JP3080818B2 - 圧延機のロールシフト装置 - Google Patents
圧延機のロールシフト装置Info
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- JP3080818B2 JP3080818B2 JP05194513A JP19451393A JP3080818B2 JP 3080818 B2 JP3080818 B2 JP 3080818B2 JP 05194513 A JP05194513 A JP 05194513A JP 19451393 A JP19451393 A JP 19451393A JP 3080818 B2 JP3080818 B2 JP 3080818B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下ワークロールを互
いにロール軸方向の反対方向にシフトする圧延機のロー
ルシフト装置に関する。
いにロール軸方向の反対方向にシフトする圧延機のロー
ルシフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のロールシフト圧延機の一例
の作業側要部を示す側面図、図6は図5のVI−VI断面図
である。
の作業側要部を示す側面図、図6は図5のVI−VI断面図
である。
【0003】図において、51はワークロールであり、
作業側及び図示しない駆動側の端部はハウジング60内
でロール軸方向に移動するロールチョック52に軸着さ
れ、この作業側のロールチョック52の側面にバー53
が固着されている。54は保持ブロックであり、作業側
のハウジング60の入側及び出側の側面にそれぞれ固設
された上下のフレーム55間にロール軸方向に移動する
ように嵌装され、ストッパ56がロール軸方向と直交す
る水平方向に移動してバー53の切欠部に挿入するよう
に、貫通して嵌装されている。また、フレーム55間に
は油圧シリンダ57が内装され、そのロッド部は保持ブ
ロック54に連結されている。61はバックアップロー
ルである。
作業側及び図示しない駆動側の端部はハウジング60内
でロール軸方向に移動するロールチョック52に軸着さ
れ、この作業側のロールチョック52の側面にバー53
が固着されている。54は保持ブロックであり、作業側
のハウジング60の入側及び出側の側面にそれぞれ固設
された上下のフレーム55間にロール軸方向に移動する
ように嵌装され、ストッパ56がロール軸方向と直交す
る水平方向に移動してバー53の切欠部に挿入するよう
に、貫通して嵌装されている。また、フレーム55間に
は油圧シリンダ57が内装され、そのロッド部は保持ブ
ロック54に連結されている。61はバックアップロー
ルである。
【0004】上下のワークロール51をバックアップロ
ール61を介して圧下し、帯鋼50を圧延する。この圧
延中に、各々の油圧シリンダ57によって上下の双方の
保持ブロック54及びストッパ56を上下で互いに反対
方向のロール軸方向に移動させ、バー53及びロールチ
ョック52を介して上下のワークロール51を互いに反
対方向にシフトし、帯鋼50の板形状を制御する。
ール61を介して圧下し、帯鋼50を圧延する。この圧
延中に、各々の油圧シリンダ57によって上下の双方の
保持ブロック54及びストッパ56を上下で互いに反対
方向のロール軸方向に移動させ、バー53及びロールチ
ョック52を介して上下のワークロール51を互いに反
対方向にシフトし、帯鋼50の板形状を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、ロー
ルシフト長さに必要なストロークを具備した油圧シリン
ダ57を保持ブロック54の作業側の外側に装設してい
るので、圧延機作業側のシフト装置の規模が大きくな
り、大きな設置スペースを必要とする。また、長いフレ
ーム55に油圧シリンダ57を装設しているので、スラ
スト剛性が低く、ロールシフト量設定の精度が低くな
り、帯鋼50の板形状精度が低下する。
ルシフト長さに必要なストロークを具備した油圧シリン
ダ57を保持ブロック54の作業側の外側に装設してい
るので、圧延機作業側のシフト装置の規模が大きくな
り、大きな設置スペースを必要とする。また、長いフレ
ーム55に油圧シリンダ57を装設しているので、スラ
スト剛性が低く、ロールシフト量設定の精度が低くな
り、帯鋼50の板形状精度が低下する。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
に提案されたもので、設置スペースの削減と板形状精度
の向上が図れる圧延機のロールシフト装置を提供するこ
とを目的とする。
に提案されたもので、設置スペースの削減と板形状精度
の向上が図れる圧延機のロールシフト装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による圧延機のロ
