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JP3184709U - ルーバー装置 - Google Patents

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JP3184709U
JP3184709U JP2013002401U JP2013002401U JP3184709U JP 3184709 U JP3184709 U JP 3184709U JP 2013002401 U JP2013002401 U JP 2013002401U JP 2013002401 U JP2013002401 U JP 2013002401U JP 3184709 U JP3184709 U JP 3184709U
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JP2013002401U
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宗殷 鄭
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鄭 又▲シュアン▼
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Abstract

【課題】噴出方向をより自由に制御することができる上、三次元的な風向き調整ができ、且つ騒音が抑えられるルーバー装置を提供する。
【解決手段】それぞれの軸線に沿って延伸する板状のガイド部42、及びガイド部42の両端からそれぞれ前記軸線に沿って更に延伸する一対の軸棒41を有するように形成された複数の羽板4と、各羽板4がそれぞれ有する一対の軸棒41が回動可能に嵌め込まれる複数の固定ノッチ33がその枠内に各羽板4が互いに平行に並ぶことになる位置に形成されている円環状の固定枠3と、を備え、且つ、各羽板4がそれぞれ有する一対の軸棒41を対応する固定ノッチ33に嵌め込むことにより、各羽板4が互いに連動せずに独立して固定枠3内に個別に回動可能になることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本考案はルーバー装置に関し、特にエア・コンディショナーなどの機器の吹出し口に取付けられて吹出し口の噴出方向を制御するルーバー装置に関する。
エア・コンディショナーなどの機器の吹出し口に取付けられて吹出し口の噴出方向を制御するルーバー装置は、例えば特許文献1に記載されているものがある。
該ルーバー装置は、図1に示されているように、略四角形に形成された固定枠10と、固定枠10内に左右回動可能に取付けられている複数の案内板12と、各案内板12に取付けられて、全ての案内板12を一斉に連動させる連動バー13と、を備えている。
図2に示されているように、各案内板12は、いずれも上下に延伸する板状に形成されたガイドプレート部121と、ガイドプレート部121の上下両端から延伸する回動軸122と、を有するように形成されている。各案内板12の回動軸122は、固定枠10の枠体101に形成されたノッチ102に嵌め込まれることによって固定枠10に回動可能に取付けられている。更に、連動バー13は、回動軸122の回動に従って揺動する各案内板12のガイドプレート部121を全て貫通するように取付けられているので、全ての案内板12を一斉に連動させることができる。
米国特許第373415号明細書
しかし、上記構成において、全ての案内板12が連動バー13によって一斉に連動する構成になっているこの従来のルーバー装置では、吹出し口から噴出されて各案内板12により案内される風の向きは1つに限定されると共に、風の向きが調整できる範囲は例えば左側から右側へというように二次元的に限定され、例えば上向きや下向きなどをも含む三次元的な調整が不可能となる。
また、各案内板12の回動軸122が嵌め込まれるノッチ102には、回動軸122がノッチ102から外れないようにするストッパー103が設けられるが、ストッパー103が取付けられていても、エア・コンディショナーなどの機器の吹出し口に取付けられて吹出し口の噴出方向を制御する案内板12に、吹出し口から噴出される風が当たると、ノッチ102に嵌め込まれている回動軸122がノッチ102やストッパー103にぶつかって騒音を起こしたり、あるいは摩耗したりするのは必然だといえる。
