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JP2834952B2 - 経路探索方法 - Google Patents

経路探索方法

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JP2834952B2
JP2834952B2 JP28426392A JP28426392A JP2834952B2 JP 2834952 B2 JP2834952 B2 JP 2834952B2 JP 28426392 A JP28426392 A JP 28426392A JP 28426392 A JP28426392 A JP 28426392A JP 2834952 B2 JP2834952 B2 JP 2834952B2
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茂 市川
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ARUPAIN KK
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3446Details of route searching algorithms, e.g. Dijkstra, A*, arc-flags, using precalculated routes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経路探索方法に係り、特
に道路データを参照して出発地から目的地までを結ぶ最
適経路を探索する際、出発地から目的地に向けた方向か
ら外れる経路を枝刈りしたり優先度を下げて探索するよ
うにした経路探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車載ナビゲータは、大量の地図データを
記憶するCD−ROM等の大容量記憶装置、ディスプレ
イ装置、車両の現在位置を検出する車両位置検出装置等
を有し、車両の現在位置に応じた地図データをCD−R
OMから読み出し、該地図データに基づいて地図をディ
スプレイ画面に描画するとともに、車両位置マーク(ロ
ケーションカーソル)をディスプレイ画面の特定位置
(例えば画面中央)に固定し、車両の移動に応じて地図
をスクロール表示したり、或いは地図は画面に固定し、
車両位置マークを移動表示したりして、車両が現在どこ
を走行しているか一目で判るようにしてある。
【0003】CD−ROMに記憶されている地図は縮尺
レベルに応じて適当な大きさの経度幅、緯度幅の図葉に
区切られており、道路等は経緯度で表現された頂点(ノ
ード)の座標集合で示され、これらの描画は各ノードを
順に直線で接続することにより行われる。なお、道路は
2以上のノードの連結からなり、2つのノードを連結し
た部分はリンクと呼ばれる。地図データは、図19に示
す如く、1枚の図葉を4分割したデータユニット毎(4
分割図葉毎)にまとめられており、1データユニットが
1画面に相当している。地図データには、(1)道路リ
スト、ノードテーブル、交差点構成ノードリスト、隣接
ノードリストなどからなる道路レイヤ、(2)地図画面
上の道路、建物、河川等を表示するための背景レイヤ、
(3)市町村名、道路名等を表示するための文字レイヤ
などから構成されている。
【0004】この内、道路レイヤは図20に示す構成を
有している。道路リストRDLTは道路別に、道路の種
別(高速道路、国道、その他の道路)、道路を構成する
全ノード数、道路を構成するノードのノードテーブルN
DTB上での位置と、次のノードまでの幅員等のデータ
より構成されている。交差点構成ノードリストCRLT
は地図上の各交差点毎の該交差点に連結するリンク他端
ノード(交差点構成ノードという)のノードテーブルN
DTB上での位置の集合である。隣接ノードリストNN
LTは、ノードが複数のユニットに跨がる道路について
ユニット境界に定義されて複数のユニットに共有される
隣接ノードの場合(図21参照)、自身のユニットを除
いて他に共有するユニット数を示す隣接ノード数(図2
1(1)でユニットAU1 (AU2 )で定義された隣接
ノードRNについて、他に共有するユニットはAU
2 (AU1 )の1つであるから隣接ノード数は1、図2
1(2)でユニットAU11で定義された隣接ノードRN
について、他に共有するユニットはAU11、AU21、A
22の3つであるから隣接ノード数は3)、図葉番号、
該図葉内で隣接ノードが属するユニットコード、該ユニ
ットでのノードテーブル上での位置により構成される。
ノードテーブルNDTBは地図上の全ノードのリストで
あり、ノード毎に座標情報(経度、緯度)、該ノードが
交差点であるか否かの交差点識別フラグ、交差点であれ
ば交差点構成ノードリスト上での位置を指し、交差点で
なければ道路リスト上で当該ノードが属する道路の位置
を指すポインタ、また、当該ノードが隣接ノードである
か否かの隣接ノード識別フラグ、隣接ノードであれば、
隣接ノードリストNNLTでの位置を指すポインタ等で
構成されている。
【0005】ところで車載ナビゲータには、出発地から
目的地まで最短距離を辿るような最適経路を探索し、画
面に誘導経路表示して運転者の走行案内をする経路誘導
機能があり、実際の運転に際して、誘導経路を特定色で
太く表示するなど他の道路と識別可能にしたりして、運
転者が目的地まで容易に到達できるようにしてある。出
発地から目的地を結ぶ最適経路を求める方法として、横
型探索法を利用した方法が提案されている。この方法
は、道路データを参照して、出発地と目的地を結ぶ直線
を対角線とする方形領域を全て含む1又は隣接する複数
の4分割図葉内に存在する全交差点(本来の交差点のほ
か、隣接ノードとなっている単純ノードも含む)を対象
にして、各交差点につき、交差点ネットリストCRNL
を作成し、経路探索メモリに記憶しておき、出発地から
目的地迄の最短経路を交差点ネットリストを参照して探
索するものである。
【0006】交差点ネットリストCRNLは、交差点
(交差点ノードのほか、単純ノードの内、隣接ノードと
なっているものを含む。)毎に、 (1)交差点シーケンシャル番号(当該交差点を特定す
る情報) (2)該交差点が含まれる地図の図葉番号 (3)データユニットコード (4)ノードテーブル上の位置 (5)経度 (6)緯度 以上、交差点ID (7)交差点構成ノードリスト上の位置(当該交差点が
本来の交差点ノードのとき) (8)交差点構成ノード数(同上) (9)隣接ノードリスト上の位置(当該交差点が隣接ノ
ードのとき) (10)隣接ノード数(同上) (11)各隣接交差点のシーケンシャル番号 (12)各隣接交差点までの距離 (13)当該交差点の1つ手前の交差点シーケンシャル
番号 (14)出発地から当該交差点までの累計距離 (15)当該交差点の検索次数 等が登録されるようになっている(但し、(13)〜
(15)は経路探索実行時に登録される)。
【0007】交差点ネットリストCRNLの作成手法
は、まず、図22に示す如く、出発地と目的地を結ぶ直
線を対角線とする方形領域を含む各図葉につき、地図デ
ータの図葉管理情報から図葉番号を得る。そして、地図
データからこれらの各図葉の中で、出発地と目的地を結
ぶ直線を対角線とする方形領域を含む各4分割図葉(図
22のAU11〜AU44)に対する道路データを入力し
(個々の4分割図葉は、図葉番号とデータユニットコー
ドで特定される)、ノードテーブルNDTBから交差点
識別フラグや隣接ノード識別フラグの立っているノード
を探し、連番で交差点シーケンシャル番号(1)をふっ
た交差点ネットリストを経路探索メモリ上に用意し、交
差点IDを登録する((2)〜(6))。そして、ノー
ドテーブル、交差点構成ノードリスト、隣接ノードリス
トから、交差点構成ノードリスト上の位置、交差点構成
ノード数、隣接ノードリスト上の位置、隣接ノード数を
得て、(7)〜(10)を登録する。次に、道路リスト
RDLTの各道路につき、ノードテーブルNDTBを参
照して、相隣る交差点(一方が単純ノードでの隣接ノー
ドの場合を含む)相互間のリンクの距離を求め、リンク
の一方の交差点に係る交差点ネットリストに、リンクの
他方の交差点を隣接交差点とし、該隣接交差点に係る交
差点ネットリストに登録された交差点シーケンシャル番
号(隣接交差点シーケンシャル番号)、当該リンクの距
離を登録していく((11)、(12))。そして、交
差点ネットリストの作られた対象が、交差点ノードで隣
接ノードを兼ねている場合と、単純ノードの隣接ノード
である場合、同一隣接ノードにつき、他の共有ユニット
の下でも交差点ネットリストが作られている場合がある
ことから、隣接ノードリストNNLTを参照して、他の
全ての共有ユニットでの交差点シーケンシャル番号を探
し、当該交差点ネットリストの中に、隣接交差点シーケ
ンシャル番号と距離を登録し、隣接ノード接続処理を行
う。この際、距離は0とする。
【0008】このようにして、交差点ネットリストCR
NLが完成したならば、出発地データと目的地データに
基づき、横型探索法により最適経路の探索処理を行う。
図23は横型探索法の概略説明図であり、道路を直線、
交差点(単純ノードでの隣接ノードを含む)を直線の交
点としてクラフ化したものであり、各交差点間の距離は
既知で、STPは出発地(交差点)、DSPは目的地
(交差点)である。横型探索法においては、交差点ネッ
トリストCRNLを参照しながら、出発地を0次交差点
(次数0は交差点ネットリストの(15)に登録され
る)として、該0次交差点に道路に沿って隣接する1次
交差点A1 〜A4 を探し、各1次交差点A1 〜A4 につ
き、対応する1つ手前の交差点(次数の1つ低い交差
点。ここでは、出発地交差点)を経由した出発地からの
累計距離を求め、各交差点A1 〜A4 に対応させて、各
々の交差点ネットリスト中に、1つ手前の交差点を特定
する交差点シーケンシャル番号、検索次数1とともに登
録する(交差点ネットリストの(13)〜(15))。
次いで、各1次交差点A1 〜A4 について2次交差点B
ijを探し、各2次交差点につき、対応する1つ手前の1
次交差点を経由した出発地からの累計距離を求め、各交
差点Bijに対応させて、各々の交差点ネットリストに1
つ手前の交差点を特定する交差点シーケンシャル番号、
検索次数2とともに登録する。
【0009】例えば、1次交差点A1 については3つの
2次交差点B11,B12,B13を見出し、これら各交差点
に対応させて、 B11:1次交差点A1 経由での出発地からの累計距離Bd1112:1次交差点A1 経由での出発地からの累計距離Bd1213:1次交差点A1 経由での出発地からの累計距離Bd13 ・・(a) を対応する交差点A1 の交差点シーケンシャル番号とと
もに記憶する。また、1次交差点A2 に対しては3つの
2次交差点B21,B22,B23が求まり、各2次交差点B
21,B22,B23に対応させて、 B21:1次交差点A2 経由での出発地からの累計距離Bd2122:1次交差点A2 経由での出発地からの累計距離Bd2223:1次交差点A2 経由での出発地からの累計距離Bd23 ・・(b) を対応する交差点A1 の交差点シーケンシャル番号とと
もに記憶する。他の1次交差点A3 ,A4 についても同
様に隣接する2次交差点を探して所定のデータを記憶す
る。ところで、交差点B13とB21は同一の交差点であ
る。このように、データを記憶すべき交差点が重複し、
既に、該交差点に対し、異なる経路での累計距離が記憶
されているとき、(a)の累計距離Bd13と(b)の累
計距離Bd21の大小を比較し、小さい方のデータに書き
換えて記憶する。たとえば、Bd13>Bd21であれば、
交差点B13(=B21)の交差点ネットリストには、
(b)に示す累計距離Bd21と対応する1つ手前の交差
点A2 のシーケンシャル番号が最終的に記憶される。
【0010】以降、同様にして、各2次交差点Bijにつ
いて隣接する3次交差点Cijを求め、各交差点Cijにつ
き、対応する1つ手前の交差点を経由する出発地からの
累計距離を求め、当該1つ手前の交差点シーケンシャル
番号とともに記憶し、一般に、交差点ネットリストを参
照しながら各第i次交差点について第(i+1)次交差
点を求め、各第(i+1)次交差点につき、1つ手前の
第i次交差点を経由する出発地からの累計距離を求め、
1つ手前の交差点の交差点シーケンシャル番号ととも
に、第(i+1)次交差点の交差点ネットリストに記憶
していけば、最終的に目的地(交差点)DSPに到達す
る。目的地に到達したあと、目的地(m次交差点とす
る)の交差点ネットリストに記憶してある(m−1)次
