JP3020734B2 - 自動走行作業車用の境界検出装置 - Google Patents
自動走行作業車用の境界検出装置Info
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体進行方向前方側の
作業地及びこれに機体進行方向に交差する方向で隣接す
る非作業地を撮像する撮像手段と、その撮像手段による
撮像画像情報に基づいて、前記非作業地に対応する領域
を抽出する領域抽出手段と、この領域抽出手段によって
抽出された前記領域の情報に基づいて、前記作業地と前
記非作業地との境界に対応する線分を求める演算手段と
が設けられた自動走行作業車用の境界検出装置に関す
る。
作業地及びこれに機体進行方向に交差する方向で隣接す
る非作業地を撮像する撮像手段と、その撮像手段による
撮像画像情報に基づいて、前記非作業地に対応する領域
を抽出する領域抽出手段と、この領域抽出手段によって
抽出された前記領域の情報に基づいて、前記作業地と前
記非作業地との境界に対応する線分を求める演算手段と
が設けられた自動走行作業車用の境界検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の自動走行作業車用の境界検出装
置は、例えば、自動走行作業車としての田植え機によっ
て、非作業地としての畦に隣接する作業地としての圃場
に苗を株単位で設定間隔毎に植え付ける際に、機体を機
体進行方向に沿う畦と圃場との境界つまり畦際に沿って
自動走行させるための制御情報を得るために、機体進行
方向前方側を撮像する撮像手段の撮像画像情報におい
て、例えば畦の大部分を占める草と圃場である水面や泥
面等との色情報の差に基づいて畦に対応して抽出された
領域の情報から、上記畦際に対応する線分を直線や曲線
に演算処理して求めるものである。
置は、例えば、自動走行作業車としての田植え機によっ
て、非作業地としての畦に隣接する作業地としての圃場
に苗を株単位で設定間隔毎に植え付ける際に、機体を機
体進行方向に沿う畦と圃場との境界つまり畦際に沿って
自動走行させるための制御情報を得るために、機体進行
方向前方側を撮像する撮像手段の撮像画像情報におい
て、例えば畦の大部分を占める草と圃場である水面や泥
面等との色情報の差に基づいて畦に対応して抽出された
領域の情報から、上記畦際に対応する線分を直線や曲線
に演算処理して求めるものである。
【0003】そして、従来では、上記抽出された領域に
おいて、機体進行方向に交差する方向に沿った前記撮像
手段の画面座標軸の各走査線上で最も圃場側に寄って位
置する画素を代表点として抽出し、これらの代表点の情
報に基づいて、前記境界(畦際)に対応する線分を求め
るように構成されていた。
おいて、機体進行方向に交差する方向に沿った前記撮像
手段の画面座標軸の各走査線上で最も圃場側に寄って位
置する画素を代表点として抽出し、これらの代表点の情
報に基づいて、前記境界(畦際)に対応する線分を求め
るように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、圃場面上に畦上の草と色情報が共通する例
えば浮き草等が存在した場合には、畦上の草との区別が
つかず、しかも、この浮き草等は画面座標軸の走査線上
で畦上の草よりも必ず圃場側に寄って位置するために、
その浮き草等に対応する領域の中で最も圃場側に寄って
位置する画素が前記代表点として選別され、上記演算処
理の対象となる。従って、この場合は、正規の畦際の位
置よりも圃場側にずれた位置が畦際の位置として誤って
検出されることになり、この結果、畦際検出情報を操向
制御情報として活用しにくいという不利があった。
来技術では、圃場面上に畦上の草と色情報が共通する例
えば浮き草等が存在した場合には、畦上の草との区別が
つかず、しかも、この浮き草等は画面座標軸の走査線上
で畦上の草よりも必ず圃場側に寄って位置するために、
その浮き草等に対応する領域の中で最も圃場側に寄って
位置する画素が前記代表点として選別され、上記演算処
理の対象となる。従って、この場合は、正規の畦際の位
置よりも圃場側にずれた位置が畦際の位置として誤って
検出されることになり、この結果、畦際検出情報を操向
制御情報として活用しにくいという不利があった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、畦際等の作業地と非作業地との
境界を浮き草等の外乱要因に左右されず、精度良く検出
できる自動走行作業用の境界検出装置を提供することに
ある。
であって、その目的は、畦際等の作業地と非作業地との
境界を浮き草等の外乱要因に左右されず、精度良く検出
できる自動走行作業用の境界検出装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による自動走行作
業車用の境界検出装置の特徴構成は、前記領域抽出手段
によって抽出された前記領域の中で、機体進行方向に交
差する方向に沿った前記撮像手段の画面座標軸の各走査
線上において、連続する画素の個数が所定個数以上で、
且つ、最も前記作業地側に寄って位置する画素列のみを
選別する選別手段と、この選別手段によって選別された
前記各画素列において最も前記作業地側に寄って位置す
る画素を代表点として抽出する代表点抽出手段とが設け