従って、本考案は噴出方向をより自由に制御することができる上、三次元的な風向き調整ができ、且つ騒音が抑えられるルーバー装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本考案は、それぞれの軸線に沿って延伸する板状のガイド部、及び前記ガイド部の両端からそれぞれ前記軸線に沿って更に延伸する一対の軸棒を有するように形成された複数の羽板と、各前記複数の羽板がそれぞれ有する一対の軸棒が回動可能に嵌め込まれる複数の固定ノッチがその枠内に各前記複数の羽板が互いに平行に並ぶことになる位置に形成されている円環状の固定枠と、を備え、且つ、各前記複数の羽板がそれぞれ有する前記一対の軸棒を対応する前記固定ノッチに嵌め込むことにより、各前記複数の羽板が互いに連動せずに独立して前記固定枠内に個別に回動可能になることを特徴とするルーバー装置を提供する。
上記ルーバー装置において、前記固定枠に形成されている前記複数の固定ノッチは、いずれも前記固定枠に切り込んで形成された切込み部と、前記切込み部が切り込んだ先端に形成された円孔部と、前記切込み部と前記円孔部とが繋がっている箇所に形成されている制限突起と、を有しており、前記複数の羽板がそれぞれ有する一対の軸棒は、いずれも対応の切込み部が有する前記円孔部と緊合状態になっていることが好ましい。
上記ルーバー装置において、円環状の中空ケーシングを更に備えており、前記固定枠は前記中空ケーシング内に回動可能に収容されていることが好ましい。
上記ルーバー装置において、前記中空ケーシングは、前記固定枠を収容できる収容凹部が形成されている円環状のケーシング本体と、前記収容凹部を覆うようになっている円環状のキャップと、からなっていることが好ましい。
上記ルーバー装置において、前記ケーシング本体には、少なくとも1つの円弧状案内壁が、前記収容凹部内に収容されている前記固定枠に向かって突出するように形成されており、前記固定枠には、円弧状案内溝が、前記円弧状案内壁を受け入れることができると共に、前記円弧状案内壁より長く形成されており、それにより、前記固定枠は前記円弧状案内壁と前記円弧状案内溝との嵌め合いにより案内されて前記中空ケーシング内で回動できるように構成されることが好ましい。
上記ルーバー装置において、前記ケーシング本体には、前記収容凹部内に収容されている前記固定枠に向かって突出し、前記固定枠に当接する上前記固定枠を前記キャップに押し当てることができる制限壁が形成されていることが好ましい。
上記構成により、本考案のルーバー装置は、各羽板が互いに連動せずに独立して固定枠内に個別に回動可能に取付けられているので、個別に調整することにより、吹出し口から噴出される風の向きを二方向に向かせるように調整することが可能である。
また、各羽板がそれぞれ有する一対の軸棒は、いずれも対応の切込み部が有する円孔部と緊合状態になっているので、ストッパーを設ける必要がない上、軸棒が円孔部にぶつかって騒音を起こすこともなく、摩耗を減らすこともできる。
更に、本考案は、固定枠を中空ケーシング内に回動可能に収容することにより、回動可能に取付けられている各羽板にあわせて、吹出し口から噴出される風の向きを例えば上下左右に向かせるように三次元的な調整が可能となる。
従来のルーバー装置の構成例が示されている正面図である。 上記構成例の一部拡大斜視図である。 本考案のルーバー装置の一実施形態の分解図である。 上記実施形態の斜視図である。 上記実施形態の断面図である。 上記実施形態の一部拡大断面図である。
以下では各図面を参照しながら、本考案の好ましい実施形態について詳しく説明する。
図3〜図5に示されているように、本考案のルーバー装置は、主な構成として円環状に形成された固定枠3と、固定枠3内に個別に回動可能に取付けられている複数の羽板4と、を備えている。また、固定枠3は、円環状のケーシング本体2と円環状のキャップ5とからなる円環状の中空ケーシング内に回動可能に収容されている。
図3に示されるように、ケーシング本体2は、円環状に形成された底板23と、底板23の外周縁からその一側(固定枠3及びキャップ5が配置される側)に向かって突出する外周壁22と、からなり、底板23及び外周壁22により画成される収容凹部20内に固定枠3が収容される。更に、底板23には、前記一側(固定枠3及びキャップ5が配置される側)に向かって突出する複数の制限棒24が形成されている。
