JP2824310B2 - 顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙 - Google Patents
顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙Info
- Publication number
- JP2824310B2 JP2824310B2 JP2050334A JP5033490A JP2824310B2 JP 2824310 B2 JP2824310 B2 JP 2824310B2 JP 2050334 A JP2050334 A JP 2050334A JP 5033490 A JP5033490 A JP 5033490A JP 2824310 B2 JP2824310 B2 JP 2824310B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituent
- developer
- nucleus
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Color Printing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、顕色剤水分散液の製造方法及びそれを含む
塗液を塗布してなる耐光性に優れた感圧複写紙に関す
る。
塗液を塗布してなる耐光性に優れた感圧複写紙に関す
る。
「従来の技術」 感圧複写紙には電子供与性有機発色剤(以下単に発色
剤と記す)等を溶解した油性物質を内包するマイクロカ
プセルを主成分とする発色剤カプセル組成物を支持体の
片面に塗布した上用紙と、支持体の片面に上記発色剤と
接触したときに呈色する電子受容性顕色剤(以下単に顕
色剤と記す)を主成分とする顕色剤組成物を塗布し、反
対面に発色剤カプセル組成物を塗布した中用紙、及び支
持体の片面に顕色剤組成物のみを塗布した下用紙等の各
種シートがあり、一般に上用紙−下用紙、或いは上用紙
−中用紙−下用紙の順に組み合わせて複写セットとして
実用されている。また、支持体の同一面上に発色剤と顕
色剤を塗布して一枚で感圧複写可能とした自己発色型感
圧複写紙もその一形態として知られている。
剤と記す)等を溶解した油性物質を内包するマイクロカ
プセルを主成分とする発色剤カプセル組成物を支持体の
片面に塗布した上用紙と、支持体の片面に上記発色剤と
接触したときに呈色する電子受容性顕色剤(以下単に顕
色剤と記す)を主成分とする顕色剤組成物を塗布し、反
対面に発色剤カプセル組成物を塗布した中用紙、及び支
持体の片面に顕色剤組成物のみを塗布した下用紙等の各
種シートがあり、一般に上用紙−下用紙、或いは上用紙
−中用紙−下用紙の順に組み合わせて複写セットとして
実用されている。また、支持体の同一面上に発色剤と顕
色剤を塗布して一枚で感圧複写可能とした自己発色型感
圧複写紙もその一形態として知られている。
この顕色剤としては酸性白土、活性白土、アタパルジ
ャイト、ゼオライト、ベントナイトの如き粘土類や、フ
ェノール−アルデヒド重合体、フェノール−アセチレン
重合体等のフェノール重合体等が知られている。しかし
顕色剤として前述の如き粘土類が使われた場合、長期の
保存の間に粘土類が空気中の物質を吸着して発色能が著
しく低下したり、発色した印字が日時の経過とともに次
第に変色ないし褪色するという欠点があり、また印字に
水がかかると印字濃度が極度に低下すると言う欠点を有
している。一方、フェノール重合体は、印字の耐光性が
悪く、しかも露光処理によって生じる顕色剤層の黄変と
いう欠点を有している。その為に、上記の如き酸性物質
の代わりに種々の面で優れた性能を有する置換サリチル
酸塩が注目されるようになった。
ャイト、ゼオライト、ベントナイトの如き粘土類や、フ
ェノール−アルデヒド重合体、フェノール−アセチレン
重合体等のフェノール重合体等が知られている。しかし
顕色剤として前述の如き粘土類が使われた場合、長期の
保存の間に粘土類が空気中の物質を吸着して発色能が著
しく低下したり、発色した印字が日時の経過とともに次
第に変色ないし褪色するという欠点があり、また印字に
水がかかると印字濃度が極度に低下すると言う欠点を有
している。一方、フェノール重合体は、印字の耐光性が
悪く、しかも露光処理によって生じる顕色剤層の黄変と
いう欠点を有している。その為に、上記の如き酸性物質
の代わりに種々の面で優れた性能を有する置換サリチル
酸塩が注目されるようになった。
即ち置換サリチル酸塩を用いた感圧複写紙は長期保
存しても呈色能力が殆ど低下しない。発色した印字は
日時が経過しても比較的変色或いは褪色し難い。水に
溶解し難い置換サリチル酸塩を用いた場合、水がかかっ
ても印字濃度は殆ど低下しない。露光処理しても顕色
剤層は黄変し難い等の利点を有する。更に呈色能が非
常に高い。100℃以上の条件下で数時間処理しても印
字濃度及び呈色能は殆ど変わらない等、種々の面で優れ
た性能を有する。
存しても呈色能力が殆ど低下しない。発色した印字は
日時が経過しても比較的変色或いは褪色し難い。水に
溶解し難い置換サリチル酸塩を用いた場合、水がかかっ
ても印字濃度は殆ど低下しない。露光処理しても顕色
剤層は黄変し難い等の利点を有する。更に呈色能が非
常に高い。100℃以上の条件下で数時間処理しても印
字濃度及び呈色能は殆ど変わらない等、種々の面で優れ
た性能を有する。
このように、前記の顕色剤の代わりに置換サリチル酸
塩を顕色剤として用いることにより感圧複写紙の性能は
大幅に改良された。
塩を顕色剤として用いることにより感圧複写紙の性能は
大幅に改良された。
しかし置換サリチル酸塩を用いた感圧複写紙において
も印字後の複写紙が直射日光に曝されると、複写像が褪
色する現象が認められ、耐光性の一層の改良が望まれて
いるのが現状である。
も印字後の複写紙が直射日光に曝されると、複写像が褪
色する現象が認められ、耐光性の一層の改良が望まれて
いるのが現状である。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は、上記の問題を解決し、耐光性に優れた感圧
複写紙を提供することを目的とする。
複写紙を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明は、一般式〔I〕 〔式〔I〕においてR1,R2,R3,及びR4は同じでも異っ
ていてもよい水素原子,ハロゲン原子,炭素数1から15
までのアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、核
置換されたフェニル基、アラールキル基または核置換さ
れたアラールキル基であり、またR1,R2,R3,及びR4のう
ち相隣る二つが結合して環を形成してもよい。nは1以
上の数、Mはマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミ
ニウム、鉄、コバルト、ニッケルまたはこれらの塩基性
イオンである。〕 で表される核置換サリチル酸塩を主成分とする顕色剤
と、一般式〔II〕及び/又は一般式〔III〕で示される
化合物を有機溶剤に溶解させ、この溶液を水性媒体中で
加熱下または非加熱下に乳化分散せしめ、つづいてこの
分散液を加熱して有機溶剤を蒸留除去して得られる顕色
剤水分散液の製造方法である。
ていてもよい水素原子,ハロゲン原子,炭素数1から15
までのアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、核
置換されたフェニル基、アラールキル基または核置換さ
れたアラールキル基であり、またR1,R2,R3,及びR4のう
ち相隣る二つが結合して環を形成してもよい。nは1以
上の数、Mはマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミ
ニウム、鉄、コバルト、ニッケルまたはこれらの塩基性
イオンである。〕 で表される核置換サリチル酸塩を主成分とする顕色剤