ールシフト装置の構成は、次のとおりである。 (1) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設した流
体圧シリンダブロックと、該流体圧シリンダブロックの
外面に嵌装したチョック保持ブロックとで構成したこと
を特徴とする。 (2) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設した軸
受ブロックと、該軸受ブロックの外面に嵌装したチョッ
ク保持ブロックと、前記軸受ブロック内に回転自在に設
けたナットと、該ナットと螺合して前記チョック保持ブ
ロック内に固設するスクリュシャフトと、前記ナットを
回転させるナット回転手段とで構成したことを特徴とす
る。 (3) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設したナ
ットブロックと、該ナットブロックの外面に嵌装したチ
ョック保持ブロックと、前記ナットブロックに螺合して
前記チョック保持ブロックに軸着するスクリュシャフト
と、該スクリュシャフトを回転させるスクリュシャフト
回転手段とで構成したことを特徴とする。 (4) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設した筒
状の支持ブロックと、該支持ブロックの内面に嵌装した
流体圧シリンダブロックと、該流体圧シリンダブロック
と一体的に形成されたチョック保持ブロックとで構成し
たことを特徴とする。
ールシフト装置の構成は、次のとおりである。 (1) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設した流
体圧シリンダブロックと、該流体圧シリンダブロックの
外面に嵌装したチョック保持ブロックとで構成したこと
を特徴とする。 (2) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設した軸
受ブロックと、該軸受ブロックの外面に嵌装したチョッ
ク保持ブロックと、前記軸受ブロック内に回転自在に設
けたナットと、該ナットと螺合して前記チョック保持ブ
ロック内に固設するスクリュシャフトと、前記ナットを
回転させるナット回転手段とで構成したことを特徴とす
る。 (3) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設したナ
ットブロックと、該ナットブロックの外面に嵌装したチ
ョック保持ブロックと、前記ナットブロックに螺合して
前記チョック保持ブロックに軸着するスクリュシャフト
と、該スクリュシャフトを回転させるスクリュシャフト
回転手段とで構成したことを特徴とする。 (4) ハウジング内で上下のワークロール及びそのロ
ールチョックをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞ
れ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機におい
て、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設した筒
状の支持ブロックと、該支持ブロックの内面に嵌装した
流体圧シリンダブロックと、該流体圧シリンダブロック
と一体的に形成されたチョック保持ブロックとで構成し
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】(1)項の圧延機によれば、上下のワークロー
ルによる帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジ
ングに固設した流体圧シリンダブロックによって上下の
チョック保持ブロックをロール軸方向の互いに反対方向
にそれぞれ移動させ、ロールチョックを介して上下のワ
ークロールを互いに反対方向にシフトし、帯材の板形状
を制御する。 (2)項の圧延機によれば、上下のワークロールによる
帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジングに固
設した軸受ブロック内のナットをナット回転手段によっ
て回転させ、このナットと螺合するスクリュシャフトを
介して上下のチョック保持ブロックをロール軸方向の互
いに反対方向にそれぞれ移動させ、ロールチョックを介
して上下のワークロールを互いに反対方向にシフトし、
帯材の板形状を制御する。 (3)項の圧延機によれば、上下のワークロールによる
帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジングに固
設したナットブロックに螺合し、上下のチョック保持ブ
ロックにそれぞれ軸着したスクリュシャフトをスクリュ
シャフト回転手段によって回転させ、このスクリュシャ
フト及び上下のチョック保持ブロックをロール軸方向の
互いに反対方向にそれぞれ移動させ、ロールチョックを
介して上下のワークロールを互いに反対方向にシフト
し、帯材の板形状を制御する。 (4)項の圧延機によれば、上下のワークロールによる
帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジングに固
設した支持ブロック内面に嵌装された流体圧シリンダブ
ロックによってこれと一体の上下のチョック保持ブロッ
クをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞれ移動さ
せ、ロールチョックを介して上下のワークロールを互い
に反対方向にシフトし、帯材の板形状を制御する。
ルによる帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジ
ングに固設した流体圧シリンダブロックによって上下の
チョック保持ブロックをロール軸方向の互いに反対方向
にそれぞれ移動させ、ロールチョックを介して上下のワ
ークロールを互いに反対方向にシフトし、帯材の板形状
を制御する。 (2)項の圧延機によれば、上下のワークロールによる
帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジングに固
設した軸受ブロック内のナットをナット回転手段によっ
て回転させ、このナットと螺合するスクリュシャフトを
介して上下のチョック保持ブロックをロール軸方向の互
いに反対方向にそれぞれ移動させ、ロールチョックを介
して上下のワークロールを互いに反対方向にシフトし、
帯材の板形状を制御する。 (3)項の圧延機によれば、上下のワークロールによる
帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジングに固
設したナットブロックに螺合し、上下のチョック保持ブ
ロックにそれぞれ軸着したスクリュシャフトをスクリュ
シャフト回転手段によって回転させ、このスクリュシャ
フト及び上下のチョック保持ブロックをロール軸方向の
互いに反対方向にそれぞれ移動させ、ロールチョックを
介して上下のワークロールを互いに反対方向にシフト
し、帯材の板形状を制御する。 (4)項の圧延機によれば、上下のワークロールによる
帯材の圧延中あるいはロールキス時に、ハウジングに固
設した支持ブロック内面に嵌装された流体圧シリンダブ
ロックによってこれと一体の上下のチョック保持ブロッ
クをロール軸方向の互いに反対方向にそれぞれ移動さ
せ、ロールチョックを介して上下のワークロールを互い
に反対方向にシフトし、帯材の板形状を制御する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1実施例である、ロールシ
フト圧延機の作業側要部を示す平面図である。なお、従
来の装置と同一の部材には同一の符号を付し、重複する
説明を省略する。
フト圧延機の作業側要部を示す平面図である。なお、従
来の装置と同一の部材には同一の符号を付し、重複する
説明を省略する。
【0010】図1において、1は油圧シリンダブロック
であり、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞ
れ固設されてその外面には保持ブロック2がそれぞれ嵌
装され、そのロッド部の先端は各々の保持ブロック2の
内部に固着されている。この上下の双方の保持ブロック
2にはストッパ6が、ロール軸方向と直交する水平方向
に移動して保持ブロック2の突出部2aとでバー3を介
してロールチョック52を保持するように、それぞれ貫
通して嵌装されている。
であり、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞ
れ固設されてその外面には保持ブロック2がそれぞれ嵌
装され、そのロッド部の先端は各々の保持ブロック2の
内部に固着されている。この上下の双方の保持ブロック
2にはストッパ6が、ロール軸方向と直交する水平方向
に移動して保持ブロック2の突出部2aとでバー3を介
してロールチョック52を保持するように、それぞれ貫
通して嵌装されている。
【0011】このように構成されているため、上下のワ
ークロール51による帯鋼50の圧延中に、保持ブロッ
ク2内の油圧シリンダブロック1の伸縮によって即ち、
油圧シリンダブロック1の油室a,bへの作動油の給,
排制御により上下の保持ブロック2及びストッパ6を上
下でロール軸方向の互いに反対方向にそれぞれ移動さ
せ、各々のバー3及びロールチョック52を介して上下
のワークロール51を互いに反対方向にシフトすること
で、帯鋼50の板形状が制御される。
ークロール51による帯鋼50の圧延中に、保持ブロッ
ク2内の油圧シリンダブロック1の伸縮によって即ち、
油圧シリンダブロック1の油室a,bへの作動油の給,
排制御により上下の保持ブロック2及びストッパ6を上
下でロール軸方向の互いに反対方向にそれぞれ移動さ
せ、各々のバー3及びロールチョック52を介して上下
のワークロール51を互いに反対方向にシフトすること
で、帯鋼50の板形状が制御される。
【0012】図2は本発明の第2実施例である、ロール
シフト圧延機の作業側要部を示す平面図である。
