JP3100308B2 - 画像及び音声情報の再生システム - Google Patents
画像及び音声情報の再生システムInfo
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- JP3100308B2 JP3100308B2 JP07081972A JP8197295A JP3100308B2 JP 3100308 B2 JP3100308 B2 JP 3100308B2 JP 07081972 A JP07081972 A JP 07081972A JP 8197295 A JP8197295 A JP 8197295A JP 3100308 B2 JP3100308 B2 JP 3100308B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクやハードデ
イスクなどの記録媒体に圧縮記録された画像及び音声情
報を再生する画像及び音声情報の再生システムに関す
る。
イスクなどの記録媒体に圧縮記録された画像及び音声情
報を再生する画像及び音声情報の再生システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクやハードデイスクなど
の記録媒体に画像データと音声データを圧縮処理して記
録しておき、それを伸張処理して再生するという再生シ
ステムが普及しつつある。通常、画像データ処理部と音
声データ処理部では、処理速度に違いがあるため、画像
データと音声データの再生タイミングに違いが発生す
る。したがって、このような再生システムでは、画像デ
ータとそれに対応する音声データの同期をとる必要があ
る。
の記録媒体に画像データと音声データを圧縮処理して記
録しておき、それを伸張処理して再生するという再生シ
ステムが普及しつつある。通常、画像データ処理部と音
声データ処理部では、処理速度に違いがあるため、画像
データと音声データの再生タイミングに違いが発生す
る。したがって、このような再生システムでは、画像デ
ータとそれに対応する音声データの同期をとる必要があ
る。
【0003】画像データと音声データとの同期をとる従
来例として、MPEG(Moving Picture Expert Grou
p:ISO11172準拠)規格がある。このMPEG
規格では、画像データ及び音声データにそれぞれ時刻情
報としてMPEG規格で定めるPTS(Presentation T
ime−Stamps)がついている。ここで、PTSとは、M
PEG規格(ISO11172−1)によれば、33ビ
ット、90kHzで表される情報で、圧縮データ上に記
録され、画像フレームや音声フレームに対して付加され
るものであり、画像フレームを表示すべき時刻情報及び
音声フレームを出力すべき時刻情報である。
来例として、MPEG(Moving Picture Expert Grou
p:ISO11172準拠)規格がある。このMPEG
規格では、画像データ及び音声データにそれぞれ時刻情
報としてMPEG規格で定めるPTS(Presentation T
ime−Stamps)がついている。ここで、PTSとは、M
PEG規格(ISO11172−1)によれば、33ビ
ット、90kHzで表される情報で、圧縮データ上に記
録され、画像フレームや音声フレームに対して付加され
るものであり、画像フレームを表示すべき時刻情報及び
音声フレームを出力すべき時刻情報である。
【0004】現在、MPEG画像デコーダ、MPEG音
声デコーダと呼ばれる専用のLSIのなかには、現在表
示している画像のPTSや現在出力している音声のPT
Sを情報として外部へ出力するLSIがあり、画像のP
TSと音声のPTSとを比較し、画像を音声に合わせ
る、又は音声を画像に合わせることによって同期が実現
できる。また、MPEG画像デコーダとMPEG音声デ
コーダが1チップで構成され、LSI自身でPTSを比
較し同期するというものもある。
声デコーダと呼ばれる専用のLSIのなかには、現在表
示している画像のPTSや現在出力している音声のPT
Sを情報として外部へ出力するLSIがあり、画像のP
TSと音声のPTSとを比較し、画像を音声に合わせ
る、又は音声を画像に合わせることによって同期が実現
できる。また、MPEG画像デコーダとMPEG音声デ
コーダが1チップで構成され、LSI自身でPTSを比
較し同期するというものもある。
【0005】しかし、初期のLSIは、MPEG画像デ
コーダとMPEG音声デコーダが独立しており、さら
に、PTSを出力するものも少なかった。また、現在で
もコストを抑えるなどの理由により、PTS情報や同期
に関する機能を持たない画像、音声デコーダが多く存在
する。この場合の同期は、いわゆる「暗黙同期(implic
it synchronization)」と呼ばれる方式に頼っていた。
この「暗黙同期」というのは、特に出力側での補正は行
わず、データの入力速度とデコーダの動作速度の精度に
頼った方法である。
コーダとMPEG音声デコーダが独立しており、さら
に、PTSを出力するものも少なかった。また、現在で
もコストを抑えるなどの理由により、PTS情報や同期
に関する機能を持たない画像、音声デコーダが多く存在
する。この場合の同期は、いわゆる「暗黙同期(implic
it synchronization)」と呼ばれる方式に頼っていた。
この「暗黙同期」というのは、特に出力側での補正は行
わず、データの入力速度とデコーダの動作速度の精度に
頼った方法である。
【0006】また、その他に同期をとる従来例として
は、例えば特開平6−121276号公報に開示された
技術がある。この技術を簡単に説明すると、画像データ
と音声データは、それぞれフレームと呼ばれる単位で圧
縮処理されており、それらフレームにはそれぞれフレー
ム番号が記録されている。そして、現在処理中の画像フ
レームと音声フレームとのフレーム番号を比較し、例え
ば音声フレーム番号が画像フレーム番号より大ならば、
音声処理より画像処理が遅くなっていると判断し、画像
の圧縮処理をそのフレームで中断して、次のフレームの
画像圧縮処理を再開するというものである。
は、例えば特開平6−121276号公報に開示された
技術がある。この技術を簡単に説明すると、画像データ
と音声データは、それぞれフレームと呼ばれる単位で圧
縮処理されており、それらフレームにはそれぞれフレー
ム番号が記録されている。そして、現在処理中の画像フ
レームと音声フレームとのフレーム番号を比較し、例え
ば音声フレーム番号が画像フレーム番号より大ならば、
音声処理より画像処理が遅くなっていると判断し、画像
の圧縮処理をそのフレームで中断して、次のフレームの
画像圧縮処理を再開するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の「暗
黙同期」方法によれば、画像及び音声情報の再生システ
ムにおいて、画像処理系と音声処理系のクロックのずれ
等様々な要因により、一概に同期しているとは言えな
い。したがって、上述の「暗黙同期」方法に、時刻情報
としてのPTSを監視する手段を取り入れればよいが、
LSIにデータを入力した後では、時刻情報は失われて
しまうので、LSIにデータを入力する前に、PTSを
獲得する必要がある。PTSを獲得して、その後にデー
タをLSIに入力するわけだが、そのPTSに対応する
画像がどの時点で出力されるか判断するのは困難であ
る。それは、MPEGの性質上、データ上のピクチャの
順番と出力されるピクチャの順番とは異なるからであ
る。
黙同期」方法によれば、画像及び音声情報の再生システ
ムにおいて、画像処理系と音声処理系のクロックのずれ
等様々な要因により、一概に同期しているとは言えな
い。したがって、上述の「暗黙同期」方法に、時刻情報
としてのPTSを監視する手段を取り入れればよいが、
LSIにデータを入力した後では、時刻情報は失われて
しまうので、LSIにデータを入力する前に、PTSを
獲得する必要がある。PTSを獲得して、その後にデー
タをLSIに入力するわけだが、そのPTSに対応する
画像がどの時点で出力されるか判断するのは困難であ
る。それは、MPEGの性質上、データ上のピクチャの
順番と出力されるピクチャの順番とは異なるからであ
る。
【0008】また、PTSは、MPEG規格(ISO1
1172−1、2、3)によれば、最大0.7秒の間隔
でフレームに付加されていればよいと、規定しているの
で、全ての画像フレーム及び音声フレームに必ず付いて
いる訳ではない。したがって、PTSを監視するだけで
は、PTSが記録してある間隔以下の精度では同期でき
ない場合があるという問題点がある。
1172−1、2、3)によれば、最大0.7秒の間隔
でフレームに付加されていればよいと、規定しているの
で、全ての画像フレーム及び音声フレームに必ず付いて
いる訳ではない。したがって、PTSを監視するだけで
は、PTSが記録してある間隔以下の精度では同期でき
ない場合があるという問題点がある。
【0009】次に、上述の特開平6−121276号公
報によれば、画像処理をそのフレームで中断し、次のフ
レームの処理を再開するが、このような手法は、JPE
G(Joint Photographic Expert Group :ISO109
18準拠)のようなフレーム単位でデータが完結してい
る方式には適しているが、MPEGのようなフレーム間
で予測するといった方式には適さない。なぜならば、I
ピクチャ(Intra-coded picture :イントラ符号化画
像)又はPピクチャ(Predictive-coded picture:前方
予測符号化画像)と呼ばれる画像フレームは、他のPピ
クチャ及びBピクチャ(Bidirectionally predictive-c
oded picture:両方向予測符号化画像)のデコード処理
に必要であるので、デコード処理を中断してその画像フ
レームを破棄することはできないからである。
報によれば、画像処理をそのフレームで中断し、次のフ
レームの処理を再開するが、このような手法は、JPE
G(Joint Photographic Expert Group :ISO109
18準拠)のようなフレーム単位でデータが完結してい
る方式には適しているが、MPEGのようなフレーム間
で予測するといった方式には適さない。なぜならば、I
ピクチャ(Intra-coded picture :イントラ符号化画
像)又はPピクチャ(Predictive-coded picture:前方
予測符号化画像)と呼ばれる画像フレームは、他のPピ
クチャ及びBピクチャ(Bidirectionally predictive-c
oded picture:両方向予測符号化画像)のデコード処理
に必要であるので、デコード処理を中断してその画像フ
レームを破棄することはできないからである。
【0010】なお、ここで、Iピクチャとは、その1枚
だけで符号化が完結したピクチャであり、通常、静止画
はIピクチャで構成される。また、Pピクチャは、予測
画像として、既に復号化された前のIピクチャもしくは
Pピクチャを利用するピクチャである。さらに、Bピク
チャは、予測画像として、既に復号化された前後のIピ
クチャもしくはPピクチャを利用するピクチャで、この
Bピクチャは、画像データのデータ圧縮率が高いので、
動画ストリームで特に使用される。他に、Dピクチャ
(DC coded picuture :DCイントラ符号化画像)と
呼ばれる画像フレームがあるが、これは、通常使用しな
い特殊なピクチャである。
だけで符号化が完結したピクチャであり、通常、静止画
はIピクチャで構成される。また、Pピクチャは、予測
画像として、既に復号化された前のIピクチャもしくは
Pピクチャを利用するピクチャである。さらに、Bピク
チャは、予測画像として、既に復号化された前後のIピ
クチャもしくはPピクチャを利用するピクチャで、この
Bピクチャは、画像データのデータ圧縮率が高いので、
動画ストリームで特に使用される。他に、Dピクチャ
(DC coded picuture :DCイントラ符号化画像)と
呼ばれる画像フレームがあるが、これは、通常使用しな
い特殊なピクチャである。
【0011】そこで、本発明は、上記の点に着目してな
されたものであり、1フレーム単位の精度で又は再生す
べき画像データの最小画像再生時間単位の精度で時刻情
報を監視することができ、時刻情報を出力しないデコー
ダを用いても上記精度で画像及び音声の同期をとりつつ
再生することができる画像及び音声情報の再生システム