キャップ5は、底板23のサイズに対応する円環板状に形成されていると共に、キャップ5には、底板23に形成されている複数の制限棒24の位置に対応する複数の制限孔51が形成されている。図3〜図5に示されているように、キャップ5がケーシング本体2の収容凹部20を覆うと共に底板23に形成されている複数の制限棒24がキャップ5に形成されている各制限孔51に挿入されることによって、ケーシング本体2とキャップ5とが結合して中空ケーシングを完成する。
図3に示されるように、複数の羽板4は、それぞれが有する軸線に沿って延伸する板状のガイド部42と、ガイド部42の両端からそれぞれ前記軸線に沿って更に延伸する一対の軸棒41と、を有するように形成されている。
固定枠3には、各羽板4が有する一対の軸棒41が回動可能に嵌め込まれる複数の固定ノッチ33が、各羽板4が互いに平行に並ぶことになる位置に形成されている。ちなみに、この実施形態において各固定ノッチ33は、固定枠3が収容凹部20内に収容される時、キャップ5に面する側に凹設されている。
なお、本考案はエア・コンディショナーなどの機器の吹出し口に取付けられて吹出し口の噴出方向を制御するルーバー装置であるので、各羽板4の間に噴出される空気などが通過する通過口32を残す必要があるので、各羽板4並びに各固定ノッチ33の間に一定の距離をあける必要がある。
この構成によって、各羽板4がそれぞれ有する一対の軸棒41を対応の固定ノッチ33に嵌め込むと、各羽板4が固定枠3の枠内に互いの軸線が平行し且つ互いに連動せずに独立して回動し、それぞれが有する板状のガイド部42の姿勢を独立して変えることができる。
また、図3及び図5に示されているように、底板23には、その内周縁から前記一側(固定枠3及びキャップ5が配置される側)に向かって突出する少なくとも1つ(この実施形態では2つ)の円弧状案内壁25が形成されており、固定枠3の底板23に面する側には、円弧状案内壁25の円弧形状に対応して円弧状案内壁25の先端を受け入れることができると共に、円弧状案内壁25より長い円弧状案内溝34が凹設されている。この構成により、ケーシング本体2とキャップ5とからなる中空ケーシング内、即ち収容凹部20に収容される固定枠3は、円弧状案内壁25と円弧状案内溝34との嵌め合いにより案内されて中空ケーシング内で回動することができる。ちなみに、この実施形態において、円弧状案内溝34は、円環状に形成された固定枠3の全周に亘って延伸して円環状になっているので、固定枠3は円弧状案内壁25と円弧状案内溝34との案内により360°回転自在になっているが、円弧状案内溝34を所定の長さに形成することによって固定枠3の回転可能範囲を制限することも可能である。
更に、底板23には、円弧状案内壁25から少しずれた位置から前記一側(固定枠3及びキャップ5が配置される側)に向かって突出する制限壁26が形成されており、この制限壁26が、収容凹部20内に収容されている固定枠3の円弧状案内溝34の隣で凹陥しない部分に当接することによって、固定枠3をキャップ5に押し当てて固定枠3の回転以外の可動範囲を制限することができる。
この構成により、中空ケーシング内に収容される固定枠3は、制限壁26により収容凹部20内に保持されながら、円弧状案内壁25及び円弧状案内溝34の案内に従って安定的に回動することができるので、板状のガイド部42の姿勢変更にあわせて吹出し口から噴出される風の向きを例えば上下左右に向かせるように三次元的な調整が可能となる。
更に、本実施形態ではキャップ5の固定枠3に面する側にも円環状突起52が形成され、そして固定枠3のキャップ5に面する側に円環状突起52を受け入れることができる嵌合凹部35が形成されているので、固定枠3が中空ケーシング内に収容される時、キャップ5の円環状突起52が固定枠3の円環状突起52に嵌まり込んで固定枠3をより安定的に保持することができる。ちなみに、同じく固定枠3のキャップ5に面する側に形成される各固定ノッチ33は、嵌合凹部35と連通するようになっている。
続いて、図4及び図6を用いて固定枠3と複数の羽板4との取付け関係について更に詳しく説明する。
図示のように、固定枠3には、各羽板4が有する一対の軸棒41に対応する複数の固定ノッチ33が形成されている。各固定ノッチ33は、いずれも固定枠3に切り込んで形成された切込み部333と、切込み部333が切り込んだ先端に形成された円孔部331と、切込み部33と円孔部331とが繋がっている箇所に形成されている制限突起332と、を有するように形成されている。また、各羽板4が有する一対の軸棒41は切込み部333及び制限突起332を経由して円孔部331に嵌め込まれるので、切込み部333の幅は円孔部331の断面直径より少し広くなっており、そして円孔部331の直径は対応する軸棒41の断面直径とほぼ同じである。
