JP2819445B2 - Icカード処理装置 - Google Patents
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- JP2819445B2 JP2819445B2 JP5350388A JP35038893A JP2819445B2 JP 2819445 B2 JP2819445 B2 JP 2819445B2 JP 5350388 A JP5350388 A JP 5350388A JP 35038893 A JP35038893 A JP 35038893A JP 2819445 B2 JP2819445 B2 JP 2819445B2
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/0013—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
- G06K7/0086—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers the connector comprising a circuit for steering the operations of the card connector
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- G06K7/0013—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
- G06K7/0021—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部にメモリ回路等が
設けられたICカードに対する読み書き処理を行なうた
めのICカード処理装置に関する。
設けられたICカードに対する読み書き処理を行なうた
めのICカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、磁気記録式のカードと異
なり、各種の情報をメモリに電気的に記憶しており、外
表部に設けられた端子を介して接続される外部装置との
間で情報の授受を行なうように形成されている。
なり、各種の情報をメモリに電気的に記憶しており、外
表部に設けられた端子を介して接続される外部装置との
間で情報の授受を行なうように形成されている。
【0003】図9は、ICカード1の一例を示すもの
で、その内部にはメモリ等を含む集積回路が内蔵され、
カード1の一面1a側の前端寄りの所定位置には、内部
の集積回路に接続された複数の外部端子2、2、…、2
が設けられている。
で、その内部にはメモリ等を含む集積回路が内蔵され、
カード1の一面1a側の前端寄りの所定位置には、内部
の集積回路に接続された複数の外部端子2、2、…、2
が設けられている。
【0004】このようなICカードは、外部端子を介し
て電気的に所定の情報交換が行なわれないと、カード所
有者の固有情報や金額情報等を知ることができないの
で、磁気カードに比べて不正利用がされにくく、しかも
外からの磁気によって内容が変化してしまうことがない
という利点があり、磁気カードに代わって利用されてき
ている。
て電気的に所定の情報交換が行なわれないと、カード所
有者の固有情報や金額情報等を知ることができないの
で、磁気カードに比べて不正利用がされにくく、しかも
外からの磁気によって内容が変化してしまうことがない
という利点があり、磁気カードに代わって利用されてき
ている。
【0005】このICカードに対する情報の読み書きを
行なうためのICカード処理装置は、カード挿入口に挿
入されたICカードを、少なくともその外部端子部分を
含む所定位置まで装置内に受け入れ、装置内でそのカー
ドの外部端子に接触端子を接触させ、その接触端子を介
して情報の授受を行なうように構成されている。
行なうためのICカード処理装置は、カード挿入口に挿
入されたICカードを、少なくともその外部端子部分を
含む所定位置まで装置内に受け入れ、装置内でそのカー
ドの外部端子に接触端子を接触させ、その接触端子を介
して情報の授受を行なうように構成されている。
【0006】ところが、このようなICカード処理装置
に対し、図10に示すような不正カード3と図示しない
情報解読装置とによって、不正利用が行なわれる恐れが
ある。即ち、不正カード3は、正規のICカード1と同
一外形で同一位置に外部端子4、4、…、4が設けら
れ、その外部端子の少なくとも一部に信号引出し用の導
線5が設けられている。この不正カード3をICカード
処理装置に挿入してその外部端子4を装置内の接触端子
に接触させるとともに、この導線5の先に情報解読装置
を接続し、ICカード処理装置とカードとの間で行なわ
れる情報交換の形式やデータ等の解読をおこない、この
解読結果に基づいて正規カードと同様の情報の授受を行
なわせるという不正が行なわれる危険がある。
に対し、図10に示すような不正カード3と図示しない
情報解読装置とによって、不正利用が行なわれる恐れが
ある。即ち、不正カード3は、正規のICカード1と同
一外形で同一位置に外部端子4、4、…、4が設けら
れ、その外部端子の少なくとも一部に信号引出し用の導
線5が設けられている。この不正カード3をICカード
処理装置に挿入してその外部端子4を装置内の接触端子
に接触させるとともに、この導線5の先に情報解読装置
を接続し、ICカード処理装置とカードとの間で行なわ
れる情報交換の形式やデータ等の解読をおこない、この
解読結果に基づいて正規カードと同様の情報の授受を行
なわせるという不正が行なわれる危険がある。
【0007】このような不正は、ICカードを装置内へ
完全に引き込んでしまうカード処理装置の場合には、そ
の導線の存在を機械的あるいは光学的に確実に検出して
未然に防止することができるが、カードの挿入および排
出操作を手動でおこなうカード処理装置では、ICカー
ドの後部側がカード挿入口から露出しているため、その
露出部分から導線が引き出されていると、その導線の存
在を機械的あるいは光学的に検出することができない。
完全に引き込んでしまうカード処理装置の場合には、そ
