JP3180327B2 - ガイドローラ付きカッター、ガイドローラ付き研削工具、切削装置、研削装置及び加工機械 - Google Patents
ガイドローラ付きカッター、ガイドローラ付き研削工具、切削装置、研削装置及び加工機械Info
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- JP3180327B2 JP3180327B2 JP17470495A JP17470495A JP3180327B2 JP 3180327 B2 JP3180327 B2 JP 3180327B2 JP 17470495 A JP17470495 A JP 17470495A JP 17470495 A JP17470495 A JP 17470495A JP 3180327 B2 JP3180327 B2 JP 3180327B2
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- cutting
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C3/00—Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
- B23C3/12—Trimming or finishing edges, e.g. deburring welded corners
- B23C3/126—Portable devices or machines for chamfering edges
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
- Machine Tool Copy Controls (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準となる面に沿
って金属切削加工を行うためのガイドローラ付きカッタ
ー、切削装置及び加工機械、並びに金属研削加工を行う
ガイドローラ付き研削工具、研削装置及び加工機械に関
する。
って金属切削加工を行うためのガイドローラ付きカッタ
ー、切削装置及び加工機械、並びに金属研削加工を行う
ガイドローラ付き研削工具、研削装置及び加工機械に関
する。
【0002】
【従来の技術】鋼板等の被加工物に切断、穴開け等の加
工が行われると、その加工部分の角部は両側とも鋭利と
なり、また、所謂「かえり」が生じる場合がある。この
ような鋭利な部分やかえりが生じると不都合であるた
め、また、その後に行われる塗装が剥げ易くなるため、
従来より加工部分の角部には角取り(本明細書に於いて
「角取り」とは、角部又は隅部を斜めに削る「面取り」
と、丸みを付けて削る「丸み付け」とを含む概念をい
う。)が行われる。
工が行われると、その加工部分の角部は両側とも鋭利と
なり、また、所謂「かえり」が生じる場合がある。この
ような鋭利な部分やかえりが生じると不都合であるた
め、また、その後に行われる塗装が剥げ易くなるため、
従来より加工部分の角部には角取り(本明細書に於いて
「角取り」とは、角部又は隅部を斜めに削る「面取り」
と、丸みを付けて削る「丸み付け」とを含む概念をい
う。)が行われる。
【0003】このような角取りを行う切削装置として
は、例えば図11に示すものが知られている。この装置
では、円板60の中央の開口からモーター65によって
駆動される回転軸64が突出し、回転軸64にはカッタ
ー61とガイドローラ63が取付けられている。この装
置は、被加工物62の面62aを基準面とし、この基準
面62aにガイドローラ63を当接させて転動させるこ
とによりカッター61を案内し、被加工物62の角部の
面取りを行うものである。このようにカッター61を案
内するガイドローラ63を設けたことにより、被加工物
62の角取りを容易に行うことができる。
は、例えば図11に示すものが知られている。この装置
では、円板60の中央の開口からモーター65によって
駆動される回転軸64が突出し、回転軸64にはカッタ
ー61とガイドローラ63が取付けられている。この装
置は、被加工物62の面62aを基準面とし、この基準
面62aにガイドローラ63を当接させて転動させるこ
とによりカッター61を案内し、被加工物62の角部の
面取りを行うものである。このようにカッター61を案
内するガイドローラ63を設けたことにより、被加工物
62の角取りを容易に行うことができる。
【0004】このようなガイドローラを備えた装置は、
特開平5−337722号公報、特開平3−19716
号公報、特開平2−224910号公報、特開平2−2
56411号公報、特開昭62−203742号公報、
特開昭57−121444号公報、特開昭57−132
950号公報等にも見られる。
特開平5−337722号公報、特開平3−19716
号公報、特開平2−224910号公報、特開平2−2
56411号公報、特開昭62−203742号公報、
特開昭57−121444号公報、特開昭57−132
950号公報等にも見られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置は、何れもガイドローラの一方の側に於いて切
削加工を行うことはできるものの、ガイドローラの両側
に於いて切削加工を同時に行うことはできない。また、
上記従来の装置を中型又は大型の被加工物の加工に使用
しようとする場合、装置が大型となって重量も大きくな
るために使い難いものとなってしまう。そのため、その
切削装置をその被加工物が置かれている場所まで持運ん
で使用する場合、容易にその装置を操作することができ
ないという不都合が生じる。
来の装置は、何れもガイドローラの一方の側に於いて切
削加工を行うことはできるものの、ガイドローラの両側
に於いて切削加工を同時に行うことはできない。また、
上記従来の装置を中型又は大型の被加工物の加工に使用
しようとする場合、装置が大型となって重量も大きくな
るために使い難いものとなってしまう。そのため、その
切削装置をその被加工物が置かれている場所まで持運ん
で使用する場合、容易にその装置を操作することができ
ないという不都合が生じる。
【0006】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みて為されたものであり、本発明の目的は、所定の基準
面を基準とする角取り加工、段加工、溝加工等を同時に
2箇所で行い得るガイドローラ付きカッターを提供する
ことである。本発明の他の目的は、所定の基準面を基準
とする角取り加工、段加工、溝加工等を行うことがで
き、しかも中型又は大型の被加工物の加工に適した切削
装置及び加工機械を提供することである。
みて為されたものであり、本発明の目的は、所定の基準
面を基準とする角取り加工、段加工、溝加工等を同時に
2箇所で行い得るガイドローラ付きカッターを提供する
ことである。本発明の他の目的は、所定の基準面を基準
とする角取り加工、段加工、溝加工等を行うことがで
き、しかも中型又は大型の被加工物の加工に適した切削
装置及び加工機械を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るガ
イドローラ付きカッターは、被加工物の面を基準面とし
て金属切削加工を行うガイドローラ付きカッターであっ
て、(a)回転軸と、(b)該回転軸に対して回転し前
記基準面に当接しながら転動するガイドローラと、
(c)前記ガイドローラの両側に前記回転軸と一体又は
別体に取付けられるとともに、前記ガイドローラに案内
されて前記被加工物を切削加工する少なくとも2つの切
削手段と、(d)前記少なくも2つの切削手段の前記回
転軸の軸方向に於ける位置を規定する位置決め手段とを
備え、前記ガイドローラは、前記切削手段を前記基準面
に沿って切削加工の進行方向に案内することを特徴とす
る。
イドローラ付きカッターは、被加工物の面を基準面とし
て金属切削加工を行うガイドローラ付きカッターであっ
て、(a)回転軸と、(b)該回転軸に対して回転し前
記基準面に当接しながら転動するガイドローラと、
(c)前記ガイドローラの両側に前記回転軸と一体又は
別体に取付けられるとともに、前記ガイドローラに案内
されて前記被加工物を切削加工する少なくとも2つの切
削手段と、(d)前記少なくも2つの切削手段の前記回
転軸の軸方向に於ける位置を規定する位置決め手段とを
備え、前記ガイドローラは、前記切削手段を前記基準面
に沿って切削加工の進行方向に案内することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明に係る切削装置は、被加工
物の面を基準面として前記被加工物の金属切削加工を行
う切削装置であって、(a)回転軸と、該回転軸に対し
て回転し前記基準面に当接しながら転動するガイドロー
ラと、前記回転軸と一体又は別体に取付けられ前記ガイ
ドローラにより前記基準面に沿って切削加工の進行方向
に案内されて前記被加工物の切削加工を行う切削手段と
を有するガイドローラ付きカッターと、(b)該ガイド
ローラ付きカッターを取付けた第1の回転駆動軸と、
(c)該第1の回転駆動軸と同軸上に配され該第1の回
転駆動軸と同時に駆動される第2の回転駆動軸と、
(d)前記第2の回転駆動軸と一体又は別体に取付けら
れ、前記被加工物の切削加工を行う切削手段を有する他
のカッターと、(e)前記ガイドローラ付きカッターの
前記切削手段と前記他のカッターの前記切削手段との前
記回転軸の軸方向に於ける位置を規定する位置決め手段
とを備えたことを特徴とする。
物の面を基準面として前記被加工物の金属切削加工を行
う切削装置であって、(a)回転軸と、該回転軸に対し
て回転し前記基準面に当接しながら転動するガイドロー
ラと、前記回転軸と一体又は別体に取付けられ前記ガイ
ドローラにより前記基準面に沿って切削加工の進行方向
に案内されて前記被加工物の切削加工を行う切削手段と
を有するガイドローラ付きカッターと、(b)該ガイド
ローラ付きカッターを取付けた第1の回転駆動軸と、
(c)該第1の回転駆動軸と同軸上に配され該第1の回
転駆動軸と同時に駆動される第2の回転駆動軸と、
(d)前記第2の回転駆動軸と一体又は別体に取付けら
れ、前記被加工物の切削加工を行う切削手段を有する他
のカッターと、(e)前記ガイドローラ付きカッターの
前記切削手段と前記他のカッターの前記切削手段との前
記回転軸の軸方向に於ける位置を規定する位置決め手段
とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、発明に係る切削装置の一実施態様で
は、被加工物の面を基準面として金属切削加工を行う切
削装置であって、(a)前記被加工物の上面に載置され
る、ボールキャスターを有する支持架台と、(b)前記
支持架台に支持された回転駆動手段と、(c)該回転駆
動手段によって回転駆動され、回転軸と、該回転軸に対
して回転し前記基準面に当接しながら転動するガイドロ
ーラと、前記回転軸と一体又は別体に取付けられ前記ガ
イドローラに案内されて前記被加工物の切削加工を行う
切削手段とを有するガイドローラ付きカッターとを備え
たことを特徴とする。
は、被加工物の面を基準面として金属切削加工を行う切
