JP2998810B2 - 薄鋼板の通板搬送装置 - Google Patents
薄鋼板の通板搬送装置Info
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- JP2998810B2 JP2998810B2 JP3136022A JP13602291A JP2998810B2 JP 2998810 B2 JP2998810 B2 JP 2998810B2 JP 3136022 A JP3136022 A JP 3136022A JP 13602291 A JP13602291 A JP 13602291A JP 2998810 B2 JP2998810 B2 JP 2998810B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt conveyor
- thin steel
- support roll
- steel sheet
- pass line
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C47/00—Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
- B21C47/34—Feeding or guiding devices not specially adapted to a particular type of apparatus
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップ等の薄
鋼板の連続処理ラインにおける、薄鋼板の通板搬送装置
に関するものである。
鋼板の連続処理ラインにおける、薄鋼板の通板搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄鋼板の連続処理ラインでは、薄鋼板を
通板する際に、薄鋼板の剛性不足に対処するために、一
般的には通板用に複数のベルトコンベヤが使用されてい
る(特開昭53−28061号公報、特開昭63−84
667号公報、実願平1−125591号参照)。
通板する際に、薄鋼板の剛性不足に対処するために、一
般的には通板用に複数のベルトコンベヤが使用されてい
る(特開昭53−28061号公報、特開昭63−84
667号公報、実願平1−125591号参照)。
【0003】このベルトコンベヤは、薄鋼板を送り込む
時にだけ使用され、通板完了後にライン運転状態となる
と使用されない。ライン運転時には、ベルトコンベヤの
代わりに、各ベルトコンベヤの間に配置されたサポート
ロールで薄鋼板をサポートして搬送し、ベルトコンベヤ
で薄鋼板が擦られることによる擦り傷の発生を防止する
ようにしている。
時にだけ使用され、通板完了後にライン運転状態となる
と使用されない。ライン運転時には、ベルトコンベヤの
代わりに、各ベルトコンベヤの間に配置されたサポート
ロールで薄鋼板をサポートして搬送し、ベルトコンベヤ
で薄鋼板が擦られることによる擦り傷の発生を防止する
ようにしている。
【0004】サポートロールは固定式と昇降式とがあ
り、固定式の場合は、図3に示すように、複数のガイド
ロール2間に通板時パスラインTPを形成するベルトコン
ベヤ1を張設し、通板時パスラインTPを形成するベルト
コンベヤ1部分の途中の数カ所に、ガイドローラ2によ
り凹部を形成し、この凹部内にライン運転時パスライン
RPを形成するサポートロール4を配置し、このサポート
ロール4と通板時パスラインTPを形成するベルトコンベ
ヤ1部分端部との間に形成される隙間を埋めて、薄鋼板
Sの先端の、サポートロール4またはサポートロール4
とベルトコンベヤ1との間の隙間への突っ掛かりを防止
するためのガイドプレート9を設けた構成となってい
る。
り、固定式の場合は、図3に示すように、複数のガイド
ロール2間に通板時パスラインTPを形成するベルトコン
ベヤ1を張設し、通板時パスラインTPを形成するベルト
コンベヤ1部分の途中の数カ所に、ガイドローラ2によ
り凹部を形成し、この凹部内にライン運転時パスライン
RPを形成するサポートロール4を配置し、このサポート
ロール4と通板時パスラインTPを形成するベルトコンベ
ヤ1部分端部との間に形成される隙間を埋めて、薄鋼板
Sの先端の、サポートロール4またはサポートロール4
とベルトコンベヤ1との間の隙間への突っ掛かりを防止
するためのガイドプレート9を設けた構成となってい
る。
【0005】また、サポートロールを昇降式とした場合
は、図4に示すように、複数のベルトコンベヤ1を間隔
を空けて直列に配置し、各ベルトコンベヤ1間の間隔内
にサポートロール4を昇降変位可能に配置し、このサポ
ートロール4と隣接するベルトコンベヤ1との間に形成
される隙間を埋めるガイドプレート9を設けて構成され
ている。
は、図4に示すように、複数のベルトコンベヤ1を間隔
を空けて直列に配置し、各ベルトコンベヤ1間の間隔内
にサポートロール4を昇降変位可能に配置し、このサポ
ートロール4と隣接するベルトコンベヤ1との間に形成
される隙間を埋めるガイドプレート9を設けて構成され
ている。
【0006】サポートロール4は、基端を隣接するベル
トコンベヤ1のガイドロール2の軸心に組付けたサポー
トロール支持フレーム5の先端間に架設状に取付けられ
ており、このサポートロール支持フレーム5をサポート
ロール昇降シリンダ7により揺動させることにより、通
板時パスラインTP下位からライン運転時パスラインRP位
置まで昇降変位できるようになっている。
トコンベヤ1のガイドロール2の軸心に組付けたサポー
トロール支持フレーム5の先端間に架設状に取付けられ
ており、このサポートロール支持フレーム5をサポート
ロール昇降シリンダ7により揺動させることにより、通
板時パスラインTP下位からライン運転時パスラインRP位
置まで昇降変位できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
従来技術では、通板時パスラインを形成するベルトコン
ベヤ部分端部と、ライン運転時パスラインを形成するサ
ポートロールとの間に形成される間隙を埋めるためにガ
イドプレートを設けているのであるが、このガイドプレ
ートとベルトコンベヤ端部およびサポートロールとの間
には、どうしても隙間が形成されてしまい、このため図
3のイまたは図4のロに示すように、この隙間に薄鋼板
の先端が入り込んで、薄鋼板の通板達成が不可能となっ
たり、ガイドプレートに薄鋼板の先端が突っ掛かって、
薄鋼板先端部分が折れ曲がる等の不都合が発生すると云
う問題があった。
従来技術では、通板時パスラインを形成するベルトコン
ベヤ部分端部と、ライン運転時パスラインを形成するサ
ポートロールとの間に形成される間隙を埋めるためにガ
イドプレートを設けているのであるが、このガイドプレ
ートとベルトコンベヤ端部およびサポートロールとの間
には、どうしても隙間が形成されてしまい、このため図
3のイまたは図4のロに示すように、この隙間に薄鋼板
の先端が入り込んで、薄鋼板の通板達成が不可能となっ
たり、ガイドプレートに薄鋼板の先端が突っ掛かって、
薄鋼板先端部分が折れ曲がる等の不都合が発生すると云
う問題があった。
【0008】また、ガイドプレートとサポートロールと
の間の間隙に塵埃が堆積し、この堆積した塵埃によりサ
ポートロールの回転が不良または停止することがあり、
これにより薄鋼板に擦り傷が発生する等の、ライン運転
上および品質上のトラブルが発生すると云う問題があ
る。
の間の間隙に塵埃が堆積し、この堆積した塵埃によりサ
ポートロールの回転が不良または停止することがあり、
これにより薄鋼板に擦り傷が発生する等の、ライン運転
上および品質上のトラブルが発生すると云う問題があ
る。
【0009】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、通板時パス
ラインの途中に隙間を形成する原因となるガイドプレー
トを不必要とすることを技術的課題とし、もって通板時
の薄鋼板先端部の突っ掛かりの全くない薄鋼板の通板搬
送装置を提供することを目的とする。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、通板時パス
ラインの途中に隙間を形成する原因となるガイドプレー
トを不必要とすることを技術的課題とし、もって通板時
の薄鋼板先端部の突っ掛かりの全くない薄鋼板の通板搬
送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、上流側ベルトコンベヤの尾端に対し
て、下流側ベルトコンベヤの先端を隙間を空けて下位に
位置させること、上流側ベルトコンベヤの尾端と下流側
ベルトコンベヤの先端との間の隙間に、昇降して出入り
するサポートロールを設けること、このサポートロール
を、ベルトコンベヤが形成する通板時パスラインよりも
下位の位置から、この通板時パスラインよりも上位に位
置するライン運転時パスラインの位置まで昇降変位可能
とすること、にある。
る本発明の手段は、上流側ベルトコンベヤの尾端に対し
て、下流側ベルトコンベヤの先端を隙間を空けて下位に
位置させること、上流側ベルトコンベヤの尾端と下流側
ベルトコンベヤの先端との間の隙間に、昇降して出入り
するサポートロールを設けること、このサポートロール
を、ベルトコンベヤが形成する通板時パスラインよりも
下位の位置から、この通板時パスラインよりも上位に位
置するライン運転時パスラインの位置まで昇降変位可能
とすること、にある。
【0011】サポートロールは、ライン運転時パスライ
ンの上位に、このライン運転時パスラインを横切る姿勢
で同調軸を架設し、この同調軸の両端部にサポートロー
ル支持フレームの基端を固定し、このサポートロール支
持フレームの先端間に架設状に取付けるのが良い。
ンの上位に、このライン運転時パスラインを横切る姿勢
で同調軸を架設し、この同調軸の両端部にサポートロー
ル支持フレームの基端を固定し、このサポートロール支
持フレームの先端間に架設状に取付けるのが良い。
【0012】
【作用】通板時に、上流側のベルトコンベヤで運ばれて
きた薄鋼板の先端部は、薄鋼板の剛性不足により、上流
側のベルトコンベヤの尾端から垂れ下がり気味に送り出
される。
きた薄鋼板の先端部は、薄鋼板の剛性不足により、上流
側のベルトコンベヤの尾端から垂れ下がり気味に送り出
される。
【0013】しかしながら、上流側のベルトコンベヤの
尾端に対して、下流側のベルトコンベヤの先端が隙間を
空けて下位に位置しているので、上流側のベルトコンベ
ヤの尾端から垂れ下がり気味に送り出された薄鋼板の先
端部は、下位に位置する下流側のベルトコンベヤの先端
部上で受け止められ、そのまま下流側のベルトコンベヤ
上に乗り移り、この動作を繰り返して薄鋼板の通板が達
成される。
尾端に対して、下流側のベルトコンベヤの先端が隙間を
空けて下位に位置しているので、上流側のベルトコンベ
ヤの尾端から垂れ下がり気味に送り出された薄鋼板の先
端部は、下位に位置する下流側のベルトコンベヤの先端
部上で受け止められ、そのまま下流側のベルトコンベヤ
上に乗り移り、この動作を繰り返して薄鋼板の通板が達
成される。
【0014】この薄鋼板の通板時に際して、サポートロ
ールは、上流側ベルトコンベヤの尾端と下流側ベルトコ
ンベヤの先端との間の隙間内の、両ベルトコンベヤ間を
走行移動する薄鋼板に干渉しない位置まで下降退避して
いるので、通板時パスライン上にはベルトコンベヤだけ
しかなく、これにより薄鋼板のベルトコンベヤ間の乗り
移りは円滑に達成される。
ールは、上流側ベルトコンベヤの尾端と下流側ベルトコ
ンベヤの先端との間の隙間内の、両ベルトコンベヤ間を
走行移動する薄鋼板に干渉しない位置まで下降退避して
いるので、通板時パスライン上にはベルトコンベヤだけ
しかなく、これにより薄鋼板のベルトコンベヤ間の乗り
移りは円滑に達成される。
【0015】薄鋼板の通板が達成されたならば、サポー
トロールを、上流側ベルトコンベヤの尾端と下流側ベル
トコンベヤの先端との間の隙間内から上昇させ、通板時
パスライン上に位置している薄鋼板をライン運転時パス
ライン位置まで持ち上げて、薄鋼板をライン運転時パス
ラインに保持する。
トロールを、上流側ベルトコンベヤの尾端と下流側ベル
トコンベヤの先端との間の隙間内から上昇させ、通板時
パスライン上に位置している薄鋼板をライン運転時パス
ライン位置まで持ち上げて、薄鋼板をライン運転時パス
ラインに保持する。
【0016】すなわち、薄鋼板の通板時には、サポート
ロールを薄鋼板の通板時パスラインから下降退避させ
て、段違いに直列配列したベルトコンベヤだけにより薄
鋼板の通板を達成し、薄鋼板通板達成後は、下降退避し
ていたサポートロールを、ベルトコンベヤ間から単純に
上昇させるだけで、通板時パスラインに位置していた薄
鋼板をライン運転時パスラインに保持するのである。
ロールを薄鋼板の通板時パスラインから下降退避させ
て、段違いに直列配列したベルトコンベヤだけにより薄
鋼板の通板を達成し、薄鋼板通板達成後は、下降退避し
ていたサポートロールを、ベルトコンベヤ間から単純に
上昇させるだけで、通板時パスラインに位置していた薄
鋼板をライン運転時パスラインに保持するのである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1および図2
を参照しながら説明する。図1は、本発明装置の一実施
例を示す側面図であり、図2は、サポートロール4を昇
降変位させる機構の正面図である。
を参照しながら説明する。図1は、本発明装置の一実施
例を示す側面図であり、図2は、サポートロール4を昇
降変位させる機構の正面図である。
【0018】複数のガイドロール2に掛け渡されたベル
トコンベヤ1は、一つのガイドロール2をモータ3で回
転駆動して定速で一定方向に走行駆動されている。各ベ
ルトコンベヤ1は、薄鋼板Sのパスラインに沿って直列
に配列されているが、上流側のベルトコンベヤ1の尾端
に対して、下流側のベルトコンベヤ1の先端は、隙間を
空けて下位に位置しており、このため上流側のベルトコ
ンベヤ1の尾端から垂れ下がり気味に送り出された薄鋼
板Sの先端は、直下に位置する下流側のベルトコンベヤ
1の先端部上に乗り移ることになる。
トコンベヤ1は、一つのガイドロール2をモータ3で回
転駆動して定速で一定方向に走行駆動されている。各ベ
ルトコンベヤ1は、薄鋼板Sのパスラインに沿って直列
に配列されているが、上流側のベルトコンベヤ1の尾端
に対して、下流側のベルトコンベヤ1の先端は、隙間を
空けて下位に位置しており、このため上流側のベルトコ
ンベヤ1の尾端から垂れ下がり気味に送り出された薄鋼
板Sの先端は、直下に位置する下流側のベルトコンベヤ
1の先端部上に乗り移ることになる。
【0019】各ベルトコンベヤ1の隣接部分の直上とな
るライン運転時パスラインRPの上方には、パスラインを
横切る姿勢で同調軸6が回動自在に架設配置されてお
り、この同調軸6の両端部には、サポートロール支持フ
レーム5の基端部が不動に固定されており、このサポー
トロール支持フレーム5の先端間には、サポートロール
4が回転自在に架設組付けされている。
るライン運転時パスラインRPの上方には、パスラインを
横切る姿勢で同調軸6が回動自在に架設配置されてお
り、この同調軸6の両端部には、サポートロール支持フ
レーム5の基端部が不動に固定されており、このサポー
トロール支持フレーム5の先端間には、サポートロール
4が回転自在に架設組付けされている。
【0020】サポートロール支持フレーム5は、先端に
取付けたサポートロール4が、同調軸6のほぼ直下に位
置する上流側のベルトコンベヤ1の尾端と下流側のベル
トコンベヤ1の先端との間の隙間内と、ライン運転時パ
スラインRP位置との間を、同調軸6を揺動軸として昇降
変位できる長さとなっており、両サポートロール支持フ
レーム5の間の間隔は、当然のこととして、薄鋼板Sの
幅よりも充分に大きい値となっている。
取付けたサポートロール4が、同調軸6のほぼ直下に位
置する上流側のベルトコンベヤ1の尾端と下流側のベル
トコンベヤ1の先端との間の隙間内と、ライン運転時パ
スラインRP位置との間を、同調軸6を揺動軸として昇降
変位できる長さとなっており、両サポートロール支持フ
レーム5の間の間隔は、当然のこととして、薄鋼板Sの
幅よりも充分に大きい値となっている。
【0021】同調軸6の両端には、レバー8を介してサ
ポートロール昇降シリンダ7が連結されていて、このサ
ポートロール昇降シリンダ7の作動により同調軸6を回
動させて、この同調軸6の回動によりサポートロール支
持フレーム5を揺動させ、もってサポートロール4を昇
降移動させる。
ポートロール昇降シリンダ7が連結されていて、このサ
ポートロール昇降シリンダ7の作動により同調軸6を回
動させて、この同調軸6の回動によりサポートロール支
持フレーム5を揺動させ、もってサポートロール4を昇
降移動させる。
【0022】サポートロール4は、薄鋼板Sの通板時に
は、上流側のベルトコンベヤ1の尾端と下流側のベルト
コンベヤ1の先端との間の隙間内に位置して、この上流
側のベルトコンベヤ1から下流側のベルトコンベヤ1へ
の薄鋼板Sの乗り移りに干渉しない位置に退避してお
り、薄鋼板Sの通板が達成されたならば、サボートロー
ル昇降シリンダ7を作動させて、サポートロール4を隙
間内から上昇させ、この上昇動作の途中で、通板時パス
ラインTP上に位置している薄鋼板Sを支持して、この薄
鋼板Sをライン運転時パスラインRP位置まで押し上げ
て、この位置に支持する。
は、上流側のベルトコンベヤ1の尾端と下流側のベルト
コンベヤ1の先端との間の隙間内に位置して、この上流
側のベルトコンベヤ1から下流側のベルトコンベヤ1へ
の薄鋼板Sの乗り移りに干渉しない位置に退避してお
り、薄鋼板Sの通板が達成されたならば、サボートロー
ル昇降シリンダ7を作動させて、サポートロール4を隙
間内から上昇させ、この上昇動作の途中で、通板時パス
ラインTP上に位置している薄鋼板Sを支持して、この薄
鋼板Sをライン運転時パスラインRP位置まで押し上げ
て、この位置に支持する。
【0023】なお、ライン運転時パスラインRPの高さ位
置は、一定不変の位置ではなく、走行中の薄鋼板Sに作
用する張力の強さに従って設定されるものであるので、
ライン運転時の薄鋼板Sに作用する張力に従ってサポー
トロール昇降シリンダ7の作動量を調整設定し、もって
ライン運転時パスラインRPの位置を適正な位置に設定す
る。
置は、一定不変の位置ではなく、走行中の薄鋼板Sに作
用する張力の強さに従って設定されるものであるので、
ライン運転時の薄鋼板Sに作用する張力に従ってサポー
トロール昇降シリンダ7の作動量を調整設定し、もって
ライン運転時パスラインRPの位置を適正な位置に設定す
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。薄鋼板の通板を、ベルト
コンベヤ間で直接達成し、通板時パスラインにはベルト
コンベヤ以外のものが全く位置することがないので、通
板途中の薄鋼板先端の突っ掛かりが皆無となり、薄鋼板
先端の突っ掛かりによるライン停止および作業員による
復帰作業を無くすことができ、もって作業の能率、生産
性を向上させることができると共に、省力化と高い作業
の安全性を得ることができる。
で、以下に示す効果を奏する。薄鋼板の通板を、ベルト
コンベヤ間で直接達成し、通板時パスラインにはベルト
コンベヤ以外のものが全く位置することがないので、通
板途中の薄鋼板先端の突っ掛かりが皆無となり、薄鋼板
先端の突っ掛かりによるライン停止および作業員による
復帰作業を無くすことができ、もって作業の能率、生産
性を向上させることができると共に、省力化と高い作業
の安全性を得ることができる。
【0025】通板時パスライン上に位置するガイドプレ
ートを皆無としたので、薄鋼板のガイドプレートとの擦
れ、または回転動作不良となったサポートロールと薄鋼
板との擦れが皆無となり、これにより薄鋼板表面に擦り
傷を発生させることがなく、もって商品としての製品の
品質を良好に安定させることができる。
ートを皆無としたので、薄鋼板のガイドプレートとの擦
れ、または回転動作不良となったサポートロールと薄鋼
板との擦れが皆無となり、これにより薄鋼板表面に擦り
傷を発生させることがなく、もって商品としての製品の
品質を良好に安定させることができる。
【0026】薄鋼板の通板時パスラインからライン運転
時パスラインへの移行は、サポートロール昇降シリンダ
を作動させての、サポートロールの単純な昇降変位で達
成させるので、その切替え操作が簡単であり、もって円
滑にかつ速やかにパスラインの変更を達成できる。
時パスラインへの移行は、サポートロール昇降シリンダ
を作動させての、サポートロールの単純な昇降変位で達
成させるので、その切替え操作が簡単であり、もって円
滑にかつ速やかにパスラインの変更を達成できる。
【0029】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】図1に示した実施例におけるサポートロール昇
降機構の構成例を示す正面図。
降機構の構成例を示す正面図。
【図3】従来技術の一例を示す側面図。
【図4】従来技術の他の例を示す側面図。
【0030】
1 ;ベルトコンベヤ 2 ;ガイドロ
ール 3 ;モータ 4 ;サポート
ロール 5 ;サポートロール支持フレーム 6 ;同調軸 7 ;サポートロール昇降シリンダ 8 ;レバー 9 ;ガイドプレート S ;薄鋼板 RP;ライン運転時パスライン TP;通板時パ
スライン
ール 3 ;モータ 4 ;サポート
ロール 5 ;サポートロール支持フレーム 6 ;同調軸 7 ;サポートロール昇降シリンダ 8 ;レバー 9 ;ガイドプレート S ;薄鋼板 RP;ライン運転時パスライン TP;通板時パ
スライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 境井 源七 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川鉄鉄構工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 平5−177231(JP,A) 特開 平4−262817(JP,A) 特開 平2−175017(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 39/00 B21B 39/04 B21B 39/12 B21C 47/34
Claims (2)
- 【請求項1】 上流側ベルトコンベヤ(1) の尾端に対し
て、下流側ベルトコンベヤ(1) の先端を隙間を空けて下
位に位置させ、該上流側ベルトコンベヤ(1)の尾端と下
流側ベルトコンベヤ(1) の先端との間の隙間に昇降して
出入りするサポートロール(4) を設け、該サポートロー
ル(4) を、前記ベルトコンベヤ(1) が形成する通板時パ
スライン(TP)よりも下位の位置から、該通板時パスライ
ン(TP)よりも上位に位置するライン運転時パスライン(R
P)の位置まで昇降変位可能とした薄鋼板の通板搬送装
置。 - 【請求項2】 ライン運転時パスライン(RP)の上位に、
該ライン運転時パスライン(RP)を横切る姿勢で同調軸
(6) を架設し、該同調軸(6) の両端部にサポートロール
支持フレーム(5) の基端を固定し、該サポートロール支
持フレーム(5)の先端間にサポートロール(4) を架設状
に取付けた請求項1に記載の薄鋼板の通板搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3136022A JP2998810B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 薄鋼板の通板搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3136022A JP2998810B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 薄鋼板の通板搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05277538A JPH05277538A (ja) | 1993-10-26 |
JP2998810B2 true JP2998810B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=15165359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3136022A Expired - Fee Related JP2998810B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 薄鋼板の通板搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998810B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100918637B1 (ko) * | 2002-11-13 | 2009-09-25 | 주식회사 포스코 | 스트립 수직 통판 장치 |
CN101947563B (zh) * | 2010-08-25 | 2015-05-20 | 中冶华天工程技术有限公司 | 双托架惠斯顿杠杆机构及双头移钢机构 |
CN103407806B (zh) * | 2013-07-04 | 2018-06-19 | 河北工程大学 | 一种钞票多路传送装置 |
CN112828054A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-05-25 | 太原重工股份有限公司 | 连轧机前支撑装置 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3136022A patent/JP2998810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05277538A (ja) | 1993-10-26 |
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