シフト圧延機の作業側要部を示す平面図である。
【0013】図2において、11は軸受ブロックであ
り、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞれ固
設されてその外面には保持ブロック12がそれぞれ嵌装
され、外周がウオームギアになったナット14が回転自
在に内装されている。そして、このナット14のウオー
ムギアには、ハウジング60にブラケット18で支持さ
れた油圧モータ17によって回転する図示しないウオー
ムが噛合されている。保持ブロック12の内部にはナッ
ト14と螺合するスクリュシャフト15が固着されてい
る。また、保持ブロック12にはストッパ16が、ロー
ル軸方向と直交する水平方向に移動して保持ブロック1
2の突出部12aとでバー13を介してロールチョック
52を保持するように、それぞれ貫通して嵌装されてい
る。
り、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞれ固
設されてその外面には保持ブロック12がそれぞれ嵌装
され、外周がウオームギアになったナット14が回転自
在に内装されている。そして、このナット14のウオー
ムギアには、ハウジング60にブラケット18で支持さ
れた油圧モータ17によって回転する図示しないウオー
ムが噛合されている。保持ブロック12の内部にはナッ
ト14と螺合するスクリュシャフト15が固着されてい
る。また、保持ブロック12にはストッパ16が、ロー
ル軸方向と直交する水平方向に移動して保持ブロック1
2の突出部12aとでバー13を介してロールチョック
52を保持するように、それぞれ貫通して嵌装されてい
る。
【0014】このように構成されるため、上下のワーク
ロール51による帯鋼50の圧延中に、上下の保持ブロ
ック12内のナット14を油圧モータ17及び図示しな
いウオームによって上下で逆方向に回転し、上下のスク
リュシャフト15、保持ブロック12及びストッパ16
を上下でロール軸方向の互いに反対方向にそれぞれ移動
させ、各々のバー13及びロールチョック52を介して
上下のワークロール51を互いに反対方向にシフトする
ことで、帯鋼50の板形状が制御される。
ロール51による帯鋼50の圧延中に、上下の保持ブロ
ック12内のナット14を油圧モータ17及び図示しな
いウオームによって上下で逆方向に回転し、上下のスク
リュシャフト15、保持ブロック12及びストッパ16
を上下でロール軸方向の互いに反対方向にそれぞれ移動
させ、各々のバー13及びロールチョック52を介して
上下のワークロール51を互いに反対方向にシフトする
ことで、帯鋼50の板形状が制御される。
【0015】図3は本発明の第3実施例である、ロール
シフト圧延機の作業側要部を示す平面図である。
シフト圧延機の作業側要部を示す平面図である。
【0016】図3において、21はナットブロックであ
り、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞれ固
設されてその外部には保持ブロック22がそれぞれ嵌装
され、その内部にはナット24が固着されている。保持
ブロック22の内部には、ウオームギア29が嵌着され
てそのねじ部に前記ナット24と螺合するスクリュシャ
フト25が回転自在に軸着されている。ウオームギア2
9には、保持ブロック22の外側面にブラケット22a
を介して支持された油圧モータ27によって回転する図
示しないウオームが噛合されている。また、保持ブロッ
ク22にはストッパ26が、ロール軸方向と直交する水
平方向に移動して保持ブロック22の突出部22aとで
バー23を介してロールチョック52を保持するよう
に、それぞれ貫通して嵌装されている。
り、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞれ固
設されてその外部には保持ブロック22がそれぞれ嵌装
され、その内部にはナット24が固着されている。保持
ブロック22の内部には、ウオームギア29が嵌着され
てそのねじ部に前記ナット24と螺合するスクリュシャ
フト25が回転自在に軸着されている。ウオームギア2
9には、保持ブロック22の外側面にブラケット22a
を介して支持された油圧モータ27によって回転する図
示しないウオームが噛合されている。また、保持ブロッ
ク22にはストッパ26が、ロール軸方向と直交する水
平方向に移動して保持ブロック22の突出部22aとで
バー23を介してロールチョック52を保持するよう
に、それぞれ貫通して嵌装されている。
【0017】このように構成されるため、上下のワーク
ロール51による帯鋼50の圧延中に、上下の保持ブロ
ック22内のウオームギア29及びスクリュシャフト2
5を油圧モータ27及び図示しないウオームによって上
下で逆方向に回転し、上下の保持ブロック22及びスト
ッパ26を上下でロール軸方向の互いに反対方向にそれ
ぞれ移動させ、各々のバー23及びロールチョック52
を介して上下のワークロール51を互いに反対方向にシ