削装置であって、(a)前記被加工物の上面に載置され
る、ボールキャスターを有する支持架台と、(b)前記
支持架台に支持された回転駆動手段と、(c)該回転駆
動手段によって回転駆動され、回転軸と、該回転軸に対
して回転し前記基準面に当接しながら転動するガイドロ
ーラと、前記回転軸と一体又は別体に取付けられ前記ガ
イドローラに案内されて前記被加工物の切削加工を行う
切削手段とを有するガイドローラ付きカッターとを備え
たことを特徴とする。
【0010】また、発明に係る切削装置の他の実施態様
では、被加工物以外の物体の面を基準面として前記被加
工物の金属切削加工を行う切削装置であって、(a)前
記被加工物の上面に載置される、ボールキャスターを有
する支持架台と、(b)前記支持架台に支持された回転
駆動手段と、(c)該回転駆動手段によって回転駆動さ
れ、回転軸と、該回転軸に対して回転し前記基準面に当
接しながら転動するガイドローラと、前記回転軸と一体
又は別体に取付けられ前記ガイドローラに案内されて前
記被加工物の切削加工を行う切削手段とを有するガイド
ローラ付きカッターとを備えたことを特徴とする。
では、被加工物以外の物体の面を基準面として前記被加
工物の金属切削加工を行う切削装置であって、(a)前
記被加工物の上面に載置される、ボールキャスターを有
する支持架台と、(b)前記支持架台に支持された回転
駆動手段と、(c)該回転駆動手段によって回転駆動さ
れ、回転軸と、該回転軸に対して回転し前記基準面に当
接しながら転動するガイドローラと、前記回転軸と一体
又は別体に取付けられ前記ガイドローラに案内されて前
記被加工物の切削加工を行う切削手段とを有するガイド
ローラ付きカッターとを備えたことを特徴とする。
【0011】更に、請求項3の発明に係る切削装置は、
被加工物の面を基準面として金属切削加工を行う切削装
置であって、(a)前記被加工物の上面に載置される、
移動自在の手段を有する支持架台と、(b)前記支持架
台上に支持された回転駆動手段と、(c)該回転駆動手
段によって回転駆動される請求項1記載のガイドローラ
付カッターとを備えたことを特徴とする。
被加工物の面を基準面として金属切削加工を行う切削装
置であって、(a)前記被加工物の上面に載置される、
移動自在の手段を有する支持架台と、(b)前記支持架
台上に支持された回転駆動手段と、(c)該回転駆動手
段によって回転駆動される請求項1記載のガイドローラ
付カッターとを備えたことを特徴とする。
【0012】また、上記請求項3の構成に於いて、前記
支持架台が固定点を中心として旋回可能であり、かつ前
記回転駆動手段を前記支持架台上に於いて一方向に往復
させるスライド手段を備えた構成とすることができる。
支持架台が固定点を中心として旋回可能であり、かつ前
記回転駆動手段を前記支持架台上に於いて一方向に往復
させるスライド手段を備えた構成とすることができる。
【0013】更に、上記請求項3又は4の構成に於い
て、前記支持架台に於ける前記移動自在の手段が、ボー
ルキャスターである構成とすることができる。
て、前記支持架台に於ける前記移動自在の手段が、ボー
ルキャスターである構成とすることができる。
【0014】また、上記請求項3の構成に於いて、前記
支持架台に於ける前記移動自在の手段を、前記被加工物
上に設けられた第1のレールと、該第1のレールと交差
する方向に設けられ該第1のレール上にスライド可能に
支持された第2のレールとによって構成することができ
る。
支持架台に於ける前記移動自在の手段を、前記被加工物
上に設けられた第1のレールと、該第1のレールと交差
する方向に設けられ該第1のレール上にスライド可能に
支持された第2のレールとによって構成することができ
る。
【0015】また、請求項7の発明に係る切削装置は、
被加工物の面を基準面として金属切削加工を行う切削装
置であって、(a)前記基準面の近傍に於ける前記被加
工物の端部を3方から取り囲む支持架台と、(b)前記
支持架台に支持された回転駆動手段と、(c)該回転駆
動手段によって回転駆動され、回転軸と、該回転軸に対
して回転し前記基準面に当接しながら転動するガイドロ
ーラと、前記回転軸と一体又は別体に取付けられ前記ガ
イドローラに案内されて前記被加工物の切削加工を行う
少なくとも1つの切削手段とを有するガイドローラ付き
カッターと、(d)前記被加工物の前記端部に於ける前
記基準面に隣接する2面を取り囲む前記支持架台の部分
にそれぞれ設けられ、前記被加工物を挟持し前記支持架
台を移動可能に支持する2つの挟持手段と、(e)前記
2つの挟持手段の何れか一方を前記被加工物に押圧する
ための押圧手段とを備えたことを特徴とする。
被加工物の面を基準面として金属切削加工を行う切削装
置であって、(a)前記基準面の近傍に於ける前記被加
工物の端部を3方から取り囲む支持架台と、(b)前記
支持架台に支持された回転駆動手段と、(c)該回転駆
動手段によって回転駆動され、回転軸と、該回転軸に対
して回転し前記基準面に当接しながら転動するガイドロ
ーラと、前記回転軸と一体又は別体に取付けられ前記ガ
イドローラに案内されて前記被加工物の切削加工を行う
少なくとも1つの切削手段とを有するガイドローラ付き
カッターと、(d)前記被加工物の前記端部に於ける前
記基準面に隣接する2面を取り囲む前記支持架台の部分
にそれぞれ設けられ、前記被加工物を挟持し前記支持架
台を移動可能に支持する2つの挟持手段と、(e)前記
2つの挟持手段の何れか一方を前記被加工物に押圧する
ための押圧手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】更に、上記請求項7の構成に於いて、前記
支持架台を自動走行させるための駆動手段を更に設ける
こともできる。
支持架台を自動走行させるための駆動手段を更に設ける
こともできる。
【0017】請求項8の発明に係る加工機械は、被加工
物の面を基準面として金属切削加工を行う加工機械であ
って、(a)加工機械本体と、(b)該加工機械本体の
加工ヘッドとして取り付けた請求項1記載のガイドロー
ラ付きカッターとを備えたことを特徴とする。
物の面を基準面として金属切削加工を行う加工機械であ
って、(a)加工機械本体と、(b)該加工機械本体の
加工ヘッドとして取り付けた請求項1記載のガイドロー
ラ付きカッターとを備えたことを特徴とする。
【0018】また、請求項9の発明に係る研削工具は、
被加工物の面を基準面として金属研削加工を行うガイド
ローラ付き研削工具であって、(a)回転軸と、(b)
該回転軸に対して回転し前記基準面に当接しながら転動
するガイドローラと、(c)前記ガイドローラの両側に
前記回転軸と一体又は別体に取付けられるとともに、前
記ガイドローラに案内されて前記被加工物を研削加工す
る少なくとも2つの研削手段と、(d)前記少なくも2
つの研削手段の前記回転軸の軸方向に於ける位置を規定
する位置決め手段とを備え、前記ガイドローラは、前記
研削手段を前記基準面に沿って研削加工の進行方向に案
内することを特徴とする。請求項10の発明に係る研削
装置は、被加工物の面を基準面として金属研削加工を行
う研削装置であって、(a)前記被加工物の上面に載置
される、移動自在の手段を有する支持架台と、(b)前
記支持架台上に支持された回転駆動手段と、(c)該回
転駆動手段によって回転駆動される請求項9記載のガイ
ドローラ付研削工具とを備えたことを特徴とする。請求
項11の発明に係る加工機械は、被加工物の面を基準面
として金属研削加工を行う加工機械であって、(a)加
工機械本体と、(b)該加工機械本体の加工ヘッドとし
て取り付けた請求項9記載のガイドローラ付き研削工具
とを備えたことを特徴とする。
被加工物の面を基準面として金属研削加工を行うガイド
ローラ付き研削工具であって、(a)回転軸と、(b)
該回転軸に対して回転し前記基準面に当接しながら転動
するガイドローラと、(c)前記ガイドローラの両側に
前記回転軸と一体又は別体に取付けられるとともに、前
記ガイドローラに案内されて前記被加工物を研削加工す
る少なくとも2つの研削手段と、(d)前記少なくも2
つの研削手段の前記回転軸の軸方向に於ける位置を規定
する位置決め手段とを備え、前記ガイドローラは、前記
研削手段を前記基準面に沿って研削加工の進行方向に案
内することを特徴とする。請求項10の発明に係る研削
装置は、被加工物の面を基準面として金属研削加工を行
う研削装置であって、(a)前記被加工物の上面に載置
される、移動自在の手段を有する支持架台と、(b)前
記支持架台上に支持された回転駆動手段と、(c)該回
転駆動手段によって回転駆動される請求項9記載のガイ
ドローラ付研削工具とを備えたことを特徴とする。請求
項11の発明に係る加工機械は、被加工物の面を基準面
として金属研削加工を行う加工機械であって、(a)加
工機械本体と、(b)該加工機械本体の加工ヘッドとし
て取り付けた請求項9記載のガイドローラ付き研削工具
とを備えたことを特徴とする。
【0019】上記請求項8又は11の構成に於いて、前
記加工機械本体が、自動制御加工機又は産業用ロボット
である構成とすることができる。
記加工機械本体が、自動制御加工機又は産業用ロボット
である構成とすることができる。
【0020】更に、上記各加工機械の構成に、前記ガイ
ドローラ付きカッター又は前記ガイドローラ付き研削工
具を被加工物の前記基準面に押圧する押圧手段を更に設
けることもできる。
ドローラ付きカッター又は前記ガイドローラ付き研削工
具を被加工物の前記基準面に押圧する押圧手段を更に設
けることもできる。
【0021】
【0022】以下、本発明に於ける作用について説明す
る。
る。
【0023】請求項1の発明に係るガイドローラ付きカ
ッターは、被加工物の面を基準面とし、この基準面に沿
って角取り加工、段加工、溝加工等の金属切削加工を行
うものである。本発明に於いてはガイドローラが回転軸
に対して回転可能に取付けられており、このガイドロー
ラが基準面に適切な力で押しつけられながら転動する。
上述のガイドローラの両側には回転軸と一体的に又は別
体として少なくとも2つの切削手段が取付けられてお
り、これらの切削手段はガイドローラに案内されて被加
工物を切削加工する。このガイドローラ付きカッターを
使用すれば、ガイドローラの両側の少なくとも2箇所に
於いて被加工物の切削加工を同時に行うことができる。
ッターは、被加工物の面を基準面とし、この基準面に沿
って角取り加工、段加工、溝加工等の金属切削加工を行
うものである。本発明に於いてはガイドローラが回転軸
に対して回転可能に取付けられており、このガイドロー
ラが基準面に適切な力で押しつけられながら転動する。
上述のガイドローラの両側には回転軸と一体的に又は別
体として少なくとも2つの切削手段が取付けられてお
り、これらの切削手段はガイドローラに案内されて被加
工物を切削加工する。このガイドローラ付きカッターを
使用すれば、ガイドローラの両側の少なくとも2箇所に
於いて被加工物の切削加工を同時に行うことができる。
【0024】請求項2の発明に係る切削装置は、被加工
物の面を基準面として被加工物に対して角取り加工、段
加工、溝加工等の金属切削加工を行うものである。この
切削装置はガイドローラ付きカッターを有しているが、
