JP3088277B2 - 芳香剤揮散容器 - Google Patents
芳香剤揮散容器Info
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- JP3088277B2 JP3088277B2 JP07277815A JP27781595A JP3088277B2 JP 3088277 B2 JP3088277 B2 JP 3088277B2 JP 07277815 A JP07277815 A JP 07277815A JP 27781595 A JP27781595 A JP 27781595A JP 3088277 B2 JP3088277 B2 JP 3088277B2
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L9/00—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
- A61L9/015—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone
- A61L9/04—Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air without heating
- A61L9/12—Apparatus, e.g. holders, therefor
- A61L9/127—Apparatus, e.g. holders, therefor comprising a wick
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- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車や家庭の室内
等を芳香状態にする際に、室内等に芳香液を揮散させる
べく使用する芳香剤揮散容器に関するものである。
等を芳香状態にする際に、室内等に芳香液を揮散させる
べく使用する芳香剤揮散容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように芳香剤揮散容器は、芳
香液が容器本体120 に浸した芯材121から毛細管現象に
よって吸い上げられ、芯材121 の頂部に圧接した濾紙製
の散香片112 に含浸される。そして、この散香片112 か
ら芳香液が室内等の空間に揮散されるものである。
香液が容器本体120 に浸した芯材121から毛細管現象に
よって吸い上げられ、芯材121 の頂部に圧接した濾紙製
の散香片112 に含浸される。そして、この散香片112 か
ら芳香液が室内等の空間に揮散されるものである。
【0003】この従来の芳香剤揮散容器は、散香片112
の取り替えが通常予定されていないため、散香片112 が
散香片支持体110 の環状支持部111 に嵌入固定されてい
て、その取り外し及び取り替えは簡単にはできない。
の取り替えが通常予定されていないため、散香片112 が
散香片支持体110 の環状支持部111 に嵌入固定されてい
て、その取り外し及び取り替えは簡単にはできない。
【0004】また従来の芳香剤揮散容器は、容器本体12
0 、散香片支持体110 、傘体100 等によって通常構成さ
れていて、特に傘体100 は合成樹脂等によって一体成形
され、美観を増し商品価値を高めるべく、更に装飾模様
を描出した化粧カバー等が被嵌されていることが多い。
0 、散香片支持体110 、傘体100 等によって通常構成さ
れていて、特に傘体100 は合成樹脂等によって一体成形
され、美観を増し商品価値を高めるべく、更に装飾模様
を描出した化粧カバー等が被嵌されていることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】芳香剤揮散容器の使用
を継続するに従い、その散香片は、芳香液中の香料成分
によって目詰まりを起こすようになり、芳香剤の揮散性
が悪化する。またこれと同時に散香片が、芳香剤の非揮
散成分の堆積により不快な色に変色していき、散香片が
外から見える場合は芳香剤揮散容器全体の美観を損ねる
ことにもなる。
を継続するに従い、その散香片は、芳香液中の香料成分
