菌的植え込み装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】微生物、植物および動物の組織や器官の培
養物、レジン、固定化担体、固形栄養物、高粘性培地等
の物質の取り扱いにおいて、これらの物質が入っている
装置から他の培養槽等に該物質を雑菌汚染または漏洩を
防止しながら移す操作を必要とする場合が多い。
養物、レジン、固定化担体、固形栄養物、高粘性培地等
の物質の取り扱いにおいて、これらの物質が入っている
装置から他の培養槽等に該物質を雑菌汚染または漏洩を
防止しながら移す操作を必要とする場合が多い。
【0003】この際、一般的に運搬等の作業を伴うこと
が多く、無菌的に運搬し無菌的に培養槽等の相手容器に
移し込むことが必要になる。
が多く、無菌的に運搬し無菌的に培養槽等の相手容器に
移し込むことが必要になる。
【0004】例えば、植物器官の芽を無菌的に集めて一
つの培養槽に移す場合等は、クリーンルーム内で一旦無
菌的植え込み装置としての移し代え用の容器に芽を集め
これを培養槽まで運び、無菌的に接続した後、芽を培養
槽へ投入する。
つの培養槽に移す場合等は、クリーンルーム内で一旦無
菌的植え込み装置としての移し代え用の容器に芽を集め
これを培養槽まで運び、無菌的に接続した後、芽を培養
槽へ投入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記投入作業において
しばしば移し代え用の容器の出入口部に芽が詰まり無菌
的な投入ができないかまたは困難になる場合が多い。
しばしば移し代え用の容器の出入口部に芽が詰まり無菌
的な投入ができないかまたは困難になる場合が多い。
【0006】このように無菌的取扱いを必要とする固形
物や固形物を含む培地等や高粘性物質等の付着により移
し代えが困難になる場合に、従来色々工夫がなされてき
たが、十分な解決手段は得られていない。
物や固形物を含む培地等や高粘性物質等の付着により移
し代えが困難になる場合に、従来色々工夫がなされてき
たが、十分な解決手段は得られていない。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、植え込み作業に際
し植え込もうとする物質が出入口部に詰まったり付着し
たりせずに、植え込み操作を無菌的に行いうる無菌的植
え込み装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、植え込み作業に際
し植え込もうとする物質が出入口部に詰まったり付着し
たりせずに、植え込み操作を無菌的に行いうる無菌的植
え込み装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、植え込もうとする物質が出し入れ
される出入口部を備えた容器本体を有して成る無菌的植
え込み装置において、容器本体の少なくとも一部が柔軟
材料で作られた袋状容器部より成ると共に、容器本体内
に掻き出し具を備えることを特徴とする無菌的植え込み
装置を提供する。
に本発明にあっては、植え込もうとする物質が出し入れ
される出入口部を備えた容器本体を有して成る無菌的植
え込み装置において、容器本体の少なくとも一部が柔軟
材料で作られた袋状容器部より成ると共に、容器本体内
に掻き出し具を備えることを特徴とする無菌的植え込み
装置を提供する。
【0009】
【作用】上記構成の無菌的植え込み装置にあっては、植
え込もうとする物質を容器本体より出す際にその物質が
出入口部に詰まった場合、袋状容器部の外側から、袋状
容器部ごと掻き出し具を手又は機械で把んで、出入口部
の詰まりを強制的に押し出したり、容器本体内壁に付着
する物質を掻き落としたりする操作が、無菌的に行われ
る。
え込もうとする物質を容器本体より出す際にその物質が
出入口部に詰まった場合、袋状容器部の外側から、袋状
容器部ごと掻き出し具を手又は機械で把んで、出入口部
の詰まりを強制的に押し出したり、容器本体内壁に付着
する物質を掻き落としたりする操作が、無菌的に行われ
る。
【0010】以下に本発明を図に基づいて詳細に説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明に係る無菌的植え込み装置を
示し、同装置は、植え込もうとする物質としての組織器
官等(以下無菌添加物という)が収容される容器本体O
