JP2898530B2 - 自動車の懸架装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の懸架装置に係
り、より詳しくは自動車の走行条件に応じてキャンバの
変化を最も理想的に制御して旋回安定性を向上させ、直
進時の乗車感はもちろん直進走行安定性を向上できるよ
うにした自動車の懸架装置に関する。
り、より詳しくは自動車の走行条件に応じてキャンバの
変化を最も理想的に制御して旋回安定性を向上させ、直
進時の乗車感はもちろん直進走行安定性を向上できるよ
うにした自動車の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車においての懸架装置と
は、車軸とフレ−ムとを連結し、走行中路面から受ける
振動と衝撃とを吸収して乗車感と自動車の安定性を向上
させる装置であり、路面からの衝撃を緩和させるために
は上下方向の連結が柔軟でなければならないし、ホイ−
ルに発生する駆動力、制動力および旋回時の遠心力等に
耐えられるように水平方向の連結をも堅固にしなければ
ならない。
は、車軸とフレ−ムとを連結し、走行中路面から受ける
振動と衝撃とを吸収して乗車感と自動車の安定性を向上
させる装置であり、路面からの衝撃を緩和させるために
は上下方向の連結が柔軟でなければならないし、ホイ−
ルに発生する駆動力、制動力および旋回時の遠心力等に
耐えられるように水平方向の連結をも堅固にしなければ
ならない。
【0003】かかる懸架装置はその構造的な特性に伴い
分類され、当該車両に最も理想的な機構学的特性を有す
る懸架装置を選別適用しているが、乗用車の場合には車
軸を分割して両ホイールが互いに関係なく独立に作動さ
せることより乗車感および安定性の良い独立懸架装置を
適用している。
分類され、当該車両に最も理想的な機構学的特性を有す
る懸架装置を選別適用しているが、乗用車の場合には車
軸を分割して両ホイールが互いに関係なく独立に作動さ
せることより乗車感および安定性の良い独立懸架装置を
適用している。
【0004】そして、前記独立懸架装置には各種の懸架
装置があるが、最近における乗用車のステアリングホイ
−ルに広く適用されているマックファーソン(MacP
herson)タイプの懸架装置を一例として説明す
る。マックファーソンタイプの懸架装置は図5に示すよ
うに、緩衝部材51とスプリング52との組立体で形成
されたストラットアセンブリ55と下部ア−ム56とか
ら構成されている。ストラットアセンブリ55の下端
は、ホイ−ル50を回転可能に支承するナックル53に
一体に固定され、上端は車体54を支承する。一方、下
部ア−ム56は、前記ナックル53の下側と車体54の
下部とを連結せしめる。かかる構成において、ホイ−ル
50の上下振動の際下部ア−ム56がホイ−ル50の上
下運動範囲を限定すると同時にその内端を車体54と連
結するため介在する弾性ブッシュ連結部57によって緩
衝作用が行われる。また、ストラットアセンブリ55の
緩衝部材51とスプリング52との緩衝作用によって路
面から加わる衝撃が緩和されて車体53に伝達される。
装置があるが、最近における乗用車のステアリングホイ
−ルに広く適用されているマックファーソン(MacP
herson)タイプの懸架装置を一例として説明す
る。マックファーソンタイプの懸架装置は図5に示すよ
うに、緩衝部材51とスプリング52との組立体で形成
されたストラットアセンブリ55と下部ア−ム56とか
ら構成されている。ストラットアセンブリ55の下端
は、ホイ−ル50を回転可能に支承するナックル53に
一体に固定され、上端は車体54を支承する。一方、下
部ア−ム56は、前記ナックル53の下側と車体54の
下部とを連結せしめる。かかる構成において、ホイ−ル
50の上下振動の際下部ア−ム56がホイ−ル50の上
下運動範囲を限定すると同時にその内端を車体54と連
結するため介在する弾性ブッシュ連結部57によって緩
衝作用が行われる。また、ストラットアセンブリ55の
緩衝部材51とスプリング52との緩衝作用によって路
面から加わる衝撃が緩和されて車体53に伝達される。
【0005】しかしながら、前記したような懸架装置の
動作過程を調べてみると、走行条件に従うホイ−ル50
の上下振動の際下部ア−ム56は長さが限定されている
状態で上下に揺れることになる。従って、ホイ−ル50
は、下部ア−ム56の内端の弾性ブッシュ連結部57を
