JP2002120545A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
の防曇制御を行うことにより、省燃費および省動力と防
曇効果との両立を図ることのできるオートエアコンシス
テムを提供する。また、ウインドウに曇りが起き易くな
っていることを乗員に知らせることのできるオートエア
コンシステムを提供する。 【解決手段】 冷凍サイクルのコンプレッサの稼働率が
低下している時、あるいはコンプレッサがOFFされて
いる時には、オートFOOTモードと比較して、窓ガラ
スの内面への空調風の風量割合が多くなるオートF/D
モードに成り易くすることで、ヒータコアを通過する際
に暖められた温風を窓ガラスの内面へ多く吹き出して、
窓ガラスが曇るのを防止するようにした。また、A/C
スイッチをOFF、あるいはコンプレッサがOFFされ
た時に、エアコン操作パネルの液晶ディスプレイ上に、
「窓曇りが起き易くなります」と表示するようにした。
Description
保し、安全で快適な運転を可能とする車両用空調装置に
関するもので、特にウインドウへの吹出風量または配風
割合を多くするように吹出口切替手段を制御する空調制
御装置を備えたカーエアコンに係わる。
気候、走行条件において運転者等の乗員(ユーザー)に
快適な環境をもたらし、且つ窓曇りを防止し、あるいは
窓曇りの除去を行って、運転者の視界を確保し、安全で
快適な運転を可能とすることを目的とする。
においては、冷凍サイクルのコンプレッサの運転スイッ
チ(A/Cスイッチ)の状態、および車速、バッテリー
電力、窓曇りの起こり易さに応じて、コンプレッサの稼
働率を増減するようにしたオートエアコンシステム(従
来の技術)が提案されている。
トエアコンシステムにおいては、ユーザーの操作等の外
部要因によりコンプレッサの作動が停止した時、あるい
は低外気温または冷媒圧力の低下のためにコンプレッサ
の作動が停止した時、車室内湿度が上昇し、ウインドウ
近傍で露点温度を下回ると窓曇りが発生し易くなる。こ
れにより、運転者の視界を確保できず、安全で快適な運
転ができない可能性があった。また、バッテリー電力ま
たは燃料残量が少ない時に、窓曇りの除去を行う目的
で、コンプレッサを作動させると、コンプレッサの作動
のためにエンジン動力を必要とする。このため、コンプ
レッサの作動時には、燃費(燃料経済性)が悪化し、車
両の走行可能距離が減少するという問題があった。
一定のものが公知であるが、これを上記の従来の技術に
組み合わせたものについて発明者が検討した結果、例え
ば省動力または省燃費のため、A/CスイッチをOFF
することで、冷凍サイクルのコンプレッサがOFFされ
ている時に、図10に示したオートF/D条件が成立し
ないと、ウインドウが非常に曇り易くなってしまうとい
う問題があった。また、ユーザーによっては、A/Cス
イッチをOFFすることが上記のようにウインドウを曇
り易くしてしまうということを知らない可能性もあっ
た。
応じたウインドウの防曇制御を行うことにより、車両駆
動手段の走行エネルギーの消費を抑える効果とウインド
ウに曇りが起きるのを防止する効果の向上との両立を図
ることのできる車両用空調装置を提供することにある。
また、ウインドウに曇りが起き易くなっていることを乗
員に知らせることのできる車両用空調装置を提供するこ
とにある。
よれば、除湿手段の除湿能力が所定値以下の時には、除
湿手段の除湿能力が所定値を越える時よりも、防曇手段
の防曇能力を上げるか、あるいは上げ易くすることによ
り、車両駆動手段の走行エネルギーの消費を抑えつつ、
ウインドウに曇りが起きるのを抑制できるので、車両駆
動手段の走行エネルギーの消費を抑える効果(省動力ま
たは省燃費)とウインドウに曇りが起きるのを防止する
効果(防曇効果)の向上とを両立させることができる。
これにより、運転者の視界を確保でき、安全で快適な運
転が可能となる。
行エネルギーの残量が所定値以下の時には、走行エネル
ギーの残量が所定値を越える時よりも、除湿手段の除湿
能力を低下させると共に、防曇手段の防曇能力を上げる
か、あるいは上げ易くすることにより、車両駆動手段の
走行エネルギーの消費を抑えつつ、ウインドウに曇りが
起きるのを抑制できる。また、車両の走行エネルギーの
残量が少なくても、安心してウインドウを防曇できる。
これにより、運転者の視界を確保でき、安全で快適な運
転が可能となる。
在位置から目的地までの距離が所定値を越える時には、
前記距離が前記所定値以下の時よりも、前記除湿手段の
除湿能力を低下させると共に、防曇手段の防曇能力を上
げるか、あるいは上げ易くすることにより、車両駆動手
段の走行エネルギーの消費を抑えつつ、ウインドウに曇
りが起きるのを抑制できる。また、車両の現在位置から
目的地までの距離が所定値を越える場合でも、安心して
ウインドウを防曇できる。これにより、運転者の視界を
確保でき、安全で快適な運転が可能となる。
制御において、除湿手段とは、空調ダクト内を流れる空
気を冷却または除湿する冷却用熱交換器を有する冷却ま
たは除湿手段のことを言い、特に空調ダクト内を流れる
空気を冷却または除湿するエバポレータ、およびこのエ
バポレータより吸入した冷媒を圧縮して吐出するコンプ
レッサを有する冷凍サイクルのことを言う。なお、コン
プレッサは、車両に搭載された走行用エンジンにより回
転駆動される。また、防曇手段の防曇能力を上げると
は、防曇手段がONの状態で防曇能力を上げること以外
に、防曇手段がOFFの状態からONすることも含む。
また、防曇手段の防曇能力を上げ易くするとは、防曇手
段がONの状態で防曇能力を上げ易くすること以外に、
防曇手段がOFFの状態からONし易くすることも含
む。
にて複数の防曇手段のうちのいずれか1つ以上の防曇手
段の防曇能力を低下させる指示が成された時には、この
指示対象以外の防曇手段の防曇能力を自動的に上げる
か、あるいは上げ易くすることにより、乗員が窓曇りを
発生または悪化させる操作を行った場合でも、乗員の指