と、その容器本体Oの中に入れられた掻き出し具Bと、
容器本体Oの口を閉じる蓋部Dと、から構成されてい
る。
示し、同装置は、植え込もうとする物質としての組織器
官等(以下無菌添加物という)が収容される容器本体O
と、その容器本体Oの中に入れられた掻き出し具Bと、
容器本体Oの口を閉じる蓋部Dと、から構成されてい
る。
【0012】ここで無菌添加物は、固形物や高粘性物質
であり、生物やその他の固形物有形物や無定形物であ
る。
であり、生物やその他の固形物有形物や無定形物であ
る。
【0013】容器本体Oは袋状容器部Aと、袋状容器部
Aの開口に接続される出入口部Cと、から成っている。
Aの開口に接続される出入口部Cと、から成っている。
【0014】袋状容器部Aの材質は、オートクレーブに
よる殺菌時に極端な変形や破れを生じない、透明もしく
は半透明のシリコンゴム等の耐熱性・耐圧性を有する柔
軟材料やベローズ構造の容器や形状記憶材料等より成
る。そしてその材質は対象物の付着性等により選定され
る。
よる殺菌時に極端な変形や破れを生じない、透明もしく
は半透明のシリコンゴム等の耐熱性・耐圧性を有する柔
軟材料やベローズ構造の容器や形状記憶材料等より成
る。そしてその材質は対象物の付着性等により選定され
る。
【0015】袋状容器部Aの袋部3側面には、袋状容器
部Aを必要に応じ膨らませた状態に保持して使用するた
め、形状保持用の骨状サポート用取付け輪4を備える場
合もある。
部Aを必要に応じ膨らませた状態に保持して使用するた
め、形状保持用の骨状サポート用取付け輪4を備える場
合もある。
【0016】袋状容器部Aの底面には、無菌添加物と共
に入れられた培養液等が混入する場合、液体を溜め込む
ための液溜部1が液溜の入口2を介して設けられてい
る。
に入れられた培養液等が混入する場合、液体を溜め込む
ための液溜部1が液溜の入口2を介して設けられてい
る。
【0017】出入口部Cは、ステンレス等の金属や耐熱
性プラスチックなどの材質より成り、袋状容器部Aの開
口に接続される接続部6と、接続部6と一体で容器本体
Oの口へ向けて円錐状に狭まるように延設されたコーン
部7と、コーン部7よりさらに延設された接続管7aと
を有して成っている。
性プラスチックなどの材質より成り、袋状容器部Aの開
口に接続される接続部6と、接続部6と一体で容器本体
Oの口へ向けて円錐状に狭まるように延設されたコーン
部7と、コーン部7よりさらに延設された接続管7aと
を有して成っている。
【0018】出入口部Cの接続部6と袋状容器部Aとの
接続は、硬化後柔軟性を有する接着剤を用いて取り付
け、更にバンド等で固定される。
接続は、硬化後柔軟性を有する接着剤を用いて取り付
け、更にバンド等で固定される。
【0019】接続管7aの側壁には、容器本体Oを不図
示のクリーンベンチの床に支持するための支持耳9が設
けられている。さらに、同側壁には、容器本体Oに取付
けられる蓋部Dを回動する際に容器本体Oを保持する着
脱可能な蓋開閉用ハンドル10が設けられている。
示のクリーンベンチの床に支持するための支持耳9が設
けられている。さらに、同側壁には、容器本体Oに取付
けられる蓋部Dを回動する際に容器本体Oを保持する着
脱可能な蓋開閉用ハンドル10が設けられている。
【0020】接続管7aの口は容器本体Oの口を成すと
共に、培養槽等の取り付け口17や蓋部Dに接続される
接続口11を成している。
共に、培養槽等の取り付け口17や蓋部Dに接続される
接続口11を成している。
【0021】なお、接続管7a内には、たやすく破るこ
とのできる内蓋を形成して、接続管7aを閉塞してもよ
い。
とのできる内蓋を形成して、接続管7aを閉塞してもよ
い。
【0022】そして、接続口11は、それら蓋部Dや取
り付け口17に完全にシールされた状態で取付けられる
ようカム,ネジ,クランプ等より成るカム部12を有し
ている。
り付け口17に完全にシールされた状態で取付けられる
ようカム,ネジ,クランプ等より成るカム部12を有し
ている。
【0023】蓋部Dは、ステンレス等の金属や耐熱性プ
ラスチックなどの材質より成り、接続管7aの接続口1
1にシールされた状態で取付けられる蓋13と、その蓋
13と一体で形成された均圧用ノズル14と、均圧用ノ
ズル14の口を閉じるキャップ16とを有してなってい
る。なお、このキャップ16はバルブ等であってもよ
