JP3161575B2 - オートクレーブ養生用セメント組成物 - Google Patents
オートクレーブ養生用セメント組成物Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/18—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
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- C04B14/00—Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B14/02—Granular materials, e.g. microballoons
- C04B14/04—Silica-rich materials; Silicates
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Description
よってポール、パイルなどの高強度コンクリート製品を
得るためのセメント組成物に関する。
ームなどの超微粉(平均粒径<1μm)を添加したセメ
ント組成物は低水セメント比で混練しオートクレーブ養
生すると高強度を発現することが知られている。
メント組成物に含まれるシリカフュームなどの超微粉は
凝集しやすく、フレッシュなモルタルやコンクリート内
での分散がうまくいかないと、十分な強度が得られな
い。また、十分な強度を得ようとすると、高価な超微粉
(特に、シリカフューム)や高価な混和剤(特に、高性
能AE減水剤)の使用量が増えるなどの問題があった。
iO2 を45〜90重量%含有するポルトランドセメン
トに対し、けい石粉をCaO/SiO2 (重量比)が
1.0〜2.0になるように添加したオートクレーブ養
生用セメント組成物に関するもので、シリカヒュームの
ような超微粉を用いずに高強度のモルタルまたはコンク
リートを得ることを可能とした。
メントは、C2 S(2CaO・SiO2 の略称)を45
〜90重量%含有する。それ以外の成分としてはC3 S
(3CaO・SiO2 の略称)、C3 A(3CaO・A
l2 O3 の略称)、C4 AF(4CaO・Al2 O3 ・
Fe2 O3 の略称)などの水硬性鉱物および石膏を含有
する。
レーブ養生によって十分な強度が得られない。また90
重量%を越えるとオートクレーブ養生前にモルタルまた
はコンクリートを硬化させる時間が著しく長くなり望ま
しくない。ポルトランドセメントのブレーン比表面積は
2500〜6000cm2 /g、好ましくは3000〜
5000cm2 /gである。
添加されるけい石粉は、SiO2 を85重量%以上含有
し、Al2 O3 および/またはFe2 O3 を15重量%
未満含有する。けい石粉以外のSiO2 を含有する粉
体、例えばフライアッシュやメタカオリンなどはAl2
O3 および/またはFe2 O3 を15重量%以上含有
し、けい石粉の代わりに用いるとC3 ASH4 (3Ca
O・Al2 O3 ・SiO2・4H2 Oの略称)などの結
晶性の水和物が生成し強度が低下するので望ましくな
い。
添加されるけい石粉の平均粒径は2〜30μm、好まし
くは2〜10μmである。平均粒径が2μm未満では粒
子が凝集しやすくなり、フレッシュなモルタルまたはコ
ンクリートの流動性が低下するので好ましくない。また
平均粒径が30μmを越えるとオートクレーブ養生によ
って十分な強度が得られない。
成物のCaO/SiO2 (重量比)は、1.0〜2.0
の範囲である。1.0未満では石灰が不足してけい石粉
の反応が不十分となり強度が低下する。また2.0を越
えるとオートクレーブ養生によってα−C2 SH(α−
2CaO・SiO2 ・H2 Oの略称)などの水和物が生
成し強度が低下するので望ましくない。
成物を用いモルタルまたはコンクリートを混練する時
に、必要に応じて添加されるものとして混和剤が挙げら
れる。混和剤としては、ナフタリンスルホン酸系、リグ
ニンスルホン酸系、メラミンスルホン酸系およびポリカ
ルボン酸系などを主成分とする減水剤、AE減水剤、高
性能減水剤、高性能AE減水剤、流動化剤などが挙げら
れる。またモルタルまたはコンクリート中の空気量を調
整するために、AE助剤または消泡剤をこれらの混和剤
と併用してもよい。
成物を用いたモルタルまたはコンクリートのオートクレ
ーブ養生温度としては、150〜220℃が好ましい。
オートクレーブ養生温度を高くするほど、短い時間で高
強度のモルタルまたはコンクリートを製造することがで
きる。しかし、220℃を越えると結晶性の水和物が生
成し強度が低下するので望ましくない。また150℃未
満では、十分な強度を得るための養生時間が著しく長く
なるので望ましくない。オートクレーブ養生時間は温度
によって異なるが、通常は1〜24時間、好ましくは3
〜18時間である。
を促進させるために蒸気養生を行ってもよい。蒸気養生
温度としては30〜100℃が好ましい。蒸気養生時間
を高くするほど短い養生時間でセメントは硬化するが、
高くしすぎるとモルタルまたはコンクリートの表面にク
ラックが発生しやすくなる。蒸気養生時間は通常24時
間以内、好ましくは18時間以内である。
トを製造する時に用いる細骨材および粗骨材の種類およ
び配合量は、特に限定されるものでなく、通常のモルタ
ルおよびコンクリートを製造する時に用いるものでもよ
い。
る。
した細骨材および混和剤の種類、モルタルの配合および
混練、養生条件は次のとおりである。
2.72) 混和剤:ポリカルボン酸系高性能AE減水剤〔サンフロ
ー・HS−700(サンフロー株式会社製)〕 配 合:細骨材/(ポルトランドセメント+混和材)の
容積比:1.7〔但し、混和材=けい石粉、フライアッ
シュ、メタカオリン、シリカフューム〕 水/(ポルトランドセメント+混和材)の重量比:0.
