Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2828624B2 - ワイヤ・ドット・プリンタ - Google Patents

ワイヤ・ドット・プリンタ

Info

Publication number
JP2828624B2
JP2828624B2 JP12307596A JP12307596A JP2828624B2 JP 2828624 B2 JP2828624 B2 JP 2828624B2 JP 12307596 A JP12307596 A JP 12307596A JP 12307596 A JP12307596 A JP 12307596A JP 2828624 B2 JP2828624 B2 JP 2828624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
page
booklet
print
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12307596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09300773A (ja
Inventor
春海 花岡
光明 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIMESU KK
NIPPON BIJINESU KONPYUUTAA KK
Original Assignee
AIMESU KK
NIPPON BIJINESU KONPYUUTAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIMESU KK, NIPPON BIJINESU KONPYUUTAA KK filed Critical AIMESU KK
Priority to JP12307596A priority Critical patent/JP2828624B2/ja
Priority to CN 97110581 priority patent/CN1165743A/zh
Publication of JPH09300773A publication Critical patent/JPH09300773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2828624B2 publication Critical patent/JP2828624B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綴じ部を有する銀
行通帳、年金手帳、日記帳、帳面、パスポート等の冊子
の綴じ部を中央にして両開きにした状態で平坦な載置面
上に支持して綴じ部と平行な方向に給送しながら、綴じ
部の両側の頁に亘って綴じ部と垂直な方向に印刷するワ
イヤ・ドット・プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚のシートを中央で綴じ糸によって
綴じた一般的な銀行通帳のような冊子を、綴じ部に沿っ
た方向に給送して印刷動作を行うプリンタが従来から使
用されてきた。このような銀行通帳では、丁度真ん中の
頁を開いた場合以外は、綴じ部を挟んだ左右の頁の厚さ
は異なる。本明細書でいう左右の頁とは、冊子を開いた
ときの綴じ部を挟んだ左側及び右側の部分を指し、そし
て例えば左側の頁の高さとは、左側の部分に重ねられて
いる用紙の枚数により決まる左側の頁の総計的な厚さを
指す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】どの頁が開かれている
かにより、頁の高さ即ち厚さが変わりしかも高さ即ち厚
さの値が分からない冊子の表面に向かってプリント・ヘ
ッドの先端を静かに着地させて行印刷し、この後、ライ
ンフィードのための空隙を頁の表面及びプリント・ヘッ
ド先端の間に生じさせるために、機械的手段によってプ
リント・ヘッドの先端を頁の表面から上方に持ち上げる
型のプリンタでは以下のような問題点があった。ヘッド
の先端を着地させて印刷するプリンタでは、図1の
(b)に示すように、プリント・ヘッド1の先端に自由
回転できるローラ7が取り付けられており、そしてこの
プリント・ヘッドがドット・マトリクス型のワイヤ・ド
ット・プリント・ヘッドの場合には、印刷中は、このロ
ーラ7がインク・リボン(図示せず)を介さずに直接紙
面に接触して紙面とプリント・ヘッド1の下端8との間
に間隔T1を生じ、下端8からプリント・ワイヤがこの
間隔T1を横切るように突出して印刷を行う。図1の
(a)に示すように、プリント・ヘッド1の先端は案内
棒11に沿って、図示しないプリント・ヘッド移動装置
により矢印4又は5の方向に移動され、従ってプリント
・ヘッドの先端は印刷位置10に沿って移動する。冊子
2の片方の頁例えば右側の頁を両方向印刷により印刷す
る場合には、冊子2はこれの第1行が印刷位置10に整
列するように給送ローラ(図示せず)により位置決めさ
れる。第1行の右端まで印刷が行われると、プリント・
ヘッド1はこれの下端8が紙面から間隔T2だけ離され
るまで上昇され、そして冊子2はこれの第2行が印刷位
置に整列するまで矢印3の方向に給送ローラにより給送
される。第2行の印刷は、プリント・ヘッド1をこの第
2行の右端から綴じ部6に向かう矢印5の向きに移動さ
れることにより行われる。このようにして、右側の頁の
奇数行の印刷は左から右への矢印4の向きに行われ、そ
して偶数行の印刷は右から左への矢印5の向きに行われ
る。冊子2に使用される用紙の厚さが、今日の銀行通帳
に使用されているような用紙の厚さよりも相当薄い例え
ば複写機に使用されているような用紙のように薄い場合