このカッターは上述のガイドローラ付きカッターとは異
なり、一つの切削手段のみを有している。この切削手段
も上記と同様に回転軸と一体又は別体に取付けられ、ガ
イドローラに案内されて前記被加工物の切削加工を行
う。回転軸、ガイドローラ等の他の構成は上記と同様で
ある。この切削装置では、ガイドローラ付きカッターは
第1の回転駆動軸に取付けられている。また、この切削
装置は第1の回転駆動軸と同軸上に配された第2の回転
駆動軸を有し、この第2の回転駆動軸は第1の回転駆動
軸と同時に回転駆動される。第2の回転駆動軸には他の
カッターが取付けられており、このカッターは第2の回
転駆動軸と一体又は別体に取付けられている点はガイド
ローラ付きカッターと同様である。第1及び第2の回転
駆動軸は上述のように同軸上に配され同時に駆動される
ので、この他のカッターは第1及び第2の回転駆動軸を
介して間接的にガイドローラによって案内されることに
なる。従って、この切削装置を用いれば、基準面に案内
された2箇所の加工部分の切削加工を行うことができ
る。
物の面を基準面として被加工物に対して角取り加工、段
加工、溝加工等の金属切削加工を行うものである。この
切削装置はガイドローラ付きカッターを有しているが、
このカッターは上述のガイドローラ付きカッターとは異
なり、一つの切削手段のみを有している。この切削手段
も上記と同様に回転軸と一体又は別体に取付けられ、ガ
イドローラに案内されて前記被加工物の切削加工を行
う。回転軸、ガイドローラ等の他の構成は上記と同様で
ある。この切削装置では、ガイドローラ付きカッターは
第1の回転駆動軸に取付けられている。また、この切削
装置は第1の回転駆動軸と同軸上に配された第2の回転
駆動軸を有し、この第2の回転駆動軸は第1の回転駆動
軸と同時に回転駆動される。第2の回転駆動軸には他の
カッターが取付けられており、このカッターは第2の回
転駆動軸と一体又は別体に取付けられている点はガイド
ローラ付きカッターと同様である。第1及び第2の回転
駆動軸は上述のように同軸上に配され同時に駆動される
ので、この他のカッターは第1及び第2の回転駆動軸を
介して間接的にガイドローラによって案内されることに
なる。従って、この切削装置を用いれば、基準面に案内
された2箇所の加工部分の切削加工を行うことができ
る。
【0025】
【0026】
【0027】請求項3の発明に係る切削装置は、請求項
1の発明に係るガイドローラ付きカッターを用いたもの
である。この構成では、被加工物に対して複数の切削加
工を同時に行うことができる。
1の発明に係るガイドローラ付きカッターを用いたもの
である。この構成では、被加工物に対して複数の切削加
工を同時に行うことができる。
【0028】請求項3の発明に係る切削装置に於いて
は、固定点を中心として旋回可能な支持架台上に、回転
駆動手段を一方向に往復させるスライド手段を設けるこ
とにより、切削作業に際して回転駆動手段を切削加工す
べき位置に移動させて、ガイドローラ付カッターを切削
加工すべき部分に容易に導くことができる。
は、固定点を中心として旋回可能な支持架台上に、回転
駆動手段を一方向に往復させるスライド手段を設けるこ
とにより、切削作業に際して回転駆動手段を切削加工す
べき位置に移動させて、ガイドローラ付カッターを切削
加工すべき部分に容易に導くことができる。
【0029】また、請求項3又は4の発明に係る切削装
置に於いては、移動自在の手段をボールキャスターで構
成することにより、重量の大きな切削装置の場合にも、
これを容易に操作することができる。
置に於いては、移動自在の手段をボールキャスターで構
成することにより、重量の大きな切削装置の場合にも、
これを容易に操作することができる。
【0030】更に、請求項3の発明に係る切削装置に於
いては、第1のレール上にスライド可能に第2のレール
を支持し、かつ、第2のレール上に支持架台をスライド
可能に支持することにより、切削作業に際して回転駆動
手段を切削加工すべき位置に容易に操作することが可能
となる。
いては、第1のレール上にスライド可能に第2のレール
を支持し、かつ、第2のレール上に支持架台をスライド
可能に支持することにより、切削作業に際して回転駆動
手段を切削加工すべき位置に容易に操作することが可能
となる。
【0031】また、請求項7の発明に係る切削装置に於
いては、基準面の近傍に於ける被加工物の端部を3方か
ら取り囲む支持架台が設けられ、この支持架台にも回転
駆動手段が設けられている。回転駆動手段には、少なく
とも1つの切削手段を有する請求項3の装置に取り付け
られたものと同様のガイドローラ付きカッターが取り付
けられている。支持架台には2つの挟持手段が設けられ
ている。これらの挟持手段は、被加工物の端部に於ける
基準面に隣接する2面を取り囲むように取り付けられ、
被加工物を挟持し、かつ支持架台を移動可能に支持して
いる。これらの2つの挟持手段の何れか一方には、当該
挟持手段を被加工物に押圧するための押圧手段が取り付
けられている。これらの挟持手段と押圧手段とにより支
持架台は被加工物の端部に移動可能に支持されるととも
に、ガイドローラ付きカッターのガイドローラが切削手
段を基準面に沿って案内するので、この切削装置を使用
すれば、被加工物の加工すべき部分に沿って支持架台を
移動させるだけで容易に切削加工を行うことができる。
いては、基準面の近傍に於ける被加工物の端部を3方か
ら取り囲む支持架台が設けられ、この支持架台にも回転
駆動手段が設けられている。回転駆動手段には、少なく
とも1つの切削手段を有する請求項3の装置に取り付け
られたものと同様のガイドローラ付きカッターが取り付
けられている。支持架台には2つの挟持手段が設けられ
ている。これらの挟持手段は、被加工物の端部に於ける
基準面に隣接する2面を取り囲むように取り付けられ、
被加工物を挟持し、かつ支持架台を移動可能に支持して
いる。これらの2つの挟持手段の何れか一方には、当該
挟持手段を被加工物に押圧するための押圧手段が取り付
けられている。これらの挟持手段と押圧手段とにより支
持架台は被加工物の端部に移動可能に支持されるととも
に、ガイドローラ付きカッターのガイドローラが切削手
段を基準面に沿って案内するので、この切削装置を使用
すれば、被加工物の加工すべき部分に沿って支持架台を
移動させるだけで容易に切削加工を行うことができる。
【0032】更に、上記請求項7の構成に於いて、駆動
手段を設けて支持架台を自動走行させるように構成すれ
ば、無人で切削作業を行わせることができる。
手段を設けて支持架台を自動走行させるように構成すれ
ば、無人で切削作業を行わせることができる。
【0033】請求項8及び11の発明に係る加工機械に
於いては、加工機械本体の加工ヘッドとして取り付けら
れたガイドローラ付きカッター又はガイドローラ付き研
削工具が被加工物の面に沿って移動するように制御さ
れ、それに伴ってカッター又は研削工具が被加工物の面
を基準面として切削加工又は研削加工を行う。従って、
本発明の加工機械はガイドローラ付きカッター又はガイ
ドローラ付き研削工具による基準面の追従機能を有し、
この機能によって基準面自体の加工精度が低い場合にも
その基準面に合わせた加工を行うことができる。また、
加工機械本体による制御の精度が比較的低い場合にも、
その精度の低さを補うことができる。
於いては、加工機械本体の加工ヘッドとして取り付けら
れたガイドローラ付きカッター又はガイドローラ付き研
削工具が被加工物の面に沿って移動するように制御さ
れ、それに伴ってカッター又は研削工具が被加工物の面
を基準面として切削加工又は研削加工を行う。従って、
本発明の加工機械はガイドローラ付きカッター又はガイ
ドローラ付き研削工具による基準面の追従機能を有し、
この機能によって基準面自体の加工精度が低い場合にも
その基準面に合わせた加工を行うことができる。また、
加工機械本体による制御の精度が比較的低い場合にも、
その精度の低さを補うことができる。
【0034】ここで、加工機械本体の具体例として、N
C制御装置やロボットコントローラ等による自動制御加
工機、被加工物に対しXYZの3軸方向に独立して加工
ヘッドを相対移動させる自動制御加工機、アームを有す
る産業用ロボット、更にはこれらの複合型の機械等を挙
げることができる。
C制御装置やロボットコントローラ等による自動制御加
工機、被加工物に対しXYZの3軸方向に独立して加工
ヘッドを相対移動させる自動制御加工機、アームを有す
る産業用ロボット、更にはこれらの複合型の機械等を挙
げることができる。
【0035】また、上記加工機械の発明に於いて、ガイ
ドローラ付きカッター又はガイドローラ付き研削工具を
被加工物の基準面に押圧する押圧手段を設けた構成で
は、ガイドローラ付きカッター又はガイドローラ付き研
削工具による基準面の追従機能を確実なものとすること
ができる。押圧手段の具体例としては、空圧、油圧、バ
ネ、力センサ等を用いたものを挙げることができる。
ドローラ付きカッター又はガイドローラ付き研削工具を
被加工物の基準面に押圧する押圧手段を設けた構成で
は、ガイドローラ付きカッター又はガイドローラ付き研
削工具による基準面の追従機能を確実なものとすること
ができる。押圧手段の具体例としては、空圧、油圧、バ
ネ、力センサ等を用いたものを挙げることができる。
【0036】更に、上記ガイドローラ付きカッターに於
ける切削手段を研削手段に代えた上記ガイドローラ付き
研削工具、その研削工具を用いた研削装置及び加工機械
では、上記と同様の作用効果を研削加工に於いても発揮
することができる。研削手段としては通常の砥石、CB
N(立方晶窒化硼素)ホイール、ダイヤモンドホイール
等を挙げることができる。
ける切削手段を研削手段に代えた上記ガイドローラ付き
研削工具、その研削工具を用いた研削装置及び加工機械
では、上記と同様の作用効果を研削加工に於いても発揮
することができる。研削手段としては通常の砥石、CB
N(立方晶窒化硼素)ホイール、ダイヤモンドホイール
等を挙げることができる。
【0037】
【発明の実施形態】本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。図1に本発明に係るガイドローラ付
きカッターの斜視図を示す。また、図2に図1のカッタ
ーの一部を破断した断面図を示す。本実施例のガイドロ
ーラ付きカッター10は、モーター等の駆動軸22(図
1)に6角穴付止めネジ11,11によって固定される
上部切削部材1を有し、上部切削部材1は回転軸である
両ネジボルト4の上部のネジ部4aに螺合している。両
ネジボルト4のネジを設けていない部分には、ガイドロ
ーラ3がボールベアリングを有する軸受8を介して取付
けられている。従って、ガイドローラ3は両ネジボルト
4に対して自由に回転することができる。両ネジボルト
4の下部のネジ部4bには下部切削部材2が螺合してい
る。上部切削部材1と軸受8との間、及び下部切削部材
2と軸受8との間には、位置決め手段としてのスペーサ
7,7が挟まれている。
しながら説明する。図1に本発明に係るガイドローラ付
きカッターの斜視図を示す。また、図2に図1のカッタ
ーの一部を破断した断面図を示す。本実施例のガイドロ
ーラ付きカッター10は、モーター等の駆動軸22(図