られ、前記演算手段は、前記代表点抽出手段によって抽
出された前記代表点に基づいて前記線分を求めるように
構成されている点にある。
業車用の境界検出装置の特徴構成は、前記領域抽出手段
によって抽出された前記領域の中で、機体進行方向に交
差する方向に沿った前記撮像手段の画面座標軸の各走査
線上において、連続する画素の個数が所定個数以上で、
且つ、最も前記作業地側に寄って位置する画素列のみを
選別する選別手段と、この選別手段によって選別された
前記各画素列において最も前記作業地側に寄って位置す
る画素を代表点として抽出する代表点抽出手段とが設け
られ、前記演算手段は、前記代表点抽出手段によって抽
出された前記代表点に基づいて前記線分を求めるように
構成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の特徴構成によれば、撮像画像情報より
非作業地としての例えば畦等の大部分を占める草と作業
地としての例えば圃場の水面や泥面等の色情報の差に基
づいて畦に対応して抽出された領域の中で、作業地であ
る圃場上に非作業地である畦の画像情報と共通する情報
を持つ浮き草等の領域が存在した場合であっても、機体
進行方向に交差する方向に沿った画面座標軸の各走査線
上において連続する画素の個数が所定個数(例えば画面
横幅の1/4に相当する個数)以上の画素列のみが選別
されて所定個数以下の画素列は選別されないので、通常
連続する画素数が少ない上記浮き草等に対応する画素列
は除去されることになる。そして、浮き草等の誤差要因
が除去された各走査線上の画素列の中で最も作業地側に
寄って位置する画素列が選別され、更に、この選別され
た画素列において最も作業地側に寄って位置する画素が
代表点として抽出され、これらの代表点が作業地と非作
業地との境界に対応する線分を求める演算処理の対象と
されるので、本来の境界の位置から外れることなく、上
記境界に対応する線分の検出精度を高くすることができ
る。
非作業地としての例えば畦等の大部分を占める草と作業
地としての例えば圃場の水面や泥面等の色情報の差に基
づいて畦に対応して抽出された領域の中で、作業地であ
る圃場上に非作業地である畦の画像情報と共通する情報
を持つ浮き草等の領域が存在した場合であっても、機体
進行方向に交差する方向に沿った画面座標軸の各走査線
上において連続する画素の個数が所定個数(例えば画面
横幅の1/4に相当する個数)以上の画素列のみが選別
されて所定個数以下の画素列は選別されないので、通常
連続する画素数が少ない上記浮き草等に対応する画素列
は除去されることになる。そして、浮き草等の誤差要因
が除去された各走査線上の画素列の中で最も作業地側に
寄って位置する画素列が選別され、更に、この選別され
た画素列において最も作業地側に寄って位置する画素が
代表点として抽出され、これらの代表点が作業地と非作
業地との境界に対応する線分を求める演算処理の対象と
されるので、本来の境界の位置から外れることなく、上
記境界に対応する線分の検出精度を高くすることができ
る。
【0008】
【発明の効果】従って、畦際等の作業地と非作業地との
境界を浮き草等の外乱要因に左右されず精度良く検出で
き、もって自動走行作業車を作業地と非作業地との境界
に沿って走行させる際の操向制御情報として有効に活用
できるものとなった。
境界を浮き草等の外乱要因に左右されず精度良く検出で
き、もって自動走行作業車を作業地と非作業地との境界
に沿って走行させる際の操向制御情報として有効に活用
できるものとなった。
【0009】
【実施例】以下、本発明を自動走行作業車としての田植
え機によって非作業地としての畦Nに隣接する作業地と
しての圃場Mに苗を植え付けるときに、圃場Mと畦Nと
の境界つまり畦際Nkを検出するための装置に適用した
場合の実施例を、図面に基づいて説明する。
え機によって非作業地としての畦Nに隣接する作業地と
しての圃場Mに苗を植え付けるときに、圃場Mと畦Nと
の境界つまり畦際Nkを検出するための装置に適用した
場合の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0010】図6及び図7に示すように、前輪1F及び
後輪1Rの何れをもステアリング操作自在に構成された
機体Vの後方に、苗植え付け装置2が昇降自在に設けら
れ、その苗植え付け装置2によって複数個の苗Tが6列
状に並んだ状態で植え付けられる。そして、機体進行方
向前方側の圃場M及びこれに機体進行方向に交差する方
向で隣接する畦Nを撮像する撮像手段としてのカラー式
のイメージセンサS1が、前記機体Vの前方側に設けら
れている。
後輪1Rの何れをもステアリング操作自在に構成された
機体Vの後方に、苗植え付け装置2が昇降自在に設けら
れ、その苗植え付け装置2によって複数個の苗Tが6列
状に並んだ状態で植え付けられる。そして、機体進行方
向前方側の圃場M及びこれに機体進行方向に交差する方
向で隣接する畦Nを撮像する撮像手段としてのカラー式
のイメージセンサS1が、前記機体Vの前方側に設けら
れている。
【0011】前記イメージセンサS1の取り付け構造に
ついて説明すれば、前記機体Vの横外側方に向かって突
出された支持部材4の先端部に、前記機体Vに対して機
体横外側方に隣接する畦N及び圃場Mを機体進行方向に