の交差点、(m−1)次の交差点の交差点ネットリスト
に記憶してある(m−2)次の交差点、・・・、2次の
交差点の交差点ネットリストに記憶してある1次交差
点、1次交差点の交差点ネットリストに記憶してある0
次の交差点(出発地)を、順次、出発地側から目的地側
に向けた順序で結んでなる経路が最短の最適経路とな
る。
【0011】但し、有る経路で目的地に到達しても、目
的地の交差点ネットリストに記憶された累計距離に対
し、累計距離の短い経路が存在する間は経路探索を継続
し、若し、他の経路でも目的地に到達したとき、該経路
での累計距離の方が、既に目的地の交差点ネットリスト
に記憶されている累計距離より短ければ、書き換えを行
い、その後、どの経路も目的地の交差点ネットリストに
登録された累計距離より長くなったとき、経路探索を終
えるようにしてもよい。また、交差点ネットリストCR
NLは、以上のようにCD−ROMに記憶された、交差
点ネットリストを含まない道路データから車載ナビゲー
タ内で作成し、道路リスト、交差点ネットリスト等と合
わせて拡張した道路データの一部として用意するほか、
道路データ(道路レイヤ)の一部として、予め、CD−
ROMに記憶しておくようにしてもよい。更に、目的地
交差点を起点にして出発地交差点に向けて経路探索を進
めても同様に最適な誘導経路を求めることができる。
【0012】このように横型探索法によれば、グラフ理
論的に最短距離を指標にした最適経路が求まる。よっ
て、画面の地図画像中に、車両位置マークとともに、最
適な誘導経路を特定の強調色で表示することで、運転者
に対し、所望の目的地に向けた経路誘導を行うことがで
きる。
【0013】なお、誘導経路の探索には上記した横型探
索法の他にダイクストラ法(dijkstra法)も良く利用さ
れる。ダイクストラ法でも交差点ネットリストを用いる
が、検索次数の登録は必要がない。図24はダイクスト
ラ法の概略説明図である。ダイクストラ法においては、
交差点ネットリストCRNLを参照しながら、まず、出
発地交差点STPに係る交差点ネットリストの累計距離
を零としたあと、出発地交差点STPを最初の探索枝先
端ノードCPtop とし、該CPtop に隣接した交差点の
内の1つ、A1 までの出発地交差点STPからの累計距
離Ad1 を求め、交差点A1 に係る交差点ネットリスト
中に、1つ手前の交差点(現在のCPtop )を特定する
交差点シーケンシャル番号とともに登録する(交差点ネ
ットリストの(13)と(14))。次いで、探索枝先
端バッファに今回の隣接交差点A1 を特定する交差点シ
ーケンシャル番号を登録する。CPtop に隣接する他の
交差点A2 〜A4 についても同様にして、出発地交差点
STPからの累計距離Ad1 〜Ad4 を求め、各交差点
の交差点ネットリスト中に、1つ手前の交差点を特定す
る交差点シーケンシャル番号とともに登録し、探索枝先
端バッファに交差点シーケンシャル番号を追加登録する
(図24(1)参照)。
【0014】次に、探索枝先端バッファに登録された交
差点の中で、それまてにCPtop とされたものを除い
て、累計距離が最小となっているものを探し、これを新
たなCPtop とする。探索枝先端バッファには、A1
4 が登録されているが、Ad 1 〜Ad4 の中で、Ad
1 が最小であったならば、CPtop =A1 となる(図2
4(2)実線参照)。この場合、A1 に隣接した隣接交
差点の内の1つ、B11までのA1 を経由した出発地ST
Pからの累計距離Bd11を求める。STP−A1間の累
計距離は既に交差点A1 の交差点ネットリストに累計距
離Ad1 として登録されており、A1 −B11間の距離は
1 の交差点ネットリストに当該交差点A 1 から隣接交
差点B11までの距離として登録されているので、これら
の和として累計距離Bd11が求まる。そして、隣接交差
点B11の交差点ネットリストに、CPtop =A1 を特定
する交差点シーケンシャル番号とともに登録し、探索枝
先端バッファにB11を特定する交差点シーケンシャル番
号を追加登録する。A1 に隣接する他の交差点B12,B
14についても同様に、各交差点の交差点ネットリスト
に、累計距離とA1 の交差点シーケンシャル番号を登録
し、かつ、探索枝先端バッファにB12,B14の交差点シ
ーケンシャル番号を登録する。なお、A1 に隣接する交
差点B13については、出発地交差点STPと同一であ
り、該出発地交差点STPの交差点ネットリストには既
に累計距離=零が登録されており、かつ、STP−A1
間の距離の2倍である累計距離Bd13より必ず小さいこ
とから、B13について交差点ネットリストへの累計距
離、交差点シーケンシャル番号の登録はせず、また、探
索枝先端バッファへの登録もしない。
【0015】このようにして、今回のCPtop について
処理し終えたならば、探索枝先端バッファに登録された
交差点の中で、それまでにCPtop とされたものを除い
て、累計距離が最小となっているものを探し、これを新
たなCPtop とする。探索枝先端バッファには、A1
4 、B11、B12、B14が登録されているが、A1 は除
外される。よって、Ad2 〜Ad4 、Bd11、Bd12
Bd14の中で、Ad2が最小であったならば、CPtop
=A2 となる(図24(2)破線参照)。この場合、A
2 に隣接した隣接交差点の内の1つ、B22までのA2
経由した出発地交差点STPからの累計距離Bd22を求
める。そして、隣接交差点B22の交差点ネットリスト
に、CPtop =A2 の交差点シーケンシャル番号ととも
に登録し、探索枝先端バッファにB22の交差点シーケン
シャル番号を登録する。A2 に隣接する他の交差点B23
についても同様にして交差点ネットリストに、A2 を経
由した出発地交差点STPからの累計距離とA2 の交差
点シーケンシャル番号を登録し、かつ、探索枝先端バッ
ファにB23の交差点シーケンシャル番号を登録する。
【0016】なお、交差点B24については、出発地交差
点STPと同一であり、該出発地交差点STPの交差点
ネットリストには既に累計距離=零が登録されており、
かつ、STP−A2 間の距離の2倍である累計距離Bd
24より必ず小さいことから、B24について交差点ネット
リストへの累計距離、交差点シーケンシャル番号の登録
はせず、また、探索枝先端バッファへの登録もしない。
また、隣接交差点B21についても、隣接交差点B12と同
一であるので、STP−A2 −B21の累計距離Bd21
登録しようとするとき、B12の交差点ネットリストには
既に累計距離Bd12が登録されている。この場合、Bd
21をBd12と大小比較し、Bd21の方が小さい場合の
み、B12(=B21)の交差点ネットリストに累計距離B
21とB21の交差点シーケンシャル番号を書き換え登録
し、探索枝先端バッファにB21の交差点シーケンシャル
番号を追加登録する。若し、Bd21の方が大きい場合
は、Bd21とB21の交差点シーケンシャル番号の書き換
え登録はせず、探索枝先端バッファへのB21の追加登録
もしない。
【0017】以下、同様の処理を繰り返していき、或る
CPtop の隣接交差点につき、累計距離とCPtop の交
差点シーケンシャル番号の登録及び、探索枝先端バッフ
ァへの隣接交差点の交差点シーケンシャル番号の追加登
録が終わったところで、当該隣接交差点が目的地交差点
DSPと一致したならば、探索を終える。CPtop は、
常に、累計距離の最小距離のものが選択されているの
で、目的地交差点DSP(m次の交差点とする)、目的
地交差点の交差点ネットリストに累計距離とともに記憶
してある(m−1)次の交差点、該(m−1)次の交差
点の交差点ネットリストに記憶してある(m−2)次の
交差点、・・・、2次の交差点の交差点ネットリストに
記憶してある1次交差点、該1次交差点の交差点ネット
リストに記憶してある0次の交差点(出発地交差点ST
P)を、順次、0次の交差点側から目的地側に向けた順
序で結んでなる経路が最短の最適経路となる。このよう
にダイクストラ法によれば、前述した横型探索法より的
確に最短の経路を探索することができる。但し、探索速
度は、横型探索法より遅い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した横
型探索法、ダイクストラ法のいずれにおいても、経路探
索範囲を出発地と目的地を結ぶ直線を対角線とする方形
領域内に限ったとしても、該領域内に含まれる全ての経
路をしらみつぶしに探索するため、探索が完了するまで
かなりの時間を要し、運転者が経路誘導を受けて走行を
開始できるようになるまで、長く又されることになる。
この問題を解決するため、ヒューリスティック探索法
(heuristic −発見的探索法)が提案されている。この
探索法は、経験的に最適経路が出発地と目的地を結ぶ直
線から或る範囲内となる場合が殆どなので、出発地から
目的地に向けた方向から外れる経路は枝刈りしたり、距
離に重付けをして優先度を下げるなどして不要な経路を
探索しないようにしたものである。
【0019】しかしながら、経路の探索対象が郊外の場
合、道路の密度が低く、しかも、回り込んだ道路しか存
在しない場合も多く、例えば、図25に示す如く、目的
地近くのCPX まで探索が進んだあと、出発地から目的
地DSPに向けた方向から一旦外れる経路Aを取らない
と目的地DSPに到達できないようになっていることが
あり、かかるとき、ヒューリスティック探索では経路A
が枝刈りされてしまって目的地DSPに至る最適経路の
探索が不可能となってしまったり、経路Aの優先度が下
がって経路探索に長時間かかってしまう問題があった。
以上から本発明の目的は、探索対象範囲の道路状況に応
じて常に的確な最適経路の探索を行えるようにした経路
探索方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にお
いては、道路データから探索対象範囲が都市部に存在す
るか郊外に存在するか判別する手段と、都市部に存在す
るときは、出発地と目的地を結ぶ直線の方向から外れる
経路を枝刈りしたり優先度を下げるなどしてヒューリス
ティック探索する手段と、郊外に存在するときは、ヒュ
ーリスティックでない通常の探索をする手段とを設けた
ことにより達成される。
【0021】
【作用】本発明によれば、道路データから探索対象範囲
が都市部に存在するか郊外に存在するか判別し、都市部
に存在するときは、出発地と目的地を結ぶ直線の方向か
ら外れる経路を枝刈りしたり優先度を下げるなどしてヒ
ューリスティック探索し、郊外に存在するときは、ヒュ
ーリスティックでない通常の探索をする。これにより、
探索対象範囲が道路密度の高い都市部であれば、ヒュー
リスティック探索によって短時間に最適経路の探索を行
え、また、探索対象範囲が道路密度の低い郊外であって
も確実に最適経路の探索を行えるので、探索不能という
事態が生じたり、経路探索に長時間掛かったりしない。
【0022】
【実施例】全体の構成 図1は本発明の経路探索方法を具現した車載ナビゲータ
の全体構成図である。図中、11は地図データを記憶す
るCD−ROM(地図情報記憶部)である。地図データ
は、道路レイヤ、背景レイヤ、文字レイヤなどから構成
されている。12は車両の現在位置に応じた地図画像や
車両位置マーク、最適経路探索で探索された誘導経路等
を描画するディスプレイ装置(CRT)、13は走行中
の車両の走行距離と方位に基づいて車両の現在位置を算
出する車両位置検出部である。車両位置検出部13は、
図示しないが、車両の進行方位を検出する方位センサや
走行距離を検出する距離センサ、方位や走行距離に基づ
いて車両の現在位置(経度、緯度)を算出する位置計算
用CPUを有している。14は地図検索キー、拡大・縮
小キー、地図スクロールキー、経路誘導モードキー等を
備えた操作部、15は地図表示制御装置であり、地図デ
ータに基づき車両の現在地周辺の地図画像を発生すると
ともに、車両位置マークや誘導経路画像を発生する。
【0023】地図表示制御装置15において、15aは
車両位置データに基づき、現在地周辺で画面表示範囲よ
り広い範囲の地図データ(例えば9画面分の地図デー
タ)をCD−ROM11から読み出し、一旦、バッファ
メモリに格納させるとともに、該地図データに基づいて
ドットイメージの地図画像を発生する地図画像描画部で
ある。15bはCD−ROM11から読み出された地図
データを一時記憶するバッファメモリ、15cは最適経
路探索処理により得られた誘導経路データに基づいて誘
導経路画像を発生する誘導経路描画部、15dは地図画
像及び誘導経路画像を記憶するビデオRAMである。地
図画像描画部15aはディスプレイ画面の表示範囲がビ