い。
ラスチックなどの材質より成り、接続管7aの接続口1
1にシールされた状態で取付けられる蓋13と、その蓋
13と一体で形成された均圧用ノズル14と、均圧用ノ
ズル14の口を閉じるキャップ16とを有してなってい
る。なお、このキャップ16はバルブ等であってもよ
い。
【0024】均圧用ノズル14の側壁には、容器本体O
に対して蓋部13を回動するための蓋開閉用ハンドル1
5が設けられている。
に対して蓋部13を回動するための蓋開閉用ハンドル1
5が設けられている。
【0025】Eは容器本体Oの接続口11が接続される
培養槽等の接続部で、金属や耐熱性プラスチック等の材
質の取り付け口17を有して成っている。
培養槽等の接続部で、金属や耐熱性プラスチック等の材
質の取り付け口17を有して成っている。
【0026】さて次に掻き出し具Bについてであるが、
掻き出し具Bは、棒状部5と棒状部5の先に取付けられ
た円板状のディスク8より成っている。
掻き出し具Bは、棒状部5と棒状部5の先に取付けられ
た円板状のディスク8より成っている。
【0027】棒状部5の長さは、接続管7aの軸方向長
さよりも長く設定してある。
さよりも長く設定してある。
【0028】なお、掻き出し具Bは無菌添加物の性状に
合わせて棒状スプーン状、プロペラ状、リング状等とす
ることができる。
合わせて棒状スプーン状、プロペラ状、リング状等とす
ることができる。
【0029】以下に本発明の無菌的植え込み装置の作業
手順、作用及び効果について説明する。
手順、作用及び効果について説明する。
【0030】まず、無菌的植え込み装置を殺菌する
(1)。そして、同装置を支持し(2)、無菌添加物を
同装置内に入れ(3)、付着水分を分離する(4)。そ
れから、同装置を培養槽等へ運搬し(5)、同装置を同
培養槽等へ接続して(6)、無菌添加物の投入を行う
(7)。投入後同装置を同培養槽等から外す(8)。
(1)。そして、同装置を支持し(2)、無菌添加物を
同装置内に入れ(3)、付着水分を分離する(4)。そ
れから、同装置を培養槽等へ運搬し(5)、同装置を同
培養槽等へ接続して(6)、無菌添加物の投入を行う
(7)。投入後同装置を同培養槽等から外す(8)。
【0031】以上述べた各作業について、以下に詳しく
説明する。 (1)無菌的植え込み装置の殺菌 本無菌的植え込み装置をオートクレーブ等で殺菌する。
説明する。 (1)無菌的植え込み装置の殺菌 本無菌的植え込み装置をオートクレーブ等で殺菌する。
【0032】殺菌時は、均圧用ノズル14とキャップ1
6とを通気できるように緩め、通気性の綿でくるみ更に
アルミ箔で保護する。そうすることで装置内部の圧力と
オートクレーブの内圧との差はほぼ同じになる。また、
本均圧用ノズル14によって、オートクレーブ冷却時空
気吸い込み時の無菌性が保持される。
6とを通気できるように緩め、通気性の綿でくるみ更に
アルミ箔で保護する。そうすることで装置内部の圧力と
オートクレーブの内圧との差はほぼ同じになる。また、
本均圧用ノズル14によって、オートクレーブ冷却時空
気吸い込み時の無菌性が保持される。
【0033】袋状容器部Aの材質はシリコンゴム等の耐
熱性耐圧性を有する柔軟材料やベローズ構造の容器や形
状記憶材料等を用いたので、オートクレーブによる殺菌
によって極端な変形や破れを生じない。殺菌終了後キャ
ップ16をアルミ箔の外側から手で充分に締める。 (2)無菌的植え込み装置の支持 不図示のクリーンベンチの床はシールの出来る穴開け加
工をし、無菌的植え込み装置をこの穴に取り付ける。取
付の状態は、支持耳9をクリーンベンチの床にて支持す
ることで、無菌的植え込み装置の出入口部Cの接続口1
1はクリーンベンチの床上に出て、袋状容器部Aは床下
に位置する。
熱性耐圧性を有する柔軟材料やベローズ構造の容器や形
状記憶材料等を用いたので、オートクレーブによる殺菌
によって極端な変形や破れを生じない。殺菌終了後キャ
ップ16をアルミ箔の外側から手で充分に締める。 (2)無菌的植え込み装置の支持 不図示のクリーンベンチの床はシールの出来る穴開け加
工をし、無菌的植え込み装置をこの穴に取り付ける。取
付の状態は、支持耳9をクリーンベンチの床にて支持す
ることで、無菌的植え込み装置の出入口部Cの接続口1
1はクリーンベンチの床上に出て、袋状容器部Aは床下
に位置する。