1)に6角穴付止めネジ11,11によって固定される
上部切削部材1を有し、上部切削部材1は回転軸である
両ネジボルト4の上部のネジ部4aに螺合している。両
ネジボルト4のネジを設けていない部分には、ガイドロ
ーラ3がボールベアリングを有する軸受8を介して取付
けられている。従って、ガイドローラ3は両ネジボルト
4に対して自由に回転することができる。両ネジボルト
4の下部のネジ部4bには下部切削部材2が螺合してい
る。上部切削部材1と軸受8との間、及び下部切削部材
2と軸受8との間には、位置決め手段としてのスペーサ
7,7が挟まれている。
【0038】上部切削部材1にはチップ取付け部5が3
箇所に設けられ、それぞれのチップ取付け部5には切削
用の交換可能なスローアウェイチップ15がクランプネ
ジ17によって固定されている。同様に、下部切削部材
2にはチップ取付け部6が3箇所に設けられ、それぞれ
のチップ取付け部6には切削用の交換可能なスローアウ
ェイチップ16がクランプネジ18によって固定されて
いる。スローアウェイチップ15及び16はそれぞれ円
弧状の4つの刃19a,19b,19c,19d、及び
20a,20b,20c,20dを有している。本実施
例では各刃19a〜dの曲率は異なっている。同様に各
刃20a〜dの曲率も異なっている。各刃19a〜d及
び各刃20a〜dは加工する面の曲率に合わせて適宜固
定位置を変更して使用される。
箇所に設けられ、それぞれのチップ取付け部5には切削
用の交換可能なスローアウェイチップ15がクランプネ
ジ17によって固定されている。同様に、下部切削部材
2にはチップ取付け部6が3箇所に設けられ、それぞれ
のチップ取付け部6には切削用の交換可能なスローアウ
ェイチップ16がクランプネジ18によって固定されて
いる。スローアウェイチップ15及び16はそれぞれ円
弧状の4つの刃19a,19b,19c,19d、及び
20a,20b,20c,20dを有している。本実施
例では各刃19a〜dの曲率は異なっている。同様に各
刃20a〜dの曲率も異なっている。各刃19a〜d及
び各刃20a〜dは加工する面の曲率に合わせて適宜固
定位置を変更して使用される。
【0039】本実施例では各チップ取付け部5と各チッ
プ取付け部6との相対的な位置は特に規定されておら
ず、各チップ取付け部5及び6はガイドローラ3を挟ん
で対向する位置、或いは各チップ取付け部5及び6がガ
イドローラ3を挟んで交互となる位置に固定されていて
もよい。本実施例では、上部切削部材1及び3つのスロ
ーアウェイチップ15が1つの切削手段を構成し、下部
切削部材2及び3つのスローアウェイチップ16が他の
切削手段を構成している。
プ取付け部6との相対的な位置は特に規定されておら
ず、各チップ取付け部5及び6はガイドローラ3を挟ん
で対向する位置、或いは各チップ取付け部5及び6がガ
イドローラ3を挟んで交互となる位置に固定されていて
もよい。本実施例では、上部切削部材1及び3つのスロ
ーアウェイチップ15が1つの切削手段を構成し、下部
切削部材2及び3つのスローアウェイチップ16が他の
切削手段を構成している。
【0040】以上の構成を有する本実施例のガイドロー
ラ付きカッター10は、例えば図3及び図4に実施例と
して示す角取りに使用される切削装置に取付けて使用す
ることができる。図3は本実施例の切削装置を斜め上方
から見た斜視図であり、一部を破断して示してある。ま
た、図4は斜め下方から見た斜視図である。本実施例の
切削装置は、移動自在の手段として機能する複数のボー
ルキャスター23を下面に取付けた支持架台24を有
し、支持架台24の中央には開口26が設けられてい
る。また、支持架台24上にはフランジ27が固定され
ており、フランジ27の内周に設けられたネジには、回
転駆動手段としてのモーター25を取付けた高さ調節部
材28が螺合している。高さ調節部材28はフランジ2
7の内周のネジに螺合する固定部材29によって固定さ
れている。モーター25の駆動軸22にはガイドローラ
付きカッター10が取付けられている。
ラ付きカッター10は、例えば図3及び図4に実施例と
して示す角取りに使用される切削装置に取付けて使用す
ることができる。図3は本実施例の切削装置を斜め上方
から見た斜視図であり、一部を破断して示してある。ま
た、図4は斜め下方から見た斜視図である。本実施例の
切削装置は、移動自在の手段として機能する複数のボー
ルキャスター23を下面に取付けた支持架台24を有
し、支持架台24の中央には開口26が設けられてい
る。また、支持架台24上にはフランジ27が固定され
ており、フランジ27の内周に設けられたネジには、回
転駆動手段としてのモーター25を取付けた高さ調節部
材28が螺合している。高さ調節部材28はフランジ2
7の内周のネジに螺合する固定部材29によって固定さ
れている。モーター25の駆動軸22にはガイドローラ
付きカッター10が取付けられている。
【0041】本実施例の切削装置は、図5に示すよう
に、例えば穴開け加工により被加工物30に形成された
開口部31の角取り(丸み付け)に使用される。ここで
は、図2及び図3に示すように、被加工物30の側面3
0aを基準面とし、被加工物30の開口部31の角取り
を行う場合を例として説明する。まず、スローアウェイ
チップ15及び16の各刃19a〜d及び各刃20a〜
dのうち、所望の曲率を有する刃を被加工物30の角部
に向くように固定する。図2は刃19a及び刃20aを
使用する場合を示している。次に、チップ15及び16
を固定したガイドローラ付きカッターを、図2に示すよ
うに、刃19a及び刃20aの位置がそれぞれ被加工物
30の上下の角部の位置と一致するように上部切削部材
1及び下部切削部材2の間隔を設定する。この間隔の設
定は、スペーサ7の枚数及び厚さを変えることにより変
更することができる。
に、例えば穴開け加工により被加工物30に形成された
開口部31の角取り(丸み付け)に使用される。ここで
は、図2及び図3に示すように、被加工物30の側面3
0aを基準面とし、被加工物30の開口部31の角取り
を行う場合を例として説明する。まず、スローアウェイ
チップ15及び16の各刃19a〜d及び各刃20a〜
dのうち、所望の曲率を有する刃を被加工物30の角部
に向くように固定する。図2は刃19a及び刃20aを
使用する場合を示している。次に、チップ15及び16
を固定したガイドローラ付きカッターを、図2に示すよ
うに、刃19a及び刃20aの位置がそれぞれ被加工物
30の上下の角部の位置と一致するように上部切削部材
1及び下部切削部材2の間隔を設定する。この間隔の設
定は、スペーサ7の枚数及び厚さを変えることにより変
更することができる。
【0042】次に、所定の間隔に上部切削部材1及び下
部切削部材2を固定したガイドローラ付きカッター10
をモーター25の駆動軸22に取付ける。この際、図5
に示すように支持架台24を被加工物30上に置いた場
合に、刃19a及び刃20aの位置が図2に示す高さと
なるように、高さ調節部材28のフランジ27に対する
取付け位置を調節する。高さ調節部材28の位置が決る
と、これを固定部材29によって固定する。
部切削部材2を固定したガイドローラ付きカッター10
をモーター25の駆動軸22に取付ける。この際、図5
に示すように支持架台24を被加工物30上に置いた場
合に、刃19a及び刃20aの位置が図2に示す高さと
なるように、高さ調節部材28のフランジ27に対する
取付け位置を調節する。高さ調節部材28の位置が決る
と、これを固定部材29によって固定する。
【0043】以上のように取付けた切削装置は、以下の
ようにして使用される。まず、被加工物30の開口部3
1にガイドローラ付きカッター10が入るように切削装
置を置く。次にモーター25を駆動し、本実施例の装置
を開口部31の周囲に押しつける。これにより、図2に
示すように、ガイドローラ付きカッター10のガイドロ
ーラ3が側面30aに押しつけられ、スローアウェイチ
ップ15及び16の刃19a及び刃20aが開口部31
の角部に押しつけられる。この状態で本実施例の切削装
置を開口部31の側面に沿って移動させると刃19a及
び刃20aはガイドローラ3に案内され、ガイドローラ
3を開口部31内の側面に沿って1周させると、開口部
31の上下の角部の全周に亘る角取り加工が完了する。
ようにして使用される。まず、被加工物30の開口部3
1にガイドローラ付きカッター10が入るように切削装
置を置く。次にモーター25を駆動し、本実施例の装置
を開口部31の周囲に押しつける。これにより、図2に
示すように、ガイドローラ付きカッター10のガイドロ
ーラ3が側面30aに押しつけられ、スローアウェイチ
ップ15及び16の刃19a及び刃20aが開口部31
の角部に押しつけられる。この状態で本実施例の切削装
置を開口部31の側面に沿って移動させると刃19a及
び刃20aはガイドローラ3に案内され、ガイドローラ
3を開口部31内の側面に沿って1周させると、開口部
31の上下の角部の全周に亘る角取り加工が完了する。
【0044】このように、本実施例のガイドローラ付き
カッター10は、スローアウェイチップ15及び16の
刃19a及び刃20aを案内するガイドローラ3を有し
ているので、容易に角取りを行うことができる。また、
本実施例の切削装置は、支持架台24の下面に取付けら
れたボールキャスター23を有しているので、大きな重
量(約20kg)にもかかわらず容易に操作することが
でき、従って被加工物30の角取りを作業者に負担をか
けることなく行うことができる。更に、本実施例の切削
装置にはスローアウェイチップ15及び16が取付けら
れているため、刃先を正規の位置に維持したままチップ
の交換を簡単に行うことができ、中型又は大型の被加工
物を長時間に亘って加工するのに適している。
カッター10は、スローアウェイチップ15及び16の
刃19a及び刃20aを案内するガイドローラ3を有し
ているので、容易に角取りを行うことができる。また、
本実施例の切削装置は、支持架台24の下面に取付けら
れたボールキャスター23を有しているので、大きな重
量(約20kg)にもかかわらず容易に操作することが
でき、従って被加工物30の角取りを作業者に負担をか
けることなく行うことができる。更に、本実施例の切削
装置にはスローアウェイチップ15及び16が取付けら
れているため、刃先を正規の位置に維持したままチップ
の交換を簡単に行うことができ、中型又は大型の被加工
物を長時間に亘って加工するのに適している。
【0045】なお、上記実施例では上部切削部材1及び
下部切削部材2を設けて被加工物30の上下の角部の角
取りを行う場合について説明したが、図9に示すよう
に、上部切削部材1のみを両ネジボルト4に取付けた構
成としてもよい。この場合には、被加工物30の上側の
角部のみの角取りが行われる。同様に、下部切削部材2
のみを両ネジボルト4に取付けた構成とすることもで
き、この場合には、被加工物30の下側の角部のみの角
取りが行われる。また、上記では回転軸である両ネジボ
ルト4と上部切削部材1とを別体としたが、これらを一
体としてもよい。同様に、両ネジボルト4と下部切削部
材2とを一体としてもよい。
下部切削部材2を設けて被加工物30の上下の角部の角
取りを行う場合について説明したが、図9に示すよう
に、上部切削部材1のみを両ネジボルト4に取付けた構
成としてもよい。この場合には、被加工物30の上側の
角部のみの角取りが行われる。同様に、下部切削部材2
のみを両ネジボルト4に取付けた構成とすることもで
き、この場合には、被加工物30の下側の角部のみの角
取りが行われる。また、上記では回転軸である両ネジボ
ルト4と上部切削部材1とを別体としたが、これらを一
体としてもよい。同様に、両ネジボルト4と下部切削部
材2とを一体としてもよい。
【0046】また、本実施例では上述のように異なる曲
率の刃19a〜d,20a〜dを設けた場合について説
明したが、全ての刃の曲率が同じである構成としてもよ
い。
率の刃19a〜d,20a〜dを設けた場合について説
明したが、全ての刃の曲率が同じである構成としてもよ
い。
【0047】この場合には、スローアウェイチップ15
及び16の切れ味が低下した場合に、チップ15及び1
6を回転させるだけで簡単に刃を交換することができる
という利点がある。
及び16の切れ味が低下した場合に、チップ15及び1
6を回転させるだけで簡単に刃を交換することができる
という利点がある。
【0048】更に、上記では上部切削部材1と下部切削
部材2とを両ネジボルト4に螺合させることにより固定
して使用したが、例えばこれらの切削部材を両ネジボル
ト4に螺合させることなくスライド可能とし、両ネジボ
ルト4に螺合したナットと皿バネとによりこれらの切削
部材を被加工物30の厚さに容易に調節し得る構成とし
てもよい。
部材2とを両ネジボルト4に螺合させることにより固定
して使用したが、例えばこれらの切削部材を両ネジボル
ト4に螺合させることなくスライド可能とし、両ネジボ
ルト4に螺合したナットと皿バネとによりこれらの切削
部材を被加工物30の厚さに容易に調節し得る構成とし
てもよい。
【0049】また、上記ではガイドローラ付きカッター
を角取りに適用した場合について説明したが、図10
(a)及び(b)にそれぞれ示すように、角取り以外の
例えば段加工、溝加工等の金属切削加工にも使用するこ
とができる。その場合には、加工目的に合わせた刃を有
する切削手段を用いる必要がある。更に、上部切削部材
1及び下部切削部材2の何れか一方に角取り用のスロー
アウェイチップを取付け、他方に例えば溝を形成するた
めの加工を行うチップを取付けて、同時に2種類の加工
を行う装置とすることもできる。
を角取りに適用した場合について説明したが、図10
(a)及び(b)にそれぞれ示すように、角取り以外の
例えば段加工、溝加工等の金属切削加工にも使用するこ
とができる。その場合には、加工目的に合わせた刃を有
する切削手段を用いる必要がある。更に、上部切削部材
1及び下部切削部材2の何れか一方に角取り用のスロー
アウェイチップを取付け、他方に例えば溝を形成するた
めの加工を行うチップを取付けて、同時に2種類の加工
を行う装置とすることもできる。
【0050】また、上記実施例では上部切削部材1及び
下部切削部材2をガイドローラ3の上下に配した場合に
ついて説明したが、加工目的に応じてガイドローラ3の
一方の側に複数の切削部材を設けた構成とすることもで
きる。更に、被加工物以外の物体の面を基準面として加
工を行う構成としてもよい。
下部切削部材2をガイドローラ3の上下に配した場合に
ついて説明したが、加工目的に応じてガイドローラ3の
一方の側に複数の切削部材を設けた構成とすることもで
きる。更に、被加工物以外の物体の面を基準面として加
工を行う構成としてもよい。
【0051】図6は上記の切削装置に於ける支持架台の
他の実施例を示す平面図である。この実施例では、支持
架台34は固定点32から一方向に延伸する形状を有し
ており、その長手方向に沿って中央部にスライド溝35
が設けられている。固定点32は、例えば吸盤や磁石、
被加工物30に形成された穴とこれに係止するピン等と
によって構成することができる。支持架台34はこの固
定点32の周りに自由に旋回することができる。ガイド
ローラ付きカッター10を取付けたモーター25は、ス
ライド溝35内をその延伸方向に往復し得るように構成
されている。このような構成では、支持架台34を被加
工物30に形成された開口部31に沿って旋回させると
ともに、ガイドローラ付きカッター10を取付けたモー
ター25をスライド溝35内でスライドさせることによ
り、開口部31の角部の全周に亘る角取り加工を容易に
行うことができる。
他の実施例を示す平面図である。この実施例では、支持
架台34は固定点32から一方向に延伸する形状を有し
ており、その長手方向に沿って中央部にスライド溝35
が設けられている。固定点32は、例えば吸盤や磁石、
被加工物30に形成された穴とこれに係止するピン等と
によって構成することができる。支持架台34はこの固
定点32の周りに自由に旋回することができる。ガイド
ローラ付きカッター10を取付けたモーター25は、ス
ライド溝35内をその延伸方向に往復し得るように構成
されている。このような構成では、支持架台34を被加
工物30に形成された開口部31に沿って旋回させると
ともに、ガイドローラ付きカッター10を取付けたモー
ター25をスライド溝35内でスライドさせることによ
り、開口部31の角部の全周に亘る角取り加工を容易に
行うことができる。
【0052】図7は支持架台の更に他の実施例を示す平
面図である。この実施例では、移動自在の手段43は被
加工物30の開口部31を挟んでそれぞれ一方向に並行
する2つの第1のレール41と、第1のレール41と略
直角に交差する方向に設けられた第2のレール42とに
よって構成されている。第2のレール42は2つの第1
のレール41上にスライド可能に支持されている。支持
架台44は第2のレール42にスライド可能に支持され
ている。従って、支持架台44を第2のレール42上で
スライドさせるとともに、第2のレール42を第1のレ
ール41上にスライドさせることにより、モーター25
に取付けたガイドローラ付きカッター10を被加工物3
0に形成された開口部31に沿って移動させることがで
き、開口部31の角部の全周に亘る角取り加工を容易に
行うことができる。
面図である。この実施例では、移動自在の手段43は被
加工物30の開口部31を挟んでそれぞれ一方向に並行
する2つの第1のレール41と、第1のレール41と略
直角に交差する方向に設けられた第2のレール42とに
よって構成されている。第2のレール42は2つの第1
のレール41上にスライド可能に支持されている。支持
架台44は第2のレール42にスライド可能に支持され
ている。従って、支持架台44を第2のレール42上で
スライドさせるとともに、第2のレール42を第1のレ
ール41上にスライドさせることにより、モーター25
に取付けたガイドローラ付きカッター10を被加工物3
0に形成された開口部31に沿って移動させることがで
き、開口部31の角部の全周に亘る角取り加工を容易に
行うことができる。
【0053】図8に本発明の他の実施例に係る切削装置
の概略構成図を示す。本実施例の切削装置は、図8に示
すように、上部ヘッド51と下部ヘッド52とをそれぞ
れ上下にスライド可能に保持するコラム50を有し、上
部ヘッド51の下面には第1の回転駆動軸53が設けら
れている。同様に、下部ヘッド52の上面には第2の回
転駆動軸54が設けられている。本実施例では、第1の
回転駆動軸53と第2の回転駆動軸54とは同軸上に配
されている。
の概略構成図を示す。本実施例の切削装置は、図8に示
すように、上部ヘッド51と下部ヘッド52とをそれぞ
れ上下にスライド可能に保持するコラム50を有し、上
部ヘッド51の下面には第1の回転駆動軸53が設けら
れている。同様に、下部ヘッド52の上面には第2の回
転駆動軸54が設けられている。本実施例では、第1の
回転駆動軸53と第2の回転駆動軸54とは同軸上に配
されている。
【0054】第1の回転駆動軸53にはガイドローラ付
きカッター55が取付けられ、第2の回転駆動軸54に
はガイドローラを有していない他のカッター56が取付
けられている。図9にガイドローラ付きカッター55の
一部破断断面図を示す。図9に示すように、ガイドロー
ラ付きカッター55の構成は、下部切削部材2が設けら
れていない点を除いて図2に示すガイドローラ付きカッ
ター10と同じであり、対応する部分には同じ符号を付
してある。また、第2の回転駆動軸54に取付けられた
カッター56の構成は、図2に示すカッター10の下部
切削部材2と同じである。本実施例では上部ヘッド51
と下部ヘッド52の固定位置を調節することにより、ガ
イドローラ付きカッター55とカッター56との位置が
規定される。
きカッター55が取付けられ、第2の回転駆動軸54に
はガイドローラを有していない他のカッター56が取付
けられている。図9にガイドローラ付きカッター55の
一部破断断面図を示す。図9に示すように、ガイドロー
ラ付きカッター55の構成は、下部切削部材2が設けら
れていない点を除いて図2に示すガイドローラ付きカッ
ター10と同じであり、対応する部分には同じ符号を付
してある。また、第2の回転駆動軸54に取付けられた
カッター56の構成は、図2に示すカッター10の下部
切削部材2と同じである。本実施例では上部ヘッド51
と下部ヘッド52の固定位置を調節することにより、ガ
イドローラ付きカッター55とカッター56との位置が
規定される。
【0055】本実施例では被加工物30を移動させるこ
とにより、被加工物30の上下の角部の角取り加工が行
われる。ガイドローラ3は被加工物30の側面30aを
基準面としてこれに当接しながら転動し、ガイドローラ
付きカッター55を案内する。また、被加工物30を載
置したテーブル57は、油圧又は空気圧によりこの被加
工物30をガイドローラ付きカッター55とカッター5
6との方向へ所定圧力で押圧している。上述のように本
実施例では第1の回転駆動軸53と第2の回転駆動軸5
4とは同軸上に配されて同時に駆動されるので、第2の
回転駆動軸54に取付けられたカッター56もガイドロ
ーラ3によって案内されることになる。
とにより、被加工物30の上下の角部の角取り加工が行
われる。ガイドローラ3は被加工物30の側面30aを
基準面としてこれに当接しながら転動し、ガイドローラ
付きカッター55を案内する。また、被加工物30を載
置したテーブル57は、油圧又は空気圧によりこの被加
工物30をガイドローラ付きカッター55とカッター5
6との方向へ所定圧力で押圧している。上述のように本
実施例では第1の回転駆動軸53と第2の回転駆動軸5
4とは同軸上に配されて同時に駆動されるので、第2の
回転駆動軸54に取付けられたカッター56もガイドロ
ーラ3によって案内されることになる。
【0056】この構成によって、被加工物30の上下の
2箇所に於いて角取り加工を同時に行うことができる。
2箇所に於いて角取り加工を同時に行うことができる。
【0057】図12に本発明の他の実施例に係る切削装
置の一部破断断面図を示す。また、図12のQ−Q線矢
視断面図を図13に示す。本実施例の切削装置70は支
持架台74を有しており、この支持架台74は、被加工
物30の基準面30aに沿った第1の支持板74aと、