を得ることを目的とするものである。
されたものであり、1フレーム単位の精度で又は再生す
べき画像データの最小画像再生時間単位の精度で時刻情
報を監視することができ、時刻情報を出力しないデコー
ダを用いても上記精度で画像及び音声の同期をとりつつ
再生することができる画像及び音声情報の再生システム
を得ることを目的とするものである。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像及び音
声情報の再生システムは、上記目的を達成するための手
段として、画像データ及び音声データから獲得される再
生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて再生
される現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報を
フレーム単位で算出する時刻情報算出手段と、前記時刻
情報算出手段により算出された現在出力中の再生画像の
時刻情報と再生音声の時刻情報とから再生画像と再生音
声のいずれかが所定量以上進んでいるか否かを判定する
判定手段と、前記判定手段による判定の結果、再生画像
が再生音声より前記所定量以上進んでいる場合に画像再
生を遅延させるとともに、再生画像が再生音声より前記
所定量以上遅れている場合に画像再生を促進させる画像
再生制御手段と、遅延又は促進があってから所定時間を
経過したか否かを判断する手段とを備え、前記画像再生
制御手段が前記所定時間を経過したときのみ次の遅延又
は促進を行うよう構成したものである。
声情報の再生システムは、上記目的を達成するための手
段として、画像データ及び音声データから獲得される再
生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて再生
される現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報を
フレーム単位で算出する時刻情報算出手段と、前記時刻
情報算出手段により算出された現在出力中の再生画像の
時刻情報と再生音声の時刻情報とから再生画像と再生音
声のいずれかが所定量以上進んでいるか否かを判定する
判定手段と、前記判定手段による判定の結果、再生画像
が再生音声より前記所定量以上進んでいる場合に画像再
生を遅延させるとともに、再生画像が再生音声より前記
所定量以上遅れている場合に画像再生を促進させる画像
再生制御手段と、遅延又は促進があってから所定時間を
経過したか否かを判断する手段とを備え、前記画像再生
制御手段が前記所定時間を経過したときのみ次の遅延又
は促進を行うよう構成したものである。
【0014】また、本発明に係る画像及び音声情報の再
生システムは、上記目的を達成するための手段として、
画像データ及び音声データから獲得される再生すべき先
頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて再生される現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報をフレーム単
位で算出する時刻情報算出手段と、前記時刻情報算出手
段により算出された現在出力中の再生画像の時刻情報と
再生音声の時刻情報とから再生画像と再生音声のいずれ
かが所定量以上進んでいるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音
声より前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延
させるとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以
上遅れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御
手段とを備え、前記時刻情報算出手段として、再生され
ている画像及び音声のフレーム更新情報と再生画像及び
再生音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力中
の再生画像及び再生音声の時刻情報をそれぞれ演算によ
り算出するよう構成されたものである。
生システムは、上記目的を達成するための手段として、
画像データ及び音声データから獲得される再生すべき先
頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて再生される現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報をフレーム単
位で算出する時刻情報算出手段と、前記時刻情報算出手
段により算出された現在出力中の再生画像の時刻情報と
再生音声の時刻情報とから再生画像と再生音声のいずれ
かが所定量以上進んでいるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音
声より前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延
させるとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以
上遅れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御
手段とを備え、前記時刻情報算出手段として、再生され
ている画像及び音声のフレーム更新情報と再生画像及び
再生音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力中
の再生画像及び再生音声の時刻情報をそれぞれ演算によ
り算出するよう構成されたものである。
【0015】また、本発明に係る画像及び音声情報の再
生システムは、上記目的を達成するための手段として、
画像データ及び音声データから獲得される再生すべき先
頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて再生される現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報をフレーム単
位で算出する時刻情報算出手段と、前記時刻情報算出手
段により算出された現在出力中の再生画像の時刻情報と
再生音声の時刻情報とから再生画像と再生音声のいずれ
かが所定量以上進んでいるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音
声より前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延
させるとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以
上遅れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御
手段とを備え、前記時刻情報算出手段として、再生され
ている画像のフレーム更新情報と再生画像のフレームレ
ート情報とに基づいて現在出力中の再生画像の時刻情報
を演算により算出するとともに、前記音声データより再
生すべき音声の時刻情報を随時獲得し再生音声の時刻情
報として出力するよう構成されたものである。
生システムは、上記目的を達成するための手段として、
画像データ及び音声データから獲得される再生すべき先
頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて再生される現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報をフレーム単
位で算出する時刻情報算出手段と、前記時刻情報算出手
段により算出された現在出力中の再生画像の時刻情報と
再生音声の時刻情報とから再生画像と再生音声のいずれ
かが所定量以上進んでいるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音
声より前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延
させるとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以
上遅れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御
手段とを備え、前記時刻情報算出手段として、再生され
ている画像のフレーム更新情報と再生画像のフレームレ
ート情報とに基づいて現在出力中の再生画像の時刻情報
を演算により算出するとともに、前記音声データより再
生すべき音声の時刻情報を随時獲得し再生音声の時刻情
報として出力するよう構成されたものである。
【0016】また、前記時刻情報算出手段として、前記
音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲得できな
かった場合に、再生されている音声のフレーム更新情報
と再生音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力
中の再生音声の時刻情報を演算により算出するよう構成
することができる。
音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲得できな
かった場合に、再生されている音声のフレーム更新情報
と再生音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力
中の再生音声の時刻情報を演算により算出するよう構成
することができる。
【0017】また、前記画像データ及び音声データは、
MPEG規格による圧縮データであり、前記画像及び音
声の時刻情報は、PTSとすることができる。
MPEG規格による圧縮データであり、前記画像及び音
声の時刻情報は、PTSとすることができる。
【0018】また、前記画像再生制御手段として、再生
画像が再生音声より所定量以上進んでいる場合に、両者
の時刻情報が一致するまで画像フレームデータの再生を
一時停止させることにより画像再生を遅延させるよう構
成することができる。
画像が再生音声より所定量以上進んでいる場合に、両者
の時刻情報が一致するまで画像フレームデータの再生を
一時停止させることにより画像再生を遅延させるよう構
成することができる。
【0019】また、前記画像再生制御手段として、再生
画像が再生音声より所定量以上進んでいる場合に、画像
フレームデータの再生を1フレーム又1フィールド単位
で遅延させるよう構成することができる。
画像が再生音声より所定量以上進んでいる場合に、画像
フレームデータの再生を1フレーム又1フィールド単位
で遅延させるよう構成することができる。
【0020】また、前記画像再生制御手段として、画像
フレームデータのピクチャタイプがBピクチャである場
合に、画像フレームデータの再生を1枚単位でスキップ
させるよう構成することができる。
フレームデータのピクチャタイプがBピクチャである場
合に、画像フレームデータの再生を1枚単位でスキップ
させるよう構成することができる。
【0021】また、前記画像再生制御手段として、画像
フレームデータの再生がスキップされたことを判断した
場合に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するよう構
成することができる。
フレームデータの再生がスキップされたことを判断した
場合に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するよう構
成することができる。
【0022】さらに、前記画像再生制御手段として、画
像フレームデータのピクチャタイプがIピクチャ又はP
ピクチャのときは、画像フレームデータの再生をスキッ
プさせないよう構成することができる。
像フレームデータのピクチャタイプがIピクチャ又はP
ピクチャのときは、画像フレームデータの再生をスキッ
プさせないよう構成することができる。
【0023】
【0024】
【作用】本発明に係る画像及び音声情報の再生システム
においては、時刻情報算出手段により、現在出力中の再
生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単位で算出さ
れ、判定手段により、現在出力中の再生画像の時刻情報
と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あり、かつ