【0034】なお、クリーンベンチの穴と支持耳9にて
装置を支持する代りに、支持具を使用してもよい。
装置を支持する代りに、支持具を使用してもよい。
【0035】支持具は各種状況に合わせて製作される。
【0036】また、本無菌的植え込み装置自体を培養容
器として使用する場合は、骨状サポート用取付け輪4を
張った状態で支持することにより、袋状容器部Aを膨ら
ませた状態に保ち使用する。 (3)無菌的植え込み装置へ無菌添加物を入れる操作 上に向けられた出入口部Cの接続口11に嵌められた蓋
部Dをカム部12より外す。
器として使用する場合は、骨状サポート用取付け輪4を
張った状態で支持することにより、袋状容器部Aを膨ら
ませた状態に保ち使用する。 (3)無菌的植え込み装置へ無菌添加物を入れる操作 上に向けられた出入口部Cの接続口11に嵌められた蓋
部Dをカム部12より外す。
【0037】そして、無菌添加物を接続口11より入れ
る。
る。
【0038】無菌添加物入れ作業が終了した後、火炎中
操作で蓋13を閉め、キャップ16の閉めを確認する。
操作で蓋13を閉め、キャップ16の閉めを確認する。
【0039】袋状容器部は、透明もしくは半透明の材質
なので、無菌添加物の量が分かる。袋状容器部Aは柔軟
材料でできているため、オートクレーブ殺菌時は、袋状
容器部Aそのものの容積は小さくできるので袋状容器部
A内の収納容積は無菌添加物の量に応じてほぼ任意に定
めることができる。 (4)付着水分の分離 無菌添加物と共に培養液等の液体が多量に袋状容器部A
内低部に混入し、この液が無菌植え込み装置を培養槽等
に取り付ける際液だれし無菌性を損なうので、袋状容器
部Aの低部に設けられた液溜部1に、液体がため込まれ
るまで放置した後、液溜の入口2を不図示のピンチコッ
ク等で閉める。
なので、無菌添加物の量が分かる。袋状容器部Aは柔軟
材料でできているため、オートクレーブ殺菌時は、袋状
容器部Aそのものの容積は小さくできるので袋状容器部
A内の収納容積は無菌添加物の量に応じてほぼ任意に定
めることができる。 (4)付着水分の分離 無菌添加物と共に培養液等の液体が多量に袋状容器部A
内低部に混入し、この液が無菌植え込み装置を培養槽等
に取り付ける際液だれし無菌性を損なうので、袋状容器
部Aの低部に設けられた液溜部1に、液体がため込まれ
るまで放置した後、液溜の入口2を不図示のピンチコッ
ク等で閉める。
【0040】また、液溜部1を設ける代りに袋状容器部
Aの低部にノズルを設けてそこから排液させてもよい。 (5)無菌的植え込み装置の運搬 特に袋状容器部Aを痛めないよう籠等に入れ培養槽の設
置場所へ運ぶ。 (6)無菌的植え込み装置の培養槽等への接続 火炎を用いて無菌的に培養槽等へ接続する。
Aの低部にノズルを設けてそこから排液させてもよい。 (5)無菌的植え込み装置の運搬 特に袋状容器部Aを痛めないよう籠等に入れ培養槽の設
置場所へ運ぶ。 (6)無菌的植え込み装置の培養槽等への接続 火炎を用いて無菌的に培養槽等へ接続する。
【0041】接続は、出入口部Cを下向けにし、火炎中
で蓋部Dを外し、出入口部Cの接続口11と培養槽の取
り付け口17と接続する。
で蓋部Dを外し、出入口部Cの接続口11と培養槽の取
り付け口17と接続する。
【0042】培養槽の取り付け口17及び無菌的植え込
み装置の出入口部Cの接続口11は、カム部12が設け
られているので、無菌的にシールがなされると共に、す
ばやくしっかりとした固定がなされ、次の添加物投入の
作業を容易にする。この接続により無菌的植え込み装置
が固定され無菌添加物投入の作業を容易にする。
み装置の出入口部Cの接続口11は、カム部12が設け
られているので、無菌的にシールがなされると共に、す
ばやくしっかりとした固定がなされ、次の添加物投入の
作業を容易にする。この接続により無菌的植え込み装置
が固定され無菌添加物投入の作業を容易にする。
【0043】火炎による袋状容器部Aの焼損防止の為、
不図示の防炎シートを使用する。また火炎はリングバー
ナーを用い、火炎遮断の板を取り付ける。
不図示の防炎シートを使用する。また火炎はリングバー
ナーを用い、火炎遮断の板を取り付ける。
【0044】また接続作業のために用いた袋状容器部A
の焼損防止用の防炎シートの形状保持用の骨部に上部よ
り無菌的植え込み装置を吊るす棒を取り付けると良い。 (7)無菌添加物の投入 無菌的植え込み装置を培養槽等に接続した後、防炎シー