には、印刷動作が、第1行、第2行、・・・と進行する
につれて、図1に示すように、最上部の用紙及びこれの
下側の何枚かの用紙をしごく作用が生じこれにより湾曲
部9が生じ、そしてこの湾曲の大きさは頁の下端に近づ
く程大きくなる。右端から綴じ部6に向かう矢印5の向
きの印刷時にプリント・ヘッド1のローラ7のしごき作
用により生じる湾曲部は、綴じ部6から右端に向かう矢
印4の向きの印刷時のローラ7及びプリント・ワイヤが
紙面を右側に引っ張る動作により、相殺されるように考
えられるが、実際はこのようにはならず図1に示すよう
な湾曲部9が生じる。このような湾曲部9は、用紙自体
の剛性が小さいことに加えて、矢印5の向きの印刷動作
終了後にプリント・ヘッド1が上昇されても、これの上
昇距離T2が小さいためにそして用紙が元に戻る力が弱
いために、左方向印刷中に生じた湾曲が完全に解消され
ないうちにローラ7が紙面に接して右方向への印刷が開
始されるためである。そして、このような湾曲は、第1
行から順次第N行に向かって印刷が行われるにつれて次
第に累積されて最終の第N行では最大になる。又、この
ような湾曲部9の大きさは、最上部の用紙及びこれの下
側の複数枚の用紙のしごき作用により生じるので、重ね
られている用紙の枚数が多いほど大きくなる。印刷結果
を考察すると、第1行の印刷は、紙面の上端にほぼ平行
になるように行われるが、第2行以下の印刷行は湾曲部
9が大きくなるにつれて、紙面の上下の端部に対して右
上がりとなり、そして最終行である第N行の印刷は、図
1に示すように紙面の上下の端部に対して相当右上がり
になり、しかも第1行乃至第N行のそれぞれの印刷開始
位置が次第に綴じ部6から離れて右側に寄るようにな
り、正しい印刷結果が得られなくなる。又左側の頁につ
いても上記のような問題が生じる。このような問題が生
じるのを防止するために、従来の銀行通帳の各用紙の厚
さは、用紙の端部から綴じ部に向かう印刷時に用紙が撓
まないような剛性を有するように厚くされていた。又、
このような厚い用紙を使用した通帳を綴じ部と垂直な方
向に印刷する際の左側の用紙の合計の厚さと右側の用紙
の合計の厚さとの差を小さくして綴じ部に於ける段差を
小さくして印刷を容易にするために、冊子としては、例
えば6枚の用紙を中央で綴じて冊子を形成して表紙及び
裏表紙を含めて例えば12枚即ち24頁程度とした冊子
に制限され、この結果、通帳に記載できるデータの量即
ち印刷行の数が少なくなり、新たな通帳を発行する頻度
が増大してきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】複数枚のシートを綴じ部
で綴じた冊子を該綴じ部を中央にして両開きにして載置
面上に載置して左右の各頁毎に、往復行印刷及びライン
フィードの繰り返しにより頁印刷を行う機能を有する本
発明に従うワイヤドットプリンタは、上記プリント・ヘ
ッドの往復行印刷及びラインフィードを制御する制御手
段を具備し、該制御手段は、第1外部信号に応答して薄
手用紙の冊子印刷用の第1印刷モード及び厚手用紙の冊
子印刷用の第2印刷モードの1つを設定し、上記第1印
刷モードにおいて上記冊子の綴じ部から端部に向かう向
きの印字のみを許容し、上記端部から上記綴じ部に向か
う向きの印字を禁止して頁印刷し、上記第2印刷モード
において上記往復行印刷を許容して頁印刷を行うことを
特徴とする。
【0005】そして、上記冊子の左側の頁に重ねられた
用紙の全体の高さを表す第1検出値及び上記冊子の右側
の頁に重ねられた用紙の高さを表す第2検出値を発生す
る検出手段とを具備し、上記制御手段は、上記第1印刷
モードを設定した場合に、上記第1検出値と所定の閾値
とを比較し、上記第1検出値が上記閾値に等しいか又は
該閾値よりも小さいときに上記左側の頁に対して上記往
復行印刷を許容し、上記第2検出値と上記閾値とを比較
し、上記第2検出値が上記閾値に等しいか又は該閾値よ
りも小さいときに上記右側の頁に対して上記往復行印刷
を許容することを特徴とする。
【0006】そして、上記閾値を変更する入力手段がオ
ペレータ制御パネルに設けられ、オペレータにより上記
入力手段を介して変更された値が上記制御装置に供給さ
れて上記閾値として使用されることを特徴とする。
【0007】そして、上記第1外部信号は、上記冊子の
用紙が上記薄手用紙であるか厚手用紙であるかを表す信
号であることを特徴とする。
【0008】そして、上記制御手段は、被印刷物がカッ
ト・シートであることを表す第2外部信号に応答して、
上記往復行印刷を許容して頁印刷を行うことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、冊子2がワイヤ・ドット
・プリンタの被印刷物載置面12に置かれている様子を
示す。冊子2が載置面12に載置されたときに、綴じ部
6を載置面12の基準位置43に整列させるための案内
手段(図示せず)が載置面12に設けられている。載置
面12の上方にこれと平行に設けられた案内棒11にプ
リント・ヘッド1が摺動可能に装着されている。プリン
ト・ヘッド1を案内棒11上で移動させるためのワイヤ
17がプリント・ヘッド1に取り付けられている。この
ワイヤ17を選択的に引張って案内棒11上でプリント
・ヘッド1を往復移動させるためのプリント・ヘッド往
復移動装置はこの分野で周知であるので詳細な説明は行
わない。冊子2を矢印18A又は18Bの向きに給送す
るときに、プリント・ヘッド1を載置面12に対して垂
直方向に上昇させ、給送後に降下させる上下動装置が設
けられている。この上下動装置はこの分野で周知である
ので詳細な説明は行なわない。この実施例のプリント・
ヘッド1は、ワイヤ・ドット・プリント・ヘッドであ
り、印刷位置10と垂直な方向に複数本のプリント・ワ
イヤが配列されており、印刷位置10に沿って移動され