再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対して所定
値より大きいと判定された場合には、画像再生制御手段
によって画像再生を遅延させるとともに、他方、再生画
像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小さいと判定
された場合には、画像再生制御手段によって画像再生を
促進させるよう制御され、画像再生制御手段により、所
定時間を経過したときのみ次の遅延又は促進が行われる
ので、1フレーム単位の精度で時刻情報を監視すること
ができ、また、時刻情報を出力しないデコーダを用いて
も1画像フレーム単位の精度で画像及び音声の同期を実
現させることができ、また、音声に対して画像を合わせ
る方式を採用したため、音切れもなく同期再生を実行で
き、さらに、画像と音声の同期を徐々にとることがで
き、デコーダの負担が少なく、画像の動きに不自然さが
なくなる。
においては、時刻情報算出手段により、現在出力中の再
生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単位で算出さ
れ、判定手段により、現在出力中の再生画像の時刻情報
と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あり、かつ
再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対して所定
値より大きいと判定された場合には、画像再生制御手段
によって画像再生を遅延させるとともに、他方、再生画
像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小さいと判定
された場合には、画像再生制御手段によって画像再生を
促進させるよう制御され、画像再生制御手段により、所
定時間を経過したときのみ次の遅延又は促進が行われる
ので、1フレーム単位の精度で時刻情報を監視すること
ができ、また、時刻情報を出力しないデコーダを用いて
も1画像フレーム単位の精度で画像及び音声の同期を実
現させることができ、また、音声に対して画像を合わせ
る方式を採用したため、音切れもなく同期再生を実行で
き、さらに、画像と音声の同期を徐々にとることがで
き、デコーダの負担が少なく、画像の動きに不自然さが
なくなる。
【0025】また、本発明に係る画像及び音声情報の再
生システムにおいては、時刻情報算出手段により、現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単
位で算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像
の時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上
あり、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に
対し所定値より大きいと判定された場合には、画像再生
制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像及び音声のフレーム更新情
報と再生画像及び再生音声のフレームレート情報とに基
づいて現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報が
それぞれ演算により算出されるので、1フレーム単位の
精度で時刻情報を監視することができ、また、時刻情報
を出力しないデコーダを用いても1画像フレーム単位の
精度で画像及び音声の同期を実現させることができ、ま
た、音声に対して画像を合わせる方式を採用したため、
音切れもなく同期再生を実行でき、さらに、時刻情報を
出力しないデコーダを用いた場合であっても、現在出力
中の再生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とを確実
に算出することができる。
生システムにおいては、時刻情報算出手段により、現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単
位で算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像
の時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上
あり、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に
対し所定値より大きいと判定された場合には、画像再生
制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像及び音声のフレーム更新情
報と再生画像及び再生音声のフレームレート情報とに基
づいて現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報が
それぞれ演算により算出されるので、1フレーム単位の
精度で時刻情報を監視することができ、また、時刻情報
を出力しないデコーダを用いても1画像フレーム単位の
精度で画像及び音声の同期を実現させることができ、ま
た、音声に対して画像を合わせる方式を採用したため、
音切れもなく同期再生を実行でき、さらに、時刻情報を
出力しないデコーダを用いた場合であっても、現在出力
中の再生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とを確実
に算出することができる。
【0026】また、本発明に係る画像及び音声情報の再
生システムにおいては、時刻情報算出手段により、現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単
位で算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像
の時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上
あり、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に
対して所定値より大きいと判定された場合には、画像再
生制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像のフレーム更新情報と再生
画像のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再
生画像の時刻情報が演算により算出されるとともに、前
記音声データより再生すべき音声の時刻情報が随時獲得
され再生音声の時刻情報として出力されるので、1フレ
ーム単位の精度で時刻情報を監視することができ、ま
た、時刻情報を出力しないデコーダを用いても1画像フ
レーム単位の精度で画像及び音声の同期を実現させるこ
とができ、また、音声に対して画像を合わせる方式を採
用したため、音切れもなく同期再生を実行でき、さら
に、音声のフレーム更新情報が出力されない場合であっ
ても有効であり、現在出力中の再生音声の時刻情報とを
確実に得ることができる。
生システムにおいては、時刻情報算出手段により、現在
出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単
位で算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像
の時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上
あり、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に
対して所定値より大きいと判定された場合には、画像再
生制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像のフレーム更新情報と再生
画像のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再
生画像の時刻情報が演算により算出されるとともに、前
記音声データより再生すべき音声の時刻情報が随時獲得
され再生音声の時刻情報として出力されるので、1フレ
ーム単位の精度で時刻情報を監視することができ、ま
た、時刻情報を出力しないデコーダを用いても1画像フ
レーム単位の精度で画像及び音声の同期を実現させるこ
とができ、また、音声に対して画像を合わせる方式を採
用したため、音切れもなく同期再生を実行でき、さら
に、音声のフレーム更新情報が出力されない場合であっ
ても有効であり、現在出力中の再生音声の時刻情報とを
確実に得ることができる。
【0027】また、前記時刻情報算出手段により、前記
音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲得できな
かった場合に、再生されている音声のフレーム更新情報
と再生音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力
中の再生音声の時刻情報を演算により算出するようにし
たので、音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲
得できなかった場合であっても有効であり、現在出力中
の再生音声の時刻情報とを演算によって確実に算出する
ことができる。
音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲得できな
かった場合に、再生されている音声のフレーム更新情報
と再生音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力
中の再生音声の時刻情報を演算により算出するようにし
たので、音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲
得できなかった場合であっても有効であり、現在出力中
の再生音声の時刻情報とを演算によって確実に算出する
ことができる。
【0028】また、前記画像データ及び音声データをM
PEG規格による圧縮データとするとともに、前記画像
及び音声の時刻情報をPTSとすることにより、MPE
G規格による圧縮データを採用したものにおいても、M
PEGのデコーダ処理に破綻をきたすことなく、同期さ
せることができる。
PEG規格による圧縮データとするとともに、前記画像
及び音声の時刻情報をPTSとすることにより、MPE
G規格による圧縮データを採用したものにおいても、M
PEGのデコーダ処理に破綻をきたすことなく、同期さ
せることができる。
【0029】また、前記画像再生制御手段により、再生
画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より
大きい場合に、時刻情報が一致するまで画像フレームデ
ータの再生を一時停止させるようにしたので、画像再生
が進んでいる場合に、画像フレームデータの表示及びデ
コードを時刻情報が一致するまで遅延させて、音声再生
との同期を実現できる。
画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より
大きい場合に、時刻情報が一致するまで画像フレームデ
ータの再生を一時停止させるようにしたので、画像再生
が進んでいる場合に、画像フレームデータの表示及びデ
コードを時刻情報が一致するまで遅延させて、音声再生
との同期を実現できる。
【0030】また、前記画像再生制御手段により、再生
画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より
大きい場合に、画像フレームデータの再生を1フレーム
単位又は1フィールド単位で遅延させるようにしたの
で、画像再生が進んでいる場合に、画像フレームデータ
の表示及びデコードを1フレーム単位又は1フィールド
単位でで遅延させて、音声再生との同期を実現できる。
画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より
大きい場合に、画像フレームデータの再生を1フレーム
単位又は1フィールド単位で遅延させるようにしたの
で、画像再生が進んでいる場合に、画像フレームデータ
の表示及びデコードを1フレーム単位又は1フィールド
単位でで遅延させて、音声再生との同期を実現できる。
【0031】また、前記画像再生制御手段により、再生