フトすることで、帯鋼50の板形状が制御される。
ロール51による帯鋼50の圧延中に、上下の保持ブロ
ック22内のウオームギア29及びスクリュシャフト2
5を油圧モータ27及び図示しないウオームによって上
下で逆方向に回転し、上下の保持ブロック22及びスト
ッパ26を上下でロール軸方向の互いに反対方向にそれ
ぞれ移動させ、各々のバー23及びロールチョック52
を介して上下のワークロール51を互いに反対方向にシ
フトすることで、帯鋼50の板形状が制御される。
【0018】図4は本発明の第4実施例である、ロール
シフト圧延機の作業側要部を示す平面図である。
シフト圧延機の作業側要部を示す平面図である。
【0019】図4において、30は筒状の支持ブロック
であり、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞ
れ固設されてその内面には油圧シリンダブロック31が
それぞれ嵌装され、そのロッド部の先端は各々の支持ブ
ロック30の内部に固着されている。一方、油圧シリン
ダブロック31のシリンダ部には保持ブロック32が一
体形成される。また、この上下の双方の保持ブロック3
2にはストッパ36が、ロール軸方向と直交する水平方
向に移動して保持ブロック32の突出部32aとでバー
33を介してロールチョック52を保持するように、そ
れぞれ貫通して嵌装される。
であり、ハウジング60の入側及び出側の上下にそれぞ
れ固設されてその内面には油圧シリンダブロック31が
それぞれ嵌装され、そのロッド部の先端は各々の支持ブ
ロック30の内部に固着されている。一方、油圧シリン
ダブロック31のシリンダ部には保持ブロック32が一
体形成される。また、この上下の双方の保持ブロック3
2にはストッパ36が、ロール軸方向と直交する水平方
向に移動して保持ブロック32の突出部32aとでバー
33を介してロールチョック52を保持するように、そ
れぞれ貫通して嵌装される。
【0020】このように構成されるため、上下のワーク
ロール51による帯鋼50の圧延中に、支持ブロック3
0内の油圧シリンダブロック31によって上下の保持ブ
ロック32及びストッパ36を上下でロール軸方向の互
いに反対方向にそれぞれ移動させ、各々のバー33及び
ロールチョック52を介して上下のワークロール51を
互いに反対方向にシフトすることで、帯鋼50の板形状
が制御される。
ロール51による帯鋼50の圧延中に、支持ブロック3
0内の油圧シリンダブロック31によって上下の保持ブ
ロック32及びストッパ36を上下でロール軸方向の互
いに反対方向にそれぞれ移動させ、各々のバー33及び
ロールチョック52を介して上下のワークロール51を
互いに反対方向にシフトすることで、帯鋼50の板形状
が制御される。
【0021】
【発明の効果】本発明では、次のような効果がある。 (1) 請求項(1)においては、ハウジングに固設し
た流体圧シリンダブロックと、この流体圧シリンダブロ
ックの外面に嵌装し、この流体圧シリンダブロックによ
ってロール軸方向に移動するチョック保持ブロックとを
設けたことにより、圧延機作業側のシフト装置の規模が
小さくなるのでその設置スペースを小さくすることがで
きると共に、スラスト剛性を高めることが可能になり、
ロールシフト量設定の精度を高めることができるので、
帯材の板形状精度を向上させることができる。 (2) 請求項(2)においては、ハウジングに固設し
た軸受ブロックと、この軸受ブロックの外面に嵌装した
チョック保持ブロックと、前記軸受ブロック内に回転自
在に設けたナットと、前記ナットと螺合するように前記
チョック保持ブロック内に固設したスクリュシャフト
と、ナット回転手段とを設けて装置を機械式にしたこと
により、圧延機作業側のシフト装置の規模が小さくなる
のでその設置スペースを小さくすることができると共
に、スラスト剛性を高めることが可能になり、ロールシ
フト量設定の精度を高めることができるので、帯材の板
形状精度をさらに向上させることができる。 (3) 請求項(3)においては、ハウジングに固設し
たナットブロックと、このナットブロックの外面に嵌装
したチョック保持ブロックと、前記ナットブロックに螺
合するように前記チョック保持ブロックに軸着したスク
リュシャフトと、スクリュシャフト回転手段とを設けた
ことにより、前記(2)項の効果に加え、構造を簡単に
することができるため、さらに設置スペースを小さくす
ることができるうえ、ナットブロックのハウジングへの
固定位置を荷重点により近い内側に寄せることができる
ので、ナットブロックを転倒させようとするモーメント
が小さくなり、そのスラスト剛性も高くなる。 (4) 請求項(4)においては、ハウジングに固設し
た支持ブロックと、この支持ブロックの内面に嵌装した
流体圧シリンダブロックと、この流体圧シリンダブロッ
クと一体的に形成されたチョック保持ブロックとを設け
たことにより、圧延機作業側のシフト装置の規模が小さ
くなるのでその設置スペースを小さくすることができる