によって目詰まりを起こすようになり、芳香剤の揮散性
が悪化する。またこれと同時に散香片が、芳香剤の非揮
散成分の堆積により不快な色に変色していき、散香片が
外から見える場合は芳香剤揮散容器全体の美観を損ねる
ことにもなる。
【0006】上記従来例では散香片112 の取り替えが予
定されていないため、散香片112 の目詰まり等によって
揮散性が悪化し使用の継続が困難になった場合、この揮
散容器全体を取り替える必要があり、容器本体120 、散
香片支持体110 、傘体100 等が無駄になるという問題点
があった。また同理由から、芳香液が空になった場合に
芳香液を詰め替えてまでその芳香剤揮散容器を長期間継
続使用しようとすることが稀となり、資源が無駄になる
いうという問題があった。
定されていないため、散香片112 の目詰まり等によって
揮散性が悪化し使用の継続が困難になった場合、この揮
散容器全体を取り替える必要があり、容器本体120 、散
香片支持体110 、傘体100 等が無駄になるという問題点
があった。また同理由から、芳香液が空になった場合に
芳香液を詰め替えてまでその芳香剤揮散容器を長期間継
続使用しようとすることが稀となり、資源が無駄になる
いうという問題があった。
【0007】さらに上記従来例では、容器本体120 、散
香片支持体110 以外に傘体100 を必要とし、また美観を
高める観点から傘体100 に装飾を施す必要もあったた
め、容器全体としてコスト高になるという問題があっ
た。
香片支持体110 以外に傘体100 を必要とし、また美観を
高める観点から傘体100 に装飾を施す必要もあったた
め、容器全体としてコスト高になるという問題があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、揮散性芳香液を収容した容器本体と、容器本
体の上端開口部に着脱可能に取りつけたヘッド部材と、
ヘッド部材に保持された浸透性素材からなる散香片と、
容器本体内の揮散性芳香液を吸い上げて前記散香片に供
給する芯材とを備えた芳香剤揮散容器において、散香片
は底部と複数の起立部とを有し、底部と複数の起立部の
境界線で折り曲げ可能に構成され、ヘッド部材はヘッド
本体と固定部材とからなり、ヘッド本体は容器本体の上
端開口部に取り付けられる有頂筒形のキャップ部と、こ
のキャップ部の上部外周より上方に拡開するように延び
る外装部と、前記キャップ部の頂部より上方に延びる複
数本の保持片部と、キャップ部の頂部に前記複数本の保
持片部に囲まれるようにして設けられた開口部とを備
え、固定部材は前記複数本の保持片部の内空間に着脱可
能に挿入され、その外周部と前記複数本の保持片部との
間に前記散香片の起立部を挟持し、その下端部によって
散香片の底部を前記芯材の頂部に圧接するように構成さ
れかつ上記芳香剤揮散容器において、外装部を花びら形
状に、散香片を雄しべ形状に、固定部材を雌しべ形状に
それぞれ形成されたことを特徴とするものである。
するため、揮散性芳香液を収容した容器本体と、容器本
体の上端開口部に着脱可能に取りつけたヘッド部材と、
ヘッド部材に保持された浸透性素材からなる散香片と、
容器本体内の揮散性芳香液を吸い上げて前記散香片に供
給する芯材とを備えた芳香剤揮散容器において、散香片
は底部と複数の起立部とを有し、底部と複数の起立部の
境界線で折り曲げ可能に構成され、ヘッド部材はヘッド
本体と固定部材とからなり、ヘッド本体は容器本体の上
端開口部に取り付けられる有頂筒形のキャップ部と、こ
のキャップ部の上部外周より上方に拡開するように延び
る外装部と、前記キャップ部の頂部より上方に延びる複
数本の保持片部と、キャップ部の頂部に前記複数本の保
持片部に囲まれるようにして設けられた開口部とを備
え、固定部材は前記複数本の保持片部の内空間に着脱可
能に挿入され、その外周部と前記複数本の保持片部との
間に前記散香片の起立部を挟持し、その下端部によって
散香片の底部を前記芯材の頂部に圧接するように構成さ
れかつ上記芳香剤揮散容器において、外装部を花びら形
状に、散香片を雄しべ形状に、固定部材を雌しべ形状に
それぞれ形成されたことを特徴とするものである。
【0009】また上記芳香剤揮散容器において、容器本