画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より
小さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャ
タイプがBピクチャである場合は、画像フレームデータ
の再生を1枚単位でスキップさせるようにしたので、画
像再生が遅れている場合に、画像フレームデータの表示
及びデコードを1枚単位でスキップさせて、音声再生と
の同期を実現できる。
画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より
小さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャ
タイプがBピクチャである場合は、画像フレームデータ
の再生を1枚単位でスキップさせるようにしたので、画
像再生が遅れている場合に、画像フレームデータの表示
及びデコードを1枚単位でスキップさせて、音声再生と
の同期を実現できる。
【0032】また、前記画像再生制御手段により、画像
フレームデータの再生がスキップされたことを判断した
場合に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するように
したので、再生画像のスキップ実行による同期処理時に
も再生画像の時刻情報を適切に補正することができる。
フレームデータの再生がスキップされたことを判断した
場合に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するように
したので、再生画像のスキップ実行による同期処理時に
も再生画像の時刻情報を適切に補正することができる。
【0033】さらに、前記画像再生制御手段により、再
生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値よ
り小さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチ
ャタイプがBピクチャでない場合に、画像再生が促進さ
れるのをパスさせるようにしたので、再生画像が遅れて
いる場合で、画像フレームデータのピクチャタイプがI
ピクチャ又はPピクチャの場合に、MPEGの性質に適
合させるべくピクチャデータを破棄せず、かつ画像再生
を促進させることもなく、したがって、デコーダ処理を
中断させることなく、また促進処理時の負荷もかけるこ
とがない。
生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値よ
り小さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチ
ャタイプがBピクチャでない場合に、画像再生が促進さ
れるのをパスさせるようにしたので、再生画像が遅れて
いる場合で、画像フレームデータのピクチャタイプがI
ピクチャ又はPピクチャの場合に、MPEGの性質に適
合させるべくピクチャデータを破棄せず、かつ画像再生
を促進させることもなく、したがって、デコーダ処理を
中断させることなく、また促進処理時の負荷もかけるこ
とがない。
【0034】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
について説明する。図1は本発明の実施例に適用する画
像及び音声情報の再生システムの概念を説明するブロッ
ク図である。図1に示す画像及び音声情報の再生システ
ムは、CPU(中央演算処理装置)やメモリなどを含む
中央処理部1、画像データ及び音声データが記録された
情報記憶媒体としての光ディスク2、光ディスク2に記
録された情報を読み出すための光ディスク読み出し制御
部3、ローカルバス4、該ローカルバス4を介して入力
される光ディスク読み出し制御部3からの画像データを
処理する画像処理部5、その処理結果を表示する表示装
置6、ローカルバス4を介して入力される光ディスク読
み出し制御部3からの音声データを処理する音声処理部
7、その処理結果を出力するスピーカ8、光ディスク読
み出し制御部3からの画像及び音声データを格納するた
めのバッファメモリ9、ローカルバス4を介して中央処
理部1との間で制御要求等をやり取りする外部システム
10、この外部システム10とローカルバス4との間の
インターフェイス機能を果たすバスインターフェイス1
1を備えている。なお、図1では、記録媒体の一例とし
て、光ディスク2を想定しているが、これを、ハードデ
ィスクやフロッピィーディスク又はROMなどに置き換
えてもよい。
について説明する。図1は本発明の実施例に適用する画
像及び音声情報の再生システムの概念を説明するブロッ
ク図である。図1に示す画像及び音声情報の再生システ
ムは、CPU(中央演算処理装置)やメモリなどを含む
中央処理部1、画像データ及び音声データが記録された
情報記憶媒体としての光ディスク2、光ディスク2に記
録された情報を読み出すための光ディスク読み出し制御
部3、ローカルバス4、該ローカルバス4を介して入力
される光ディスク読み出し制御部3からの画像データを
処理する画像処理部5、その処理結果を表示する表示装
置6、ローカルバス4を介して入力される光ディスク読
み出し制御部3からの音声データを処理する音声処理部
7、その処理結果を出力するスピーカ8、光ディスク読
み出し制御部3からの画像及び音声データを格納するた
めのバッファメモリ9、ローカルバス4を介して中央処
理部1との間で制御要求等をやり取りする外部システム
10、この外部システム10とローカルバス4との間の
インターフェイス機能を果たすバスインターフェイス1
1を備えている。なお、図1では、記録媒体の一例とし
て、光ディスク2を想定しているが、これを、ハードデ
ィスクやフロッピィーディスク又はROMなどに置き換
えてもよい。
【0035】次に、前記構成に係る画像及び音声情報の
再生システムの動作について説明する。外部システム1
0により、バスインターフェイス部11及びローカルバ
ス4を介して、中央処理部1に対して、画像処理部5と
音声処理部7及び光ディスク読み出し制御部3の制御要
求が出されると、中央処理部1は、この制御要求を受け
て、光ディスク2に記録された情報を光ディスク読み出
し制御部3により読み出し、光ディスク2に記録された
情報の内容を判断する。
再生システムの動作について説明する。外部システム1
0により、バスインターフェイス部11及びローカルバ
ス4を介して、中央処理部1に対して、画像処理部5と
音声処理部7及び光ディスク読み出し制御部3の制御要
求が出されると、中央処理部1は、この制御要求を受け
て、光ディスク2に記録された情報を光ディスク読み出
し制御部3により読み出し、光ディスク2に記録された
情報の内容を判断する。
【0036】中央処理部1は、光ディスク2に記録され
た情報が画像データであれば、ローカルバス4を介して
画像処理部5にデータを転送し、この画像処理部5によ
る処理結果を表示装置6に表示する。また、光ディスク
2に記録された情報が音声データであれば、ローカルバ
ス4を介して音声処理部7にデータを転送し、この音声
処理部7による処理結果をスピーカ8より出力する。一
方、光ディスク2に記録された情報が画像データや音声
データでない場合、画像データや音声データであっても
直ちに処理する必要がない場合、又はデータの内容を中
央処理部1によって解析する必要がある場合には、バッ
ファメモリ9にデータを格納する。
た情報が画像データであれば、ローカルバス4を介して
画像処理部5にデータを転送し、この画像処理部5によ
る処理結果を表示装置6に表示する。また、光ディスク
2に記録された情報が音声データであれば、ローカルバ
ス4を介して音声処理部7にデータを転送し、この音声
処理部7による処理結果をスピーカ8より出力する。一
方、光ディスク2に記録された情報が画像データや音声
データでない場合、画像データや音声データであっても
直ちに処理する必要がない場合、又はデータの内容を中
央処理部1によって解析する必要がある場合には、バッ
ファメモリ9にデータを格納する。
【0037】また、図2は本発明による具体的な画像及
び音声情報の再生システムの実施例を示すブロック図で
ある。なお、図2に示す実施例において、図1と同一の
部分は同一符号を付す。また、図1では記録媒体として
光ディスク2を想定したが、この図2では記録媒体とし
てコンパクトディスク(CD)12を採用するととも
に、画像データ及び音声データとして、MPEG規格に
よる圧縮データをそれぞれ採用しており、これに伴い、
図1に示す光ディスク読み出し制御部3、画像処理部
5、音声処理部7に対応するものとして、CD読み出し
制御部13、MPEG画像処理部15、MPEG音声処
理部17を採用している。
び音声情報の再生システムの実施例を示すブロック図で
ある。なお、図2に示す実施例において、図1と同一の
部分は同一符号を付す。また、図1では記録媒体として
光ディスク2を想定したが、この図2では記録媒体とし
てコンパクトディスク(CD)12を採用するととも
に、画像データ及び音声データとして、MPEG規格に
よる圧縮データをそれぞれ採用しており、これに伴い、
図1に示す光ディスク読み出し制御部3、画像処理部
5、音声処理部7に対応するものとして、CD読み出し
制御部13、MPEG画像処理部15、MPEG音声処
理部17を採用している。
【0038】次に、図2に示す構成に係る画像及び音声
情報の再生システムの動作を、図3に示す音声フレーム
更新情報を受信したときの中央処理部1による音声フレ
ーム処理フローチャート及び図4に示す画像フレーム更
新情報を受信したときの中央処理部1による画像フレー
ム処理フローチャートを参照して説明する。この図3及
び図4に示すフローチャートは、いずれも中央処理部1
による処理を示すものであるが、ここで、ステップS3
01とS401は、画像データ及び音声データから獲得
される再生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づ
いて再生される現在出力中の再生画像及び再生音声の時
刻情報をフレーム単位で算出する時刻情報算出手段を構
成し、また、ステップS402〜S404は、その時刻
情報算出手段により算出された現在出力中の再生画像の
時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あ
り、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報より
所定値より大きいか否かを判定する判定手段を構成し、
さらに、ステップS405〜S411は、その判定手段
による判定結果、再生画像の時刻情報が再生音声の時刻
情報に対し所定値より大きい場合に画像再生を遅延させ
るとともに、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定
値より小さい場合に画像再生を促進させ、また、再生画
像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より小
さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャタ
イプがBピクチャである場合は、画像フレームデータの
再生をスキップさせる画像再生制御手段を構成してい
る。
情報の再生システムの動作を、図3に示す音声フレーム
更新情報を受信したときの中央処理部1による音声フレ
ーム処理フローチャート及び図4に示す画像フレーム更
新情報を受信したときの中央処理部1による画像フレー
ム処理フローチャートを参照して説明する。この図3及
び図4に示すフローチャートは、いずれも中央処理部1
による処理を示すものであるが、ここで、ステップS3
01とS401は、画像データ及び音声データから獲得
される再生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づ
いて再生される現在出力中の再生画像及び再生音声の時
刻情報をフレーム単位で算出する時刻情報算出手段を構
成し、また、ステップS402〜S404は、その時刻
情報算出手段により算出された現在出力中の再生画像の
時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あ
り、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報より
所定値より大きいか否かを判定する判定手段を構成し、