と共に、スラスト剛性を高めることが可能になり、ロー
ルシフト量設定の精度を高めることができるので、帯材
の板形状精度を向上させることができる。
た流体圧シリンダブロックと、この流体圧シリンダブロ
ックの外面に嵌装し、この流体圧シリンダブロックによ
ってロール軸方向に移動するチョック保持ブロックとを
設けたことにより、圧延機作業側のシフト装置の規模が
小さくなるのでその設置スペースを小さくすることがで
きると共に、スラスト剛性を高めることが可能になり、
ロールシフト量設定の精度を高めることができるので、
帯材の板形状精度を向上させることができる。 (2) 請求項(2)においては、ハウジングに固設し
た軸受ブロックと、この軸受ブロックの外面に嵌装した
チョック保持ブロックと、前記軸受ブロック内に回転自
在に設けたナットと、前記ナットと螺合するように前記
チョック保持ブロック内に固設したスクリュシャフト
と、ナット回転手段とを設けて装置を機械式にしたこと
により、圧延機作業側のシフト装置の規模が小さくなる
のでその設置スペースを小さくすることができると共
に、スラスト剛性を高めることが可能になり、ロールシ
フト量設定の精度を高めることができるので、帯材の板
形状精度をさらに向上させることができる。 (3) 請求項(3)においては、ハウジングに固設し
たナットブロックと、このナットブロックの外面に嵌装
したチョック保持ブロックと、前記ナットブロックに螺
合するように前記チョック保持ブロックに軸着したスク
リュシャフトと、スクリュシャフト回転手段とを設けた
ことにより、前記(2)項の効果に加え、構造を簡単に
することができるため、さらに設置スペースを小さくす
ることができるうえ、ナットブロックのハウジングへの
固定位置を荷重点により近い内側に寄せることができる
ので、ナットブロックを転倒させようとするモーメント
が小さくなり、そのスラスト剛性も高くなる。 (4) 請求項(4)においては、ハウジングに固設し
た支持ブロックと、この支持ブロックの内面に嵌装した
流体圧シリンダブロックと、この流体圧シリンダブロッ
クと一体的に形成されたチョック保持ブロックとを設け
たことにより、圧延機作業側のシフト装置の規模が小さ
くなるのでその設置スペースを小さくすることができる
と共に、スラスト剛性を高めることが可能になり、ロー
ルシフト量設定の精度を高めることができるので、帯材
の板形状精度を向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施例である、ロールシフト圧延
機の作業側要部を示す平面図である。
機の作業側要部を示す平面図である。
【図2】本発明の第2実施例である、ロールシフト圧延
機の作業側要部を示す平面図である。
機の作業側要部を示す平面図である。
【図3】本発明の第3実施例である、ロールシフト圧延
機の作業側要部を示す平面図である。
機の作業側要部を示す平面図である。
【図4】本発明の第4実施例である、ロールシフト圧延
機の作業側要部を示す平面図である。
機の作業側要部を示す平面図である。
【図5】従来のロールシフト圧延機の一例の作業側要部
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
1,31 油圧シリンダブロック 2,12,22,32 保持ブロック 11 軸受ブロック 15,25 ナット 16,26 スクリュシャフト 17,27 油圧モータ 21 ナットブロック 29 ウオームギア 30 支持ブロック 51 ワークロール 52 ロールチョック 60 ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 一彦 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 松田 裕 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 昭50−131653(JP,A) 特開 昭61−7007(JP,A) 特開 昭60−257911(JP,A) 特開 昭61−245908(JP,A) 特開 昭61−289907(JP,A) 特開 昭52−3557(JP,A) 特開 昭59−159203(JP,A) 特開 昭60−15003(JP,A) 特開 昭64−83312(JP,A) 特開 昭61−273204(JP,A) 特開 昭57−9512(JP,A) 特開 昭57−9513(JP,A) 実開 昭60−89909(JP,U) 実開 昭62−189810(JP,U) 実開 昭59−10905(JP,U) 実開 昭61−77105(JP,U) 実開 昭60−113112(JP,U) 実開 平4−39503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 31/18 B21B 13/14
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジング内で上下のワークロール及び
そのロールチョックをロール軸方向の互いに反対方向に
それぞれ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機
において、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設
した流体圧シリンダブロックと、該流体圧シリンダブロ
ックの外面に嵌装したチョック保持ブロックとで構成し
たことを特徴とする圧延機のロールシフト装置。 - 【請求項2】 ハウジング内で上下のワークロール及び
そのロールチョックをロール軸方向の互いに反対方向に
それぞれ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機
において、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設
した軸受ブロックと、該軸受ブロックの外面に嵌装した
チョック保持ブロックと、前記軸受ブロック内に回転自
在に設けたナットと、該ナットと螺合して前記チョック
保持ブロック内に固設するスクリュシャフトと、前記ナ
ットを回転させるナット回転手段とで構成したことを特
徴とする圧延機のロールシフト装置。 - 【請求項3】 ハウジング内で上下のワークロール及び
そのロールチョックをロール軸方向の互いに反対方向に
それぞれ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機
において、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設
したナットブロックと、該ナットブロックの外面に嵌装
したチョック保持ブロックと、前記ナットブロックに螺
合して前記チョック保持ブロックに軸着するスクリュシ
ャフトと、該スクリュシャフトを回転させるスクリュシ
ャフト回転手段とで構成したことを特徴とする圧延機の
ロールシフト装置。 - 【請求項4】 ハウジング内で上下のワークロール及び
そのロールチョックをロール軸方向の互いに反対方向に
それぞれ移動させるロールシフト手段を具備した圧延機
において、前記ロールシフト手段を、ハウジングに固設
した筒状の支持ブロックと、該支持ブロックの内面に嵌
装した流体圧シリンダブロックと、該流体圧シリンダブ
ロックと一体的に形成されたチョック保持ブロックとで
構成したことを特徴とする圧延機のロールシフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05194513A JP3080818B2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 圧延機のロールシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05194513A JP3080818B2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 圧延機のロールシフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0747413A JPH0747413A (ja) | 1995-02-21 |
JP3080818B2 true JP3080818B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=16325786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05194513A Expired - Lifetime JP3080818B2 (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 圧延機のロールシフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080818B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108144970A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-06-12 | 重集团大连工程技术有限公司 | 缸杆固定缸体随工作辊轴向移动的窜辊装置 |
-
1993
- 1993-08-05 JP JP05194513A patent/JP3080818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0747413A (ja) | 1995-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000516 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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