示対象以外の防曇手段を自動的に作動させることによ
り、ウインドウの防曇効果が低下することを抑えること
ができる。これにより、運転者の視界を確保でき、安全
で快適な運転が可能となる。
制御において、ウインドウを防曇するとは、窓曇りを防
止したり、ウインドウに曇りが起きるのを防止したり、
窓曇りを除去したり、ウインドウの曇りを晴らしたりす
ることを言う。そして、防曇手段の防曇能力を上げる
か、あるいは上げ易くするとは、ウインドウへの吹出風
量または吹出風速または配風割合または吹出温度を上げ
るか、あるいは上げ易くすることを言い、また、少なく
ともフロントウインドウを加熱する熱線ヒータ(ウイン
ドウヒータ)等のウインドウ加熱手段の能力を上げる
か、あるいは上げ易くすることを言う。
手段が防曇手段の防曇能力を上げたか、あるいは上げ易
くしたことを報知する報知手段を設けることにより、上
記の請求項1〜請求項4のいずれかの制御を併用した場
合に、何故、ウインドウの防曇に効果のある特別な制御
を実施しているのかを乗員に分かり易くすることができ
る。
手段が防曇手段の防曇能力を上げたか、あるいは上げ易
くした時に、これを乗員の指示にてキャンセルする手段
を設けることにより、乗員の空調感覚(空調フィーリン
グ)に合わない場合に、防曇手段の防曇能力を上げる
か、あるいは上げ易くする防曇制御をキャンセルするこ
とができる。
にて防曇手段の防曇能力を低下させる指示が成された時
には、防曇手段の防曇能力が低下したことを乗員に報知
する報知手段を設けることにより、ウインドウに曇りが
起き易くなっていることを乗員に知らせることができ
る。また、上記の請求項1〜請求項4のいずれかの制御
を併用した場合に、何故、ウインドウの防曇に効果のあ
る特別な制御を実施しているのかを乗員に分かり易くす
ることができる。
求項7に記載の制御において、ウインドウを防曇すると
は、窓曇りを防止したり、ウインドウに曇りが起きるの
を防止したり、窓曇りを除去したり、ウインドウの曇り
を晴らしたりすることを言う。また、指示手段にて防曇
手段の防曇能力を低下させる指示とは、冷凍サイクルの
コンプレッサの作動スイッチのOFFまたはウインドウ
加熱手段の作動停止またはウインドウへの風量割合が低
下する吹出口モードへの変更またはウインドウへの吹出
風量の低下または車両用空調装置の作動停止のうちのい
ずれか1つ以上を指示することを言う。
し図11は本発明の第1実施形態を示したもので、図2
はオートエアコンシステムの全体構成を示した図で、図
3(a)は車両のインストルメントパネルを示した図
で、図3(b)、(c)はA/Cスイッチを示した図
で、図4はエアコン操作パネルを示した図である。
アコンは、車両の走行エネルギー(燃料)を消費して動
作する走行用エンジン等の車両駆動手段を搭載する自動
車等の車両の車室内を空調する空調ユニット1における
各空調手段(アクチュエータ)を、空調制御装置(以下
エアコンECUと言う)10によって制御するように構
成されたオートエアコンシステムである。その空調ユニ
ット1は、車室内の運転席(車両右側の後部座席を含
む)側空調ゾーンと助手席(車両左側の後部座席を含
む)側空調ゾーンとの温度調節および吹出口モードの変
更等を互いに独立して行うことが可能なエアコンユニッ
トである。
配置された空調ダクト2を備えている。この空調ダクト
2の上流側には、内外気切替ドア3およびブロワ4とが
設けられている。内外気切替ドア3は、サーボモータ5
等のアクチュエータにより駆動されて内気吸込口6と外
気吸込口7との開度(所謂吸込口モード)を変更する吸
込口切替手段である。
御されるブロワモータ(送風機駆動手段)9により回転
駆動されて空調ダクト2内において車室内に向かう空気
流を発生させる遠心式送風機である。なお、ブロワ4
は、後記する運転席側、助手席側の各吹出口から車室内
の運転席側、助手席側空調ゾーン(特に運転席側、助手
席側フロントウインドウの内面)に向けてそれぞれ吹き
出される空調風の吹出風量または吹出風速を変更する吹
出風量可変手段または吹出風速可変手段を構成する。
内を通過する空気を冷却するエバポレータ(冷却用熱交
換器)41が設けられている。また、そのエバポレータ
41の空気下流側には、第1、第2空気通路11、12
を通過する空気をエンジンの冷却水と熱交換して加熱す
るヒータコア(加熱用熱交換器)42が設けられてい
る。なお、第1、第2空気通路11、12は、仕切り板
14により区画されている。また、例えば電力を用いて
走行する車両に用いられた車両用空調装置では、エバポ
レータをペルチェ素子に変更しても良い。
室内の運転席側空調ゾーンと助手席側空調ゾーンとの温
度調節を互いに独立して行うための運転席側、助手席側
エアミックス(A/M)ドア15、16が設けられてい
る。そして、運転席側、助手席側A/Mドア15、16
は、サーボモータ17、18等のアクチュエータにより
駆動されて、後記する運転席側、助手席側の各吹出口か
ら車室内の運転席側、助手席側空調ゾーン(特に運転席
側、助手席側フロントウインドウの内面)に向けてそれ
ぞれ吹き出される空調風の吹出温度を変更する運転席
側、助手席側吹出温度可変手段を構成する。
は、冷凍サイクルの一構成部品を成すものである。冷凍
サイクルは、本発明の除湿手段に相当するもので、車両
のエンジンルーム内に搭載された車両走行用のエンジン
の出力軸にベルト駆動されて、冷媒を圧縮して吐出する
冷媒圧縮機(コンプレッサ)と、このコンプレッサより
吐出された冷媒を凝縮液化させる冷媒凝縮器(コンデン
サ)と、このコンデンサより流入した液冷媒を気液分離
する受液器(レシーバ)と、このレシーバより流入した
液冷媒を断熱膨張させる膨張弁(エキスパンション・バ
ルブ)と、このエキスパンション・バルブより流入した
気液二相状態の冷媒を蒸発気化させる上記のエバポレー
タ(冷媒蒸発器)とから構成されている。
CU10により制御される電磁クラッチによって、エン
ジンからの回転動力が断続される。そして、電磁クラッ
