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JP3028664B2 - 電気自動車用空調装置及びその制御方法 - Google Patents

電気自動車用空調装置及びその制御方法

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Publication number
JP3028664B2
JP3028664B2 JP3298403A JP29840391A JP3028664B2 JP 3028664 B2 JP3028664 B2 JP 3028664B2 JP 3298403 A JP3298403 A JP 3298403A JP 29840391 A JP29840391 A JP 29840391A JP 3028664 B2 JP3028664 B2 JP 3028664B2
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Japan
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air
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power
amount
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誠司 伊藤
雅好 榎本
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドウに電気発熱
体を有する電気自動車用空調装置における省動力化に関
する。
【0002】
【従来技術】従来、電気自動車はその動力源であるバッ
テリの性能上、一回の充電当りの走行距離がガソリン車
などの満タン当りの走行距離に比べて劣っている。これ
に加え、電気自動車で空調装置を使用すると走行距離は
更に20〜30%減となっていた。そこで、日射強度により
透過量が変化するようなウインドウを設けるなどして車
両熱負荷を低減し、空調装置におけるコンプレッサ動力
を低減するという種々の技術が試みられているが、あま
り大きな効果を期待できるものがなかった。実開昭58
−50051号公報「車輌用デフォガ装置」にて開示さ
れたものが知られている。このものは、ウインドウの防
曇のために、車外温度、車内温度、湿度、ウインドウ面
温度を検出し、そのウインドウ内部に配設した電気発熱
体に対する必要な供給電力を算出し通電する手法であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述の方法を
電気自動車用空調装置に適用する場合、例えば、外気湿
度が低くく外気温度が車室内温度にほぼ等しい条件では
外気導入量を多くした方が内気湿度が下がるのでウイン
ドウが曇り難くなり省動力となるが、その判定をするこ
とができない。従って、電気発熱体に多くの電力を供給
して防曇するしかなかった。つまり、ウインドウの防曇
を行いつつ空調装置を制御すると、結果的に、必要以上
の電力を消費してしまい電気自動車では走行距離が延び
ないという問題があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、ウインド
ウに設けられた電気発熱体への通電によりそのウインド
ウを防曇しつつ車室内の空調を行う電気自動車用空調装
置及びその制御方法であって、内気及び外気条件などに
て電気発熱体及びコンプレッサ動力に供給する電力の和
が最小となる外気導入量を決定し、内気及び外気の導入
比を内外気切替ダンパの開度により変化させることによ
り最も省動力となる空調装置及びその制御方法を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成における第1の特徴は、防曇用の電気発
体と空調ユニットを備えた電気自動車用空調装置におい
て、種々の内気及び外気条件検出するセンサ群と、空
調ユニットへの内気及び外気の導入比を変化させて外気
導入量を変化させる内外気切替手段と、センサ群にて検
出された種々の内気及び外気条件により決定され電気
発熱体の必要とする供給電力と空調ユニット必要とす
る供給電力の和と、外気導入量との関係において、供給
電力の和が最小値をとる最適外気導入量を決定する外気
導入量決定手段と、外気導入量決定手段により決定され
た最適外気導入量に基づいて前記内外気切替手段を制御
する内外気切替制御手段とを備えたことである。第2の
特徴は、センサ群にて検出された種々の内気及び外気条
件に基づいて、空調ユニットへの外気導入量に対する電
気発熱体の必要とする第1供給電力の変化特性を演算す
る第1供給電力演算手段と、センサ群にて検出された種
々の内気及び外気条件に基づいて、空調ユニットへの外
気導入量に対する空調ユニットの必要とする第2供給電
力の変化特性を演算する第2供給電力演算手段と、空調
ユニットへの外気導入量に対する第1供給電力と第2供
給電力との和である第3供給電力の変化特性を演算する
第3供給電力演算手段と、第3供給電力演算手段にて演
算された第3供給電力の変化特性から第3供給電力が最