デオRAM15dの画像範囲を越えないように、車両の
走行に従って、随時、ビデオRAM15dを書き換え、
また誘導経路描画部15cも車両の走行に応じて誘導経
路画像を発生してビデオRAM15dに記憶させるよう
になっている。15eは車両の現在位置がディスプレイ
画面の中心に位置するようにビデオRAM15dから1
画面分の地図画像を読み出す読み出し制御部であり、読
み出し位置は地図画像描画部15aから指示される。1
5fはディスプレイ画面の中心に車両位置マークを表示
するための車両位置マーク発生部であり、車両位置検出
部13から車両方位データを入力して、該データの示す
方向に向けた車両位置マークを発生する。
【0024】15gは最適経路探索部であり、経路誘導
モードに設定後、目的地が入力されると、その時点の自
車位置(出発地)と目的地の位置関係から、出発地と目
的地を結ぶ直線を対角線とする方形領域を含む1枚又は
互いに隣接する複数枚の4分割図葉の地図データをCD
−ROM11からバッファメモリ15bに読み出しなが
ら交差点ネットリストを作成して経路探索メモリに記憶
させたのち、横型探索法により出発地から目的地までを
結ぶ最適経路(最短経路)を探索する。最適経路探索部
15gは、経路探索の対象範囲が都市部のときはヒュー
リスティック探索を行い、郊外のときは通常の探索を行
う。15hは経路探索開始前に経路探索対象範囲が都市
部か郊外かを判別して、判別結果を最適経路探索部へ通
知する地域判別部である。一般に、都市部と郊外では交
差点密度に差があり、都市部では密度が大きく、郊外で
は小さい。地域判別部15hはこれを利用して都市部か
郊外かを判別するものとする。具体的には、例えば、交
差点ネットリストを作成し終わった時点で、交差点ネッ
トリストの全数である全交差点数を交差点ネットリスト
の作成対象エリアの大きさで割って交差点密度(単位面
積当たりの交差点数)を計算し、一定の基準値、ここで
は一例として1000個/100km 2 と比較して、基準値より
大きいときは都市部、基準値より小さいときは郊外とす
る。
【0025】なお、バッファメモリ15bに読み出され
た各4分割図葉に係る道路データ中のノードテーブルN
DTBの中から、交差点識別フラグの立っているノード
の数を全て数えたり、または、交差点構成ノードリスト
CRLTで定義された交差点数を数えたりすることで、
経路探索対象範囲に含まれる交差点数を求めたり、更
に、経路探索メモリ15iに作成された交差点ネットリ
ストの占める容量で凡その交差点数を推定したり、各4
分割図葉に係る道路データ中の交差点構成ノードリスト
CRLTの大きさの合計等から凡その交差点数を推定し
てもよい。また、地図データ中に各4分割図葉単位また
は図葉単位で、予め、都市部か郊外かを示すデータを含
めておき、該データを参照して、経路探索対象範囲が都
市部か郊外かを判別するようにしてもよい。
【0026】15iは最適経路探索部と接続されて交差
点ネットリスト等の道路データが記憶される経路探索メ
モリ、15jは最適経路を構成するノード列を誘導経路
データとして記憶する誘導経路記憶部である。なお、経
路探索メモリ15i、誘導経路記憶部15jは、車載ナ
ビゲータの電源がオフされてもバックアップ電源の供給
でデータが保持されるようになっている。15kは合成
部であり、ビデオRAM15d、車両位置マーク発生部
15fからそれぞれ読み出された地図画像及び誘導経路
画像、車両位置マーク画像を合成してディスプレイ装置
12に出力し、画像表示させる。
【0027】地図データ CD−ROM11に記憶されている地図は適当な大きさ
の経度幅、緯度幅の図葉に区切られている。各図葉の地
図データは、1画面分に相当する4つのデータユニット
毎(4分割図葉毎)に分割されており(図19参照)、
地図データでは、道路等は経緯度で表現された頂点(ノ
ード)の座標集合で示され、これらの描画は各ノードを
順に直線で接続することにより行われる。なお、道路は
2以上のノードの連結からなり、2つのノードを連結し
た部分はリンクと呼ばれる。地図データには、(1)道
路リスト、ノードテーブル、交差点構成ノードリスト、
隣接交差点リストなどからなる道路レイヤ、(2)地図
画面上の道路、建物、河川等を表示するための背景レイ
ヤ、(3)市町村名、道路名等を表示するための文字レ
イヤなどから構成されている。この内、道路レイヤは、
図20と全く同様のデータ構造を有しており、道路リス
トRDLT、交差点構成ノードリストCRLT、ノード
テーブルNDTB、隣接ノードリストNNLTなどが含
まれている。
【0028】交差点ネットリスト 最適経路探索部15gが作成する交差点ネットリストC
RNLは、図2に示す如く構成されるようになってお
り、本来の交差点(交差点ノード(隣接ノードであるか
否かを問わない))のほか、単純ノードの内、隣接ノー
ドとなっているものを含めて交差点毎に、 (1)交差点シーケンシャル番号(当該交差点を特定す
る情報) (2)該交差点が含まれる地図の図葉番号 (3)データユニットコード (4)ノードテーブル上の位置 (5)経度 (6)緯度 以上、交差点ID (7)交差点構成ノードリスト上の位置 (8)交差点構成ノード数 (9)隣接ノードリスト上の位置 (10)隣接ノード数 (11)各隣接交差点のシーケンシャル番号 (12)当該交差点から各隣接交差点までの距離 (13)当該交差点の1つ手前の交差点シーケンシャル
番号 (14)出発地から当該交差点までの累計距離 (15)当該交差点の検索次数 等が登録されるようになっている(但し、(13)〜
(15)は経路探索実行時に登録される)。
【0029】図3〜図8は、地図表示制御装置15の処
理を示す流れ図、図9は交差点ネットリストの作成対象
図葉の説明図、図10は横型探索法による経路探索の説
明図、図11は枝刈りの説明図であり、以下、これらの
図に従って説明する。
【0030】電源オンによる前回電源オフ直前状態の再
車載ナビゲータの電源が投入されると、地図表示制御装
置15は前回、電源オフ直前の地図画像表示状態を再現
する(図3のステップ101)。ここでは、通常案内モ
ードが再現されるものとすると、地図画像描画部15a
は、先ず、CD−ROM11から図葉管理情報をバッフ
ァメモリ15bに読み出すとともに、該図葉管理情報を
参照して、CD−ROM11から自車位置周辺の複数枚
の図葉に係る地図データをバッファメモリ15bに読み
出し、自車位置を含む9画面分の領域の地図画像をビデ
オRAM15dに描画するとともに、車両位置検出部1
3から入力した車両位置データに基づき、読み出し制御
部15eをして、ビデオRAM15dから車両位置を中
心とする1画面分の地図画像を切り出し、合成部15k
へ出力する。また、車両位置マーク発生部15fも、車
両位置検出部13で検出された車両方位データの示す向
きで所定の車両位置マークを発生して合成部15kへ出
力する。合成部15kは地図画像に車両位置マークを合
成し、ディスプレイ装置12へ出力して、画面に表示さ
せる。これにより、画面には、自車位置周辺の地図画像
が車両位置マークとともに表示される。
【0031】なお、前回、電源オフ時に、若し、経路誘
導モードであったならば、電源投入後、経路誘導モード
となり、ステップ101において、前述した地図画像描
画部15aの処理に加えて、誘導経路描画部15cが車
両位置データに基づき、誘導経路記憶部15jに記憶さ
れた誘導経路データの中から、ビデオRAM15dに描
画されたエリアに入る部分を選び出し、ビデオRAM1
5dに誘導経路を所定色で太く強調させて描画する。こ
れにより、画面には、自車位置周辺の地図画像が車両位
置マーク、出発地から交差点を結ぶ最適な誘導経路とと
もに表示される。
【0032】経路探索の準備 電源オンで通常案内モードが再現されたものとして、運
転者が所望の目的地まで経路誘導モード下で走行したい
場合、操作部14上の経路誘導モードキーを押圧して経
路誘導モードにする(図3のステップ104でYES、
105)。次いで、地図検索キー等を操作し、地図画像
描画部15aにより目的地を含む地図画像をディスプレ
イ画面に表示させ、しかる後、地図スクロールキーを用
いて車両位置マークを目的地に位置決めし、目的地を設
定する(ステップ106)。
【0033】目的地が設定されると、最適経路探索部1
5gは、現在の自車位置を目的地として自動設定し(ス
テップ107)。出発地を含む図葉の地図データに基づ
き、出発地が道路データで定義された交差点(本来の交
差点ノード又は単純ノードの内の隣接ノード)であるか
調べ(ステップ108)、交差点であれば出発地交差点
STPとし(ステップ109)、ステップ111以降の
処理を行い、交差点でなければ、道路データで定義され
た最寄りの交差点を出発地交差点STPとし(ステップ
110)、ステップ111以降の処理を行う。出発地交
差点STPが決まれば、最適経路探索部15gは目的地
が道路データで定義された交差点(本来の交差点ノート
又は単純ノードの内の隣接ノード)であるか調べ(ステ
ップ111)、交差点であれば目的地交差点DSPとし
(ステップ112)、図4のステップ201以降の処理
を行い、交差点でなければ、最寄りの交差点を目的地交
差点DSPとし(ステップ113)、ステップ201以
降の処理を行う。
【0034】出発地交差点STP及び目的地交差点DS
Pが決まれば、最適経路探索部15gは、図葉管理情報
を参照して、出発地と目的地を結ぶ直線を対角線とする
方形領域を含む1又は複数の4分割図葉を求め、これら
の4分割図葉全てにつき、地図データをCD−ROM1
1からバッファメモリ15bに読み出したのち(図4の
ステップ201)、各4分割図葉毎に、道路データか
ら、各交差点(本来の交差点ノードと、単純ノードの
内、隣接ノードとなっているものを含む)毎に、交差点
ネットリストを経路探索メモリ15hに作成する(ステ
ップ202以降の処理)。
【0035】交差点ネットリストの作成では、対象とな
る4分割図葉が例えば図9に示す如く、BU11〜BU33
から成る時、まず、4分割図葉の1つBU11につき、デ
ータユニットのノードテーブルNDTBから交差点識別
フラグの立っている交差点ノードと、交差点識別フラグ
の落ちている単純ノードであるが隣接ノード識別フラグ
の立っている隣接ノードを探し、1から昇順する連続番
号で交差点シーケンシャル番号をふった各交差点ネット
リストを経路探索メモリ上に用意し、交差点IDを登録
する(図2の(0)〜(5)。ステップ202、20
3)。そして、ノードテーブルNDTB、交差点構成ノ
ードリストCRDT、隣接ノードリストNNLTから、
交差点構成ノードリスト上の位置、交差点構成ノード
数、隣接ノートリスト上の位置、隣接ノード数を得て、
図2の(6)〜(9)を登録する(ステップ204)。
次に、道路リストRDLTの各道路につき、ノードテー
ブルNDTBを参照して、相隣る交差点(一方が単純ノ
ードでの隣接ノードの場合を含む)相互間のリンクの距
離を求め、リンクの一方の交差点に係る交差点ネットリ
ストに、リンクの他方の交差点を隣接交差点とし、該隣
接交差点に係る交差点ネットリストに登録された交差点
シーケンシャル番号(隣接交差点シーケンシャル番
号)、当該リンクの距離を登録していく(図2の(1
0)〜(24)。ステップ205)。
【0036】同様の処理を、図9のBU12〜BU33につ
いても行ったあと(ステップ206、202〜205の
繰り返し)、最後に、交差点ネットリストの作られた対
象が、交差点ノードで隣接ノードを兼ねている場合と、
交差点ネットリストの作られた対象が単純ノードの隣接
ノートである場合、同一隣接ノードにつき、他の共有ユ
ニットの下でも交差点ネットリストが作られている場合
があることから(図9の隣接ノードRN1 、RN2
照)、隣接ノードリストNNLTを参照して、他の全て
の共有ユニットでの交差点シーケンシャル番号を探し、
当該交差点ネットリストの中に、隣接交差点シーケンシ
ャル番号と距離(=0)を登録し、分割図葉間での隣接
ノード接続処理を行う(ステップ207)。
【0037】このようにして、出発地と目的地を結ぶ直
線を対角線とする方形領域を含む1又は複数の全ての4
分割図葉につき、交差点ネットリストが完成した状態に
なったならば、続いて、地域判別部15hが経路探索メ
モリ15iに作成された交差点ネットリストの全数(全
交差点数に相当)を交差点シーケンシャル番号の最大値
から求め、今回の経路探索対象エリアの大きさ(4分割
図葉BU11〜BU33を合計した大きさ)で割って交差点
密度を計算する(ステップ208)。次いで、一定の基
準値、ここでは一例として1000個/100km 2 と大小比較
を行い、経路探索対象範囲が都市部に存在するか郊外に
存在するか判別し(ステップ209)、結果を最適経路
探索部15gに通知する。
【0038】経路探索(都市部) 交差点密度が大きく都市部であったとすると、最適経路
探索部15gは、交差点ネットリストを用いてヒューリ
スティック法による横型探索法により出発地から目的地
を結ぶ最適経路を探索する(図10参照)。交差点密度
が大きいと道路密度が大きく、大きく回り込まなければ
到達できない場所は存在せず、出発地から目的地に向か
う方向から外れる経路を枝刈りするヒューリスティック
探索を行っても最適経路が探索不能となることはない。
まず、最適経路探索部15gは、出発地交差点STPと
目的地交差点DSPの間の距離を求め、1.5 倍してL
LMT として経路探索メモリ15iに登録する(ステップ
210)。LLMT は、横型探索中、累計距離がLLMT
越える経路を枝刈りするために用いる。また、出発地交
差点STPを基準とする目的地交差点DSPの方位(真
北を基準にして時計回りに測るものとする)θ0 を計算
し(図11参照)、経路探索メモリ15iに登録する
(ステップ211)。θ0 は、横型探索中、出発地から
目的地に向かう方向から外れる経路を枝刈りするために
用いる。
【0039】次に、最適経路探索部15gは、まず、検
索次数を0として(図5のステップ301)、第0次交
差点(0次は出発地交差点)に隣接する交差点が残存す
るかを出発地交差点STPの交差点ネットリストCRN
Lを参照して調べる(ステップ302)。なお、ステッ
プ302では、それまでに第j次交差点(j=0,1,
・・,i)とされたのは除く。隣接交差点が残存すれ
ば、その内、1つの隣接交差点、例えばA4 について、
第0次交差点を基準にした隣接交差点A4 の方位θを求
め(ステップ303、図11参照)、θ0 との差の絶対
値が一定値θC (ここでは、一例としてθC =67.5°と
する)以内か判定する(ステップ304)。θは、第0
次交差点の交差点ネットリストから該第0次交差点の経
度、緯度座標を読み出すとともに、第0次交差点の交差
点ネットリストに登録された隣接交差点A4 の交差点シ
ーケンシャル番号に対応する隣接交差点A4 の交差点ネ
ットリストから該隣接交差点A4 の経度,緯度座標を読
み出し、三角関数を用いて計算することができる。経
度,緯度座標は、図2の交差点ネットリストの(5),
(6)の項目に登録されている。
【0040】ステップ304でYESとなったとき、最
適経路探索部15gは第0次交差点から隣接交差点A4
への経路は特に目的地方向から外れないので枝刈りせ
ず、NOとなったときは、目的地方向から外れるので枝
刈りする(図10参照)。ここではNOとなるので枝刈
りし、ステップ302に戻って、第0次交差点に隣接す
る他の交差点が残存するか第0次交差点の交差点ネット
リストを参照して調べる。隣接交差点A1 が残存するの
で、続いて、第0次交差点を基準にした隣接交差点A1
の方位θを求め、θ0 との差の絶対値が一定値θC (こ
こでは、一例としてθC =67.5°とする)以内か判定す
る(ステップ303、304)。今度は、YESとなる
ので、続いて、出発地交差点STPから隣接交差点A1
までの累計距離Dを計算する(ステップ305)。Dは
出発地交差点STPから第i次交差点までの累計距離を
1 、第i次交差点から当該隣接交差点A1 までの距離
をd2 とすると、次式 d1 +d2 →D により求まるが、初めi=0のときはd1 =0なのでD
=d2 となる。d2 は出発地交差点STPに係る交差点
ネットリストCRNLの図2における(11)、(1
3)等の項目に記憶されている。
【0041】次いで、累計距離DがLLMT を越えている
かチェックし(ステップ306)、以下であれば、隣接
交差点A1 に係る交差点ネットリストCRNLの図2に
おける(25)以降の項目を参照して、既に、交差点A
1 につき、異なる経路での累計距離及び1つ手前の交差
点を特定する情報(交差点シーケンシャル番号)等が登
録済みかチェックし(ステップ307)、ここではNO
となるので、当該隣接交差点A1 に係る交差点ネットリ
ストCRNLの図2における(25)〜(27)に、以
下のデータ (A)現在着目している第0次交差点STPの交差点シ
ーケンシャル番号、 (B)第0次交差点STPから当該隣接交差点A1 まで
の累計距離、 (C)当該隣接交差点A1 の検索次数としての(i+
1)=1 を登録し(ステップ308)、以降、ステップ302に
戻り、出発地交差点STPを対象とした交差点ネットリ
ストCRNLを参照して、着目している第0次交差点に
隣接する交差点がなお残存するか調べ、残存すれば同様
の処理を繰り返す。
【0042】隣接交差点A2 が残存するので、第0次交
差点を基準とする隣接交差点A2 の方位θを求め、θ0
との差の絶対値がθC 以内か判定する。ここでも、YE
Sとなるので、A1 の場合と同様にして、出発地交差点
STPから隣接交差点A2 までの累計距離Dを求め、該
累計距離DがLLMT 以下であれば、隣接交差点A2 の交
差点ネットリストに、第0次交差点の交差点シーケンシ
ャル番号と検索次数(i+1)とともに登録する(ステ
ップ302〜308)。そして、ステップ302に戻
る。まだ隣接交差点A3 が残存するが、第0次交差点を
基準とする方位θとθ0 との差の絶対値がθC を越えて
いるので(ステップ304でNO)、ステップ305以
降には進まず、枝刈りする。この結果、出発地交差点S
TPの交差点ネットリストに隣接交差点A1 〜A4が存
在しており、この内、A1 とA2 だけが1次交差点とさ
れ、対応する各交差点ネットリストCRNLに、1つ手
前の交差点(ここでは出発地交差点STP)の交差点シ
ーケンシャル番号、出発地からの累計距離Ad1 ,Ad
2 、検索次数1が登録される。一方、A4 とA3 の交差
点ネットリストにはこれらのデータは登録されない。
【0043】出発地交差点STPを対象とした交差点ネ
ットリストCRNLに含まれる全ての隣接交差点につき
処理が終わると、最適経路探索部15gは、出発地交差
点STP以外に第0次交差点が存在するか判断し(ステ
ップ309)、存在しないので、続いて目的地交差点D
SPに到達したか、換言すれば第(i+1)次交差点と
した中に目的地交差点DSPが含まれているか判断し
(ステップ310)、含まれていなければ、iをインク
リメントして1とする(ステップ311)。そして、第
1次交差点とされた内の1つ、例えばA1 に着目して、
経路探索メモリ15iに記憶された交差点A1 に係る交
差点ネットリストを参照して、それまでに第0次交差
点、第1次交差点とされた交差点以外で隣接交差点が存
在するか判断する(ステップ302)。ここでは、
11,B12,B13が存在するので、その内の1つ、例え
ば隣接交差点B11につき、交差点A1 の交差点ネットリ
ストと隣接交差点B11の交差点ネットリストを参照し
て、第1次交差点A1 を基準とする隣接交差点B11の方
位θを求め、θ0 との差の絶対値がθC 以内か判定する
(ステップ303、304)。ここではNOとなるの
で、ステップ305以降には進まず交差点A1 からB11
に向かう経路は枝刈りし、ステップ302に戻り、交差
点A1 に隣接する他の交差点が存在するか調べる。
【0044】隣接交差点B12が存在するので、交差点A
1 を基準とする隣接交差点B12の方位θを求め、θ0
の差の絶対値がθC 以内か判定する(ステップ303、
304)。今度はYESなので、交差点A1 に係る交差
点ネットリストを参照しながら、出発地交差点STP、
現在着目している第1次交差点A1 、隣接交差点B12
経路における累計距離Dを計算する(ステップ30
5)。出発地交差点STPから現在着目している第1次
交差点A1 までの累計距離Ad1 と第1次交差点A 1
ら当該隣接交差点B12までの距離d2 は交差点A1 の交
差点ネットリストCRNLの図2における項目(26)
と、(11),(13),(15)等の中の1つとして
記憶されているから、 Ad1 +d2 →D により出発地交差点STPから当該隣接交差点B12まで
の累計距離Dが求まる。次いで、LLMT 以下かチェック
し(ステップ306)、YESであれば隣接交差点B12
に係る交差点ネットリストCRNLを参照して、図2の
(27)の項目に登録された検索次数が(i+1)=2
かチェックし(ステップ307)、ここではNOなの
で、当該隣接交差点B12に対応させて、以下のデータ (A)現在着目している第1次交差点A1 の交差点シー
ケンシャル番号、 (B)出発地から当該隣接交差点B12までの累計距離、 (C)当該隣接交差点B12の検索次数としての(i+
1)=2 を交差点B12の交差点ネットリストCRNLの図2の
(25)〜(27)に登録し(ステップ305)、ステ
ップ302側に戻って、第1次交差点A1 に係る次の隣
接交差点があれば、同様の処理を行う。
【0045】なお、隣接交差点B13が存在しており、現
在着目している第1次交差点A1 を基準とする隣接交差
点B13の方位θを求め、θ0 との差の絶対値がθC 以内
か判定する。ここでも、YESとなるので、B12の場合
と同様にして、出発地交差点STPから隣接交差点B13
までの累計距離Dを求め、隣接交差点B13の交差点ネッ
トリストに、第1次交差点A1 の交差点シーケンシャル
番号と検索次数(i+1)とともに登録する(ステップ
303〜308)。そして、ステップ302に戻る。こ
の結果、第1次交差点A1 の交差点ネットリストに出発
地交差点以外に隣接交差点B11〜B13が存在しており、
この内、B12とB13だけが1次交差点とされ、対応する
各交差点ネットリストCRNLに、1つ手前の交差点の
交差点シーケンシャル番号、出発地からの累計距離Bd
12,Bd13、検索次数2が登録される。一方、B11の交
差点ネットリストには、これらのデータは登録されな
い。
【0046】交差点A1 を対象とした交差点ネットリス
トCRNLに含まれる全ての隣接交差点につき処理が終
わると、最適経路探索部15gは、交差点A1 以外に第
1次交差点が存在するか判断し(ステップ309)、こ
こでは交差点A2 が存在するので、新たな第1次交差点
として(ステップ312)、ステップ302以降の処理
を繰り返す。交差点A2 の交差点ネットリストには、出
発地以外に隣接交差点B21〜B23が存在している。この
内、B21とB22はステップ304で枝刈りされないが、
23はθとθ0 の差の絶対値がθC を越えるので枝刈り
される。B21の処理においては、ステップ306でYE
Sとなったとき、B13=B21なので、ステップ307に
おいて、隣接交差点B13の次数が既に2となっているた
めYESとなる。これは、先に第1次交差点A1 に隣接
する交差点B13として処理済み(前記(A)〜(C)の
データが記憶済み)であることを示すが、この場合、該
隣接交差点B13に係る交差点ネットリストCRNLに登
録してある出発地交差点STPからの累計距離D′=B
13と、今回ステップ303で求めた距離Dの大小を比
較する(ステップ313)。
【0047】D<D′であれば、当該隣接交差点B
13(=B12)の交差点ネットリストCRNLの図2にお
ける(25)と(26)の項目に記憶してある、第i次
交差点A 1 の交差点シーケンシャル番号を現在着目して
いる第i次交差点A2 の交差点シーケンシャル番号で置
き換えるとともに、累計距離D′をD=Bd21で書き換
え(ステップ313)、以降、ステップ302に戻る。
また、D≧D′の場合は、当該交差点B13(=B21)に
係る交差点ネットリストCRNLの図2における(2
5)〜(26)の内容を変更せずステップ302に戻
る。交差点A2 に関して、各隣接交差点に対する所定の
処理を終え、別の第1次交差点が存在しなくなれば、目
的地交差点DSPに到達したかチェックし(ステップ3
01)、まだなので、iをインクリメントして2とする
(ステップ311)。次いで、ステップ302へ進み、
前述と同様の処理を順に繰り返していく。
【0048】このように、第i次交差点から或る隣接交
差点へ向かう経路の方向が出発地から見た目的地の方向
よりθC 以上ずれている場合、当該経路は枝刈りされて
それより先へ探索が進まないので、不要な経路の探索が
省かれ、また、目的地に到達しないまま累計距離がL
LMT を越えた場合も、それより先へ探索が進まないの
で、目的地から外れるような経路の探索が省かれる。
【0049】その後、ステップ310のチェックにおい
て、第(i+1)次とされた全ての交差点の中に目的地
交差点DSPが含まれていて、YESと判断されたと
き、目的地交差点DSP、該目的地交差点DSP(m次
の交差点とする)に係る交差点ネットリストCRNLの
図2の(25)の項目として記憶してある(m−1)次
の交差点、該(m−1)次の交差点に係る交差点ネット
リストCRNLに記憶してある(m−2)次の交差点、
・・・、2次の交差点に係る交差点ネットリストCRN
Lに記憶してある1次交差点、1次交差点に係る交差点
ネットリストCRNLに記憶してある0次交差点=出発
地交差点STPを、出発地側から目的地側に向けた順序
で順次結んで最短経路を決定する(ステップ315)。
そして、求めた最短経路を構成するノード列を誘導経路
データとして誘導経路記憶部15jに記憶させて経路探
索処理を終了する(ステップ316)。
【0050】経路探索(郊外) これと異なり、図4のステップ209で交差点密度が小
さく郊外と判別された場合、最適経路探索部15gは、
交差点ネットリストを用いてヒューリスティックでない
通常の横型探索法により出発地から目的地までを結ぶ最
適経路を探索する(図23参照)。交差点密度が小さい
と道路密度が小さく、大きく回り込まなければ目的地に
到達できない場合がある。
【0051】このとき、最適経路探索部15gは、図6
のステップ401へ進み、まず、検索次数を0として、
第0次交差点(0次は出発地交差点)に隣接する交差点
が残存するかを出発地交差点STPの交差点ネットリス
トCRNLを参照して調べる(ステップ402)。A1
が存在するので、出発地交差点STPから隣接交差点A
1 までの累計距離Dを計算する(ステップ403)。D
は出発地交差点STPから第i次交差点までの累計距離
をd1 、第i次交差点から当該隣接交差点A1 までの距
離d2 とすると、次式 d1 +d2 →D により求まるが、初めi=0のときはd1 =0なのでD
=d2 となる。d2 は出発地交差点STPに係る交差点
ネットリストCRNLの図2における(26)等の項目
に記憶されている。
【0052】次いで、隣接交差点A1 に係る交差点ネッ
トリストCRNLの図2における(25)以降の項目を
参照して、既に、交差点A1 につき、異なる経路での累
計距離及び1つ手前の交差点を特定する情報(交差点シ
ーケンシャル番号)等が登録済みかチェックし(ステッ
プ404)、NOとなるので、当該隣接交差点A1 に係
る交差点ネットリストCRNLの図2における(25)
〜(27)に、以下のデータ (A)現在着目している第0次交差点STPの交差点シ
ーケンシャル番号、 (B)第0次交差点STPから当該隣接交差点A1 まで
の累計距離、 (C)当該隣接交差点A1 の検索次数としての(i+
1)=1 を登録し(ステップ405)、以降、ステップ402に
戻り、出発地交差点STPを対象とした交差点ネットリ
ストCRNLを参照して、着目している第0次交差点に
隣接する交差点がなお残存するか調べ、残存すれば同様
の処理を繰り返す。この結果、出発地交差点STPの交
差点ネットリストに隣接交差点A1 〜A4が存在してお
り、これら全てが1次交差点とされ、対応する各交差点
ネットリストCRNLに、1つ手前の交差点(ここでは
出発地交差点STP)の交差点シーケンシャル番号、出
発地からの累計距離Ad1 〜Ad4 、検索次数1が登録
される。
【0053】出発地交差点STPを対象とした交差点ネ
ットリストCRNLに含まれる全ての隣接交差点につき
処理が終わると、最適経路探索部15gは、出発地交差
点STP以外に第0次交差点が存在するか判断し(ステ
ップ406)、存在しないので、続いて目的地交差点D
SPに到達したか判断し(ステップ407)、まだであ
れば、iをインクリメントして1とする(ステップ40
8)。そして、第1次交差点とされた内の1つである例
えばA1 に着目して、まず、経路探索メモリ15iに記
憶された交差点A1 に係る交差点ネットリストを参照し
て、それまでに第0次交差点、第1次交差点とされた交
差点以外で隣接交差点が存在するか判断する(ステップ
402)。ここでは、B11,B12,B13が存在するの
で、その内の1つ、例えば隣接交差点B11につき、交差
点A1 の交差点ネットリストを参照しながら、出発地交
差点STP、現在着目している第1次交差点A1 、隣接
交差点B11の経路における累計距離Dを計算する(ステ
ップ403)。出発地交差点STPから現在着目してい
る第1次交差点A1 までの累計距離d1 (=Ad1 )と
第1次交差点A1 から当該隣接交差点B11までの距離d
2 は交差点A1 の交差点ネットリストCRNLの図2に
おける項目(26)と、(11),(13),(15)
等の中の1つとして記憶されていから、 d1 +d2 →D により出発地交差点STPから当該隣接交差点B11まで
の累計距離Dが求まる。
【0054】次いで、隣接交差点B11に係る交差点ネッ
トリストCRNLを参照して、図2の(27)の項目に
登録された検索次数が(i+1)=2かチェックし(ス
テップ304)、NOなので、当該隣接交差点B11に対
応させて、以下のデータ (A)現在着目している第1次交差点A1 の交差点シー
ケンシャル番号、 (B)出発地から当該隣接交差点B11までの累計距離、 (C)当該隣接交差点B11の検索次数としての(i+
1)=2 を交差点B11に係る交差点ネットリストCRNLの図2
の(25)〜(27)に登録し(ステップ405)、ス
テップ402側に戻って、第1次交差点A1 に係る次の
隣接交差点があれば、同様の処理を行う。
【0055】交差点A1 の交差点ネットリストになお、
隣接交差点B12、B13が存在しているので、B11の場合
と同様にして、出発地交差点STPから隣接交差点
12,B 13までの累計距離Dを求め、各隣接交差点
12,B13の交差点ネットリストに、第1次交差点A1
の交差点シーケンシャル番号と検索次数(i+1)とと
もに登録する(ステップ402〜405)。そして、ス
テップ402に戻る。この結果、第1次交差点A1 に隣
接する隣接交差点B11,B12,B13が存在しており、こ
れらに対応する各交差点ネットリストCRNLに、1つ
手前の交差点の交差点シーケンシャル番号、出発地から
の累計距離Bd11,Bd12,Bd13、検索次数2が登録
される。
【0056】交差点A1 を対象とした交差点ネットリス
トCRNLに含まれる全ての隣接交差点につき処理が終
わると、最適経路探索部15gは、交差点A1 以外に第
1次交差点が存在するか判断し(ステップ406)、交
差点A2 が存在するので、新たな第1次交差点として
(ステップ409)、ステップ402以降の処理を繰り
返す。交差点A2 の交差点ネットリストに、出発地交差
点以外に隣接交差点B21〜B23が存在しており、A1
場合と同様に処理される。B21の処理において、B21
13なので、ステップ404において、隣接交差点B13
の次数が既に2となっているためYESとなる。これ
は、先に第1次交差点A1 に隣接する交差点B13として
処理済み(前記(A)〜(C)のデータが記憶済み)で
あることを示すが、この場合、該隣接交差点B13に係る
交差点ネットリストCRNLに登録してある出発地交差
点STPからの累計距離D′=Bd13と、今回ステップ
403で求めた距離Dの大小を比較する(ステップ41
0)。D<D′であれば、当該隣接交差点B13(=
21)の交差点ネットリストCRNLの図2における
(25)と(26)の項目に記憶してある、第i次交差
点A 1 の交差点シーケンシャル番号を現在着目している
第i次交差点A2 の交差点シーケンシャル番号で書き換
えるとともに、累計距離D′をD=Bd21で書き換え
(ステップ411)、以降、ステップ402に戻る。ま
た、D≧D′の場合は、当該交差点B13(=B21)に係
る交差点ネットリストCRNLの図2における(25)
〜(27)の内容を変更せずステップ402に戻る。
【0057】交差点A2 に関して、各隣接交差点に対す
る所定の処理を終えたならば、交差点A3 ,A4 につい
ても同様に処理し、別の第1次交差点が存在しなくなれ
ば、目的地交差点DSPに到達したかチェックし(ステ
ップ407)、まだなので、iをインクリメントして2
とする(ステップ408)。次いで、ステップ402へ
進み、前述と同様の処理を順に繰り返していく。
【0058】その後、ステップ407のチェックにおい
て、第(i+1)次とされた交差点の中に目的地交差点
DSPが含まれていて、YESと判断されたとき、目的
地交差点DSP、該目的地交差点DSP(m次の交差点
とする)に係る交差点ネットリストCRNLの図2の
(27)の項目として記憶してある(m−1)次の交差
点、該(m−1)次の交差点に係る交差点ネットリスト
CRNLに記憶してある(m−2)次の交差点、・・
・、2次の交差点に係る交差点ネットリストCRNLに
記憶してある1次交差点、1次交差点に係る交差点ネッ
トリストCRNLに記憶してある0次交差点=出発地交
差点STPを、出発地側から目的地側に向けた順序で順
次結んで最短経路を決定する(ステップ412)。そし
て、求めた最短経路を構成するノード列を誘導経路デー
タとして誘導経路記憶部15jに記憶させて経路探索処
理を終了する(ステップ413)。
【0059】なお、或る1つの経路で目的地DSPに到
達しても、目的地交差点に係る交差点ネットリストに登
録された累計距離に対し、累計距離の短い経路が存在す
る間は経路探索を継続し、若し、他の経路でも目的地D
SPに到達したとき、該経路での累計距離の方が、既に
目的地交差点に係る交差点ネットリストに登録されてい
る累計距離より短ければ、書き換えを行い、その後、ど
の経路も目的地交差点に係る交差点ネットリストに登録
された累計距離より長くなったとき、経路探索を終える
ようにしてもよい。また、誘導経路データが交差点(単
純ノードの内、隣接ノードとなっているものを含む)だ
けで構成されていることから、交差点ネットリストや道
路データ中の道路リストRDLT、ノードテーブルND
TB等を参照して交差点間を単純ノード補間し、詳細な
経路誘導データとしたのち、誘導経路記憶部15jに記
憶させるようにしてもよい。更に、目的地側から出発地
側に向けて経路探索を行い、探索したノード列を逆順で
並べて誘導経路データとしてもよい。
【0060】経路誘導 このあと、地図表示制御装置15は、運転者に対し目的
地まで経路誘導画像の表示処理を行う(図7のステップ
501)。即ち、地図画像描画部15aが車両位置検出
部13から車両位置データを入力し、図葉管理情報を参
照して、車両位置周辺の9つの4分割図葉に係る地図デ
ータをCD−ROM11からバッファメモリ15bに読
み出すとともに、ビデオRAM15dに9画面分の地図
画像を描画する。また、誘導経路描画部15cは、地図
画像描画部15aから入力したビデオRAM15dの表
示エリア情報に基づき、誘導経路記憶部15jに記憶さ
れた誘導経路データの中から、ビデオRAM15dに描
画されたエリアに入る部分を選び出し、ビデオRAM1
5dに誘導経路を所定色で太く強調させて描画する。そ
して、車両の走行で車両位置が変化するに従い、地図画
像描画部15aは車両位置検出部13から入力した車両
位置データに基づき、ビデオRAM15dから車両位置
を中心とする1画面分の画像を読み出し制御部15eを
して読み出させる。
【0061】若し、車両位置の変化でビデオRAM15
dに描画された地図画像から自車位置を中心とする1画
面分の範囲が外れそうな場合、地図画像描画部15aは
CD−ROM11から自車位置周辺の新たな地図データ
をバッファメモリ15bに読み出しながら、自車位置周
辺の9画面分の地図画像をビデオRAM15dに描画す
る。一方、車両位置マーク発生部15fは車両位置検出
部13から入力した車両方位データに基づき、該データ
の示す方向に向けた車両位置マークを発生する。合成部
15kにより、読み出し制御部15eから読み出された
画像の中心に車両位置マークが合成され、ディスプレイ
装置12へ出力されて強調誘導経路の表示を伴う車両位
置周辺の地図画像が車両位置マークとともに表示され
る。運転者は、画面に表示された誘導経路に沿って走行
することで、容易に目的地に到達することができる。
【0062】その後、目的地に到達したならば、地図表
示制御装置15は経路誘導モードを解除して通常案内モ
ードに切り換える(ステップ502、503)。通常案
内モードでは、通常の地図画像表示処理がなされるが、
具体的には、地図画像描画部15aが車両位置検出部1
3から入力する車両位置データに基づき、車両位置を含
む上層図葉の地図データをCD−ROM11からバッフ
ァメモリ15bに読み出し、ビデオRAM15dに描画
する。地図画像描画部15aの読み出し制御を受けて、
読み出し制御部15eはビデオRAM15dに描画され
た地図画像の内、車両位置を中心とする1画面分の地図
画像を切り出し、合成部15kへ出力する。また、車両
位置マーク発生部15fも所定の車両位置マークを発生
して合成部15kへ出力する。合成部15kは強調誘導
経路を含まない地図画像に車両位置マークを合成し、デ
ィスプレイ装置12へ出力して、通常の地図画像を車両
位置マークとともに画面に表示させる(図3のステップ
103)。なお、休憩などのため車載ナビゲータの電源
がオフされたときは、経路探索メモリ15i、誘導経路
記憶部15jをバッテリバックアップして、データを電
源オフ中も保持するようにし、次に、電源がオンされた
とき電源オフ直前の状態を再現できるようにしたのち、
所定のパワーオフ処理を行うようにしてある(図8のス
テップ601、602)。
【0063】この実施例によれば、経路探索を開始する
前に、探索対象範囲が都市部か郊外か判別し、都市部で
あれば、最適経路の探索途中、逐次、第i次交差点から
或る隣接交差点へ向かう経路の方位が出発地から見た目
的地の方位よりθC 以上ずれているかチェックし、ずれ
ている場合、当該経路を枝刈りしてそれより先へ探索が
進まないようにしたので、不要な経路の探索を省くこと
ができ、また、目的地に到達しないまま累計距離がL
LMT を越えた場合も、それより先へ探索が進まないの
で、目的地から外れるような経路の探索が省かれる。こ
のようなヒューリスティック探索の結果、都市部におけ
る最適経路の探索を迅速に行うことができる。即ち、ヒ
ューリスティック探索によれば、本来の経路探索対象範
囲(BU11〜BU33)の中で、目的地に近づくような経
路に限定して探索が実行される。なお、都市部では、道
路密度が高いので、ヒューリスティック探索をしても、
目的地に到る最適経路が見出せないという事態は起きな
い。一方、探索対象範囲が郊外の場合は、ヒューリステ
ィックでない通常の横型探索を行うので、道路密度が低
く、例え、目的地に至るのに回り込むような道路しかな
くても、本来の経路探索対象範囲(BU11〜BU33)の
中を洩れなく探索することで、確実に出発地から目的地
までの最適経路を探索することができる。
【0064】なお、上記した実施例では、第i次交差点
から或る隣接交差点に向かう経路の方位θを、当該第i
次交差点の座標と隣接交差点の座標から計算で求め、θ
0 との差の絶対値がθC 以内かチェックすることで、枝
刈りすべきか否か判断するようにしたが、計算等の処理
を簡単化するため、以下の様にしてもよい。即ち、各交
差点ネットリストには、交差点ネットリストの対象交差
点を原点とする経度方向と緯度方向の差分座標系で見た
各隣接交差点の差分座標(X,Y)も登録しておく(図
12参照)。そして、図4のステップ211では出発地
を基準とする目的地方位θ0 を求める代わりに、出発地
交差点を原点とする差分座標系での目的地交差点の存在
象限を求める。
【0065】ここで、上記した図12の(12)等の差
分座標の項目について説明すると、今、道路データで表
現されている道路が図13(1)の如くなっており、例
えば、交差点ネットリストの作成対象となっている交差
点CP1 の位置座標(経度,緯度)が(x1 ,y1 )、
該交差点CP1 に対する各隣接交差点CP2 〜CP4
位置座標(経度,緯度)が(x2 ,y2 )〜(x4 ,y
4 )であれば、各隣接交差点CP2 〜CP4 の差分座標
(X2 ,Y2 )〜(X4 ,Y4 )は、図13(2)の差
分座標系X−Yに示す如く、 (X2 ,Y2 )=(x2 −x1 ,y2 −y1 ) (X3 ,Y3 )=(x3 −x1 ,y3 −y1 ) (X4 ,Y4 )=(x4 −x1 ,y4 −y1 ) となる。即ち、隣接交差点CP2 〜CP4 の差分座標
は、着目している交差点CP1 から見た各隣接交差点C
2 〜CP4 の相対的な経度方向(X方向)と緯度方向
(Y方向)の位置座標である。交差点ネットリストの対
象交差点がCP4 であれば、各隣接交差点CP1 、CP
5 、CP6 の差分座標(X1 ,Y1 )、(X5
5 )、(X6 ,Y6 )は、 (X1 ,Y1 )=(x1 −x4 ,y1 −y4 ) (X5 ,Y5 )=(x5 −x4 ,y5 −y4 ) (X6 ,Y6 )=(x6 −x4 ,y6 −y4 ) となる。他の交差点を対象とした交差点ネットリストに
ついても全く同様である。
【0066】また、目的地交差点DSPの存在象限は、
具体的には、出発地交差点の経度,緯度座標を
(xSTP ,ySTP )、目的地交差点の経度,緯度座標を
(xDSP ,y DSP )とすると、差分座標系X−Yでの象
限区分は、図14に示す如く、 X>0かつY≧0 ・・・第1象限 X≦0かつY>0 ・・・第2象限 X<0かつY≦0 ・・・第3象限 X≧0かつY>0 ・・・第4象限 であるから、 xDSP −xSTP >0かつyDSP −ySTP ≧0 ・・・第1象限 xDSP −xSTP ≦0かつyDSP −ySTP >0 ・・・第2象限 xDSP −xSTP <0かつyDSP −ySTP ≦0 ・・・第3象限 xDSP −xSTP ≧0かつyDSP −ySTP <0 ・・・第4象限 として目的地交差点DSPの象限が求まる。図10の場
合、第1象限となる。
【0067】そして、図5のステップ303、304で
は方位の比較をする代わりに、現在着目している第i次
交差点と該交差点の1つの隣接交差点に対し、第i次交
差点の交差点ネットリストに登録された隣接交差点の差
分座標から、当該第i次交差点を原点とする差分座標系
で見た隣接交差点の存在象限を求め、図4のステップ2
11の代わりに求めた目的地の存在象限と一致するか判
断し、一致するときは、ステップ305以下の処理を行
い、不一致の時はステップ302に戻って枝刈りをする
(図15(1)参照)。例えば、着目している交差点が
出発地交差点、隣接交差点がA1 であれば、出発地交差
点を原点とする差分座標系で見た交差点A1 の存在象限
は第4象限であり、目的地の存在象限である第1象限と
は異なるので枝刈りし、隣接交差点がA 2 であれば、一
致するので、枝刈りせずステップ305以降に進み、累
計距離、1つ手前の交差点シーケンシャル番号、検索次
数の登録を行う。A3 とA4 は存在象限が目的地と一致
しないのでステップ302に戻ることで枝刈りする。
【0068】このように、交差点ネットリストに対象交
差点を原点とする差分座標系で見た各隣接交差点の差分
座標を登録しておき、また、検索開始時に、出発地交差
点を原点とする差分座標系で見た目的地交差点の存在象
限を求めておき、経路探索中、第i次交差点とこれに隣
接する或る隣接交差点を結ぶ経路を枝刈りするか否か判
断する際、着目している第i次交差点の交差点ネットリ
ストの各隣接交差点毎に登録された差分座標を参照し
て、隣接交差点の存在象限が目的地の存在象限と一致す
るか否かで判断することにより、三角関数を用いて方位
計算する手間が省け、一層、早く最適経路の探索を行う
ことができる。なお、この差分座標を利用する場合、図
15(2)に示す如く、着目している第i次交差点から
見た或る隣接交差点の存在象限が目的地象限(ここでは
第1象限とする)と反対側の第4象限である場合のみ枝
刈りし、隣接する第2象限又は第4象限のときは、枝刈
りせずに、但し、図5のステップ305で出発地からの
累計距離を計算する際、着目している第i次交差点と当
該隣接交差点間の距離d 2 については交差点ネットリス
トに登録された距離をk(k>1)倍して重み付けした
のち、第i次交差点の交差点ネットリストに出発地から
第i次交差点までの累計距離として登録された値に加算
するようにして、第i次交差点と当該隣接交差点を結ぶ
経路の優先度を下げるようにすることもできる。
【0069】また、上記した実施例では、交差点ネット
リストは、CD−ROMに記憶された地図データより、
地図表示制御装置側で作成するようにしたが、予め、作
成したものをCD−ROMの地図データのデータユニッ
ト内に記憶させておき、必要な交差点ネットリストをC
D−ROMから読み出して使用するようにしてもよい。
更に、θC は67.5°以外に、45°等の他の値としてよ
い。また、探索は横型探索法に代えてダイクストラ法で
行ってもよい。
【0070】図16と図17は最適経路探索部15gが
ダイクストラ法で最適経路を探索する場合の流れ図、図
18はダイクストラ法の概略説明図であり、以下、これ
らの図に従って説明する。図16は図4のステップ20
9以降、図7のDまでに対応している。また、交差点ネ
ットリストは図2と同一のものを用いるものとする(但
し、(27)の検索次数の項目は用いない)。
【0071】経路探索(都市部) ダイクストラ法においては、地域判別部15hが探索対
象範囲を都市部と判別したとき(図4のステップ20
8、図16のステップ701)、最適経路探索部15g
はまず出発地交差点STPから見た目的地交差点DSP
の方位θ0 を計算しておく(ステップ702)。次い
で、出発地交差点STPを最初の探索枝先端ノードCP
top とし、この際、出発地交差点STPに係る交差点ネ
ットリストの累計距離を零としておく(ステップ70
3、図18(1)参照)。そして、CP top (=ST
P)の交差点ネットリストを参照して、該CPtop に隣
接した隣接交差点が残存するか調べる(ステップ70
4)。ここでは、A1 〜A4 が残存するので、この内1
つ、A4 について、CPtop から見た方位θを計算し
(ステップ705)、出発地交差点STPから見た目的
地方位θ0 との差の絶対値が一定値θC (ここでは67.5
°とする)以内か、換言すればCPtop から隣接交差点
に至る経路の方向が出発地交差点STPから見た目的地
交差点DSPの方面を向いているかチェックする(ステ
ップ706)。
【0072】ステップ706でYESとなったとき、最
適経路探索部15gは現在のCPto p から隣接交差点A
1 への経路は特に目的地方向から外れないので重み付け
係数k=1とし(ステップ713)、NOとなったとき
は、目的地方向から外れるので重み付け係数k=5とす
る(ステップ705)。A4 の場合、k=5となる(ス
テップ707)。そして、出発地交差点STPからCP
top までの累計距離d1 と、CPtop から隣接交差点A
4 までの距離d2 とから、出発地交差点から隣接交差点
4 までの累計距離Ad4 を次式 d1 +kd2 =Ad4 で求める(ステップ708)。d1 はCPtop の交差点
ネットリストに累計距離として登録されているが、ここ
では零である。また、d2 はCPtop の交差点ネットリ
ストに隣接交差点A4までの距離として登録されてい
る。次いで、A4 の交差点ネットリストに既に累計距離
D´が登録済みかチェックし(ステップ709)、まだ
なので、隣接交差点A4 の交差点ネットリスト中に、1
つ手前の交差点(現在のCPtop )を特定する交差点シ
ーケンシャル番号とともに登録する(ステップ710、
図2の交差点ネットリストの(25)と(26))。次
いで、経路探索メモリ15i中に設けた探索枝先端バッ
ファに今回の隣接交差点A4 を特定する交差点シーケン
シャル番号を登録する(ステップ711)。次いで、目
的地に到達したか、換言すれば今回の隣接交差点A4
目的地交差点と一致するかチェックする(ステップ71
2)。
【0073】まだなのでステップ704に戻り、現在の
CPtop に隣接する他の隣接交差点が残存するか調べ、
1 ,A3 ,A4 が残存するので、この内の1つ、A1
について、CPtop から見た方位θを計算し、θ0 との
差の絶対値がθC 以内かチェックする(ステップ70
5、706)。今度は、YESとなるので、k=1に設
定したのち(ステップ713)、出発地交差点STPか
らの累計距離Ad1 を、次式 d1 +kd2 =Ad1 で求め、A1 の交差点ネットリストにはまだ累計距離が
登録されていないので、交差点A1 に係る交差点ネット
リスト中に、CPtop (1つ手前の交差点)を特定する
交差点シーケンシャル番号とともに登録し、探索枝先端
バッファにA1 の交差点シーケンシャル番号を追加登録
する(ステップ709〜711)。そして、目的地に到
達したかチェックし(ステップ712)、まだなのでス
テップ704に戻り同様の処理を行う。隣接交差点A2
についてはθとθ0 の差の絶対値がθC 以内なのでk=
1として累計距離Ad2 を求め(ステップ705、70
6、713、708)、隣接交差点A3 についてはθと
θ0 の差の絶対値がθC を越えているのでk=5として
累計距離Ad2 を求め、それぞれ、A2 とA3 に対応す
る交差点ネットリストにCPtop を特定する交差点シー
ケンシャル番号とともに登録したのち(ステップ70
9、710)、A2 とA3 の交差点シーケンシャル番号
を探索枝先端バッファに追加登録する(ステップ71
1)。
【0074】このようにして、今回のCPtop =STP
につき残存する隣接交差点が無くなったなら、次に、探
索枝先端バッファに登録された交差点の中で、それまで
にCPtop とされたものを除いて、累計距離が最小とな
っているものを探し、これを新たなCPtop とする(ス
テップ704、714、図18(2)の実線参照)。探
索枝先端バッファには、A1 〜A4 が登録されている
が、Ad3 とAd4 はk=5とされたので値が大きく優
先度が下がり、Ad1 とAd2 はk=1とされたので値
が小さく優先度が上がる。このうち、Ad1 が最小であ
ったならば、CP top =A1 となる。この場合、A1
交差点ネットリストを参照してA1 に隣接した隣接交差
点の内の1つ、B14について、更新後のCPtop から見
た方位θを計算し、出発地交差点STPから見た目的地
方位θ0 との差の絶対値が一定値θC 以内かチェックす
る(ステップ704〜706)。ここではNOなのでk
=5とする(ステップ707)。そして、出発地交差点
STPからCPtop までの累計距離d1 と、CPtop
ら隣接交差点B14までの距離d2 とから、出発地交差点
から隣接交差点B14までの累計距離Bd14を次式 d1 +kd2 =Bd14 で求める(ステップ708)。d1 はCPtop の交差点
ネットリストに累計距離として登録されており、d2
CPtop の交差点ネットリストに隣接交差点B14までの
距離として登録されている。
【0075】そして、B14の交差点ネットリストに既に
累計距離D´が登録済みかチェックし(ステップ70
9)、まだなので、B14に係る交差点ネットリスト中
に、1つ手前の交差点(現在のCPtop =A1 )を特定
する交差点シーケンシャル番号とともに登録する(ステ
ップ710、図2の交差点ネットリストの(25)と
(26))。次いで、探索枝先端バッファに今回の隣接
交差点B14を特定する交差点シーケンシャル番号を登録
する(ステップ711)。次に、目的地に到達したかチ
ェックし(ステップ712)、まだであればステップ7
04に戻り、現在のCPtop に隣接する他の隣接交差点
が残存するか調べ、まだ、B11〜B13が残存するので、
この内の1つB11について、CPtop から見た方位θを
計算し、出発地交差点STPから見た目的地方位θ0
の差の絶対値がθC 以内かチェックする(ステップ70
5、706)。今度は、YESとなるので、k=1に設
定したのち(ステップ713)、出発地交差点STPか
ら交差点A1 を経由して交差点B11に至るまでの累計距
離Bd11を求め、B11の交差点ネットリストにはまだ累
計距離が登録されていないので、交差点B11に係る交差
点ネットリスト中に、CPtop の交差点シーケンシャル
番号とともに登録し、探索枝先端バッファにB11の交差
点シーケンシャル番号を追加登録する(ステップ708
〜711)。そして、目的地に到達したかチェックし
(ステップ712)、まだであればステップ704に戻
り同様の処理を行う。同様にして、隣接交差点B12につ
いてはθとθ0 の差の絶対値がθC 以内なのでk=1と
して累計距離Bd12を求め、B12に対応する交差点ネッ
トリストにCPtop を特定する交差点シーケンシャル番
号とともに登録したのち(ステップ705、706、7
13、708〜710)、B12を特定する交差点シーケ
ンシャル番号を探索枝先端バッファに追加登録する(ス
テップ711)。
【0076】隣接交差点B13についてはθとθ0 の差の
絶対値がθC を越えているのでk=5として累計距離D
=Bd13を求める。STP−A2 間の累計距離d1 は既
に交差点A1 の交差点ネットリストに累計距離Ad1
して登録されており(図2の交差点ネットリストの(2
6))、A1 −B13間の距離d2 は交差点ネットリスト
に当該交差点A1 から隣接交差点B13までの距離として
登録されているので、 d1 +kd2 =Bd13 として累計距離Bd13が求まる。但し、交差点B13は、
出発地交差点STPと同一であり、該出発地交差点ST
Pの交差点ネットリストには既に累計距離=零が登録さ
れており、かつ、Bd13より必ず小さいことから、ステ
ップ715でNOとなる。このとき、B13に関しては交
差点ネットリストへの累計距離、交差点シーケンシャル
番号の登録はせず、また、探索枝先端バッファへの登録
もしない。これにより、それまでにCPto p とされた交
差点における交差点ネットリストの累計距離等は書き換
えられないことになる。
【0077】このようにして、今回のCPtop =A1
ついて処理し終えたならば(ステップ704でNO)、
探索枝先端バッファに登録された交差点の中で、それま
でにCPtop とされたものを除いて、累計距離が最小と
なっているものを探し、これを新たなCPtop とする
(ステップ714、図18(2)破線参照)。探索枝先
端バッファには、A1 〜A4 、B11,B12,B14が登録
されているが、A1 は除外される。また、Ad4 ,Ad
3 ,Bd11は大きく、Ad2 ,Bd11,Bd12の中で、
Ad2 が最小であったならば、CPtop =A2 となる。
この場合、A2 に隣接する交差点の内の1つ、B24につ
いては出発地交差点STPと同一であり、B24に関して
交差点ネットリストへの累計距離、交差点シーケンシャ
ル番号の登録はされず、また、探索枝先端バッファへの
登録もされない(ステップ704〜709、715でN
O)。
【0078】まだ、CPtop =A2 について他の隣接交
差点B21〜B23が残存しているので(ステップ704て
YES)、この内1つB21について、θとθ0 の差の絶
対値がθC 以内かチェックし(ステップ705、70
6)、YESなので、k=1として(ステップ71
3)、出発地交差点STPから交差点A2 を経由してB
21までの累計距離D=Bd21を求める(ステップ70
8)。次いで、交差点B21の交差点ネットリストに既に
累計距離D´が登録済みかチェックし(ステップ71
5)、ここではBd13が登録済みなので、今回求めた累
計距離D=Bd21と大小比較をし、Dの方が小さけれ
ば、B13(=B21)の交差点ネットリストに累計距離B
21とA2 の交差点シーケンシャル番号を書き換え登録
し、探索枝先端バッファにB21の交差点シーケンシャル
番号を追加登録する。若し、Bd21の方が大きい場合
は、Bd21とA2 の書き換え登録はせず、探索枝先端バ
ッファへのB21の追加もせず、ステップ704に戻る。
【0079】CPtop に隣接する残りの隣接交差点の
内、B22については、θとθ0 の差の絶対値がθC 以内
なので、k=1として累計距離Bd22を求め、かつ、B
22の交差点ネットリストにはまだ累計距離が登録されて
いないので、Bd22をCPtop=A2 の交差点シーケン
シャル番号とともに登録し、探索枝先端バッファへB22
を追加登録する。B23については、θとθ0 の差の絶対
値がθC 以内なので、k=5として累計距離Bd23を求
め、かつ、B23の交差点ネットリストにはまだ累計距離
が登録されていないので、Bd23をCPtop =A2 の交
差点シーケンシャル番号とともに登録し、探索枝先端バ
ッファへB23を追加登録する。以下、同様の処理を繰り
返していく。
【0080】この結果、CPtop から或る隣接交差点へ
向かう経路の方向が出発地から見た目的地の方向よりθ
C 以上ずれている場合、当該経路は探索の優先度が下が
り、それより先への探索が後回しとなるので、出発地と
目的地を結ぶ直線の周辺に存在する経路につき優先的に
探索が実行する。即ち、ヒューリスティック探索によれ
ば、本来の経路探索対象範囲であるBU11〜BU33の中
で、更に、狭い範囲で目的地に向けた探索が進行する。
【0081】その後、探索枝の先端が目的地に到達する
と、ステップ712でYESとなり、このとき、CP
top は、常に、累計距離の最小距離のものが選択されて
いるので、目的地交差点DSP(m次の交差点とす
る)、該DSPの交差点ネットリストに累計距離ととも
に記憶してある交差点シーケンシャル番号(図2の交差
点ネットリストの(25))の示す(m−1)次交差
点、該(m−1)次の交差点の交差点ネットリストに記
憶してある(m−2)次の交差点、・・・、2次の交差
点の交差点ネットリストに記憶してある1次交差点、該
1次交差点に対応させて交差点ネットリストに記憶して
ある0次の交差点(出発地交差点STP)を、順次、0
次の出発地側から目的地側に向けた順序で結んでなる経
路を最短の最適経路と決定し、該最適経路を構成するノ
ード列を誘導経路記憶部15jに記憶し経路探索を終え
る(ステップ717、718)。
【0082】経路探索(郊外) これと異なり、地域判別部15hが最適経路の探索対象
範囲を都市部と判別したとき(図4のステップ208、
図16のステップ701)、最適経路探索部15gは、
まず、出発地交差点STPを最初の探索枝先端ノードC
top とし、この際、出発地交差点STPに係る交差点
ネットリストの累計距離を零とする(図17のステップ
801、図24(1)参照)。そして、CPtop (=S
TP)の交差点ネットリストを参照して、該CPtop
隣接した隣接交差点が残存するか調べる(ステップ80
2)。A1 〜A4 が残存するので、この内の1つA4
ついて、出発地交差点STPからCPtop までの累計距
離d1 と、CPtop から隣接交差点A4 までの距離d2
とから、出発地交差点から隣接交差点A4 までの累計距
離Ad4 を次式 d1 +d2 =Ad4 で求める(ステップ803)。d1 はCPtop の交差点
ネットリストに累計距離として登録されているが、最初
はCPtop =STPなので零である。また、d2 はCP
top の交差点ネットリストに隣接交差点A4 までの距離
として登録されている。
【0083】そして、A4 の交差点ネットリストに既に
累計距離D´が登録済みかチェックし(ステップ80
4)、まだなので、隣接交差点A4 に係る交差点ネット
リスト中に、1つ手前の交差点(現在のCPtop =ST
P)を特定する交差点シーケンシャル番号とともに累計
距離Ad4 を登録する(ステップ805、図2の交差点
ネットリストの(25)と(26))。次いで、経路探
索メモリ15i中に設けた探索枝先端バッファに今回の
隣接交差点A4 を特定する交差点シーケンシャル番号を
登録する(ステップ806)。次いで、目的地に到達し
たかチェックする(ステップ807)。
【0084】まだなのでステップ802に戻り、現在の
CPtop に隣接する他の隣接交差点が残存するか調べ、
1 〜A3 が残存するので、この内、1つA1 につい
て、出発地交差点STPからの累計距離Ad1 を求め、
1 の交差点ネットリストにはまだ累計距離が登録され
ていないので、交差点A1 に係る交差点ネットリスト中
に、1つ手前の交差点を特定する交差点シーケンシャル
番号とともに登録し、探索枝先端バッファにA1 の交差
点シーケンシャル番号を追加登録する(ステップ803
〜806)。そして、目的地に到達したかチェックし
(ステップ807)、まだなのでステップ802に戻
り、A2 とA3 についても同様の処理を行う。
【0085】このようにして、今回のCPtop =STP
につき残存する隣接交差点が無くなったなら(ステップ
802)、次に、探索枝先端バッファに登録された交差
点の中で、それまでにCPtop とされたものを除いて、
累計距離が最小となっているものを探し、これを新たな
CPtop とする(ステップ808)。探索枝先端バッフ
ァには、A1 〜A4 が登録されており、このうち、Ad
1 が最小であったならば、CPtop =A1 となる(図2
4(2)の実線参照)。この場合、A1 の交差点ネット
リストを参照してA1 に隣接した隣接交差点の内の1
つ、B14について、出発地交差点STPからCPtop
での累計距離d1と、CPtop から隣接交差点B14まで
の距離d2 とから、出発地交差点から隣接交差点B14
での累計距離Bd14を次式 d1 +d2 =Bd14 で求める(ステップ803)。d1 はCPtop の交差点
ネットリストに累計距離として登録されており、d2
CPtop の交差点ネットリストに隣接交差点B14までの
距離として登録されている。
【0086】そして、B14の交差点ネットリストに既に
累計距離D´が登録済みかチェックし(ステップ80
4)、まだなので、B14に係る交差点ネットリスト中
に、1つ手前の交差点(現在のCPtop =A1 )を特定
する交差点シーケンシャル番号とともに登録する(ステ
ップ805、図2の交差点ネットリストの(25)と
(26))。次いで、探索枝先端バッファに今回の隣接
交差点B14を特定する交差点シーケンシャル番号を登録
する(ステップ806)。次に、目的地に到達したかチ
ェックし(ステップ807)、まだであればステップ8
02に戻り、現在のCPtop に隣接する他の隣接交差点
が残存するか調べ、まだ、B11〜B13が残存するので、
この内、1つB11について、出発地交差点STPから交
差点A1 を経由して交差点B11に至るまでの累計距離B
11を求め、B11の交差点ネットリストにはまだ累計距
離が登録されていないので、交差点B11に係る交差点ネ
ットリスト中に、1つ手前の交差点を特定する交差点シ
ーケンシャル番号とともに登録し、探索枝先端バッファ
にB11の交差点シーケンシャル番号を追加登録する(ス
テップ803〜806)。そして、目的地に到達したか
チェックし(ステップ807)、まだであればステップ
802に戻り同様の処理を行う。同様にして、隣接交差
点B12について累計距離Bd12を求め、B12に対応する
交差点ネットリストにA1 の交差点シーケンシャル番号
とともに登録したのち(ステップ803〜805)、B
12の交差点シーケンシャル番号を探索枝先端バッファに
追加登録する(ステップ806)。
【0087】隣接交差点B13については出発地交差点S
TPと同一であり、該出発地交差点STPの交差点ネッ
トリストには既に累計距離=零が登録されており、か
つ、隣接交差点B13までの累計距離Bd13より必ず小さ
いことから、B13に関して交差点ネットリストへの累計
距離、交差点シーケンシャル番号の登録はせず、また、
探索枝先端バッファへの登録もしない(ステップ80
3、804、809でNO)。このようにして、今回の
CPtop =A1 について処理し終えたならば、探索枝先
端バッファに登録された交差点の中で、それまでにCP
top とされたものを除いて、累計距離が最小となってい
るものを探し、これを新たなCPtop とする。探索枝先
端バッファには、A1 〜A4 、B11,B12,B14が登録
されているが、A1 は除外される。残りの中でAd2
最小であったならば、CPtop =A2 となる(ステップ
802、808、図24(2)の破線参照)。
【0088】この場合、A2 に隣接する交差点の内の1
つ、B21について、出発地交差点からCPtop =A2
経由して隣接交差点B21までの累計距離D=Bd21を求
める(ステップ803)。STP−A2 間の累計距離d
1 は既に交差点A2 に係る交差点ネットリストに累計距
離Ad2 として登録されており(図2の交差点ネットリ
ストの(26))、A2 −B21間の距離d2 は交差点A
2 の交差点ネットリストに当該交差点A2から隣接交差
点B21までの距離として登録されているので、 d1 +d2 =Bd21 として累計距離Bd21が求まる。但し、隣接交差点B21
は、隣接交差点B12と同一であり、該交差点B12の交差
点ネットリストには既に累計距離D´=Bd12が登録さ
れている。この場合、今回求めた累計距離D=Bd21
大小比較をし、Dの方が小さければ、B12(=B 21)の
交差点ネットリストに累計距離Bd21とA2 の交差点シ
ーケンシャル番号を書き換え登録し、探索枝先端バッフ
ァにB21の交差点シーケンシャル番号を追加登録する
(ステップ804、809、810)。若し、Bd12
方が大きい場合は、Bd21とA2 の書き換え登録はせ
ず、探索枝先端バッファへのB21の追加もせず、ステッ
プ802に戻る。
【0089】CPtop に隣接する残りの隣接交差点の
内、B22については、B22の交差点ネットリストにまだ
累計距離が登録されていないので、Bd22をCPtop
2 の交差点シーケンシャル番号とともに登録し、探索
枝先端バッファへB22を追加登録する。B23についても
同様である。B24については、出発地交差点と同じなの
で、累計距離等の登録はしない。このようにして、今回
のCPtop =A2 につき残存する隣接交差点が無くなっ
たなら、次に、探索枝先端バッファに登録された交差点
の中で、それまでにCP top とされたものを除いて、累
計距離が最小となっているものを探し、これを新たなC
top とする(ステップ802、808)。以下、同様
の処理を繰り返していく。
【0090】その後、探索枝の先端が目的地に到達する
と、ステップ807でYESとなり、このとき、CP
top は、常に、累計距離の最小距離のものが選択されて
いるので、目的地交差点DSP(m次の交差点とす
る)、該DSPの交差点ネットリストに累計距離ととも
に記憶してある交差点シーケンシャル番号(図2の交差
点ネットリストの(25))の示す(m−1)次交差
点、該(m−1)次の交差点の交差点ネットリストに記
憶してある(m−2)次の交差点、・・・、2次の交差
点の交差点ネットリストに記憶してある1次交差点、該
1次交差点に対応させて交差点ネットリストに記憶して
ある0次の交差点(出発地交差点STP)を、順次、0
次の出発地側から目的地側に向けた順序で結んでなる経
路を最短の最適経路として決定し、該最適経路を構成す
るノード列を誘導経路記憶部15jに記憶し経路探索を
終える(ステップ811、812)。
【0091】このように、ダイクストラ法によれば、横
型探索法より的確に最短の経路を探索できる上、都市部
で道路密度の高い場合、最適経路の探索途中、逐次、探
索枝先端から或る隣接交差点へ向かう経路の方位が出発
地から見た目的地の方位よりθC 以上ずれているかチェ
ックし、ずれている場合、当該経路の距離を重付けして
優先度を落とし、それより先の経路が後から探索される
ようにしたので、出発地と目的地を結ぶ直線の周辺に存
在する経路を優先して探索を進行させることができ、こ
のようなヒューリスティック探索の結果、都市部におけ
る最適経路の探索を迅速に行うことができる。即ち、ヒ
ューリスティック探索によれば、本来の経路探索対象範
囲(BU11〜BU33)の中で、更に、狭い範囲を優先し
て探索が実行されることで、ダイクストラ法の持つ時間
が掛かるという欠点を改善できる。なお、都市部では、
道路密度が高いので、ヒューリスティック探索をして
も、目的地に至る最適経路が見出せないという事態は起
きない。一方、探索対象範囲が郊外の場合は、ヒューリ
スティックでない通常のダイクストラ探索を行うので、
道路密度が低く、例え、目的地に至るのに回り込むよう
な道路しかなくても、本来の経路探索対象範囲(BU11
〜BU33)の中を洩れなく探索することで、確実に出発
地から目的地までの最適経路を探索することができる。
【0092】なお、図16のステップ707ではk=5
としたが、これは1より大きければ3、10等他の値で
あってもよく、k=無限大とすれば枝刈りしたのと等価
になる(ステップ706でNOのとき、ステップ704
に戻るようにして、本来の枝刈りを行ってもよい)。ま
た、ダイクストラ法で探索する場合も、交差点ネットリ
ストに当該交差点を原点とする差分座標系での隣接交差
点の位置(差分座標)を追加しておき、探索開始時、ス
テップ702では目的地方位を求める代わりに出発地を
原点とする差分座標系で見た目的地の存在象限を求め、
また、探索中、ステップ705、706では方位の比較
をする代わりに、現在着目している探索枝先端と該交差
点の1つの隣接交差点に対し、探索枝先端の交差点ネッ
トリストに登録された隣接交差点の差分座標から、当該
探索枝先端を原点とする差分座標系で見た隣接交差点の
存在象限を求め、ステップ702で求めた目的地の存在
象限と一致するか判断し、一致するときは、k=1と
し、不一致の時はk=5としたあと、ステップ708以
降の処理へ進むようにしてもよい。また、探索枝先端か
ら見た隣接交差点の存在象限が目的地の存在象限と同一
のときはk=1とし、目的地の象限の隣のとき(目的地
の存在象限が第1象限のときは第2,第4象限)はk=
3とし、目的地の象限と反対のとき(目的地の存在象限
が第1象限のときは第3象限)はk=5とするようにし
てもよい。更に、交差点ネットリストを予め、CD−R
OMの地図データに道路データの一部として含めてお
き、経路探索時、必要なエリアのデータを他の道路デー
タとともに読み出すようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上本発明によれば、道路データから探
索対象範囲が都市部に存在するか郊外に存在するか判別
し、都市部に存在するときは、出発地と目的地を結ぶ直
線の方向から外れる経路を枝刈りしたり優先度を下げる
などしてヒューリスティック探索し、郊外に存在すると
きは、ヒューリスティックでない通常の探索をするよう
に構成したから、探索対象範囲が道路密度の高い都市部
であれば、ヒューリスティック探索によって短時間に最
適経路の探索を行え、また、探索対象範囲が道路密度の
低い郊外であっても確実に最適経路の探索を行えるの
で、探索不能という事態が生じたり、経路探索に時間が
掛かったりしない。
【0094】また、道路データに、予め、該道路データ
の対象エリアが都市部か郊外かを示す地域判別データを
含めておき、該地域判別データを参照して、探索対象範
囲が都市部に存在するか郊外に存在するか判別するよう
にしたから、都市部か郊外かの判別を簡単かつ迅速に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経路探索方法を具現した車載ナビゲー
タの全体構成図である。
【図2】交差点ネットリストの説明図である。
【図3】地図表示制御装置の動作を示す第1の流れ図で
ある。
【図4】地図表示制御装置の動作を示す第2の流れ図で
ある。
【図5】地図表示制御装置の動作を示す第3の流れ図で
ある。
【図6】地図表示制御装置の動作を示す第4の流れ図で
ある。
【図7】地図表示制御装置の動作を示す第5の流れ図で
ある。
【図8】地図表示制御装置の動作を示す第6の流れ図で
ある。
【図9】交差点ネットリストの作成対象図葉の説明図で
ある。
【図10】横型探索法による経路探索方法の説明図であ
る。
【図11】枝刈りの説明図である。
【図12】本発明の変形例に係る交差点ネットリストの
説明図である。
【図13】差分座標の説明図である。
【図14】X−Y差分座標系の象限区分を示す説明図で
ある。
【図15】本発明の変形例に係る枝刈りの説明図であ
る。
【図16】ダイクストラ法による経路探索動作を示す第
1の流れ図である。
【図17】ダイクストラ法による経路探索動作を示す第
2の流れ図である。
【図18】ダイクストラ法による経路探索方法の説明図
である。
【図19】CD−ROMでの地図データの持ち方の説明
図である。
【図20】道路レイヤのデータ構造を示す説明図であ
る。
【図21】隣接ノードの説明図である。
【図22】交差点ネットリストの作成対象図葉の説明図
である。
【図23】横型探索法による経路探索方法の説明図であ
る。
【図24】ダイクストラ法による経路探索方法の説明図
である。
【図25】従来のヒューリスティック探索の問題点を示
す説明図である。
【符号の説明】
11 地図情報記憶部(CD−ROM) 12 ディスプレイ装置 13 車両位置検出部 14 操作部 15 地図表示制御装置 15c 誘導経路描画部 15g 最適経路探索部 15h 地域判別部 15i 経路探索メモリ 15j 誘導経路記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/0969 G01C 21/00 G09B 29/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差点ネットリストを含む道路データを
    参照して出発地から目的地までを結ぶ最適経路を探索す
    る経路探索方法において、 道路データから探索対象範囲が都市部に存在するか郊外
    に存在するか判別し、 都市部に存在するときは、出発地と目的地を結ぶ直線の
    方向から外れる経路を枝刈りしたり優先度を下げるなど
    してヒューリスティック探索し、 郊外に存在するときは、ヒューリスティックでない通常
    の探索をするようにしたこと、 を特徴とする経路探索方法。
  2. 【請求項2】 道路データに、予め、該道路データの対
    象エリアが都市部か郊外かを示す地域判別データを含め
    ておき、 該地域判別データを参照して、探索対象範囲が都市部に
    存在するか郊外に存在するか判別するようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載の経路探索方法。
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