基準にする下部ア−ム56の長さによって形成される運
動軌跡Mとストラットアセンブリ55の緩衝部材51を
構成するピストンロッドのすべり運動軌跡との合成によ
って上下運動をする。このようにホイ−ル50が上下運
動をする場合、乗車感、旋回安定性及び走行安定性に大
きく影響を与えるホイ−ルのキャンバ変化を調べて見る
と次のようである。
動作過程を調べてみると、走行条件に従うホイ−ル50
の上下振動の際下部ア−ム56は長さが限定されている
状態で上下に揺れることになる。従って、ホイ−ル50
は、下部ア−ム56の内端の弾性ブッシュ連結部57を
基準にする下部ア−ム56の長さによって形成される運
動軌跡Mとストラットアセンブリ55の緩衝部材51を
構成するピストンロッドのすべり運動軌跡との合成によ
って上下運動をする。このようにホイ−ル50が上下運
動をする場合、乗車感、旋回安定性及び走行安定性に大
きく影響を与えるホイ−ルのキャンバ変化を調べて見る
と次のようである。
【0006】下部ア−ム56は、正常状態においては、
そのホイ−ル側端が弾性ブッシュ連結部57の位置より
も下となるように設計されている。従って、ホイ−ル5
0の上昇の際、ホイ−ル側端は下部ア−ム56の運動軌
跡Mに従い上昇する過程で一定の高さ、すなわち、弾性
ブッシュ連結部57と同一高さとなるまでは運動軌跡M
の曲率に従いホイ−ル50の下側部を外側に押す。これ
により、キャンバ角は負側に大きくなる。
そのホイ−ル側端が弾性ブッシュ連結部57の位置より
も下となるように設計されている。従って、ホイ−ル5
0の上昇の際、ホイ−ル側端は下部ア−ム56の運動軌
跡Mに従い上昇する過程で一定の高さ、すなわち、弾性
ブッシュ連結部57と同一高さとなるまでは運動軌跡M
の曲率に従いホイ−ル50の下側部を外側に押す。これ
により、キャンバ角は負側に大きくなる。
【0007】しかしながら、ホイ−ル50が一定の高さ
以上となると、下部ア−ム56がその運動軌跡Mにより
ホイ−ル50の下側部を引きながら上昇する。このよう
な状態では、ホイ−ル50のキャンバ角は再び正側に傾
く。
以上となると、下部ア−ム56がその運動軌跡Mにより
ホイ−ル50の下側部を引きながら上昇する。このよう
な状態では、ホイ−ル50のキャンバ角は再び正側に傾
く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなキャンバ
角の変化は、図4(A)の点線のような状態で示され、
かかるキャンバ角の変化によりホイ−ル50のトレッド
変化も図4(B)の点線の様に変化するので、ステアリ
ング特性に多くの悪影響を与えて旋回時の安定性が欠如
し、直進走行安定性が良くないという問題点がある。
角の変化は、図4(A)の点線のような状態で示され、
かかるキャンバ角の変化によりホイ−ル50のトレッド
変化も図4(B)の点線の様に変化するので、ステアリ
ング特性に多くの悪影響を与えて旋回時の安定性が欠如
し、直進走行安定性が良くないという問題点がある。
【0009】従って、本発明の目的は、走行条件に従い
キャンバの変化を最も理想的に制御して旋回時の安定性
を向上させ、かつ直進時の乗車感はもちろん直進安定性
も向上できる自動車の懸架装置を提供することである。
キャンバの変化を最も理想的に制御して旋回時の安定性
を向上させ、かつ直進時の乗車感はもちろん直進安定性
も向上できる自動車の懸架装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、緩衝部材とスプリングとの組立体で形成さ
れ、その下端はホイールを回転可能に支持するナックル
に一体に形成され上端は車体を支承するストラットアセ
ンブリと;ナックルの下側を車体またはサブフレームに
連結する下部アームと;下部アームの車体側端を弾性ブ
ッシュを介して車体またはサブフレームに連結するブラ
ケットとを備えてなる自動車の懸架装置において、下部
アームの連結部外側に形成された滑金部材と、そして、
該滑金部材を受け入れる長孔であって、該滑金部材が該
長孔の下側部を移動している間は下部アームが弾性ブッ
シュを貫通し且つホイール側に偏心して取り付けられた
取付軸を中心として回転し、該滑金部材が該長孔の上部
側を移動している間はさらに該滑金部材が該長孔の内面
に接触するのに伴って該下部アームが取付軸に対してホ
イール側とは反対側に位置する弾性ブッシュの後側を圧
縮しながら外側方向に移動するような運動を行なうよう