基準面30aに隣接する2つの面30b及び30cに沿
ってそれぞれ設けられた第2の支持板74b及び第3の
支持板74cとによって構成され、被加工物30の端部
を3方から取り囲んでいる。第2の支持板74bにはモ
ーター25が取り付けられており、モーター25の駆動
軸の先端には、前述の図2と同様のガイドローラ付きカ
ッター10が取付けられている。
置の一部破断断面図を示す。また、図12のQ−Q線矢
視断面図を図13に示す。本実施例の切削装置70は支
持架台74を有しており、この支持架台74は、被加工
物30の基準面30aに沿った第1の支持板74aと、
基準面30aに隣接する2つの面30b及び30cに沿
ってそれぞれ設けられた第2の支持板74b及び第3の
支持板74cとによって構成され、被加工物30の端部
を3方から取り囲んでいる。第2の支持板74bにはモ
ーター25が取り付けられており、モーター25の駆動
軸の先端には、前述の図2と同様のガイドローラ付きカ
ッター10が取付けられている。
【0058】また、第2の支持板74bには、被加工物
30の端部に於ける一方の面30bを転動するボールキ
ャスター71及びローラ72が設けられている。ボール
キャスター71及びローラ72は、第1の支持板74a
に並行しかつ第1の支持板74aから異なる距離を隔て
てそれぞれ3個づつ列設されており、この構成により、
支持架台74を被加工物30上に安定して載置してガイ
ドローラ付きカッター10の基準面30aに対する向き
を常に保っている。また、第3の支持板74cには被加
工物30の端部に於けるもう一方の面30cを転動する
2つのローラ73が設けられている。ローラ73は支持
材76に支持され、バネ75によって面30cに押圧さ
れている。本実施例では、3つのボールキャスター71
及び3つのローラ72が一方の挟持手段を構成し、2つ
のローラ73がもう一方の挟持手段を構成し、支持材7
6とバネ75とが押圧手段を構成している。
30の端部に於ける一方の面30bを転動するボールキ
ャスター71及びローラ72が設けられている。ボール
キャスター71及びローラ72は、第1の支持板74a
に並行しかつ第1の支持板74aから異なる距離を隔て
てそれぞれ3個づつ列設されており、この構成により、
支持架台74を被加工物30上に安定して載置してガイ
ドローラ付きカッター10の基準面30aに対する向き
を常に保っている。また、第3の支持板74cには被加
工物30の端部に於けるもう一方の面30cを転動する
2つのローラ73が設けられている。ローラ73は支持
材76に支持され、バネ75によって面30cに押圧さ
れている。本実施例では、3つのボールキャスター71
及び3つのローラ72が一方の挟持手段を構成し、2つ
のローラ73がもう一方の挟持手段を構成し、支持材7
6とバネ75とが押圧手段を構成している。
【0059】本実施例の切削装置も、例えば図14に示
すように、被加工物30の開口部31の角取り(丸み付
け)に使用される。即ち、図12に示すように、ボール
キャスター71及びローラ72と、バネ75によって面
30cに押圧されたローラ73とによって被加工物30
の端部を挟持するとともに、被加工物30の側面30a
を基準面としてガイドローラ3によってスローアウェイ
チップ15及び16を案内することにより、開口部31
の上下の角部の角取り加工が行われる。
すように、被加工物30の開口部31の角取り(丸み付
け)に使用される。即ち、図12に示すように、ボール
キャスター71及びローラ72と、バネ75によって面
30cに押圧されたローラ73とによって被加工物30
の端部を挟持するとともに、被加工物30の側面30a
を基準面としてガイドローラ3によってスローアウェイ
チップ15及び16を案内することにより、開口部31
の上下の角部の角取り加工が行われる。
【0060】なお、本実施例に於いては、モーター25
の回転の勢いが強い場合に支持架台74が回転して被加
工物30から外れてしまう場合がある。このような場合
には、ガイドローラ3の前若しくは後又は両方に、基準
面30a上を転動する補助ローラを設けることが有効で
ある。補助ローラを設けることによって切削装置70は
安定した角取り加工を行うことができる。
の回転の勢いが強い場合に支持架台74が回転して被加
工物30から外れてしまう場合がある。このような場合
には、ガイドローラ3の前若しくは後又は両方に、基準
面30a上を転動する補助ローラを設けることが有効で
ある。補助ローラを設けることによって切削装置70は
安定した角取り加工を行うことができる。
【0061】また、本実施例に於いては、一方の挟持手
段をボールキャスター71及びローラ72とによって構
成したが、何れか一方のみで構成してもよい。また、ロ
ーラ72とローラ73の何れか一方に、又はこれらとは
別に取り付けたローラに駆動手段を設けて支持架台74
を自動走行させるように構成すれば、無人で角取り加工
を行わせることができる。更に、図2のガイドローラ付
きカッター10に代えて図9のガイドローラ付きカッタ
ー55を用いた構成としてもよい。この場合には、開口
部31の一方の角部のみの角取り加工が行われる。
段をボールキャスター71及びローラ72とによって構
成したが、何れか一方のみで構成してもよい。また、ロ
ーラ72とローラ73の何れか一方に、又はこれらとは
別に取り付けたローラに駆動手段を設けて支持架台74
を自動走行させるように構成すれば、無人で角取り加工
を行わせることができる。更に、図2のガイドローラ付
きカッター10に代えて図9のガイドローラ付きカッタ
ー55を用いた構成としてもよい。この場合には、開口
部31の一方の角部のみの角取り加工が行われる。
【0062】また、本実施例では、図14に示すように
水平に置いた被加工物30に対して切削加工を行う場合
に付いて説明したが、本実施例の切削装置70は縦置き
にした被加工物30の切削加工にも使用することができ
る。この場合には、切削装置70は支持架台74が被加
工物30に跨るようにして使用され、上向きとなった側
面30aを基準面として切削加工が行われる。
水平に置いた被加工物30に対して切削加工を行う場合
に付いて説明したが、本実施例の切削装置70は縦置き
にした被加工物30の切削加工にも使用することができ
る。この場合には、切削装置70は支持架台74が被加
工物30に跨るようにして使用され、上向きとなった側
面30aを基準面として切削加工が行われる。
【0063】前述のガイドローラ付きカッターは、種々
の加工機械の加工ヘッドとして使用することができる。
例えば、固定した被加工物に対して加工ヘッドを移動さ
せて加工を行う機械、固定した加工ヘッドに対して被加
工物を移動させて加工を行う機械等に取付けて使用する
ことができ、更には、空圧、油圧、バネ、力センサ等と
組合わせたNC制御装置やロボットコントローラ等によ
る自動制御加工機や産業用ロボットのアーム等に取付け
て使用することができる。
の加工機械の加工ヘッドとして使用することができる。
例えば、固定した被加工物に対して加工ヘッドを移動さ
せて加工を行う機械、固定した加工ヘッドに対して被加
工物を移動させて加工を行う機械等に取付けて使用する
ことができ、更には、空圧、油圧、バネ、力センサ等と
組合わせたNC制御装置やロボットコントローラ等によ
る自動制御加工機や産業用ロボットのアーム等に取付け
て使用することができる。
【0064】図15は図1のガイドローラ付きカッター
を加工ヘッドとして用いた本発明の一実施例に係る加工
機械の概略構成を示している。同図に示す本実施例の加
工機械では、加工機械本体として自動制御加工機が用い
られており、具体的には、被加工物に対しXYZの3軸
方向に独立して加工ヘッドを相対移動させるタイプのも
のが用いられている。本実施例の加工機械は被加工物3
0の両側に平行に敷設された走行レール80,80を有
し、走行レール80上を横行レール81が走行する。横
行レール81にはサドル82が移動可能に取り付けら
れ、これにより、サドル82は走行レール80の敷設方
向に直角の方向に移動することができる。
を加工ヘッドとして用いた本発明の一実施例に係る加工
機械の概略構成を示している。同図に示す本実施例の加
工機械では、加工機械本体として自動制御加工機が用い
られており、具体的には、被加工物に対しXYZの3軸
方向に独立して加工ヘッドを相対移動させるタイプのも
のが用いられている。本実施例の加工機械は被加工物3
0の両側に平行に敷設された走行レール80,80を有
し、走行レール80上を横行レール81が走行する。横
行レール81にはサドル82が移動可能に取り付けら
れ、これにより、サドル82は走行レール80の敷設方
向に直角の方向に移動することができる。
【0065】また、サドル82には昇降台83が昇降自
在に取り付けられており、従って、昇降台83は走行レ
ール80の敷設方向及び横行レール81の長手方向に直
角の方向に昇降することができる。横行レール81、サ
ドル82及び昇降台83の移動は、制御盤99の自動制
御の下に行われる。
在に取り付けられており、従って、昇降台83は走行レ
ール80の敷設方向及び横行レール81の長手方向に直
角の方向に昇降することができる。横行レール81、サ
ドル82及び昇降台83の移動は、制御盤99の自動制
御の下に行われる。
【0066】昇降台83には、図16(a)に示すよう
に、固定部材84が固定されており、この固定部材84
上には、ピニオン86及びインターナルギア87を介し
て回転台88を回転駆動するサーボモータ85が取り付
けられている。図16(b)に同図(a)のA−A線矢
視図を示す。同図(b)に示すように、回転台88には
上下に設けられたスライドレール89,89に沿ってス
ライドするスライド板90が設けられ、スライド板90
には、加工ヘッドとしてのガイドローラ付きカッター1
0を取り付けたミーリングヘッド91と、ミーリングヘ
ッド91に取り付けたガイドローラ付きカッター10を
ベルト93を介して回転駆動するモータ92とが取り付
けられている。更に、本実施例では、同図(b)の矢印
94で示すように、ミーリングヘッド91とモータ92
とを取り付けたスライド板90を被加工物30の方向に
押圧するエアーシリンダ95が回転台88に設けられて
いる。
に、固定部材84が固定されており、この固定部材84
上には、ピニオン86及びインターナルギア87を介し
て回転台88を回転駆動するサーボモータ85が取り付
けられている。図16(b)に同図(a)のA−A線矢
視図を示す。同図(b)に示すように、回転台88には
上下に設けられたスライドレール89,89に沿ってス
ライドするスライド板90が設けられ、スライド板90
には、加工ヘッドとしてのガイドローラ付きカッター1
0を取り付けたミーリングヘッド91と、ミーリングヘ
ッド91に取り付けたガイドローラ付きカッター10を
ベルト93を介して回転駆動するモータ92とが取り付
けられている。更に、本実施例では、同図(b)の矢印
94で示すように、ミーリングヘッド91とモータ92
とを取り付けたスライド板90を被加工物30の方向に
押圧するエアーシリンダ95が回転台88に設けられて
いる。
【0067】本実施例では、サーボモータ85は、図1