ト等を外し、無菌添加物を袋状容器部Aの外部から袋状
容器部Aごと掻き出し具Bを手又は機械で把んで操作
し、無菌的植え込み装置から培養槽等に投入する。
の焼損防止用の防炎シートの形状保持用の骨部に上部よ
り無菌的植え込み装置を吊るす棒を取り付けると良い。 (7)無菌添加物の投入 無菌的植え込み装置を培養槽等に接続した後、防炎シー
ト等を外し、無菌添加物を袋状容器部Aの外部から袋状
容器部Aごと掻き出し具Bを手又は機械で把んで操作
し、無菌的植え込み装置から培養槽等に投入する。
【0045】流動性の無菌添加物の場合でも、接続管7
aの内部に内蓋を設けることで、接続の際に液だれが生
じない。そして掻き出し具Bを利用して接続管7aの内
蓋を開けるかもしくは内蓋を掻き出し具Bで破ることに
より、無菌添加物を通過させる。
aの内部に内蓋を設けることで、接続の際に液だれが生
じない。そして掻き出し具Bを利用して接続管7aの内
蓋を開けるかもしくは内蓋を掻き出し具Bで破ることに
より、無菌添加物を通過させる。
【0046】この操作のときは袋状容器部Aの取付け輪
4を吊るすことはしない。というのは、掻き出し具Bの
操作の邪魔になるからである。 (8)無菌的植え込み装置の取り外し 植え込み終了後、接続時と同様に火炎内等で無菌的に無
菌的植え込み装置を培養槽から外し培養槽の取り付け口
17に培養槽用の蓋を取り付ける。
4を吊るすことはしない。というのは、掻き出し具Bの
操作の邪魔になるからである。 (8)無菌的植え込み装置の取り外し 植え込み終了後、接続時と同様に火炎内等で無菌的に無
菌的植え込み装置を培養槽から外し培養槽の取り付け口
17に培養槽用の蓋を取り付ける。
【0047】なお、項(2)で述べたように無菌的植え
込み装置そのものを培養槽とする場合もある。
込み装置そのものを培養槽とする場合もある。
【0048】また本装置を大型にする場合は、培養槽に
固定的に取り付け、殺菌は無菌的植え込み装置内への直
接蒸気吹き込み等で行う。
固定的に取り付け、殺菌は無菌的植え込み装置内への直
接蒸気吹き込み等で行う。
【0049】また無菌添加物を無菌的植え込み装置へ入
れる操作は、項(2)で述べたように無菌的植え込み装
置の上にクリーンベンチを設置する等して行う。
れる操作は、項(2)で述べたように無菌的植え込み装
置の上にクリーンベンチを設置する等して行う。
【0050】なお、出入口部の接続部6、コーン部7お
よび接続管7aの詰まりを強制的に押し出したり、容器
本体内壁に付着する物質を掻き落としたりできさえすれ
ば、掻き出し具B及び容器本体O等の構成,形状,材
質,寸法は本実施例に限定されるものではない。
よび接続管7aの詰まりを強制的に押し出したり、容器
本体内壁に付着する物質を掻き落としたりできさえすれ
ば、掻き出し具B及び容器本体O等の構成,形状,材
質,寸法は本実施例に限定されるものではない。
【0051】以下に本実施例を示す。
【0052】
実施例1 10リットル容量の容器本体Oに3kgの無菌添加物とし
ての植物体(ハエドクソウの茎葉部)を入れ、上に説明
した掻き出し具B(棒状部:約30cm、ディスク:直
径約2cm)を用いる方法で200リットル培養槽へ植
え込みをした。植え込み後、60日間、無菌的に培養
し、30kgの発根した植物体を得た。
ての植物体(ハエドクソウの茎葉部)を入れ、上に説明
した掻き出し具B(棒状部:約30cm、ディスク:直
径約2cm)を用いる方法で200リットル培養槽へ植
え込みをした。植え込み後、60日間、無菌的に培養
し、30kgの発根した植物体を得た。
【0053】実施例2 5リットル容量の容器本体Oに2kgのベラドンナの不定
根を入れ、上に説明した掻き出し具Bを用いる方法で2
00リットル培養槽へ植え込みをした。植え込み後、3
0日間、無菌的に培養し20kgの不定根を得た。
根を入れ、上に説明した掻き出し具Bを用いる方法で2
00リットル培養槽へ植え込みをした。植え込み後、3
0日間、無菌的に培養し20kgの不定根を得た。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
植え込もうとする物質を容器本体より出す際にその物質
が出入口部に詰まった場合、袋状容器部の外側から、袋
状容器部ごと掻き出し具を手または機械で把んで、出入
口部の詰まりを強制的に押し出したり、容器本体内壁に