チがONされてコンプレッサが起動することによってエ
バポレータ41が空調ダクト2内を通過する空気を冷却
し除湿することで、車室内湿度が下がり、フロントウイ
ンドウを含むウインドウの内面が曇り難くなる。本実施
形態では、エバ後温度センサ74の検出値であるエバ後
温度(TE)と目標エバ後温度(TEO)との比較結果
に応じて出力される制御信号に基づき容量可変制御を行
う電磁式容量制御弁を有する容量可変型コンプレッサが
用いられている。
連通する各吹出ダクトの空気下流端では、図2および図
3に示したように、運転席側デフロスタ(DEF)吹出
口20、運転席側センタフェイス(FACE)吹出口2
1、運転席側サイドフェイス(FACE)吹出口22お
よび運転席側フット(FOOT)吹出口23が開口して
いる。
通する各吹出ダクトの空気下流端では、図2および図3
に示したように、助手席側デフロスタ(DEF)吹出口
30、助手席側センタフェイス(FACE)吹出口3
1、助手席側サイドフェイス(FACE)吹出口32お
よび助手席側フット(FOOT)吹出口33が開口して
いる。なお、運転席側、助手席側DEF吹出口20、3
0は、フロントウインドウへ空調風(主に温風)を吹き
出すための吹出口を構成し、運転席側、助手席側サイド
FACE吹出口22、32は、サイドウインドウへ空調
風(主に温風)を吹き出すための吹出口を構成する。
には、車室内の運転席側と助手席側との吹出口モードの
設定を互いに独立して行う運転席側、助手席側吹出口切
替ドア24〜26、34〜36が設けられている。そし
て、運転席側、助手席側吹出口切替ドア24〜26、3
4〜36は、サーボモータ28、29、38、39等の
アクチュエータにより駆動されて運転席側、助手席側の
吹出口モードをそれぞれ切り替えるモード切替ドアであ
る。ここで、運転席側、助手席側の吹出口モードとして
は、FACEモード、B/Lモード、FOOTモード、
F/Dモード、DEFモード等がある。
24、34は、本発明の防曇手段に相当するもので、運
転席側、助手席側DEF吹出口20、30を互いに独立
して開閉することが可能な運転席側、助手席側デフロス
タドアで、それを駆動するサーボモータ28、38は、
窓曇りまたは霜付きの防止、あるいは窓曇りまたは霜の
除去に効果のある制御を行う防曇手段のアクチュエータ
を構成する。
手段に相当するもので、エンジンの始動および停止を司
るイグニッションスイッチが投入(IG・ON)された
時に、車両に搭載された車載電源であるバッテリー(図
示せず)から直流電源が供給されると演算処理や制御処
理を開始するように構成されている。エアコンECU1
0には、図2および図4に示したように、インストルメ
ントパネル50に一体的に設置されたエアコン操作パネ
ル51上の各種操作スイッチから各スイッチ信号が入力
されるように構成されている。
晶表示装置(LCD:液晶ディスプレイ)52、内外気
切替スイッチ53、フロントデフロスタスイッチ(以下
DEFスイッチと言う)54、リヤデフロスタ(デフォ
ッガ)スイッチ55、DUALスイッチ56、吹出口モ
ード(MODE)切替スイッチ57、ブロワ風量切替ス
イッチ58、A/Cスイッチ59、AUTOスイッチ6
0、OFFスイッチ61、運転席(DRIVER)側温
度設定スイッチ62および助手席(PASSENGE
R)側温度設定スイッチ63等が設置されている。
転席側空調ゾーン内の温度調節と助手席側空調ゾーン内
の温度調節とを互いに独立して行う左右独立温度コント
ロールを指令する左右独立制御指令手段である。また、
MODE切替スイッチ57は、ユーザーのマニュアル操
作に応じて、吹出口モード(MODE)を、FACEモ
ードまたはB/LモードまたはFOOTモードまたはF
/Dモードのうちのいずれかに固定(設定)するように
要求するF/Dモード要求手段である。
手席側空調ゾーンの設定温度を視覚表示する設定温度表
示部、吹出口モードを視覚表示する吹出口モード表示
部、およびブロワ風量を視覚表示する風量表示部等が設
けられている。なお、液晶ディスプレイ52に外気温表
示部、吸込口モード表示部、時刻表示部を設けても良
い。
に、本発明の冷却用熱交換器の作動スイッチに相当する
もので、冷凍サイクルのコンプレッサのON、OFFを
司るスイッチである。一般に、A/Cスイッチ59は、
コンプレッサをOFFしてエンジンの回転動力を減らす
ことで省燃費とする省動力運転を行うために設けられて
いる。
るとONし、視覚表示器(ランプ)59aが点灯し(図
3(b)参照)、次に押されるとOFFし、視覚表示器
59aが消灯し(図3(c)参照)、再度押されるとO
Nする。また、視覚表示器59aは、ブロワ風量切替ス
イッチ58をOFF位置に設定するか、あるいはOFF
スイッチ61を押しても消灯する。つまり、コンプレッ
サがOFFされる。
側空調ゾーン内の温度を所望の温度に設定するための運
転席側温度設定手段で、アップスイッチ62aとダウン
スイッチ62bよりなる。また、助手席側温度設定スイ
ッチ63は、助手席側空調ゾーン内の温度を所望の温度
に設定するための助手席側温度設定手段で、アップスイ
ッチ63aとダウンスイッチ63bよりなる。
ODE)をDEFモードに固定(設定)するように要求
するDEFモード要求手段である。また、液晶ディスプ
レイ52には、運転席側、助手席側空調ゾーンの設定温
度、吹出口モードおよびブロワ風量等が視覚表示され
る。なお、エアコン操作パネル51上の各種の操作スイ
ッチは、液晶ディスプレイ52に設けられていても良
い。
算処理や制御処理を行う中央演算装置(CPU)、メモ
リ(ROMまたはEEOROM、RAM)、およびI/
Oポート(入力/出力回路)等の機能を含んで構成され
る周知のマイクロコンピュータが設けられ、各種センサ
からのセンサ信号がI/OポートまたはA/D変換回路
によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータ
に入力されるように構成されている。すなわち、エアコ