6(c)に示すように、エアーシリンダ95によるスラ
イド板90の押圧方向が、被加工物30の開口部31の
面に対して常に直角の方向(同図(c)の矢印96の方
向)となるように、回転台88の向きを制御する。この
回転台88の向きの制御は、制御盤99の自動制御の下
に行われる。
6(c)に示すように、エアーシリンダ95によるスラ
イド板90の押圧方向が、被加工物30の開口部31の
面に対して常に直角の方向(同図(c)の矢印96の方
向)となるように、回転台88の向きを制御する。この
回転台88の向きの制御は、制御盤99の自動制御の下
に行われる。
【0068】本実施例の加工機械は、以下のようにして
使用される。まず、横行レール81、サドル82及び昇
降台83を、制御盤99の自動制御の下に、図16
(c)に示すように被加工物30の開口部31に移動さ
せる。次に、サーボモータ85は、エアーシリンダ95
によるスライド板90の押圧方向が開口部31の面に対
して直角の方向となるように回転台88の向きを制御す
る。この状態で切削加工を開始し、切削加工中に於いて
は、エアーシリンダ95の圧力はガイドローラ付きカッ
ター10が開口部31の面に常に一定圧力を及ぼすよう
に制御される。また、サーボモータ85は、エアーシリ
ンダ95によるスライド板90の押圧方向が、切削加工
の進行に伴って変化する加工面の向きに対して直角の方
向となるように回転台88の向きを制御する。
使用される。まず、横行レール81、サドル82及び昇
降台83を、制御盤99の自動制御の下に、図16
(c)に示すように被加工物30の開口部31に移動さ
せる。次に、サーボモータ85は、エアーシリンダ95
によるスライド板90の押圧方向が開口部31の面に対
して直角の方向となるように回転台88の向きを制御す
る。この状態で切削加工を開始し、切削加工中に於いて
は、エアーシリンダ95の圧力はガイドローラ付きカッ
ター10が開口部31の面に常に一定圧力を及ぼすよう
に制御される。また、サーボモータ85は、エアーシリ
ンダ95によるスライド板90の押圧方向が、切削加工
の進行に伴って変化する加工面の向きに対して直角の方
向となるように回転台88の向きを制御する。
【0069】本実施例の加工機械はガイドローラ付きカ
ッターを備えているので、制御盤99が比較的精度の粗
い制御を行う場合にも、ガイドローラ付きカッター10
による基準面の追従機能によって、基準面自体の加工精
度の低さや上記自動制御の精度の低さを補うことができ
る。また、エアーシリンダ95を設けたことにより、ガ
イドローラ付きカッター10による基準面の追従機能を
確実なものとするとともに、常に一定の圧力を被加工物
30に及ぼすことができる。更に、図16(a)に示す
力センサ97を用いることにより、ガイドローラ付きカ
ッター10による基準面の追従機能をより確実なものと
することができる。
ッターを備えているので、制御盤99が比較的精度の粗
い制御を行う場合にも、ガイドローラ付きカッター10
による基準面の追従機能によって、基準面自体の加工精
度の低さや上記自動制御の精度の低さを補うことができ
る。また、エアーシリンダ95を設けたことにより、ガ
イドローラ付きカッター10による基準面の追従機能を
確実なものとするとともに、常に一定の圧力を被加工物
30に及ぼすことができる。更に、図16(a)に示す
力センサ97を用いることにより、ガイドローラ付きカ
ッター10による基準面の追従機能をより確実なものと
することができる。
【0070】なお、図15の実施例では図1のガイドロ
ーラ付きカッター10を加工ヘッドとして用いた場合に
ついて説明したが、図9に示すガイドローラ付きカッタ
ー55を加工ヘッドとして用いることもできる。また、
本発明の加工機械は、図17に示すように、加工機械本
体として産業用ロボットを用いた場合にも適用すること
ができる。
ーラ付きカッター10を加工ヘッドとして用いた場合に
ついて説明したが、図9に示すガイドローラ付きカッタ
ー55を加工ヘッドとして用いることもできる。また、
本発明の加工機械は、図17に示すように、加工機械本
体として産業用ロボットを用いた場合にも適用すること
ができる。
【0071】また、上記の各実施例に於けるガイドロー
ラ付きカッター、切削装置及び加工機械の構成に於い
て、切削手段を砥石を有する研削手段に代えることもで
きる。
ラ付きカッター、切削装置及び加工機械の構成に於い
て、切削手段を砥石を有する研削手段に代えることもで
きる。
【0072】この場合には、上記と同様の作用効果を研
削加工に於いても発揮することができる。
削加工に於いても発揮することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明のガイドローラ付きカッターは、
所定の基準面に当接しこれに沿って転動しながら切削手
段を案内するガイドローラの両側に2つの切削手段を有
しているので、基準面を基準とする角取り加工、段加
工、溝加工等をガイドローラの両側の少なくとも2箇所
に於いて同時にしかも容易に行うことができる。
所定の基準面に当接しこれに沿って転動しながら切削手
段を案内するガイドローラの両側に2つの切削手段を有
しているので、基準面を基準とする角取り加工、段加
工、溝加工等をガイドローラの両側の少なくとも2箇所
に於いて同時にしかも容易に行うことができる。
【0074】同軸上に配された第1及び第2の回転駆動
軸のそれぞれにカッターを設けた切削装置の構成では、
一方のカッターに設けたガイドローラによってそれぞれ
のカッターが案内されるので、この場合にも基準面を基
準とする切削加工をガイドローラの両側の2箇所に於い
て同時にしかも容易に行うことができる。
軸のそれぞれにカッターを設けた切削装置の構成では、
一方のカッターに設けたガイドローラによってそれぞれ
のカッターが案内されるので、この場合にも基準面を基
準とする切削加工をガイドローラの両側の2箇所に於い
て同時にしかも容易に行うことができる。
【0075】また、支持架台上の回転駆動手段に一つの
切削手段のみを有するガイドローラ付きカッターを取付
けた切削装置の構成では、支持架台には移動自在の手段
が設けられているので、高い操作性を有する切削装置を
得ることができる。更に、一つの切削手段のみを有する
ガイドローラ付きカッターに代えて、ガイドローラの両
側に切削手段を有するガイドローラ付きカッターを用い
た構成では、基準面を基準とする切削加工をガイドロー
ラの両側の2箇所に於いて同時にしかも容易に行うこと
ができる。従って、この構成により、作業時間短縮によ
る経済性の高い切削装置を得ることができ、しかも、切
削装置が大型で重量が大きい場合にも、容易にその装置
を操作することが可能となる。
切削手段のみを有するガイドローラ付きカッターを取付
けた切削装置の構成では、支持架台には移動自在の手段
が設けられているので、高い操作性を有する切削装置を
得ることができる。更に、一つの切削手段のみを有する
ガイドローラ付きカッターに代えて、ガイドローラの両
側に切削手段を有するガイドローラ付きカッターを用い
た構成では、基準面を基準とする切削加工をガイドロー
ラの両側の2箇所に於いて同時にしかも容易に行うこと
ができる。従って、この構成により、作業時間短縮によ
る経済性の高い切削装置を得ることができ、しかも、切
削装置が大型で重量が大きい場合にも、容易にその装置
を操作することが可能となる。
【0076】更に、支持架台を固定点を中心として旋回
可能とし、支持架台上に回転駆動手段を一方向に往復さ
せるスライド手段を設けた構成では、ガイドローラ付カ
ッターを切削加工すべき部分に容易に導くことができる
ので、操作性の高い切削装置を得ることができる。
可能とし、支持架台上に回転駆動手段を一方向に往復さ
せるスライド手段を設けた構成では、ガイドローラ付カ
ッターを切削加工すべき部分に容易に導くことができる
ので、操作性の高い切削装置を得ることができる。
【0077】また、移動自在の手段をボールキャスター
とした構成では、切削装置の重量が大きい場合にもこれ
を容易に被加工物上で移動させることができ、切削加工
に於ける操作性が向上する。
とした構成では、切削装置の重量が大きい場合にもこれ
を容易に被加工物上で移動させることができ、切削加工
に於ける操作性が向上する。
【0078】更に、第1のレール上にスライド可能に第
2のレールを支持し、その上に支持架台をスライド可能
に支持した構成に於いても、切削作業に際して回転駆動
手段を切削加工すべき位置に容易に移動させることが可
能となる。
2のレールを支持し、その上に支持架台をスライド可能
に支持した構成に於いても、切削作業に際して回転駆動
手段を切削加工すべき位置に容易に移動させることが可
能となる。
【0079】また、2つの挟持手段と押圧手段とを設け
た切削装置の構成に於いては、支持架台は被加工物の端
部に移動可能に支持されるとともに、ガイドローラ付き
カッターのガイドローラが切削手段を基準面に沿って案
内する。従って、この切削装置を使用することにより、
被加工物の加工すべき部分に沿って支持架台を移動させ
るだけで容易に切削加工を行うことができる。更に、駆
動手段によって支持架台を自動走行させるように構成す
れば、無人で切削作業を行わせることができる。
た切削装置の構成に於いては、支持架台は被加工物の端
部に移動可能に支持されるとともに、ガイドローラ付き
カッターのガイドローラが切削手段を基準面に沿って案
内する。従って、この切削装置を使用することにより、
被加工物の加工すべき部分に沿って支持架台を移動させ
るだけで容易に切削加工を行うことができる。更に、駆
動手段によって支持架台を自動走行させるように構成す
れば、無人で切削作業を行わせることができる。
【0080】本発明の加工機械は上記ガイドローラ付き
カッターを備えており、基準面自体の加工精度が低い場
合も、また制御の精度が低い場合にもガイドローラ付き
カッターによる基準面の追従機能によってこれを補うこ
とができるので、加工機械本体は高い精度の制御を行う
必要がなくなる。また、押圧手段を設けた構成では、ガ
イドローラ付きカッターによる基準面の追従機能を確実
なものとすることができる。
カッターを備えており、基準面自体の加工精度が低い場
合も、また制御の精度が低い場合にもガイドローラ付き
カッターによる基準面の追従機能によってこれを補うこ
とができるので、加工機械本体は高い精度の制御を行う
必要がなくなる。また、押圧手段を設けた構成では、ガ
イドローラ付きカッターによる基準面の追従機能を確実
なものとすることができる。
【0081】更に、上記ガイドローラ付きカッター、切
削装置及び加工機械の発明に於ける切削手段を研削手段
に代えることにより、上記と同様の効果を研削加工に於
いても得ることができる。
削装置及び加工機械の発明に於ける切削手段を研削手段
に代えることにより、上記と同様の効果を研削加工に於
いても得ることができる。
【図1】本発明のガイドローラ付きカッターの一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1のカッターの一部を破断した断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施例に係る角取り用の切削装置を