さらに、ステップS405〜S411は、その判定手段
による判定結果、再生画像の時刻情報が再生音声の時刻
情報に対し所定値より大きい場合に画像再生を遅延させ
るとともに、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定
値より小さい場合に画像再生を促進させ、また、再生画
像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より小
さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャタ
イプがBピクチャである場合は、画像フレームデータの
再生をスキップさせる画像再生制御手段を構成してい
る。
【0039】まず、外部システム10により、バスイン
ターフェイス部11とローカルバス4を介して、中央処
理部1に対して、制御要求が発行されると、中央処理部
1は、この制御要求に基づいてCD読み出し制御部13
を制御し、読み出された画像圧縮データ及び音声圧縮デ
ータをバッファメモリ9に格納し、バッファメモリ9に
格納された画像圧縮データ及び音声圧縮データより再生
すべき先頭の画像のPTS及び音声のPTSを獲得す
る。そして、MPEG画像処理部15及びMPEG音声
処理部17を制御し、表示装置6及びスピーカ8からの
画像と音声の再生を開始する。
ターフェイス部11とローカルバス4を介して、中央処
理部1に対して、制御要求が発行されると、中央処理部
1は、この制御要求に基づいてCD読み出し制御部13
を制御し、読み出された画像圧縮データ及び音声圧縮デ
ータをバッファメモリ9に格納し、バッファメモリ9に
格納された画像圧縮データ及び音声圧縮データより再生
すべき先頭の画像のPTS及び音声のPTSを獲得す
る。そして、MPEG画像処理部15及びMPEG音声
処理部17を制御し、表示装置6及びスピーカ8からの
画像と音声の再生を開始する。
【0040】これに基づき、MPEG画像処理部15
は、表示している画像が更新された場合、画像フレーム
更新情報をローカルバス4を介して中央処理部1に随時
出力する。同様に、MPEG音声処理部17は、出力し
ている音声が更新された場合、音声フレーム更新情報を
ローカルバス4を介して中央処理部1に随時出力する。
中央処理部1は、画像フレーム更新情報及び音声フレー
ム更新情報を監視し、MPEG画像処理部15及びMP
EG音声処理部16で獲得される画像フレームレート及
び音声フレームレートの情報から現在出力中の画像のP
TS及び音声のPTSを演算により算出し、算出された
画像及び音声のフレームレートに応じた値を画像及び音
声PTSに加算する(ステップS401、S301)。
なお、画像フレームレート及び音声フレームレートの情
報は、MPEG画像処理部15及びMPEG音声処理部
17から獲得するが、CD読み出し制御部13から読み
出された画像圧縮データ及び音声圧縮データから中央処
理部1が直接獲得する方法もある。
は、表示している画像が更新された場合、画像フレーム
更新情報をローカルバス4を介して中央処理部1に随時
出力する。同様に、MPEG音声処理部17は、出力し
ている音声が更新された場合、音声フレーム更新情報を
ローカルバス4を介して中央処理部1に随時出力する。
中央処理部1は、画像フレーム更新情報及び音声フレー
ム更新情報を監視し、MPEG画像処理部15及びMP
EG音声処理部16で獲得される画像フレームレート及
び音声フレームレートの情報から現在出力中の画像のP
TS及び音声のPTSを演算により算出し、算出された
画像及び音声のフレームレートに応じた値を画像及び音
声PTSに加算する(ステップS401、S301)。
なお、画像フレームレート及び音声フレームレートの情
報は、MPEG画像処理部15及びMPEG音声処理部
17から獲得するが、CD読み出し制御部13から読み
出された画像圧縮データ及び音声圧縮データから中央処
理部1が直接獲得する方法もある。
【0041】ここで、仮に、MPEG画像圧縮データの
フレームレートが29.97Hzであるとすると、1回
の画像フレーム更新情報につき3003を画像PTSに
加算する。また、MPEG音声圧縮データがレイヤー2
(サンプリング周波数44.1kHz)とすると、1回
の音声フレーム更新情報につき2351を音声PTSに
加算する。そして、現在の音声再生に対して、所定の値
より画像再生が遅れているか、又は進んでいるかを判断
する(ステップS402〜S404)。
フレームレートが29.97Hzであるとすると、1回
の画像フレーム更新情報につき3003を画像PTSに
加算する。また、MPEG音声圧縮データがレイヤー2
(サンプリング周波数44.1kHz)とすると、1回
の音声フレーム更新情報につき2351を音声PTSに
加算する。そして、現在の音声再生に対して、所定の値
より画像再生が遅れているか、又は進んでいるかを判断
する(ステップS402〜S404)。
【0042】なお、上述の所定の値とは、AV同期誤差
の主観評価実験によれば、「音声が20ms先行ないし
50ms遅延の範囲でほとんど検知されない」とあるの
で、1〜2画像フレームがよいと考えられるが、遅延等
の命令の処理時間が使用しているデコーダによって違う
場合があるため、システム上の最適値に設定する必要が
ある。よって、本実施例では、n画像フレームとする。
ステップS403でYESなら、画像再生制御間隔が所
定時間mを超えているか否かを判断する(ステップS4
12)。この画像再生制御間隔とは、後述の遅延、促
進、スキップなどの画像信号の時間軸制御がなされた後
の経過時間を言う。すなわち、所定時間mを0.2秒に
設定すれば、1秒間に最大5回、NTSC方式の場合、
最大約6コマに1回の割合でしか時間軸制御が行われな
いようになる。ステップS412でYESならば、画像
PTSと音声PTSを比較し、いずれが大きいかを判断
する(ステップS404)。
の主観評価実験によれば、「音声が20ms先行ないし
50ms遅延の範囲でほとんど検知されない」とあるの
で、1〜2画像フレームがよいと考えられるが、遅延等
の命令の処理時間が使用しているデコーダによって違う
場合があるため、システム上の最適値に設定する必要が
ある。よって、本実施例では、n画像フレームとする。
ステップS403でYESなら、画像再生制御間隔が所
定時間mを超えているか否かを判断する(ステップS4
12)。この画像再生制御間隔とは、後述の遅延、促
進、スキップなどの画像信号の時間軸制御がなされた後
の経過時間を言う。すなわち、所定時間mを0.2秒に
設定すれば、1秒間に最大5回、NTSC方式の場合、
最大約6コマに1回の割合でしか時間軸制御が行われな
いようになる。ステップS412でYESならば、画像
PTSと音声PTSを比較し、いずれが大きいかを判断
する(ステップS404)。
【0043】上述のPTSの比較による判断結果、画像
PTSの値が音声PTSの値より大きい場合、つまり画
像再生が音声再生に対して所定量以上進んでいる場合
は、画像フレームデータの表示及びデコードを遅延させ
る命令をローカルバス4を介してMPEG画像処理部1
5に発行する(ステップS405)。他方、画像PTS
の値が音声PTSの値より大きくない場合、つまり画像
再生が音声再生に対して所定量以上遅れている場合で
は、その時点で、次にデコードすべき画像フレームデー
タのピクチャタイプをローカルバス4を介してMPEG
画像処理部15から獲得し、判断する(ステップS40
6、S407)。
PTSの値が音声PTSの値より大きい場合、つまり画
像再生が音声再生に対して所定量以上進んでいる場合
は、画像フレームデータの表示及びデコードを遅延させ
る命令をローカルバス4を介してMPEG画像処理部1
5に発行する(ステップS405)。他方、画像PTS
の値が音声PTSの値より大きくない場合、つまり画像
再生が音声再生に対して所定量以上遅れている場合で
は、その時点で、次にデコードすべき画像フレームデー
タのピクチャタイプをローカルバス4を介してMPEG
画像処理部15から獲得し、判断する(ステップS40
6、S407)。
【0044】そして、そのピクチャがBピクチャか否か
を判断し(ステップS407)、Bピクチャでない場
合、つまりIピクチャ又はPピクチャの場合は、画像フ
レームデータの表示を促進させる命令をローカルバス4
を介してMPEG画像処理部15に発行する(ステップ
S408)。他方、Bピクチャの場合は、画像フレーム
データのデコードを1枚単位でスキップさせる命令をロ
ーカルバス4を介してMPEG画像処理部15に発行す
る(ステップS410)。
を判断し(ステップS407)、Bピクチャでない場
合、つまりIピクチャ又はPピクチャの場合は、画像フ
レームデータの表示を促進させる命令をローカルバス4
を介してMPEG画像処理部15に発行する(ステップ
S408)。他方、Bピクチャの場合は、画像フレーム
データのデコードを1枚単位でスキップさせる命令をロ
ーカルバス4を介してMPEG画像処理部15に発行す
る(ステップS410)。
【0045】このように、画像PTSの値が音声PTS
の値より大きくない場合、つまり画像再生が遅れている
場合に、その時点で、次にデコードすべき画像フレーム
データのピクチャタイプで、処理を変える理由は、MP
EGのように、フレーム間予測方式の場合、Iピクチャ
やPピクチャは、他のピクチャを作成するときに必要と
なるので、デコードをスキップすることはできないため
である。そして、スキップした場合は、スキップしたと
いう情報を確認し(ステップS411)、その後、補正
値を演算により画像PTSに反映させる(ステップS4
09)。
の値より大きくない場合、つまり画像再生が遅れている
場合に、その時点で、次にデコードすべき画像フレーム
データのピクチャタイプで、処理を変える理由は、MP
EGのように、フレーム間予測方式の場合、Iピクチャ
やPピクチャは、他のピクチャを作成するときに必要と
なるので、デコードをスキップすることはできないため
である。そして、スキップした場合は、スキップしたと
いう情報を確認し(ステップS411)、その後、補正
値を演算により画像PTSに反映させる(ステップS4
09)。
【0046】ここで、スキップしたという情報とは、L
SIからのスキップしたという情報や、デコードすべき
ピクチャ数と表示したピクチャ数を所定時間カウントし
てそれを比較することにより得る。また、スキップした
という情報がない場合は、スキップされたと推測される
所定の間隔をおいてから、補正値を演算により画像のP
TSに反映させるというものでもよい。なお、上述の画
像フレームデータの表示及びデコードを遅延させる命令
というのは、PTSが一致するまで一時停止する命令で
もよいし、1フレーム単位で遅延させる命令でもよい
し、1フィールド単位で遅延させる命令でもよい。
SIからのスキップしたという情報や、デコードすべき
ピクチャ数と表示したピクチャ数を所定時間カウントし
てそれを比較することにより得る。また、スキップした
という情報がない場合は、スキップされたと推測される
所定の間隔をおいてから、補正値を演算により画像のP
TSに反映させるというものでもよい。なお、上述の画
像フレームデータの表示及びデコードを遅延させる命令
というのは、PTSが一致するまで一時停止する命令で
もよいし、1フレーム単位で遅延させる命令でもよい
し、1フィールド単位で遅延させる命令でもよい。
【0047】また、画像再生が遅れている場合の処理
は、LSIがBピクチャの画像フレームデータのデコー
ドを1枚単位でスキップさせる命令を持っていれば、そ
の命令をローカルバス4を介してMPEG画像処理部1
5に発行するというものでもよい。また、画像再生が遅
れている場合の処理は、その時点で次にデコードすべき
画像フレームデータのピクチャタイプをローカルバス4
を介してMPEG画像処理部15から獲得し、Iピクチ
ャ又はPピクチャのとき、遅延や促進といった時間軸制
御を行わず、すなわち、ステップS408で画像再生が
促進されるのをパスさせるようにしてMPEGの性質に
適合させるべくピクチャデータを破棄せず、また画像再
生を促進させることもなく、したがって、デコーダ処理
を中断させることなく、かつ促進処理時の負荷もかける
ことがなく、同期処理を実行するようにしてもよい。図
5はかかる制御を示すフローチャートであり、図4との
差異はステップS408を省いたところにある。
は、LSIがBピクチャの画像フレームデータのデコー
