JP2953493B2 - 帯状物の先端引出方法及び引出装置 - Google Patents
帯状物の先端引出方法及び引出装置Info
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Description
巻かれた帯状物コイルから、帯状物の先端を引き出す帯
状物の先端引出装置に関する。
端引出装置が各種提案されている。このうち、特開平2-
259138号公報記載の発明(第1従来例)は、糸の先端の
検出を吸引機構を有する装置で実施したものである。ま
た、特開昭 59-154447号公報記載の発明(第2従来例)
は、粘着テープにカバーフィルムの先端を接着させて、
このカバーフィルムを基板から引き剥すものである。
では、糸を空気の吸引力のみによって保持しているた
め、コイル状に巻かれた帯状物コイルから帯状物を引き
出す場合に適用すると、帯状物の保持力が不十分で、帯
状物を確実に引き出すことができない。
ーフィルムを一時的に接着させて、カバーフィルムの先
端を引き出すので、この場合も、カバーフィルムの保持
力が十分とはいえず、コイル状に巻かれた帯状物コイル
から帯状物を引き出す場合に適用することができない。
より貼着されている帯状物コイルから帯状物の先端を、
その帯状物を破断させることなく良好に引き出すことが
できる帯状物の先端引出方法及び引出装置を提供するこ
とを目的とする。
係る帯状物の先端引出方法は、最外周状の帯状物が、外
側2周目の帯状物に粘着テープを用いて貼着されて周端
処理された帯状物コイルから、帯状物の先端を引き出す
帯状物の先端引出方法において、帯状物コイルを帯状物
の巻き付け方向に回転させつつ、最外周の帯状物を吸引
して保持し、次に、帯状物コイルを帯状物の巻き戻し方
向に回転させて最外周の帯状物を粘着テープによる貼着
部位で帯状物コイルの反回転方向に折り返しつつ、該帯
状物コイルを帯状物の巻き戻し方向に更に回転させて該
粘着テープを上記外側2周目の帯状物から引き剥し、そ
の後、最外周の帯状物を引張って、帯状物の先端を引き
出すようにしたものである。
引出装置は、最外周の帯状物が、外側2周目の帯状物に
粘着テープを用いて貼着されて周端処理された帯状物コ
イルから、帯状物の先端を引き出す帯状物の先端引出装
置において、上記帯状物コイルを装着して、この帯状物
コイルを、帯状物の巻き付け方向或いは巻き戻し方向に
回転可能とするコイル軸と、ユニットハウジングに吸引
孔が形成され、この吸引孔内にテープ保持部材を備え、
このテープ保持部材が、上記吸引孔内に吸引された帯状
物を上記吸引孔の壁面との間で保持する吸引ユニット
と、この吸引ユニットの上記吸引孔の基端部に接続され
て、上記帯状物コイルの帯状物を上記吸引孔の先端部か
ら内部へ吸引する真空発生器と、上記吸引ユニットを上
記コイル軸方向へ進退可能とする進退駆動ユニットと、
上記コイル軸、テープ保持部材、真空発生器及び進退駆
動ユニットの作動を制御する制御装置と、を有し、上記
制御装置は、上記帯状物コイルにおける上記最外周の帯
状物を上記真空発生器にて上記吸引孔内に吸引し、上記
テープ保持部材にて保持した後、上記コイル軸を帯状物
の巻き戻し方向に回転させて最外周の帯状物を粘着テー
プによる貼着部位で帯状物コイルの反回転方向に折り返
しつつ、該帯状物コイルを帯状物の巻き戻し方向に更に
回転させて該粘着テープを前記外側2周目の帯状物から
引き剥すよう構成されたものである。
帯状物コイルの反回転方向に折り返しつつ、該帯状物コ
イルを帯状物の巻き戻し方向に更に回転させて該粘着テ
ープを外側2周目の帯状物から引き剥すものである。即
ち、最外周の帯状物は、粘着テープによる貼着部位に対
して単に法線方向等に引張られること(90°ピーリン
グ)でなく、粘着テープによる貼着部位で180°折り
返されて接線方向に引張られる如くに、いわゆる180
°ピーリングされてスムースに剥離され、結果として、
破断せしめられることなく良好に引き出されるものとな
る。
明する。図2は、この発明に係る帯状物の先端引出装置
の一実施例が適用されたテープ先端引出装置を、一部を
断面状態で示す正面図である。図1は、図2のテープ先
端引出装置の吸引ユニット等を、一部を断面状態で示す
正面図である。
ープ1は、ハブ2にコイル状に巻き付けられて、帯状物
コイルとしてのパンケーキ3を構成する。このパンケー
キ3では、図10に示すように、最外周の磁気テープ1
の内面が粘着テープとしてのスプライステープ43によ
り、この最外周の磁気テープ1の1つ内側の磁気テープ
1(外側2周目の磁気テープ1)に貼着されて、周端処
理されている。このパンケーキ3のハブ2がコイル軸と
しての送出軸4に、取出可能に装着される。この送出軸
4は、軸駆動モータ9(図5)により駆動される。ま
た、帯状物の先端引出装置としてのテープ先端引出装置
10は、送出軸4にパンケーキ3が装着されたとき、こ
のパンケーキ3から垂れ下がった磁気テープ1の先端を
把持して引き出すものである。
る。このテープ切断接合装置5は、上記テープ先端引出
装置10が、送出軸4に装着されたパンケーキ3の磁気
テープ4の先端を把持して引き出し、テープ吸着ブロッ
ク6上まで搬送したとき、この磁気テープ1及び他の磁
気テープ1をテープ吸着ブロック6に吸着させ、図示し
ないカッターでこれらのテープを切断し、スプライサ7
でこれらの両磁気テープ1を接合させるものである。こ
れにより、送出軸4に装着されたパンケーキ3の磁気テ
ープ1先端と、上記他の磁気テープ1とが接続される。
尚、図2中の符号8はガイドローラを示す。
出軸4、吸引ユニット11、移動ブロック12、移動レ
ール13及び駆動ベルト14、並びに図1に示す真空発
生器(例えば、真空ポンプ)15及び制御装置としての
制御盤16を有して構成される。上記移動ブロック1
2、移動レール13及び駆動ベルト14、並びに後述の
進退駆動モータ23が、進退駆動ユニットを構成する。
のバブ2を取出可能に装着し、このパンケーキ3を、磁
気テープ1の巻き付け方向P或いは巻き戻し方向Qに回
転可能とする(図6及び図7)。
4やテープ切断接合装置5が配置された基板17上に設
置される。移動ブロック12は、この移動レール13の
長手方向に移動自在に、この移動レール13に嵌装され
る。移動ブロック12には保持ブラケット18が固着さ
れ、この保持ブラケット18に、取付ロッド19を介し
て取付プレート20が固着される。この取付プレート2
0に、図3(B)にも示すように、吸引ユニット11が
取り付けられる。
4が固着されており、この駆動ベルト14は、駆動プー
リ21及び従動プーリ22に巻き掛けられている。駆動
プーリ21は、正逆回転可能な進退駆動モータ23に連
結される。従って、進退駆動モータ23の正逆方向の回
転により、駆動ベルト14が移動レール13上を移動
し、この結果、吸引ユニット11が矢印A方向に送出軸
4へ向かい進退可能に構成される。ここで、図2の符号
24は、基板17に開設された長窓24である。
にユニットハウジング25を有する。このユニットハウ
ジング25には、2つの吸引孔26A及び26Bが平行
して穿設され、これらの吸引孔26A及び26Bを連通
する吸引孔26Cも穿設される。吸引孔26Cは、吸引
孔26A及び26Bの軸心に対し直交して形成される。
れ、吸引孔26Bにエアチューブ28が嵌装される。エ
アチューブ28には、エアフィルタ29、電磁弁30及
び前記真空発生器15が順次配設される。真空発生器1
5のON作動及び電磁弁30の開操作により、ユニット
ハウジング25の吸引孔26A、26B及び26C内が
負圧に設定される。この負圧により、パンケーキ3から
垂れ下がった磁気テープ1の先端が、吸引パイプ27を
経て吸引孔26A、26C及び26B内へ吸引される。
ラバークッション31(テープ保持部材)が収容され
る。このラバークッション31は、吸引孔26Aの内径
と略同一径の外径を備え、エアシリンダ装置32のピス
トンロッド33に取り付けられる。エアシリンダ装置3
2のシリンダ34は、ユニットハウジング25に嵌合し
て固定される。エアシリンダ装置32のピストン35の
移動により、ピストンロッド33を介してラバークッシ
ョン31が吸引孔26Aの軸方向(矢印B)方向へ往復
動する。ラバークッション31の往動により、このラバ
ークッション31が2点鎖線位置に設定され、このラバ
ークッション31は、吸引孔26Aから吸引孔26Cへ
至った磁気テープ1を、吸引孔26Aの壁面36との間
で挟持する。
プ検出センサとしての透過形光センサ37が1対設置さ
れる。これら1対の光センサ37は、吸引孔26Cの軸
方向に対向して配置される。これらの光センサ37によ
り、吸引孔26A内に吸引された磁気テープ1が、少な
くとも吸引孔26Cに至ったことが検出される。このテ
ープ位置検出信号bが、図5に示すように制御盤16へ
出力される。
端部には、フランジ38Aを備えたパイプヘッド38が
遊嵌される。このパイプヘッド38は、図3(A)及び
図4に示すように、ガイドピン39に案内されて、吸引
パイプ27の軸方向に微少移動可能に設けられる。パイ
プヘッド38の先端に張力検出ローラ40が対向して1
対設置される。
ンサアーム41が固着され、このセンサアーム41の先
端にヘッドタッチセンサ42が取り付けられる。このヘ
ッドタッチセンサ42は、吸引ユニット11が矢印A方
向に送出軸4へ向かって前進し、張力検出ローラ40が
パンケーキ3に当接してパイプヘッド38が微少後退し
たとき、このパイプヘッド38のフランジ38Aに当接
して、吸引ユニット11が所定位置まで前進したことを
検出する。ヘッドタッチセンサ42からの吸引ユニット
位置検出信号aは、図5に示すように制御盤16へ出力
される。
ーキ3から吸引ユニット11の吸引孔26A、26B及
び26C内並びに吸引パイプ27内に吸引された磁気テ
ープ1の表面あるいは裏面に常時接触して、この磁気テ
ープ1を案内するガイド機能を果たす。更に、この張力
検出ローラ40は、磁気テープ1が、吸引ユニット11
内で吸引孔26Aの壁面36とラバークッション31と
の間に挟持された状態で、吸引ユニット11が矢印A方
向へ後退したとき、磁気テープ1に押されて、図4の2
点鎖線位置に示す最後方位置の範囲で後方へ移動する
(矢印C)。張力検出ローラ40は、このとき磁気テー
プ1に作用する張力を検出し、張力信号cを図5に示す
制御盤16へ出力する。
2からの吸引ユニット位置検出信号aを、光センサ37
からのテープ位置検出信号bを、張力検出ローラ40か
らの張力信号cをそれぞれ入力する。また、この制御盤
16は、軸駆動モータ9、進退駆動モータ23、真空発
生器15、電磁弁30及びエアシリンダ装置32へそれ
ぞれの作動信号を出力する。
42から吸引ユニット位置検出信号aが入力されたと
き、進退駆動モータ23の正転を停止させて吸引ユニッ
ト11の前進を停止する。また、制御盤16は、光セン
サ37からテープ位置検出信号bが入力されたとき、エ
アシリンダ装置32を作動させてラバークッション31
を往動させ、吸引孔26Aの壁面36とラバークッショ
ン31との間で磁気テープ1を挟持する。更に、制御盤
16は、張力検出ローラ40から張力信号cが入力され
て、磁気テープ1に作用する張力が過大であると判断し
たとき、軸駆動モータ9を制御し、送出軸4を磁気テー
プ1の巻き戻し方向Qに回転させてテープ送出速度を増
大させ、磁気テープ1の張力を制御する。また、制御盤
16は、パンケーキ3における最外周の磁気テープ1を
吸引ユニット11において吸引し、そのラバークッショ
ン31にて挟持させた後、軸駆動モータ9を制御して、
送出軸4を磁気テープ1の巻き戻し方向Qに回転させ、
最外周の磁気テープ1を外側2周目の磁気テープ1に貼
着させたスプライステープ43を、図11(A)及び
(B)に示すように、この外側2周目の磁気テープ1か
ら180°方向に引き剥す(180°ピーリング)。
置10の作動前には、図6(A)、図8(A)及び図2
に示すように、吸引ユニット11は、テープ切断接合装
置5の下方位置に待機している。
で、図5に示す制御盤16は、図6(A)に示すよう
に、軸駆動ローラ9を逆転させて、送出軸4を介し、パ
ンケーキ3を磁気テープ1の巻き付け方向Pに回転させ
る。と同時に、制御盤16は、進退駆動モータ23を正
転させて、吸引ユニット11を移動レール13に沿い送
出軸4へ向かい前進させる。この前進途中で、制御盤1
6は真空発生器15をON作動させ、電磁弁30を開操
作させて、吸引ユニット11の吸引孔26A、26B及
び26C内を負圧に設定する。
吸引ユニット11の張力検出ローラ40がパンケーキ3
に当接し、パイプヘッド38が後退して、ヘッドタッチ
センサ42がパイプヘッド38のフランジ38Aに当接
すると、制御盤16は、ヘッドタッチセンサ42からの
ユニット位置検出信号aに基づいて、進退駆動モータ2
3を停止させ、吸引ユニット11を停止させる。その直
後、図6(C)及び図8(C)に示すように、制御盤1
6は、進退駆動モータ23を微少量逆転させて、吸引ユ
ニット11を若干後退させ、停止させる。
は、吸引ユニット11がパンケーキ3に接近し始めた段
階で、このパンケーキ3の最外周の磁気テープ1先端が
吸引され始める(図6(B)及び(C)並びに図8
(B)及び(C))。
Cまで吸引されたとき、制御盤16は、光センサ37か
らのテープ位置検出信号bに基づいて、エアシリンダ装
置32を作動させる。これにより、図6(D)及び図8
(D)に示すように、ラバークッション31は往動し
て、吸引孔26Aの壁面36との間で最外周の磁気テー
プ1を挟持する。ラバークッション31の往動後、制御
盤16は、真空発生器15をOFF作動させ、電磁弁3
0を閉操作させる。
最外周の磁気テープ1が挟持された後、その状態で、制
御盤16は軸駆動モータ9を制御し、パンケーキ3が磁
気テープ1の巻き戻し方向Qに回転するよう送出軸4を
回転させる(図7(A))。これにより、図11(A)
及び(B)に示すように、パンケーキ3の最外周の磁気
テープ1は、該磁気テープ上を外側2周目の磁気テープ
1に貼着しているスプライステープ43による貼着部位
で、180°折り返されて接線方向に引っ張られ(いわ
ゆる180°ピーリングされて)、スライステープ43
とともに、外側2周目の磁気テープ1を破断することな
く、この外側2周目の磁気テープ1からスムースに引き
剥される(180°ピーリング)。
グ後、図7(B)に示すように、制御盤16は、軸駆動
モータ9を制御して送出軸4の回転を停止させ、同時
に、エアシリンダ装置32を制御してラバークッション
31を復動させ、磁気テープ1の挟持を解除する。更
に、制御盤16は、真空発生器15をON作動、電磁弁
30を開操作して、吸引ユニット11の吸引孔26A、
26B、26C内で弛んだ磁気テープ1を吸引する。
ように、送出軸4を停止させた状態で、エアシリンダ装
置32を作動してラバークッション31を往動させ、再
び最外周の磁気テープ1を挟持する。ラバークッション
31の往動後、制御盤16は真空発生器15をOFF作
動させ、電磁弁30を閉操作させる。
3を逆転させ、図7(D)に示すように、吸引ユニット
11を移動レール13に沿って後退させる。このとき、
制御盤16は、張力検出ローラ40によって検出された
磁気テープ1の張力が所定値以下の場合(図8(E))
には、軸駆動モータ9により、送出軸4のテープ送出速
度を増大させることはないが、図8(F)に示すよう
に、磁気テープ1の張力が過大なときには、軸駆動モー
タ9をして送出軸4のテープ送出速度(磁気テープ1の
巻き戻し方向Q)を増大させ、磁気テープ1に作用する
張力を制御する。
すテープ切断接合装置5の下方位置まで後退する。この
位置で、吸引ユニット11に把持されたパンケーキ3の
テープ先端が、テープ切断接合装置5の図示しないカッ
タにより切断される。磁気テープ1が図9(A)の状態
から図9(B)に示すように切断された後、制御盤16
は、真空発生器15をON作動させ、電磁弁30を開操
作させて、図9(C)及び(D)に示すように、切断後
の不必要な磁気テープ1をエアフィルタ29内に回収
し、廃棄する。
10においては、吸引ユニット11に吸引孔26A、2
6B及び26Cが形成され、この吸引孔26Bにエアチ
ューブ28を介して真空発生器15が接続されるととも
に、吸引孔26Aに、エアシリンダ装置32に連結され
たラバークッション31が内蔵されただけなので、構造
が簡単である。
に吸引された最外周の磁気テープ1を、この吸引孔26
Aの壁面36とラバークッション31との間に挟持し、
この挟持状態で吸引ユニット11を後退させることによ
り、パンケーキ3から磁気テープ1の先端を引き出すの
で、引出中に磁気テープ1が吸引ユニット11から離れ
ることがなく、磁気テープ1をパンケーキ3から確実に
引き出すことができる。
8に張力検出ローラ40が設置され、この張力検出ロー
ラ40に磁気テープ1の表面あるいは裏面が常時接触し
て案内されたことから、吸引ユニット11によってパン
ケーキ3から磁気テープ1を引き出す際に、この磁気テ
ープ1の表裏を反転させることがない。
が、吸引ユニット11のラバークッション31及び吸引
孔26Aの壁面36間に挟持され、吸引ユニット11が
後退することによって引き出されるとき、制御盤16
が、張力検出ローラ40からの張力信号cに基づき、軸
駆動モータ9をして送出軸4のテープ送出速度を制御す
るので、上記引出過程にある磁気テープ1の張力が過大
になることを防止できる。このため、磁気テープ1の伸
びや破断を防止しつつ、磁気テープ1をパンケーキ3か
ら引き出すことができる。
(A)及び(B)に示すように、吸引ユニット11のラ
バークッション31にてパンケーキ3の最外周の磁気テ
ープ1を挟持させた後、送出軸4によってパンケーキ3
を磁気テープ1の巻き戻し方向Qに回転させ、パンケー
キ3の最外周の磁気テープ1を外側2周目の磁気テープ
1に貼着させるスプライステープ43を、外側2周目の
磁気テープ1から180°方向に引き剥すことから(1
80°ピーリング)、スプライステープ43の引き剥し
を、外側2周目の磁気テープ1を破断させることなく良
好に実施できる。
気テープ1を、吸引孔26Aの壁面36とラバークッシ
ョン31との間で挟持した後、進退駆動モータ23を制
御して吸引ユニット11を後退させたときには、図11
(C)に示すように、パンケーキ3の最外周の磁気テー
プ1は、パンケーキ3の接線に対し直角方向に引張ら
れ、スプライステープ43は、パンケーキ3の外側2周
目の磁気テープ1に対し90°方向に引き剥される(9
0°ピーリング)。この90°ピーリングでは、図12
に示すように、5回の90°ピーリングのうち4回まで
が、パンケーキ3の外側2周目の磁気テープ1を破断し
てしまう。
ングでは、5回の180°ピーリング操作中、パンケー
キ3の外側2周目の磁気テープ1を破断することなく、
パンケーキ3から磁気テープ1を良好に引き出すことが
できる。
10の吸引ユニット11が磁気テープ1をパンケーキ3
から引き出すものを述べたが、磁気テープ1に限らず、
コイル状に巻かれた映画用フィルム等のフィルムや、帯
状の布あるいは紙等の先端を引き出すものにも適用でき
る。
先端引出方法及び引出装置によれば、帯状物コイルから
帯状物の先端を、その帯状物を破断することなく良好に
引き出すことができる。
一部について断面状態で示す正面図。
例が適用されたテープ先端引出装置を一部について破断
状態で示す正面図。
は図1のIIIB矢視図である。
す断面図。
ブロック図。
出す作動の前半部分を示す作動図。
出す作動の後半部分を示す作動図。
の先端部を拡大して示す作動図。
作動を示す作動図。
ケーキを示す正面図であり、(B)が図10(A)のX
B部拡大図である。
し工程を示す作動図。
Claims (2)
- 【請求項1】 最外周状の帯状物が、外側2周目の帯状
物に粘着テープを用いて貼着されて周端処理された帯状
物コイルから、帯状物の先端を引き出す帯状物の先端引
出方法において、帯 状物コイルを帯状物の巻き付け方向に回転させつつ、
最外周の帯状物を吸引して保持し、 次に、帯状物コイルを帯状物の巻き戻し方向に回転させ
て最外周の帯状物を粘着テープによる貼着部位で帯状物
コイルの反回転方向に折り返しつつ、該帯状物コイルを
帯状物の巻き戻し方向に更に回転させて該粘着テープを
上記外側2周目の帯状物から引き剥し、 その後、最外周の帯状物を引張って、帯状物の先端を引
き出す帯状物の先端引出方法。 - 【請求項2】 最外周の帯状物が、外側2周目の帯状物
に粘着テープを用いて貼着されて周端処理された帯状物
コイルから、帯状物の先端を引き出す帯状物の先端引出
装置において、 上記帯状物コイルを装着して、この帯状物コイルを、帯
状物の巻き付け方向或いは巻き戻し方向に回転可能とす
るコイル軸と、 ユニットハウジングに吸引孔が形成され、この吸引孔内
にテープ保持部材を備え、このテープ保持部材が、上記
吸引孔内に吸引された帯状物を上記吸引孔の壁面との間
で保持する吸引ユニットと、 この吸引ユニットの上記吸引孔の基端部に接続されて、
上記帯状物コイルの帯状物を上記吸引孔の先端部から内
部へ吸引する真空発生器と、 上記吸引ユニットを上記コイル軸方向へ進退可能とする
進退駆動ユニットと、 上記コイル軸、テープ保持部材、真空発生器及び進退駆
動ユニットの作動を制御する制御装置と、を有し、 上記制御装置は、上記帯状物コイルにおける上記最外周
の帯状物を上記真空発生器にて上記吸引孔内に吸引し、
上記テープ保持部材にて保持した後、上記コイル軸を帯
状物の巻き戻し方向に回転させて最外周の帯状物を粘着
テープによる貼着部位で帯状物コイルの反回転方向に折
り返しつつ、該帯状物コイルを帯状物の 巻き戻し方向に
更に回転させて該粘着テープを前記外側2周目の帯状物
から引き剥すよう構成された帯状物の先端引出装置。
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- 1994-10-17 JP JP27550994A patent/JP2953493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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