25 混和剤使用量:混練直後のモルタルフロー値(JIS
R 5201に従う)が200±10mmになるように
調整。 混 練:ポルトランドセメント、混和材、混和剤、水お
よび細骨材を大気圧下および減圧下でそれぞれ3分間混
練した。 養 生:混練したモルタルを以下の条件で養生した。 前養生:20℃、5時間 蒸気養生:65℃、5時間 オートクレーブ養生:180℃、5時間
示す。
対し、けい石粉をCaO/SiO2 (重量比)が1.6
になるように添加してモルタルを調製した。ポルトラン
ドセメントのブレーン比表面積は3550cm2 /gと
した。ポルトランドセメントの比重および鉱物組成、け
い石粉の比重、平均粒径およびセメントへの添加量(内
割)、CaO/SiO2 (重量比)およびモルタル圧縮
強さを表2に示す。モルタル圧縮強さ試験では直径5c
m、高さ10cmの円柱供試体を使用した。圧縮強さ試
験はJIS A 1108に準じ、オートクレーブ養生
後6時間以内に行った。
てセメント組成物のCaO/SiO2 (重量比)を代え
た以外は実施例2と同様である。その結果を表2に示
す。CaO/SiO2 (重量比)が本発明の範囲を外れ
ると、モルタル圧縮強さは大きく低下する。
ルトランドセメント)を使用した以外は、実施例2と同
様である。その結果を表2に示す。表2から分かるよう
に、従来の普通ポルトランドセメントを使用した場合に
は、けい石粉の添加量を変えてもオートクレーブ養生し
たモルタルの圧縮強さは、実施例2に及ばない。
びシリカフュームを使用し、実施例2と同様にポルトラ
ンドセメントへの添加量(内割)を15容積%とした。
その結果を表3に示す。フライアッシュおよびメタカオ
リンを添加した場合のモルタルの圧縮強さは、無添加の
場合(比較例1)よりも著しく低い。
フュームを添加してモルタルを調製した。その結果を表
3に示す。モルタル中での分散がうまくいかないため
か、十分な強度が得られていない。
組成物を用いてオートクレーブ養生すると、高強度のモ
ルタルまたはコンクリートが短期間に得られる。本発明
で用いられるけい石粉は、シリカフュームのような超微
粉(<1μm)でないので、フレッシュなモルタルまた
はコンクリート中で分散しやすく分散不良による強度低
下が起こりにくい。また高価なシリカフュームを使用し
ていないので、従来の普通ポルトランドセメントとシリ
カフュームを用いる場合に比べて経済的なメリットも大
きい。
Claims (3)
- 【請求項1】2CaO・SiO2 を45〜90重量%含
有するポルトランドセメントに対し、けい石粉をCaO
/SiO2 (重量比)が1.0〜2.0になるように添
加したオートクレーブ養生用セメント組成物。 - 【請求項2】けい石粉の平均粒径が2〜30μmである
請求項1記載のオートクレーブ養生用セメント組成物。 - 【請求項3】けい石粉が、SiO2 を85重量%以上、
Al2 O3 および/またはFe2 O 3 を15重量%未満
含有し、平均粒径が2〜30μmである請求項1記載の
オートクレーブ養生用セメント組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29497594A JP3161575B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | オートクレーブ養生用セメント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29497594A JP3161575B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | オートクレーブ養生用セメント組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08157242A JPH08157242A (ja) | 1996-06-18 |
JP3161575B2 true JP3161575B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=17814736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29497594A Expired - Lifetime JP3161575B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | オートクレーブ養生用セメント組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161575B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7730996B2 (en) | 2006-04-12 | 2010-06-08 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Long fiber thermoplastic composite muffler system with integrated crash management |
US7934580B2 (en) | 2006-04-12 | 2011-05-03 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Long fiber thermoplastic composite muffler system |
US7942237B2 (en) | 2006-04-12 | 2011-05-17 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Long fiber thermoplastic composite muffler system with integrated reflective chamber |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP29497594A patent/JP3161575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7730996B2 (en) | 2006-04-12 | 2010-06-08 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Long fiber thermoplastic composite muffler system with integrated crash management |
US7934580B2 (en) | 2006-04-12 | 2011-05-03 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Long fiber thermoplastic composite muffler system |
US7942237B2 (en) | 2006-04-12 | 2011-05-17 | Ocv Intellectual Capital, Llc | Long fiber thermoplastic composite muffler system with integrated reflective chamber |
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JPH08157242A (ja) | 1996-06-18 |
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