付着する物質を掻き落としたりする操作を、無菌的に行
うことができる。
植え込もうとする物質を容器本体より出す際にその物質
が出入口部に詰まった場合、袋状容器部の外側から、袋
状容器部ごと掻き出し具を手または機械で把んで、出入
口部の詰まりを強制的に押し出したり、容器本体内壁に
付着する物質を掻き落としたりする操作を、無菌的に行
うことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る無菌的植え込み装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
O 容器本体 A 袋状容器部 B 掻き出し具 C 出入口部 D 蓋部 E 培養槽の取り付け部 1 液溜部 2 液溜の入口 3 袋部 4 骨状サポート用取付け輪 5 棒状部 6 出入口部の接続部 7 コーン部 7a 接続管 8 掻き出し具の円板状のディスク 9 支持耳 10 出入口部の蓋開閉用ハンドル 11 出入口部の接続口 12 カム部 13 蓋 14 均圧用ノズル 15 蓋部の蓋開閉用ハンドル 16 キャップ 17 培養槽の取り付け口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇 宿 友 淳 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾中台15丁目 33番地 審査官 鈴木 恵理子 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/00 - 1/28
Claims (1)
- 【請求項1】 植え込もうとする物質が出し入れされる
出入口部を備えた容器本体を有して成る無菌的植え込み
装置において、容器本体の少なくとも一部が柔軟材料で
作られた袋状容器部より成ると共に、容器本体内に掻き
出し具を備えることを特徴とする無菌的植え込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03339448A JP3105050B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 無菌的植え込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03339448A JP3105050B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 無菌的植え込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153960A JPH05153960A (ja) | 1993-06-22 |
JP3105050B2 true JP3105050B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=18327562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03339448A Expired - Fee Related JP3105050B2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 無菌的植え込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3105050B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITFI20020191A1 (it) * | 2002-10-09 | 2004-04-10 | Diesse Diagnostica Senese S P A | Contenitore per analisi batteriologiche. |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP03339448A patent/JP3105050B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153960A (ja) | 1993-06-22 |
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