る毎にプリント・ワイヤが選択的に付勢されて、例えば
16x16又は48x48のような文字ドット・パター
ンを印刷する。このプリンタは、マイクロプロセッサを
含む制御装置24及び操作者により操作されるオペレー
タ制御パネル25を有する。制御装置24の制御のもと
に、プリンタは両方向印刷を行うことができる。周知の
ように両方向印刷とは、プリント・ヘッド1がN番目の
印刷行を矢印23A(又は矢印23B)の向きに印刷し
た後、N+1番目の印刷行を矢印23B(又は矢印23
A)の向きに印刷する動作である。周知のように制御装
置24は、一般に頁バッファと呼ばれる記憶装置を有
し、そして例えばパーソナル・コンピュータのような外
部の処理装置から1頁分の文字コードを受け取る毎に、
頁バッファに1頁分の印刷情報を構築して記憶する。そ
して第1行の印刷を例えば矢印23Aの方向に行うとす
ると、プリント・ヘッド1が移動されるにつれて頁バッ
ファ内の第1行の左端の第1印刷文字の文字パターン
(ドット・パターン)が左側から順次取り出され、これ
に従ってプリント・ワイヤが付勢されて第1印刷文字を
印刷し、以下同様にしてこの第1行の最後の文字まで印
刷を行う。第2行の印刷を行う前に、制御装置24は、
この第2行の最終文字の位置を調べ、そしてプリント・
ヘッド1が矢印23Bの向きに移動されてこの最終文字
の右端に到達することに同期して第2行の最終文字のド
ット・パターンを右側の部分からプリント・ヘッド1に
供給して最終文字を印刷し、そして次にこの最終文字の
左隣りの文字のドット・パターンを右側の部分からプリ
ント・ヘッド1に供給し、以下同じ動作を繰り返す。こ
のように第2行については、最終文字から印刷を開始
し、最初の文字を印刷したときにこの第2行の印刷を終
了する。このように偶数番目の文字行に対しては矢印2
3B(又は矢印23A)の向きに印刷し、そして奇数番
目の文字行に対しては矢印23A(又は矢印23B)の
向きに印刷する。
【0010】冊子2は従来の銀行通帳のように複数枚の
シートを重ねて中央線に沿って二つ折りにし、中央線で
綴じた型のものであり、そして銀行通帳と同じ縦横の寸
法を有するものとして説明する。冊子2をプリント・ヘ
ッド1の印刷位置10と垂直な方向に給送するために、
上側給送ローラ13及び15並びに下側給送ローラ14
及び16が設けられている。上側給送ローラ13及び1
5は、載置面12の上側に設けられており、載置面12
に向かってバネにより押しつけられており、そして載置
面12に対して互いに独立的に上下動可能であり、下側
給送ローラ14及び16は載置面12の下側に設けられ
ておりそれぞれの上端が載置面12に突出している。上
側給送ローラ13及び15の回転方向と下側給送ローラ
14及び16の回転方向は互いに逆にされており、図示
されていない給送ローラ駆動装置により駆動される。こ
の給送ローラ駆動装置はこの分野で周知であるので詳細
な説明は行わない。同様な給送ローラ13A、14A、
15A及び16Aが載置面12の上方に設けられてお
り、そして給送ローラ駆動装置により駆動される。制御
装置24が給送ローラ駆動装置の動作を制御し、これに
より冊子2は矢印18A又は矢印18Bの向きに給送さ
れることができる。
【0011】冊子2の左側及び右側の頁の高さ即ち厚
さ、即ち載置面12から頁の最上部の用紙の上面までの
高さを測定するために高さ検出棒19及び20が設けら
れている。これらの検出棒19及び20は、載置面12
の上方の既知の高さの待機位置に保持される。検出棒1
9及び20はそれぞれステッパー・モータにより待機位
置から冊子2の左側及び右側の頁に向けて降下され、用
紙に接触すると降下を停止する。厚さ検出装置22は、
検出棒19及び20のそれぞれが待機位置から用紙に接
触するまでのステッパー・モータのステップ数を検出す
ることにより、左右の頁の高さ、即ち左右の頁の厚さを
検出しそしてそれぞれの頁の厚さを制御装置24に送
る。
【0012】給送ローラ13、14、15及び16と印
刷位置10との間に被印刷物検出装置26が設けられて
いる。この被印刷物検出装置26は載置面12の下側に
設けられ、載置面12の窓部27を介して冊子2に光を
当て冊子2からの反射光を測定することにより冊子2の
存在を検出する。
【0013】プリンタの基本動作を説明すると、冊子2
が給送ローラ13、14、15及び16により矢印18
Aの向きに給送されて上端が上端検出装置26により検
出されて、この検出信号が制御装置24に送られること
から動作が開始する。制御装置24の制御のもとに、プ
リント・ヘッド1は上昇され、そして給送ローラ駆動装
置は、冊子2の第1行が印刷位置10に到達するまで矢
印18Aの向きに冊子2を給送し停止する。制御装置2
4の制御のもとで、左右いずれかの頁を印刷するため
に、プリント・ヘッド1が紙面まで降下され、そして矢
印23A又は23Bの向きに移動されて第1行の印刷を
行う。冊子2の綴じ部6が載置面12の基準位置43に
整列されているので、プリント・ヘッド往復移動装置は
プリント・ヘッド1を左右いずれかの頁の所望の印字位
置に位置決めすることができる。この後、プリント・ヘ
ッド1が図1の(b)に示すように上昇されて、冊子2
が1行分だけ矢印18Aの向きに給送され、再びプリン
トヘッド1が降下されそして第2行の印刷が行われる。
このように順次各印刷行に印刷が行われるにつれて冊子
2の上端が給送ローラ13A、14A、15A及び16
Aに係合し、そして最終行の印刷が終了されると、プリ
ント・ヘッド1が上昇されて、各給送ローラの回転方向
が逆にされて、これにより冊子2は矢印18Bの向きに
給送されて排出される。
【0014】本発明に従う動作を行うために、プリンタ
のオペレータ制御パネル25には、操作者により操作さ
れる入力手段として図3に示すような種々な制御ボタン