一方、切込み部333と円孔部331とが繋がっている箇所で互いに向き合って突出する2つの制限突起332が形成されているので、該2つの制限突起332の間の距離は、円孔部331及び軸棒41の直径より少し短くなっている。従って、軸棒41を円孔部331内に嵌め込ませるには、2つの制限突起332の間をこじ開ける必要があるが、円孔部331内に嵌め込まれた軸棒41は円孔部331と緊合状態になるので、ストッパーを設ける必要がない上、軸棒41が円孔部331にぶつかって騒音を起こすこともなく、摩耗を減らすこともできる。
上記構成により、本考案のルーバー装置は、各羽板が互いに連動せずに独立して固定枠内に個別に回動可能に取付けられているので、個別に調整することにより、吹出し口から噴出される風の向きを二方向に向かせるように調整することが可能である。
また、各羽板がそれぞれ有する一対の軸棒は、いずれも対応の切込み部が有する円孔部と緊合状態になっているので、ストッパーを設ける必要がない上、軸棒が円孔部にぶつかって騒音を起こすこともなく、摩耗を減らすこともできる。
更に、本考案は、固定枠を中空ケーシング内に回動可能に収容することにより、回動可能に取付けられている各羽板にあわせて、吹出し口から噴出される風の向きを例えば上下左右に向かせるように三次元的な調整が可能となる。
2 ケーシング本体
20 収容凹部
22 外周壁
23 底板
24 制限棒
25 円弧状案内壁
26 制限壁
3 固定枠
32 通過口
33 固定ノッチ
331 円孔部
332 制限突起
333 切込み部
34 円弧状案内溝
35 嵌合凹部
4 羽板
41 軸棒
42 ガイド部
5 キャップ
51 制限孔
52 円環状突起

Claims (6)

  1. それぞれの軸線に沿って延伸する板状のガイド部と、前記ガイド部の両端からそれぞれ前記軸線に沿って更に延伸する一対の軸棒と、を有するように形成された複数の羽板と、
    各前記複数の羽板がそれぞれ有する一対の軸棒が回動可能に嵌め込まれる複数の固定ノッチがその枠内に各前記複数の羽板が互いに平行に並ぶことになる位置に形成されている円環状の固定枠と、を備え、
    且つ、各前記複数の羽板がそれぞれ有する前記一対の軸棒を対応する前記固定ノッチに嵌め込むことにより、各前記複数の羽板が互いに連動せずに独立して前記固定枠内に個別に回動可能になることを特徴とするルーバー装置。
  2. 前記固定枠に形成されている前記複数の固定ノッチは、いずれも前記固定枠に切り込んで形成された切込み部と、前記切込み部が切り込んだ先端に形成された円孔部と、前記切込み部と前記円孔部とが繋がっている箇所に形成されている制限突起と、を有しており、
    前記複数の羽板がそれぞれ有する一対の軸棒は、いずれも対応する前記固定ノッチの切込み部が有する前記円孔部と緊合状態になっていることを特徴とする請求項1に記載のルーバー装置。
  3. 円環状の中空ケーシングを更に備えており、前記固定枠は、前記中空ケーシング内に回動可能に収容されていることを特徴とする請求項2に記載のルーバー装置。
  4. 前記中空ケーシングは、前記固定枠を収容できる収容凹部が形成されている円環状のケーシング本体と、前記収容凹部を覆うようになっている円環状のキャップと、からなっていることを特徴とする請求項3に記載のルーバー装置。
  5. 前記ケーシング本体には、少なくとも1つの円弧状案内壁が、前記収容凹部内に収容されている前記固定枠に向かって突出するように形成されており、
    前記固定枠には、円弧状案内溝が、前記円弧状案内壁を受け入れることができるように形成されており、
    この構成により、前記固定枠は、前記円弧状案内壁と前記円弧状案内溝との嵌め合いにより案内されて前記中空ケーシング内で回動できることを特徴とする請求項4に記載のルーバー装置。
  6. 前記ケーシング本体には、前記収容凹部内に収容されている前記固定枠に向かって突出し、前記固定枠に当接する上前記固定枠を前記キャップに押し当てることができる制限壁が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のルーバー装置。
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