小値をとる最適外気導入量を演算する外気導入量演算手
段と、この外気導入量演算手段にて演算された最適外気
導入量に基づいて内外気切替手段を制御する内外気切替
制御手段とを備えたことを特徴とする。第3の特徴は、
外気導入量に対する第1供給電力の変化特性を外気導入
量が増加するに伴い第1供給電力が減少する特性とし、
外気導入量に対する第2供給電力の変化特性を外気導入
量が増加するに伴い第2供給電力が増加する特性とした
ことである。
【0006】第4の特徴は、第1の特徴の方法に関する
発明である。即ち、センサ群にて検出された種々の内気
及び外気条件より決定され電気発熱体の必要とする
供給電力と空調ユニットの必要とする供給電力の和と、
外気導入量との関係において、供給電力の和が最小値を
とる最適外気導入量を決定し、その最適外気導入量に基
づいて内外気切替手段を制御することを特徴とする。
5の特徴は、第2の特徴の方法に関する発明である。即
ち、センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
基づいて、空調ユニットへの外気導入量に対する前記電
気発熱体の必要とする第1供給電力の変化特性を演算
し、センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
基づいて、空調ユニットへの外気導入量に対する空調ユ
ニットの必要とする第2供給電力の変化特性を演算し、
空調ユニットへの外気導入量に対する第1供給電力と第
2供給電力との和である第3供給電力の変化特性を演算
し、第3供給電力演算手段にて演算された第3供給電力
の変化特性から第3供給電力が最小値をとる最適外気導
入量を演算し、この最適外気導入量に基づいて内外気切
替手段を制御することを特徴とする。第6の特徴は、第
3の特徴の方法に関する発明である。
【0007】
【作用及び効果】第1の特徴の発明によれば、センサ群
にて検出された種々の内気及び外気条件により決定され
る電気発熱体の必要とする供給電力と空調ユニットの必
要とする供給電力の和と、外気導入量との関係におい
て、供給電力の和が最小値をとる最適外気導入量が決定
される。この最適外気導入量に基づいて内外気切替手段
が制御される。これにより、必要最小な供給電力により
ウインドウは電気発熱体にて防曇されると共に車室内は
空調ユニットにて空調されることになる。第2の特徴の
発明によれば、第1供給電力演算手段により、センサ群
にて検出された種々の内気及び外気条件に基づいて、空
調ユニットへの外気導入量に対する電気発熱体の必要と
する第1供給電力の変化特性が演算される。又、第2電
力供給手段により、センサ群にて検出された種々の内気
及び外気条件に基づいて、空調ユニットへの外気導入量
に対する空調ユニットの必要とする第2供給電力の変化
特性が演算される。そして、外気導入量に対する第1供
給電力と第2供給電力との和である第3供給電力の変化
特性が演算されて、この第3供給電力の変化特性から第
3供給電力が最小値をとる最適外気導入量が演算され
る。最後に、この最適外気導入量に基づいて内外気切替
手段が制御される。このことにより、最小電力によっ
て、防曇用の電気発熱体と空調ユニットとが制御される
ことになり、電気発熱体を作用させる時の電力の節約を
達成することができる。 第3の特徴の発明によれば、第
1供給電力の変化特性を外気導入量が増加するに伴い第
1供給電力が減少する特性とし、第2供給電力の変化特
性を外気導入量が増加するに伴い第2供給電力が増加す
る特性としたことから、確実に、その和である第3供給
電力の変化特性において電力が最小値をとる外気導入量
を決定することができる。
【0008】第4の特徴の方法発明によれば、センサ群
にて検出された種々の内気及び外気条件により決定され
る電気発熱体の必要とする供給電力と空調ユニットの必
要とする供給電力の和と、外気導入量との関係におい
て、供給電力の和が最小値をとる最適外気導入量が決定
される。この最適外気導入量に基づいて外気導入量が制
御される。これにより、必要最小な供給電力によりウイ
ンドウは電気発熱体にて防曇されると共に車室内は空調
ユニットにて空調されることになる。第2の特徴の発明
によれば、センサ群にて検出された種々の内気及び外気
条件に基づいて、空調ユニットへの外気導入量に対する
電気発熱体の必要とする第1供給電力の変化特性が演算
される。又、センサ群にて検出された種々の内気及び外
気条件に基づいて、空調ユニットへの外気導入量に対す
る空調ユニットの必要とする第2供給電力の変化特性が
演算される。そして、外気導入量に対する第1供給電力
と第2供給電力との和である第3供給電力の変化特性が
演算されて、この第3供給電力の変化特性から第3供給
電力が最小値をとる最適外気導入量が演算される。最後
に、この最適外気導入量に基づいて内外気切替手段が制
御される。このことにより、最小電力によって、防曇用
の電気発熱体と空調ユニットとが制御されることにな
り、電気発熱体を作用させる時の電力の節約を達成する
ことができる。第4の特徴の発明によれば、第1供給電
力の変化特性を外気導入量が増加するに伴い第1供給電
力が減少する特性とし、第2供給電力の変化特性を外気