と、一般式〔II〕及び/又は一般式〔III〕で示される
化合物を有機溶剤に溶解させ、この溶液を水性媒体中で
加熱下または非加熱下に乳化分散せしめ、つづいてこの
分散液を加熱して有機溶剤を蒸留除去して得られる顕色
剤水分散液の製造方法である。
〔式〔II〕中でR5は、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェ
ニル基、核置換されたフェニル基、アラールキル基、ま
たは核置換されたアラールキル基を示す。
アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェ
ニル基、核置換されたフェニル基、アラールキル基、ま
たは核置換されたアラールキル基を示す。
R6はアルキル基、置換基を有するアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、炭素数12以下のジオールのモ
ノエステル残基、置換基を有してもよいポリエチレング
リコールのモノエステル残基、置換基を有してもよいポ
リプロピレングリコールのモノエステル残基、または置
換基を有してもよいポリブチレングリコールのモノエス
テル残基を示す。〕 〔式〔III〕中でR7は水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェ
ニル基、核置換されたフェニル基、アラールキル基、ま
たは核置換されたアラールキル基を表す。
アルキル基、アリール基、炭素数12以下のジオールのモ
ノエステル残基、置換基を有してもよいポリエチレング
リコールのモノエステル残基、置換基を有してもよいポ
リプロピレングリコールのモノエステル残基、または置
換基を有してもよいポリブチレングリコールのモノエス
テル残基を示す。〕 〔式〔III〕中でR7は水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェ
ニル基、核置換されたフェニル基、アラールキル基、ま
たは核置換されたアラールキル基を表す。
R8は置換基を有してもよいアルキレン基、置換基を有
してもよいポリエチレングリコールのジエステル残基、
置換基を有してもよいポリプロピレングリコールのジエ
ステル残基、または置換基を有してもよいポリブチレン
グリコールのジエステル残基を表す。〕 また本発明は、顕色剤水分散液中の顕色剤の体積平均
粒子径が5ミクロン以下である顕色剤水分散液の製造方
法である。
してもよいポリエチレングリコールのジエステル残基、
置換基を有してもよいポリプロピレングリコールのジエ
ステル残基、または置換基を有してもよいポリブチレン
グリコールのジエステル残基を表す。〕 また本発明は、顕色剤水分散液中の顕色剤の体積平均
粒子径が5ミクロン以下である顕色剤水分散液の製造方
法である。
更に本発明は、上記顕色剤水分散液を含む塗液を支持
体に塗布してなる感圧複写紙である。
体に塗布してなる感圧複写紙である。
「作用」 本発明で耐光性の優れた感圧複写紙が得られる理由は
必ずしも明らかではないが、一般式〔II〕及び〔III〕
で表される化合物は、紫外線吸収剤としての機能を有す
ることが一因と考えられる。ただし、単に顕色剤含有層
に一般式〔II〕及び/又は〔III〕で表される化合物を
添加するだけでは充分な効果は得られず、上記の製造方
法で顕色剤分散液を調製して、支持体に塗布した場合に
極めて優れた効果が得られることより、分散液調製過程
で有機溶剤を用いることが重要な役割を果たしているも
のと考えられる。
必ずしも明らかではないが、一般式〔II〕及び〔III〕
で表される化合物は、紫外線吸収剤としての機能を有す
ることが一因と考えられる。ただし、単に顕色剤含有層
に一般式〔II〕及び/又は〔III〕で表される化合物を
添加するだけでは充分な効果は得られず、上記の製造方
法で顕色剤分散液を調製して、支持体に塗布した場合に
極めて優れた効果が得られることより、分散液調製過程
で有機溶剤を用いることが重要な役割を果たしているも
のと考えられる。
一般式〔I〕で表される置換サリチル酸塩は、いずれ
も顕色能に優れ、その代表的な例としては、3−メチル
−5−(イソ)ノニルサリチル酸、3−メチル−5−
(イソ)ドデシルサリチル酸、3−メチル−5−(イ
ソ)ペンタデシルサリチル酸、3−メチル−5−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−メチル−5−(α,
α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジセカンダ
リブチルサリチル酸、3,5−ジターシャリブチル−6−
メチルサリチル酸、3−ターシャリブチル−5−フェニ
ルサリチル酸、3,5−ジターシャリアミルサリチル酸、
3−シクロヘキシル−5−(イソ)ノニルサリチル酸、
3−フェニル−5−(イソ)ノニルサリチル酸、3−
(α−メチルベンジル)−5−(イソ)ノニルサリチル
酸、3−イソプロピル−5−(イソ)ノニルサリチル
酸、3−(イソ)ノニルサリチル酸、3−(イソ)ノニ
ル−5−メチルサリチル酸、3−(イソ)ノニル−5−
シクロヘキシルサリチル酸、3−(イソ)ノニル−5−
フェニルサリチル酸、3−(イソ)ノニル−5−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−(イソ)ノニル−5
−(4,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−(イ
ソ)ノニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−5−(イ
ソ)ノニルサリチル酸、5−(イソ)ノニルサリチル
酸、3−(イソ)ノニル−6−メチルサリチル酸、3−
ターシャリブチル−5−(イソ)ノニルサリチル酸、3,
5−ジ(イソ)ノニルサリチル酸、3−(イソ)ドデシ
ルサリチル酸、3−(イソ)ドデシル−5−メチルサリ
チル酸、3−(イソ)ドデシル−6−メチルサリチル
酸、3−イソプロピル−5−(イソ)ドデシルサリチル
酸、3−(イソ)ドデシル−5−エチルサリチル酸、5
−(イソ)ドデシルサリチル酸、3−(イソ)ペンタデ
シルサリチル酸、3−(イソ)ペンタデシル−5−メチ
ルサリチル酸、3−(イソ)ペンタデシル−6−メチル
サリチル酸、5−(イソ)ペンタデシルサリチル酸、3,
5−ジシクロヘキシルサリチル酸、3−シクロヘキシル
−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニ
ル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェ
ニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、
3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)−6−メチルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)−5−フェニルサリチル酸、3,5−ジ
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチル
ベンジル)−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3−(α−メチルベンジル)−5−ブロモサリチ
ル酸、3−(α,4−ジメチルベンジル)−5−メチルサ
リチル酸、3,5−ジ(α,4−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−5−メチル
サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−
メチルサリチル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジ
ル)サリチル酸、5−(4−メシチルメチルベンジル)
サリチル酸、ベンジル化スチレン化サリチル酸、2−ヒ