の導線の存在を機械的あるいは光学的に確実に検出して
未然に防止することができるが、カードの挿入および排
出操作を手動でおこなうカード処理装置では、ICカー
ドの後部側がカード挿入口から露出しているため、その
露出部分から導線が引き出されていると、その導線の存
在を機械的あるいは光学的に検出することができない。
【0008】これを解決するための従来技術として、図
11に示すICカード処理装置10のように、カード挿
入口11と接触端子12、12、…、12の間に、電極
板13、14を挿入カードに対向するように配置すると
ともに、この電極板13、14と接触端子12との間の
静電容量が所定以上か否かを判定する静電容量判定回路
15を設け、不正カード3が、その各外部端子4を各接
触端子12に接触させる位置まで挿入されたときに不正
カード3の導線5と電極板13、14との間の静電容量
の増加を検出して、受入れたカードが不正カードである
と判定するものがあった。
11に示すICカード処理装置10のように、カード挿
入口11と接触端子12、12、…、12の間に、電極
板13、14を挿入カードに対向するように配置すると
ともに、この電極板13、14と接触端子12との間の
静電容量が所定以上か否かを判定する静電容量判定回路
15を設け、不正カード3が、その各外部端子4を各接
触端子12に接触させる位置まで挿入されたときに不正
カード3の導線5と電極板13、14との間の静電容量
の増加を検出して、受入れたカードが不正カードである
と判定するものがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに電極板と導線との間の静電容量によって、不正カー
ドの導線を検知する方法では、電極板から導線までの距
離や導線自身の太さによってその容量が著しく変化し、
極めて細い導線が電極板から遠い位置にある場合には、
その間の容量が極めて少なく、この少ない容量変化から
導線の有無を確実に判定することは極めて困難であっ
た。
うに電極板と導線との間の静電容量によって、不正カー
ドの導線を検知する方法では、電極板から導線までの距
離や導線自身の太さによってその容量が著しく変化し、
極めて細い導線が電極板から遠い位置にある場合には、
その間の容量が極めて少なく、この少ない容量変化から
導線の有無を確実に判定することは極めて困難であっ
た。
【0010】また、電極板のような導電性プレートを厳
しい条件を満足させるべくカード収容部に取り付けねば
ならず、カード収容部の形状に強い制限が加えられ、し
かも、このようなプレートがあることによって、例え
ば、短く切断されたカードや紙片等が挿入された場合
に、そのカードや紙片等をカード収容部から排出させる
ことができず、カード詰まりを起こすという問題もあっ
た。
しい条件を満足させるべくカード収容部に取り付けねば
ならず、カード収容部の形状に強い制限が加えられ、し
かも、このようなプレートがあることによって、例え
ば、短く切断されたカードや紙片等が挿入された場合
に、そのカードや紙片等をカード収容部から排出させる
ことができず、カード詰まりを起こすという問題もあっ
た。
【0011】本発明は、これらの課題を解決し、太さや
位置に影響されず、またICカード処理装置の形状に制
約を加えることなく、不正な導線の存在を確実に検出で
き、しかも、カード収容部の下面に十分な開口部が設け
られるようにしたカード処理装置を提供することを目的
としている。
位置に影響されず、またICカード処理装置の形状に制
約を加えることなく、不正な導線の存在を確実に検出で
き、しかも、カード収容部の下面に十分な開口部が設け
られるようにしたカード処理装置を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のICカード処理装置は、電気的にシールド
された筐体と、前記筐体内の所定位置に設けられ、該筐
体内に電波を発射する高周波信号源と、前記筐体の一面
に設けられたカード挿入口と、前記高周波信号源から離
間した位置にあって、前記カード挿入口から挿入される
ICカードを所定位置まで受け入れるカード収容部と、
ICカードを前記カード収容部の前記所定位置に受け入
れたことを検知するセンサと、前記カード収容部に設け
られ、該カード収容部の前記所定位置に受け入れられた
ICカードの外部端子に接触する接触端子と、前記接触
端子およびICカードの外部端子を通じてICカードに
対する読み書き処理を行なう処理回路と、前記接触端子
の近傍に配置され、前記センサがICカードを検知した
ときに前記接触端子と前記処理回路との間の導通を切断
するスイッチ素子と、前記高周波信号源が発射する電波
を前記接触端子を経由して受信可能に、入力側が前記接
触端子に最短距離で接続された受信回路と、前記スイッ
チ素子が開いているときの前記受信回路の出力に基づい
て、前記カード収容部に受け入れられたICカードの外
部端子に不正な信号引出し用の導線が接続されているか
否かを判定する判定回路とを具備している。
に、本発明のICカード処理装置は、電気的にシールド
された筐体と、前記筐体内の所定位置に設けられ、該筐
体内に電波を発射する高周波信号源と、前記筐体の一面
に設けられたカード挿入口と、前記高周波信号源から離
間した位置にあって、前記カード挿入口から挿入される
ICカードを所定位置まで受け入れるカード収容部と、
ICカードを前記カード収容部の前記所定位置に受け入
れたことを検知するセンサと、前記カード収容部に設け
られ、該カード収容部の前記所定位置に受け入れられた
ICカードの外部端子に接触する接触端子と、前記接触
端子およびICカードの外部端子を通じてICカードに
対する読み書き処理を行なう処理回路と、前記接触端子
の近傍に配置され、前記センサがICカードを検知した
ときに前記接触端子と前記処理回路との間の導通を切断
するスイッチ素子と、前記高周波信号源が発射する電波
を前記接触端子を経由して受信可能に、入力側が前記接
触端子に最短距離で接続された受信回路と、前記スイッ
チ素子が開いているときの前記受信回路の出力に基づい
て、前記カード収容部に受け入れられたICカードの外