体の上端開口部に設けた、芯材を保持するための芯押え
は換気孔を備え、キャップ部の頂部の開口部の外周縁上
面には小突起が設けられ、散香片の底部は前記小突起に
当接して散香片の底部とキャップ部の頂部上面との間に
空隙が設けられ、前記換気孔とこの空隙とを通じて容器
本体内部と外界とを通気可能とすると好適である。
体の上端開口部に設けた、芯材を保持するための芯押え
は換気孔を備え、キャップ部の頂部の開口部の外周縁上
面には小突起が設けられ、散香片の底部は前記小突起に
当接して散香片の底部とキャップ部の頂部上面との間に
空隙が設けられ、前記換気孔とこの空隙とを通じて容器
本体内部と外界とを通気可能とすると好適である。
【0010】
【0011】本発明によれば、芳香液に浸漬した芯材を
備えた容器本体上部にヘッド本体を取り付け、この芯材
の上端部をヘッド本体のキャップ部に設けられた開口部
に貫挿し、芯材の頂部に散香片を圧接するように固定部
材によって散香片を前記キャップ部に設けられた保持片
部に挟持することによって散香片をヘッド本体で保持す
ることが可能となる。そして、芯材が揮散性芳香液を吸
い上げ、この芯材の頂部に圧接した散香片に揮散性芳香
液が供給され、散香片から揮散性芳香液が揮散する。そ
の後散香片を取り替える際には、ヘッド本体の複数本の
保持片の弾性を利用して、固定部材をヘッド本体から離
脱さえすれば、散香片がヘッド本体の保持片部に挟持さ
れている状態を解かれ、散香片を容易に引き抜くことが
可能であり、散香片の取り替えが自在に行える。また、
散香片は使用時には起立部を起立させる必要があるが、
保管時には平面状態とすることができ、保管場所をとら
ずに便利である。
備えた容器本体上部にヘッド本体を取り付け、この芯材
の上端部をヘッド本体のキャップ部に設けられた開口部
に貫挿し、芯材の頂部に散香片を圧接するように固定部
材によって散香片を前記キャップ部に設けられた保持片
部に挟持することによって散香片をヘッド本体で保持す
ることが可能となる。そして、芯材が揮散性芳香液を吸
い上げ、この芯材の頂部に圧接した散香片に揮散性芳香
液が供給され、散香片から揮散性芳香液が揮散する。そ
の後散香片を取り替える際には、ヘッド本体の複数本の
保持片の弾性を利用して、固定部材をヘッド本体から離
脱さえすれば、散香片がヘッド本体の保持片部に挟持さ
れている状態を解かれ、散香片を容易に引き抜くことが
可能であり、散香片の取り替えが自在に行える。また、
散香片は使用時には起立部を起立させる必要があるが、
保管時には平面状態とすることができ、保管場所をとら
ずに便利である。
【0012】さらに、芳香剤揮散容器の外装部を花びら
形状に、散香片を雄しべ形状に、固定部材を雌しべ形状
にそれぞれ形成することによって、美観を起こさせるた
めの特別の部材を必要とせず、芳香剤揮散容器の本来の
機能を保持するための必要最小限の部材のみで容器全体
が造花のようになり、容器全体としての美観の向上を図
ることができ、傘体等を必要とした従来例に比較して生
産性及びコスト低減の上で有利となる。
形状に、散香片を雄しべ形状に、固定部材を雌しべ形状
にそれぞれ形成することによって、美観を起こさせるた
めの特別の部材を必要とせず、芳香剤揮散容器の本来の
機能を保持するための必要最小限の部材のみで容器全体
が造花のようになり、容器全体としての美観の向上を図
ることができ、傘体等を必要とした従来例に比較して生
産性及びコスト低減の上で有利となる。
【0013】また、芯材を保持する芯押えに換気孔を設
け、散香片の底部とキャップ部の頂部上面との間に空隙
が設けられたことによって、前記換気孔とこの空隙とを
通じて容器本体内部と外界とが通気可能となり、芳香剤
揮散容器が高温状況下で使用された場合でも容器本体内
部の圧力が高圧となることがなく、芯材を通じて芳香液
が外部に噴出することがなく、安全に芳香剤揮散容器を
使用できる。
け、散香片の底部とキャップ部の頂部上面との間に空隙
が設けられたことによって、前記換気孔とこの空隙とを
通じて容器本体内部と外界とが通気可能となり、芳香剤
揮散容器が高温状況下で使用された場合でも容器本体内
部の圧力が高圧となることがなく、芯材を通じて芳香液
が外部に噴出することがなく、安全に芳香剤揮散容器を