に案内する該上側部が外側に傾いた弧形状の長孔とを有
するキャンバ制御手段;を含むことを特徴とする自動車
の懸架装置を提供する。
本発明は、緩衝部材とスプリングとの組立体で形成さ
れ、その下端はホイールを回転可能に支持するナックル
に一体に形成され上端は車体を支承するストラットアセ
ンブリと;ナックルの下側を車体またはサブフレームに
連結する下部アームと;下部アームの車体側端を弾性ブ
ッシュを介して車体またはサブフレームに連結するブラ
ケットとを備えてなる自動車の懸架装置において、下部
アームの連結部外側に形成された滑金部材と、そして、
該滑金部材を受け入れる長孔であって、該滑金部材が該
長孔の下側部を移動している間は下部アームが弾性ブッ
シュを貫通し且つホイール側に偏心して取り付けられた
取付軸を中心として回転し、該滑金部材が該長孔の上部
側を移動している間はさらに該滑金部材が該長孔の内面
に接触するのに伴って該下部アームが取付軸に対してホ
イール側とは反対側に位置する弾性ブッシュの後側を圧
縮しながら外側方向に移動するような運動を行なうよう
に案内する該上側部が外側に傾いた弧形状の長孔とを有
するキャンバ制御手段;を含むことを特徴とする自動車
の懸架装置を提供する。
【0011】さらに、本発明の好ましい実施例において
は、前記弾性ブッシュの軸孔は弾性ブッシュの中心点と
下部ア−ムの軸線とを結ぶ連結線上に配置している。
は、前記弾性ブッシュの軸孔は弾性ブッシュの中心点と
下部ア−ムの軸線とを結ぶ連結線上に配置している。
【0012】さらに、本発明の他の好ましい実施例にお
いては、前記滑金部材はロ−ラで形成している。
いては、前記滑金部材はロ−ラで形成している。
【0013】
【作用】前記のような自動車の懸架装置は、路面の条件
や車体の振動によってホイ−ルが下部ア−ムの車体側端
の連結部を基準として上昇する。
や車体の振動によってホイ−ルが下部ア−ムの車体側端
の連結部を基準として上昇する。
【0014】このような下部アームの上昇動作の際、一
定角度以上に上向回動すると、長孔内を移動していた滑
金部材が長孔の内面と接触し始める。前記長孔は外側に
所定の傾きを有して形成されるので、滑金部材が長孔の
内面曲率による運動軌跡に従って上昇しながら外側に押
されることにより、下部アームは取付軸に対してホイー
ル側とは反対側に位置する弾性ブッシュの後側を圧縮し
ながら外側に移動する。
定角度以上に上向回動すると、長孔内を移動していた滑
金部材が長孔の内面と接触し始める。前記長孔は外側に
所定の傾きを有して形成されるので、滑金部材が長孔の
内面曲率による運動軌跡に従って上昇しながら外側に押
されることにより、下部アームは取付軸に対してホイー
ル側とは反対側に位置する弾性ブッシュの後側を圧縮し
ながら外側に移動する。
【0015】前記のように下部ア−ムが外側に移動する
と、ホイ−ルの下側が外側に押され、これによって、キ
ャンバ角が負側に大きくなる。
と、ホイ−ルの下側が外側に押され、これによって、キ
ャンバ角が負側に大きくなる。
【0016】前記のような自動車の懸架装置の作動によ
るキャンバの変化は、旋回時対地キャンバを”0”にし
て限界旋回性能を向上させ、かつキャンバの変化に従う
トレッドも変りステアリング特性が改善されるので旋回
性が良くなる。
るキャンバの変化は、旋回時対地キャンバを”0”にし
て限界旋回性能を向上させ、かつキャンバの変化に従う
トレッドも変りステアリング特性が改善されるので旋回
性が良くなる。
【0017】また、直進時にはキャンバ及びトレッド変
化が少なく乗車感はもちろん直進走行安定性も大きく向
上される。
化が少なく乗車感はもちろん直進走行安定性も大きく向
上される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明に係る懸架装置の一実施例
の構成図である。
の構成図である。
【0020】本発明が適用される懸架装置も、緩衝部材
10とスプリング11との組立体で形成されたストラッ
トアセンブリ1と下部ア−ム2とを含んで構成されてい
る。このストラットアセンブリ1の下端は、ホイ−ル1
2を回転可能に支承するナックル13に一体に固定さ
れ、上端は車体14を支承する。一方、下部ア−ム2
は、前記ナックル13の下側と車体14の下部とを連結
せしめる。
10とスプリング11との組立体で形成されたストラッ
トアセンブリ1と下部ア−ム2とを含んで構成されてい
る。このストラットアセンブリ1の下端は、ホイ−ル1
2を回転可能に支承するナックル13に一体に固定さ
れ、上端は車体14を支承する。一方、下部ア−ム2
は、前記ナックル13の下側と車体14の下部とを連結
せしめる。
【0021】かかる懸架装置において、本発明の特徴
は、図2及び図3に示したように、前記下部ア−ム2の
車体側の端をキャンバ制御手段3を介在してサブフレー
ム15に連結したことである。このキャンバ制御手段3
は、下部ア−ム2の上向回動の際漸次下部ア−ム2を外
側に押してホイ−ル12のキャンバを制御せしめるもの
である。
は、図2及び図3に示したように、前記下部ア−ム2の
車体側の端をキャンバ制御手段3を介在してサブフレー
ム15に連結したことである。このキャンバ制御手段3
は、下部ア−ム2の上向回動の際漸次下部ア−ム2を外
側に押してホイ−ル12のキャンバを制御せしめるもの
である。
【0022】この実施例では、下部ア−ム2の車体側の
端をサブフレーム15に連結するように説明したが、こ
のような構造に限らないことは言うまでもない。
端をサブフレーム15に連結するように説明したが、こ
のような構造に限らないことは言うまでもない。
【0023】前記キャンバ制御手段3を構成するブラケ
ット31は、上部に連結片310を持ち、その両側を下
向に折曲して支持片311とした形態を採り、その内側
部がサブフレーム15に所定の固定手段で固着される。
ット31は、上部に連結片310を持ち、その両側を下
向に折曲して支持片311とした形態を採り、その内側
部がサブフレーム15に所定の固定手段で固着される。
【0024】そして、前記ブラケット31の支持片31
1の先端部には、上側部が外側に傾く弧形状の長孔32
が形成されている。両支持片311の長孔32より内側
の位置には、固定ボルト312が架け渡されており、こ
の固定ボルト312に下部ア−ム2の連結部20が連結
されている。
1の先端部には、上側部が外側に傾く弧形状の長孔32
が形成されている。両支持片311の長孔32より内側
の位置には、固定ボルト312が架け渡されており、こ
の固定ボルト312に下部ア−ム2の連結部20が連結
されている。
【0025】前記下部アーム2の車体側端の連結部20
に介在する弾性ブッシュ33には、固定ボルト312が
貫通する軸孔330がホイール側に偏心して形成され
る。この軸孔330は、弾性ブッシュ33の中心点Cと
下部アーム2の軸線とを結ぶ連結線上に配置する。
に介在する弾性ブッシュ33には、固定ボルト312が
貫通する軸孔330がホイール側に偏心して形成され
る。この軸孔330は、弾性ブッシュ33の中心点Cと
下部アーム2の軸線とを結ぶ連結線上に配置する。
【0026】そして、下部ア−ム2の側面の長孔32と
対応する位置に、滑金部材21を突出形成する。この滑
金部材21を長孔32内に挿入して、上側部が外側に少
し傾いた状態で形成された長孔32の内面320と滑金
部材21とが接触するようにする。
対応する位置に、滑金部材21を突出形成する。この滑
金部材21を長孔32内に挿入して、上側部が外側に少
し傾いた状態で形成された長孔32の内面320と滑金
部材21とが接触するようにする。
【0027】前記において、滑金部材21としてはロ−
ラを用いることが好ましい。
ラを用いることが好ましい。
【0028】これによって路面の条件や車体の振動でホ
イ−ル12が上昇すると、下部ア−ム2が車体側端の連
結部20を基準にして上側に回動する。
イ−ル12が上昇すると、下部ア−ム2が車体側端の連
結部20を基準にして上側に回動する。
【0029】前記のような下部ア−ム2の回動過程にお
いて、下部ア−ム2が一定角度以上に上向回動すると、
長孔32内を移動している滑金部材21が長孔32の内
面320と接触し始める。
いて、下部ア−ム2が一定角度以上に上向回動すると、
長孔32内を移動している滑金部材21が長孔32の内
面320と接触し始める。
【0030】滑金部材21が長孔32の内面320と接
触しなければ、滑金部材21は、図3の点線のような運
動軌跡Mに従って上昇する。一方、本発明のように、上
側部が外側に傾いた長孔32を滑金部材21が滑動接触
しながら上昇すると、長孔32の内面320の曲率によ
る運動軌跡M´に従って上昇する。この時、仮想線のよ
うに外側に“b”ほど移動する。
触しなければ、滑金部材21は、図3の点線のような運
動軌跡Mに従って上昇する。一方、本発明のように、上
側部が外側に傾いた長孔32を滑金部材21が滑動接触
しながら上昇すると、長孔32の内面320の曲率によ
る運動軌跡M´に従って上昇する。この時、仮想線のよ
うに外側に“b”ほど移動する。
【0031】前記のように下部ア−ム2が“b”ほど移
動すると、結局、この外端に連結されたホイ−ル12の
下側部は外側に押され、従って、ホイ−ル12のキャン
バ角は負のほうに大きくなる。
動すると、結局、この外端に連結されたホイ−ル12の
下側部は外側に押され、従って、ホイ−ル12のキャン
バ角は負のほうに大きくなる。
【0032】前記したような懸架装置の作動によるキャ
ンバの変化は図4(A)の実線のようになり、これは点
線のような従来のキャンバに比べて“負”キャンバに大
きく変わるので、旋回時対地キャンバが“0”となるよ
うにすると旋回性能が向上する。
ンバの変化は図4(A)の実線のようになり、これは点
線のような従来のキャンバに比べて“負”キャンバに大
きく変わるので、旋回時対地キャンバが“0”となるよ
うにすると旋回性能が向上する。
【0033】そして、前記キャンバの変化によりトレッ
ドも図4(B)の実線のように大きくなるので、ステア
リング特性が改善されて旋回性能が向上する。
ドも図4(B)の実線のように大きくなるので、ステア
リング特性が改善されて旋回性能が向上する。
【0034】さらに、直進時にはキャンバ及びトレッド
変化が少なく、乗車感はもちろん直進安定性も大きく向
上される。
変化が少なく、乗車感はもちろん直進安定性も大きく向
上される。
【0035】前記のような本発明は、長孔32の傾き及
び弾性ブッシュ33の偏心量によってキャンバとトレッ
ド変化を調節できるので、自動車走行上最も理想的なキ
ャンバとトレッド変化となるように設定できる。
び弾性ブッシュ33の偏心量によってキャンバとトレッ
ド変化を調節できるので、自動車走行上最も理想的なキ
ャンバとトレッド変化となるように設定できる。
【0036】
【発明の効果】以下のように、本発明は簡単な構造で自
動車の走行条件に応じて、キャンバの変化を最も理想的
に制御して旋回時における旋回安定性を向上させ、直進
時乗車感はもちろん直進走行安定性をも大きく向上する
ことができる。
動車の走行条件に応じて、キャンバの変化を最も理想的
に制御して旋回時における旋回安定性を向上させ、直進
時乗車感はもちろん直進走行安定性をも大きく向上する
ことができる。
【図1】本発明に係る懸架装置の一実施例の構成図であ
る。
る。
【図2】本発明による懸架装置の要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明による作動状態図である。
【図4】(A)は、本発明によるキャンバ変化を示すグ
ラフ線図である (B)は、本発明によるトレッド変化を示すグラフ線図
である
ラフ線図である (B)は、本発明によるトレッド変化を示すグラフ線図
である
【図5】従来技術を説明するための懸架装置の構成図で
ある。
ある。
1 ストラットアセンブリ 2 下部ア−ム 3 キャンバ制御手段 21 滑金部材 31 ブラケット 32 長孔 33 弾性ブッシュ 320 内面 330 軸孔
Claims (1)
- 【請求項1】 緩衝部材とスプリングとの組立体で形成
され、その下端はホイールを回転可能に支持するナック
ルに一体に形成され上端は車体を支承するストラットア
センブリと; 前記ナックルの下側を車体またはサブフレームに連結す
る下部アームと; 前記下部アームの車体側端を弾性ブッシュを介して車体
またはサブフレームに連結するブラケットとを備えてな
る自動車の懸架装置において、 前記下部アームの連結部外側に形成された滑金部材と、
そして、該滑金部材を受け入れる長孔であって、該滑金
部材が該長孔の下側部を移動している間は前記下部アー
ムが前記弾性ブッシュを貫通し且つホイール側に偏心し
て取り付けられた取付軸を中心として回転し、該滑金部
材が該長孔の上部側を移動している間はさらに該滑金部
材が該長孔の内面に接触するのに伴って該下部アームが
前記取付軸に対してホイール側とは反対側に位置する弾
性ブッシュの後側を圧縮しながら外側方向に移動するよ
うな運動を行なうように案内する該上側部が外側に傾い
た弧形状の長孔とを有するキャンバ制御手段; を含むことを特徴とする自動車の懸架装置。
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