導入量が増加するに伴い第2供給電力が増加する特性と
したことから、確実に、その和である第3供給電力の変
化特性において電力が最小値をとる外気導入量を決定す
ることができる。 従って、本発明の電気自動車用空調装
置の制御方法によれば、電気発熱体への通電によりウイ
ンドウを防曇しつつ車室内を空調するのに最も省動力と
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る電気自動車用空調装置10
0を示した概略構成図である。電気自動車用空調装置1
00を構成するブロワユニット10にはブロワ11が配
設され、ブロワ11に供給される電圧により風量が決定
される。又、ブロワユニット10の空気導入口には内外
気切替ダンパ13が配設され、その開閉位置により外気
及び内気の導入割合である内外気比が決定される。上記
内外気切替ダンパ13はサーボモータ12に連結されて
いる。種々の内気及び外気条件などを検出するセンサ群
として、車室内には内気温センサ21及び乗員数センサ
22が設けられており、それぞれ車室内温度及び乗員数
を検出する。又、車室外には外気温センサ23及び外気
湿度センサ24が設けられており、それぞれ外気温度及
び外気湿度を検出する。これらの内気温センサ21、乗
員数センサ22、外気温センサ23及び外気湿度センサ
24からの各出力信号は電子制御装置(以下、ECUと
いう)20に入力されている。更に、その他のセンサ群
からの信号として、車速センサ25からの速度信号及び
温度設定器26からの設定温度信号がECU20に入力
されている。更に、この電気自動車のウインドウ30は
2層構造となっており、その間に電気発熱体31が配設
されている。この電気発熱体31はバッテリ32に接続
され、そのバッテリ32と直列にスイッチ33が配設さ
れている。上記ECU20からの出力信号はサーボモー
タ12に入力され内外気切替ダンパ13を開閉駆動す
る。そして、ブロワユニット10内のブロワ11からの
風量がその下流に配設される図示しないコンプレッサ動
力により冷却される冷却器であるエバポレータ及び加熱
器である室内コンデンサを通過し吹出口から吹き出され
ることにより車室内を設定温度に制御する。又、ECU
20からの出力信号はスイッチ33をオン・オフ制御し
て電気発熱体31に電力を供給する。
【0010】図2は、ある内気及び外気条件における外
気導入量Va(m3/h) と必要電力(W)との関係を示した説
明図である。W1 は防曇のためウインドウ30の電気発
熱体31へ供給すべき最小電力である。このW1 は外気
導入量を増やすことにより低減できるが、逆に、車室内
を設定温度にするための必要電力W2 が増加することに
なる。即ち、車両のウインドウ30を防曇しつつ空調す
るために必要な総電力を W1+W2 とすると、W1+W2
はある外気導入量の時に必要電力は最小値Wa となる。
この最小値Wa に対応した外気導入量Va である最適外
気導入量Va1に基づく最適内外気比となるようにサーボ
モータ12を制御することにより、最も省動力となる空
調が可能となる。尚、この時の必要電力Wa は外気導入
のみ(外気導入量Va=Va2)で防曇する場合に比べ(W
b−Wa)の省動力となることが図より明らかである。
【0011】次に、本実施例装置で使用されているEC
U20の処理手順を示した図3のフローチャートに基づ
いて説明する。先ず、ステップ100で外気温センサ2
3から外気温度Tam、外気湿度センサ24から外気湿度
Φam、車速センサ25から車速V及び乗員数センサ22
から乗員数Mを読み込む。次にステップ102に移行し
て、内気温センサ21から車室内温度Tr 及び温度設定
器26から設定温度Tset を読み込む。次にステップ1
04に移行して、車室内温度Tr が設定温度Tset に等
しいか否かが判定される。即ち、本プログラムにおける
以下の処理は、一旦、車室内温度Tr が設定温度Tset
に等しくなった定常状態の後に実行される。従って、定
常状態以前では、必ずしも省動力な制御とはならない。
ステップ104で、Tset=Trとなると、ステップ10
6に移行し、車室内絶対湿度Xr が演算される。車室内
絶対湿度Xr は外気温度Tam、外気湿度Φamが決まれば
外気導入量Va の関数となり、次式にて算出される。 Xr={K1・M/(0.5V+Va)}・vam+(vr/vam)・Xam ここで、Va は外気導入量、vamは外気の比容積、vr
は車室内空気の比容積、Xamは外気の絶対湿度、K1
定数である。車室内絶対湿度Xr の演算が終了すると、
ステップ108に移行し、露点温度TD の演算が実行さ
れる。車室内絶対湿度Xr から車室内相対湿度Φr 、車
室内温度Tr から飽和水蒸気圧ES をそれぞれ近似式に
より算出し、その車室内相対湿度Φr 及び飽和水蒸気圧
S を用いて露点温度TD を次式にて推定する。 TD=K2/{K1−LOG(Φr・ES/100)}−K3 ここで、K1,2,3 は定数である。露点温度TD が推
定できれば、防曇のためにはウインドウ内面温度を露点
温度TD 以上に保てば良く、ステップ110に移行し、
電気発熱体31に供給すべき電力W1 が演算される。次
にステップ112に移行して、空調装置のコンプレッサ
