JP3069413B2 - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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Description
は、画像読取りユニットを具え、当該読取り結果に基づ
いて、複数の記録素子における記録特性の不均一に起因
した記録画像の濃度むらを補正する記録装置に関する。
やインクジェット方式の記録素子を複数具えた複写装置
が一般的に知られている。このような複写装置は、読取
りユニットに、例えばCCD等の光電変換素子を具え、
これを原稿に対して走査させることにより原稿上の画像
等を電気信号に変換する。そして、この読取りによって
得られた電気信号に基づいて記録ヘッドにおける複数の
記録素子を駆動することによって記録を行ない、原稿画
像を記録紙等の被記録媒体上に再生する。
ヘッドを用いて記録を行う複写装置では、例えばインク
ジェット方式によって記録を行う場合、記録ヘッドの製
造上の精度や記録ヘッドの使用条件等によって、各イン
ク吐出口から吐出されるインク滴の大きさや記録紙に対
するインクの吐出角度等のインク吐出特性を各吐出口間
で均一にする事は難しく、また、これらの条件は時間経
過や環境変動によって変化する。このように複数の記録
素子間の記録特性がばらついている場合には、これらば
らつきによって記録画像上に濃度むらを生じることがあ
る。このため、上述のような複写装置において、原稿読
取り用の読取りユニットによって所定の記録がなされた
パターンを読取り、この読取り結果に基づいて個々の記
録素子の記録特性を補正することに関する種々の提案が
なされている。また、原稿読取りユニットを備えない一
般的な記録装置においても、例えば所定の記録パターン
を読取るための読取りユニットを特に設け、これの読取
りに基づき、各記録素子の記録特性の不均一に起因する
濃度むらの発生を防止するための装置も提案されてい
る。
素子によって記録を行う記録装置では、個々の記録素子
に対する記録データのそれぞれが、他の記録素子の記録
データの影響を受ける構成のものがある。例えば、記録
画像の中間調を2値化表示によって表現しようとする種
々の方法の中の誤差拡散法では、各画素の値に対してそ
の周囲の画素値に基づいた誤差を重み付けした値を加
え、この補正値に対して閾値処理を行う。
その周囲の画素の記録データが加味されるような記録デ
ータ構成にあっては、上述したような濃度むら補正を行
う際にも、その補正にかかる記録素子の周囲の記録素子
の記録特性を考慮すれば、より正確な濃度むら補正を行
うことができる。
ものであり、その目的とするところは、複数の記録素子
により記録される記録画像においてより正確な濃度むら
補正を行ない、記録品位を向上させることが可能な記録
装置を提供することにある。
画素毎に対応した多値記録データを、注目画素の多値記
録データを該注目画素の周辺画素の多値記録データを加
味して二値化する二値化手段によって二値化し、該二値
データに基づいて被記録媒体に対して画素の記録を行う
ための複数の記録素子を配列した記録ヘッドを用いて記
録を行う記録装置において、前記記録ヘッドの複数の記
録素子によりテストパターンを形成させるパターン形成
手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素
子に対応させて読み取った結果に基づいて、前記記録ヘ
ッドによる画像記録時の濃度を均一化するために前記多
値データを補正する補正データを、前記複数の記録素子
それぞれに対応して作成する補正値演算手段であって、
所定の記録素子に対応した補正データの作成を、前記所
定の記録素子に対応する濃度と、前記所定の記録素子以
外の記録素子に対応する濃度とに基づいて行う補正値演
算手段と、を具えたことを特徴とする。
タを二値化する際にその注目画素の周囲の画素の記録デ
ータが加味されるされる記録装置において、複数の記録
素子を配列した記録ヘッドの濃度ムラ補正を行うとき、
その補正に係る記録素子以外の記録素子の記録特性であ
る濃度をも考慮して補正を行うので、この補正は、上記
二値化の際の周辺画素の記録データを加味することにつ
いてそれが適切に反映されたものとなる。
に説明する。
の内部構成を示す概略断面図である。図1において、原
稿読取り装置200は原稿載置ガラス201の上に置か