ドを1枚単位でスキップさせる命令を持っていれば、そ
の命令をローカルバス4を介してMPEG画像処理部1
5に発行するというものでもよい。また、画像再生が遅
れている場合の処理は、その時点で次にデコードすべき
画像フレームデータのピクチャタイプをローカルバス4
を介してMPEG画像処理部15から獲得し、Iピクチ
ャ又はPピクチャのとき、遅延や促進といった時間軸制
御を行わず、すなわち、ステップS408で画像再生が
促進されるのをパスさせるようにしてMPEGの性質に
適合させるべくピクチャデータを破棄せず、また画像再
生を促進させることもなく、したがって、デコーダ処理
を中断させることなく、かつ促進処理時の負荷もかける
ことがなく、同期処理を実行するようにしてもよい。図
5はかかる制御を示すフローチャートであり、図4との
差異はステップS408を省いたところにある。
【0048】また、Bピクチャの場合に、画像フレーム
データのデコードを1枚単位でスキップさせる命令をロ
ーカルバス4を介してMPEG画像処理部15に発行す
るというものでもよい。また、画像再生が遅れている場
合の処理は、画像フレームデータの表示を促進させる命
令をローカルバス4を介してMPEG画像処理部15に
発行するというものでもよい。
データのデコードを1枚単位でスキップさせる命令をロ
ーカルバス4を介してMPEG画像処理部15に発行す
るというものでもよい。また、画像再生が遅れている場
合の処理は、画像フレームデータの表示を促進させる命
令をローカルバス4を介してMPEG画像処理部15に
発行するというものでもよい。
【0049】なお、他の実施例としては、中央処理部1
が音声データより随時PTSが獲得できる場合では、そ
の値に固定遅延値を加えPTSを更新する。これは、音
声データの場合、画像データのように入力データの順番
と出力の順番が異なることはないので、固定遅延だけ考
えればよいためである。この実施例では、音声フレーム
更新情報を出力しない場合においても有効である。
が音声データより随時PTSが獲得できる場合では、そ
の値に固定遅延値を加えPTSを更新する。これは、音
声データの場合、画像データのように入力データの順番
と出力の順番が異なることはないので、固定遅延だけ考
えればよいためである。この実施例では、音声フレーム
更新情報を出力しない場合においても有効である。
【0050】また、他の実施例としては、中央処理部1
が音声データより間欠的にPTSが獲得できる場合で
は、上述の音声フレーム更新情報による演算と併用し、
音声フレームが更新された時点で、音声データよりPT
Sが獲得できなかった場合は、演算によりPTSを更新
し、獲得できた場合、その値に固定遅延値を加え、PT
Sを更新する方法がある。このような方法により、同期
処理を行う。
が音声データより間欠的にPTSが獲得できる場合で
は、上述の音声フレーム更新情報による演算と併用し、
音声フレームが更新された時点で、音声データよりPT
Sが獲得できなかった場合は、演算によりPTSを更新
し、獲得できた場合、その値に固定遅延値を加え、PT
Sを更新する方法がある。このような方法により、同期
処理を行う。
【0051】上記図4及び図5の例では、画像再生が音
声再生より遅れているときは、ステップS407でピク
チャタイプを判断して、処理を変更しているが、より簡
便な手法としては、図6に示すようにステップS404
でNOのとき、ピクチャタイプを判断せずに画像処理部
に促進命令を発行するステップS408を実行するよう
にしてもよい。図6の方法では、画像再生が音声再生よ
り所定量以上遅れているときは、ピクチャタイプを判断
せずに画像処理部に促進命令を発行しているので、コマ
落ちがなく(全てのコマが時間短縮されて表示され
る)、全てのコマについてデコードが行われる。これに
対して、図4、図5ではBピクチャでスキップが行われ
るので、コマ落ちがある(表示されないコマがある)
が、その分デコード量が減少するのでデコーダの負担は
軽い。また図5では、促進を行わないのデコーダの負荷
が最も軽くなる。
声再生より遅れているときは、ステップS407でピク
チャタイプを判断して、処理を変更しているが、より簡
便な手法としては、図6に示すようにステップS404
でNOのとき、ピクチャタイプを判断せずに画像処理部
に促進命令を発行するステップS408を実行するよう
にしてもよい。図6の方法では、画像再生が音声再生よ
り所定量以上遅れているときは、ピクチャタイプを判断
せずに画像処理部に促進命令を発行しているので、コマ
落ちがなく(全てのコマが時間短縮されて表示され
る)、全てのコマについてデコードが行われる。これに
対して、図4、図5ではBピクチャでスキップが行われ
るので、コマ落ちがある(表示されないコマがある)
が、その分デコード量が減少するのでデコーダの負担は
軽い。また図5では、促進を行わないのデコーダの負荷
が最も軽くなる。
【0052】なお、図4乃至図6において、ステップS
412はステップS403とステップS1404の間に
設けられているが、必ずしもここでなくともよい。ま
た、所定時間mを0とすることもできる。すなわち、ス
テップS412を省区こともできる。
412はステップS403とステップS1404の間に
設けられているが、必ずしもここでなくともよい。ま
た、所定時間mを0とすることもできる。すなわち、ス
テップS412を省区こともできる。
【0053】
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像及び
音声情報の再生システムによれば、時刻情報算出手段に
より、現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報が
フレーム単位で算出され、判定手段により、現在出力中
の再生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が
所定値以上あり、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の
時刻情報に対して所定値より大きいと判定された場合に
は、画像再生制御手段によって画像再生を遅延させると
ともに、他方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所
定値より小さいと判定された場合には、画像再生制御手
段によって画像再生を促進させるよう制御され、画像再
生制御手段により、前記所定時間を経過したときのみ次
の遅延又は促進が行われるので、1フレーム単位の精度
で時刻情報を監視することができ、また、時刻情報を出
力しないデコーダを用いても1画像フレーム単位の精度
で画像及び音声の同期を実現させることができ、音声に
対して画像を合わせる方式を採用したため、音切れもな
く同期を実行でき、画像と音声の同期を徐々にとること
ができ、デコーダの負担が少なく、画像の動きに不自然
さがなくなるという効果がある。なお、時刻情報の監視
は上記実施例では1フレーム単位の精度であるが、再生
すべき画像データの最小画像再生時間単位の精度とする
ことができる。
音声情報の再生システムによれば、時刻情報算出手段に
より、現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報が
フレーム単位で算出され、判定手段により、現在出力中
の再生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が
所定値以上あり、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の
時刻情報に対して所定値より大きいと判定された場合に
は、画像再生制御手段によって画像再生を遅延させると
ともに、他方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所
定値より小さいと判定された場合には、画像再生制御手
段によって画像再生を促進させるよう制御され、画像再
生制御手段により、前記所定時間を経過したときのみ次
の遅延又は促進が行われるので、1フレーム単位の精度
で時刻情報を監視することができ、また、時刻情報を出
力しないデコーダを用いても1画像フレーム単位の精度
で画像及び音声の同期を実現させることができ、音声に
対して画像を合わせる方式を採用したため、音切れもな
く同期を実行でき、画像と音声の同期を徐々にとること
ができ、デコーダの負担が少なく、画像の動きに不自然
さがなくなるという効果がある。なお、時刻情報の監視
は上記実施例では1フレーム単位の精度であるが、再生
すべき画像データの最小画像再生時間単位の精度とする
ことができる。
【0055】また、本発明に係る画像及び音声情報の再
生システムによれば、時刻情報算出手段により、現在出
力中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単位
で算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像の
時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あ
り、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対
して所定値より大きいと判定された場合には、画像再生
制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像及び音声のフレーム更新情
報と再生画像及び再生音声のフレームレート情報とに基
づいて現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報が
それぞれ演算により算出されるので、1フレーム単位の
精度で時刻情報を監視することができ、また、時刻情報
を出力しないデコーダを用いても1画像フレーム単位の
精度で画像及び音声の同期を実現させることができ、ま
た、音声に対して画像を合わせる方式を採用したため、
音切れもなく同期再生を実行でき、さらに、時刻情報を
出力しないデコーダを用いた場合であっても、現在出力
中の再生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とを確実
に算出することができるという効果がある。
生システムによれば、時刻情報算出手段により、現在出
力中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単位
で算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像の
時刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あ
り、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対
して所定値より大きいと判定された場合には、画像再生
制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像及び音声のフレーム更新情
報と再生画像及び再生音声のフレームレート情報とに基
づいて現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情報が
それぞれ演算により算出されるので、1フレーム単位の
精度で時刻情報を監視することができ、また、時刻情報
を出力しないデコーダを用いても1画像フレーム単位の
精度で画像及び音声の同期を実現させることができ、ま
た、音声に対して画像を合わせる方式を採用したため、
音切れもなく同期再生を実行でき、さらに、時刻情報を
出力しないデコーダを用いた場合であっても、現在出力
中の再生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とを確実
に算出することができるという効果がある。
【0056】また、本発明に係る画像及び音声情報の再
生システムよれば、時刻情報算出手段により、現在出力
中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単位で
算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像の時
刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あ
り、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対