部端子に不正な信号引出し用の導線が接続されているか
否かを判定する判定回路とを具備している。
【0013】
【作用】このように構成したしたため、本発明のICカ
ード処理装置では、筐体の一面に設けられたカード挿入
口から挿入されたICカードがカード収容部の所定位置
まで受け入れられてその外部端子が接触端子に接触する
と、スイッチ素子によって接触端子と処理回路との間の
導通が切断され、カード収容部から離間した位置にある
高周波信号源から筐体内に発射された電波が、入力端子
を接触端子に最短距離で接続されている受信回路によっ
て接触端子を経由して受信され、その出力の大きさに基
づいてICカードの外部端子に不正な信号引出し用の導
線が接続されているか否かが判定される。
ード処理装置では、筐体の一面に設けられたカード挿入
口から挿入されたICカードがカード収容部の所定位置
まで受け入れられてその外部端子が接触端子に接触する
と、スイッチ素子によって接触端子と処理回路との間の
導通が切断され、カード収容部から離間した位置にある
高周波信号源から筐体内に発射された電波が、入力端子
を接触端子に最短距離で接続されている受信回路によっ
て接触端子を経由して受信され、その出力の大きさに基
づいてICカードの外部端子に不正な信号引出し用の導
線が接続されているか否かが判定される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1、図2は、金属製で電磁波に対して高いシ
ールド性を有する公衆電話機の筐体18内に設けられ、
度数情報を記憶しているプリペイド式のICメモリカー
ドを処理するためのICカード処理装置の機構部21
と、この機構部21とともにICカード処理装置を構成
する処理回路50及び判定回路46を含む通信制御部5
1を示している。
明する。図1、図2は、金属製で電磁波に対して高いシ
ールド性を有する公衆電話機の筐体18内に設けられ、
度数情報を記憶しているプリペイド式のICメモリカー
ドを処理するためのICカード処理装置の機構部21
と、この機構部21とともにICカード処理装置を構成
する処理回路50及び判定回路46を含む通信制御部5
1を示している。
【0015】ここで通信制御部51は、機構部21から
離れた所定位置に固定されており、挿入されるICカー
ドに対する読み書き処理の他に、通常の通話制御や筐体
18の一面に設けられたモジュラーコネクタ53を介し
て接続されるパーソナルコンピュータやワードプロセッ
サ等によるデータ通信の制御を行なう。この通信制御部
51内には、処理回路50のためのクロック信号源等を
含む各制御のための複数のクロック信号源(高周波信号
源)CL1 、CL2 、…が設けられており、これらの信
号は、微弱ながら筐体18内に放射されている。
離れた所定位置に固定されており、挿入されるICカー
ドに対する読み書き処理の他に、通常の通話制御や筐体
18の一面に設けられたモジュラーコネクタ53を介し
て接続されるパーソナルコンピュータやワードプロセッ
サ等によるデータ通信の制御を行なう。この通信制御部
51内には、処理回路50のためのクロック信号源等を
含む各制御のための複数のクロック信号源(高周波信号
源)CL1 、CL2 、…が設けられており、これらの信
号は、微弱ながら筐体18内に放射されている。
【0016】機構部21は、筐体18の外側からICカ
ードを内部へ案内するための樹脂製(公衆電話機に対す
るいたずらに対処するために金属製の場合もある)の案
内部材22と、この案内部材22の後部に固定され、案
内部材22で案内されたカードを受け入れる樹脂製のハ
ウジング30とで一体に形成されている。
ードを内部へ案内するための樹脂製(公衆電話機に対す
るいたずらに対処するために金属製の場合もある)の案
内部材22と、この案内部材22の後部に固定され、案
内部材22で案内されたカードを受け入れる樹脂製のハ
ウジング30とで一体に形成されている。
【0017】案内部材22は、カード挿入口23が設け
られた中央部22aと、その両端から互いに対向するよ
うに前方へ突出する突出部22b、22cとからなり、
上方からみてほぼコの字状に形成されている。2つの突
出部22b、22cの対向面の間隔はICカードの幅よ
りやや狭く形成されており、各突出部の対向面側には、
カード挿入口23と連続し、前方から挿入されるICカ
ードをカード挿入口23方向へ水平に案内する案内溝2
4、24が形成されている。案内部材22の両側には、
フランジ25、25が設けられており、このフランジ2
5、25が筐体18の内面側にネジ止めされて機構部2
1全体が筐体に支持されている。
られた中央部22aと、その両端から互いに対向するよ
うに前方へ突出する突出部22b、22cとからなり、
上方からみてほぼコの字状に形成されている。2つの突
出部22b、22cの対向面の間隔はICカードの幅よ
りやや狭く形成されており、各突出部の対向面側には、
カード挿入口23と連続し、前方から挿入されるICカ
ードをカード挿入口23方向へ水平に案内する案内溝2
4、24が形成されている。案内部材22の両側には、
フランジ25、25が設けられており、このフランジ2
5、25が筐体18の内面側にネジ止めされて機構部2
1全体が筐体に支持されている。
【0018】ハウジング30は、下面が開口されたほぼ
矩形状に形成され、その中段部には、このハウジング3
0内を上下に仕切るように設けられ、その下面側にカー
ド収容部30aを形成する中板31が設けられている。
矩形状に形成され、その中段部には、このハウジング3
0内を上下に仕切るように設けられ、その下面側にカー
ド収容部30aを形成する中板31が設けられている。
【0019】また、この中板31のほぼ中央部には上下
に貫通する穴33が設けられ、この穴33には、端子板
35が固定されている。端子板35の下面には、ICカ
ードの外部端子に接触するためのバネ性を有する複数の
接触端子36が、中板31の下面31aより下方に突出
するように取り付けられている。
に貫通する穴33が設けられ、この穴33には、端子板
35が固定されている。端子板35の下面には、ICカ
ードの外部端子に接触するためのバネ性を有する複数の