ドロキシ−3−(α,α−ジメチルベンジル)−1−ナ
フトエ酸又は3−ヒドロキシ−7−(α,α−ジメチル
ベンジル)−2−ナフトエ酸などの多価金属塩が挙げら
れる。多価金属の具体的な例としてはマグネシウム、カ
ルシウム、亜鉛、アルミニウム、鉄、コバルト、ニッケ
ル等が挙げられる。これらは単独で、又は混合して使用
される。
も顕色能に優れ、その代表的な例としては、3−メチル
−5−(イソ)ノニルサリチル酸、3−メチル−5−
(イソ)ドデシルサリチル酸、3−メチル−5−(イ
ソ)ペンタデシルサリチル酸、3−メチル−5−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−メチル−5−(α,
α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジセカンダ
リブチルサリチル酸、3,5−ジターシャリブチル−6−
メチルサリチル酸、3−ターシャリブチル−5−フェニ
ルサリチル酸、3,5−ジターシャリアミルサリチル酸、
3−シクロヘキシル−5−(イソ)ノニルサリチル酸、
3−フェニル−5−(イソ)ノニルサリチル酸、3−
(α−メチルベンジル)−5−(イソ)ノニルサリチル
酸、3−イソプロピル−5−(イソ)ノニルサリチル
酸、3−(イソ)ノニルサリチル酸、3−(イソ)ノニ
ル−5−メチルサリチル酸、3−(イソ)ノニル−5−
シクロヘキシルサリチル酸、3−(イソ)ノニル−5−
フェニルサリチル酸、3−(イソ)ノニル−5−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−(イソ)ノニル−5
−(4,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−(イ
ソ)ノニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−5−(イ
ソ)ノニルサリチル酸、5−(イソ)ノニルサリチル
酸、3−(イソ)ノニル−6−メチルサリチル酸、3−
ターシャリブチル−5−(イソ)ノニルサリチル酸、3,
5−ジ(イソ)ノニルサリチル酸、3−(イソ)ドデシ
ルサリチル酸、3−(イソ)ドデシル−5−メチルサリ
チル酸、3−(イソ)ドデシル−6−メチルサリチル
酸、3−イソプロピル−5−(イソ)ドデシルサリチル
酸、3−(イソ)ドデシル−5−エチルサリチル酸、5
−(イソ)ドデシルサリチル酸、3−(イソ)ペンタデ
シルサリチル酸、3−(イソ)ペンタデシル−5−メチ
ルサリチル酸、3−(イソ)ペンタデシル−6−メチル
サリチル酸、5−(イソ)ペンタデシルサリチル酸、3,
5−ジシクロヘキシルサリチル酸、3−シクロヘキシル
−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェニ
ル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−フェ
ニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、
3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)−6−メチルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)−5−フェニルサリチル酸、3,5−ジ
(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチル
ベンジル)−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3−(α−メチルベンジル)−5−ブロモサリチ
ル酸、3−(α,4−ジメチルベンジル)−5−メチルサ
リチル酸、3,5−ジ(α,4−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−5−メチル
サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−
メチルサリチル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジ
ル)サリチル酸、5−(4−メシチルメチルベンジル)
サリチル酸、ベンジル化スチレン化サリチル酸、2−ヒ
ドロキシ−3−(α,α−ジメチルベンジル)−1−ナ
フトエ酸又は3−ヒドロキシ−7−(α,α−ジメチル
ベンジル)−2−ナフトエ酸などの多価金属塩が挙げら
れる。多価金属の具体的な例としてはマグネシウム、カ
ルシウム、亜鉛、アルミニウム、鉄、コバルト、ニッケ
ル等が挙げられる。これらは単独で、又は混合して使用
される。
なお、(イソ)アルキルは、イソアルキルまたはノル
マルアルキルを示す。またイソノニル基、イソドデシル
基及びイソペンタデシル基は、それぞれプロピレン三量
体、プロピレン四量体又は1−ブテン三量体及びプロピ
レン五量体が付加して生じた置換基として定義する。
マルアルキルを示す。またイソノニル基、イソドデシル
基及びイソペンタデシル基は、それぞれプロピレン三量
体、プロピレン四量体又は1−ブテン三量体及びプロピ
レン五量体が付加して生じた置換基として定義する。
これらの置換サリチル酸塩の中には単独では結晶性で
あるものもあり、その軟化点もまちまちである。非結晶
性で好ましい軟化点を有する顕色剤を調製するには、適
当に混合して目的の物性になるように調節する。
あるものもあり、その軟化点もまちまちである。非結晶
性で好ましい軟化点を有する顕色剤を調製するには、適
当に混合して目的の物性になるように調節する。
顕色剤の軟化点が低すぎると、紙表面に塗布、乾燥さ
れる顕色剤が紙繊維間に浸透移行して発色濃度が低下
し、顕色剤の水分散液も凝固しやすく、長時間にわたっ
ての貯蔵安定性に欠ける。
れる顕色剤が紙繊維間に浸透移行して発色濃度が低下
し、顕色剤の水分散液も凝固しやすく、長時間にわたっ
ての貯蔵安定性に欠ける。
一方、顕色剤の軟化点が極めて高いと、紙表面に塗
布、乾燥される時に殆ど自着作用を現さないので、これ
を紙表面に固着させるために多量の接着剤を使用しなけ
ればならず、その場合は接着剤が膜となってマイクロカ
プセル中に存在する染料溶解オイルの移行を妨げること
もあり、顕色能がやや劣る場合もある。
布、乾燥される時に殆ど自着作用を現さないので、これ
を紙表面に固着させるために多量の接着剤を使用しなけ
ればならず、その場合は接着剤が膜となってマイクロカ
プセル中に存在する染料溶解オイルの移行を妨げること
もあり、顕色能がやや劣る場合もある。
これらの理由から顕色剤の軟化点範囲は20℃以上が好
ましく、より好ましくは30℃〜85℃程度である。
ましく、より好ましくは30℃〜85℃程度である。
顕色剤の軟化点を好ましい温度に調節する方法として
は、第一には軟化点の異なる顕色剤を混合すること、第
二には顕色剤の軟化点を下げるには、軟化点を低下させ
る物質、例えば脂肪酸の金属塩、トリアルキルフェノー
ル、トリアラールキルフェノールまたはスチレンオリゴ
マー等を添加すること、第三には低すぎる軟化点の顕色
剤に軟化点を上昇させるような物質、例えばポリスチレ
ン、ポリ−α−メチルスチレンまたは石油樹脂等を添加
することが挙げられる。混合割合については特に限定さ
れるものではない。
は、第一には軟化点の異なる顕色剤を混合すること、第
二には顕色剤の軟化点を下げるには、軟化点を低下させ
る物質、例えば脂肪酸の金属塩、トリアルキルフェノー
ル、トリアラールキルフェノールまたはスチレンオリゴ
マー等を添加すること、第三には低すぎる軟化点の顕色
剤に軟化点を上昇させるような物質、例えばポリスチレ
ン、ポリ−α−メチルスチレンまたは石油樹脂等を添加
することが挙げられる。混合割合については特に限定さ
れるものではない。
なお、本発明でいう軟化点とは、顕色剤が水中で平衡
水分を含有する状態での軟化温度をいう。通常、乾燥状
態での軟化点より50℃程度低めである。
水分を含有する状態での軟化温度をいう。通常、乾燥状
態での軟化点より50℃程度低めである。
一般式〔II〕で表される化合物のなかでも、特に限定
するものではないが、R6が置換基を有してもよいポリエ
チレングリコールのモノエステル残基である一般式〔I
V〕が好ましい。
するものではないが、R6が置換基を有してもよいポリエ
チレングリコールのモノエステル残基である一般式〔I
V〕が好ましい。
〔式〔IV〕においてR9,R10は同じであっても異なって
もよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、シクロアルケニル基、フェニル基、核置換
されたフェニル基、アラールキル基、または核置換され
たアラールキル基を示す。mは1以上の整数を表す。〕 但しmは特に限定されるものではないが、通常1から
100程度の整数が望ましい。一般式〔IV〕で表される化
合物の具体例にはR9及びR10が第1表に示される組み合
わせの化合物が挙げられる。
もよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、シクロアルケニル基、フェニル基、核置換
されたフェニル基、アラールキル基、または核置換され
たアラールキル基を示す。mは1以上の整数を表す。〕 但しmは特に限定されるものではないが、通常1から
100程度の整数が望ましい。一般式〔IV〕で表される化
合物の具体例にはR9及びR10が第1表に示される組み合
わせの化合物が挙げられる。
また一般式〔II〕で表される化合物のうちR6がアルキ
ル基である場合は、炭素数18以下のものが好ましい。R6
が炭素数12以下のジオールのモノエステル残基としては
5−ヒドロキシペンチル基、8−ヒドロキシオクチル基
等が例示でき、置換基を有するアルキル基としてはフェ
ノキシエチル基が例示できる。
ル基である場合は、炭素数18以下のものが好ましい。R6
が炭素数12以下のジオールのモノエステル残基としては
5−ヒドロキシペンチル基、8−ヒドロキシオクチル基
等が例示でき、置換基を有するアルキル基としてはフェ
ノキシエチル基が例示できる。
一般式〔III〕で表される化合物のなかでも特に限定
するものではないが、R8が置換基を有してもよいポリエ
チレングリコールのジエステル残基である一般式〔v〕
で表される化合物が好ましい。
するものではないが、R8が置換基を有してもよいポリエ
チレングリコールのジエステル残基である一般式〔v〕
で表される化合物が好ましい。
〔〔v〕式においてR11,R12は、同じであっても異な
ってもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェニル基、
核置換されたフェニル基、アラールキル基、または核置
換されたアラールキル基を示す。pは1以上の整数を表
す。〕 但しpは特に限定されるものではないが、通常1から
100程度の整数が望ましい。
ってもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェニル基、
核置換されたフェニル基、アラールキル基、または核置
換されたアラールキル基を示す。pは1以上の整数を表
す。〕 但しpは特に限定されるものではないが、通常1から
100程度の整数が望ましい。
一般式〔v〕で表される化合物の具体例にはR11及びR
12が第2表に示す組み合わせの化合物が挙げられる。
12が第2表に示す組み合わせの化合物が挙げられる。
また一般式〔III〕で表される化合物のうちR8が置換
基を有してもよいアルキレン基の場合、炭素数12以下の
アルキレン基が好ましい。
基を有してもよいアルキレン基の場合、炭素数12以下の
アルキレン基が好ましい。
一般式〔II〕及び/又は一般式〔III〕で示される化
合物の併用割合は顕色剤の使用目的等によって種々選択
されるもので、特に限定されるものではないが、多量に
配合すると、得られる感圧複写紙用呈色紙の発色性能の
低下や顕色剤含有層の黄変が生じる場合があるため、乾
燥重量で好ましくは一般式〔I〕で表される置換サリチ
ル酸塩100重量部に対して0.05〜20重量部、より好まし
くは0.1〜10重量部程度の一般式〔II〕及び/又は一般
式〔III〕で示される化合物を呈色紙用塗液中に含有さ
せる。
合物の併用割合は顕色剤の使用目的等によって種々選択
されるもので、特に限定されるものではないが、多量に
配合すると、得られる感圧複写紙用呈色紙の発色性能の
低下や顕色剤含有層の黄変が生じる場合があるため、乾
燥重量で好ましくは一般式〔I〕で表される置換サリチ
ル酸塩100重量部に対して0.05〜20重量部、より好まし
くは0.1〜10重量部程度の一般式〔II〕及び/又は一般
式〔III〕で示される化合物を呈色紙用塗液中に含有さ
せる。
本発明において顕色剤及び一般式〔II〕及び/又は一
般式〔III〕で示される化合物を溶解する有機溶剤に
は、水に対する溶解性が比較的小さく、顕色剤の溶解性
が良いこと、沸点が低いことないしは分散液の調製中に
化学的な変化を受け難いこと等の諸性質が要求される。
般式〔III〕で示される化合物を溶解する有機溶剤に
は、水に対する溶解性が比較的小さく、顕色剤の溶解性
が良いこと、沸点が低いことないしは分散液の調製中に
化学的な変化を受け難いこと等の諸性質が要求される。
この具体的な例としては、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、
クロルベンゼン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ブタノール、アミ
ルアルコールまたはメチルターシャリブチルエーテル等
が挙げられる。
レン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクロロエタン、
クロルベンゼン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ブタノール、アミ
ルアルコールまたはメチルターシャリブチルエーテル等
が挙げられる。
有機溶剤の使用量は、目的とする分散粒子の大きさ等
に応じて適宜調節されるが、顕色剤100重量部に対して5
00重量部以下程度の範囲で調節するのが望ましい。
に応じて適宜調節されるが、顕色剤100重量部に対して5
00重量部以下程度の範囲で調節するのが望ましい。
こうして得られた有機溶剤溶液を水性媒体中で加熱下
または非加熱下に乳化分散する際、水性媒体中には乳化
剤を含有させることが好ましい。乳化剤としてはポリビ
ニルアルコールやアルキル硫酸エステルのアルカリ塩、
アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ塩、等の低分子
量アニオン性界面活性剤、アラビアガム等のアニオン性
天然高分子、アクリル酸重合体、ビニルベンゼンスルホ
ン酸重合体、アクリル酸・アクリルアミド共重合体、エ
チレン・無水マレイン酸共重合体等のアニオン性高分子
のアルカリ塩等が挙げられる。これらは2種以上を併用
しても良い。
または非加熱下に乳化分散する際、水性媒体中には乳化
剤を含有させることが好ましい。乳化剤としてはポリビ
ニルアルコールやアルキル硫酸エステルのアルカリ塩、
アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ塩、等の低分子
量アニオン性界面活性剤、アラビアガム等のアニオン性
天然高分子、アクリル酸重合体、ビニルベンゼンスルホ
ン酸重合体、アクリル酸・アクリルアミド共重合体、エ
チレン・無水マレイン酸共重合体等のアニオン性高分子
のアルカリ塩等が挙げられる。これらは2種以上を併用
しても良い。
かくして調製された顕色剤の水分散液は、加熱処理に
より、有機溶剤が蒸留除去されて真球状の粒子からなる
顕色剤水分散液が調製される。
より、有機溶剤が蒸留除去されて真球状の粒子からなる
顕色剤水分散液が調製される。
得られた顕色剤水分散液は、必要により湿式微粉砕処
理することもできる。微粉砕処理機としては、例えばボ
ールミル、ペブルミル、サンドグラインダー、コボルミ
ル、アトライター、ダイノミル等の如く粉砕メディアを
使用する各種のサンドミル型粉砕機、3本ロールミル、
高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃
ミル等の高速グラインド装置等が挙げられるが、処理条
件設定の容易さ、粉砕効率等を考慮するとサンドミル型
粉砕機、高速インペラー分散機が好ましく、その中でも
サンドミル型粉砕機がより好ましい。
理することもできる。微粉砕処理機としては、例えばボ
ールミル、ペブルミル、サンドグラインダー、コボルミ
ル、アトライター、ダイノミル等の如く粉砕メディアを
使用する各種のサンドミル型粉砕機、3本ロールミル、
高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃
ミル等の高速グラインド装置等が挙げられるが、処理条
件設定の容易さ、粉砕効率等を考慮するとサンドミル型
粉砕機、高速インペラー分散機が好ましく、その中でも
サンドミル型粉砕機がより好ましい。
分散液中の顕色剤粒子の体積平均粒子径が5ミクロン
を超えると、塗布に際して紙表面への分布が不均一にな
って記録像の欠落をおこしたり、寒冷地での記録像の発
現速度が低下し初期発色性に劣る場合もある。また、平
均粒子径が0.3ミクロンより小さくなると、粒子が紙繊
維間に浸透しやすく、顕色作用の損失がおこるし、それ
以上に粒子を細かくしても何らの利点も生じない。従っ
て、顕色剤粒子の平均粒子径の好ましい範囲は0.3〜5
ミクロン、更に好ましい範囲は0.6〜3ミクロンであ
る。一般に、水分散液中の顕色剤の濃度は、通常10%以
上の高濃度であり、好ましい上限は55%程度である。こ
のように高濃度であると、輸送コストを軽減させるのみ
ならず、高濃度塗工液の調製も可能となり、塗布工程に
おける乾燥効率のアップ、得られる感圧複写紙用呈色紙
の品質改良効果も期待できる。
を超えると、塗布に際して紙表面への分布が不均一にな
って記録像の欠落をおこしたり、寒冷地での記録像の発
現速度が低下し初期発色性に劣る場合もある。また、平
均粒子径が0.3ミクロンより小さくなると、粒子が紙繊
維間に浸透しやすく、顕色作用の損失がおこるし、それ
以上に粒子を細かくしても何らの利点も生じない。従っ
て、顕色剤粒子の平均粒子径の好ましい範囲は0.3〜5
ミクロン、更に好ましい範囲は0.6〜3ミクロンであ
る。一般に、水分散液中の顕色剤の濃度は、通常10%以
上の高濃度であり、好ましい上限は55%程度である。こ
のように高濃度であると、輸送コストを軽減させるのみ
ならず、高濃度塗工液の調製も可能となり、塗布工程に
おける乾燥効率のアップ、得られる感圧複写紙用呈色紙
の品質改良効果も期待できる。
感圧複写紙の顕色剤層を形成する塗液には、このよう
にして得られた分散液に、通常更に接着剤として、例え
ば澱粉、カゼイン、アラビアゴム、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、スチレン・ブタジエ
ン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテックス等が配
合されるが、さらに、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸
化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸
マグネシウム、硫酸カルシウム等の無機顔料や感圧複写
紙製造分野で公知の各種助剤を適宜添加することができ
る。
にして得られた分散液に、通常更に接着剤として、例え
ば澱粉、カゼイン、アラビアゴム、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、スチレン・ブタジエ
ン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテックス等が配
合されるが、さらに、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸
化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸
マグネシウム、硫酸カルシウム等の無機顔料や感圧複写
紙製造分野で公知の各種助剤を適宜添加することができ
る。
支持体への顕色剤層用塗液の塗布量は特に限定しない
が乾燥重量で2〜8g/m2程度である。かくして調製され
た顕色剤層用塗液は、エアーナイフコーター、ブレード
コーター、ロールコーター、サイズプレスコーター、カ
ーテンコーター、ショートドウェルコーター等の通常の
塗布装置によって上質紙、コート紙、合成紙、フィルム
等の支持体上に塗布され、感圧複写紙用呈色紙として仕
上げられる。
が乾燥重量で2〜8g/m2程度である。かくして調製され
た顕色剤層用塗液は、エアーナイフコーター、ブレード
コーター、ロールコーター、サイズプレスコーター、カ
ーテンコーター、ショートドウェルコーター等の通常の
塗布装置によって上質紙、コート紙、合成紙、フィルム
等の支持体上に塗布され、感圧複写紙用呈色紙として仕
上げられる。
なお、本発明の方法は、支持体の同一面に顕色剤層と
発色剤層を有するか、あるいは顕色剤塗液とカプセル化
した発色剤を含む塗液の混合塗布層を有する自己発色型
感圧複写紙(所謂セルフコンテンド型)にも勿論応用す
ることが出来る。
発色剤層を有するか、あるいは顕色剤塗液とカプセル化
した発色剤を含む塗液の混合塗布層を有する自己発色型
感圧複写紙(所謂セルフコンテンド型)にも勿論応用す
ることが出来る。
「実施例」 以下に、本発明の効果を一層明確にするため、実施例
及び比較例を記載するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。また、例中の「部」及び「%」は特に断
らない限りそれぞれ「重量部」及び「重量%」を表わ
す。
及び比較例を記載するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。また、例中の「部」及び「%」は特に断
らない限りそれぞれ「重量部」及び「重量%」を表わ
す。
実施例1 かきまぜ機と温度計を備えた内容積20000mlのステン
レススチール製の円筒型容器に水2000g及び硫酸亜鉛
(7水塩)400gを入れ、溶解させる。これに3,5−ジ
(α−メチルベンジル)サリチル酸ナトリウム10%水溶
液8500gを内容物を激しくかきまぜながら添加する。複
分解によって容器内はただちにチキソトロピック状のド
ロッとした液になる。ここでα−メチルスチレンとスチ
レンの共重合体(共重合比;40対60モルパーセント、平
均分子量;約1500)150gと化合物1-1,2-1の混合物(第
1表,第2表参照,混合比50:50)25gを含むメチルイソ
ブチルケトン溶液800gを短時間のうちに加える。チキソ
トロピック状のドロッとした内容物の流動性が次第に良
くなるので、流動しやすくなったら、容器を加熱して内
容物の温度を75℃にして静置する。上層に水相が下層に
油相が分離するので油層を全量取り出し、これを内容積
5000mlの硬質ガラス製のビーカーに移す。これを更に、
水600g、炭酸ナトリウム2.5g、ポリビニルアルコール
(ケン化度;98%、重合度約1700)5%水溶液500g及び
アクリル酸エチルとアクリルアミドの共重合体(共重合
比;13対87モルパーセント、重合度;約400)25%水溶液
60gを加え、35℃ないし40℃の範囲でホモミキサー(モ
デルM、特殊機化工業株式会社製)毎分8800ないし9000
回の回転数により20分間乳化操作を行うことによって水
中油型の乳化液が得られる。これをかきまぜ機、温度計
及び蒸留口のついた内容積10000mlの硬質ガラス製三つ
口フラスコに移し、更に水1100gを加えてから内容物を
ゆっくりかきまぜながらフラスコを加熱して沸騰させ
る。蒸留口からメチルイソブチルケトン約640g及び水約
640gを取り出すと、内容物はメチルイソブチルケトンを
殆ど含まない全固形分39%の乳化液になる。得られた顕
色剤分散粒子の平均粒子径は1.9μであった。分散相の
軟化点は75℃である。
レススチール製の円筒型容器に水2000g及び硫酸亜鉛
(7水塩)400gを入れ、溶解させる。これに3,5−ジ
(α−メチルベンジル)サリチル酸ナトリウム10%水溶
液8500gを内容物を激しくかきまぜながら添加する。複
分解によって容器内はただちにチキソトロピック状のド
ロッとした液になる。ここでα−メチルスチレンとスチ
レンの共重合体(共重合比;40対60モルパーセント、平
均分子量;約1500)150gと化合物1-1,2-1の混合物(第
1表,第2表参照,混合比50:50)25gを含むメチルイソ
ブチルケトン溶液800gを短時間のうちに加える。チキソ
トロピック状のドロッとした内容物の流動性が次第に良
くなるので、流動しやすくなったら、容器を加熱して内
容物の温度を75℃にして静置する。上層に水相が下層に
油相が分離するので油層を全量取り出し、これを内容積
5000mlの硬質ガラス製のビーカーに移す。これを更に、
水600g、炭酸ナトリウム2.5g、ポリビニルアルコール
(ケン化度;98%、重合度約1700)5%水溶液500g及び
アクリル酸エチルとアクリルアミドの共重合体(共重合
比;13対87モルパーセント、重合度;約400)25%水溶液
60gを加え、35℃ないし40℃の範囲でホモミキサー(モ
デルM、特殊機化工業株式会社製)毎分8800ないし9000
回の回転数により20分間乳化操作を行うことによって水
中油型の乳化液が得られる。これをかきまぜ機、温度計
及び蒸留口のついた内容積10000mlの硬質ガラス製三つ
口フラスコに移し、更に水1100gを加えてから内容物を
ゆっくりかきまぜながらフラスコを加熱して沸騰させ
る。蒸留口からメチルイソブチルケトン約640g及び水約
640gを取り出すと、内容物はメチルイソブチルケトンを
殆ど含まない全固形分39%の乳化液になる。得られた顕
色剤分散粒子の平均粒子径は1.9μであった。分散相の
軟化点は75℃である。
上記の処理で得られた39%の顕色剤分散液18部、炭酸
カルシウム93部、水100部を混合分散し、さらにバイン
ダーとして10%のポリビニルアルコール水溶液50部、50
%のカルボキシ変性、SBRラテックス(SN-307,住友ノー
ガタック社製)20部を混合分散して顕色剤塗液を調製し
た。
カルシウム93部、水100部を混合分散し、さらにバイン
ダーとして10%のポリビニルアルコール水溶液50部、50
%のカルボキシ変性、SBRラテックス(SN-307,住友ノー
ガタック社製)20部を混合分散して顕色剤塗液を調製し
た。
上記顕色剤塗液を40g/m2の原紙の片面に乾燥重量が5g
/m2となるように塗布、乾燥して感圧複写紙用顕色紙を
得た。
/m2となるように塗布、乾燥して感圧複写紙用顕色紙を
得た。
実施例2 実施例1において、化合物1-1,2-1(第1表,第2表
参照)の代わりに、化合物1-2,2-2(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。
参照)の代わりに、化合物1-2,2-2(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。
得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径は2.0μであっ
た。
た。
次に、この水分散液をサンドグラインダー(五十嵐機
械株式会社製,MODEL NO,OSG-8G)で毎分2Kgの条件で処
理し、平均粒径が1.9μの顕色剤分散液を調製し、以下
実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得た。
械株式会社製,MODEL NO,OSG-8G)で毎分2Kgの条件で処
理し、平均粒径が1.9μの顕色剤分散液を調製し、以下
実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得た。
実施例3 実施例1において、化合物1-1,2-1(第1表,第2表
参照)の代わりに、化合物1-3,2-3(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径
は1.6μであった。
参照)の代わりに、化合物1-3,2-3(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径
は1.6μであった。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
実施例4 実施例1において、化合物1-1,2-1(第1表,第2表
参照)の代わりに、化合物1-4,2-4(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。
参照)の代わりに、化合物1-4,2-4(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。
得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径は1.9μであっ
た。
た。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
実施例5 実施例2において、化合物1-2,2-2(第1表,第2表
参照)の代わりに、化合物1-5,2-5(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例2と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径
は1.7μであった。
参照)の代わりに、化合物1-5,2-5(第1表,第2表参
照)を使用した以外は実施例2と同様にして顕色剤水分
散液を調製した。得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径
は1.7μであった。
以下実施例2と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
実施例6 3−イソドデシルサリチル酸亜鉛200g(軟化点43℃)
と3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛295g
をトルエン400gに50℃で混合溶解させ、トルエン溶液を
調整する。このトルエン溶液に化合物1-1,2-1の混合物
(第1表,第2表参照。混合比50:50)13gを加え溶解す
る。
と3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛295g
をトルエン400gに50℃で混合溶解させ、トルエン溶液を
調整する。このトルエン溶液に化合物1-1,2-1の混合物
(第1表,第2表参照。混合比50:50)13gを加え溶解す
る。
別に内容積3000mlのステンレススチル製のビーカー
に、水600g、炭酸ナトリウム2.5g、アクリル酸エチルと
アクリルアミドの共重合体(共重合比;13対87モルパー
セント、重合度;約400)25%水溶液100gを加え、35℃
ないし40℃の範囲でホモミキサー(モデルM、特殊機化
工業株式会社製)毎分8800ないし9000回の回転数により
20分間乳化操作を行うことによって水中油型の乳化液が
得られる。これをかきまぜ機、温度計及び蒸留口のつい
た内容積10000mlの硬質ガラス製三つ口フラスコに移
し、更に水1000gを加えてから内容物をゆっくりかきま
ぜながらフラスコを加熱して沸騰させる。蒸留口からト
ルエン約320g及び水約340gを取り出すと、内容物はトル
エンを殆ど含まない全固形分39%の乳化液になる。得ら
れた顕色剤分散粒子の平均粒子径は2.1μであった。
に、水600g、炭酸ナトリウム2.5g、アクリル酸エチルと
アクリルアミドの共重合体(共重合比;13対87モルパー
セント、重合度;約400)25%水溶液100gを加え、35℃
ないし40℃の範囲でホモミキサー(モデルM、特殊機化
工業株式会社製)毎分8800ないし9000回の回転数により
20分間乳化操作を行うことによって水中油型の乳化液が
得られる。これをかきまぜ機、温度計及び蒸留口のつい
た内容積10000mlの硬質ガラス製三つ口フラスコに移
し、更に水1000gを加えてから内容物をゆっくりかきま
ぜながらフラスコを加熱して沸騰させる。蒸留口からト
ルエン約320g及び水約340gを取り出すと、内容物はトル
エンを殆ど含まない全固形分39%の乳化液になる。得ら
れた顕色剤分散粒子の平均粒子径は2.1μであった。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
比較例1 実施例1において、化合物1-1,2-1(第1表,第2表
参照)の代わりに、紫外線吸収剤である2−(3,5−ジ
−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール(商品名TINUVIN 320,CIBA-GEIGY社製)25gを使
用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分散液を調
製した。
参照)の代わりに、紫外線吸収剤である2−(3,5−ジ
−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール(商品名TINUVIN 320,CIBA-GEIGY社製)25gを使
用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分散液を調
製した。
得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径は1.9μであっ
た。
た。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
比較例2 実施例1において、化合物1-1,2-1(第1表,第2表
参照)の代わりに、紫外線吸収剤2−(3,5−ジ−t−
ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアール(商品名TINUVIN 327,CIBA-GEIGY社製)25g
を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分散液
を調製した。
参照)の代わりに、紫外線吸収剤2−(3,5−ジ−t−
ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアール(商品名TINUVIN 327,CIBA-GEIGY社製)25g
を使用した以外は実施例1と同様にして顕色剤水分散液
を調製した。
得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径は1.9μであっ
た。
た。
以下実施例1と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
比較例3 実施例2において化合物1-2,2-2(第1表,第2表参
照)の代わりに、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−2−nブチルマロン酸−ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)(商品名TIN
UVIN 144,CIBA-GEIGY社製)50gを使用した以外は実施例
2と同様にして顕色剤水分散液を調製した。
照)の代わりに、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−2−nブチルマロン酸−ビス(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)(商品名TIN
UVIN 144,CIBA-GEIGY社製)50gを使用した以外は実施例
2と同様にして顕色剤水分散液を調製した。
得られた顕色剤分散粒子の平均粒子径は3.2μであっ
た。
た。
以下実施例2と同様にして感圧複写紙用顕色紙を得
た。
た。
比較例4 実施例1において化合物1-1,2-1(第1表,第2表参
照)をメチルイソブチルケトンに溶解させず、2%のポ
リビニルアルコール水溶液に分散して、サンドグライン
ダーで粉砕分散したものを顕色剤分散液に添加した以外
同様にして感圧複写紙用顕色紙を得た。
照)をメチルイソブチルケトンに溶解させず、2%のポ
リビニルアルコール水溶液に分散して、サンドグライン
ダーで粉砕分散したものを顕色剤分散液に添加した以外
同様にして感圧複写紙用顕色紙を得た。
かくして得られた9種類の感圧複写紙用顕色紙につい
て以下の品質評価試験を行いその結果を第3表に示し
た。
て以下の品質評価試験を行いその結果を第3表に示し
た。
アルキル化ナフタレンにクリスタルバイオレットラク
トンを溶解し、この油性液をマイクロカプセル化して調
製したカプセル塗液を上質紙の片面に乾燥重量が4g/m2
となるように塗布、乾燥して上用紙を得た。
トンを溶解し、この油性液をマイクロカプセル化して調
製したカプセル塗液を上質紙の片面に乾燥重量が4g/m2
となるように塗布、乾燥して上用紙を得た。
〔中用紙の作成〕 上記感圧複写紙用顕色紙の原紙面に、上用紙と同様の
カプセル塗液を乾燥重量が4g/m2となるように塗布、乾
燥して中用紙を得た。
カプセル塗液を乾燥重量が4g/m2となるように塗布、乾
燥して中用紙を得た。
初期発色性試験 顕色紙と上用紙を5℃の雰囲気下に10時間放置した。
次に呈色紙と上用紙の塗布面同士を対向させ5℃の雰囲
気下で、落下式発色試験機(錘り:150g,高さ:20cm)に
より発色させ、マクベス反射濃度計で打圧から10秒後、
1日後の発色濃度を測定した。
次に呈色紙と上用紙の塗布面同士を対向させ5℃の雰囲
気下で、落下式発色試験機(錘り:150g,高さ:20cm)に
より発色させ、マクベス反射濃度計で打圧から10秒後、
1日後の発色濃度を測定した。
耐光性試験 顕色紙と上用紙を塗布面同士が対向するように重ね合
わせ、120kg/cm2の荷重をかけて発色像を形成し、マク
ベス色濃度計で発色濃度を測定しその値をD0とした。次
ぎに、太陽光を10Hrsあてたのち発色濃度を測定しその
値をD1とした。
わせ、120kg/cm2の荷重をかけて発色像を形成し、マク
ベス色濃度計で発色濃度を測定しその値をD0とした。次
ぎに、太陽光を10Hrsあてたのち発色濃度を測定しその
値をD1とした。
耐光性は次式で規定されるが、数値が100に近い程耐
光性が良好である。
光性が良好である。
「効果」 第3表の結果から明らかなように、本発明の実施例で
得られた感圧複写紙用顕色紙は、初期発色性、耐光性の
いずれにおいても優れた特性を備えていた。
得られた感圧複写紙用顕色紙は、初期発色性、耐光性の
いずれにおいても優れた特性を備えていた。
フロントページの続き (72)発明者 小田 茂 大阪府茨木市五日市1丁目10番24号 株 式会社三光開発科学研究所内 (72)発明者 斉藤 寅之助 大阪府茨木市五日市1丁目10番24号 株 式会社三光開発科学研究所内 (56)参考文献 特開 平3−57690(JP,A) 特開 平3−57687(JP,A) 特開 昭57−191087(JP,A) 特開 昭64−34782(JP,A) 特開 昭63−98483(JP,A) 特開 平3−215084(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/124
Claims (3)
- 【請求項1】一般式〔I〕 〔式〔I〕においてR1,R2,R3,及びR4は同じでも異って
いてもよい水素原子,ハロゲン原子,炭素数1から15ま
でのアルキル基、シクロアルキル基、フェニル基、核置
換されたフェニル基、アラールキル基または核置換され
たアラールキル基であり、またR1,R2,R3,及びR4のうち
相隣る二つが結合して環を形成してもよい。nは1以上
の数、Mはマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニ
ウム、鉄、コバルト、ニッケルまたはこれらの塩基性イ
オンである。〕 で表される核置換サリチル酸塩を主成分とする顕色剤
と、一般式〔II〕及び/又は一般式〔III〕で示される
化合物を有機溶剤に溶解させ、この溶液を水性媒体中で
加熱下または非加熱下に乳化分散せしめ、つづいてこの
分散液を加熱して有機溶剤を蒸留除去して得られる顕色
剤水分散液の製造方法。 〔式〔II〕中でR5は、水素原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェニ
ル基、核置換されたフェニル基、アラールキル基、また
は核置換されたアラールキル基を示す。 R6はアルキル基、置換基を有するアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、炭素数12以下のジオールのモノ
エステル残基、置換基を有してもよいポリエチレングリ
コールのモノエステル残基、置換基を有してもよいポリ
プロピレングリコールのモノエステル残基、または置換
基を有してもよいポリブチレングリコールのモノエステ
ル残基を示す。〕 〔式〔III〕中でR7は水素原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、フェニ
ル基、核置換されたフェニル基、アラールキル基、また
は核置換されたアラールキル基を表す。 R8は置換基を有してもよいアルキレン基、置換基を有し
てもよいポリエチレングリコールのジエステル残基、置
換基を有してもよいポリプロピレングリコールのジエス
テル残基、または置換基を有してもよいポリブチレング
リコールのジエステル残基を表す。〕 - 【請求項2】顕色剤水分散液中の顕色剤の体積平均粒子
径が5ミクロン以下である顕色剤水分散液の製造方法。 - 【請求項3】請求項(1)または(2)記載の顕色剤水
分散液を含む塗液を支持体に塗布してなる感圧複写紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2050334A JP2824310B2 (ja) | 1989-11-28 | 1990-02-28 | 顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31143889 | 1989-11-28 | ||
JP1-311438 | 1989-11-28 | ||
JP2050334A JP2824310B2 (ja) | 1989-11-28 | 1990-02-28 | 顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03254989A JPH03254989A (ja) | 1991-11-13 |
JP2824310B2 true JP2824310B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=26390799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2050334A Expired - Fee Related JP2824310B2 (ja) | 1989-11-28 | 1990-02-28 | 顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824310B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6380285B1 (en) * | 2000-02-01 | 2002-04-30 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Bloom-resistant benzotriazole UV absorbers and compositions stabilized therewith |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2050334A patent/JP2824310B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03254989A (ja) | 1991-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4046941A (en) | Support sheet with sensitized coating of organic acid substance and organic high molecular compound particulate mixture | |
FI59362C (fi) | Sensibiliserat ark foer ett tryckkaensligt kopieringssystem och foerfarande foer framstaellning av detsamma | |
JP2786510B2 (ja) | 顕色剤水分散液の製造方法及びそれを用いた感圧記録紙 | |
US5250108A (en) | Color developer composition, process for preparing aqueous dispersion thereof and pressure sensitive manifold sheet using thereof | |
JP2824310B2 (ja) | 顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙 | |
JP2965604B2 (ja) | 顕色剤組成物その製法及び感圧複写紙 | |
JP2824343B2 (ja) | 顕色剤組成物、その水分散液の製造方法及び感圧複写紙 | |
US5328884A (en) | Pressure sensitive manifold sheet containing color developer composition | |
JP2843662B2 (ja) | 顕色剤組成物及び感圧記録紙 | |
JP3019163B2 (ja) | 顕色剤組成物、その水分散液の製造方法及び感圧複写紙 | |
JP3012349B2 (ja) | 顕色剤組成物及び感圧記録紙 | |
JP2889237B2 (ja) | 感圧複写紙用顕色剤水分散液の製造方法 | |
JP2823349B2 (ja) | 感圧複写紙用顕色剤水分散液の製造方法 | |
JP2776585B2 (ja) | 感圧複写紙用顕色剤水分散液の製造方法 | |
JP3125342B2 (ja) | 顕色剤組成物分散液及び感圧複写シート | |
JP2885466B2 (ja) | 顕色剤水分散液の製造方法及び感圧複写紙 | |
JP2870194B2 (ja) | 感圧複写紙 | |
JPH03278989A (ja) | 顕色剤組成物水分散液の製造方法及び感圧複写紙 | |
JP2003175670A (ja) | 感圧複写紙用顕色剤組成物及びそれを用いた感圧複写紙 | |
JP3015150B2 (ja) | 感圧複写紙 | |
JP2725099B2 (ja) | 感圧記録紙用顕色剤シートの製造方法 | |
JP3119515B2 (ja) | 顕色剤組成物、その水分散液及びこれを使用して製造した感圧記録シート | |
JPH0549031B2 (ja) | ||
JPH0230584A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH10217607A (ja) | 顕色剤組成物及びそれを使用した感圧複写用顕色シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |