JP2959568B1 - 基板挿抜装置 - Google Patents
基板挿抜装置Info
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- JP2959568B1 JP2959568B1 JP10261189A JP26118998A JP2959568B1 JP 2959568 B1 JP2959568 B1 JP 2959568B1 JP 10261189 A JP10261189 A JP 10261189A JP 26118998 A JP26118998 A JP 26118998A JP 2959568 B1 JP2959568 B1 JP 2959568B1
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- Japan
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- board
- slide
- slide portion
- holding means
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62933—Comprising exclusively pivoting lever
Landscapes
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 使用時にはレバーの長さを十分確保し、しか
も基板の抜けを防止する機能を備えた基板挿抜装置を得
ること。 【解決手段】 基板挿抜装置は基板挿抜具21と突片3
3から構成される。基板挿抜具21はレバー22と、こ
のスライド部22Aを筒部23Aにスライド自在に配置
すると共にプリント基板31に中心孔28を介して回動
自在に取り付けられた本体23とから構成される。プリ
ント基板31を装着する際には、不動部材上の配置され
た突片33に尖ったあご23BAを引っ掛け、スライド
部22Aを上限位置まで引き上げて挿抜作用部22Bを
矢印52方向に回転させる。プリント基板31を抜き取
るにはこの逆の矢印53方向に回転させる。プリント基
板31を装着した後にスライド部22Aを押し下げれ
ば、サイズが小型化すると共に、スライド部22Aの下
部が突片33と接触してプリント基板31の抜けが防止
される。
も基板の抜けを防止する機能を備えた基板挿抜装置を得
ること。 【解決手段】 基板挿抜装置は基板挿抜具21と突片3
3から構成される。基板挿抜具21はレバー22と、こ
のスライド部22Aを筒部23Aにスライド自在に配置
すると共にプリント基板31に中心孔28を介して回動
自在に取り付けられた本体23とから構成される。プリ
ント基板31を装着する際には、不動部材上の配置され
た突片33に尖ったあご23BAを引っ掛け、スライド
部22Aを上限位置まで引き上げて挿抜作用部22Bを
矢印52方向に回転させる。プリント基板31を抜き取
るにはこの逆の矢印53方向に回転させる。プリント基
板31を装着した後にスライド部22Aを押し下げれ
ば、サイズが小型化すると共に、スライド部22Aの下
部が突片33と接触してプリント基板31の抜けが防止
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板等の基
板を挿抜する際に使用する基板挿抜装置に関する。
板を挿抜する際に使用する基板挿抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】筐体やマザーボード等の基板に配置され
たコネクタにプリント基板やメモリ素子からなる基板を
取り付けたり、取り付けられた基板を取り外す際に、従
来から基板挿抜装置を使用することがある。基板挿抜装
置は基板を取り付ける側に配置された基板挿抜具と基板
を取り付けられる側に配置された部材と組み合わせて使
用される装置であり、基板の抜き差しに用いられる他、
挿入された基板が不用意に抜けないように抜け防止の機
能も持っているものがある。基板挿抜装置では、装置に
備えられたレバーを回転させることで基板の抜き差しを
行なうようにしているのが通常である。
たコネクタにプリント基板やメモリ素子からなる基板を
取り付けたり、取り付けられた基板を取り外す際に、従
来から基板挿抜装置を使用することがある。基板挿抜装
置は基板を取り付ける側に配置された基板挿抜具と基板
を取り付けられる側に配置された部材と組み合わせて使
用される装置であり、基板の抜き差しに用いられる他、
挿入された基板が不用意に抜けないように抜け防止の機
能も持っているものがある。基板挿抜装置では、装置に
備えられたレバーを回転させることで基板の抜き差しを
行なうようにしているのが通常である。
【0003】近時、電子部品あるいは電子装置の小型化
が目覚しく進展しており、基板を挿抜するための基板挿
抜具の小型化が求められている。この一方で、コネクタ
に対して基板を信頼性良く装着するために基板の挿抜に
要する力は次第に大きなものが要求されるようになって
いる。このような状況では、基板挿抜具におけるレバー
の使用時における長さが長くなり、未使用時にはこれを
コンパクトにするような工夫が行なわれている。
が目覚しく進展しており、基板を挿抜するための基板挿
抜具の小型化が求められている。この一方で、コネクタ
に対して基板を信頼性良く装着するために基板の挿抜に
要する力は次第に大きなものが要求されるようになって
いる。このような状況では、基板挿抜具におけるレバー
の使用時における長さが長くなり、未使用時にはこれを
コンパクトにするような工夫が行なわれている。
【0004】図10は特開平6−29678号公報に開
示された基板挿抜装置の基板挿抜具の部分を表わしたも
のである。同図(a)に示すように基板挿抜具11は軸
支点12を中心に回動可能にされた本体13を備えてお
り、本体13にはスロット14が開けられており、ここ
にピン15が貫通しており、図示しないフランジに取り
付けられたレバー17がピン15と共にスライド自在に
配置されている。
示された基板挿抜装置の基板挿抜具の部分を表わしたも
のである。同図(a)に示すように基板挿抜具11は軸
支点12を中心に回動可能にされた本体13を備えてお
り、本体13にはスロット14が開けられており、ここ
にピン15が貫通しており、図示しないフランジに取り
付けられたレバー17がピン15と共にスライド自在に
配置されている。
【0005】本体13はこの図には示していない基板の
端部にピン等の軸支点12で回動自在に取り付けてあ
る。この本体13には、あご18が設けられており、こ
れをこの図には示していないシェフの端に引っ掛けて本
体13を回転させることでシェフに基板を装着したり、
シェフから基板を取り外すようになっている。
端部にピン等の軸支点12で回動自在に取り付けてあ
る。この本体13には、あご18が設けられており、こ
れをこの図には示していないシェフの端に引っ掛けて本
体13を回転させることでシェフに基板を装着したり、
シェフから基板を取り外すようになっている。
【0006】図11は、図10に示した基板挿抜具11
のレバー17を使用状態において引き出した状態を示し
たものである。引き出したレバー17に対して矢印19
方向に力を加え、軸支点12を中心に本体13を回転す
ることで、より少ない力で基板の挿抜が可能になる。
のレバー17を使用状態において引き出した状態を示し
たものである。引き出したレバー17に対して矢印19
方向に力を加え、軸支点12を中心に本体13を回転す
ることで、より少ない力で基板の挿抜が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平6−29678号公報に開示された基板挿抜装置で
は、基板をたとえば装着した状態でレバー17を回転さ
せると、いつでも本体15が回転してしまいシェフから
基板が取り外されてしまう。すなわち、基板挿抜装置に
装着状態を保持するロック機構が存在していないため、
レバー17を引き出した状態で何らかの原因でこれに力
を作用してしまうと基板が不用意に取り外されるといっ
た問題があった。
開平6−29678号公報に開示された基板挿抜装置で
は、基板をたとえば装着した状態でレバー17を回転さ
せると、いつでも本体15が回転してしまいシェフから
基板が取り外されてしまう。すなわち、基板挿抜装置に
装着状態を保持するロック機構が存在していないため、
レバー17を引き出した状態で何らかの原因でこれに力
を作用してしまうと基板が不用意に取り外されるといっ
た問題があった。
【0008】一方、特開平10−51165号公報で
は、プリント基板の抜けを防止する機能を付けた基板挿
抜装置を提案している。この基板挿抜装置では、レバー
を回動させる軸を、「8」の字状に連結して配置された
2つの円弧部分の一方に収容すると共に他方の円弧部分
にも移動可能に配置している。そして、一方の円弧に軸
を収容した状態でレバーを回動させることで基板の挿抜
を可能にし、他方の円弧に軸を移動させた状態ではこの
ような回動の行なえないロック状態にして、基板が不用
意に取り外されないようにしている。
は、プリント基板の抜けを防止する機能を付けた基板挿
抜装置を提案している。この基板挿抜装置では、レバー
を回動させる軸を、「8」の字状に連結して配置された
2つの円弧部分の一方に収容すると共に他方の円弧部分
にも移動可能に配置している。そして、一方の円弧に軸
を収容した状態でレバーを回動させることで基板の挿抜
を可能にし、他方の円弧に軸を移動させた状態ではこの
ような回動の行なえないロック状態にして、基板が不用
意に取り外されないようにしている。
【0009】このように特開平10−51165号公報
に開示された技術ではレバーをロックすることができる
ようになっている。しかしながらこの機能が存在するた
めに、基板挿抜装置のレバー部分の長さを長くすること
はできず、図10および図11に示した基板挿抜装置よ
りも挿抜時の取り扱いが悪くなるか、基板挿抜具自体の
サイズが大型化してしまうという問題があった。
に開示された技術ではレバーをロックすることができる
ようになっている。しかしながらこの機能が存在するた
めに、基板挿抜装置のレバー部分の長さを長くすること
はできず、図10および図11に示した基板挿抜装置よ
りも挿抜時の取り扱いが悪くなるか、基板挿抜具自体の
サイズが大型化してしまうという問題があった。
【0010】このように、従来では基板挿抜装置を構成
する基板挿抜具の小型化と基板の抜けを防止する機能を
両立させることはできず、基板の抜けを防止するために
プリント基板を装着後に筐体等にネジ止めして固定する
といった手法が一般に採用されていた。しかしながら、
このようにネジ止めで筐体を固定するのでは、作業工数
を余計に必要とし、作業性が悪くなるといった問題が存
在した。
する基板挿抜具の小型化と基板の抜けを防止する機能を
両立させることはできず、基板の抜けを防止するために
プリント基板を装着後に筐体等にネジ止めして固定する
といった手法が一般に採用されていた。しかしながら、
このようにネジ止めで筐体を固定するのでは、作業工数
を余計に必要とし、作業性が悪くなるといった問題が存
在した。
【0011】そこで本発明の目的は、使用時にはレバー
の長さを十分確保し、しかも基板の抜けを防止する機能
を備えた基板挿抜装置を提供することにある。
の長さを十分確保し、しかも基板の抜けを防止する機能
を備えた基板挿抜装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)棒状の形状をし基板の挿抜に際して回転力を
作用させるためのスライド部と、(ロ)このスライド部
を所定の方向に往復動自在に保持しかつスライド部のこ
の所定の方向における長さよりもこの方向の長さが短い
スライド部保持手段と、このスライド部保持手段と一体
的に配置された部材上に設けられ、スライド部の端部が
突出自在とされたスライド部保持手段の端部に近い側を
挿抜対象となる基板に対して回動自在に保持するための
回動用支持具と、スライド部保持手段と一体的に配置さ
れた部材であってスライド手段を回動用支持具に近い側
のスライド部保持手段から突出させたときにこれと所定
の間隔を置いて対向する対向部とを備えた本体部と、
(ハ)基板の挿抜される挿抜対象物と位置関係が固定さ
れた部材であってこの基板が挿抜対象物に差し込まれた
状態でスライド部保持手段から突出したスライド部と対
向部との間に挟持されるように配置される不動部材とを
基板挿抜装置に具備させる。
は、(イ)棒状の形状をし基板の挿抜に際して回転力を
作用させるためのスライド部と、(ロ)このスライド部
を所定の方向に往復動自在に保持しかつスライド部のこ
の所定の方向における長さよりもこの方向の長さが短い
スライド部保持手段と、このスライド部保持手段と一体
的に配置された部材上に設けられ、スライド部の端部が
突出自在とされたスライド部保持手段の端部に近い側を
挿抜対象となる基板に対して回動自在に保持するための
回動用支持具と、スライド部保持手段と一体的に配置さ
れた部材であってスライド手段を回動用支持具に近い側
のスライド部保持手段から突出させたときにこれと所定
の間隔を置いて対向する対向部とを備えた本体部と、
(ハ)基板の挿抜される挿抜対象物と位置関係が固定さ
れた部材であってこの基板が挿抜対象物に差し込まれた
状態でスライド部保持手段から突出したスライド部と対
向部との間に挟持されるように配置される不動部材とを
基板挿抜装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、スライ
ド部がスライド部保持手段によって往復動自在に保持さ
れることによって、所定の場合にはスライド部保持手段
から引き出してレバーの長さを長くすると共に、これ以
外の場合には収納してサイズの小型化を達成している。
また、スライド部保持手段をスライド部の長さよりも短
くすることで、レバーを使用しないときにスライド部保
持手段からスライド部をレバー使用時と反対方向に突出
させ、この突出したスライド部と対向部との間に不動部
材を挟持するような部品配置関係にして、基板の装着が
終了した時点でのこの基板の抜けを防止することにし
た。
ド部がスライド部保持手段によって往復動自在に保持さ
れることによって、所定の場合にはスライド部保持手段
から引き出してレバーの長さを長くすると共に、これ以
外の場合には収納してサイズの小型化を達成している。
また、スライド部保持手段をスライド部の長さよりも短
くすることで、レバーを使用しないときにスライド部保
持手段からスライド部をレバー使用時と反対方向に突出
させ、この突出したスライド部と対向部との間に不動部
材を挟持するような部品配置関係にして、基板の装着が
終了した時点でのこの基板の抜けを防止することにし
た。
【0014】請求項2記載の発明では、スライド部には
その移動方向に複数の凹部が形成され、スライド部保持
手段にはこれらの凹部に選択的に嵌入する凸部が形成さ
れていることを特徴としている。これにより、スライド
部をレバーとして使用する位置やロックのために使用す
る位置にそれぞれ固定することができる。
その移動方向に複数の凹部が形成され、スライド部保持
手段にはこれらの凹部に選択的に嵌入する凸部が形成さ
れていることを特徴としている。これにより、スライド
部をレバーとして使用する位置やロックのために使用す
る位置にそれぞれ固定することができる。
【0015】請求項3記載の発明では、回動用支持具
は、スライド部保持手段と一体的に配置された部材上に
設けられた孔と、この孔を介してこの部材を基板に回動
自在に保持するピンとから構成されることを特徴として
いる。ピンの代わりにネジが使用されてもよい。また、
原理的には基板側に孔を設けて基板側から回動用支持具
を回動自在に支持してもよい。
は、スライド部保持手段と一体的に配置された部材上に
設けられた孔と、この孔を介してこの部材を基板に回動
自在に保持するピンとから構成されることを特徴として
いる。ピンの代わりにネジが使用されてもよい。また、
原理的には基板側に孔を設けて基板側から回動用支持具
を回動自在に支持してもよい。
【0016】請求項4記載の発明では、スライド部は断
面が多角形をしており、スライド部保持手段および本体
部は一枚の平板状の部材であって断面が多角形の孔が貫
通している個所がスライド部保持手段を構成しているこ
とを特徴としている。このように断面を多角形とするこ
とで、円形とする場合と異なり、スライド部が軸を中心
として不用意に回転することを防止することができる。
面が多角形をしており、スライド部保持手段および本体
部は一枚の平板状の部材であって断面が多角形の孔が貫
通している個所がスライド部保持手段を構成しているこ
とを特徴としている。このように断面を多角形とするこ
とで、円形とする場合と異なり、スライド部が軸を中心
として不用意に回転することを防止することができる。
【0017】請求項5記載の発明では、スライド部にお
ける回動用支持具から遠い側の端部にはスライド部の長
手方向に対して所定の角度だけ屈曲した挿抜作用部が一
体的に取り付けられておりその基板に近い側はスライド
部がほぼ垂直になる回転位置で基板の端部と接触し回転
が規制されることを特徴としている。この種の基板挿抜
装置では、レバーを使用することで比較的少ない力で基
板を差し込むことができるので、不必要にレバーを回転
させるとコネクタが差し込みすぎで障害を発生させる可
能性もある。そこで、ある回転位置まで回転したら所定
の部位がプリント基板自体に当ってそれ以上回転するこ
とを防止できるようにしたものである。もちろん、この
ような措置を不要とすることは自由である。
ける回動用支持具から遠い側の端部にはスライド部の長
手方向に対して所定の角度だけ屈曲した挿抜作用部が一
体的に取り付けられておりその基板に近い側はスライド
部がほぼ垂直になる回転位置で基板の端部と接触し回転
が規制されることを特徴としている。この種の基板挿抜
装置では、レバーを使用することで比較的少ない力で基
板を差し込むことができるので、不必要にレバーを回転
させるとコネクタが差し込みすぎで障害を発生させる可
能性もある。そこで、ある回転位置まで回転したら所定
の部位がプリント基板自体に当ってそれ以上回転するこ
とを防止できるようにしたものである。もちろん、この
ような措置を不要とすることは自由である。
【0018】
【0019】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例における基板挿抜
装置を分解した状態についてその基板挿抜具についての
断面構造を表わしたものである。基板挿抜具21は、レ
バー22と、このレバー22のスライド部22Aを挿入
する筒部23Aを有する本体23とから構成されてい
る。レバーのスライド部22Aの図で右側の側部には、
所定の間隔を置いて2つの半球形をした凹部24、25
が設けられている。また、筒部23Aの内部には、2つ
の凹部24、25のいずれか一方に選択的に入り込む半
球形をした凸部26が配置されている。本体23の筒部
23A以外の平板部23Bには中心孔28が穿たれてお
り、これを回転中心として本体23が図示しないプリン
ト基板の端部で回転するようになっている。
装置を分解した状態についてその基板挿抜具についての
断面構造を表わしたものである。基板挿抜具21は、レ
バー22と、このレバー22のスライド部22Aを挿入
する筒部23Aを有する本体23とから構成されてい
る。レバーのスライド部22Aの図で右側の側部には、
所定の間隔を置いて2つの半球形をした凹部24、25
が設けられている。また、筒部23Aの内部には、2つ
の凹部24、25のいずれか一方に選択的に入り込む半
球形をした凸部26が配置されている。本体23の筒部
23A以外の平板部23Bには中心孔28が穿たれてお
り、これを回転中心として本体23が図示しないプリン
ト基板の端部で回転するようになっている。
【0021】本体23の平板部23Bには、中心孔28
の近傍に先端がやや尖ったあご23BAが形成されてお
り、その先端部29がこの図には示していない筐体の突
片に対する作用点となるようになっている。また、レバ
ー22のスライド部22Aの上部に位置する挿抜作用部
22Bには、スライド部22Aの2つの凹部24、25
が形成されている側に突出部22BAが形成されてい
る。この突出部22BAは、レバーのスライド部22A
を本体の筒部23Aに挿入したときにスライド部22A
が抜け落ちないようにするためのストッパとして作用す
ると共に、レバーの挿抜作用部22Bを時計方向に回転
させていったときにこの本体23の取り付けられている
プリント基板(図示せず)の端部と接触するようになっ
ており、これによってレバー22の回転できる角度を規
制するようになっている。
の近傍に先端がやや尖ったあご23BAが形成されてお
り、その先端部29がこの図には示していない筐体の突
片に対する作用点となるようになっている。また、レバ
ー22のスライド部22Aの上部に位置する挿抜作用部
22Bには、スライド部22Aの2つの凹部24、25
が形成されている側に突出部22BAが形成されてい
る。この突出部22BAは、レバーのスライド部22A
を本体の筒部23Aに挿入したときにスライド部22A
が抜け落ちないようにするためのストッパとして作用す
ると共に、レバーの挿抜作用部22Bを時計方向に回転
させていったときにこの本体23の取り付けられている
プリント基板(図示せず)の端部と接触するようになっ
ており、これによってレバー22の回転できる角度を規
制するようになっている。
【0022】図2は、本実施例の基板挿抜装置を取り付
けたプリント基板が筐体に取り付けられてロックされた
状態を表わしたものである。プリント基板31の図示し
ない奥側の端部には、破線で示した筐体32の同じく図
示しない内面奥側に配置された雌コネクタに挿入する雄
コネクタが配置されている。プリント基板31の手前側
下部には、基板挿抜具21が図で現われている面の側に
中心孔28を介してピン41で回動自在に保持されてい
る。筐体32における基板挿抜具21の配置される箇所
の床面には突片33が垂設されており、プリント基板3
1はこれを先端部29とスライド部22Aの対向する箇
所とで挟みこんだ状態となっている。
けたプリント基板が筐体に取り付けられてロックされた
状態を表わしたものである。プリント基板31の図示し
ない奥側の端部には、破線で示した筐体32の同じく図
示しない内面奥側に配置された雌コネクタに挿入する雄
コネクタが配置されている。プリント基板31の手前側
下部には、基板挿抜具21が図で現われている面の側に
中心孔28を介してピン41で回動自在に保持されてい
る。筐体32における基板挿抜具21の配置される箇所
の床面には突片33が垂設されており、プリント基板3
1はこれを先端部29とスライド部22Aの対向する箇
所とで挟みこんだ状態となっている。
【0023】図3は、プリント基板がロックされた状態
で、基板挿抜装置を構成する基板挿抜具と突片の関係を
平板部と平行な面で突片を切断した状態で表わしたもの
である。このようにプリント基板31がロックされた状
態では、突出部22BAが本体の平板部23Bの上面と
接触しており、レバーのスライド部22Aは最大限下降
している。また、このスライド部22Aの長手方向に平
行な端面が突片33を構成する垂直な面とほぼ平行にな
るような位置に基板挿抜具21が回転している。また、
このロック状態では、図1にも示した上側の凹部24に
凸部26が嵌り合った状態となっている。
で、基板挿抜装置を構成する基板挿抜具と突片の関係を
平板部と平行な面で突片を切断した状態で表わしたもの
である。このようにプリント基板31がロックされた状
態では、突出部22BAが本体の平板部23Bの上面と
接触しており、レバーのスライド部22Aは最大限下降
している。また、このスライド部22Aの長手方向に平
行な端面が突片33を構成する垂直な面とほぼ平行にな
るような位置に基板挿抜具21が回転している。また、
このロック状態では、図1にも示した上側の凹部24に
凸部26が嵌り合った状態となっている。
【0024】図4は図3におけるA−A方向の断面を表
わしたものである。本実施例では筒部23Aと平板部2
3Bが一体的に形成されており、筒部23A側に断面が
ほぼ6角形状の孔が開いており、ここにスライド部22
Aが貫挿されるようになっている。この図でも、凹部2
4に凸部26が嵌り合った状態が示されている。
わしたものである。本実施例では筒部23Aと平板部2
3Bが一体的に形成されており、筒部23A側に断面が
ほぼ6角形状の孔が開いており、ここにスライド部22
Aが貫挿されるようになっている。この図でも、凹部2
4に凸部26が嵌り合った状態が示されている。
【0025】次に、プリント基板31が基板挿抜具21
によって筐体32に装着されロックされるまでを、図5
および図6を用いて説明する。
によって筐体32に装着されロックされるまでを、図5
および図6を用いて説明する。
【0026】図5は、プリント基板を筐体に挿入する直
前の状態を示したものである。作業者は、プリント基板
31を図示しない筐体に設けられた同じく図示しないガ
イド部材に沿って矢印51方向(筐体の奥の方向)に移
動させる。プリント基板31の先端の雄コネクタの先端
が筐体の雌コネクタ(図示せず)に当った状態で、作業
者は基板挿抜具21の筒部23Aから引き出した状態の
レバーの挿抜作用部22Bを持って、これを矢印52方
向(時計方向)に回転させる。なお、レバーのスライド
部22Aはこの状態で図1に示した下側の凹部25に凸
部26が嵌り合っている。
前の状態を示したものである。作業者は、プリント基板
31を図示しない筐体に設けられた同じく図示しないガ
イド部材に沿って矢印51方向(筐体の奥の方向)に移
動させる。プリント基板31の先端の雄コネクタの先端
が筐体の雌コネクタ(図示せず)に当った状態で、作業
者は基板挿抜具21の筒部23Aから引き出した状態の
レバーの挿抜作用部22Bを持って、これを矢印52方
向(時計方向)に回転させる。なお、レバーのスライド
部22Aはこの状態で図1に示した下側の凹部25に凸
部26が嵌り合っている。
【0027】挿抜作用部22Bを回転させると、まず本
体23の平板部のあご23BAの部分が筐体の床面に垂
設された突片33に図示のように引っ掛かり、その先端
部29が突片33と接触する。なお、プリント基板31
に対する基板挿抜具21の取付位置に多少の誤差があっ
て、プリント基板31を矢印51方向に移動させたとき
に突片33が基板挿抜具21の移動方向の先端部と接触
してこの方向への移動が妨げられるような場合が発生す
る可能性がある。このような場合には、プリント基板3
1の基板挿抜具21が取り付けられている側を一度若干
持ち上げるようにすれば、平板部のあご23BAの部分
が突片33を乗り越えることができ、先端部29を突片
33と接触させることができる。
体23の平板部のあご23BAの部分が筐体の床面に垂
設された突片33に図示のように引っ掛かり、その先端
部29が突片33と接触する。なお、プリント基板31
に対する基板挿抜具21の取付位置に多少の誤差があっ
て、プリント基板31を矢印51方向に移動させたとき
に突片33が基板挿抜具21の移動方向の先端部と接触
してこの方向への移動が妨げられるような場合が発生す
る可能性がある。このような場合には、プリント基板3
1の基板挿抜具21が取り付けられている側を一度若干
持ち上げるようにすれば、平板部のあご23BAの部分
が突片33を乗り越えることができ、先端部29を突片
33と接触させることができる。
【0028】図6は、図5に示した状態からレバーを時
計方向に最大限回転させた状態を表わしたものである。
レバーの突出部22BAがプリント基板31の端部と接
触しており、この状態でレバーのスライド部22Aはほ
ぼ垂直に保たれている。この回転位置まで基板挿抜具2
1を中心孔28を中心として回転させることによって、
本体の先端部29がプリント基板31を矢印51方向に
比較的大きな力で移動させることになり、コネクタの接
続が行われることになる。この回転停止状態でレバーの
スライド部22Aを図7に示すように矢印61方向に押
し下げると、破線で示した状態となり、突片33がレバ
ーのスライド部22Aと本体のあご23BAの部分に挟
まれる形となって、レバー22の回動が阻止されること
になる。すなわち、コネクタの抜けが防止されることに
なる。
計方向に最大限回転させた状態を表わしたものである。
レバーの突出部22BAがプリント基板31の端部と接
触しており、この状態でレバーのスライド部22Aはほ
ぼ垂直に保たれている。この回転位置まで基板挿抜具2
1を中心孔28を中心として回転させることによって、
本体の先端部29がプリント基板31を矢印51方向に
比較的大きな力で移動させることになり、コネクタの接
続が行われることになる。この回転停止状態でレバーの
スライド部22Aを図7に示すように矢印61方向に押
し下げると、破線で示した状態となり、突片33がレバ
ーのスライド部22Aと本体のあご23BAの部分に挟
まれる形となって、レバー22の回動が阻止されること
になる。すなわち、コネクタの抜けが防止されることに
なる。
【0029】プリント基板31を筐体のコネクタから抜
き取るには、図7に示したようにまずレバーのスライド
部22Aを矢印62方向に持ち上げて、図1に示した下
側の凹部25が凸部26と嵌り合うようにする。そし
て、次に矢印52方向とは反対の矢印53方向にレバー
22を回転させる。すると、図5に示したように本体の
筒部23Aの角23AAが突片33と接触し、これが作
用点となってプリント基板33が矢印54方向に移動し
て、プリント基板31の抜き取りが行われることにな
る。
き取るには、図7に示したようにまずレバーのスライド
部22Aを矢印62方向に持ち上げて、図1に示した下
側の凹部25が凸部26と嵌り合うようにする。そし
て、次に矢印52方向とは反対の矢印53方向にレバー
22を回転させる。すると、図5に示したように本体の
筒部23Aの角23AAが突片33と接触し、これが作
用点となってプリント基板33が矢印54方向に移動し
て、プリント基板31の抜き取りが行われることにな
る。
【0030】以上説明したような本実施例の基板挿抜装
置では、その基板挿抜具21のスライド部22Aが筒部
23A内を摺動自在に配置されているので、基板の挿抜
を行っていない状態におけるサイズを小型化することが
できる。これを説明する。図6は基板挿抜具21を使用
してプリント基板31を挿抜している状態を示すもの
で、このときにはスライド部22Aが挿抜力を確保する
ために上限位置まで持ち上げられている。このときの基
板挿抜具21の高さをL1とする。これに対して図3は
プリント基板31がロックされた状態を示したものであ
るが、この状態ではレバー22を使用する必要がないの
で、スライド部22Aが押し下げられた状態にある。こ
のときの基板挿抜具21の高さはレバー22の長さに等
しい高さL 2となる。しかも押し下げられて下側に突出
したスライド部22Aは、プリント基板31の抜けを防
止することにも役立っている。
置では、その基板挿抜具21のスライド部22Aが筒部
23A内を摺動自在に配置されているので、基板の挿抜
を行っていない状態におけるサイズを小型化することが
できる。これを説明する。図6は基板挿抜具21を使用
してプリント基板31を挿抜している状態を示すもの
で、このときにはスライド部22Aが挿抜力を確保する
ために上限位置まで持ち上げられている。このときの基
板挿抜具21の高さをL1とする。これに対して図3は
プリント基板31がロックされた状態を示したものであ
るが、この状態ではレバー22を使用する必要がないの
で、スライド部22Aが押し下げられた状態にある。こ
のときの基板挿抜具21の高さはレバー22の長さに等
しい高さL 2となる。しかも押し下げられて下側に突出
したスライド部22Aは、プリント基板31の抜けを防
止することにも役立っている。
【0031】変形例
【0032】図8は本発明の第1の変形例における基板
挿抜装置の板挿抜具についてその断面構造を表わしたも
のである。この変形例における切断位置は図4に対応さ
せている。このようにこの変形例では基板挿抜具71の
本体部72を平板を“6”字状に折り曲げて形成してお
り、これによって生じた空洞部73にレバーのスライド
部74を遊嵌させた形となっている。また、この変形例
ではレバーのスライド部74に図1に示したような凹部
24、25を形成しておらず、本体部72にも図1に示
した凸部26を形成していない。このため、この変形例
の基板挿抜装置の基板挿抜具71では、スライド部74
が常時は下限位置まで下降しており、図1に示した突出
部22BAが本体上部に当っている。
挿抜装置の板挿抜具についてその断面構造を表わしたも
のである。この変形例における切断位置は図4に対応さ
せている。このようにこの変形例では基板挿抜具71の
本体部72を平板を“6”字状に折り曲げて形成してお
り、これによって生じた空洞部73にレバーのスライド
部74を遊嵌させた形となっている。また、この変形例
ではレバーのスライド部74に図1に示したような凹部
24、25を形成しておらず、本体部72にも図1に示
した凸部26を形成していない。このため、この変形例
の基板挿抜装置の基板挿抜具71では、スライド部74
が常時は下限位置まで下降しており、図1に示した突出
部22BAが本体上部に当っている。
【0033】作業者は、プリント基板等の基板を抜き差
しするときのみスライド部74を装置本体の空洞部73
から抜けない程度に引き上げ、この状態でレバーを所定
方向に回転させればよい。
しするときのみスライド部74を装置本体の空洞部73
から抜けない程度に引き上げ、この状態でレバーを所定
方向に回転させればよい。
【0034】この変形例では基板挿抜具71の製造コス
トを低減させることができるだけでなく、基板を筐体等
に差し込んだ状態で自動的にスライド部74が下降する
ので、挿抜操作時に多少の使い辛さがあるものの、自動
的にプリント基板の抜けを防止する措置を採ることがで
きるという利点がある。
トを低減させることができるだけでなく、基板を筐体等
に差し込んだ状態で自動的にスライド部74が下降する
ので、挿抜操作時に多少の使い辛さがあるものの、自動
的にプリント基板の抜けを防止する措置を採ることがで
きるという利点がある。
【0035】図9は本発明の第2の変形例における基板
挿抜装置の基板挿抜具側の構成を表わしたものである。
この変形例で基板挿抜具81は、レバー82のスライド
部82Aの長さ方向にスリット83が刻まれている。中
心孔84の穿たれた平板状の本体部85にはスリット8
3に対応させて上下2つのネジ穴86、87が螺刻され
ている。これらのネジ穴86、87にスライド部82A
を介してネジ88、89を多少ゆるめに取り付けること
で、実施例と同一の機能の基板挿抜具81を得ることが
できる。
挿抜装置の基板挿抜具側の構成を表わしたものである。
この変形例で基板挿抜具81は、レバー82のスライド
部82Aの長さ方向にスリット83が刻まれている。中
心孔84の穿たれた平板状の本体部85にはスリット8
3に対応させて上下2つのネジ穴86、87が螺刻され
ている。これらのネジ穴86、87にスライド部82A
を介してネジ88、89を多少ゆるめに取り付けること
で、実施例と同一の機能の基板挿抜具81を得ることが
できる。
【0036】なお、この変形例の基板挿抜具81では、
レバーのスライド部82Aを押し下げた状態でネジ8
8、89をきつめに締めると、スライド部82Aをスリ
ット83内でスライドできないように固定することがで
きる。したがって、プリント基板等の基板の抜けを完全
に防止することができる。この第2の変形例で示すよう
にスライド部82Aは、必ずしも筒状の部材に挿入され
る必要はなく、スライド自在に支持されるものであれば
よい。
レバーのスライド部82Aを押し下げた状態でネジ8
8、89をきつめに締めると、スライド部82Aをスリ
ット83内でスライドできないように固定することがで
きる。したがって、プリント基板等の基板の抜けを完全
に防止することができる。この第2の変形例で示すよう
にスライド部82Aは、必ずしも筒状の部材に挿入され
る必要はなく、スライド自在に支持されるものであれば
よい。
【0037】なお、実施例および変形例では基板挿抜装
置を基板の下部に回動自在に取り付けることにしたが、
上部に回動自在に取り付けるようにしてもよい。この場
合には実施例で示した基板挿抜装置を構成する突片等の
突起物が筐体等の基板取り付け側の上部に配置されてい
ることになる。また、実施例ではレバーの凸部22BA
をプリント基板31の端面と当接するようにプリント基
板31側に屈曲させたが、このような構造をとらず、例
えば平板部23Bの所定位置にプリント基板31側に凸
部を設け、同様に回転角度の規制を行うようにしてもよ
い。
置を基板の下部に回動自在に取り付けることにしたが、
上部に回動自在に取り付けるようにしてもよい。この場
合には実施例で示した基板挿抜装置を構成する突片等の
突起物が筐体等の基板取り付け側の上部に配置されてい
ることになる。また、実施例ではレバーの凸部22BA
をプリント基板31の端面と当接するようにプリント基
板31側に屈曲させたが、このような構造をとらず、例
えば平板部23Bの所定位置にプリント基板31側に凸
部を設け、同様に回転角度の規制を行うようにしてもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項5
記載の発明によれば、スライド部保持手段の長さをスラ
イド部よりも短くして、スライド部が所定の方向に引き
出されているときにはレバーを長くする機能を果たさ
せ、反対方向に引き出されているときにはこれを利用し
てロックを行うようにしたので、より少ない部品で装置
の小型化とロック機能の付加の両目的を達成することが
できる。
記載の発明によれば、スライド部保持手段の長さをスラ
イド部よりも短くして、スライド部が所定の方向に引き
出されているときにはレバーを長くする機能を果たさ
せ、反対方向に引き出されているときにはこれを利用し
てロックを行うようにしたので、より少ない部品で装置
の小型化とロック機能の付加の両目的を達成することが
できる。
【0039】また請求項5記載の発明では、スライド部
における回動用支持具から遠い側の端部にはスライド部
の長手方向に対して所定の角度だけ屈曲した挿抜作用部
が一体的に取り付けられておりその基板に近い側はスラ
イド部がほぼ垂直になる回転位置で基板の端部と接触し
回転が規制されるようにしたので、作業に熟練していな
い者であっても安全に基板の挿抜を行うことができる。
における回動用支持具から遠い側の端部にはスライド部
の長手方向に対して所定の角度だけ屈曲した挿抜作用部
が一体的に取り付けられておりその基板に近い側はスラ
イド部がほぼ垂直になる回転位置で基板の端部と接触し
回転が規制されるようにしたので、作業に熟練していな
い者であっても安全に基板の挿抜を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例における基板挿抜装置の基板
挿抜具側を分解した状態についてその断面構造を表わし
た断面図である。
挿抜具側を分解した状態についてその断面構造を表わし
た断面図である。
【図2】本実施例の基板挿抜装置の基板挿抜具を取り付
けたプリント基板が筐体に取り付けられてロックされた
状態を表わした斜視図である。
けたプリント基板が筐体に取り付けられてロックされた
状態を表わした斜視図である。
【図3】本実施例でプリント基板がロックされた状態に
おける基板挿抜具と突片の関係を平板部と平行な面で突
片のみを切断した状態で表わした一部断面図である。
おける基板挿抜具と突片の関係を平板部と平行な面で突
片のみを切断した状態で表わした一部断面図である。
【図4】図3におけるA−A方向の断面を表わした断面
図である。
図である。
【図5】本実施例でプリント基板を筐体に挿入する直前
の回転角における基板挿抜具と突片の関係を表わした一
部断面図である。
の回転角における基板挿抜具と突片の関係を表わした一
部断面図である。
【図6】本実施例でプリント基板を筐体方向に最大限移
動させレバーを上げた状態を表わした一部断面図であ
る。
動させレバーを上げた状態を表わした一部断面図であ
る。
【図7】図6に示した基板挿抜具の回転位置でレバーを
上下させる様子を表わした一部断面図である。
上下させる様子を表わした一部断面図である。
【図8】本発明の第1の変形例における基板挿抜具のA
−A方向の断面を表わした断面図である。
−A方向の断面を表わした断面図である。
【図9】本発明の第2の変形例における基板挿抜具の構
成を表わした平面図である。
成を表わした平面図である。
【図10】従来の基板挿抜装置でレバーが本体側に収納
された状態を示した側面図である。
された状態を示した側面図である。
【図11】図10に示した基板挿抜装置でレバーが引き
出された状態を示した側面図である。
出された状態を示した側面図である。
21、71、81 基板挿抜具 22、82 レバー 22A、74 スライド部 22B 挿抜作用部 22BA 突出部 23 本体 23A 筒部 23B 平板部 23BA あご 24、25 凹部 26 凸部 28、84 中心孔 29 先端部 31 プリント基板 33 突片 41 ピン 52、53 矢印 72、85 本体部 73 空洞部 83 スリット 88、89 ネジ
Claims (5)
- 【請求項1】 棒状の形状をし基板の挿抜に際して回転
力を作用させるためのスライド部と、 このスライド部を所定の方向に往復動自在に保持しかつ
前記スライド部のこの所定の方向における長さよりもこ
の方向の長さが短いスライド部保持手段と、このスライ
ド部保持手段と一体的に配置された部材上に設けられ、
前記スライド部の端部が突出自在とされたスライド部保
持手段の端部に近い側を挿抜対象となる前記基板に対し
て回動自在に保持するための回動用支持具と、前記スラ
イド部保持手段と一体的に配置された部材であって前記
スライド手段を前記回動用支持具に近い側の前記スライ
ド部保持手段から突出させたときにこれと所定の間隔を
置いて対向する対向部とを備えた本体部と、 前記基板の挿抜される挿抜対象物と位置関係が固定され
た部材であってこの基板が挿抜対象物に差し込まれた状
態で前記スライド部保持手段から突出したスライド部と
前記対向部との間に挟持されるように配置される不動部
材とを具備することを特徴とする基板挿抜装置。 - 【請求項2】 前記スライド部にはその移動方向に複数
の凹部が形成され、前記スライド部保持手段にはこれら
の凹部に選択的に嵌入する凸部が形成されていることを
特徴とする請求項1記載の基板挿抜装置。 - 【請求項3】 前記回動用支持具は、前記スライド部保
持手段と一体的に配置された部材上に設けられた孔と、
この孔を介してこの部材を前記基板に回動自在に保持す
るピンとから構成されることを特徴とする請求項1記載
の基板挿抜装置。 - 【請求項4】 前記スライド部は断面が多角形をしてお
り、前記スライド部保持手段および本体部は一枚の平板
状の部材であって断面が前記多角形の孔が貫通している
個所がスライド部保持手段を構成していることを特徴と
する請求項1記載の基板挿抜装置。 - 【請求項5】 前記スライド部における前記回動用支持
具から遠い側の端部にはスライド部の長手方向に対して
所定の角度だけ屈曲した挿抜作用部が一体的に取り付け
られておりその基板に近い側はスライド部がほぼ垂直に
なる回転位置で基板の端部と接触し回転が規制されるこ
とを特徴とする請求項1記載の基板挿抜装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261189A JP2959568B1 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 基板挿抜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261189A JP2959568B1 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 基板挿抜装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2959568B1 true JP2959568B1 (ja) | 1999-10-06 |
JP2000091770A JP2000091770A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17358386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10261189A Expired - Lifetime JP2959568B1 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 基板挿抜装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959568B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3862944B2 (ja) * | 2000-07-28 | 2006-12-27 | 三菱電機株式会社 | プラグインユニット挿抜機構 |
TW201143214A (en) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Innodisk Corp | Quick plug-and-unplug device of interface card |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10261189A patent/JP2959568B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000091770A (ja) | 2000-03-31 |
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