接触端子36が、中板31の下面31aより下方に突出
するように取り付けられている。
【0020】また、このハウジング30の後部側にはI
Cカードが前記端子接触位置まで挿入されたことを検知
するセンサ38(例えばマイクロスイッチ等の機械式セ
ンサや発光素子と受光素子からなる光学式センサ)が設
けられている。カード収容部30aの下面側は、短く切
断された不良カードやゴミ等を下方へ落下させるために
大きく開口されている。
Cカードが前記端子接触位置まで挿入されたことを検知
するセンサ38(例えばマイクロスイッチ等の機械式セ
ンサや発光素子と受光素子からなる光学式センサ)が設
けられている。カード収容部30aの下面側は、短く切
断された不良カードやゴミ等を下方へ落下させるために
大きく開口されている。
【0021】中板31の上面31bには、回路基板40
が取り付けられている。回路基板40には、端子板35
の各接触端子36の一端が接続されている。図3は、こ
の回路基板40上に形成されている回路と、機構部とと
もにこのカード処理装置を構成する処理回路50を示し
ている。
が取り付けられている。回路基板40には、端子板35
の各接触端子36の一端が接続されている。図3は、こ
の回路基板40上に形成されている回路と、機構部とと
もにこのカード処理装置を構成する処理回路50を示し
ている。
【0022】回路基板40上の複数の接触端子36は、
リレー型のスイッチ素子44および基板端子43aを介
して処理回路50に接続されている。接触端子36のう
ちの一つ接触端子36′には、この接触端子36′に現
れる信号の中から、前記した通信制御部51の一つのク
ロック信号源(例えばCL1 )の周波数F(例えば2.
5MHz)と同一周波数の信号のみを選択的に受信して
検波するための受信回路45が最短距離で接続されてい
る。
リレー型のスイッチ素子44および基板端子43aを介
して処理回路50に接続されている。接触端子36のう
ちの一つ接触端子36′には、この接触端子36′に現
れる信号の中から、前記した通信制御部51の一つのク
ロック信号源(例えばCL1 )の周波数F(例えば2.
5MHz)と同一周波数の信号のみを選択的に受信して
検波するための受信回路45が最短距離で接続されてい
る。
【0023】この受信回路45の出力には、受信回路4
5の出力に基づいて挿入カードに不正な導線があるか否
かを判定するための判定回路46が、基板端子43bを
介して接続されている。この判定出力は、処理回路50
へ送出され、センサ38の出力は、基板端子43cを介
して処理回路50へ送出される。また、回路基板の回路
は、基板端子43dを介して処理回路50側から電源供
給を受ける。
5の出力に基づいて挿入カードに不正な導線があるか否
かを判定するための判定回路46が、基板端子43bを
介して接続されている。この判定出力は、処理回路50
へ送出され、センサ38の出力は、基板端子43cを介
して処理回路50へ送出される。また、回路基板の回路
は、基板端子43dを介して処理回路50側から電源供
給を受ける。
【0024】図4は、これらスイッチ素子44、受信回
路45、判定回路46の構成をより具体的に示したもの
であり、スイッチ素子44は、検知動作時には、処理回
路50側からの高周波信号が受信回路45に加わらない
ように開状態となる。ここでは、全ての接触端子36と
処理回路50との間のスイッチ素子44を開状態にして
いるので、処理回路50側からの高周波信号が、ICカ
ード内の回路を通して接触端子36′に出力されること
も防ぐことができる。
路45、判定回路46の構成をより具体的に示したもの
であり、スイッチ素子44は、検知動作時には、処理回
路50側からの高周波信号が受信回路45に加わらない
ように開状態となる。ここでは、全ての接触端子36と
処理回路50との間のスイッチ素子44を開状態にして
いるので、処理回路50側からの高周波信号が、ICカ
ード内の回路を通して接触端子36′に出力されること
も防ぐことができる。
【0025】受信回路45は、接触端子36′に現れる
信号を高周波増幅器45aで増幅した信号と局部発振器
45bからの局発信号とをミキサ45cに入力して、そ
の混合出力のうち、中間周波フィルタ45dを通過した
信号を中間周波増幅器45eで増幅して検波器45fで
検波するように構成されている。
信号を高周波増幅器45aで増幅した信号と局部発振器
45bからの局発信号とをミキサ45cに入力して、そ
の混合出力のうち、中間周波フィルタ45dを通過した
信号を中間周波増幅器45eで増幅して検波器45fで
検波するように構成されている。
【0026】なお、受信回路45の局発信号の周波数
は、通信制御部51のクロック信号源CL1 から放射さ
れる電波のみを検波するために、クロック信号源CL1
の周波数Fより中間周波フィルタ45bの通過中心周波
数分だけ高い(または低い)周波数に設定されている。
は、通信制御部51のクロック信号源CL1 から放射さ
れる電波のみを検波するために、クロック信号源CL1
の周波数Fより中間周波フィルタ45bの通過中心周波
数分だけ高い(または低い)周波数に設定されている。
【0027】また、判定回路46は、検波器45fから
の検波出力と基準電圧Vrとをコンパレータ46aで比
較し、検波出力がVrより大きいときH(ハイ)レベル
を出力し、検波出力がVr以下のときL(ロー)レベル
を出力する。この基準電圧Vrは、正規カードが挿入さ
れたときの受信回路45の出力より所定の余裕値分大き
く、しかも、接触端子36′に所定長(カード長程度)
の導線が接続されたときの受信回路45の出力より小さ
くなるように予め設定されている。
の検波出力と基準電圧Vrとをコンパレータ46aで比
較し、検波出力がVrより大きいときH(ハイ)レベル
を出力し、検波出力がVr以下のときL(ロー)レベル
を出力する。この基準電圧Vrは、正規カードが挿入さ
れたときの受信回路45の出力より所定の余裕値分大き
く、しかも、接触端子36′に所定長(カード長程度)
の導線が接続されたときの受信回路45の出力より小さ
くなるように予め設定されている。
【0028】処理回路50は、センサ38からの信号お
よび判別回路46からの信号に基づいて、回路基板40
への電源供給とスイッチ素子44および各接触端子36
を介してICカードに対する情報の読み書き処理を行な
う。
よび判別回路46からの信号に基づいて、回路基板40
への電源供給とスイッチ素子44および各接触端子36
を介してICカードに対する情報の読み書き処理を行な
う。
【0029】図5は、この処理回路50の処理手順を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートに
基づいてこのカード処理装置の動作を説明する。なお、
ここで、通信制御部51に対する通電が予めなされてお
り、周波数Fのクロック信号源CL1 から筐体18内に
微弱ながら電波が放射されているものとする。
すフローチャートである。以下、このフローチャートに
基づいてこのカード処理装置の動作を説明する。なお、
ここで、通信制御部51に対する通電が予めなされてお
り、周波数Fのクロック信号源CL1 から筐体18内に
微弱ながら電波が放射されているものとする。
【0030】正規のICカード1が案内部材22の案内
溝24にガイドされてカード挿入口23から挿入される
と、このカードはカード収容部30aに進入し、所定位
置に達したときに、図6に示すように、カードの各外部
端子2が各接触端子36に接触し、センサ38がオンす
る。
溝24にガイドされてカード挿入口23から挿入される
と、このカードはカード収容部30aに進入し、所定位
置に達したときに、図6に示すように、カードの各外部
端子2が各接触端子36に接触し、センサ38がオンす
る。
【0031】処理回路50は、センサ38からの信号に
よってこのカード挿入を検知し、回路基板40上の各回
路へ電源を供給させ、各スイッチ素子44を開状態にす
る(S1、2)。
よってこのカード挿入を検知し、回路基板40上の各回
路へ電源を供給させ、各スイッチ素子44を開状態にす
る(S1、2)。
【0032】このとき、筐体18内に放射されている電
波は、カード収容部30a内にあるICカードの集積回
路や外部端子2等に誘起されるが、これら回路の線路長
は極めて短く、また、処理回路50に続く線路は各スイ
ッチ素子44によって切断されているので、接触端子3
6′に現れる信号レベルは非常に小さく、受信回路45
の検波出力も基準電圧Vr以下となり、判別回路46の
出力はLレベルとなる。
波は、カード収容部30a内にあるICカードの集積回
路や外部端子2等に誘起されるが、これら回路の線路長
は極めて短く、また、処理回路50に続く線路は各スイ
ッチ素子44によって切断されているので、接触端子3
6′に現れる信号レベルは非常に小さく、受信回路45
の検波出力も基準電圧Vr以下となり、判別回路46の
出力はLレベルとなる。
【0033】処理回路50は、判定回路46のLレベル
出力を受けると、挿入カードが正規カードであるものと
して、回路基板40への電源供給を停止し、各スイッチ
素子44を閉状態とした後、この挿入カードに対する情
報の読み書き処理(残度数から利用度数を減じる処理)
を行なう(S3〜5)。そして読み書き処理が終了した
後には、センサ38の信号を監視し、カードが引き出さ
れたことを確認して、このカードに対する処理を終了す
る(S6)。
出力を受けると、挿入カードが正規カードであるものと
して、回路基板40への電源供給を停止し、各スイッチ
素子44を閉状態とした後、この挿入カードに対する情
報の読み書き処理(残度数から利用度数を減じる処理)
を行なう(S3〜5)。そして読み書き処理が終了した
後には、センサ38の信号を監視し、カードが引き出さ
れたことを確認して、このカードに対する処理を終了す
る(S6)。
【0034】また、図7に示しているように、前述した
不正カード3が挿入された場合には、その不正カード3
の導線5の一つが外部端子4を介して接触端子36′に
接続される。このため、通信制御部51の複数のクロッ
ク信号源CL1 、CL2 、…から発射された電波を強力
に受ける受信アンテナがこの接触端子36′に接続され
た状態となり、この接触端子36′には複数のクロック
信号源から放射された高周波信号が現れる。この信号レ
ベルは、導線5が受信アンテナとして作用しているの
で、導線5の位置や太さの影響が少なく非常に大きなレ
ベルとなる。
不正カード3が挿入された場合には、その不正カード3
の導線5の一つが外部端子4を介して接触端子36′に
接続される。このため、通信制御部51の複数のクロッ
ク信号源CL1 、CL2 、…から発射された電波を強力
に受ける受信アンテナがこの接触端子36′に接続され
た状態となり、この接触端子36′には複数のクロック
信号源から放射された高周波信号が現れる。この信号レ
ベルは、導線5が受信アンテナとして作用しているの
で、導線5の位置や太さの影響が少なく非常に大きなレ
ベルとなる。
【0035】したがって、受信回路45からは、所定周
波数Fのクロック信号源CL1 から放射された電波の検
波出力のみが判定回路46へ送出され、判定回路46の
出力はHレベルとなる。
波数Fのクロック信号源CL1 から放射された電波の検
波出力のみが判定回路46へ送出され、判定回路46の
出力はHレベルとなる。
【0036】判定回路46からHレベルの信号を受けた
処理回路50は、挿入カードが不正カードであるとし
て、回路基板40への電源供給を停止した後、挿入され
たカードが異常で、カード引出しを指示する信号を図示
しない表示部へ送出し、カードの引出しをセンサ38に
よって確認してこの不正カードに対する処理を終了する
(S7〜9)。
処理回路50は、挿入カードが不正カードであるとし
て、回路基板40への電源供給を停止した後、挿入され
たカードが異常で、カード引出しを指示する信号を図示
しない表示部へ送出し、カードの引出しをセンサ38に
よって確認してこの不正カードに対する処理を終了する
(S7〜9)。
【0037】なお、不正を行なおうとする者が、この導
線にシールドを施してもそのシールド導体は、受信回路
45のグランド線には届かず、かえって受信出力を大き
くし、前記と同様の判定結果が得られる。
線にシールドを施してもそのシールド導体は、受信回路
45のグランド線には届かず、かえって受信出力を大き
くし、前記と同様の判定結果が得られる。
【0038】このようにして、カード挿入口23に挿入
されるICカードが不正な場合には、そのカードとの情
報の授受がなされないので、その情報の手順等を知られ
ることがなくなり、機器の不正利用が防止される。
されるICカードが不正な場合には、そのカードとの情
報の授受がなされないので、その情報の手順等を知られ
ることがなくなり、機器の不正利用が防止される。
【0039】なお、正規カードが挿入されたときに、筐
体18の外部に周波数Fの強い電波が到来した場合で
も、筐体18は電磁的にシールドされているため、その
外来電波は、筐体内部にほとんど侵入することがなく、
判定動作に影響を与えることがない。
体18の外部に周波数Fの強い電波が到来した場合で
も、筐体18は電磁的にシールドされているため、その
外来電波は、筐体内部にほとんど侵入することがなく、
判定動作に影響を与えることがない。
【0040】また、不正カードが挿入されたときに、外
来電波が到来した場合には、その電波は、筐体18の外
部に突出している不正カードの導線に誘起されるので、
接触端子36′に現れる信号は、クロック信号源CL1
から放射される信号と外来信号とが重畳した信号とな
る。ここで、外来信号の周波数がFに近いまたは等しい
場合には、クロック信号源CL1 からの信号とともに受
信回路45で検波され、クロック信号源CL1 の信号の
みを受信しているときの検波出力より大きな検波出力が
得られる。したがって、不正カードを正規カードと誤っ
て判定することはない。
来電波が到来した場合には、その電波は、筐体18の外
部に突出している不正カードの導線に誘起されるので、
接触端子36′に現れる信号は、クロック信号源CL1
から放射される信号と外来信号とが重畳した信号とな
る。ここで、外来信号の周波数がFに近いまたは等しい
場合には、クロック信号源CL1 からの信号とともに受
信回路45で検波され、クロック信号源CL1 の信号の
みを受信しているときの検波出力より大きな検波出力が
得られる。したがって、不正カードを正規カードと誤っ
て判定することはない。
【0041】また、この実施例のように、下面が大きく
開口したカード収容部を有するカード処理装置では、例
えば、半分の長さに切断された不正カードが挿入されて
も、そのカードが開口部から落下してしまうので、カー
ド詰まりによる使用不能状態の発生を招くことがない。
また、この開口部によって、クロック信号原からの放射
された電波のうち、カードへ直接放射される成分が多く
なり、不正カードの検出に有利である。
開口したカード収容部を有するカード処理装置では、例
えば、半分の長さに切断された不正カードが挿入されて
も、そのカードが開口部から落下してしまうので、カー
ド詰まりによる使用不能状態の発生を招くことがない。
また、この開口部によって、クロック信号原からの放射
された電波のうち、カードへ直接放射される成分が多く
なり、不正カードの検出に有利である。
【0042】
【他の実施例】前記実施例では、挿入カードが正規なも
のか不正なものかを判定する間だけ、導線検知用の全回
路に電源を供給するように制御していたが、受信回路4
5あるいは判定回路46のうちの何れか一つの動作を制
御するようにしてもよく、また、これらの回路を常時作
動させておき、ICカードとの情報交換後に、判定回路
46の出力を確認するようにしてもよい。
のか不正なものかを判定する間だけ、導線検知用の全回
路に電源を供給するように制御していたが、受信回路4
5あるいは判定回路46のうちの何れか一つの動作を制
御するようにしてもよく、また、これらの回路を常時作
動させておき、ICカードとの情報交換後に、判定回路
46の出力を確認するようにしてもよい。
【0043】また、前記実施例では、カード処理装置の
機構部から離間した位置にある通信制御部51内に設け
られたクロック信号源から漏洩放射される微弱な電波を
受信するようにしていたが、例えば図8に示すように、
インバータ60aの入出力を水晶発振子60bによって
接続し、その両端にコンデンサ60c、60dを接続し
て形成されるクロック信号源60に、予めアンテナ線6
1を接続(あるいはパターン形成)しておけば、このク
ロック信号源60から周波数Fの電波が強力に放射され
るため、受信回路45への入力信号のレベルが大きくな
り、S/Nのよい状態でカードの導線の有無を判定する
ことができる。
機構部から離間した位置にある通信制御部51内に設け
られたクロック信号源から漏洩放射される微弱な電波を
受信するようにしていたが、例えば図8に示すように、
インバータ60aの入出力を水晶発振子60bによって
接続し、その両端にコンデンサ60c、60dを接続し
て形成されるクロック信号源60に、予めアンテナ線6
1を接続(あるいはパターン形成)しておけば、このク
ロック信号源60から周波数Fの電波が強力に放射され
るため、受信回路45への入力信号のレベルが大きくな
り、S/Nのよい状態でカードの導線の有無を判定する
ことができる。
【0044】また、前記実施例では、微弱な電波を感度
よく受信するために、スーパヘテロダイン式の受信回路
を用いていたが、高周波信号源から放射される電波が強
い場合には、単にフィルタと検波器のみ、あるいはこれ
に増幅器を加えて受信回路を構成することもできる。こ
の場合、増幅器は、フィルタの前段、フィルタと検波器
との間のいずれであってもよい。また、筐体内に一つの
高周波信号源しかない機器の場合には、フィルタを省く
こともできる。
よく受信するために、スーパヘテロダイン式の受信回路
を用いていたが、高周波信号源から放射される電波が強
い場合には、単にフィルタと検波器のみ、あるいはこれ
に増幅器を加えて受信回路を構成することもできる。こ
の場合、増幅器は、フィルタの前段、フィルタと検波器
との間のいずれであってもよい。また、筐体内に一つの
高周波信号源しかない機器の場合には、フィルタを省く
こともできる。
【0045】また、前記実施例では、判定回路を機構部
から離れた通信制御部に設けていたが、判定部を機構部
側の回路基板上に設けてもよい。
から離れた通信制御部に設けていたが、判定部を機構部
側の回路基板上に設けてもよい。
【0046】また、前記実施例では、リレー型のスイッ
チ素子を用いていたが、リレーの代わりに、半導体スイ
ッチ(例えば、アナログスイッチ、ゲート素子、フォト
カプラ等)や、高周波信号の信号分離が可能なフィルタ
回路を用いてもよい。
チ素子を用いていたが、リレーの代わりに、半導体スイ
ッチ(例えば、アナログスイッチ、ゲート素子、フォト
カプラ等)や、高周波信号の信号分離が可能なフィルタ
回路を用いてもよい。
【0047】また、前記実施例では、受信回路の出力を
不正カードの導線検出のためにだけ用いていたが、この
受信出力に基づいて、検出回路全体が正常に動作してい
るか否かを判定するようにしてもよい。
不正カードの導線検出のためにだけ用いていたが、この
受信出力に基づいて、検出回路全体が正常に動作してい
るか否かを判定するようにしてもよい。
【0048】また、前記実施例では、手挿入式のICカ
ード処理装置について説明したが、カード挿入口に挿入
されたICカードをカード収容部内に完全に引き込んで
しまうカード処理装置についても、本発明を同様に適用
することができる。
ード処理装置について説明したが、カード挿入口に挿入
されたICカードをカード収容部内に完全に引き込んで
しまうカード処理装置についても、本発明を同様に適用
することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICカー
ド処理装置は、カード収容部から離れた位置にある電子
回路の高周波信号源から放射される電波を、カード収容
部に受け入れられた不正カードの導線に誘起させ、この
導線に接続されたカードの外部端子に接触している接触
端子に現れるこの信号を受信し、その受信出力に基づい
て、挿入カードが不正カードであると判定するようにし
ている。
ド処理装置は、カード収容部から離れた位置にある電子
回路の高周波信号源から放射される電波を、カード収容
部に受け入れられた不正カードの導線に誘起させ、この
導線に接続されたカードの外部端子に接触している接触
端子に現れるこの信号を受信し、その受信出力に基づい
て、挿入カードが不正カードであると判定するようにし
ている。
【0050】このように本発明では、不正カードの導線
を筐体内に放射された電波を受けるための受信アンテナ
にしているので、その導線の太さや位置による受信出力
への影響が少なくて済み、不正カードの検知を確実に行
なうことができる。
を筐体内に放射された電波を受けるための受信アンテナ
にしているので、その導線の太さや位置による受信出力
への影響が少なくて済み、不正カードの検知を確実に行
なうことができる。
【0051】また、従来のように不正カードの導線に静
電結合するための導電プレート等をカード挿入口とカー
ド収容部の接触端子との間に設ける必要がないので、カ
ード収容部の形状に対する制約がなくなり、たとえば、
短く切断されたカードや紙片等の異物の挿入によるカー
ド詰まりを防止するために、カード収容部の下面側を異
物が排出できるように大きく開口させることもできる。
電結合するための導電プレート等をカード挿入口とカー
ド収容部の接触端子との間に設ける必要がないので、カ
ード収容部の形状に対する制約がなくなり、たとえば、
短く切断されたカードや紙片等の異物の挿入によるカー
ド詰まりを防止するために、カード収容部の下面側を異
物が排出できるように大きく開口させることもできる。
【図1】一実施例のICカード処理装置の概略側面図
【図2】一実施例のICカード処理装置の概略平面図
【図3】一実施例の回路構成を示す図
【図4】一実施例の回路構成の要部の具体的な回路ブロ
ック図
ック図
【図5】処理回路の処理手順を示すフローチャート
【図6】一実施例の動作説明図
【図7】一実施例の動作説明図
【図8】本発明の他の実施例を説明するための回路図
【図9】ICカードの一例を示す図
【図10】不正カードを示す図
【図11】従来装置の概略図
1 ICカード 2 外部端子 3 不正カード 4 外部端子 5 導線 21 機構部 22 案内部材 23 カード挿入口 30 ハウジング 30a カード収容部 36 接触端子 38 センサ 40 回路基板 44 スイッチ素子 45 受信回路 46 判定回路 50 処理回路 51 通信制御部 CL クロック信号源
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 17/00 G07F 7/12
Claims (1)
- 【請求項1】電気的にシールドされた筐体と、 前記筐体内の所定位置に設けられ、該筐体内に電波を発
射する高周波信号源と、 前記筐体の一面に設けられたカード挿入口と、 前記高周波信号源から離間した位置にあって、前記カー
ド挿入口から挿入されるICカードを所定位置まで受け
入れるカード収容部と、ICカードを前記カード収容部の前記所定位置に受け入
れたことを検知するセンサと、 前記カード収容部に設けられ、該カード収容部の前記所
定位置に受け入れられたICカードの外部端子に接触す
る接触端子と、前記接触端子およびICカードの外部端子を通じて IC
カードに対する読み書き処理を行なう処理回路と、前記接触端子の近傍に配置され、前記センサがICカー
ドを検知したときに前記接触端子と前記処理回路との間
の導通を切断するスイッチ素子と、 前記高周波信号源が発射する電波を前記接触端子を経由
して受信可能に、入力側が前記接触端子に最短距離で接
続された受信回路と、前記スイッチ素子が開いているときの 前記受信回路の出
力に基づいて、前記カード収容部に受け入れられたIC
カードの外部端子に不正な信号引出し用の導線が接続さ
れているか否かを判定する判定回路とを具備したICカ
ード処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350388A JP2819445B2 (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | Icカード処理装置 |
US08/310,653 US5478996A (en) | 1993-12-31 | 1994-09-22 | IC card processing apparatus having function for detecting and protecting dishonest utilization using switch means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350388A JP2819445B2 (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | Icカード処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07200757A JPH07200757A (ja) | 1995-08-04 |
JP2819445B2 true JP2819445B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=18410154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5350388A Expired - Fee Related JP2819445B2 (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | Icカード処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5478996A (ja) |
JP (1) | JP2819445B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5686714A (en) * | 1994-09-07 | 1997-11-11 | Hitachi, Ltd. | Dust-proof portable IC card reader |
KR19980702413A (ko) * | 1996-01-11 | 1998-07-15 | 사와무라 시코우 | 표시장치 |
KR20000022400A (ko) * | 1996-07-11 | 2000-04-25 | 스마트무브 리미티드 | 스마트카드 억셉터장치 |
FR2767592B1 (fr) * | 1997-08-20 | 1999-10-01 | Schlumberger Ind Sa | Procede de detection de fraude des cartes a memoire electronique utilisees en telephonie |
JP2001188882A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | 接触式icカードリーダの接点ブロック機構 |
FR2823410B1 (fr) * | 2001-04-06 | 2003-08-15 | Sagem | Dispositif mobile comportant un lecteur de carte a puce et accessoire associe |
DE10129469A1 (de) * | 2001-06-21 | 2003-01-02 | Scm Microsystems Gmbh | Chipkartenleser und Verfahren zum sicheren Austausch von Daten zwischen einer Chipkarte und einem Chipkartenleser |
US20030229736A1 (en) * | 2002-06-07 | 2003-12-11 | Hsuan-Ming Shih | Portable read-write memory with USB interface |
JP5301299B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2013-09-25 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
JP2009205669A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-09-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
US20150286922A1 (en) * | 2008-02-28 | 2015-10-08 | Ivi Holdings Ltd. | Biometric identity verification system and method |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2554262B1 (fr) * | 1983-10-28 | 1987-05-29 | Flonic Sa | Dispositif anti-fraude pour lecteur de cartes a memoire electronique |
FR2625349B1 (fr) * | 1987-12-28 | 1991-06-07 | Schlumberger Ind Sa | Dispositif de lecture/ecriture pour cartes a memoire muni d'un dispositif anti fraude |
-
1993
- 1993-12-31 JP JP5350388A patent/JP2819445B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-09-22 US US08/310,653 patent/US5478996A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5478996A (en) | 1995-12-26 |
JPH07200757A (ja) | 1995-08-04 |
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