を駆動するための必要電力W2 は設定温度Tset 、外気
温度Tam及び外気導入量Va により次式にて算出され
る。 W2=K1・(Tset−Tam)・Va+K2 ここで、K1,2 は定数である。次にステップ114に
移行して、車両のウインドウ30を防曇しつつ空調する
ために必要な総電力W1+W2が演算される。次にステッ
プ116に移行して、最適外気導入量Va1を決定する。
このように、センサ群からの複数の出力信号から電気発
熱体に供給する電力W1 と空調装置に供給する電力W2
とからW1+W2の最小値を求めて最も省動力となる最適
外気導入量Va1を求めることができる。この他、センサ
群からの複数の出力信号の状態に対応した複数のマップ
を有して最適外気導入量Va1を直接求めることも可能で
ある。ステップ116で最適外気導入量Va1が決定され
ると、ステップ118に移行し、ブロワ電圧VB が読み
込まれることにより風量VC が決定される。次にステッ
プ120に移行して、上述のステップで求められた最適
外気導入量Va1及び風量VC により最適内外気比Va1
C が演算される。次に、ダンパ開度決定手段を達成す
るステップ122に移行し、ステップ120で算出され
た最適内外気比Va1/VC によりダンパ開度が決定され
る。そして、制御手段を達成するステップ124に移行
し、ステップ122で求められたダンパ開度に基づく出
力がサーボモータ12に送られる。このサーボモータ1
2により空調用電力が最も省動力となるように内外気切
替ダンパ13が制御される。尚、本実施例装置では外気
湿度を外気湿度センサ24により検出してその出力信号
をECU20に入力しているが、外気条件のうちの外気
湿度を湿度 100%と仮定することで、外気湿度センサ2
4を除いても良い。尚、空調ユニットは、ブロアユニッ
ト10、冷却器であるエバポレータ及び加熱器である室
内コンデンサ等により構成されている。内外気切替手段
は、内外気切替ダンパ13、サーボモータ12で構成さ
れている。外気導入量決定手段は、電子制御装置20と
処理ステップ106〜116で構成されている。内外気
切替制御手段は、電子制御装置20と処理ステップ12
0〜124で構成されている。第1供給電力演算手段
は、電子制御装置20とステップ106〜110で構成
されている。第2供給電力演算手段は、電子制御装置2
0とステップ112で、第3供給電力演算手段は、電子
制御装置20とステップ114で、それぞれ、構成され
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る電気自動車用
空調装置を示した概略構成図である。
【図2】同実施例装置に係るある内気及び外気条件にお
ける外気導入量と必要電力との関係を示した説明図であ
る。
【図3】同実施例装置で使用されているECUの処理手
順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10−ブロワユニット 11−ブロワ 12−サー
ボモータ 13−内外気切替ダンパ 20−ECU(ダンパ開度
決定手段、制御手段) 21−内気温センサ(センサ群) 22−乗員数セン
サ(センサ群) 23−外気温センサ(センサ群) 24−外気湿度セ
ンサ(センサ群) 25−車速センサ(センサ群) 26−温度設定器
(センサ群) 30−ウインドウ 31−電気発熱体 32−バッ
テリ 33−スイッチ 100−電気自動車用空調装置 ステップ122−ダンパ開度決定手段 ステップ12
4−制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−77210(JP,A) 特開 平2−212241(JP,A) 特開 昭58−174019(JP,A) 特開 平1−273750(JP,A) 特開 昭61−60356(JP,A) 特開 昭61−36044(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載のバッテリの電力によって通電制御
    される電気発熱体がウインドウに設けられた車両に用い
    られ、 車室内への吹出空気の温度を、前記バッテリの電力によ
    って通電制御する空調ユニットを備えた 電気自動車用空
    調装置であって、 種々の内気及び外気条件を検出するセンサ群と、 前記空調ユニットへの内気及び外気の導入比を変化させ
    て外気導入量を変化させる内外気切替手段と、 前記センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
    より決定され前記電気発熱体の必要とする供給電力
    前記空調ユニットの必要とする供給電力の和と、前記外
    気導入量との関係において、前記供給電力の和が最小
    をとる最適外気導入量を決定する外気導入量決定手段
    と、 前記外気導入量決定手段により決定された最適外気導入
    に基づいて前記内外気切替手段を制御する内外気切替
    制御手段とを備えることを特徴とする電気自動車用空調
    装置。
  2. 【請求項2】 車載のバッテリの電力によって通電制御
    される電気発熱体がウインドウに設けられた車両に用い
    られ、 車室内への吹出空気の温度を、前記バッテリの電力によ
    って通電制御する空調ユニットを備えた電気自動車用空
    調装置であって、 種々の内気及び外気条件を検出するセンサ群と、 前記空調ユニットへの内気及び外気の導入比を変化させ
    て外気導入量を変化させる内外気切替手段と、 前記センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
    基づいて、前記空調ユニットへの外気導入量に対する前
    記電気発熱体の必要とする第1供給電力の変化特性を演
    算する第1供給電力演算手段と、 前記センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
    基づいて、前記空調ユニットへの外気導入量に対する前
    記空調ユニットの必要とする第2供給電力の変 化特性を
    演算する第2供給電力演算手段と、 前記空調ユニットへの外気導入量に対する前記第1供給
    電力と前記第2供給電力との和である第3供給電力の変
    化特性を演算する第3供給電力演算手段と、 前記第3供給電力演算手段にて演算された第3供給電力
    の変化特性から第3供給電力が最小値をとる最適外気導
    入量を演算する外気導入量演算手段と、 この外気導入量演算手段にて演算された前記最適外気導
    入量に基づいて前記内外気切替手段を制御する内外気切
    替制御手段とを備えることを特徴とする電気自動車用空
    調装置。
  3. 【請求項3】 前記外気導入量に対する前記第1供給電
    力の変化特性は前記外気導入量が増加するに伴い第1供
    給電力が減少する特性であり、前記外気導入量に対する
    前記第2供給電力の変化特性は前記外気導入量が増加す
    るに伴い第2供給電力が増加する特性であることを特徴
    とする請求項2に記載の電気自動車用空調装置。
  4. 【請求項4】 車載のバッテリの電力によって通電制御
    される防曇のための電気発熱体がウインドウに設けられ
    た車両に用いられ、 種々の内気及び外気条件検出するセンサ群と、車室内
    への吹出空気の温度を前記バッテリの電力によって通電
    制御する空調ユニットと、前記空調ユニットへの内気及
    び外気の導入比を変化させて外気導入量を変化させる内
    外気切替手段とを備えた電気自動車用空調装置の制御方
    法であって、 前記センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件
    より決定され前記電気発熱体の必要とする供給電力と
    前記空調ユニット必要とする供給電力の和と、前記外
    気導入量との関係において、前記供給電力の和が最小
    をとる最適外気導入量を決定し、 その最適外気導入量 に基づいて前記内外気切替手段を制
    御することを特徴とする電気自動車用空調装置の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 車載のバッテリの電力によって通電制御
    される防曇のための電気発熱体がウインドウに設けられ
    た車両に用いられ、 種々の内気及び外気条件を検出するセンサ群と、車室内
    への吹出空気の温度を前記バッテリの電力によって通電
    制御する空調ユニットと、前記空調ユニットへ の内気及
    び外気の導入比を変化させて外気導入量を変化させる内
    外気切替手段とを備えた電気自動車用空調装置の制御方
    法であって、 前記センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
    基づいて、前記空調ユニットへの外気導入量に対する前
    記電気発熱体の必要とする第1供給電力の変化特性を演
    算し、 前記センサ群にて検出された種々の内気及び外気条件に
    基づいて、前記空調ユニットへの外気導入量に対する前
    記空調ユニットの必要とする第2供給電力の変化特性を
    演算し、 前記空調ユニットへの外気導入量に対する前記第1供給
    電力と前記第2供給電力との和である第3供給電力の変
    化特性を演算し、 前記第3供給電力演算手段にて演算された第3供給電力
    の変化特性から第3供給電力が最小値をとる最適外気導
    入量を演算し、 この最適外気導入量に基づいて前記内外気切替手段を制
    御することを特徴とする電気自動車用空調装置の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記外気導入量に対する前記第1供給電
    力の変化特性は前記外気導入量が増加するに伴い第1供
    給電力が減少する特性であり、前記外気導入量に対する
    前記第2供給電力の変化特性は前記外気導入量が増加す
    るに伴い第2供給電力が増加する特性であることを特徴
    とする請求項5に記載の電気自動車用空調装置の制御方
    法。
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