して所定値より大きいと判定された場合には、画像再生
制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像のフレーム更新情報と再生
画像のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再
生画像の時刻情報が演算により算出されるとともに、前
記音声データより再生すべき音声の時刻情報が随時獲得
され再生音声の時刻情報として出力されるので、1フレ
ーム単位の精度で時刻情報を監視することができ、ま
た、時刻情報を出力しないデコーダを用いても1画像フ
レーム単位の精度で画像及び音声の同期を実現させるこ
とができ、また、音声に対して画像を合わせる方式を採
用したため、音切れもなく同期再生を実行でき、さら
に、音声のフレーム更新情報が出力されない場合であっ
ても有効であり、現在出力中の再生音声の時刻情報とを
確実に得ることができるという効果がある。
生システムよれば、時刻情報算出手段により、現在出力
中の再生画像及び再生音声の時刻情報がフレーム単位で
算出され、判定手段により、現在出力中の再生画像の時
刻情報と再生音声の時刻情報との差分が所定値以上あ
り、かつ再生画像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対
して所定値より大きいと判定された場合には、画像再生
制御手段によって画像再生を遅延させるとともに、他
方、再生画像の時刻情報が再生音声に対し所定値より小
さいと判定された場合には、画像再生制御手段によって
画像再生を促進させるよう制御され、時刻情報算出手段
により、再生されている画像のフレーム更新情報と再生
画像のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再
生画像の時刻情報が演算により算出されるとともに、前
記音声データより再生すべき音声の時刻情報が随時獲得
され再生音声の時刻情報として出力されるので、1フレ
ーム単位の精度で時刻情報を監視することができ、ま
た、時刻情報を出力しないデコーダを用いても1画像フ
レーム単位の精度で画像及び音声の同期を実現させるこ
とができ、また、音声に対して画像を合わせる方式を採
用したため、音切れもなく同期再生を実行でき、さら
に、音声のフレーム更新情報が出力されない場合であっ
ても有効であり、現在出力中の再生音声の時刻情報とを
確実に得ることができるという効果がある。
【0057】また、時刻情報算出手段により、音声デー
タより再生すべき音声の時刻情報が獲得できなかった場
合に、再生されている音声のフレーム更新情報と再生音
声のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再生
音声の時刻情報を演算により算出するようにしたので、
音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲得できな
かった場合であっても有効であり、現在出力中の再生音
声の時刻情報とを演算によって確実に算出することがで
きるという効果がある。
タより再生すべき音声の時刻情報が獲得できなかった場
合に、再生されている音声のフレーム更新情報と再生音
声のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再生
音声の時刻情報を演算により算出するようにしたので、
音声データより再生すべき音声の時刻情報が獲得できな
かった場合であっても有効であり、現在出力中の再生音
声の時刻情報とを演算によって確実に算出することがで
きるという効果がある。
【0058】また、画像データ及び音声データをMPE
G規格による圧縮データとするとともに、画像及び音声
の時刻情報をPTSとすることにより、MPEG規格に
よる圧縮データを採用したものにおいても、MPEGの
デコーダ処理に破綻をきたすことなく、同期させること
ができるという効果がある。
G規格による圧縮データとするとともに、画像及び音声
の時刻情報をPTSとすることにより、MPEG規格に
よる圧縮データを採用したものにおいても、MPEGの
デコーダ処理に破綻をきたすことなく、同期させること
ができるという効果がある。
【0059】また、画像再生制御手段により、再生画像
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より大き
い場合に、時刻情報が一致するまで画像フレームデータ
の再生を一時停止させるようにしたので、画像再生が進
んでいる場合に、画像フレームデータの表示及びデコー
ドを時刻情報が一致するまで遅延させて、音声再生との
同期を実現できるという効果がある。
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より大き
い場合に、時刻情報が一致するまで画像フレームデータ
の再生を一時停止させるようにしたので、画像再生が進
んでいる場合に、画像フレームデータの表示及びデコー
ドを時刻情報が一致するまで遅延させて、音声再生との
同期を実現できるという効果がある。
【0060】また、画像再生制御手段により、再生画像
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より大き
い場合に、画像フレームデータの再生を1フレーム単位
で遅延させるようにしたので、画像再生が進んでいる場
合に、画像フレームデータの表示及びデコードを1フレ
ーム単位で遅延させて、音声再生との同期を実現できる
という効果がある。
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より大き
い場合に、画像フレームデータの再生を1フレーム単位
で遅延させるようにしたので、画像再生が進んでいる場
合に、画像フレームデータの表示及びデコードを1フレ
ーム単位で遅延させて、音声再生との同期を実現できる
という効果がある。
【0061】また、画像再生制御手段により、再生画像
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より大き
い場合に、画像フレームデータの再生を1フィールド単
位で遅延させるようにしたので、画像再生が進んでいる
場合に、画像フレームデータの表示及びデコードを1フ
ィールド単位で遅延させて、音声再生との同期を実現で
きるという効果がある。
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より大き
い場合に、画像フレームデータの再生を1フィールド単
位で遅延させるようにしたので、画像再生が進んでいる
場合に、画像フレームデータの表示及びデコードを1フ
ィールド単位で遅延させて、音声再生との同期を実現で
きるという効果がある。
【0062】また、画像再生制御手段により、再生画像
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より小さ
い場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャタイ
プがBピクチャである場合は、画像フレームデータの再
生を1枚単位でスキップさせるようにしたので、画像再
生が遅れている場合に、画像フレームデータの表示及び
デコードを1枚単位でスキップさせて、音声再生との同
期を実現できるという効果がある。
の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より小さ
い場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャタイ
プがBピクチャである場合は、画像フレームデータの再
生を1枚単位でスキップさせるようにしたので、画像再
生が遅れている場合に、画像フレームデータの表示及び
デコードを1枚単位でスキップさせて、音声再生との同
期を実現できるという効果がある。
【0063】また、画像再生制御手段により、画像フレ
ームデータの再生がスキップされたことを判断した場合
に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するようにした
ので、再生画像のスキップ実行による同期処理時にも再
生画像の時刻情報を適切に補正することができるという
効果がある。
ームデータの再生がスキップされたことを判断した場合
に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するようにした
ので、再生画像のスキップ実行による同期処理時にも再
生画像の時刻情報を適切に補正することができるという
効果がある。
【0064】さらに、画像再生制御手段により、再生画
像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より小
さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャタ
イプがBピクチャでない場合に、画像再生が促進される
のをパスさせるようにしたので、再生画像が遅れている
場合で、画像フレームデータのピクチャタイプがIピク
チャ又はPピクチャの場合に、MPEGの性質に適合さ
せるべくピクチャデータを破棄せず、また画像再生を促
進させることもなく、したがって、デコーダ処理を中断
させることなく、かつ促進処理時の負荷もかけることが
なく、同期処理を実行できるという効果がある。
像の時刻情報が再生音声の時刻情報に対し所定値より小
さい場合であり、かつ画像フレームデータのピクチャタ
イプがBピクチャでない場合に、画像再生が促進される
のをパスさせるようにしたので、再生画像が遅れている
場合で、画像フレームデータのピクチャタイプがIピク
チャ又はPピクチャの場合に、MPEGの性質に適合さ
せるべくピクチャデータを破棄せず、また画像再生を促
進させることもなく、したがって、デコーダ処理を中断
させることなく、かつ促進処理時の負荷もかけることが
なく、同期処理を実行できるという効果がある。
【図1】本発明の画像及び音声情報の再生システムの好
ましい実施例に適用するシステムの概念を説明するブロ
ック図である。
ましい実施例に適用するシステムの概念を説明するブロ
ック図である。
【図2】本発明によるシステムの実施例を示すブロック
図である。
図である。
【図3】本発明によるシステムの実施例の動作を示すも
ので、音声フレーム更新信号を受信したときの中央処理
部1の処理のフローチャートである。
ので、音声フレーム更新信号を受信したときの中央処理
部1の処理のフローチャートである。
【図4】本発明によるシステムの実施例の動作を示すも
ので、画像フレーム更新信号を受信したときの中央処理
部1の処理のフローチャートである。
ので、画像フレーム更新信号を受信したときの中央処理
部1の処理のフローチャートである。
【図5】本発明によるシステムの他の実施例の動作を示
すもので、画像フレーム更新信号を受信したときの中央
処理部1の処理のフローチャートである。
すもので、画像フレーム更新信号を受信したときの中央
処理部1の処理のフローチャートである。
【図6】本発明によるシステムの更に他の実施例の動作
を示すもので、画像フレーム更新信号を受信したときの
中央処理部1の処理のフローチャートである。
を示すもので、画像フレーム更新信号を受信したときの
中央処理部1の処理のフローチャートである。
1 中央処理部(時刻情報演算手段、判定手段、画像再
生制御手段) 2 光ディスク 3 光ディスク読み出し制御部 4 ローカルバス 5 画像処理部 6 表示装置 7 音声処理部 8 スピーカ 9 バッファメモリ 10 外部システム 11 バスインターフェイス部 12 コンパクトディスク(CD) 13 CD読み出し制御部 15 MPEG画像処理部 17 MPEG音声処理部