ンECU10には、車室内温度(内気温)を検出する内
気温検出手段としての内気温センサ71、車室外温度
(外気温)を検出する外気温検出手段としての外気温セ
ンサ72、および日射検出手段としての日射センサ73
が接続されている。
空気温度(以下エバ後温度と言う)を検出するエバ後温
度検出手段としてのエバ後温度センサ74、車両のエン
ジンの冷却水温を検出する冷却水温検出手段としての冷
却水温センサ75、車室内の相対湿度を検出する湿度検
出手段としての湿度センサ76、および車両の走行速度
(車速:SPD)を検出する車速検出手段としての車速
センサ(図示せず)等が接続されている。ここで、湿度
センサ76は、内気温センサ71と共に、運転席近傍の
インストルメントパネル50の前面に形成された凹所内
に収容されている。なお、凹所は通気口が形成された蓋
体50aによって塞がれている。
ンサ72、エバ後温度センサ74および冷却水温センサ
75は、例えばサーミスタ等の感温素子が使用されてい
る。また、日射センサ73は、運転席側空調ゾーン内に
照射される日射量(日射強度)TS(Dr)を検知する
運転席側日射強度検知手段(例えばフォトダイオー
ド)、および助手席側空調ゾーン内に照射される日射量
(日射強度)TS(Pa)を検知する助手席側日射強度
検知手段(例えばフォトダイオード)を有している。そ
して、本実施形態では、冷凍サイクルの高圧側圧力を検
出する冷媒圧力センサ77を有している。この冷媒圧力
センサ77は、冷凍サイクルの高圧側のレシーバとエキ
スパンション・バルブとの間に取り付けられている。
形態のエアコンECU10による制御方法を、図1ない
し図11に基づいて説明する。ここで、図5はエアコン
ECU10の制御プログラムの一例を示したフローチャ
ートである。
てエアコンECU10に直流電源が供給されると、予め
ROMに記憶されている制御プログラム(図5のルーチ
ン)の実行が開始される。このときに、エアコンECU
10内部のマイクロコンピュータに内蔵されたデータ処
理用メモリ(RAM)の記憶内容等の初期化を行う(ス
テップS1)。
(RAM)に読み込む。すなわち、エアコン操作パネル
51上の各種操作スイッチからのスイッチ信号や各種セ
ンサからのセンサ信号を入力する(ステップS2)。特
に、内気温センサ71の検出値である車室内温度に対応
した出力信号TR、外気温センサ72の検出値である外
気温に対応した出力信号TAM、日射センサ73の検出
値である日射量に対応した出力信号TS(Dr)、TS
(Pa)、エバ後温度センサ74の検出値であるエバ後
温度に対応した出力信号TE、冷却水温センサ75の検
出値である冷却水温に対応した出力信号TWを入力す
る。
の数1の演算式、数2の演算式に基づいて、運転席側の
目標吹出温度TAO(Dr)、および助手席側の目標吹
出温度TAO(Pa)を演算する(ステップS3)。
(Pa)は、それぞれ運転席側空調ゾーン内の設定温
度、助手席側空調ゾーン内の設定温度を表し、TS(D
r)およびTS(Pa)は、それぞれ運転席側、助手席
側空調ゾーン内の日射量を表す。また、TR、TAM
は、それぞれ車室内温度、外気温を表す。Kset、K
R、KAM、KS、Kd(Dr)およびKd(Pa)
は、それぞれ温度設定ゲイン、車室内温度ゲイン、外気
温ゲイン、日射量ゲイン、運転席側、助手席側空調ゾー
ンの温度差補正ゲインを表す。
れぞれ外気温TAMが運転席側空調ゾーンおよび助手席
側空調ゾーンの各空調温度に及ぼす影響度合を補正する
ゲインを表し、CD(Dr)、CD(Pa)は上記影響
度合に応じた定数、Cは補正定数を表す。ここで、Ka
(Dr)、Ka(Pa)、CD(Dr)、CD(Pa)
といった値は、車両の形や大きさ、空調ユニット1の吹
出方向等の様々なパラメータで変化する。
側、助手席側の目標吹出温度TAO(Dr)、TAO
(Pa)に基づいてブロワ風量{ブロワモータ9に印加
するブロワ制御電圧VA(Dr)、VA(Pa)}を演
算する(ステップS4)。具体的には、上記のブロワ制
御電圧VAは、運転席側、助手席側の目標吹出温度TA
O(Dr)、TAO(Pa)にそれぞれ適合したブロワ
制御電圧VA(Dr)、VA(Pa)を図6の特性図に
基づいて求めると共に、それらのブロワ制御電圧VA
(Dr)、VA(Pa)を平均化処理することにより得
ている。
側空調ゾーンおよび助手席側空調ゾーンの各吹出口モー
ドを決定する(ステップS5)。次に、上記のような記
憶データおよび下記の数3の演算式、数4の演算式に基
づいて、運転席側A/Mドア15のA/M開度SW(D
r)(%)および助手席側A/Mドア16のA/M開度
SW(Pa)(%)を演算する(ステップS6)。
プS3で求めた運転席側、助手席側の目標吹出温度で、
TEはエバ後温度センサ74の検出値であるエバ後温度
で、TWは冷却水温センサ75の検出値であるエンジン
冷却水温である。
御電圧VA(Dr)、VA(Pa)となるようにブロワ
駆動回路8に制御信号を出力する(ステップS7)。次
に、ステップS6で決定されたA/M開度SW(D
r)、SW(Pa)となるようにサーボモータ17、1
8に制御信号を出力する(ステップS8)。次に、ステ
ップS5で決定された吹出口モードとなるようにサーボ
モータ28、29、38、39に制御信号を出力する。
具体的には、ステップS5でONされたモード判定フラ
グに応じてサーボモータ28、29、38、39に制御
信号を出力する(ステップS9)。その後に、ステップ
S2の制御処理に戻る。
ード制御を図1ないし図11に基づいて説明する。ここ
で、図1は吹出口モード制御(ウインドウの防曇制御)
を示したフローチャートである。
ンドウに曇りが起きるのを防止する防曇手段として、運
転席側、助手席側吹出口切替ドア24、34を動かして
運転席側、助手席側DEF吹出口20、30を開放し、
運転席側、助手席側DEF吹出口20、30からフロン
トウインドウの内面へ吹き出す吹出風量または配風割合
が多くなるオートF/Dモードになり易くする制御を行
うようにしている。
のステップS3で求められた運転席側、助手席側の目標
吹出温度TAO(Dr)、TAO(Pa)と、図7の特
性図に示した目標吹出温度に対する吹出口モード特性と
に基づいて、運転席側、助手席側の基本吹出口モードを
演算(決定)する(吹出口モード決定手段:ステップS
11)。具体的には、上記の目標吹出温度TAO(D
r)、TAO(Pa)が低い温度から高い温度にかけ
て、オートFACEモード、オートB/Lモードおよび
オートFOOTモードとなるように演算(決定、選択)
される。
イクルのコンプレッサがOFFされているか否かを判定
する。具体的には、図8の特性図に基づいて、外気温セ
ンサ72の検出値である外気温(TAM)が低外気温以
下であるか否かを判定する。あるいは図9の特性図に基
づいて、冷媒圧力センサ77の検出値である冷凍サイク
ルの高圧側の冷媒圧力が、異常低圧力以下またはコンプ
レッサをOFFする異常高圧力以上であるか否かを判定
する(ステップS12)。
力が異常高圧力よりも高くなると、冷凍機器の故障、破
損につながる。そこで、一般的に、オートエアコンシス
テムにおいては、高圧側の冷媒圧力が3.11MPa以
上になると、電磁クラッチをOFFしてコンプレッサを
停止させる制御を行っている。また、冷凍サイクル内を
循環する冷媒がガス漏れ等により極端に不足した場合、
コンプレッサを駆動するとコンプレッサオイルの潤滑が
悪くなり、コンプレッサが焼き付きを起こす可能性があ
る。
は、冷媒不足により高圧側の冷媒圧力が0.181MP
a以下になると、電磁クラッチをOFFしてコンプレッ
サを停止させる制御を行っている。なお、冷媒圧力セン
サ77の代わりにプレッシャスイッチを設けても良い。
この場合、外気温が−1.5℃以下になると、仮に冷凍
サイクル内の冷媒量が適正値であっても高圧側の冷媒圧
力が異常低圧値(例えば0.181MPa)以下になる
ので、電磁クラッチをOFFしてコンプレッサを停止さ
せる。
合、つまりコンプレッサがONされており、比較的にフ
ロントウインドウの内面に曇りが発生し難い状況の場合
には、図10に示したオートF/Dモードになり難い判
定条件(オートF/D判定条件1)で、オートFACE
モード、オートB/LモードまたはオートFOOTモー
ドに設定するかオートF/Dモードに設定するかを判定
して、その判定結果に基づいて、吹出口モードを決定
(設定)する(ステップS13)。その後に、図1のル
ーチンを抜ける。
は、図10に示したように、条件(a)または条件
(b)が成立した時に、仮に図7の特性図に基づいて、
運転席側、助手席側の基本吹出口モードがオートFAC
Eモード、オートB/LモードまたはオートFOOTモ
ードのうちのいずれかに設定されていたとしても、運転
席(Dr)側、助手席(Pa)側の吹出口モードを共に
オートF/Dモードに設定(決定)する。
成立した時に運転席(Dr)側、助手席(Pa)側の吹
出口モードを共にオートF/Dモードに設定(決定)す
る。5条件とは、(1)f1(TW)=1、(2)f2
(TAMDISP)=1、(3)f3(TSDr)=
1、(4)f7(TAOBRDr)=1、(5)f9
(RHW)=1である。また、図10の条件(b)は下
記の6条件が全て成立した時に運転席(Dr)側、助手
席(Pa)側の吹出口モードを共にオートF/Dモード
に設定(決定)する。6条件とは、(1)f1(TW)
=0、(2)f5(TAMDISP)=1、(3)f6
(TSDr)=1、(4)f7(TAOBRDr)=
1、(5)f8(SPD)=1、(6)f9(RHW)
=1である。
の場合、つまりコンプレッサがOFFされており、比較
的にフロントウインドウの内面に曇りが発生し易い状況
の場合には、図11に示したオートF/Dモードになり
易い判定条件(オートF/D判定条件2)で、オートF
ACEモード、オートB/LモードまたはオートFOO
Tモードに設定するかオートF/Dモードに設定するか
を判定して、その判定結果に基づいて、吹出口モードを
決定(設定)する(ステップS14)。その後に、図1
のルーチンを抜ける。
は、図11に示したように、条件(a)または条件
(b)が成立した時に、仮に図7の特性図に基づいて、
運転席側、助手席側の基本吹出口モードがオートFAC
Eモード、オートB/LモードまたはオートFOOTモ
ードのうちのいずれかに設定されていたとしても、運転
席(Dr)側、助手席(Pa)側の吹出口モードを共に
オートF/Dモードに設定(決定)する。
成立した時に運転席(Dr)側、助手席(Pa)側の吹
出口モードを共にオートF/Dモードに設定(決定)す
る。5条件とは、(1)f1(TW)=1、(2)f2
(TAMDISP)=1、(3)f3(TSDr)=
1、(4)f7(TAOBRDr)=1、(5)f9
(RHW)=1である。また、図11の条件(b)は下
記の6条件が全て成立した時に運転席(Dr)側、助手
席(Pa)側の吹出口モードを共にオートF/Dモード
に設定(決定)する。6条件とは、(1)f1(TW)
=0、(2)f5(TAMDISP)=1、(3)f6
(TSDr)=1、(4)f7(TAOBRDr)=
1、(5)f8(SPD)=1、(6)f9(RHW)
=1である。
却水温センサ75の検出値であるエンジン冷却水温で、
TAMDISPは外気温センサ72の検出値である外気
温で、TSDrは日射センサ73の検出値である日射量
で、TAOBRDrは運転席側の目標吹出温度で、SP
Dは車速センサの検出値である車速で、RH25は車室
内の相対湿度の快適湿度(25℃相当の相対湿度)で、
RHW25は25℃相当の飽和絶対湿度である。また、
RH25、RHW25は下記の数5の演算式、数6の演
算式に基づいて演算できる。
で、f(TR)は内気温センサ71の検出値である車室
内温度TRの関数である。
る。このウインドウ温度は、車室内温度(TR)、日射
量(TS)、外気温(TAM)、車速(SPD)の関数
で表されるが、雨天時には、ウインドウ温度(TWG)
=外気温(TAM)となる。
3(b)に示したように、ユーザーのマニュアル操作に
よりA/Cスイッチ59がONされ、冷凍サイクルのコ
ンプレッサがONされている時には、例えば運転席側、
助手席側FOOT吹出口23、33から車室内に吹き出
す空気が除湿されるため、車室内湿度が低下し、フロン
トウインドウを含む各ウインドウ近傍で露点温度を下回
ることはなく、各ウインドウの内面の曇りの可能性が低
くなる。
ザーのマニュアル操作によりA/Cスイッチ59がOF
Fされるか、あるいは低外気温または低冷媒圧力の際に
冷凍機器の破損を防止する目的で、冷凍サイクルのコン
プレッサがOFFされている時には、車室内湿度が上昇
し、フロントウインドウを含む各ウインドウ近傍で露点
温度を下回り、各ウインドウの内面に曇りが発生する。
そこで、本実施形態では、オートFACEモード、オー
トB/LモードおよびオートFOOTモードよりもフロ
ントウインドウへの配風割合が多いオートF/Dモード
になり易くするウインドウの防曇制御を実施する。
DEF吹出口20、30からフロントウインドウの内面
に吹き出す吹出風量(温風量)が多くなり、ヒータコア
42を通過する際に暖められた温風がフロントウインド
ウの内面に多く吹き出されるので、フロントウインドウ
の内面の曇りを晴らす、あるいは曇りが起きるのを防止
することができる。これにより、運転者の視界を確保で
き、安全で快適な運転が可能となる。
ることで、多少ユーザーの足元部の温感が低下したり、
ユーザーの顔部の火照りが発生したりするが、冷凍機器
の破損防止または省動力(省燃費)運転を目的とするコ
ンプレッサOFFを継続しつつ、フロントウインドウを
含む各ウインドウの内面に曇りが起き難くなる。これに
より、窓曇りを防止する防曇性能を向上することができ
る。なお、低外気温判定や低冷媒圧力判定は、頻繁にO
N−OFFしないので、オートFOOTモードとオート
F/Dモードとの間でハンチングが起きることも少な
い。
施形態を示したもので、吹出口モード制御(ウインドウ
の防曇制御)を示したフローチャートである。
チューブ(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)の画
面に表した地図上に現在位置を表示するナビゲーション
システム等の車載機器を備えている。この車載機器は、
現在位置から目的地までの道程(道路)を案内する機
能、および道路の渋滞状況を知らせたりする機能を有し
ている。
5のステップS3で求められた運転席側、助手席側の目
標吹出温度TAO(Dr)、TAO(Pa)と、図7の
特性図に示した目標吹出温度に対する吹出口モード特性
とに基づいて、運転席側、助手席側の基本吹出口モード
を演算(決定、選択)する(ステップS21)。次に、
ナビゲーションシステム等の車載機器で設定した目的地
までの道程が現在位置から近いか否かを判定する。ある
いは現在位置から目的地までの道路を走行するのに十分
な燃料量が残っているか否かを判定する(ステップS2
2)。
合、つまり目的地まで十分な燃料量が有り、現在位置か
ら目的地までの道程が近い場合には、図10に示したオ
ートF/Dモードに成り難い判定条件(オートF/D判
定条件1)で、オートFACEモード、オートB/Lモ
ードまたはオートFOOTモードに設定するかオートF
/Dモードに設定するかを判定して、その判定結果に基
づいて、吹出口モードを決定(設定)する(ステップS
23)。その後に、図12のルーチンを抜ける。
施する場合に、電磁クラッチをONしてコンプレッサを
ONすることで冷凍サイクルを作動させることにより、
エバポレータ41にて車室内に吹き出す空気を冷却また
は除湿して車室内空気を除湿し、フロントウインドウの
内面が曇り難くしても良い。また、ステップS22の判
定結果がYESの場合、つまり現在位置から目的地まで
の道路を走行するのに十分な燃料量が無く、現在位置か
ら目的地までの道程が遠い場合には、省燃費を向上する
目的で、電磁クラッチをOFFしてコンプレッサをOF
Fすることで、省動力運転を行う(ステップS24)。
ドウの内面の曇りを防止する目的で、図11に示したオ
ートF/Dモードに成り易い判定条件(オートF/D判
定条件2)で、オートFACEモード、オートB/Lモ
ードまたはオートFOOTモードに設定するかオートF
/Dモードに設定するかを判定して、その判定結果に基
づいて、吹出口モードを決定(設定)する(ステップS
25)。その後に、図12のルーチンを抜ける。
な燃料残量が無く、現在位置から目的地まで遠い時に
は、コンプレッサをOFFすることで、省動力運転を行
うことにより、省燃費とすると共に、オートF/Dモー
ドになり易くすることで、フロントウインドウの内面へ
空調風(主に温風)を吹き出すことにより、フロントウ
インドウを含む各ウインドウの内面の防曇性能を向上す
ることができ、且つフロントウインドウを含む各ウイン
ドウの内面の曇りを防止することができる。これによ
り、運転者の視界を確保でき、安全で快適な運転が可能
となる。なお、バッテリー残量が少ない時にも、コンプ
レッサの稼働率を抑制し、オートF/Dモードになり易
くすることで、フロントウインドウの内面の曇りを防止
するようにしても良い。これにより、例えば電気自動車
やハイブリッド自動車等の車両の走行可能距離を延ばす
ことができる。
施形態を示したもので、吹出口モード制御(ウインドウ
の防曇制御)を示したフローチャートである。
5のステップS3で求められた運転席側、助手席側の目
標吹出温度TAO(Dr)、TAO(Pa)と、図7の
特性図に示した目標吹出温度に対する吹出口モード特性
とに基づいて、運転席側、助手席側の基本吹出口モード
を演算する(ステップS31)。
F、つまり電磁クラッチがOFFされているか否かを判
定する。具体的には、図8の特性図に基づいて、外気温
センサ72の検出値である外気温(TAM)が、コンプ
レッサをOFFする低外気温相当の所定値以下であるか
否かを判定する。あるいは図9の特性図に基づいて、冷
媒圧力センサ77の検出値である高圧側の冷媒圧力が、
コンプレッサをOFFする低冷媒圧力相当の所定値以下
またはコンプレッサをOFFする異常高圧相当の所定値
以上であるか否かを判定する。あるいはユーザーのマニ
ュアル操作によりA/Cスイッチ59がOFFされてい
るか否かを判定する(ステップS32)。
合、つまりコンプレッサがONされており、比較的にフ
ロントウインドウの内面に曇りが発生し難い状況の場合
には、図13のステップS31の演算処理に応じたオー
トFACEモード、オートB/LモードまたはオートF
OOTモードのうちのいずれかの吹出口モードに設定さ
れて、図13のルーチンを抜ける。
の場合、つまりコンプレッサがOFFされており、比較
的にフロントウインドウの内面に曇りが発生し易い状況
の場合には、図13のステップS31の演算処理によっ
てオートFOOTモードが選択されているか否かを判定
する(ステップS33)。このステップS33の判定結
果がNOの場合には、図13のステップS31の演算処
理に応じたオートFACEモードまたはオートB/Lモ
ードのうちのいずれかの吹出口モードに設定されて、図
13のルーチンを抜ける。
の場合、つまりオートFOOTモードが選択されている
場合には、吹出口モードをオートF/Dモードに決定
(設定)する(ステップS34)。その後に、図13の
ルーチンを抜ける。
ーザーがマニュアル操作によりA/Cスイッチ59をO
FFすることで、コンプレッサをOFFしている時で
も、吹出口モードをオートF/Dモードに設定すること
により、フロントウインドウを含む各ウインドウの内面
の防曇性能を向上することができ、且つフロントウイン
ドウを含む各ウインドウの内面の曇りを防止することが
できる。これにより、運転者の視界を確保でき、安全で
快適な運転が可能となる。
施形態を示したもので、ウインドウの防曇制御を示した
フローチャートである。
ンドウを含むウインドウ内に電気抵抗線をプリントして
電気を流し、ウインドウを温めてウインドウの内面の曇
りを晴らすと共に、外側に付着した霜や氷を溶かすウイ
ンドウ加熱装置(本発明のウインドウ加熱手段に相当す
る)である熱線ヒータ(ウインドウヒータ)を備えてい
る。通常は、エアコン操作パネル51に設けたデフォッ
ガスイッチ55をONすることにより、所定時間が経過
するまで、あるいはデフォッガスイッチ55をOFFす
るまで電気が流れて、ウインドウを温める。なお、ウイ
ンドウヒータは、ユーザーの操作対象であるコンプレッ
サとは別の対象である。また、ウインドウヒータをリヤ
ウインドウやサイドウインドウ内に設けても良い。
動力運転および省燃費を目的として、ユーザーのマニュ
アル操作によってA/Cスイッチ59をOFFしたか否
かを判定する(ステップS41)。このステップS41
の判定結果がNOの場合には、コンプレッサがONされ
ており、比較的にフロントウインドウの内面に曇りが発
生し難い状況であると判断して、特別なウインドウの防
曇制御を実施することなく、図14のルーチンを抜け
る。
の場合には、コンプレッサがOFFされており、比較的
にウインドウの内面に曇りが発生し易い状況であると判
断して、ウインドウヒータを自動的にONさせる(ステ
ップS42)。その後に、図14のルーチンを抜ける。
省燃費優先のためA/Cスイッチ59をOFFしても、
ウインドウヒータが作動することにより、リヤウインド
ウを含むウインドウの内面の曇りが発生しない。さらに
ウインドウの外側に付着した霜や氷が溶ける。このよう
に、ユーザーが窓曇りを発生または悪化させる操作を行
った場合でも、ユーザーの操作対象であるコンプレッサ
とは別の対象であるウインドウヒータを自動的にONさ
せることにより、ウインドウの内面の曇りが発生し難く
なる。これにより、運転者の視界を確保でき、安全で快
適な運転が可能となる。
施形態を示したもので、窓曇り易さ表示制御を示したフ
ローチャートである。
ーザーがマニュアル操作によって、運転席側、助手席側
DEF吹出口20、30からフロントウインドウの内面
への吹き出しの多い吹出口モードから少ない吹出口モー
ドに切り替えたか否かを判定する。具体的には、MOD
E切替スイッチ57をマニュアル操作して、F/Dモー
ドからFACEモードまたはB/LモードまたはFOO
Tモードのうちのいずれかに切り替えたか否かを判定す
る(ステップS51)。この判定結果がNOの場合に
は、図15のルーチンを抜ける。
の場合には、液晶ディスプレイ52上に、「窓曇りが起
き易くなります」と視覚表示(ウォーニング表示)する
(ステップS52)。その後に、図15のルーチンを抜
ける。したがって、ユーザーのマニュアル操作に対して
ウォーニング表示を出すことにより、フロントウインド
ウを含む各ウインドウの内面が曇る可能性をユーザーに
アピールすると共に、現在何故オートF/Dモードにな
り易くなっているのかをユーザーに分かり易くすること
ができる。なお、ステップS51の判定として、A/C
スイッチ59がONからOFFされた時にも、液晶ディ
スプレイ52上に、「窓曇りが起き易くなります」と視
覚表示(ウォーニング表示)するようにしても良い。
イクルのコンプレッサをOFFしている時をウインドウ
(窓ガラス)が曇り易い状況にあると判断したが、外気
温(TAM)と日射量(TS)を利用して窓曇り易さを
判断しても良い。また、車室内温度(TR)、車速(S
PD)、車室内の相対湿度(RH)、吹出温度または吸
込温度のうちの少なくとも1つ以上を利用して窓曇り易
さを判断しても良い。そして、ウインドウが曇り易い状
況の時に、本ウインドウの防曇制御を実施するようにし
ても良い。
ないことを示すためにユーザーに本ウインドウの防曇制
御を実行していることを知らせる(作動表示する)視覚
表示手段(液晶ディスプレイ52やウォーニングランプ
等)または聴覚表示手段(音声やブザー音等)を設ける
ことが望ましい。また、本ウインドウの防曇制御がユー
ザーの空調感(空調フィーリング)に合わない場合に
は、本ウインドウの防曇制御をキャンセルすることが可
能なスイッチ類を設けることが望ましい。
または悪化させる操作として、A/Cスイッチ59をO
FFする、あるいはフロントウインドウへの風量割合が
少なくなる吹出口モードへ切り替える等を行ったが、ウ
インドウヒータ(ウインドウ加熱手段)の作動停止、あ
るいはウインドウへの吹出風量の低下、あるいは空調制
御の停止のうちのいずれかを行っても良い。
げる防曇制御として、フロントウインドウの内面への風
量割合(配風割合)が多くなる吹出口モードに変更する
制御、あるいはウインドウヒータ(ウインドウ加熱手
段)をONする制御を用いたが、フロントウインドウの
内面への吹出風量または吹出風速または吹出温度を上げ
る制御、あるいはウインドウヒータの能力を上げる制御
のうちの1つ以上の制御を用いても良い。
出口モード制御を行った後に、ウインドウの防曇制御を
実施するようにしているが、基本吹出口モード演算によ
ってオートFOOTモードが選択された時のみウインド
ウの防曇制御を実施するようにしても良い。また、基本
吹出口モード演算は、車室内温度TRと運転席側、助手
席側の設定温度Tset(Dr)、Tset(Pa)と
の温度偏差のみによって基本吹出口モードを演算(選
択)しても良い。
示したフローチャートである(第1実施形態)。
成図である(第1実施形態)。
た正面図で、(b)、(c)はA/Cスイッチを示した
正面図である(第1実施形態)。
1実施形態)。
ーチャートである(第1実施形態)。
した特性図である(第1実施形態)。
た特性図である(第1実施形態)。
た特性図である(第1実施形態)。
プレッサの作動特性を示した特性図である(第1実施形
態)。
るオートF/D判定条件1を示した特性図である(第1
実施形態)。
るオートF/D判定条件2を示した特性図である(第1
実施形態)。
を示したフローチャートである(第2実施形態)。
を示したフローチャートである(第3実施形態)。
トである(第4実施形態)。
である(第5実施形態)。
チ) 72 外気温センサ 76 湿度センサ 77 冷媒圧力センサ
Claims (7)
- 【請求項1】車両の走行エネルギーを消費して動作する
車両駆動手段を搭載した車両の車室内を空調する車両用
空調装置において、 (a)少なくとも車両のウインドウに向かって空調風を
吹き出す空調ダクトと、 (b)前記車両駆動手段の動力を用いて前記空調ダクト
内を流れる空気を除湿する除湿手段と、 (c)前記車両駆動手段の動力を用いることなく前記ウ
インドウを防曇する防曇手段と、 (d)前記除湿手段の除湿能力が所定値以下の時には、
前記除湿手段の除湿能力が前記所定値を越える時より
も、前記防曇手段の防曇能力を上げるか、あるいは上げ
易くする防曇制御手段とを備えたことを特徴とする車両
用空調装置。 - 【請求項2】車両の走行エネルギーを消費して動作する
車両駆動手段を搭載した車両の車室内を空調する車両用
空調装置において、 (a)少なくとも車両のウインドウに向かって空調風を
吹き出す空調ダクトと、 (b)前記車両駆動手段の動力を用いて前記空調ダクト
内を流れる空気を除湿する除湿手段と、 (c)前記車両駆動手段の動力を用いることなく前記ウ
インドウを防曇する防曇手段と、 (d)車両の走行エネルギーの残量が所定値以下の時に
は、前記走行エネルギーの残量が前記所定値を越える時
よりも、前記除湿手段の除湿能力を低下させると共に、
前記防曇手段の防曇能力を上げるか、あるいは上げ易く
する防曇制御手段とを備えたことを特徴とする車両用空
調装置。 - 【請求項3】車両の走行エネルギーを消費して動作する
車両駆動手段を搭載した車両の車室内を空調する車両用
空調装置において、 (a)少なくとも車両のウインドウに向かって空調風を
吹き出す空調ダクトと、 (b)前記車両駆動手段の動力を用いて前記空調ダクト
内を流れる空気を除湿する除湿手段と、 (c)前記車両駆動手段の動力を用いることなく前記ウ
インドウを防曇する防曇手段と、 (d)車両の現在位置から目的地までの距離が所定値を
越える時には、前記距離が前記所定値以下の時よりも、
前記除湿手段の除湿能力を低下させると共に、前記防曇
手段の防曇能力を上げるか、あるいは上げ易くする防曇
制御手段とを備えたことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項4】(a)少なくとも車両のウインドウに向か
って空調風を吹き出す空調ダクトと、 (b)前記ウインドウを防曇する複数の防曇手段と、 (c)乗員が前記複数の防曇手段の防曇能力をそれぞれ
指示する複数の指示手段と、 (d)前記指示手段にて前記複数の防曇手段のうちのい
ずれか1つ以上の防曇手段の防曇能力を低下させる指示
が成された時には、この指示対象以外の防曇手段の防曇
能力を自動的に上げるか、あるいは上げ易くする防曇制
御手段とを備えたことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のうちのいずれか
1つに記載の車両用空調装置において、 前記防曇制御手段が前記防曇手段の防曇能力を上げた
か、あるいは上げ易くしたことを報知する報知手段を備
えたことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5のうちのいずれか
1つに記載の車両用空調装置において、 前記防曇制御手段が前記防曇手段の防曇能力を上げた
か、あるいは上げ易くした時に、これを乗員の指示にて
キャンセルする手段を備えたことを特徴とする車両用空
調装置。 - 【請求項7】(a)少なくとも車両のウインドウに向か
って空調風を吹き出す空調ダクトと、 (b)前記ウインドウを防曇する防曇手段と、 (c)乗員が前記防曇手段の防曇能力を指示する指示手
段と、 (d)この指示手段にて前記防曇手段の防曇能力を低下
させる指示が成された時には、前記防曇手段の防曇能力
が低下したことを乗員に報知する報知手段とを備えたこ
とを特徴とする車両用空調装置。
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