れた原稿を照明ランプ204で照明し、その反射光をレ
ンズ205を介して光電変換素子(CCD)206で光
電変換して読取り画像信号を得る。
向に256個の素子が配列されており、これら素子の各
々はR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)のフ
ィルタが設けられた3つの素子によって構成されてい
る。ランプ204,レンズ205,CCD206が設け
られた読み取りユニット203はレール207上を図中
左右方向に移動でき、レール207はそれぞれ図面と垂
直な方向に延在するレール208とレール209上を手
前から奥に移動できる。
された原稿は、読み取りユニット203がレール207
に沿って左右に移動しながらその256画素分が読み取
られ、次に、ユニット203がレール208に沿ってC
CD206の256素子分移動した後、同様にレール2
07に沿って左右に移動することにより、256画素分
が読み取られ、順次この動作を繰り返すことにより、原
稿全体が順次読み取られる。原稿圧板202は原稿を原
稿台ガラス201に押しつける為のものである。なお、
読み取りユニット203の移動を行わせる駆動系は、図
1において省略されている。
ンタ210に送られる。プリンタ210において、A1
サイズの幅を有するロール状の記録紙211はローラ2
12,214,215によりプラテン216上に搬送さ
れ、さらに排紙ローラ217によってプリンタ上方へ搬
送される。記録素子として256個のインク吐出口を記
録紙211の搬送方向(副走査方向)に配列した記録ヘ
ッド218は、画像データに従って上記256個の吐出
口から選択的にインクを吐出する。記録ヘッド218は
図面と垂直な方向で手前から奥方向にC(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)それぞ
れのインクに対応して4個が配設されており、これらは
キャリッジ220上にインクタンク219と共に装着さ
れる。キャリッジ220は、図面と垂直な方向に延在す
る一対のレール221に沿って移動することができる。
タ210の構成において、読取りユニット203による
読み取り動作に対応してキャリッジ220の移動および
記録紙211の搬送を行ない、この間に記録ヘッド21
8によるインク吐出を行なう。この間、1行分の記録を
行う毎に記録紙211を1行分搬送し、記録紙211上
に画像を再生して行く。なお、本例の記録ヘッドは、各
吐出口に対応して電気熱変換素子を具え、この電気熱変
換素子が発生する熱エネルギーによってインクに気泡を
生じさせ、この気泡の生成に基づいてインクを吐出する
方式のものである。
でカットする為のものである。すなわち、所定量の記録
がなされた記録紙211はカッタ213によってカット
され、排紙ローラ217により、排紙口を通って排紙ト
レイ222上に排出される。
画像データ処理のため構成を示すブロック図である。
み取られた原稿の読取り画像データは、逐次入力補正回
路2に送られる。ここでは画素毎の読取り画像データを
デジタルデータに量子化し、CCDセンサ206の感度
むらや照明光源による照度むらを補正するためのシェー
ディング補正等をデジタル演算処理で行う。
用いられるテストパターンデータを発生する。セレクタ
4はCPU13によって指示されるプリンタ210の記
録モードに応じて、入力補正回路2からの入力画像デー
タとパターン発生回路3からのテストパターンデータと
のいずれかを選択する。RGB−CMY変換回路5はル
ックアップテーブルを用い、セレクタ4を介して転送さ
れるR,G,Bの各画像データをC,M,Yデータに変
換する。これらC,M,Y各データは、黒抽出回路6で
黒抽出演算が行われ、次いで、マスキング回路7で記録
インクの発色特性に対応したマスキング処理が行われ
る。補正回路8はこれら各処理が施されたC,M,Y各
データに対し後述の演算により求められた補正データに
基づいて補正処理を行なう。2値化回路9は、Y,M,
Cそれぞれの多値の画像データを、周囲画素の画像デー
タを重み付けして採り入れる誤差拡散法により2値デー
タに量子化する。記録ヘッド218では2値化回路9か
ら送られてくる2値データに基づき各吐出口からのイン
ク吐出がオン/オフされる。
ータに対して重み付けを行う。スムージング回路11で
重み付けされた読取り画像データ(各画素8bit)は