生制御手段) 2 光ディスク 3 光ディスク読み出し制御部 4 ローカルバス 5 画像処理部 6 表示装置 7 音声処理部 8 スピーカ 9 バッファメモリ 10 外部システム 11 バスインターフェイス部 12 コンパクトディスク(CD) 13 CD読み出し制御部 15 MPEG画像処理部 17 MPEG音声処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 七條 俊一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 大塚 伸二 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 伊藤 保 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 平8−212701(JP,A) 特開 平6−237437(JP,A) 特開 平7−170490(JP,A) 特開 平6−121276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 5/85 H04N 7/24 - 7/68 G11B 20/10 - 20/12
Claims (12)
- 【請求項1】 画像データ及び音声データから獲得され
る再生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて
再生される現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情
報をフレーム単位で算出する時刻情報算出手段と、 前記時刻情報算出手段により算出された現在出力中の再
生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とから再生画像
と再生音声のいずれかが所定量以上進んでいるか否かを
判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音声よ
り前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延させ
るとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以上遅
れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御手段
と、 前記遅延又は促進があってから所定時間を経過したか否
かを判断する手段とを有し、 前記画像再生制御手段が前記所定時間を経過したときの
み次の遅延又は促進を行うよう構成されている画像及び
音声情報の再生システム。 - 【請求項2】 前記時刻情報算出手段は、再生されてい
る画像及び音声のフレーム更新情報と再生画像及び再生
音声のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再
生画像及び再生音声の時刻情報をそれぞれ演算により算
出するものである請求項1記載の画像及び音声情報の再
生システム。 - 【請求項3】 画像データ及び音声データから獲得され
る再生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて
再生される現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情
報をフレーム単位で算出する時刻情報算出手段と、 前記時刻情報算出手段により算出された現在出力中の再
生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とから再生画像
と再生音声のいずれかが所定量以上進んでいるか否かを
判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音声よ
り前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延させ
るとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以上遅
れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御手段
とを有し、 前記時刻情報算出手段は、再生されている画像及び音声
のフレーム更新情報と再生画像及び再生音声のフレーム
レート情報とに基づいて現在出力中の再生画像及び再生
音声の時刻情報をそれぞれ演算により算出するものであ
る画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項4】 画像データ及び音声データから獲得され
る再生すべき先頭の画像及び音声の時刻情報に基づいて
再生される現在出力中の再生画像及び再生音声の時刻情
報をフレーム単位で算出する時刻情報算出手段と、 前記時刻情報算出手段により算出された現在出力中の再
生画像の時刻情報と再生音声の時刻情報とから再生画像
と再生音声のいずれかが所定量以上進んでいるか否かを
判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果、再生画像が再生音声よ
り前記所定量以上進んでいる場合に画像再生を遅延させ
るとともに、再生画像が再生音声より前記所定量以上遅
れている場合に画像再生を促進させる画像再生制御手段
とを有し、 前記時刻情報算出手段は、再生されている画像のフレー
ム更新情報と再生画像のフレームレート情報とに基づい
て現在出力中の再生画像の時刻情報を演算により算出す
るとともに、前記音声データより再生すべき音声の時刻
情報を随時獲得し再生音声の時刻情報として出力するも
のである画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項5】 前記時刻情報算出手段は、再生されてい
る画像のフレーム更新情報と再生画像のフレームレート
情報とに基づいて現在出力中の再生画像の時刻情報を演
算により算出するとともに、前記音声データより再生す
べき音声の時刻情報を随時獲得し再生音声の時刻情報と
して出力するものである請求項1ないし3のいずれか1
つに記載の画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項6】 前記時刻情報算出手段は、前記音声デー
タより再生すべき音声の時刻情報が獲得できなかった場
合に、再生されている音声のフレーム更新情報と再生音
声のフレームレート情報とに基づいて現在出力中の再生
音声の時刻情報を演算により算出するものである請求項
4又は5記載の画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項7】 前記画像データ及び音声データは、MP
EG(Moving Picture Expert Group) 規格による圧縮デ
ータであり、前記画像及び音声の時刻情報は、PTS(P
resentation Time−Stamps) である請求項1ないし6の
いずれか1つに記載の画像及び音声情報の再生システ
ム。 - 【請求項8】 前記画像再生制御手段は、再生画像が再
生音声より所定量以上進んでいる場合に、両者の時刻情
報が一致するまで画像フレームデータの再生を一時停止
させることにより画像再生を遅延させるものである請求
項7記載の画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項9】 前記画像再生制御手段は、再生画像が再
生音声より所定量以上進んでいる場合に、画像フレーム
データの再生を1フレーム又は1フィールド単位で遅延
させるものである請求項7記載の画像及び音声情報の再
生システム。 - 【請求項10】 前記画像再生制御手段は、再生画像が
再生音声より所定量以上遅れている場合に、画像フレー
ムデータのピクチャタイプがBピクチャ(Bidirectiona
lly predictive-coded picture:両方向予測符号化画
像)であるときは、画像フレームデータの再生を1枚単
位でスキップさせるものである請求項7ないし9のいず
れか1つに記載の画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項11】 前記画像再生制御手段は、画像フレー
ムデータの再生がスキップされたことを判断した場合
に、再生画像の時刻情報に補正値を加算するものである
請求項10記載の画像及び音声情報の再生システム。 - 【請求項12】 前記画像再生制御手段は、再生画像が
再生音声より所定量以上遅れている場合であっても、画
像フレームデータのピクチャタイプがIピクチャ又はP
ピクチャのときは、前記遅延を実行しないものである請
求項7ないし9のいずれか1つに記載の画像及び音声情
報の再生システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07081972A JP3100308B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 画像及び音声情報の再生システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07081972A JP3100308B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 画像及び音声情報の再生システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251543A JPH08251543A (ja) | 1996-09-27 |
JP3100308B2 true JP3100308B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=13761414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07081972A Expired - Fee Related JP3100308B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 画像及び音声情報の再生システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100308B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7218841B2 (en) | 2000-12-25 | 2007-05-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for synchronously reproducing audio and video data |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3063824B2 (ja) * | 1996-10-29 | 2000-07-12 | 日本電気株式会社 | オーディオ・ビデオ同期再生装置 |
JP3106987B2 (ja) * | 1997-01-09 | 2000-11-06 | 日本電気株式会社 | オーディオ・ビデオ同期再生装置 |
JP3159098B2 (ja) * | 1997-01-13 | 2001-04-23 | 日本電気株式会社 | 画像と音声の同期再生装置 |
JP3063838B2 (ja) * | 1997-10-02 | 2000-07-12 | 日本電気株式会社 | オーディオ・ビデオ同期再生装置および方法 |
JP3104681B2 (ja) | 1998-06-10 | 2000-10-30 | 日本電気株式会社 | オーディオ・ビデオ同期再生方法および装置 |
WO2003034725A1 (fr) * | 2001-10-18 | 2003-04-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil et procede de reproduction video/audio, programme et support correspondants |
KR20060134911A (ko) * | 2003-09-02 | 2006-12-28 | 소니 가부시끼 가이샤 | 콘텐츠 수신 장치, 비디오 오디오 출력 타이밍 제어 방법및 콘텐츠 제공 시스템 |
JP4606070B2 (ja) * | 2004-06-11 | 2011-01-05 | ソニー株式会社 | データ処理装置およびデータ処理方法、プログラムおよびプログラム記録媒体、並びにデータ記録媒体 |
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KR100770704B1 (ko) | 2005-08-04 | 2007-10-29 | 삼성전자주식회사 | 픽쳐 스킵 방법 및 장치 |
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