JP2868254B2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents
自動車用ドアロック装置Info
- Publication number
- JP2868254B2 JP2868254B2 JP30699889A JP30699889A JP2868254B2 JP 2868254 B2 JP2868254 B2 JP 2868254B2 JP 30699889 A JP30699889 A JP 30699889A JP 30699889 A JP30699889 A JP 30699889A JP 2868254 B2 JP2868254 B2 JP 2868254B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- key
- rod
- door
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用ドアロック装置に関するものであ
る。
る。
(従来の技術) 従来、自動車用ドアロック装置は、ドアに固着したベ
ースプレートに、車体に設けたストライカと係合するフ
ォークと、該フォークとストライカの係合を解除するオ
ープンレバーと、ロック位置とアンロック位置に移動可
能で、アウタードアハンドルまたはインナードアハンド
ルの操作により摺動するリンクと、キーあるいはインナ
ーロックノブを操作することにより回動して前記リンク
をロック位置とアンロック位置に移動させるロックプレ
ート等を設けたもおである(例えば、実開昭64−46356
号公報を参照)。
ースプレートに、車体に設けたストライカと係合するフ
ォークと、該フォークとストライカの係合を解除するオ
ープンレバーと、ロック位置とアンロック位置に移動可
能で、アウタードアハンドルまたはインナードアハンド
ルの操作により摺動するリンクと、キーあるいはインナ
ーロックノブを操作することにより回動して前記リンク
をロック位置とアンロック位置に移動させるロックプレ
ート等を設けたもおである(例えば、実開昭64−46356
号公報を参照)。
そして、リンクがアンロック位置にあるときは、アウ
タードアハンドルまたはインナードアハンドルを操作す
れば、当該リンクを介してオープンレバーが回動してド
アが開放される。また、リンクがロック位置にあるとき
はハンドル操作してもオープンレバーは回動せず、ドア
は開放されないようになっている。
タードアハンドルまたはインナードアハンドルを操作す
れば、当該リンクを介してオープンレバーが回動してド
アが開放される。また、リンクがロック位置にあるとき
はハンドル操作してもオープンレバーは回動せず、ドア
は開放されないようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記機構からなる自動車用ドアロック
装置では、たとえキー操作によりドアをロックしてもウ
インドガラスとドアとの隙間に、ものさし等の薄板ある
いは棒材等を挿入して前記各ロッドあるいは各プレート
を動作させることによりドアロック状態を解除すること
ができる。
装置では、たとえキー操作によりドアをロックしてもウ
インドガラスとドアとの隙間に、ものさし等の薄板ある
いは棒材等を挿入して前記各ロッドあるいは各プレート
を動作させることによりドアロック状態を解除すること
ができる。
また、ウインドガラスを完全に締め切らずにドアロッ
クした場合、車外から針金等によりインナーロックノブ
を操作することによってもドアロックを解除することが
でき、いずれにしても盗難のおそれが十分にある。
クした場合、車外から針金等によりインナーロックノブ
を操作することによってもドアロックを解除することが
でき、いずれにしても盗難のおそれが十分にある。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、一旦キ
ー操作によりドアロックしてしまえば、各ロッド,プレ
ートあるいはインナーロックノブの操作によってドアロ
ックを解除することができない自動車用ドアロック装置
を提供することを目的とする。
ー操作によりドアロックしてしまえば、各ロッド,プレ
ートあるいはインナーロックノブの操作によってドアロ
ックを解除することができない自動車用ドアロック装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するために、自動車用ドアロ
ック装置を、キーシリンダ1に取り付けられ、キー操作
によりアンロック位置、ロック位置およびオーバーロッ
ク位置に回動可能で、ロッドガイド溝6を有するキーレ
バー2と、一端が前記ロッドガイド溝6に係合し、他端
がロック装置本体20のロックプレート27に連結するとと
