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JP3065406B2 - 内視鏡の鏡胴位置調整機構 - Google Patents

内視鏡の鏡胴位置調整機構

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JP3065406B2
JP3065406B2 JP3319874A JP31987491A JP3065406B2 JP 3065406 B2 JP3065406 B2 JP 3065406B2 JP 3319874 A JP3319874 A JP 3319874A JP 31987491 A JP31987491 A JP 31987491A JP 3065406 B2 JP3065406 B2 JP 3065406B2
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JP
Japan
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lens barrel
endoscope
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JP3319874A
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JPH05127102A (ja
Inventor
修二 小見
斎 田中
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富士写真光機株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の鏡胴位置調整機
構、特に処置具を挿入することができる側視型の内視鏡
において光軸調整のために用いられる鏡胴位置調整機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】細い管等の体腔内を、光学的手段にて観
察する内視鏡が周知であり、この種の内視鏡では被観察
体内の状態を観察しながら、鉗子等の各種処置具を用い
て切開、生検、回収等の各種の処置が行われる。
【0003】図3には、従来における側視型の内視鏡先
端部で被観察体内を観察する光学系の構造が示されてお
り、この側視型内視鏡は、内視鏡先端部1の側面部(図
の上側)に観察窓2が設けられている。この観察窓2に
は、プリズム3を介して鏡胴部4が接続されており、こ
の鏡胴部4は、光ファイバ5に対物レンズ系6が取り付
けられた構成となっている。そして、上記鏡胴部4は挿
入孔7に挿入された後に、セットビス8によって位置決
めされ、この鏡胴部4とプリズム3との間には接着剤等
を流し込んだ後に、固定されることになる。なお、図3
(a)は図3(b)のA−A断面図となる。
【0004】図3(b)には、上記図3(a)のB−B
断面図が示されており、上記セットビス8は内視鏡外周
面からドライバ等で調整することができるようになって
いる。また、鏡胴部4の下側には被観察体内に照射光を
供給するライトガイド9が配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける内視鏡では、上記観察窓2及びプリズム3の所定
位置に鏡胴部4の光軸(中心)を合せることが比較的困
難であった。特に、近年では後視タイプの側視型内視鏡
が用いられ、このタイプの内視鏡では、上記鏡胴部4の
光軸を後視位置へずらすので、光軸合せが煩雑となって
いる。すなわち、後視タイプの内視鏡は起立台によって
処置具を垂直状態よりも更に7°〜15°後側に傾く位
置まで起こし、例えばERCP(内視鏡的膵胆管造影)
等において内視鏡挿入方向の側面後側に存在する乳頭部
の処置を行うものである。このため、この後視タイプの
内視鏡では通常の側視型の場合の中心位置100より
も、tmmだけ後側へずらした後視位置101に鏡胴部4
の光軸(中心)を配置することが行われる。従って、上
記セットビス8のみの調整では、上記後視位置101へ
鏡胴部4の光軸を良好に合せることができず、従来では
鏡胴部4の先端部を削ったり、ぴったり合う他の鏡胴部
4を選択し直したりしなければならなかった。
【0006】また、上記のような不具合は、後視タイプ
の内視鏡に限らず、従来の側視型あるいは直視型の内視
鏡においても生じるものであり、この不具合を改善でき
れば組立て作業を容易にすることができる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、観察窓の光学系部材と光ファイバ
を保持する鏡胴部における光軸合せを正確かつ容易に行
うことができる内視鏡の鏡胴位置調整機構を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係る鏡胴位置調整機構は、光フ
ァイバを取り付けた鏡胴部を内視鏡先端部の取付け孔に
挿入しながら、当該先端部の観察窓側の光学系部材に
続する内視鏡において、上記取付け孔の内壁から突出し
て上記鏡胴部外周の2箇所に当接する2つの調整部材を
備え、この2箇所の調整部材が上記取付け孔内壁との3
点で当該鏡胴部を支持する形で、上記観察窓側の光学系
部材に対する鏡胴部光軸位置の調整を行う調整手段を設
けたことを特徴とする。また、請求項2に係る発明は、
上記鏡胴部の光軸位置が上記観察窓の光軸位置よりも先
端部の後側へ配置される後視タイプの内視鏡に、上記調
整手段を設けたことを特徴とする
【0009】
【作用】上記の構成によれば、内視鏡の長さ方向の2箇
所に内視鏡の外周部から鏡胴部位置を移動させることが
できるようにセットビス(調整部材)が取り付けられ、
この2箇所のセットビスと取付け孔内壁の3点で支持さ
れる鏡胴部は、セットビスを動かすことによってその
軸の位置及び傾きが調整される。従って、上記セットビ
スの突出量調整によって観察窓の光学系部材の所定位置
に鏡胴部の光軸を正確かつ容易に位置合せすることがで
き、後視タイプの内視鏡であっても後視位置へ光軸を正
確に設定することが可能となる。
【0010】
【実施例】図1には、実施例に係る鏡胴位置調整機構を
適用した内視鏡の構成が示されており、図(a)は観察
窓側を上側にした状態の内視鏡先端部の上面図、図
(b)は図(c)のB−B断面図、図(c)は図(a)
のC−C断面図である。図(a)において、先端部10
の側面部には照射窓11、観察窓12が配設され、また
起立台14が軸15によって回動自在に取り付けられて
いる。この起立台14は、操作部の起立操作ツマミに連
結したワイヤ16が接続され、このワイヤ16の引っ張
り動作によって起立台14が側面から垂直方向に起立す
ることになる。この起立台14の後側近傍には、処置具
挿通チャンネル(鉗子チャンネル)に連通する鉗子口1
7が設けられ、この鉗子口17から処置具200が導出
されることになる。
【0011】図1(b)において、上記照射窓11には
ライトガイド19が連結され、一方の観察窓12にはプ
リズム20を介して鏡胴部21が連結されることにな
る。この鏡胴部21は、対物レンズ系22に光ファイバ
23を接続した構成となり、この鏡胴部21はその外周
よりもやや大きめの径の挿入孔24に挿入される。この
ような構成の観察窓12によれば、鎖線で示される起立
台14によって、例えば7°〜15°傾いた後視方向へ
処置具200が屈曲され、この処置具200の先端部分
を中心部に位置させた状態で観察窓12によって観察で
きることになる。
【0012】このような先端構造において、実施例では
長さ方向で2箇所の調整部を設けている。すなわち、先
端部10に形成された雌ネジ部25a,25bに螺合す
るセットビス26a、26bが設けられる。なお、実施
例では鏡胴部21自体にも上記セットビス26bとほぼ
同一の位置にセットビス27が配設されている。図1
(c)は、上記セットビス26aの部分で切断した断面
図が示されているが、図示されるように、上記セットビ
ス26a,26bは観察窓12の真下からではなく、や
や側面方向から鏡胴部21を押えることになる。
【0013】実施例は以上の構成からなり、以下に図2
に基づいてその作用を説明する。鏡胴部21の取付け
は、観察窓12及びプリズム20を取付けた状態で、鏡
胴部21を挿入孔24に入れることによって行われるこ
とになるが、図(a)は、例えば後方のセットビス26
bをドライバ等にて回した場合であり、設定しようとす
る後視位置101に対してsmmだけずれた位置に鏡胴2
1の光軸110が位置することになる。そこで、図
(b)に示されるように、先方のセットビス26aをド
ライバ等で回すことにより、観察窓12の本来の光軸位
置となる中心位置100からtmmだけずれた後視位置1
01に鏡胴部21の光軸110が合せられることにな
る。このようにして、実施例では2箇所のセットビス2
6a,26bの調整手段を用い、2個のセットビス26
a,26bとこれらに対向する壁の3点によって鏡胴部
21を支持する形で、鏡胴部21の観察窓12及びプリ
ズム20に対する光軸調整を正確かつ容易に行うことが
できる。なお、上記プリズム20への鏡胴部21の取付
けは、最終的に接着剤を流し込んで行われる。
【0014】また、本発明は後視タイプに限らず、スタ
ンダードな側視型内視鏡の場合にも光軸調整が正確かつ
容易に行える。すなわち、図2(c)に示されるよう
に、例えば図2(b)の状態からセットビス26aを更
に、押し出すことによって観察窓12の中心位置100
へ鏡胴部21の光軸110を合せることができる。この
場合には、図1の内視鏡10の鉗子口17において起立
台14によって垂直方向に屈曲された処置具200の先
端方向を中心に観察することが可能となる。
【0015】
【0016】上記実施例では、側視型内視鏡について説
明したが、観察窓が先端部の正面端面部に配設された直
視型の内視鏡についても本発明を同様に適用することが
可能である。また、上記実施例における調整手段として
セットビス26a,26b,27を設けたが、これに限
らず、他のネジ式のものや、バネ、カム等を用いた構成
によっても調整手段を構成することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内視鏡先端部に設けられた観察窓に、ファイバを取付け
た鏡胴部を接続する内視鏡で、取付け孔の内壁から突出
して鏡胴部外周の2箇所に当接する2つの調整部材を備
え、この2箇所の調整部材が上記取付け孔内壁との3点
で鏡胴部を支持する形で、上記観察窓側の光学系部材に
対する鏡胴部光軸位置の調整を行う調整手段を設けたの
で、鏡胴部の光軸調整が正確となり、後視タイプの内視
鏡を組立てる場合でも後視位置に光軸を良好に設定する
ことができる。しかも、2箇所の調整により、上記光軸
調整が容易となり、内視鏡先端部の組立て作業を短時間
に行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る内視鏡の鏡胴位置調整機
構を適用した内視鏡の構成を示す図であり、図(a)は
観察窓側を上側にした状態の先端部上面図、図(b)は
図(c)のB−B断面図、図(c)は図(a)のC−C
断面図である。
【図2】実施例の観察窓及び鏡胴部における光軸調整作
用を示す図であり、図(a)は調整前の状態を示す側面
図、図(b)は後視タイプの所定位置に合せた場合の側
面図、図(c)は通常の側視型内視鏡の中心位置に合せ
た場合の側面図である。
【図3】従来の内視鏡先端部の構成を示す図であり、図
(a)は観察窓を上側にした状態の先端部側面図、図
(b)は図(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
1,10 … 先端部、 2,12 … 観察窓、 3,20 … プリズム、 4,21 … 鏡胴部、 5,23 … 光ファイバ、 25a,25b … 雌ネジ部、 26a,26b,27 … セットビス。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 A61B 1/00 300 A61B 1/00 334

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを取り付けた鏡胴部を内視鏡
    先端部の取付け孔に挿入しながら、当該先端部の観察窓
    側の光学系部材に接続する内視鏡において、上記取付け孔の内壁から突出して上記鏡胴部外周の2箇
    所に当接する2つの調整部材を備え、この2箇所の調整
    部材が上記取付け孔内壁との3点で当該鏡胴部を支持す
    る形で、上記観察窓側の光学系部材に対する鏡胴部光軸
    位置の調整を 行う調整手段を設けたことを特徴とする内
    視鏡の鏡胴位置調整機構。
  2. 【請求項2】 上記鏡胴部の光軸位置が上記観察窓の光
    軸位置よりも先端部の後側へ配置される後視タイプの内
    視鏡に、上記調整手段を設けたことを特徴とする上記請
    求項1記載の内視鏡の鏡胴位置調整機構。
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