使用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図6を参照しつつ説明する。
〜図6を参照しつつ説明する。
【0015】本実施形態の容器本体1 は、底部が略楕円
状をしており、円筒形の上端開口部2 を有する合成樹脂
製の容器であり、前記上端開口部2 の外周には雄螺子2a
が設けられている。この容器本体1 の上端開口部2 から
容器内に向け、ポリエステル繊維等の吸水性素材を結束
又は編組した芯材10が配設されている。芯材10の上端部
は芯押え3 によって容器本体1 の上端開口部2 に、その
上端からわずかに突出した状態で保持されている。
状をしており、円筒形の上端開口部2 を有する合成樹脂
製の容器であり、前記上端開口部2 の外周には雄螺子2a
が設けられている。この容器本体1 の上端開口部2 から
容器内に向け、ポリエステル繊維等の吸水性素材を結束
又は編組した芯材10が配設されている。芯材10の上端部
は芯押え3 によって容器本体1 の上端開口部2 に、その
上端からわずかに突出した状態で保持されている。
【0016】容器本体1 の上端開口部2 には、ヘッド部
材5 が着脱可能に取り付けられている。このヘッド部材
5 はヘッド本体20と固定部材40とによって構成されてい
る。
材5 が着脱可能に取り付けられている。このヘッド部材
5 はヘッド本体20と固定部材40とによって構成されてい
る。
【0017】ヘッド本体20は、その下方部分に容器本体
1 の前記雄螺子2aと螺合する雌螺子21を有した有頂円筒
形のキャップ部25を備えている。又、ヘッド本体20はそ
の上方部分に前記キャップ部25の上部外周より上方に拡
開するような花びら形状の外装部6 を備えている。キャ
ップ部25の頂部中央には開口部22が設けてあり、ヘッド
本体20を容器本体1 に螺合させたときに、芯材10がこの
開口部22を通じて僅かに突出する位置にキャップ部25の
上端面がくるようになっていいる。このキャップ部25の
頂部には、開口部22を囲むように4箇所対称に保持片部
23が立設されている。この保持片部23は、外側方に弾性
的に撓むことが可能で、内向の鉤部24を有している。な
お、このヘッド本体20は合成樹脂製で一体成形によって
製作される。散香片30は、濾紙またはフェルト等の浸透
性素材を適当な幅をもたせて略十字型に切断されたもの
で、この各4辺が起立部31を構成し、起立部31の先端部
分は波形に切断されおり、組み付け時に雄しべ形状とな
るように形成されている。そして散香片30の中央部分が
底部32を構成し、起立部31と底部32の境界線部に、図4
に2点鎖線で示すように折り目33が付けてあり、この折
り目33において4つの起立部31を上方に折り曲げること
によって散香片30が形成される。合成樹脂製の固定部材
40は、中央部が細い棒状であり、その上端に半球状の摘
み部43を有しており、下部は円盤状の鍔部41、42が上下
に一定間隔をおいて設けられている。固定部材40はその
形状から、散香片30の組み付け時には雌しべと擬制され
るものである。ここで、下部の鍔部41、42の径は保持片
部23の内周径と散香片30の厚みにより決定されるもので
あり、保持片部23の内周径から散香片30の厚みを差し引
いたものよりも僅かに大きくしてあり、保持片部23と固
定部材40によって散香片30が挟持できる径である。そし
て、散香片30を保持片部23に挟持させた際、適度の厚み
をもった散香片30が、上下の鍔部41、42の隙間に入り込
み散香片30が確実に保持され、さらに前記鉤部24と上部
の鍔部41によって散香片30の挟持が確実となると共に、
固定部材40も安定的に支持される。そして、固定部材40
はその下端部によって、散香片30の底部32を前記芯材10
の頂部に圧接する。
1 の前記雄螺子2aと螺合する雌螺子21を有した有頂円筒
形のキャップ部25を備えている。又、ヘッド本体20はそ
の上方部分に前記キャップ部25の上部外周より上方に拡
開するような花びら形状の外装部6 を備えている。キャ
ップ部25の頂部中央には開口部22が設けてあり、ヘッド
本体20を容器本体1 に螺合させたときに、芯材10がこの
開口部22を通じて僅かに突出する位置にキャップ部25の