向かって斜め上方から撮像するように設けられている。
つまり、前記機体Vが機体進行方向に沿う前記畦際Nk
に対して適正に沿っている状態において、畦際Nkに対
応する線分Lが、前記イメージセンサS1の撮像視野の
中央を前後方向に通る走行基準線Laと一致するように
してある。又、前記イメージセンサS1は、機体Vの左
右夫々に各1個が設けられ、使用する側のセンサを左右
切り換え可能になっている。
ついて説明すれば、前記機体Vの横外側方に向かって突
出された支持部材4の先端部に、前記機体Vに対して機
体横外側方に隣接する畦N及び圃場Mを機体進行方向に
向かって斜め上方から撮像するように設けられている。
つまり、前記機体Vが機体進行方向に沿う前記畦際Nk
に対して適正に沿っている状態において、畦際Nkに対
応する線分Lが、前記イメージセンサS1の撮像視野の
中央を前後方向に通る走行基準線Laと一致するように
してある。又、前記イメージセンサS1は、機体Vの左
右夫々に各1個が設けられ、使用する側のセンサを左右
切り換え可能になっている。
【0012】前記機体Vの構成について説明すれば、図
1に示すように、エンジンEの出力が変速装置5を介し
て前記前輪1F及び前記後輪1Rの夫々に伝達され、前
記変速装置5による変速操作状態が予め設定された設定
走行速度に対応する操作状態となるように、変速状態検
出用ポテンショメータR3 が設けられ、そして、その変
速状態検出用ポテンショメータR3 の検出情報に基づい
て、変速用電動モータ6を駆動するように構成されてい
る。
1に示すように、エンジンEの出力が変速装置5を介し
て前記前輪1F及び前記後輪1Rの夫々に伝達され、前
記変速装置5による変速操作状態が予め設定された設定
走行速度に対応する操作状態となるように、変速状態検
出用ポテンショメータR3 が設けられ、そして、その変
速状態検出用ポテンショメータR3 の検出情報に基づい
て、変速用電動モータ6を駆動するように構成されてい
る。
【0013】又、前記前輪1F及び前記後輪1Rは、夫
々油圧シリンダ7F,7Rによって各別にパワーステア
リング操作されるように構成され、車輪のステアリング
操作に連動するステアリング角検出用ポテンショメータ
R1 ,R2 による検出ステアリング角が目標ステアリン
グ角となるように、前記油圧シリンダ7F,7Rを作動
させる電磁操作式の制御弁8F,8Rを駆動するように
構成されている。
々油圧シリンダ7F,7Rによって各別にパワーステア
リング操作されるように構成され、車輪のステアリング
操作に連動するステアリング角検出用ポテンショメータ
R1 ,R2 による検出ステアリング角が目標ステアリン
グ角となるように、前記油圧シリンダ7F,7Rを作動
させる電磁操作式の制御弁8F,8Rを駆動するように
構成されている。
【0014】従って、前輪1F及び後輪1Rを同位相で
且つ同角度に操向する平行ステアリング形式、前輪1F
及び後輪1Rを逆位相で且つ同角度に操向する4輪ステ
アリング形式、及び、前輪1Fのみを向き変更する2輪
ステアリング形式の三種類のステアリング形式を選択使
用できるようになっている。但し、前記イメージセンサ
S1の撮像情報に基づいて自動的に操向操作する時に
は、前記2輪ステアリング形式を用いると共に、1つの
圃場行程を終了して次の圃場行程に移動する時には、前
記4輪ステアリング形式や平行ステアリング形式を用い
るようになっている。尚、図1中、S2は前記変速装置
5の出力回転数に基づいて走行距離を検出するための距
離センサである。
且つ同角度に操向する平行ステアリング形式、前輪1F
及び後輪1Rを逆位相で且つ同角度に操向する4輪ステ
アリング形式、及び、前輪1Fのみを向き変更する2輪
ステアリング形式の三種類のステアリング形式を選択使
用できるようになっている。但し、前記イメージセンサ
S1の撮像情報に基づいて自動的に操向操作する時に
は、前記2輪ステアリング形式を用いると共に、1つの
圃場行程を終了して次の圃場行程に移動する時には、前
記4輪ステアリング形式や平行ステアリング形式を用い
るようになっている。尚、図1中、S2は前記変速装置
5の出力回転数に基づいて走行距離を検出するための距
離センサである。
【0015】次に、前記イメージセンサS1の撮像情報
に基づいて、前記畦際Nkに対応する線分Lを近似処理
するための制御構成について説明する。図1に示すよう
に、前記イメージセンサS1は、三原色情報R,G,B
を各別に出力するように構成され、そして、畦Nの大部
分を占める草Kの色成分を含む緑色情報Gから草Kの色
成分を含まない青色情報Bを減算して2値化することに
より、前記畦Nに対応する領域Kaを抽出するように構
成されている。
に基づいて、前記畦際Nkに対応する線分Lを近似処理
するための制御構成について説明する。図1に示すよう
に、前記イメージセンサS1は、三原色情報R,G,B
を各別に出力するように構成され、そして、畦Nの大部
分を占める草Kの色成分を含む緑色情報Gから草Kの色
成分を含まない青色情報Bを減算して2値化することに
より、前記畦Nに対応する領域Kaを抽出するように構
成されている。
【0016】説明を加えれば、前記緑色情報Gから前記
青色情報Bをアナログ信号の状態で減算する減算器9、
その減算器9の出力を予め設定された設定閾値に基づい