画像メモリ12に記憶される。
の他本例複写装置全体の制御を行うCPUである。CP
U13はプログラムROM14に格納された処理手順に
従い上記制御を実行し、この実行に際し、RAM15を
作業領域として用いる。16は画像メモリ12に記憶さ
れた重み付け画像データを用いて演算されたむら補正デ
ータを記憶するためのRAMであり、電源遮断等でも記
憶内容が消えないようバックアップされている。
正を行う場合、先ずパターン発生回路3が画像濃度むら
を検出するためのテストパターンである50%(階調の
中間値)均一パターンを発生する。このパターンはセレ
クタ4により画像信号として入力され、各処理回路を通
り(この間、不必要な処理は行われない。)、2値化回
路9に入力される。2値化回路9は誤差拡散法により2
値化を行い2値データを出力する。この2値データに基
づき、図3に示すように、記録ヘッド218によって3
ライン分よりなるテストパターン300の記録を行う。
て記録ヘッドが駆動されると記録ヘッドに温度変化を生
じることが考えられるので、その温度変化がテストパタ
ーン画像に与える影響を軽減するため、及び記録紙の送
りむらやライン間のつなぎむらがテストパターン画像に
与える影響を軽減するためである。
タ210より排出された記録紙を原稿載置ガラス201
上に乗せ、読取りユニット203を図4に示すように順
次走査しテストパターン画像300の読み取りを行う。
読取られた読取り画像データはスムージング回路11に
より重み付けが行われた後、画像メモリ12に記憶され
る。このとき、シアンインクの記録ヘッドに関する濃度
むら補正を行う場合はR(レッド)信号を、イエロイン
クの記録ヘッドの場合はB(ブルー)信号を、マゼンタ
インクおよびブラックインクの記録ヘッドの場合はG
(グリーン)信号をそれぞれ記憶する。これら重み付け
データに基づいてむら補正データの演算(演算の詳細は
後述する)が行われ、算出された補正データはバックア
ップRAM16に記憶される。
はバックアップRAM16に記憶されている補正データ
に基づいて各記録ヘッド218の各吐出口毎に画像信号
を補正することにより、記録画像において各吐出口間の
ばらつきによる濃度むらをなくし高品位な画像を得るこ
とができる。
いて以下に説明する。
のように、周辺画素の情報を加味して注目画素の情報を
2値化するような2値化方法を用いた画像データ処理で
は、濃度むら補正を行う際の注目画素の信号値の補正
が、逆に周辺画素情報に影響を与えることになる。
ドの主走査方向において均一な信号S(i)が与えられ
たとき、N画素分の主走査領域に打つドット数をd
(i)とすると、ドット数d(i)は、理想的にはd
(i)=(N/255)s(i)となる。しかし、誤差
拡散法等の2値化手法を用いた場合、d(i)は周辺の
影響を受け、d(i)=f(…,s(i−1),s
(i),S(i+1),…)となり、実際には信号の一
次結合、
を補正するため、吐出口iによって記録される濃度を補
正によって所望の値に変化させたいとき、つまりd
(i)を、誤差拡散法等による重み付けが補正にも適切
に反映した所望の値にしたいときには、これら値d
(k)に重み付けbikをかけた値の一次結合を信号補正
値s(i)とすればよい。この重み付けは補正値演算の
後に行ってもよいし、初期の画像データに行ってもよ
い。本実施例では、上述したように読取り画像データに
対して行う。
演算を具体的に説明する。
ータは256×1024個の画素データf(i,j)か
ら成り、この画素データは8bit で0から255の値を
とる。この記憶された画素データは、スムージング回路
11によって上述の原理に従がい、既に重み付け処理が
なされており、画素データf(i,j)は上記(2)式
のs(i)の形で表わされている。画素データf(i,
j)は輝度データであるため、まず濃度データg(i,
j)に変換される。変換は次式によって作られたテーブ
ルにより行われる。
を行いh(j)に変換される。
平均を行うことで各吐出口の特性を正確に反映した濃度
データh(j)を得ることができる。
数のレベルでスライスされ、これらそれぞれのスライス
レベルでのh(j)の値から、画像データの中心値を求
める。
録ヘッドにおいて配列する吐出口の配列範囲の特定を行
う。すなわち、この範囲の両端は、Jstart=Jc
ennter−128,Jend=Jcenter+1
27で表わされる。この後、記録ヘッドの各吐出口に対
応して濃度データの特定を行う。すなわち、
値r(k)を求める。すなわち、 r(k)=100−{100×q(k)/T}+p(k) つまり、所定の値Tに対する濃度の増減を百分率で表
し、その割合だけ補正を増減させる。ここで、p(k)
は前回補正を行った時の補正データ、あるいは所定の均
一なデータとすることができる。
データに重み付けをした後に補正値算出の演算を行った
が、重み付けは演算を行った後行ってもよい。
データ処理のための構成を示すブロック図であり、図2
に示した構成と同様のものである。
像メモリ612に記憶され、これに基づく補正値演算を
行なった後、重み付け演算が行われ、この結果がむら補
正データRAM616に記憶される。また、補正回路6
09の前段には、8bit から12bit に変換するための
回路608を追加して更に高精度な補正を行うことがで
きる。すなわち、重み付けの係数aik,bikには
bikは整数ではない。このため、補正値に重み付けをす
るときだけステップ数を増やすことにより細かいむらの
変化を1吐出口単位で行うことができる。
読取り画像データの処理について説明してきたが、補正
の対象となる画像データはこれに限られず、記録に用い
られるデータであれば、いずれであってもよく、このよ
うなデータとしては、例えばホスト装置からの画像デー
タとすることができる。従って、本発明が適用されるの
は、複写装置のプリンタに限られず、広く一般のプリン
タに本発明は適用され得る。また、プリンタにおいて用
いられる記録ヘッドもインクジェット方式に限られず、
例えば、熱転写方式のサーマルヘッドとすることもでき
る。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
によれば、各画素毎の多値記録データを二値化する際に
その注目画素の周囲の画素の記録データが加味されるさ
れる記録装置において、複数の記録素子を配列した記録
ヘッドの濃度ムラ補正を行うとき、その補正に係る記録
素子以外の記録素子の記録特性である濃度をも考慮して
補正を行うので、この補正は、上記二値化の際の周辺画
素の記録データを加味することについてそれが適切に反
映されたものとなる。
むら補正を行うことができ、高品位な画像を得ることが
可能となった。
略断面図である。
を示すブロック図である。
る。
式図である。
めの説明図である。
成を示すブロック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 画素毎に対応した多値記録データを、注
目画素の多値記録データを該注目画素の周辺画素の多値
記録データを加味して二値化する二値化手段によって二
値化し、該二値データに基づいて被記録媒体に対して画
素の記録を行うための複数の記録素子を配列した記録ヘ
ッドを用いて記録を行う記録装置において、前記記録ヘッドの複数の記録素子によりテストパターン
を形成させるパターン形成手段と 、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応
させて読み取った結果に基づいて、前記記録ヘッドによ
る画像記録時の濃度を均一化するために前記多値データ
を補正する補正データを、前記複数の記録素子それぞれ
に対応して作成する補正値演算手段であって、所定の記
録素子に対応した補正データの作成を、前記所定の記録
素子に対応する濃度と、前記所定の記録素子以外の記録
素子に対応する濃度とに基づいて行う補正値演算手段
と 、 を具えたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 被記録媒体上に記録された前記テストパ
ターンの濃度を読取るための読取り手段をさらに具え、
前記補正値演算手段は、前記読み取り手段により読取っ
て得られた濃度に基づいて、前記補正データを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
めの吐出口を有し、前記記録素子は熱エネルギーを発生
する素子であって、前記熱エネルギーによってインクに
発生する気泡の生成に基づいて前記吐出口からインクを
吐出することを特徴とする請求項1または2に記載の記
録装置。
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