上端面がくるようになっていいる。このキャップ部25の
頂部には、開口部22を囲むように4箇所対称に保持片部
23が立設されている。この保持片部23は、外側方に弾性
的に撓むことが可能で、内向の鉤部24を有している。な
お、このヘッド本体20は合成樹脂製で一体成形によって
製作される。散香片30は、濾紙またはフェルト等の浸透
性素材を適当な幅をもたせて略十字型に切断されたもの
で、この各4辺が起立部31を構成し、起立部31の先端部
分は波形に切断されおり、組み付け時に雄しべ形状とな
るように形成されている。そして散香片30の中央部分が
底部32を構成し、起立部31と底部32の境界線部に、図4
に2点鎖線で示すように折り目33が付けてあり、この折
り目33において4つの起立部31を上方に折り曲げること
によって散香片30が形成される。合成樹脂製の固定部材
40は、中央部が細い棒状であり、その上端に半球状の摘
み部43を有しており、下部は円盤状の鍔部41、42が上下
に一定間隔をおいて設けられている。固定部材40はその
形状から、散香片30の組み付け時には雌しべと擬制され
るものである。ここで、下部の鍔部41、42の径は保持片
部23の内周径と散香片30の厚みにより決定されるもので
あり、保持片部23の内周径から散香片30の厚みを差し引
いたものよりも僅かに大きくしてあり、保持片部23と固
定部材40によって散香片30が挟持できる径である。そし
て、散香片30を保持片部23に挟持させた際、適度の厚み
をもった散香片30が、上下の鍔部41、42の隙間に入り込
み散香片30が確実に保持され、さらに前記鉤部24と上部
の鍔部41によって散香片30の挟持が確実となると共に、
固定部材40も安定的に支持される。そして、固定部材40
はその下端部によって、散香片30の底部32を前記芯材10
の頂部に圧接する。
【0018】上記部材を組み立てることによって、芳香
剤揮散容器の外観は造花のようになり、美観を起こさせ
ると共に、散香片30が目詰まり等を起こした場合でも、
固定部材40の着脱のみで簡単に散香片30の取り替えがで
きるため、芳香液を詰め替える等して長期間継続的に一
つの芳香剤揮散容器を使用することができる。
剤揮散容器の外観は造花のようになり、美観を起こさせ
ると共に、散香片30が目詰まり等を起こした場合でも、
固定部材40の着脱のみで簡単に散香片30の取り替えがで
きるため、芳香液を詰め替える等して長期間継続的に一
つの芳香剤揮散容器を使用することができる。
【0019】なお、図6に示すように、キャップ部25
の頂部上面に小突起26を、保持片部23と保持片部2
3との間の4か所に設け、この小突起26の上面に散香
片30の底部32を当接させ、キャップ部25の頂部の
上面と散香片30の底部32との間に空隙27ができる
ようにし、さらに芯押え3の芯材10を保持している外
周部に換気孔3aを設けることによって、前記空隙27
と換気孔3aを通じて、図6に示す矢印Sのように容器
本体1の内部と外界との通気が可能となる。これによ
り、高温状況下でこの芳香剤揮散容器を使用しても、容
器本体1の内部が高圧にならず,香液が芯材10を通じ
て外部に噴出することがなく、安全に芳香剤揮散容器を
使用できる。
の頂部上面に小突起26を、保持片部23と保持片部2
3との間の4か所に設け、この小突起26の上面に散香
片30の底部32を当接させ、キャップ部25の頂部の
上面と散香片30の底部32との間に空隙27ができる
ようにし、さらに芯押え3の芯材10を保持している外
周部に換気孔3aを設けることによって、前記空隙27
と換気孔3aを通じて、図6に示す矢印Sのように容器
本体1の内部と外界との通気が可能となる。これによ
り、高温状況下でこの芳香剤揮散容器を使用しても、容
器本体1の内部が高圧にならず,香液が芯材10を通じ
て外部に噴出することがなく、安全に芳香剤揮散容器を
使用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、芳香剤揮散容器の散香
片の取り替えが固定部材の脱着のみで容易に行えること
となり、散香片が目詰まり等を起こした場合であって
も、その取り替えによって一つの芳香剤揮散容器を長期
間継続して使用することができ、また新しい散香片を常
に使用できるので美観上も有利である。
片の取り替えが固定部材の脱着のみで容易に行えること
となり、散香片が目詰まり等を起こした場合であって
も、その取り替えによって一つの芳香剤揮散容器を長期
間継続して使用することができ、また新しい散香片を常
に使用できるので美観上も有利である。
【0021】さらにこの効果を維持しつつ、ヘッド本
体、散香片、固定部材の形状をそれぞれ花びら、雄し
べ、雌しべのようにすることによって、特別の装飾部材
を必要とせずに芳香剤揮散容器の美観を向上させること
ができると共に、部材点数の低減によるコスト削減及び
生産性の向上を図ることが可能となる。
体、散香片、固定部材の形状をそれぞれ花びら、雄し
べ、雌しべのようにすることによって、特別の装飾部材
を必要とせずに芳香剤揮散容器の美観を向上させること
ができると共に、部材点数の低減によるコスト削減及び
生産性の向上を図ることが可能となる。
【図1】本発明の芳香剤揮散容器の第一の実施形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】その縦断正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】散香片を示す平面図である。
【図5】散香片の固定状態を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の芳香剤揮散容器の第二の実施形態を示
す縦断正面図である。
す縦断正面図である。
【図7】従来の芳香揮散容器の分解斜視図である。
1 容器本体 2 上端開口部 5 ヘッド部材 6 外装部 10 芯材 20 ヘッド本体 22 開口部 23 保持片部 25 キャップ部 30 散香片 31 起立部 32 底部 40 固定部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/12
Claims (2)
- 【請求項1】 揮散性芳香液を収容した容器本体と、容
器本体の上端開口部に着脱可能に取りつけたヘッド部材
と、ヘッド部材に保持された浸透性素材からなる散香片
と、容器本体内の揮散性芳香液を吸い上げて前記散香片
に供給する芯材とを備えた芳香剤揮散容器において、散
香片は底部と複数の起立部とを有し、底部と複数の起立
部の境界線で折り曲げ可能に構成され、ヘッド部材はヘ
ッド本体と固定部材とからなり、ヘッド本体は容器本体
の上端開口部に取り付けられる有頂筒形のキャップ部
と、このキャップ部の上部外周より上方に拡開するよう
に延びる外装部と、前記キャップ部の頂部より上方に延
びる複数本の保持片部と、キャップ部の頂部に前記複数
本の保持片部に囲まれるようにして設けられた開口部と
を備え、固定部材は前記複数本の保持片部の内空間に着
脱可能に挿入され、その外周部と前記複数本の保持片部
との間に前記散香片の起立部を挟持し、その下端部によ
って散香片の底部を前記芯材の頂部に圧接するように構
成され、かつ外装部が花びら形状に、散香片が雄しべ形
状に、固定部材が雌しべ形状にそれぞれ形成されたこと
を特徴とする芳香剤揮散容器。 - 【請求項2】 容器本体の上端開口部に設けた、芯材を
保持するための芯押えは換気孔を備え、キャップ部の頂
部の開口部の外周縁上面には小突起が設けられ、散香片
の底部は前記小突起に当接して散香片の底部とキャップ
部の頂部上面との間に空隙が設けられ、前記換気孔とこ
の空隙とを通じて容器本体内部と外界とを通気可能とし
た請求項1記載の芳香剤揮散容器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07277815A JP3088277B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 芳香剤揮散容器 |
US08/622,123 US5725152A (en) | 1995-10-25 | 1996-03-26 | Air freshener dispenser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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