て2値化して前記領域Kaに対応する2値化情報を出力
するコンパレータ10、そのコンパレータ10の出力信
号を予め設定された画素密度(32×32画素/1画面
に設定してある)に対応した画素情報として記憶する画
像メモリ11、及び、この画像メモリ11に記憶された
情報に基づいて前記畦際Nkに対応する線分Lを直線や
曲線に近似する情報を求めると共に、その情報に基づい
て走行制御するマイクロコンピュータ利用の制御装置1
2の夫々が設けられている。
青色情報Bをアナログ信号の状態で減算する減算器9、
その減算器9の出力を予め設定された設定閾値に基づい
て2値化して前記領域Kaに対応する2値化情報を出力
するコンパレータ10、そのコンパレータ10の出力信
号を予め設定された画素密度(32×32画素/1画面
に設定してある)に対応した画素情報として記憶する画
像メモリ11、及び、この画像メモリ11に記憶された
情報に基づいて前記畦際Nkに対応する線分Lを直線や
曲線に近似する情報を求めると共に、その情報に基づい
て走行制御するマイクロコンピュータ利用の制御装置1
2の夫々が設けられている。
【0017】つまり、前記減算器9及び前記コンパレー
タ10を利用して、前記イメージセンサS1による撮像
画像情報に基づいて、草Kが大部分を占める畦Nに対応
する領域Kaを抽出する領域抽出手段100が構成さ
れ、又、前記制御装置12を利用して、前記領域抽出手
段100によって抽出された前記領域Kaの中で、機体
進行方向に沿った前記イメージセンサS1の画面座標軸
(y軸)の各走査線(y=1〜32の32本)上におい
て、連続する画素の個数が所定個数(例えば画面横幅の
1/4に対応する個数つまり8個)以上で、且つ、最も
前記圃場M側に寄って位置する画素列Krのみを選別す
る選別手段101と、この選別手段101によって選別
された前記各画素列Krにおいて最も前記圃場M側に寄
って位置する点を代表点Pとして抽出する代表点抽出手
段103と、前記領域抽出手段100によって抽出され
た前記領域Kaの情報に基づいて、前記圃場Mと前記畦
Nとの境界に対応する線分Lを求める演算手段102と
が夫々構成されている。そして、前記演算手段102
は、前記代表点抽出手段103によって抽出された前記
代表点Pに基づいて前記線分Lを求めるように構成され
ている。
タ10を利用して、前記イメージセンサS1による撮像
画像情報に基づいて、草Kが大部分を占める畦Nに対応
する領域Kaを抽出する領域抽出手段100が構成さ
れ、又、前記制御装置12を利用して、前記領域抽出手
段100によって抽出された前記領域Kaの中で、機体
進行方向に沿った前記イメージセンサS1の画面座標軸
(y軸)の各走査線(y=1〜32の32本)上におい
て、連続する画素の個数が所定個数(例えば画面横幅の
1/4に対応する個数つまり8個)以上で、且つ、最も
前記圃場M側に寄って位置する画素列Krのみを選別す
る選別手段101と、この選別手段101によって選別
された前記各画素列Krにおいて最も前記圃場M側に寄
って位置する点を代表点Pとして抽出する代表点抽出手
段103と、前記領域抽出手段100によって抽出され
た前記領域Kaの情報に基づいて、前記圃場Mと前記畦
Nとの境界に対応する線分Lを求める演算手段102と
が夫々構成されている。そして、前記演算手段102
は、前記代表点抽出手段103によって抽出された前記
代表点Pに基づいて前記線分Lを求めるように構成され
ている。
【0018】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て、前記制御装置12の動作を説明しながら、各部の構
成について詳述すれば、前記機体Vが設定距離を走行す
る毎、又は、設定時間毎に、前記イメージセンサS1に
よる撮像処理が実行され、この撮像処理の後、前記領域
抽出手段100によって前記畦Nに対応する領域Kaが
抽出されることになる(図3(イ),(ロ)参照)。
て、前記制御装置12の動作を説明しながら、各部の構
成について詳述すれば、前記機体Vが設定距離を走行す
る毎、又は、設定時間毎に、前記イメージセンサS1に
よる撮像処理が実行され、この撮像処理の後、前記領域
抽出手段100によって前記畦Nに対応する領域Kaが
抽出されることになる(図3(イ),(ロ)参照)。
【0019】ここで、前記領域抽出手段100の動作に
ついて説明を加えれば、イメージセンサS1から出力さ
れる三原色情報のうちの緑色情報Gと青色情報Bとの強
度について、草Kが存在する部分、泥及び土面に対応す
る部分、自然光を反射する水面部分夫々に対して考察す
ると、草Kが存在する部分では、緑色情報Gの強度が大
で、且つ、青色情報Bの強度が小となる。又、泥及び土
面に対応する部分では、緑色情報G及び青色情報Bのい
ずれの強度も小となる。さらに、水面部分では、緑色情
報G及び青色情報Bのいずれの強度も大となる。そこ
で、緑色情報Gから青色情報Bを減算した信号レベルの
大きさにより、水面で反射される自然光の影響並びに泥
及び土面に対応する画像情報を除去するのである。つま
り、前記緑色情報Gから青色情報Bを減算した信号レベ
ルが設定閾値以上のレベルになる部分を抽出して2値化
することにより、草Kに対応した領域Kaの情報を抽出
できるのである。尚、図では、畦N側だけでなく圃場M