もに、アンロック位置とロック位置に移動して、ロック
プレート27をアンロック位置、ロック位置に回動させる
キーロッド3とを備え、キーレバー2がアンロック位置
とロック位置との間で回動するときには、これと連動し
て前記キーロッド3がアンロック位置、ロック位置間で
移動し、キーレバー2がオーバーロック位置にあるとき
には、キーロッド3が移動を阻止されてロック位置に維
持されるように前記ロッドガイド溝6を形成したもので
ある。
ック装置を、キーシリンダ1に取り付けられ、キー操作
によりアンロック位置、ロック位置およびオーバーロッ
ク位置に回動可能で、ロッドガイド溝6を有するキーレ
バー2と、一端が前記ロッドガイド溝6に係合し、他端
がロック装置本体20のロックプレート27に連結するとと
もに、アンロック位置とロック位置に移動して、ロック
プレート27をアンロック位置、ロック位置に回動させる
キーロッド3とを備え、キーレバー2がアンロック位置
とロック位置との間で回動するときには、これと連動し
て前記キーロッド3がアンロック位置、ロック位置間で
移動し、キーレバー2がオーバーロック位置にあるとき
には、キーロッド3が移動を阻止されてロック位置に維
持されるように前記ロッドガイド溝6を形成したもので
ある。
(作用) したがって、キー操作によりキーレバー2をオーバー
ロック位置に回動すると、ロック装置本体20のロックプ
レート27は回動不能となる。このため、キーロッド3、
インナーロックノブ8(キーロッド3)あるいはロック
プレート27自身の操作によってこのロックプレート27は
回動せず、ドアロックの解除は阻止される。
ロック位置に回動すると、ロック装置本体20のロックプ
レート27は回動不能となる。このため、キーロッド3、
インナーロックノブ8(キーロッド3)あるいはロック
プレート27自身の操作によってこのロックプレート27は
回動せず、ドアロックの解除は阻止される。
(実施例) つぎに、本発明に係る自動車用ドアロック装置につい
て添付図面を参照して説明する。
て添付図面を参照して説明する。
第1図において、1はキーシリンダ、2はキーレバ
ー、3はキーロッド、4はインナーロッド、20はロック
装置本体である。
ー、3はキーロッド、4はインナーロッド、20はロック
装置本体である。
キーシリンダ1は、ドア10に固定され、第3図に示す
ように、そのシリンダアウタ1aには長孔5を有する舌片
1bが下方に延設されている。
ように、そのシリンダアウタ1aには長孔5を有する舌片
1bが下方に延設されている。
キーレバー2は、ロッドガイド溝6を有する板状のも
のであり、前記キーシリンダ1のシリンダインナ7の端
部に回動可能に取り付けられている。そして、キー操作
によりアンロック位置,ロック位置,オーバーロック位
置に回動するようになっている。
のであり、前記キーシリンダ1のシリンダインナ7の端
部に回動可能に取り付けられている。そして、キー操作
によりアンロック位置,ロック位置,オーバーロック位
置に回動するようになっている。
前記ロッドガイド溝6は、A点,B点間の摺動溝6aが前
記キーシリンダ1の長孔5に対して常に斜めに交差する
ように形成されている。また、B点,C点間の回転溝6bは
前記シリンダインナ7を中心とする円弧上に形成されて
いる。さらに、前記C点とシリンダインナ7とを結ぶ直
線上に、ごく僅かな長さな逃がし溝6cが形成されてい
る。
記キーシリンダ1の長孔5に対して常に斜めに交差する
ように形成されている。また、B点,C点間の回転溝6bは
前記シリンダインナ7を中心とする円弧上に形成されて
いる。さらに、前記C点とシリンダインナ7とを結ぶ直
線上に、ごく僅かな長さな逃がし溝6cが形成されてい
る。
キーロッド3は、一端が前記キーシリンダ1の長孔5
と前記キーレバー2のロッドガイド溝6の重なり合った
部分に係合されており、他端は下記するロック装置本体
20のロックプレート27の一端部に連結されている。
と前記キーレバー2のロッドガイド溝6の重なり合った
部分に係合されており、他端は下記するロック装置本体
20のロックプレート27の一端部に連結されている。
インナーロッド4は、一端にインナーロックノブ8が
取り付けられ、他端が下記するロック装置本体20のロッ
クプレート27の他端部に連結されており、前記インナー
ロックノブ8を操作することにより上下方向に移動す
る。
取り付けられ、他端が下記するロック装置本体20のロッ
クプレート27の他端部に連結されており、前記インナー
ロックノブ8を操作することにより上下方向に移動す
る。
ロック装置本体20は、第2図に示すように、大略、オ
ープン操作ロッド21、オープ操作レバー23、ロックプレ
ート27、リンク29、オープンレバー35およびこれらを取
り付けたベースプレート40とからなる。
