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JP3052400U - キャッシュコーナの出入制限装置 - Google Patents

キャッシュコーナの出入制限装置

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Publication number
JP3052400U
JP3052400U JP1998002023U JP202398U JP3052400U JP 3052400 U JP3052400 U JP 3052400U JP 1998002023 U JP1998002023 U JP 1998002023U JP 202398 U JP202398 U JP 202398U JP 3052400 U JP3052400 U JP 3052400U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cash
corner
card
financial institution
unit
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998002023U
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English (en)
Inventor
哲也 島内
秀和 稲生
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SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
Original Assignee
SOHGO SECURITY SERVICES CO.,LTD.
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 深夜まで営業するキャッシュコーナにおい
て、正当な利用者以外の者がキャッシュコーナ内へ入る
ことを制限し、正当な利用者が安全かつ快適に利用でき
るキャッシュコーナを提供する。 【構成】 キャッシュコーナの出入口を自動ドアまたは
電気錠により施錠される出入口扉を用いて構成し、深夜
など利用者の安全を確保しようとする時間帯になると、
外部からキャッシュコーナへ進入できないように自動ド
アの外側センサから出力される検知信号を無効にし、ま
たは出入口扉の電気錠を施錠する。キャッシュコーナの
利用者は、出入口近傍に設けられたカードリーダにキャ
ッシュカードを読み込ませ、キャッシュカードの照合を
行なう。照合の結果、当該キャッシュカードがキャッシ
ュコーナ内で利用可能である場合、自動ドアの外側セン
サから出力される検知信号を有効にし、または出入口扉
の電気錠を解錠し、キャッシュコーナへ進入できる状態
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、銀行等金融機関のキャッシュコーナにおける出入制限装置に関し、 特に深夜まで利用可能なキャッシュコーナにおいて、正当な利用者以外の者がキ ャッシュコーナに入ることを制限することにより、利用者に安全な空間を提供す る、キャッシュコーナの出入制限装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の銀行等金融機関のキャッシュコーナは、午前8時から午後7時までを一 般的な営業時間としていた。営業時間中においては、誰でも自由にキャッシュコ ーナへ出入りすることができた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが近年になって、サービス向上の一環としてキャッシュコーナの営業時 間が延長されてきており、深夜までの営業あるいは24時間営業のキャッシュコ ーナが現れてきている。 キャッシュコーナの営業時間が従来通りの場合、キャッシュコーナの利用者数 が多く、かつ周囲の人通りも多いことから、比較的安全にキャッシュコーナを利 用することができた。 ところが、営業時間が延長された場合、深夜あるいは早朝においては、キャッ シュコーナの利用者数が少なく、周囲の人通りも少ないことから、キャッシュコ ーナの利用者が犯罪に巻き込まれてしまうおそれがある。 特に、深夜においては犯罪発生率が高くなることから、キャッシュコーナの利 用者に対して安全な空間を確保する必要がある。
【0004】 また、営業時間が延長されるにつれて、浮浪者や泥酔者等がキャッシュコーナ 内に入り込み、居座ってしまうという問題が発生してきている。 浮浪者や泥酔者等がキャッシュコーナへ入り込むと、正当な利用者との間でト ラブルが生じたり、正当な利用者に不快感を与えるおそれがあるため、正当な利 用者以外の者がキャッシュコーナへ入ることを制限し、正当な利用者が快適に利 用できるようにする必要がある。
【0005】
【目的】
本考案は前述の課題を解決するためになされたものであり、その目的とすると ころは、正当な利用者以外の者がキャッシュコーナ内に入ることを制限し、正当 な利用者が安全かつ快適に利用できるキャッシュコーナの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
銀行等金融機関のキャッシュコーナ出入口の外側に、利用者のキャッシュカー ドを読み取るためのカードリーダ装置を設置する。 キャッシュコーナへの出入を制限する場合は、キャッシュコーナの出入口をキ ャッシュコーナへ進入できない閉鎖状態にしておく。 閉鎖状態においてキャッシュコーナを利用しようとする者は、カードリーダ装 置のカードリーダ部にキャッシュカードを読み込ませる。 カードリーダ装置の照合手段は、カードリーダ部で読み取られたキャッシュカ ードのデータのうち、銀行等金融機関を識別する情報と、予め記憶されたキャッ シュコーナを利用可能な金融機関を識別する情報を照合し、一致した場合は一致 信号を制御部へ出力する。 制御装置の制御部は、一致信号の入力により、キャッシュコーナ出入口を進入 可能な閉鎖解除状態に制御し、正当な利用者がキャッシュコーナへ進入できるよ うにする。
【0007】 また、キャッシュコーナ出入口の外側に非常押釦を設け、キャッシュコーナ内 で非常事態が発生した場合、非常押釦の操作により制御装置の制御部に非常信号 を出力し、制御装置の制御部は、非常信号の入力によりキャッシュコーナ出入口 を進入可能な閉鎖解除状態にする。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案によるキャッシュコーナの出入制限装置を設けるキャッシュコーナの概 要を図1に示す。 キャッシュコーナ1内にはCD機・ATM機2が設置され、入口には自動ドア 3が設けられている。自動ドア3の外側および内側には、それぞれ自動ドアに接 近する人を検知する人体検知センサ4、5が設けられている。 また、自動ドア3の外側近傍にはカードリーダ6を設け、キャッシュコーナの 利用者が持つキャッシュカードの情報を読み取るようになっており、その傍らに 非常押釦7が設けられている。 なお、キャッシュコーナ毎に地域性を考慮して、異なる営業時間が設定されて いるが、以下の説明においては、それぞれのキャッシュコーナの営業時間内であ ることを前提とする。
【0009】 本考案によるキャッシュコーナの出入制限装置のブロック図を図2に示す。 図2においては閉鎖手段30として、自動ドア31が用いられている。 自動ドア31の外側には人体検知センサ32が、自動ドア31の内側には人体 検知センサ33が設けられており、自動ドア31に接近する人の存在を検知する と検知信号を自動ドア制御装置34に出力する。 自動ドア制御装置34は、人体検知センサ32または人体検知センサ33から 検知信号が入力すると、自動ドア31を開放するよう制御する。
【0010】 カードリーダ装置20は自動ドア31の外側近傍に設けられ、カードリーダ部 21、照合対象記憶手段22、利用可能時間記憶手段23、照合手段24から構 成される。 カードリーダ部21は、キャッシュコーナ利用者が持つキャッシュカードの情 報を読み取り、読み取った情報を照合手段24へ送る。 照合対象記憶手段22は、キャッシュコーナ内で利用可能なキャッシュカード を発行した銀行等金融機関を識別する金融機関コードを記憶する。 利用可能時間記憶手段23は、照合対象記憶手段22に記憶された金融機関コ ードに対応して、キャッシュコーナの利用可能時間を記憶する。 照合手段24は、カードリーダ部21で読み取られたキャッシュカードの情報 のうち、金融機関コードを示す部分の情報と、照合対象記憶手段22に記憶され ている金融機関コードを照合し、一致した場合には一致信号を制御部13に送信 する。
【0011】 スケジュール記憶手段11および動作モード設定手段12は、自動ドア31を 開放するためにカードリーダ装置20におけるカード照合を必要とするか否かを 切換える手段である。 スケジュール記憶手段11および動作モード設定手段12は、昼間等のキャッ シュコーナが頻繁に利用される時間帯に、カードリーダ装置20におけるカード 照合を行なわせるのでは、利便性が損なわれてしまうため、キャッシュコーナの 安全を確保しなければならない深夜などの時間帯にのみカード照合を行なわせる ための手段である。 スケジュール記憶手段11は、自動ドア31を開放するためにカード照合を必 要とする時間帯を記憶する。また、動作モード設定手段12は、スケジュール記 憶手段11の記憶内容をもとに、カード照合を必要としない通常モードと、カー ド照合を必要とする照合モードを切換える。 動作モード設定手段12が通常モードにある時は、人体検知センサ32、33 により自動ドア31に接近する人を検知すると、検知信号が自動ドア制御装置3 4に送られ、自動ドア31を開放する。一方、動作モード設定手段12が照合モ ードにある時、制御部13は自動ドア制御装置34を制御し、自動ドア31の外 側に設けた人体検知センサ32から自動ドア制御装置34に入力される検知信号 を無効にする。このとき、キャッシュコーナに入ろうとする者がいたとしても、 人体検知センサ32から出力された検知信号が無効にされているため、自動ドア 31は開放しない。
【0012】 なお、キャッシュコーナから退出しようとする者は、自動ドア31の内側に設 けられた人体検知センサ33から出力された検知信号は有効であるため、自動ド ア31に接近すると自動ドア31が開放され、退出することができる。
【0013】 動作モード設定手段12が照合モードにある時、キャッシュコーナを利用しよ うとする者は、カードリーダ装置20のカードリーダ部21にキャッシュカード を読み込ませ、キャッシュカードによる照合を実施する。 照合の結果、キャッシュコーナ内で利用可能なキャッシュカードであることが 判明し、カードリーダ装置20の照合手段24から制御部13へ一致信号が入力 されると、制御部13は所定時間、自動ドア31の外側に設けられた人体検知セ ンサ32から自動ドア制御装置34に入力される検知信号を有効にする。この間 、自動ドア31の外側に設けられた人体検知センサ32が人の存在を検知すると 自動ドア31を開放するので、利用者はキャッシュコーナへ進入することが可能 となる。
【0014】 なお、上記の場合において、カードリーダ装置20の照合手段24から制御部 13へ一致信号が入力された際、制御部13により所定時間、自動ドア31の外 側に設けられた人体検知センサ32から自動ドア制御装置34に入力される検知 信号を有効にするのでは、キャッシュカードによる照合が正常に行なわれたのか 否かを利用者が分かりにくいおそれがある。そのため、制御部13へ一致信号が 入力された際、自動ドア制御装置34に対して自動ドア31を開放させるための 開放信号を送り、自動ドア31を所定時間開放させるようにすればよい。 一致信号が制御部13に入力した際、自動ドア31を開放させることにより、 キャッシュカードによる照合が正常に行なわれたことを利用者に分からせること ができ、慣れない利用者であってもスムーズにキャッシュコーナ内に入室するこ とができる。
【0015】 また、慣れない利用者であっても容易に利用できるよう、動作モード設定手段 12が通常モードにある時、カードリーダ装置20において照合を行なうように 促すメッセージを流せばよい。 さらに、カードリーダ装置20に表示手段を設け、キャッシュカードによる照 合が正常に行なわれた場合、自動ドア31を開く旨のメッセージを表示したり、 キャッシュカードから正常にデータの読み込みが行なわれなかった場合、再操作 を促すメッセージを表示したり、キャッシュカードによる照合の結果、キャッシ ュコーナで利用不可能なキャッシュカードであった場合、利用不可能である旨を 伝えるメッセージを表示すればよい。
【0016】 以上の説明は、キャッシュコーナの入口が自動ドアで構成されていた場合のも のであるが、キャッシュコーナの入口が電気錠により施錠される扉で構成されて いた場合について説明する。この場合、ブロック図を示すと図3となる。 なお、前述の説明と重複する箇所については説明を省略する。 キャッシュコーナの出入口扉35には電気錠36が設けられており、制御部1 3から電気錠制御装置37に入力される施錠信号、解錠信号により出入口扉35 を施解錠する。キャッシュコーナが営業時間中のカード照合を必要としない時間 帯においては電気錠36を解錠状態に保ち、カード照合を必要とする時間帯およ びキャッシュコーナの営業時間外においては電気錠36を施錠状態に保つ。 制御装置10の制御部13は、動作モード設定手段12が通常モードにある時 、電気錠制御装置37に解錠信号を送り、出入口扉35の電気錠36を解錠され た状態に保つよう制御する一方、動作モード設定手段12が照合モードにある時 、電気錠制御装置37に施錠信号を送り、出入口扉35の電気錠36を施錠され た状態に保つよう制御しておく。 また、制御装置10の制御部13は、カードリーダ装置20における照合の結 果、カードリーダ装置20の照合手段24から一致信号が入力された場合には、 電気錠制御装置37に解錠信号を送り、出入口扉35の電気錠36を一時的に解 錠された状態に制御する。 電気錠制御装置37は、制御部13から解錠信号が入力すると出入口扉35の 電気錠36を解錠し、その後、利用者が出入口扉35からキャッシュコーナ内に 入り、出入口扉35が閉じられると電気錠36を施錠状態にする。また、出入口 扉35の電気錠36を解錠した後、所定時間出入口扉35が開閉されない時は、 電気錠36を施錠する。
【0017】 上記の場合において、キャッシュコーナ内から利用者が退出しようとする場合 は、サムターンを廻すことにより機械的に電気錠36を解錠したり、あるいはキ ャッシュコーナ内側から出入口扉35のドアノブを廻すだけで電気錠36を解錠 する公知技術があるので、それらの公知技術を利用して利用者をキャッシュコー ナから退出させるようにすればよい。 あるいは、出入口扉35近傍に退出用の押釦を設け、押釦が操作された時に出 入口扉35の電気錠36を一時的に解錠するように制御してもよい。
【0018】 なお、上記構成において、カードリーダ装置20を構成する手段のうち、照合 対象記憶手段22、利用可能時間記憶手段23、照合手段24については、制御 装置10内に設けるようにしてもよく、その場合、カードリーダ部21で読み取 ったキャッシュカードのデータを照合手段24へ送信するようにすればよい。 また、自動ドア31の外側と内側に設けた人体検知センサ32および人体検知 センサ33に代り、タッチ式の自動ドア開放スイッチを自動ドアの内側と外側に 設け、自動ドア開放スイッチが操作された際、検知信号を自動ドア制御装置34 に出力するようにしてもよい。
【0019】 ところで、キャッシュカードによる照合のみで閉鎖手段を閉鎖解除状態に切換 えるように構成すると、キャッシュコーナ内で利用者が急病で倒れた場合などは 、周囲の人がそのキャッシュコーナで利用可能なキャッシュカードを所持してい なければキャッシュコーナに入ることができず、利用者を助け出すことができな い。 また、事件で掛けつけた警察官についても同様、キャッシュカードを所持して いなければキャッシュコーナへ入ることができない。 そこで、キャッシュコーナの出入口外側に非常押釦40を設け、非常押釦40 を操作することにより閉鎖手段30を閉鎖解除状態に切換えるようにし、キャッ シュコーナ内で非常事態が発生した際、対処できるようにする。 具体的には、非常押釦40を操作することにより、非常押釦40から非常信号 を制御装置10の制御部13に送り、制御装置10の制御部13は、非常信号が 入力すると自動ドア制御装置34に対する人体検知センサ32の入力が有効とな るように制御し、あるいは出入口扉35の電気錠制御装置37に解錠信号を送り 出入口扉35の電気錠36を解錠する。 なお、非常押釦40が操作された際、図示しないキャッシュコーナに設けられ た警備システムに対して異常発生を示す信号を入力し、警備システムを介して遠 隔の監視センタへ異常事態発生を通報するようにしてもよい。 以上の構成を付加することにより、キャッシュコーナ内で異常事態が発生した 際、非常押釦の操作によりキャッシュコーナへ進入できる状態となる。
【0020】 キャッシュコーナの出入制限装置に関し、一連の動作について概要を示すと図 4および図5のフローチャートとなる。
【0021】 図4のフローチャートは、制御部13による閉鎖手段の制御について示したも のである。 制御部13は、動作モード設定手段12が照合モードにあるか否かを判断し( S1)、照合モードにある場合、自動ドア制御装置34を制御し、自動ドア31 の外側に設けられた人体検知センサ32からの検知信号を無効にする、あるいは 電気錠制御装置37を制御し、出入口扉35の電気錠36を施錠して閉鎖手段3 0を閉鎖状態にする(S2)。 その後、カードリーダ装置20の照合手段24から出力された一致信号が制御 部13に入力する(S3)、あるいは非常押釦40から出力された非常信号が制 御部13に入力すると(S4)、制御部13は、自動ドア制御装置34を制御し 、自動ドア31の外側に設けられた人体検知センサ32からの検知信号を所定時 間有効にする、あるいは電気錠制御装置37を制御し、出入口扉35の電気錠3 6を一時的に解錠して閉鎖手段30を閉鎖解除状態にする(S5)。
【0022】 図5のフローチャートは、カードリーダ装置20におけるキャッシュカードの 照合について示したものである。 カードリーダ装置20のカードリーダ部21において、キャッシュカードが読 み込まれると(S11)、読み込まれたキャッシュカードのデータから、金融機 関コードを判別する(S12)。 その後、照合手段24により、判別された金融機関コードと、照合対象記憶手 段22に記憶された金融機関コードを照合し(S13)、一致した場合は、さら に利用可能時間記憶手段23に記憶された利用可能時間と照合し(S14)、利 用可能時間であった場合は、制御部13に対して一致信号を出力する(S15) 。
【0023】 カードリーダ装置20における照合について詳細に説明すると、キャッシュカ ードから読み取られた情報のうち、金融機関を識別する金融機関コードによりキ ャッシュカードがキャッシュコーナを利用可能か否か判断する。
【0024】 例えば、金融機関コード1234で示される銀行のキャッシュコーナにおいて 、その銀行が発行したキャッシュカードのみ利用できる場合、照合対象記憶手段 22には金融機関コード1234のみを記憶する。照合手段24では、読み取ら れたキャッシュカードの金融機関コードが照合対象記憶手段22に記憶された1 234であるか否かを照合し、一致すると制御部13に一致信号を出力する。
【0025】 また、金融機関コード1234で示される銀行以外に、金融機関コード234 5で示される銀行から発行されたキャッシュカードも利用可能である場合、照合 対象記憶手段22には金融機関コード1234および金融機関コード2345を 記憶する。照合手段24では、読み取られたキャッシュカードの金融機関コード が照合対象記憶手段22に記憶された1234または2345であるか否かを照 合し、一致すると制御部13に一致信号を出力する。
【0026】 上記の場合において、当該キャッシュコーナにおいて利用可能なキャッシュカ ードの種類が増加した場合、照合対象記憶手段22に金融機関コードをそれぞれ 登録するのでは非能率的である。 例えば、当該キャッシュコーナにおいて利用可能なキャッシュカードを発行し た金融機関の金融機関コードが0001から0099である場合、(00**) を照合対象記憶手段22に記憶し、金融機関コードの部分一致(この場合、金融 機関コードの頭から2桁が一致)によって一致信号を出力したり、(0001〜 0099)を照合対象記憶手段22に記憶し、範囲内にある場合に一致信号を出 力するようにしてもよい。 この場合、当然のことながら上記部分一致あるいは上記範囲で示される中に、 当該キャッシュコーナを利用できない金融機関の金融機関コードは含まない。
【0027】 ところで、金融機関コード1234で示される銀行から発行されたキャッシュ カードと、金融機関コード2345で示される銀行から発行されたキャッシュカ ードによるキャッシュコーナ利用可能時間が同一であれば前述の通りでよいが、 金融機関によって利用可能時間が異なる場合も考えられるので、その場合は時間 帯によって照合内容を切換える。 例えば、金融機関コード1234で示される銀行から発行されたキャッシュカ ードによるキャッシュコーナ利用可能時間を24時間とし、金融機関コード23 45で示される銀行から発行されたキャッシュカードによるキャッシュコーナ利 用可能時間を午前7時から午後9時までとし、さらに照合モードとする時間帯を 午後7時から午前7時までとする。 照合対象記憶手段22には、金融機関コード1234および2345を記憶す る。また、利用可能時間記憶手段23には、金融機関コード1234のキャッシ ュカードによるキャッシュコーナ利用可能時間情報として(午前0時から午後1 2時)を記憶し、金融機関コード2345のキャッシュカードによるキャッシュ コーナ利用可能時間情報として(午前7時から午後9時)を記憶する。 照合手段24は、読み取られたキャッシュカードの金融機関コードと、照合対 象記憶手段22に記憶された金融機関コードを照合し、一致した場合は、さらに 、利用可能時間記憶手段23に記憶された利用可能時間情報と照合し、一致する と制御部13に一致信号を出力する。 つまり、照合手段24は、上記照合対象記憶手段22および利用可能時間記憶 手段23の記憶内容をもとに照合し、午後7時から午後9時までの間は、読み取 られたキャッシュカードの金融機関コードが1234または2345の時、制御 部13に一致信号を出力する。また、午後9時から午前7時までの間は、読み取 られたキャッシュカードの金融機関コードが1234の時、制御部13に一致信 号を出力する。
【0028】 なお、上記の時間帯に応じて照合内容を切換える場合、午後9時から午前7時 までの間については、読み取られたキャッシュカードの金融機関コードが234 5の場合、「そのキャッシュカードによる本日の利用時間は終了致しました」旨 のメッセージを、音声あるいは表示等により利用者に知らせるようにしてもよい 。 以上示した照合を実施することにより、キャッシュコーナで利用可能なキャッ シュカードを持つ者のみがキャッシュコーナ内に入ることが可能となる。
【0029】
【考案の効果】
キャッシュコーナの入口付近に設けられたカードリーダ装置により、利用者の 所持するキャッシュカードの情報を読み取り、キャッシュコーナを利用可能な者 のみキャッシュコーナに入ることができるように構成したため、正当な利用者以 外の者がキャッシュコーナへ侵入するのを防止できる。 そのため、正当な利用者が安全かつ快適に利用できるキャッシュコーナを提供 することができる。 キャッシュカードを用いた照合は、銀行等金融機関を識別する部分の情報を用 いて行なうため、照合の対象として予め記憶しておく情報量が少なくて済み、さ らに、金融機関に割当てられた固有コードのうち共通するコード部分を用いて照 合することにより、予め記憶しておく情報量を一層少なくすることができ、設定 および変更作業が容易かつ素早くできる。 キャッシュコーナにおいて、複数の金融機関から発行されたキャッシュカード を利用可能で、かつそれぞれの金融機関から発行されたキャッシュカードによる キャッシュコーナの利用可能時間が異なる場合であっても、それぞれの利用可能 時間を予め記憶し照合することにより、時間帯に応じてキャッシュコーナを利用 可能な者のみキャッシュコーナへ入ることができるようにする。 また、深夜や早朝等の利用者が少ない時間帯のみキャッシュカードによる照合 を実施することにより、利用者の利便性が損なわれることを防止する。 さらに、非常押釦を設けたことにより、キャッシュコーナ内で異常事態が発生 した場合、キャッシュカードを持たない者でもキャッシュコーナへ進入できるよ うにし、救出など緊急事の対応を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャッシュコーナの概要
【図2】 キャッシュコーナの出入制限装置に関するブ
ロック図
【図3】 キャッシュコーナの出入制限装置に関する他
のブロック図
【図4】 制御部による閉鎖手段の制御に関するフロー
チャート
【図5】 カードリーダ装置における照合に関するフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 キャッシュコーナ 2 CD機またはATM機 3 自動ドア 4 人体検知センサ(外側) 5 人体検知センサ(内側) 6 カードリーダ 7 非常押釦 10 制御装置 11 スケジュール記憶手段 12 動作モード設定手段 13 制御部 20 カードリーダ装置 21 カードリーダ部 22 照合対象記憶手段 23 利用可能時間記憶手段 24 照合手段 30 閉鎖手段 40 非常押釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/30 P

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀行等金融機関のキャッシュコーナに正
    当な利用者以外の者が出入りすることを制限するキャッ
    シュコーナの出入制限装置に関し、 キャッシュコーナ出入口に設けられ、閉鎖状態の時には
    キャッシュコーナへ進入不可能な状態にし、閉鎖解除状
    態の時にはキャッシュコーナへ進入可能な状態にする閉
    鎖手段と、 キャッシュコーナ出入口の外側に設けられ、キャッシュ
    コーナ利用者のキャッシュカードに記録された情報のう
    ち、少なくともキャッシュカードを発行した金融機関を
    識別する情報を読み取るカードリーダ部と当該キャッシ
    ュコーナにおいて利用可能なキャッシュカードを発行し
    た金融機関を識別する情報を記憶する照合対象記憶手段
    と前記カードリーダ部において読み取られた、キャッシ
    ュカードを発行した金融機関を識別する情報と、照合対
    象記憶手段に記憶された、キャッシュコーナを利用可能
    なキャッシュカードを発行した金融機関を識別する情報
    を照合し、一致した時に一致信号を出力する照合手段と
    からなるカードリーダ装置と、 前記閉鎖手段を閉鎖状態に制御しておくとともに、前記
    カードリーダ装置の照合手段から出力された一致信号の
    入力により、前記閉鎖手段を閉鎖解除状態に制御する制
    御部を有する制御装置と、 から構成されたことを特徴とするキャッシュコーナの出
    入制限装置。
  2. 【請求項2】 銀行等金融機関のキャッシュコーナに正
    当な利用者以外の者が出入りすることを制限するキャッ
    シュコーナの出入制限装置に関し、 キャッシュコーナ出入口に設けられ、閉鎖状態の時には
    キャッシュコーナへ進入不可能な状態にし、かつ閉鎖解
    除状態の時にはキャッシュコーナへ進入可能な状態にす
    る閉鎖手段と、 キャッシュコーナ出入口の外側に設けられ、キャッシュ
    コーナ利用者のキャッシュカードに記録された情報のう
    ち、少なくともキャッシュカードを発行した金融機関を
    識別する情報を読み取るカードリーダ部と当該キャッシ
    ュコーナにおいて利用可能なキャッシュカードを発行し
    た金融機関を識別する情報を記憶する照合対象記憶手段
    と前記カードリーダ部において読み取られた、キャッシ
    ュカードを発行した金融機関を識別する情報と、照合対
    象記憶手段に記憶された、キャッシュコーナを利用可能
    なキャッシュカードを発行した金融機関を識別する情報
    を照合し、一致した時に一致信号を出力する照合手段と
    からなるカードリーダ装置と、 前記閉鎖手段を閉鎖解除状態にするために、利用者がカ
    ードリーダ装置におけるキャッシュカードの照合を必要
    としない通常モードと、キャッシュカードの照合を必要
    とする照合モードを設定する動作モード設定手段と前記
    動作モード設定手段による設定を、照合モードあるいは
    通常モードにする時間を記憶するスケジュール記憶手段
    と前記動作モード設定手段が通常モードに設定されてい
    る時は前記閉鎖手段を閉鎖解除状態に制御し、動作モー
    ド設定手段が照合モードに設定されている時は前記閉鎖
    手段を閉鎖状態に制御しておき、動作モード設定手段が
    照合モードに設定されている時、カードリーダ装置の照
    合手段から出力された一致信号の入力により、前記閉鎖
    手段を閉鎖解除状態に制御する制御部とからなる制御装
    置と、 から構成されたことを特徴とするキャッシュコーナの出
    入制限装置。
  3. 【請求項3】 銀行等金融機関のキャッシュコーナに正
    当な利用者以外の者が出入りすることを制限するキャッ
    シュコーナの出入制限装置に関し、 キャッシュコーナ出入口に設けられ、閉鎖状態の時には
    キャッシュコーナへ進入不可能な状態にし、かつ閉鎖解
    除状態の時にはキャッシュコーナへ進入可能な状態にす
    る閉鎖手段と、 キャッシュコーナ出入口の外側に設けられ、キャッシュ
    コーナ利用者のキャッシュカードに記録された情報のう
    ち、少なくともキャッシュカードを発行した金融機関を
    識別する情報を読み取るカードリーダ部と当該キャッシ
    ュコーナにおいて利用可能なキャッシュカードを発行し
    た金融機関を識別する情報を記憶する照合対象記憶手段
    と照合対象記憶手段に記憶された金融機関を識別する情
    報に対応して、各金融機関が発行したキャッシュカード
    によるキャッシュコーナの利用可能時間を記憶する利用
    可能時間記憶手段と前記カードリーダ部において読み取
    られた、キャッシュカードを発行した金融機関を識別す
    る情報と、照合対象記憶手段に記憶された、キャッシュ
    コーナを利用可能なキャッシュカードを発行した金融機
    関を識別する情報を照合し、さらに利用可能時間記憶手
    段に記憶された、キャッシュコーナの利用可能時間と照
    合し、金融機関を識別する情報が一致し、かつキャッシ
    ュコーナの利用可能時間である場合に一致信号を出力す
    る照合手段とからなるカードリーダ装置と、 前記閉鎖手段を閉鎖解除状態にするために、利用者がカ
    ードリーダ装置におけるキャッシュカードの照合を必要
    としない通常モードと、キャッシュカードの照合を必要
    とする照合モードを設定する動作モード設定手段と前記
    動作モード設定手段による設定を、照合モードあるいは
    通常モードにする時間を記憶するスケジュール記憶手段
    と前記動作モード設定手段が通常モードに設定されてい
    る時は前記閉鎖手段を閉鎖解除状態に制御し、動作モー
    ド設定手段が照合モードに設定されている時は前記閉鎖
    手段を閉鎖状態に制御しておき、動作モード設定手段が
    照合モードに設定されている時、カードリーダ装置の照
    合手段から出力された一致信号の入力により、前記閉鎖
    手段を閉鎖解除状態に制御する制御部とからなる制御装
    置と、 から構成されたことを特徴とするキャッシュコーナの出
    入制限装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれかに記載
    のキャッシュコーナの出入制限装置に関し、 キャッシュコーナ出入口の外側に非常押釦を設け、非常
    押釦は操作された際に非常信号を制御装置の制御部に出
    力し、 制御装置の制御部は、非常押釦から出力された非常信号
    の入力により、閉鎖手段を閉鎖解除状態に制御するよう
    にしたことを特徴とするキャッシュコーナの出入制限装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3いずれかに記載
    のキャッシュコーナの出入制限装置に関し、 前記照合対象記憶手段に記憶されるキャッシュカードを
    発行した金融機関を識別する情報は、金融機関に個別に
    割当てられた固有コード、または複数の前記固有コード
    のうちの共通するコード部分であることを特徴とするキ
    ャッシュコーナの出入制限装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006018366A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Secom Co Ltd ブース管理システム
JP2021152823A (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 Emsベンダー合同会社 入店管理システム、入店管理装置、およびプログラム

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