斜め上方から見た斜視図である。
斜め上方から見た斜視図である。
【図4】図3の角取り用の切削装置を斜め下方から見た
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図3及び図4に示す切削装置を被加工物に形成
された開口部の角取りに使用した場合の使用状態図であ
る。
された開口部の角取りに使用した場合の使用状態図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例に係る支持架台を示す平面
図である。
図である。
【図7】本発明の更に他の実施例に係る支持架台及び移
動自在の手段を示す平面図である。
動自在の手段を示す平面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る切削装置の概略構成
図である。
図である。
【図9】図8の切削装置に取付けられているガイドロー
ラ付きカッターを示す一部破断断面図である。
ラ付きカッターを示す一部破断断面図である。
【図10】(a)は被加工物の段加工を示す断面図、
(b)は被加工物に対する溝加工を示す断面図である。
(b)は被加工物に対する溝加工を示す断面図である。
【図11】従来の角取りを行う切削装置の一例を示す側
面図である。
面図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る切削装置の一部破
断断面図である。
断断面図である。
【図13】図12のQ−Q線矢視断面図である。
【図14】図12の切削装置の使用状態を示す平面図で
ある。
ある。
【図15】本発明の一実施例に係る、加工ヘッドとして
ガイドローラ付きカッターを用い、加工機械本体として
自動制御加工機を用いた加工機械の概略構成を示す斜視
図である。
ガイドローラ付きカッターを用い、加工機械本体として
自動制御加工機を用いた加工機械の概略構成を示す斜視
図である。
【図16】(a)は図15の加工機械に於けるガイドロ
ーラ付きカッターを取り付けた部分を示す正面図、
(b)は(a)のA−A線矢視図、(c)は図15の加
工機械に於けるガイドローラ付きカッターの押圧方向を
示す図である。
ーラ付きカッターを取り付けた部分を示す正面図、
(b)は(a)のA−A線矢視図、(c)は図15の加
工機械に於けるガイドローラ付きカッターの押圧方向を
示す図である。
【図17】本発明の他の実施例に係る、加工ヘッドとし
てガイドローラ付きカッターを用い、加工機械本体とし
て産業用ロボットを用いた加工機械の概略構成を示す斜
視図である。
てガイドローラ付きカッターを用い、加工機械本体とし
て産業用ロボットを用いた加工機械の概略構成を示す斜
視図である。
1 上部切削部材 2 下部切削部材 3 ガイドローラ 4 両ネジボルト(回転軸) 5 チップ取付け部 6 チップ取付け部 7 スペーサ 8 軸受 10,55 ガイドローラ付きカッター 15 スローアウェイチップ 16 スローアウェイチップ 17,18 クランプネジ 19a〜d 刃 20a〜d 刃 22 駆動軸 23 ボールキャスター 24 支持架台 25 モーター 26 開口 30 被加工物 30a 側面(基準面) 32 固定点 34,44 支持架台 35 スライド溝 43 移動自在の手段 50 コラム 51 上部ヘッド 52 下部ヘッド 53 第1の回転駆動手段 54 第2の回転駆動手段 56 カッター 71 ボールキャスター 72,73 ローラ 74 支持架台 74a 第1の支持板 74b 第2の支持板 74c 第3の支持板 80 走行レール 81 横行レール 82 サドル 83 昇降台 85 サーボモータ 88 回転台 89 スライドレール 90 スライド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−337722(JP,A) 特開 昭62−271625(JP,A) 特開 平3−161210(JP,A) 特開 平5−237521(JP,A) 特開 昭54−149992(JP,A) 実開 平3−82110(JP,U) 実開 平3−15016(JP,U) 特公 平5−67384(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23C 3/12 B23Q 35/10
Claims (15)
- 【請求項1】 被加工物の面を基準面として金属切削加
工を行うガイドローラ付きカッターであって、 (a)回転軸と、 (b)該回転軸に対して回転し前記基準面に当接しなが
ら転動するガイドローラと、 (c)前記ガイドローラの両側に前記回転軸と一体又は
別体に取付けられるとともに、前記ガイドローラに案内
されて前記被加工物を切削加工する少なくとも2つの切
削手段と、 (d)前記少なくも2つの切削手段の前記回転軸の軸方
向に於ける位置を規定する位置決め手段とを備え、 前記ガイドローラは、前記切削手段を前記基準面に沿っ
て切削加工の進行方向に案内することを特徴とするガイ
ドローラ付きカッター。 - 【請求項2】 被加工物の面を基準面として前記被加工
物の金属切削加工を行う切削装置であって、 (a)回転軸と、該回転軸に対して回転し前記基準面に
当接しながら転動するガイドローラと、前記回転軸と一
体又は別体に取付けられ前記ガイドローラにより前記基
準面に沿って切削加工の進行方向に案内されて前記被加
工物の切削加工を行う切削手段とを有するガイドローラ
付きカッターと、 (b)該ガイドローラ付きカッターを取付けた第1の回
転駆動軸と、 (c)該第1の回転駆動軸と同軸上に配され該第1の回
転駆動軸と同時に駆動される第2の回転駆動軸と、 (d)前記第2の回転駆動軸と一体又は別体に取付けら
れ、前記被加工物の切削加工を行う切削手段を有する他
のカッターと、 (e)前記ガイドローラ付きカッターの前記切削手段と
前記他のカッターの前記切削手段との前記回転軸の軸方
向に於ける位置を規定する位置決め手段とを備えたこと
を特徴とする切削装置。 - 【請求項3】 被加工物の面を基準面として金属切削加
工を行う切削装置であって、 (a)前記被加工物の上面に載置される、移動自在の手
段を有する支持架台と、 (b)前記支持架台上に支持された回転駆動手段と、 (c)該回転駆動手段によって回転駆動される請求項1
記載のガイドローラ付カッターとを備えたことを特徴と
する切削装置。 - 【請求項4】 前記支持架台が固定点を中心として旋回
可能であり、かつ前記回転駆動手段を前記支持架台上に
於いて一方向に往復させるスライド手段を備えたことを
特徴とする請求項3に記載の切削装置。 - 【請求項5】 前記支持架台に於ける前記移動自在の手
段が、ボールキャスターであることを特徴とする請求項
3又は4に記載の切削装置。 - 【請求項6】 前記支持架台に於ける前記移動自在の手
段が、前記被加工物上に設けられた第1のレールと、該
第1のレールと交差する方向に設けられ該第1のレール
上にスライド可能に支持された第2のレールとによって
構成されていることを特徴とする請求項3に記載の切削
装置。 - 【請求項7】 被加工物の面を基準面として金属切削加
工を行う切削装置であって、 (a)前記基準面の近傍に於ける前記被加工物の端部を
3方から取り囲む支持架台と、 (b)前記支持架台に支持された回転駆動手段と、 (c)該回転駆動手段によって回転駆動され、回転軸
と、該回転軸に対して回転し前記基準面に当接しながら
転動するガイドローラと、前記回転軸と一体又は別体に
取付けられ前記ガイドローラに案内されて前記被加工物
の切削加工を行う少なくとも1つの切削手段とを有する
ガイドローラ付きカッターと、 (d)前記被加工物の前記端部に於ける前記基準面に隣
接する2面を取り囲む前記支持架台の部分にそれぞれ設
けられ、前記被加工物を挟持し前記支持架台を移動可能
に支持する2つの挟持手段と、 (e)前記2つの挟持手段の何れか一方を前記被加工物
に押圧するための押圧手段とを備えたことを特徴とする
切削装置。 - 【請求項8】 被加工物の面を基準面として金属切削加
工を行う加工機械であって、 (a)加工機械本体と、 (b)該加工機械本体の加工ヘッドとして取り付けた請
求項1記載のガイドローラ付きカッターとを備えたこと
を特徴とする加工機械。 - 【請求項9】 被加工物の面を基準面として金属研削加
工を行うガイドローラ付き研削工具であって、 (a)回転軸と、 (b)該回転軸に対して回転し前記基準面に当接しなが
ら転動するガイドローラと、 (c)前記ガイドローラの両側に前記回転軸と一体又は
別体に取付けられるとともに、前記ガイドローラに案内
されて前記被加工物を研削加工する少なくとも2つの研
削手段と、 (d)前記少なくも2つの研削手段の前記回転軸の軸方
向に於ける位置を規定する位置決め手段とを備え、 前記ガイドローラは、前記研削手段を前記基準面に沿っ
て研削加工の進行方向に案内することを特徴とするガイ
ドローラ付き研削工具。 - 【請求項10】 被加工物の面を基準面として金属研削
加工を行う研削装置であって、 (a)前記被加工物の上面に載置される、移動自在の手
段を有する支持架台と、 (b)前記支持架台上に支持された回転駆動手段と、 (c)該回転駆動手段によって回転駆動される請求項9
記載のガイドローラ付研削工具とを備えたことを特徴と
する研削装置。 - 【請求項11】 被加工物の面を基準面として金属研削
加工を行う加工機械であって、 (a)加工機械本体と、 (b)該加工機械本体の加工ヘッドとして取り付けた請
求項9記載のガイドローラ付き研削工具とを備えたこと
を特徴とする加工機械。 - 【請求項12】 前記加工機械本体が自動制御加工機で
あることを特徴とする請求項8又は11記載の加工機
械。 - 【請求項13】 前記加工機械本体が産業用ロボットで
あることを特徴とする請求項8又は11記載の加工機
械。 - 【請求項14】 前記ガイドローラ付きカッターを被加
工物の前記基準面に押圧する押圧手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項8記載の加工機械。 - 【請求項15】 前記ガイドローラ付き研削工具を被加
工物の前記基準面に押圧する押圧手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項11記載の加工機械。
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JP15842094 | 1994-07-11 | ||
JP17470495A JP3180327B2 (ja) | 1994-07-11 | 1995-07-11 | ガイドローラ付きカッター、ガイドローラ付き研削工具、切削装置、研削装置及び加工機械 |
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- 1995-07-11 JP JP17470495A patent/JP3180327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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