にも草Kに対応する領域Kaが抽出されているが、これ
は圃場M上に存在する浮き草等によるものである。
ついて説明を加えれば、イメージセンサS1から出力さ
れる三原色情報のうちの緑色情報Gと青色情報Bとの強
度について、草Kが存在する部分、泥及び土面に対応す
る部分、自然光を反射する水面部分夫々に対して考察す
ると、草Kが存在する部分では、緑色情報Gの強度が大
で、且つ、青色情報Bの強度が小となる。又、泥及び土
面に対応する部分では、緑色情報G及び青色情報Bのい
ずれの強度も小となる。さらに、水面部分では、緑色情
報G及び青色情報Bのいずれの強度も大となる。そこ
で、緑色情報Gから青色情報Bを減算した信号レベルの
大きさにより、水面で反射される自然光の影響並びに泥
及び土面に対応する画像情報を除去するのである。つま
り、前記緑色情報Gから青色情報Bを減算した信号レベ
ルが設定閾値以上のレベルになる部分を抽出して2値化
することにより、草Kに対応した領域Kaの情報を抽出
できるのである。尚、図では、畦N側だけでなく圃場M
にも草Kに対応する領域Kaが抽出されているが、これ
は圃場M上に存在する浮き草等によるものである。
【0020】次に、画面座標軸のy軸上の32本の各水
平走査線毎に、前記選別手段101によって前記選別処
理がなされ、この結果、各水平走査線上において、所定
個数(例えば8個)以上の連続する画素数で、最も圃場
M側に寄って位置する画素列Krが選別される。従っ
て、所定個数以上の連続する画素数の画素列Krが存在
しなければ、その水平走査ラインでは選別される画素列
Krはない。そして、圃場M上に存在する浮き草等によ
る領域Kaはその画素数が通常前記所定個数より少ない
ので、上記選別処理によって、浮き草等に対応する領域
Kaは除去される。次に、前記選別された各画素列Kr
において最も圃場M側に寄って位置する画素を代表点P
として抽出する代表点抽出処理が前記代表点抽出手段1
03によって実行される(以上、図3(ハ)参照)。そ
して、画面座標軸の水平走査ラインの全てについて、上
記選別処理と代表点抽出処理が終了したら、これらの代
表点Pに基づいて前記線分Lを演算手段102によって
求めることになる。ここでは、ハフ変換処理によって求
めるように構成している。
平走査線毎に、前記選別手段101によって前記選別処
理がなされ、この結果、各水平走査線上において、所定
個数(例えば8個)以上の連続する画素数で、最も圃場
M側に寄って位置する画素列Krが選別される。従っ
て、所定個数以上の連続する画素数の画素列Krが存在
しなければ、その水平走査ラインでは選別される画素列
Krはない。そして、圃場M上に存在する浮き草等によ
る領域Kaはその画素数が通常前記所定個数より少ない
ので、上記選別処理によって、浮き草等に対応する領域
Kaは除去される。次に、前記選別された各画素列Kr
において最も圃場M側に寄って位置する画素を代表点P
として抽出する代表点抽出処理が前記代表点抽出手段1
03によって実行される(以上、図3(ハ)参照)。そ
して、画面座標軸の水平走査ラインの全てについて、上
記選別処理と代表点抽出処理が終了したら、これらの代
表点Pに基づいて前記線分Lを演算手段102によって
求めることになる。ここでは、ハフ変換処理によって求
めるように構成している。
【0021】ハフ変換について説明すれば図4に示すよ
うに、前記イメージセンサS1の撮像視野の中心(x=
16,y=16)を通るx軸を極座標系における基準線
として、前記各代表点Pを通る複数本の直線を、下記
(i)式に基づいて前記x軸に対して0乃至180度の
範囲において予め複数段階に設定された傾きθと、原点
つまり上記撮像視野中心に対応する画面中央からの距離
ρとの組み合わせとして求める。 ρ=y・sinθ+x・cosθ ……(i)
うに、前記イメージセンサS1の撮像視野の中心(x=
16,y=16)を通るx軸を極座標系における基準線
として、前記各代表点Pを通る複数本の直線を、下記
(i)式に基づいて前記x軸に対して0乃至180度の
範囲において予め複数段階に設定された傾きθと、原点
つまり上記撮像視野中心に対応する画面中央からの距離
ρとの組み合わせとして求める。 ρ=y・sinθ+x・cosθ ……(i)
【0022】そして、前記代表点Pの全てについて、前
記複数段階に設定された傾きθの値が180度に達する
まで、前記パラメータ(ρ,θ)の組み合わせに対応す
る各直線の頻度を計数するための二次元ヒストグラムを
加算する処理を繰り返す。全代表点Pに対する直線の頻
度の計数が完了すると、前記二次元ヒストグラムに加算
された値から、最大頻度となる前記傾きθと前記距離ρ
の組み合わせを求めることにより、最大頻度となる一つ
の直線Lxを決定し、その直線Lxを、前記イメージセ
ンサS1の撮像面において前記畦際Nkに対応する線分
Lを直線近似した情報として求める。
記複数段階に設定された傾きθの値が180度に達する
まで、前記パラメータ(ρ,θ)の組み合わせに対応す
る各直線の頻度を計数するための二次元ヒストグラムを
加算する処理を繰り返す。全代表点Pに対する直線の頻
度の計数が完了すると、前記二次元ヒストグラムに加算
された値から、最大頻度となる前記傾きθと前記距離ρ
の組み合わせを求めることにより、最大頻度となる一つ
の直線Lxを決定し、その直線Lxを、前記イメージセ
ンサS1の撮像面において前記畦際Nkに対応する線分
Lを直線近似した情報として求める。
【0023】次に、前記撮像面における直線Lxを、予
め実測した地表面での前記イメージセンサS1の撮像視
野Aの形状と大きさの記憶情報と、前記最大頻度の直線
Lxが通る撮像面での画素の位置a,b,c(図5参
照) とに基づいて、地表面における直線Lの情報に変換
する。すなわち、図5に示すように、前記撮像視野Aの
横幅方向中央を前後方向に通る走行基準線Laに対する
傾きψと、横幅方向での位置δとの値として設定される
地表面上における直線Lの情報に変換することになる。
め実測した地表面での前記イメージセンサS1の撮像視
野Aの形状と大きさの記憶情報と、前記最大頻度の直線
Lxが通る撮像面での画素の位置a,b,c(図5参
照) とに基づいて、地表面における直線Lの情報に変換
する。すなわち、図5に示すように、前記撮像視野Aの
横幅方向中央を前後方向に通る走行基準線Laに対する
傾きψと、横幅方向での位置δとの値として設定される
地表面上における直線Lの情報に変換することになる。
【0024】説明を加えれば、前記畦際Nkに対応する
直線Lに交差する方向となる前記撮像視野Aの前後位置
(y=0及びy=32)での2辺の長さl0 ,l32、画
面中央(x=16,y=16となる画素位置)における
前記撮像視野Aの横幅方向での長さl16、及び、前記前
後2辺間の距離hの夫々を予め実測して、前記制御装置
12に記憶させておくことになる。
直線Lに交差する方向となる前記撮像視野Aの前後位置
(y=0及びy=32)での2辺の長さl0 ,l32、画
面中央(x=16,y=16となる画素位置)における
前記撮像視野Aの横幅方向での長さl16、及び、前記前
後2辺間の距離hの夫々を予め実測して、前記制御装置
12に記憶させておくことになる。
【0025】そして、前記撮像面における直線Lxが、
前記撮像視野Aの前後位置での2辺に対応するx軸に交
差する画素の位置a,b(y=0,y=32となる位
置)のx座標の値X0,X32と、前記直線Lxが画面中央
を通るx軸に交差する画素の位置cのx座標の値X16と
を、上記(i)式を変形した下記(ii)式から求めるこ
とになる。 Xi=(ρ−Yi・sinθ)/cosθ ……(ii) 但し、Yiは、夫々0,16,32を代入する。
前記撮像視野Aの前後位置での2辺に対応するx軸に交
差する画素の位置a,b(y=0,y=32となる位
置)のx座標の値X0,X32と、前記直線Lxが画面中央
を通るx軸に交差する画素の位置cのx座標の値X16と
を、上記(i)式を変形した下記(ii)式から求めるこ
とになる。 Xi=(ρ−Yi・sinθ)/cosθ ……(ii) 但し、Yiは、夫々0,16,32を代入する。
【0026】そして、上記(ii)式にて求められたx軸
での座標値に基づいて、下記(iii)式及び(iv)式か
ら、前記走行基準線Laに対する横幅方向での位置δ
と、傾きψとを求め、求めた位置δと傾きψとの値を、
地表面において前記畦際Nkに対応する直線Lの位置情
報として算出することになる。
での座標値に基づいて、下記(iii)式及び(iv)式か
ら、前記走行基準線Laに対する横幅方向での位置δ
と、傾きψとを求め、求めた位置δと傾きψとの値を、
地表面において前記畦際Nkに対応する直線Lの位置情
報として算出することになる。
【0027】
【数1】
【0028】従って、前記機体Vを機体進行方向に沿う
畦際Nkに沿って自動走行させるための操向制御におい
ては、前記直線Lの前記走行基準線Laに対する傾きψ
と横幅方向での位置δとを共に零に近づけるように、2
輪ステアリング形式で操向操作することになる。
畦際Nkに沿って自動走行させるための操向制御におい
ては、前記直線Lの前記走行基準線Laに対する傾きψ
と横幅方向での位置δとを共に零に近づけるように、2
輪ステアリング形式で操向操作することになる。
【0029】前記操向制御について説明すれば、前記直
線Lの前記走行基準線Laに対する傾きψと横幅方向で
の位置δ夫々の値、及び、前記前輪1Fの現在のステア
リング角φの値とから、下記(v)式に基づいて、前記
前輪1Fの目標操向角θfを設定し、そして、前記前輪
用のステアリング角検出用ポテンショメータR1 にて検
出される現在のステアリング角φが、目標操向角θfに
対して設定不感帯内に維持されるように、前記前輪用油
圧シリンダ7Fの制御弁8Fを駆動することになる。 θf=K1・δ+K2・ψ+K3 ・φ ……(v) 尚、K1,K2,K3 は、操向特性に応じて予め設定され
た定数である。
線Lの前記走行基準線Laに対する傾きψと横幅方向で
の位置δ夫々の値、及び、前記前輪1Fの現在のステア
リング角φの値とから、下記(v)式に基づいて、前記
前輪1Fの目標操向角θfを設定し、そして、前記前輪
用のステアリング角検出用ポテンショメータR1 にて検
出される現在のステアリング角φが、目標操向角θfに
対して設定不感帯内に維持されるように、前記前輪用油
圧シリンダ7Fの制御弁8Fを駆動することになる。 θf=K1・δ+K2・ψ+K3 ・φ ……(v) 尚、K1,K2,K3 は、操向特性に応じて予め設定され
た定数である。
【0030】圃場行程の終端部に達して次の(この場合
は畦Nとは反対側の)圃場行程の始端部に向けてターン
させるためのターン制御の概要について説明すれば、前
記距離センサS2にて検出される走行距離が、一つの圃
場行程の長さに対応して設定された設定距離を超えるに
伴って、前記イメージセンサS1の画像情報から、例え
ば、圃場Mに対して進行方向前方側で隣接する畦Nの画
面上での位置情報から圃場行程の終端部に達したことを
検出させる。そして、圃場行程の終端部に達したと判断
されると、前記苗植え付け装置2による植え付け作業を
中断して、前記2輪ステアリング形式から前記4輪ステ
アリング形式に切り換えると共に、設定時間の間最大切
り角に維持することにより次の圃場行程側に180度方
向転換させる。この際に、前の行程で使用した前記イメ
ージセンサS1とは反対側のイメージセンサS1の画像
情報から、次の圃場行程に隣接する前の圃場行程の既植
苗Kの位置を検出しながら、次の圃場行程における機体
横幅方向での位置を修正させて、ターンを終了すること
になる。尚、ターン終了後は、前記2輪ステアリング形
式に復帰させて、次の圃場行程での操向制御を再開する
ことになる。
は畦Nとは反対側の)圃場行程の始端部に向けてターン
させるためのターン制御の概要について説明すれば、前
記距離センサS2にて検出される走行距離が、一つの圃
場行程の長さに対応して設定された設定距離を超えるに
伴って、前記イメージセンサS1の画像情報から、例え
ば、圃場Mに対して進行方向前方側で隣接する畦Nの画
面上での位置情報から圃場行程の終端部に達したことを
検出させる。そして、圃場行程の終端部に達したと判断
されると、前記苗植え付け装置2による植え付け作業を
中断して、前記2輪ステアリング形式から前記4輪ステ
アリング形式に切り換えると共に、設定時間の間最大切
り角に維持することにより次の圃場行程側に180度方
向転換させる。この際に、前の行程で使用した前記イメ
ージセンサS1とは反対側のイメージセンサS1の画像
情報から、次の圃場行程に隣接する前の圃場行程の既植
苗Kの位置を検出しながら、次の圃場行程における機体
横幅方向での位置を修正させて、ターンを終了すること
になる。尚、ターン終了後は、前記2輪ステアリング形
式に復帰させて、次の圃場行程での操向制御を再開する
ことになる。
【0031】〔別実施例〕上記実施例では、撮像手段と
してカラー式のイメージセンサS1を用いて、緑色情報
Gから青色情報Bを減算して設定閾値に基づいて2値化
することにより、草Kが大部分を占める畦Nに対応する
領域Kaを抽出するように構成した場合を例示したが、
例えば、三原色情報R,G,Bの全部を用いて、それら
の比が草Kの色に対応する設定比率範囲となる領域を前
記領域Kaとして抽出するようにしてもよく、あるい
は、前記撮像手段として白黒式のイメージセンサS1を
用いて、草Kと泥面等の他の箇所の明度信号を適当な閾
値設定に基づいて2値化することにより、簡便な装置で
領域Kaを抽出するようにしてもよく、領域抽出手段1
00の具体構成は、各種変更できる。
してカラー式のイメージセンサS1を用いて、緑色情報
Gから青色情報Bを減算して設定閾値に基づいて2値化
することにより、草Kが大部分を占める畦Nに対応する
領域Kaを抽出するように構成した場合を例示したが、
例えば、三原色情報R,G,Bの全部を用いて、それら
の比が草Kの色に対応する設定比率範囲となる領域を前
記領域Kaとして抽出するようにしてもよく、あるい
は、前記撮像手段として白黒式のイメージセンサS1を
用いて、草Kと泥面等の他の箇所の明度信号を適当な閾
値設定に基づいて2値化することにより、簡便な装置で
領域Kaを抽出するようにしてもよく、領域抽出手段1
00の具体構成は、各種変更できる。
【0032】又、上記実施例では、画面座標軸(y軸)
の各水平走査線上において、連続する画素の個数が画面
横幅の1/4に対応する個数つまり8個以上である画素
列を選別するように選別手段101を構成したが、この
個数の判断基準は8個に限らず、例えば、畦N上の草K
の疎密状態が密であれば検出精度を上げるべく8個以上
に設定する一方、草Kの疎密状態が疎であれば検出不能
にならないように8個以下に設定する等、適宜増減変更
することができる。
の各水平走査線上において、連続する画素の個数が画面
横幅の1/4に対応する個数つまり8個以上である画素
列を選別するように選別手段101を構成したが、この
個数の判断基準は8個に限らず、例えば、畦N上の草K
の疎密状態が密であれば検出精度を上げるべく8個以上
に設定する一方、草Kの疎密状態が疎であれば検出不能
にならないように8個以下に設定する等、適宜増減変更
することができる。
【0033】又、上記実施例では、ハフ変換を利用して
畦際Nkに対応する線分Lを直線近似するようにした場
合を例示したが、例えば、最小二乗法等を用いて直線近
似あるいは曲線近似した情報を求めることもできるもの
であって、演算手段102の具体構成は、各種変更でき
る。
畦際Nkに対応する線分Lを直線近似するようにした場
合を例示したが、例えば、最小二乗法等を用いて直線近
似あるいは曲線近似した情報を求めることもできるもの
であって、演算手段102の具体構成は、各種変更でき
る。
【0034】又、上記実施例では、本発明を自動走行作
業車としての田植え機を作業地としての圃場とこれに隣
接する非作業地としての畦Nとの境界である畦際Nkに
沿って自動走行させるための装置に適用した場合を例示
したが、本発明は、芝刈り機等の他の自動走行作業車に
も適用できるものであって、その際の作業地M及び非作
業地Nの種類や機体の走行系の構成等、各部の具体構
成、並びに、検出された作業地Mと非作業地Nとの境界
に対応する線分Lの情報の利用形態は、各種変更でき
る。
業車としての田植え機を作業地としての圃場とこれに隣
接する非作業地としての畦Nとの境界である畦際Nkに
沿って自動走行させるための装置に適用した場合を例示
したが、本発明は、芝刈り機等の他の自動走行作業車に
も適用できるものであって、その際の作業地M及び非作
業地Nの種類や機体の走行系の構成等、各部の具体構
成、並びに、検出された作業地Mと非作業地Nとの境界
に対応する線分Lの情報の利用形態は、各種変更でき
る。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】制御構成のブロック図
【図2】制御作動のフローチャート
【図3】画像処理の説明図
【図4】ハフ変換の説明図
【図5】撮像視野における機体進行方向と近似直線の関
係を示す説明図
係を示す説明図
【図6】田植え機の概略平面図
【図7】田植え機の概略側面図
M 作業地 N 非作業地 S1 撮像手段 Ka 領域 L 線分 Kr 画素列 P 代表点 100 領域抽出手段 101 選別手段 102 演算手段 103 代表点抽出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−110605(JP,A) 特開 平4−112276(JP,A) 特開 平2−242406(JP,A) 特開 平2−301809(JP,A) 特開 平2−301810(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 1/02 A01B 69/00 303 G06F 15/70 330
Claims (1)
- 【請求項1】 機体進行方向前方側の作業地(M)及び
これに機体進行方向に交差する方向で隣接する非作業地
(N)を撮像する撮像手段(S1)と、その撮像手段
(S1)による撮像画像情報に基づいて、前記非作業地
(N)に対応する領域(Ka)を抽出する領域抽出手段
(100)と、この領域抽出手段(100)によって抽
出された前記領域(Ka)の情報に基づいて、前記作業
地(M)と前記非作業地(N)との境界に対応する線分
(L)を求める演算手段(102)とが設けられた自動
走行作業車用の境界検出装置であって、 前記領域抽出手段(100)によって抽出された前記領
域(Ka)の中で、機体進行方向に交差する方向に沿っ
た前記撮像手段(S1)の画面座標軸の各走査線上にお
いて、連続する画素の個数が所定個数以上で、且つ、最
も前記作業地(M)側に寄って位置する画素列(Kr)
のみを選別する選別手段(101)と、この選別手段
(101)によって選別された前記各画素列(Kr)に
おいて最も前記作業地(M)側に寄って位置する画素を
代表点(P)として抽出する代表点抽出手段(103)
とが設けられ、 前記演算手段(102)は、前記代表点抽出手段(10
3)によって抽出された前記代表点(P)に基づいて前
記線分(L)を求めるように構成されている自動走行作
業車用の境界検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175178A JP3020734B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動走行作業車用の境界検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175178A JP3020734B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動走行作業車用の境界検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619540A JPH0619540A (ja) | 1994-01-28 |
JP3020734B2 true JP3020734B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=15991638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4175178A Expired - Fee Related JP3020734B2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動走行作業車用の境界検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020734B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP4175178A patent/JP3020734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619540A (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |