JP2808685B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池Info
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- JP2808685B2 JP2808685B2 JP1181054A JP18105489A JP2808685B2 JP 2808685 B2 JP2808685 B2 JP 2808685B2 JP 1181054 A JP1181054 A JP 1181054A JP 18105489 A JP18105489 A JP 18105489A JP 2808685 B2 JP2808685 B2 JP 2808685B2
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- lead
- antimony
- electrolytic solution
- storage battery
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- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用,民生機器用,産業用に広く用い
られている鉛蓄電池に関するもので、自己放電特性、過
放電放置後の充電受入性を改善するものである。
られている鉛蓄電池に関するもので、自己放電特性、過
放電放置後の充電受入性を改善するものである。
従来の技術 今般、自動車用鉛蓄電池は管理不要のメンテナンスフ
リー化が要求され、電池用格子材料として鉛−カルシウ
ム系合金が実用化されている、又、近年カーエレクトロ
ニクスの著しい発展により電池に関する負荷が増大し、
エンジンルームの高密度化により電池が高温状態で使用
され非常に過酷な条件で使用される機会が増えている。
メンテナンスフリー性能を維持し高温、高負荷での寿命
特性の改善として、格子表面にアンチモンを多く有する
層を形成させるなどの手段が使われている。
リー化が要求され、電池用格子材料として鉛−カルシウ
ム系合金が実用化されている、又、近年カーエレクトロ
ニクスの著しい発展により電池に関する負荷が増大し、
エンジンルームの高密度化により電池が高温状態で使用
され非常に過酷な条件で使用される機会が増えている。
メンテナンスフリー性能を維持し高温、高負荷での寿命
特性の改善として、格子表面にアンチモンを多く有する
層を形成させるなどの手段が使われている。
一方、鉛蓄電池は、長期放置または過放電状態で放置
されると、充電不能となることが多く、使用不能とな
る。
されると、充電不能となることが多く、使用不能とな
る。
こうした欠点を改善する方法として、従来過放電後の
充填受入れ性能に効果がある、すずを格子合金中に添加
あるいは、表面にコーティングしたり、電解液中にリン
酸や、アルカリ金属イオンを添加する方法がある。
充填受入れ性能に効果がある、すずを格子合金中に添加
あるいは、表面にコーティングしたり、電解液中にリン
酸や、アルカリ金属イオンを添加する方法がある。
発明が解決しようとする課題 過放電放置後、または長期放置により格子活物質界面
に絶縁層が形成される。このため格子一活物質界面に充
電電流が流れにくくなり、充電不能となる。この欠点を
改善する方法として格子合金中または、表面にすずを添
加する方法があるが、高温、高負荷寿命特性の改善には
ほとんど効果がない。
に絶縁層が形成される。このため格子一活物質界面に充
電電流が流れにくくなり、充電不能となる。この欠点を
改善する方法として格子合金中または、表面にすずを添
加する方法があるが、高温、高負荷寿命特性の改善には
ほとんど効果がない。
又、電解液中へのりん酸添加は、初期容量が低下し、
自己放電は大きなる。さらに、電解液中へのアルカリ金
属添加は、過放電放置された電解液の電動性を向上させ
る働きがあり、充填特性を向上させる働きがある。
自己放電は大きなる。さらに、電解液中へのアルカリ金
属添加は、過放電放置された電解液の電動性を向上させ
る働きがあり、充填特性を向上させる働きがある。
しかし、長期放置,過放電放置後に生成する絶縁皮膜
に対しては、あまり効果がない。
に対しては、あまり効果がない。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので優れた
メンテナンスフリー性、高温、深い放電での寿命特性を
維持しつつ、自己放電特性,過放電放置後の充電受入性
を改善するものである。
メンテナンスフリー性、高温、深い放電での寿命特性を
維持しつつ、自己放電特性,過放電放置後の充電受入性
を改善するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明は、アンチモンを含
まない鉛−カルシウム系合金の表面にアンチモンを多く
含んだ層を有する電極を用い、かつ電解液中にアルカリ
金属イオンと、アルカリ土類イオンの少なくとも一方を
存在させるものである。
まない鉛−カルシウム系合金の表面にアンチモンを多く
含んだ層を有する電極を用い、かつ電解液中にアルカリ
金属イオンと、アルカリ土類イオンの少なくとも一方を
存在させるものである。
電極表面のアンチモンを多く含んだ層は、鉛−アンチ
モン、または鉛−アンチモン−すず合金薄膜を、鉛−カ
ルシウム系合金上に付与させたものである。
モン、または鉛−アンチモン−すず合金薄膜を、鉛−カ
ルシウム系合金上に付与させたものである。
作用 この構成により、優れたメンテナンスフリー性、高
温、深い放電での寿命特性を維持しつつ、自己放電特
性、過放電後の充電受入性を改善することができる。
温、深い放電での寿命特性を維持しつつ、自己放電特
性、過放電後の充電受入性を改善することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照にしなが
ら説明する。
ら説明する。
鉛−カルシムウ合金表面に鉛−5wt%アンチモン合金
薄膜を付与して格子体としたもの鉛−5wt%アンチモン
−5wt%すず合金薄膜を付与して格子体としたもの、比
較のために鉛−カルシウム合金を格子体としたものを正
極格子とし、酸化鉛,硫酸,水を混合したペースとを充
填し、正極板として、負極板とセパレーターをくみあわ
せ、12V,5時間率で48Ahの電池を作成した。また、アル
カリ金属イオンとして、Na+、アルカリ土類金属イオン
としてMg2+イオンを電解液中に添加した。この電池を9.
6Aで5時間定電流放電したのち常温で1カ月放置した。
放置後これらの電池を14.8V定電圧充電を行いその時の
充電電流を測定した。
薄膜を付与して格子体としたもの鉛−5wt%アンチモン
−5wt%すず合金薄膜を付与して格子体としたもの、比
較のために鉛−カルシウム合金を格子体としたものを正
極格子とし、酸化鉛,硫酸,水を混合したペースとを充
填し、正極板として、負極板とセパレーターをくみあわ
せ、12V,5時間率で48Ahの電池を作成した。また、アル
カリ金属イオンとして、Na+、アルカリ土類金属イオン
としてMg2+イオンを電解液中に添加した。この電池を9.
6Aで5時間定電流放電したのち常温で1カ月放置した。
放置後これらの電池を14.8V定電圧充電を行いその時の
充電電流を測定した。
第1図は、9.6Aで5時間定電流放電したのち常温で1
カ月放置し、放電後の電池を14.8Vで定電圧充電を行い
その時の10秒目,30秒目,60秒目充電電流値を示したもの
である、1,2,3は鉛−カルシウム合金で、1は電解液に
無添加、2は電解液中にNa+を加したもの、3は電解液
中にMg2+を添加したものである。4,5,6は鉛−カルシウ
ム合金表面に鉛−5wt%アンチモン合金薄膜を付与して
格子体としたもので、4は電解液に無添加、5は電解液
中にNa+を添加したもの、6は電解液中にMg2+を添加し
たものである。7,8,9は5wt%アンチモン−5wt%すず合
金薄膜を付与して格子体としたもので、7は電解液に無
添加、8は電解液中にNa+を添加したもの、9は電解液
中にMg2+を添加したものである。電極表面にアンチモン
を付与し、アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イオ
ン添加したものの、30秒目電流は、表面にアンチモンを
付与していないものに比較して約2倍、電極表面にアン
チモン−すずを付与し、アルカリ金属イオン,アルカリ
土類金属イオンを添加したものは、電極表面にアンチモ
ンを付与し、アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イ
オン添加したものにくらべて30秒目充電電流は、やや向
上した程度である。
カ月放置し、放電後の電池を14.8Vで定電圧充電を行い
その時の10秒目,30秒目,60秒目充電電流値を示したもの
である、1,2,3は鉛−カルシウム合金で、1は電解液に
無添加、2は電解液中にNa+を加したもの、3は電解液
中にMg2+を添加したものである。4,5,6は鉛−カルシウ
ム合金表面に鉛−5wt%アンチモン合金薄膜を付与して
格子体としたもので、4は電解液に無添加、5は電解液
中にNa+を添加したもの、6は電解液中にMg2+を添加し
たものである。7,8,9は5wt%アンチモン−5wt%すず合
金薄膜を付与して格子体としたもので、7は電解液に無
添加、8は電解液中にNa+を添加したもの、9は電解液
中にMg2+を添加したものである。電極表面にアンチモン
を付与し、アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イオ
ン添加したものの、30秒目電流は、表面にアンチモンを
付与していないものに比較して約2倍、電極表面にアン
チモン−すずを付与し、アルカリ金属イオン,アルカリ
土類金属イオンを添加したものは、電極表面にアンチモ
ンを付与し、アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イ
オン添加したものにくらべて30秒目充電電流は、やや向
上した程度である。
このように、鉛−アンチモンまたは、鉛−アンチモン
−すずを格子表面に付与し、電解液中にNa+、Mg2+添加
することにより相乗効果があり、充電電流、充電受入性
が改善された。
−すずを格子表面に付与し、電解液中にNa+、Mg2+添加
することにより相乗効果があり、充電電流、充電受入性
が改善された。
発明の効果 以上のように、本発明では優れたメンテナンスフリー
性、高温、深い放電での寿命特性を維持しつつ、自己放
電特性、過放電放置後の充電受入性を改善することがで
き、その工業的価値は非常に大きい。
性、高温、深い放電での寿命特性を維持しつつ、自己放
電特性、過放電放置後の充電受入性を改善することがで
き、その工業的価値は非常に大きい。
第1図は、過放電放置後の充電受入性の比較曲線を示す
特性図である。
特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 勝弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−6374(JP,A) 特開 昭63−213263(JP,A) 特開 昭59−29383(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 10/06 - 10/12
Claims (2)
- 【請求項1】アンチモンを含まない鉛−カルシウム系合
金の表面にアンチモンを多く含んだ層を有する電極を用
い、かつ電解液中にアルカリ金属イオンと、アルカリ土
類イオンの少なくとも一方を含むことを特徴とした鉛蓄
電池。 - 【請求項2】前記の電極表面のアンチモンを多く含んだ
層は、鉛−アンチモン、または鉛−アンチモン−すず合
金であることを特徴とした特許請求の範囲1項記載の鉛
蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1181054A JP2808685B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1181054A JP2808685B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0346768A JPH0346768A (ja) | 1991-02-28 |
JP2808685B2 true JP2808685B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=16093972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1181054A Expired - Lifetime JP2808685B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2808685B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929383A (ja) * | 1982-08-12 | 1984-02-16 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 密閉式鉛蓄電池 |
JPS63213263A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-06 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池 |
JPS646374A (en) * | 1987-06-29 | 1989-01-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Lead storage battery |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP1181054A patent/JP2808685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0346768A (ja) | 1991-02-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070731 Year of fee payment: 9 |
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