若しくは制御スイッチが設けられている。そして、制御
装置24は図4に示すように、オペレータ制御パネル2
5の各制御ボタン、左右の頁の厚さ検出装置22及び被
印刷物検出装置26からの信号に応答して、プリント・
ヘッド往復移動装置、プリント・ヘッド上下動装置及び
給送ローラ駆動装置の動作を制御する。
【0015】オペレータ制御パネル25には、電源のオ
ン/オフのためのパワー・ボタン28、動作開始ボタン
31、被印刷物が冊子2であることを示す冊子ボタン2
9、そして被印刷物が例えばA4サイズのカット・シー
トであることを示すカット・シート・ボタン32が設け
られている。更に、冊子2に使用されている用紙が、従
来の銀行通帳に使用されているような腰の強い用紙であ
り、例えば20枚重ねたとしても、図1に関して説明し
た湾曲部9が生じにくい厚い用紙であることを示す厚手
用紙ボタン33が設けられている。更に、冊子2に使用
されている用紙が、厚手用紙よりも腰が弱い、例えば複
写機の複写用紙のような薄い用紙であることを示す薄手
用紙ボタン30が設けられている。説明の便宜上、冊子
2の大きさが銀行通帳の大きさであり、そして腰の弱い
用紙が表紙及び裏表紙を含めて20枚綴じられているも
のとする。この場合、各用紙の腰は弱いけれども、綴じ
部6を挟んだ両側の頁の一方の頁の用紙の枚数が少ない
場合には、この頁に対して往復印刷したとしても図1で
示したしごき作用による湾曲部の湾曲量が少なく、許容
レベルの印刷結果が得られるものとする。説明を容易に
するために、このように往復印刷しても許容レベルの印
刷結果が得られる用紙の枚数を例えば10枚とする。そ
して、この10枚の用紙が重ねられた高さを閾値Xとす
る。即ち、閾値Xは、頁の高さ即ち厚さがこの値Xまで
ならば往復印刷しても許容レベルの印刷結果が得られる
ことを表し、そして頁の高さ即ち厚さが値Xよりも大き
くなると、往復印刷では許容レベルの印刷結果が得られ
なくなり、図1の(a)で示した右側の頁に生じるよう
な悪い印刷結果を生じることを表す。この閾値Xは、対
象とする腰の弱い薄手用紙に対して工場出荷時に予め設
定されることができ、そして、操作マニュアルで、この
値Xがどのような用紙に対して設定されているかを説明
して操作者に知らせることができる。更にオペレータ制
御パネル25には、閾値Xを増大するための閾値増大ボ
タン34、閾値Xを減少するための閾値減少ボタン3
5、閾値を設定時の値に復帰させるための閾値復帰ボタ
ン36、現在使用されている閾値の値を表示する表示装
置37及び閾値変更時に使用される設定ボタン38が設
けられている。これらについては後述する。
【0016】図5を参照して本発明に従うプリンタの第
1の実施例の動作を説明する。以下の動作は制御装置2
4により行われる動作である。この第1の実施例のプリ
ンタのオペレータ制御パネル25には、図3に示されて
いる入力用ボタンのうちパワー・ボタン28、動作開始
ボタン31、冊子ボタン29及びカット・シート・ボタ
ン32だけが設けられており、そして図2に示した厚さ
検出装置22の検出値は使用されない。従って、制御装
置24は、オペレータ制御パネル25のこれらの制御ボ
タンだけからの入力信号に応答して図4のプリント・ヘ
ッド往復移動装置、プリント・ヘッド上下動装置及び給
送ローラ駆動装置を制御する。
【0017】操作者はオペレータ制御パネル25のパワ
ー・ボタン28を押した後に、被印刷物が冊子か又はカ
ット・シートであるかに応じて冊子ボタン29又はカッ
ト・シート・ボタン32を押す。そして操作者が動作開
始ボタン31を押すことに応答して図5のブロック70
において動作が開始される。動作はブロック71に進
み、ここで制御装置24は、冊子ボタン29が選択され
たか又はカット・シート・ボタン32が選択されたか否
かを調べる。もしもブロック71の答えがノーである
と、動作はブロック72に進み、そしてここで頁バッフ
ァ内に印刷すべき頁のデータが存在しているか否かが調
べられる。もしも印刷すべき頁のデータがなければ、動
作はブロック74に進み動作は終了される。もしも印刷
すべき頁のデータがあれば、動作はブロック73に進
み、ここでカット・シートの全印刷行に対して両方向印
刷が行われ、この後動作はブロック72に戻り、上述の
動作が行われる。
【0018】もしもブロック71の答えがイエスである
ならば、動作はブロック75に進み、そしてここで 頁
バッファ内に印刷すべき頁のデータが存在しているか否
かが調べられる。もしも印刷すべき頁のデータがなけれ
ば動作はブロック74に進み、動作が終了される。ブロ
ック75の答えがイエスであるならば、動作はブロック
76に進み、制御装置24は、現在印刷しようとしてい
る頁バッファ内のデータが、冊子2の左側の頁のデータ
であるか右側の頁のデータであるかを調べる。このよう
にブロック76の動作は、制御装置24により行われる
印刷頁設定動作である。ブロック76において行われる
印刷頁設定動作の結果、左側の頁の印刷が行われようと
していることが判明すると、動作はブロック77に進
み、そして制御装置24は左側の頁に対して綴じ部6か
ら左端に向かう図2の矢印23Bの向きの片方向印刷だ
けを許容即ち選択する。そしてブロック77において左
側の頁の全印刷行が印刷されると、動作はブロック75
に戻る。
【0019】ブロック76の答えがノーであるならば、
即ち印刷されるべき頁が右側の頁である場合には、動作
はブロック78に進み、そしてこのブロック78におい
て右側の頁に対して、図2の矢印23Aの向きの印刷だ
けが許容される。そしてブロック78において右側の頁
の全印刷行が印刷されると、動作はブロック75に戻
る。ブロック75において制御装置24は、次に印刷す
べき頁のデータが頁バッファ内に存在しているか否かを
調べ、もしも印刷する頁があれば動作はブロック76に
進み、上述の動作を繰り返す。もしも印刷すべき頁のデ
ータが存在しなければ動作はブロック74に進み、動作
が終了される。
【0020】図6を参照して本発明に従うプリンタの第
2の実施例の動作を説明する。この第2の実施例では、
制御装置24は、図3に示した制御ボタン28、29、
30、31、32、及び33からの入力信号に応答して
図4に示すプリント・ヘッド往復移動装置、プリント・
ヘッド上下動装置及び給送ローラ駆動装置を制御する。
【0021】以下の動作は制御装置24により行われる
動作である。操作者はオペレータ制御パネル25のパワ
ー・ボタン28を押した後に、被印刷物が冊子か又はカ
ット・シートであるかに応じて冊子ボタン29又はカッ
ト・シート・ボタン32を押し、そして、更に冊子2に
使用されている用紙の厚さに応じて薄手用紙ボタン30
又は厚手用紙ボタン33を押す。そして操作者が動作開
始ボタン31を押すことに応答してブロック50におい
て動作が開始される。動作はブロック51に進み、ここ
で制御装置24は、冊子ボタン29が選択されたか否か
を調べる。もしもブロック51の答えがノーであると、
動作はブロック63に進み、そしてここで頁バッファ内
に印刷すべき頁のデータが存在しているか否かが調べら
れる。もしも印刷すべき頁のデータがなければ、動作は
ブロック54に進み動作は終了される。もしも印刷すべ
き頁のデータがあれば、動作はブロック53に進み、こ
こでカット・シートの全印刷行に対して両方向印刷が行
われ、この後動作はブロック63に戻り、上述の動作が
行われる。
【0022】もしもブロック51の答えがイエスである
ならば、動作はブロック52に進み、そしてここで薄手
用紙ボタン30及び厚手用紙ボタン33のどちらが選択
されたかが調べられる。もしもブロック52の答えがノ
ーであるならば、動作は接続点(A)を介して図7のブ
ロック64に進み、ここで頁バッファ内に印刷すべき頁
のデータが存在しているか否かが調べられる。もしも印
刷すべき頁のデータがなければ、動作はブロック54に
進み動作は終了される。もしも印刷すべき頁のデータが
あれば、動作はブロック65に進み、制御装置24は、
現在印刷しようとしている頁バッファ内のデータが、冊
子2の左側の頁のデータであるか右側の頁のデータであ
るかを調べる。このようにブロック65の動作は、制御
装置24により行われる印刷頁設定動作である。ブロッ
ク65において行われる印刷頁設定動作の結果、左側の
頁の印刷が行われようとしていることが判明すると、動
作はブロック66に進み、そしてこのブロックにおいて
左側の頁に対して、左右両方向の印刷が許容される。そ
してブロック66において左側の頁の全印刷行が印刷さ
れると、動作はブロック64に戻る。
【0023】ブロック65の答えがノーであるならば、
即ち印刷されるべき頁が右側の頁である場合には、動作
はブロック67に進み、そしてこのブロック67におい
て、右側の頁に対して、左右両方向の印刷が許容され
る。そしてブロック67において右側の頁の全印刷行が
印刷されると、動作はブロック64に戻る。
【0024】図6に戻ると、ブロック52の答えがイエ
スであるならば、動作はブロック55に進み、そしてこ
こで頁バッファ内に印刷すべき頁のデータが存在してい
るか否かが調べられる。もしも印刷すべき頁のデータが
なければ動作はブロック54に進み、動作が終了され
る。ブロック55の答えがイエスであるならば、動作は
ブロック56に進み、制御装置24は、現在印刷しよう
としている頁バッファ内のデータが、冊子2の左側の頁
のデータであるか右側の頁のデータであるかを調べる。
このようにブロック56の動作は、制御装置24により
行われる印刷頁設定動作である。ブロック56において
行われる印刷頁設定動作の結果、左側の頁の印刷が行わ
れようとしていることが判明すると、動作はブロック5
7に進み、そしてこのブロックにおいて図2の左側の厚
さ検出棒19により予め測定されている左側の頁の厚さ
即ち高さを表す検出値が上記閾値Xと比較される。この
ために制御装置24は、左右の頁の高さを表す検出値を
厚さ検出装置22から予め受け取って、それぞれ記憶す
るための2つのレジスタを有する。又、工場出荷時に設
定された上記閾値Xは、制御装置内の初期設定レジスタ
に記憶されている。ブロック57における比較の結果が
ノーであるならば、動作はブロック58に進み、そして
左側の頁の用紙の全印刷行が往復印刷により印刷され
る。全印刷行が印刷されると、動作はブロック55に戻
る。ブロック57の答えがノーであるということは、左
側の頁の薄い用紙の合計の高さが閾値Xに等しいか又は
これよりも低いことを表し、そしてこの場合には前述の
ように往復印刷即ち両方向印刷を行っても許容レベルの
印刷結果が得られる。従って、この場合には制御装置2
4は左側の頁に対して往復印刷を選択即ち許容する。
【0025】もしもブロック57の答えがイエスである
ならば、動作はブロック59に進み、そしてこの左側の
頁に対して、図2の矢印23Bの向きの印刷だけが許容
される。即ち、左側の頁の薄い用紙の高さが閾値Xより
も高い場合には、前述のように往復印刷を行うと許容レ
ベルに到達しない前述のような悪い印刷結果が生じる。
従って、この場合には制御装置24は左側の頁に対して
綴じ部6から左端に向かう矢印23Bの向きの片方向印
刷だけを許容即ち選択する。そしてブロック59におい
て左側の頁の全印刷行が印刷されると、動作はブロック
55に戻る。
【0026】ブロック56の答えがノーであるならば、
即ち印刷されるべき頁が右側の頁であるならば、動作は
ブロック60に進み、そしてこのブロック60において
図2の右側の厚さ検出棒20により予め測定されている
右側の頁の厚さ即ち高さを表す検出値が上記閾値Xと比
較される。ブロック60における比較の結果がノーであ
るならば、動作はブロック61に進み、そして右側の頁
の用紙の全印刷行が往復印刷により印刷される。全印刷
行が印刷されると、動作はブロック55に戻る。ブロッ
ク60の答えがノーであるということは、右側の頁の薄
い用紙の合計の高さが閾値Xに等しいか又はこれよりも
低いことを表し、そしてこの場合には前述のように往復
印刷を行っても許容レベルの印刷結果が得られる。従っ
て、この場合には制御装置24は右側の頁に対して往復
印刷を選択即ち許容する。
【0027】もしもブロック60の答えがイエスである
ならば、動作はブロック62に進み、そしてこの右側の
頁に対して、図2の矢印23Aの向きの印刷だけが許容
される。即ち、右側の頁の薄い用紙の高さが閾値Xより
も高い場合には、前述のように往復印刷を行うと許容レ
ベルに到達しない悪い印刷結果が生じる。従って、この
場合には制御装置24は右側の頁に対して綴じ部6から
右端に向かう矢印23Aの向きの片方向印刷だけを許容
即ち選択する。そしてブロック62において右側の全印
刷行が印刷されると、動作はブロック55に戻る。
【0028】ブロック55において制御装置24は、次
に印刷すべき頁のデータが頁バッファ内に存在している
か否かを調べ、もしも印刷する頁があれば動作はブロッ
ク56に進み、上述の動作を繰り返す。もしも印刷すべ
き頁のデータが存在しなければ動作はブロック54に進
み、動作が終了される。
【0029】上述の動作によると、冊子2に使用される
用紙が薄手の用紙でありそして、全用紙数が20枚であ
る場合、例えば左側の頁の用紙の枚数が10枚までは、
この左側の頁に対して両方向印刷が行われることができ
る。右側の頁に対しても同様である。
【0030】これに対して、操作者が薄手用紙を使用す
る冊子2に対しては、両方向印刷ではなく片方向印刷だ
けにより印刷したいと考えることがある。これを可能と
するために、操作者はオペレータ制御パネル25のボタ
ン38及び35を操作して、上記予め設定されている閾
値Xの値を減少することができる。パワー・ボタン28
が押された後のプリンタの初期設定状態では、閾値Xの
値は、工場出荷時の値が選択され、そしてこの値例え
ば”用紙10枚分の高さを表す値、又は、これに代えて
用紙の枚数10自体が閾値表示装置37に表示されてい
る。操作者が、頁の厚さ即ち高さに係わりなく、片方向
印刷のみを選択したい場合には、操作者は設定ボタン3
8を押した後に、閾値Xを減少するボタン35を押すこ
とにより、閾値Xの値を零まで減少し、所望の値を選択
した後に再び設定ボタン38を押す。例えば、表示装置
37に頁の枚数10が最初に表示されていたとすると、
操作者がボタン35を押す毎に表示されている値が1つ
ずつ減少され、そしてこれにつれて表示装置37の表示
値が減少するようにように構成することができる。制御
装置24は、設定ボタン38が最初に押されたことを感
知して、操作者が閾値を変更しようとしていることを感
知し、そして最後に設定ボタン38が押されたことを感
知して設定動作が終了したことを感知し、そして、以後
の動作(ブロック57又は60の動作)では、この操作
者が新たに設定した閾値Xが使用される。この場合、操
作者により選択されたオペレータ制御パネルの冊子2を
表すボタン29及び薄手用紙ボタン30からの信号は、
制御装置24にとって、あたかも被印刷物が冊子2であ
ることを表す外部信号であり、これに応答して制御装置
24は、冊子2の左右の頁の高さに係わりなく、冊子2
に対して綴じ部6から端部に向かう向きの片方向印刷を
行う。その理由は、図6のブロック57の答えは常にイ
エスとなり、そしてブロック60の答えも常にイエスと
なり、左側の頁に対しては綴じ部6から矢印23Bの向
きの片方向印刷のみが許容されそして右側の頁に対して
綴じ部6から矢印23Aの向きの片方向印刷だけが許容
されるからである。
【0031】又、オペレータ制御パネル25には、閾値
Xを増大するためのボタン34が設けられている。設定
ボタン38の押し下げに続いてこのボタン34が押され
る毎に閾値Xの値が増大され、そして設定ボタン38が
再び押されると設定動作が終了する。ボタン34及び3
5を設けてある理由は次の通りである。工場出荷時に設
定されている閾値Xは、或る特定な撓みを生じる用紙が
使用された場合の値である。この理由は、ユーザが使用
する全ての種類の用紙に対する閾値Xを工場出荷時に予
め設定しておくことはあまり意味がなく、工場出荷時に
は或る特定な用紙のみに対する閾値だけを設定してお
き、プリンタを使用するユーザ特有の冊子の用紙の種類
に応じてユーザ自体がこの閾値を変更できるようにした
方が効率的であるからである。従って、ユーザは、自己
が使用する冊子2の用紙の湾曲度又は撓みの度合いに応
じて、適宜閾値Xを変更することができる。又、閾値X
を工場出荷時の値に戻すために、閾値復帰ボタン36が
設けられている。
【0032】冊子2は従来の銀行通帳のように複数枚の
シートを重ねて中央線に沿って二つ折りにし、中央線で
綴じた型のものとして説明したが、この冊子2は、図8
に示すように、複数枚のシートを重ねてその一端に沿っ
た突出型の綴じ部6Aで綴じた例えば日記帳のような冊
子でもよい。このような型の冊子を使用する場合には、
プリンタの載置面12に、プリント・ヘッド案内棒11
に対して垂直に延びる溝39を設け、そして溝39内に
上下動されるプラテン40を設け、冊子の印刷時にはプ
ラテン40の上側表面が載置面12よりも低くなるよう
に降下させてこの溝39内に綴じ部6Aを収容すること
ができ、そしてカット・シートの印刷時にはプラテン4
0をこれの上側表面が載置面12と同じ高さになるよう
に上昇させることができる。
【0033】又、プリント・ヘッドとしてワイヤ・ドッ
ト・プリント・ヘッドについて説明したが、これの代わ
りにインクジェット・プリント・ヘッドを使用すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、銀行通帳に使用する用
紙を従来のものより薄い用紙に切り替えることができ、
しかも用紙の枚数を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の問題点を示す図である。
【図2】本発明に従う印刷動作を行うプリンタを概略的
に示す図である。
【図3】プリンタのオペレータ制御パネルを示す図であ
る。
【図4】制御装置24と各装置との接続を示す図であ
る。
【図5】本発明に従うプリンタの第1実施例の動作を示
すフロー・チャートである。
【図6】本発明に従うプリンタの第2実施例の動作を示
すフロー・チャートである。
【図7】本発明に従うプリンタの第2実施例の動作を示
すフロー・チャートである。
【図8】冊子及び載置面の変形を示す図である。
【符号の説明】
1・・・プリント・ヘッド、 2・・・冊子、 6、6
A・・・綴じ部、 11・・・案内棒、 12・・・載
置面、 13、14、15、16、13A、14A、1
5A、16A・・・給送ローラ、 17・・・移動用ワ
イヤ、 19、20・・・厚さ検出棒、 22・・・厚
さ検出装置、 24・・・制御装置、25・・・オペレ
ータ制御パネル、 26・・・被印刷物検出装置、 2
7・・・窓部、 28・・・パワー・ボタン、 29・
・・冊子ボタン、 30・・・薄手用紙ボタン、31・
・・動作開始ボタン、 32・・・カット・シート・ボ
タン、 33・・・厚手用紙ボタン、 34・・・閾値
増大ボタン、 35・・・閾値減少ボタン、36・・・
閾値復帰ボタン、 37・・・閾値表示装置、38・・
・設定ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 25/308 B41J 2/51 B41J 19/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のシートを綴じ部で綴じた冊子を該
    綴じ部を中央にして両開きにして載置面上に載置して左
    右の各頁毎に、往復行印刷及びラインフィードの繰り返
    しにより頁印刷を行う機能を有するワイヤ・ドット・プ
    リンタにおいて、 プリント・ヘッドの往復行印刷及びラインフィードを制
    御する制御手段を具備し、 該制御手段は、第1外部信号に応答して薄手用紙の冊子
    印刷用の第1印刷モード及び厚手用紙の冊子印刷用の第
    2印刷モードの1つを設定し、上記第1印刷モードにお
    いて上記冊子の綴じ部から端部に向かう向きの印字のみ
    を許容し、上記端部から上記綴じ部に向かう向きの印字
    を禁止して頁印刷し、上記第2印刷モードにおいて上記
    往復行印刷を許容して頁印刷を行うことを特徴とするワ
    イヤ・ドット・プリンタ。
  2. 【請求項2】上記第1外部信号は、上記冊子の用紙が上
    記薄手用紙であるか厚手用紙であるかを表す信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ・ドット・プ
    リンタ。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、被印刷物がカット・シー
    トであることを表す第2外部信号に応答して、上記往復
    行印刷を許容して頁印刷を行うことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のワイヤ・ドット・プリンタ。
  4. 【請求項4】複数枚のシートを綴じ部で綴じた冊子を該
    綴じ部を中央にして両開きにして載置面上に載置して左
    右の各頁毎に、往復行印刷及びラインフィードの繰り返
    しにより頁印刷を行う機能を有するワイヤ・ドット・プ
    リンタにおいて、 プリント・ヘッドの往復行印刷及びラインフィードを制
    御する制御手段と、 上記冊子の左側の頁に重ねられた用紙の全体の高さを表
    す第1検出値及び上記冊子の右側の頁に重ねられた用紙
    の高さを表す第2検出値を発生する検出手段とを具備
    し、 上記制御手段は、第1外部信号に応答して薄手用紙の冊
    子印刷用の第1印刷モード及び厚手用紙の冊子印刷用の
    第2印刷モードの1つを設定し、 上記第1印刷モードにおいて、上記第1検出値と所定の
    閾値とを比較し、上記第1検出値が上記閾値に等しいか
    又は該閾値よりも小さいときに上記左側の頁に対して上
    記往復行印刷を許容し、上記第1検出値が上記閾値より
    も大きいときに上記左側の頁に対して、上記冊子の綴じ
    部から上記左側の頁の端部に向かう向きの印字のみを許
    容し、上記左側の頁の端部から上記綴じ部に向かう向き
    の印字を禁止して上記左側の頁を印刷し、 上記第2検出値と上記閾値とを比較し、上記第2検出値
    が上記閾値に等しいか又は該閾値よりも小さいときに上
    記右側の頁に対して上記往復行印刷を許容し、上記第2
    検出値が上記閾値よりも大きいときに上記右側の頁に対
    して、上記冊子の綴じ部から上記右側の頁の端部に向か
    う向きの印字のみを許容し、上記右側の頁の端部から上
    記綴じ部に向かう向きの印字を禁止して上記右側の頁を
    印刷し、上記第2印刷モードにおいて上記往復行印刷を
    許容して上記右側及び左側の頁の印刷を行うことを特徴
    とするワイヤ・ドット・プリンタ。
  5. 【請求項5】上記閾値を変更する入力手段がオペレータ
    制御パネルに設けられ、オペレータにより上記入力手段
    を介して変更された値が上記制御手段に供給されて上記
    閾値として使用されることを特徴とする請求項4に記載
    のワイヤ・ドット・プリンタ。
  6. 【請求項6】上記第1外部信号は、上記冊子の用紙が上
    記薄手用紙であるか厚手用紙であるかを表す信号である
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のワイヤ
    ・ドット・プリンタ。
  7. 【請求項7】上記制御手段は、被印刷物がカット・シー
    トであることを表す第2外部信号に応答して、上記往復
    行印刷を許容して頁印刷を行うことを特徴とする請求項
    4乃至6のいずれかに記載のワイヤ・ドット・プリン
    タ。
JP12307596A 1996-05-17 1996-05-17 ワイヤ・ドット・プリンタ Expired - Fee Related JP2828624B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12307596A JP2828624B2 (ja) 1996-05-17 1996-05-17 ワイヤ・ドット・プリンタ
CN 97110581 CN1165743A (zh) 1996-05-17 1997-04-18 针式点阵打印机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12307596A JP2828624B2 (ja) 1996-05-17 1996-05-17 ワイヤ・ドット・プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09300773A JPH09300773A (ja) 1997-11-25
JP2828624B2 true JP2828624B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=14851577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12307596A Expired - Fee Related JP2828624B2 (ja) 1996-05-17 1996-05-17 ワイヤ・ドット・プリンタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2828624B2 (ja)
CN (1) CN1165743A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3701570B2 (ja) 2001-03-02 2005-09-28 理想科学工業株式会社 冊子状媒体の印刷装置
IL195825A (en) * 2008-12-09 2012-03-29 Revoprint Ltd System for printing a book on pre-bound pages
CN104960343A (zh) * 2015-06-12 2015-10-07 王安兵 一种移动电脑写字机
CN115320254B (zh) * 2022-06-30 2023-10-24 俞晓东 一种可对装订纸本进行打印的打印机和打印方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09300773A (ja) 1997-11-25
CN1165743A (zh) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6880991B2 (en) Printing method
CN102910479A (zh) 薄片堆叠设备和图像形成设备
JPS63265649A (ja) プリンタ
JP2828624B2 (ja) ワイヤ・ドット・プリンタ
JP2003063072A (ja) 両面印刷装置、両面印刷システム、紙送り制御方法
US6669382B2 (en) Printer and method of controlling the same
JP4632405B2 (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP2995990B2 (ja) プリンタ
US20030226460A1 (en) Image output apparatus having a paper folding line forming function and paper folding line forming method using the same
JP3938271B2 (ja) シリアルプリンタ
US11795028B1 (en) Sheet processing apparatus
JP3281089B2 (ja) 孔版印刷装置の排紙装置
JP3701570B2 (ja) 冊子状媒体の印刷装置
JP3424189B2 (ja) 印字装置
JPH02277671A (ja) プリンタ制御装置
JP2502289B2 (ja) 出力制御装置
JP3022265B2 (ja) プリンタの紙送り構造
JP2024013444A (ja) 媒体処理装置及び画像形成システム
JP3892314B2 (ja) 両面孔版印刷機
JPH0435174Y2 (ja)
JP5861253B2 (ja) 記録装置、および、記録装置の制御方法
US5197813A (en) Control of ribbon feed during erasing in an impact printer
JPH07117277A (ja) シリアルプリンタの印字制御装置
JPH09109485A (ja) プリンタ装置
JP2009083233A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees