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JP3181538U - 流動を調整し、上向き下向きに均等攪拌するミキサー - Google Patents

流動を調整し、上向き下向きに均等攪拌するミキサー Download PDF

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JP3181538U
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利幸 横井
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株式会社 昭利ブラシ
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Abstract

【課題】幅広い攪拌材に対応を可能としたミキサーを提供する。
【解決手段】回転軸の一端に設けられた2枚の攪拌翼1を備え、攪拌翼1は中心部に軸穴を有する円板であって、外周縁に略均等間隔に複数の羽根2と攪拌物の通路3を有し、該羽根2は攪拌翼1の面に対して1方向の傾斜角を有しており、該攪拌翼2枚を羽根の傾斜角がそれぞれ相反する方向となるように合わせて、ミキサーの回転軸7の一端を前記軸穴に着脱自在に固着する。
【選択図】図1

Description

上下の羽根の位置を円周方向にスライドする事であらゆる流動物質に対し、混練状態を調整した状態で攪拌が行えるミキサーに関する。
従来のミキサーは、たとえば特許文献1,2に開示された回転羽が知られており、流動物は常に一定方向へ流動し、一定の流動量であった。
実公昭61−40338号公報 実用新案登録第3043895号公報
本考案は請求項1に記載した回転軸の一端に設けられた2枚の攪拌翼を備えたミキサーであって、攪拌翼は中心部に軸穴を有する円板であって、外周縁に略均等間隔に複数の羽根と攪拌物の通路を有し、該羽根は攪拌翼の面に対して1方向の傾斜角を有しており、該攪拌翼2枚を羽根の傾斜角がそれぞれ相反する方向となるように合わせて、前記ミキサーの回転軸の一端を前記軸穴に着脱自在に固着したことを特徴とするミキサーである。
従来のミキサーは混練しようとする流動物の粘度によって羽根形状の変更、一定方向への攪拌で余分な流動により泡立ちや攪拌不良が問題を有していた。
上記課題を解決するために、相反する方向の傾斜角をもった羽根とした2枚の攪拌翼とすることで、一定方向の回転で流動体が逆方向への流動を起こすことが可能となった。又、2枚の攪拌翼を同方向にスライドさせることで2枚の攪拌翼の羽根で形成される通路を通る流動物の量や粘度差が有っても流動を円滑にすることが可能となった。
高粘度、低粘度共に2枚の攪拌翼によって形成される通路の大きさを調整する事で、余分な力が加わらず、又、羽根の傾斜角と通路によって、均等な流動が起き、短時間で均一な混練攪拌が可能となった。
本考案の軸に攪拌翼を取付けた状態を示す斜視図である。 同平面図である。 図2のA−A線切断部端面図である。 円板から攪拌翼を形成するための説明図である。 図2のB−B線切断部端面図である。
二枚の攪拌翼を相反する方向に重ね合せ、左右から供給された物質が上部羽根により巻き上げられ下部羽根により放出される。二枚の攪拌羽根をスライドする事で巻き上げ量、放出量を変化させ、攪拌材によって変更する事が出来る。
以下添付図面にしたがって、一実施例を説明する。
図1に基づいて説明する。図1は回転軸7の一端に2枚の攪拌翼1、1が固着されている。回転軸7はステンレス鋼製の6角形の棒であり、一端には、攪拌翼1、1を固着する為の直径6mmのネジが形成されており、他端はミキサー本体(図示しない)の回転具に繋がる。又、攪拌翼1はオーステナイト系ステンレス鋼製であって、厚さ0.5mm、直径70mmであり面の中心部には直径7mmの軸穴6がもうけられている。
攪拌翼1の周縁には8枚の羽根2が形成されており、この羽根は攪拌翼1の面に対して30度の傾斜角で1方向に傾いている。2枚の攪拌翼1、1は羽根2の平らな面が対向する様に、即ち羽根2の傾斜角がそれぞれ相反する方向となる様に合わせて、軸穴6に対して回転軸7の一端に形成したネジを挿通させて、ナット9(図5に示す)により固着する。
次に図2について説明する。図2は2枚の攪拌翼1、1とその外周に形成された8枚の羽根が円周上に均等な間隔で形成されている。攪拌翼1は一方の面には羽根2が突き出しているが、他方の面は平らな形状となっている。攪拌翼1、1は、同形状の2枚の羽根2を平らな面を向き合わせてそれぞれの軸穴6を回転軸7の一端に形成されたネジに挿通し、ナット9(図5に示す)を締めて固着する。
図3は図2のA−A線切断端面図を示す。図3(1)は通路3を全開にした状態を示し、図2(2)は通路の大きさを小さく絞った状態を示す。通路3の大きさの調整は、ナット9(図5に示す)を緩めることにより、2枚の攪拌翼1、1を相互に回転させて、通路3の大きさを調整し、その後ナット9を締めて固着することで調整が可能となる。通路3の大きさの調整は、混練使用とする流動物の粘度の高さに応じて行えば良い。
図4は円板から、攪拌翼1を形成するための説明図である。円板は、オーステナイト系ステンレス鋼の厚さ0.5mm、直径70mmのものを放電加工により周縁には8枚の羽根2が形成される様に羽根形状の切り込み4入れる。そして、点線で示した折れ線5から屈曲はせて30度の傾斜角で1方向に傾くように羽根2を形成する。従って、攪拌翼1の一方の面は羽根2が突き出ているが、他方の面は平らになっている。
図5は図2のB−B線切断部端面図を示す
1 攪拌翼
2 羽根
3 通路
4 切り込み
5 折れ線
6 軸穴
7 回転軸
8 ネジ
9 ナット
ABCD流動物の流れる方向

Claims (1)

  1. 回転軸の一端に設けられた2枚の攪拌翼を備えたミキサーであって、攪拌翼は中心部に軸穴を有する円板であって、外周縁に略均等間隔に複数の羽根と攪拌物の通路を有し、該羽根は攪拌翼の面に対して1方向の傾斜角を有しており、該攪拌翼2枚を羽根の傾斜角がそれぞれ相反する方向となるように合わせて、前記ミキサーの回転軸の一端を前記軸穴に着脱自在に固着したことを特徴とするミキサー。
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