ープン操作ロッド21、オープ操作レバー23、ロックプレ
ート27、リンク29、オープンレバー35およびこれらを取
り付けたベースプレート40とからなる。
オープ操作ロッド21の一端は、板状に形成されて長孔
22が設けられ、他端はアウターハンドル9に連結されて
いる。そして、オープン操作ロッド21は、アウターハン
ドル9の操作により図中下方向に移動可能になってい
る。
22が設けられ、他端はアウターハンドル9に連結されて
いる。そして、オープン操作ロッド21は、アウターハン
ドル9の操作により図中下方向に移動可能になってい
る。
オープン操作レバー23は、ベースプレート40に支軸24
を中心に回動可能に取り付けられるとともに、コイルば
ね25により、図において時計回り方向に付勢されてい
る。そして、その一端には孔26が設けられ、他端は図示
しないインナーハンドルに連結され、このインナーハン
ドルの操作によりオープン操作レバー23はコイルばね25
の付勢力に抗して図において反時計回り方向に回動する
ようになっている。
を中心に回動可能に取り付けられるとともに、コイルば
ね25により、図において時計回り方向に付勢されてい
る。そして、その一端には孔26が設けられ、他端は図示
しないインナーハンドルに連結され、このインナーハン
ドルの操作によりオープン操作レバー23はコイルばね25
の付勢力に抗して図において反時計回り方向に回動する
ようになっている。
ロックプレート27は、ベースプレート40に支軸28を中
心に回動可能に取り付けられている。このロックプレー
ト27は、前述のように、一端部がキーロッド3に、他端
部がインナーロッド4にそれぞれ連結されている。
心に回動可能に取り付けられている。このロックプレー
ト27は、前述のように、一端部がキーロッド3に、他端
部がインナーロッド4にそれぞれ連結されている。
リンク29は、ほぼ中央に肩部30、一端に孔31、他端に
長孔32を有する板状のものでもある。このリンク29の一
端の孔31には、前記オープン操作ロッド21の長孔22およ
び前記オープン操作レバー23の孔26が重ねられてこれら
にシャフト33が嵌合され、また他端の長孔32には、前記
ロックプレート27に設けたシャフト34が嵌合されてい
る。
長孔32を有する板状のものでもある。このリンク29の一
端の孔31には、前記オープン操作ロッド21の長孔22およ
び前記オープン操作レバー23の孔26が重ねられてこれら
にシャフト33が嵌合され、また他端の長孔32には、前記
ロックプレート27に設けたシャフト34が嵌合されてい
る。
そして、このリンク29はオープン操作ロッド21または
オープ操作レバー23と連動して第2図において上下方向
に摺動し、またロックプレート27と連動して第2図にお
いてシャフト33を中心に反時計回り方向のロック位置と
時計回り方向のアンロック位置とに回動するようになっ
ている。
オープ操作レバー23と連動して第2図において上下方向
に摺動し、またロックプレート27と連動して第2図にお
いてシャフト33を中心に反時計回り方向のロック位置と
時計回り方向のアンロック位置とに回動するようになっ
ている。
オープンレバー35は、ベースプレート40に支軸36を中
心に回動可能に取り付けられ、その一端にはアンロック
位置にある前記リンク29の肩部30と対向する突片37が突
設され、他端に図示しないフォークと係合する爪部(図
示せず)がベースプレート40の裏面側に突設されちる。
そして、このオープンレバー35の突片37がアンロック位
置にあるリンク29の肩部30により押動されると、オープ
ンレバー35は図において反時計回りに回動し、前記爪部
が前記フォークから離脱する結果、フォークとストライ
カの係合が解除されてドア10が開くようになっている。
心に回動可能に取り付けられ、その一端にはアンロック
位置にある前記リンク29の肩部30と対向する突片37が突
設され、他端に図示しないフォークと係合する爪部(図
示せず)がベースプレート40の裏面側に突設されちる。
そして、このオープンレバー35の突片37がアンロック位
置にあるリンク29の肩部30により押動されると、オープ
ンレバー35は図において反時計回りに回動し、前記爪部
が前記フォークから離脱する結果、フォークとストライ
カの係合が解除されてドア10が開くようになっている。
以上の構成部品を備えた自動車用ドアにおいて、ロッ
ク装置20がアンロック状態の場合、キーレバー2は、第
3図に示すように、時計回り方向に回動したアンロック
位置にあり、ロックプレート27は、第2図に示すよう
に、キーロッド3の下方への移動により反時計回り方向
に回動してリンク29がアンロック位置にある。
ク装置20がアンロック状態の場合、キーレバー2は、第
3図に示すように、時計回り方向に回動したアンロック
位置にあり、ロックプレート27は、第2図に示すよう
に、キーロッド3の下方への移動により反時計回り方向
に回動してリンク29がアンロック位置にある。
このアンロック状態よりアウターハンドル9を引く
と、オープ操作ロッド21は図において下方に移動し、シ
ャフト33を介してリンク29を押し下げる。このとき、リ
ンク29は長孔32に沿ってシャフト34によりガイドされる
ため、図中矢印S方向に移動する。そして、リンク29の
肩部30がオープンレバー35の突片37を押動する結果、オ
ープンレバー35は図において反時計回りに回動する。こ
れにより、オープンレバー35の図示しない爪部がフォー
クより外れてドア10が開く。
と、オープ操作ロッド21は図において下方に移動し、シ
ャフト33を介してリンク29を押し下げる。このとき、リ
ンク29は長孔32に沿ってシャフト34によりガイドされる
ため、図中矢印S方向に移動する。そして、リンク29の
肩部30がオープンレバー35の突片37を押動する結果、オ
ープンレバー35は図において反時計回りに回動する。こ
れにより、オープンレバー35の図示しない爪部がフォー
クより外れてドア10が開く。
また、前記インナードアハンドルを引いた場合は、オ
ープン操作レバー23が図において反時計回りに回動し、
シャフト33を介してリンク29を押し下げるため、前記同
様にドア10が開く。
ープン操作レバー23が図において反時計回りに回動し、
シャフト33を介してリンク29を押し下げるため、前記同
様にドア10が開く。
次に、キー操作によってドアロックする場合について
説明する。
説明する。
まず、第3図に示すように、キーシリンダ1をキー操
作してキーレバー2をロック位置に回動すると、キーロ
ッド3はキーレバー2に設けた摺動溝6aの下方縁部によ
って引き上げられて前記キーシリンダ1に設けた長孔5
の上端部まで移動し、B点まで位置決めされる。
作してキーレバー2をロック位置に回動すると、キーロ
ッド3はキーレバー2に設けた摺動溝6aの下方縁部によ
って引き上げられて前記キーシリンダ1に設けた長孔5
の上端部まで移動し、B点まで位置決めされる。
一方、ロック装置本体20では、ロックプレート27は前
記キーロッド3の移動によって、第2図において時計回
り方向に回動し、リンク29が図中矢印T方向にシャフト
33を中心に回動することになる。したがって、リンク29
の肩部30がオープレバー35の突片37から離れ、アウター
ハンドル9またはインナーハンドルを操作しても肩部30
が突片37を押動しないため、ドア10はロック状態を維持
する。
記キーロッド3の移動によって、第2図において時計回
り方向に回動し、リンク29が図中矢印T方向にシャフト
33を中心に回動することになる。したがって、リンク29
の肩部30がオープレバー35の突片37から離れ、アウター
ハンドル9またはインナーハンドルを操作しても肩部30
が突片37を押動しないため、ドア10はロック状態を維持
する。
前述のように、前記キーロッド3がロッドガイド溝6
のB点に有る場合、インナーロックノブ8を上昇させれ
ば、インナーロッド4を介して前記ロックプレート27が
第2図中反時計回り方向に回動する。したがって、ロッ
ク装置本体20をアンロック状態にすることができ、前記
同様アウターハンドル9またはインナーハンドルにより
ドア10を開けることができる。なお、前記ロックプレー
ト27の回動により、前記キーロッド3は引き下げられ
て、キーレバー2の摺動溝6aの下方縁部に摺接しながら
前記キーシリンダ1の長孔5を下降して前記キーレバー
2を第3図に示すアンロック位置に戻す。
のB点に有る場合、インナーロックノブ8を上昇させれ
ば、インナーロッド4を介して前記ロックプレート27が
第2図中反時計回り方向に回動する。したがって、ロッ
ク装置本体20をアンロック状態にすることができ、前記
同様アウターハンドル9またはインナーハンドルにより
ドア10を開けることができる。なお、前記ロックプレー
ト27の回動により、前記キーロッド3は引き下げられ
て、キーレバー2の摺動溝6aの下方縁部に摺接しながら
前記キーシリンダ1の長孔5を下降して前記キーレバー
2を第3図に示すアンロック位置に戻す。
続いて、第5図に示すように、キーシリンダ1をさら
に操作して、キーレバー2をオーバーロック位置に回動
させると、キーロッド3はロッドガイド溝6の回動溝6b
を移動し、C点に位置決めされる。この状態では、逃が
し溝6cと長孔5とが重なり合い、前記キーロッド3は逃
がし溝6cの僅かな範囲内でしか移動できない。
に操作して、キーレバー2をオーバーロック位置に回動
させると、キーロッド3はロッドガイド溝6の回動溝6b
を移動し、C点に位置決めされる。この状態では、逃が
し溝6cと長孔5とが重なり合い、前記キーロッド3は逃
がし溝6cの僅かな範囲内でしか移動できない。
したがって、インナーロックノブ8を操作してインナ
ーロッド4を上昇させたり、ウインドガラスとドア10と
の間に薄板,針金等を差し込んでキーロッド3またはロ
ックプレート27を動作させようとしても前記ロックプレ
ート27は僅かしか回動せず、リンク29をアンロック位置
に回動させるには至らないためドアロック状態は維持さ
れることになる。つまり、キー操作によりキーレバー2
をオーバーロック位置まで回動してしまえば、キー操作
以外ではドアロックの解除は行えない。
ーロッド4を上昇させたり、ウインドガラスとドア10と
の間に薄板,針金等を差し込んでキーロッド3またはロ
ックプレート27を動作させようとしても前記ロックプレ
ート27は僅かしか回動せず、リンク29をアンロック位置
に回動させるには至らないためドアロック状態は維持さ
れることになる。つまり、キー操作によりキーレバー2
をオーバーロック位置まで回動してしまえば、キー操作
以外ではドアロックの解除は行えない。
一方、インナーロックノブ8の操作によりドアロック
する場合、このインナーロックノブ8を押し下げると、
インナーロッド4が下降し、ロック装置本体20のロック
プレート27を第2図中時計回り方向に回動させ、前述の
ようなドアロック状態となる。このとき、キーロッド3
は、上昇してキーレバー2の摺動溝6aの上方縁部を押動
し、キーレバー2をロック位置に回動させてB点に位置
決めされ、C点には位置決めされないため、前述のよう
にインナーロックノブ8の操作によりドアロックを解除
することができる。
する場合、このインナーロックノブ8を押し下げると、
インナーロッド4が下降し、ロック装置本体20のロック
プレート27を第2図中時計回り方向に回動させ、前述の
ようなドアロック状態となる。このとき、キーロッド3
は、上昇してキーレバー2の摺動溝6aの上方縁部を押動
し、キーレバー2をロック位置に回動させてB点に位置
決めされ、C点には位置決めされないため、前述のよう
にインナーロックノブ8の操作によりドアロックを解除
することができる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に係る自動車
用ドアロック装置では、キー操作によりキーレバーをオ
ーバーロック位置まで回動しておけば、ロック装置本体
のロックプレートは回動不能となる。
用ドアロック装置では、キー操作によりキーレバーをオ
ーバーロック位置まで回動しておけば、ロック装置本体
のロックプレートは回動不能となる。
したがって、たとえドアとウインドガラスとの間に薄
板等を挿入してロッド,プレートを動作させるか、ある
いは開いたウインドガラスから何等かの手段によりイン
ナーロックノブを操作させたとしても、キーなしに外部
からはドアを開放することができず、盗難を防止するこ
とができる。
板等を挿入してロッド,プレートを動作させるか、ある
いは開いたウインドガラスから何等かの手段によりイン
ナーロックノブを操作させたとしても、キーなしに外部
からはドアを開放することができず、盗難を防止するこ
とができる。
第1図は本発明に係る自動車用ドアロック装置を適用し
たドアの正面図、第2図はそのロック装置本体のアンロ
ック状態を示す正面図、第3図,第4図,第5図はキー
レバーのアンロック位置,ロック位置,オーバーロック
位置を示す図である。 1……キーシリンダ、2……キレバー、3……キーロッ
ド、4……インナーロッド、6……ロッドガイド溝、20
……ロック装置本体、27……ロックプレート。
たドアの正面図、第2図はそのロック装置本体のアンロ
ック状態を示す正面図、第3図,第4図,第5図はキー
レバーのアンロック位置,ロック位置,オーバーロック
位置を示す図である。 1……キーシリンダ、2……キレバー、3……キーロッ
ド、4……インナーロッド、6……ロッドガイド溝、20
……ロック装置本体、27……ロックプレート。
Claims (1)
- 【請求項1】キーシリンダに取り付けられ、キー操作に
よりアンロック位置、ロック位置およびオーバーロック
位置に回動可能で、ロッドガイド溝を有するキーレバー
と、 一端が前記ロッドガイド溝に係合し、他端がロック装置
本体のロックプレートに連結するとともに、アンロック
位置とロック位置に移動して、ロックプレートをアンロ
ック位置、ロック位置に回動させるキーロッドとを備
え、 キーレバーがアンロック位置とロック位置との間で回動
するときには、これと連動して前記キーロッドがアンロ
ック位置、ロック位置間で移動し、キーレバーがオーバ
ーロック位置にあるときには、キーロッドが移動を阻止
されてロック位置に維持されるように前記ロックガイド
溝を形成したことを特徴とする自動車用ドアロック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30699889A JP2868254B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 自動車用ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30699889A JP2868254B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 自動車用ドアロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169989A JPH03169989A (ja) | 1991-07-23 |
JP2868254B2 true JP2868254B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=17963785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30699889A Expired - Fee Related JP2868254B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 自動車用ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868254B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014069746A1 (ko) * | 2012-10-30 | 2014-05-08 | An Dukyoung | 배낭 |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP30699889A patent/JP2868254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03169989A (ja) | 1991-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4194377A (en) | Locking means for automobile doors | |
EP0123251B1 (en) | Door lock device | |
GB2284853A (en) | A compact anti-theft vehicle door lock assembly | |
US2773716A (en) | Door latch | |
JP2868254B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
US3791686A (en) | Door lock mechanism | |
JP2868251B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
JP2581503Y2 (ja) | ドアロツク装置 | |
JP2516432B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
US2877044A (en) | Latches or locks for doors | |
JP4559603B2 (ja) | 自動車のトランクリッドロック装置 | |
JPH0245399Y2 (ja) | ||
JP3588996B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
JPS5835816Y2 (ja) | 自動車用ドアロツク装置 | |
JPS584538Y2 (ja) | パチンコ機の表枠及びガラス窓共用施錠装置 | |
JPH0218211Y2 (ja) | ||
US3128113A (en) | Rotary bolt door latch | |
JPS58763Y2 (ja) | 自動車用ドアのドアキ−オ−プナ−装置 | |
JPH0237984Y2 (ja) | ||
US2786348A (en) | Car door lock | |
JPS5817878Y2 (ja) | 自動車用ドアロツク装置 | |
JP3080645B2 (ja) | ドアロック装置 | |
JPS5817085Y2 (ja) | 自動車等のロツク装置 | |
JP2739664B2 (ja) | スライド式ドア用ロック装置 | |
JPS6244047Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071225 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |