JP2854767B2 - 増粘ゲル化剤 - Google Patents
増粘ゲル化剤Info
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Description
活性剤を用いた水性増粘ゲル化剤に関する。
型保持の為に種々の水性の増粘ゲル化剤が用いられる。
例えば、有機化合物としては多糖類、カゼイン等の天然
高分子、ポリオキシエチレン、アクリル酸ポリマー等の
合成高分子が、また、無機化合物としては、モンモリロ
ナイトをはじめとする各種粘土鉱物やシリカなどが、水
性増粘ゲル化剤の目的効果に応じて適宜選択使用されて
いる。
ル化剤を医薬品や化粧品に利用する場合、これらは人体
に使用するために高い安全性を要求されることは当然な
がら、同時に外用として皮膚に対して使用されるものの
場合には使用したときの感触、すなわち使用性のよさな
どが要求される。このため、上記の目的で使用される水
性増粘ゲル化剤は高い安全性と好ましい使用性、そして
良好な増粘ゲル化能をあわせ持つことが要求されるが、
従来の水性増粘ゲル化剤には上記3点を充分に満たすも
のは知られていなかった。
高く、少量の添加で良好な増粘ゲル化能を発揮するが、
皮膚に使用した場合は高分子特有の「ぬめり感」を生
じ、好ましくない使用感を有する。また、粘土鉱物はチ
キソロピー性が高くてさっぱりとした使用後感であり使
用性的には好ましいものであるが、離液が起こりやすく
不安定である。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなさ
れたものであり、その目的は安全性、使用性に優れ、し
かも良好な増粘ゲル化を行うことのできる水性増粘ゲル
化剤を提供することにある。
に本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、食品添加物、化
粧品などに広く利用され、安全性も良好であるショ糖脂
肪酸エステルを溶媒分別で精製したショ糖脂肪酸ジエス
テルを用いると優れた増粘ゲル化能をもち、しかも安全
性、使用性も良好な水性増粘ゲル化剤が得られることを
見いだした。更に、カラムクロマト精製によって得られ
た純粋なショ糖脂肪酸エステルを用いて検討を行った結
果、ショ糖脂肪酸ジエステルに少量のイオン性界面活性
物質を加えることによって、増粘ゲル化能が生じること
が明らかになった。すなわち本出願の請求項1記載の水
性増粘ゲル化剤は、全ショ糖脂肪酸エステルに対して純
度が50%以上であるショ糖脂肪酸ジエステルおよびイ
オン性界面活性物質を含むことを特徴とする。以下、本
発明の構成要件を更に詳細に説明する。必須成分として
は、先に述べたショ糖脂肪酸ジエステル、イオン性界面
活性物質の2種である。
炭素数12〜22の飽和あるいは不飽和の、直鎖あるい
は分岐を持つものであり二つの脂肪酸は異なってもよ
い。ショ糖脂肪酸ジエステル中に他のショ糖脂肪酸エス
テル、例えばショ糖脂肪酸モノエステルやショ糖脂肪酸
トリエステルが不純物として含有されていても増粘ゲル
は形成される。不純物の含有率は最大で50%であり、
好ましくは40%以下、更に好ましくは30%以下であ
る。但し、不純物としてモノエステルとトリエステルが
共存する場合で、モノエステルとトリエステルとの比が
1:3〜1:20の範囲内にあれば、ジエステルの含有
率が50%より少なくても良く、この場合のジエステル
の含有率は35%以上、好ましくは40%である。ショ
糖脂肪酸ジエステルについては、ゲル化、あるいは増粘
の重要な因子としてTc(溶液中における各ショ糖脂肪
酸エステルの固液転移温度を示し、例えばDSC(示差
熱量計)によって測定することができる)が挙げられ
る。
c以上であることが好ましく、ゲル化剤としては、ジエ
ステルのTc以下であることが好ましい。純粋なショ糖
脂肪酸ジエステル(カラムクロマトグラフィ−によって
分取した純度99%以上のもの)単独系では水に分散せ
ず、増粘ゲル化剤として機能しないが、ショ糖脂肪酸ジ
エステルに少量のイオン性界面活性物質を添加すること
によって均一分散し、良好な増粘ゲル化剤となる。
鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、アルカンスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、ジアルキ
ルスルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸
塩、アルキルアリルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸
エステル塩、二級高級アルコール硫酸エステル塩、アル
キルおよびアルキルアリルエーテル硫酸エステル塩、グ
リセリン脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸
アルキロールアミドの硫酸エステル塩、硫酸化油、リン
酸エステル塩、アミノ酸、コラーゲン加水分解物と高級
脂肪酸縮合物、コラーゲン加水分解物誘導体等のアニオ
ン性界面活性剤、およびアルキルアミン塩、ポリアミン
またはアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキルトリ
メチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウ
ム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アル
キルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジ
アルキルモルホリニウム塩等のカチオン界面活性剤等を
用いることができ、好ましくは親油基の炭素数が12〜
22のイオン性界面活性剤であり、特に好ましいものは
親油基の炭素数12〜22のアニオン性あるいはカチオ
ン性界面活性剤である。
を高めるために両親媒体物質を添加する方法が好まし
く、それらの疎水基の炭素数は12以上のものがよく、
さらに好ましくは高級脂肪酸及び高級脂肪族アルコール
である。両親媒性物質とは、界面活性を有するが、それ
自体は疎水性が強く一般の界面活性剤ほど界面活性を有
さないものであり、例えば高級脂肪酸、高級脂肪属アル
コール、モノグリセリド、グリセロールモノアルキルエ
ーテル、モノアルキルアミン、及びステロール骨格を有
する化合物(コレステロール、フィトステロール)など
である。増粘ゲル化する組成としては、ショ糖脂肪酸ジ
エステルが50%以上99.6以下、イオン性界面活性
物質が0.4%以上20%以下、両親媒性物質が0%以
上40%以下、好ましくはショ糖脂肪酸ジエステルが7
2%以上97%以下、イオン性界面活性物質が1%以上
8%以下、両親媒性物質が10%以上20%以下であ
る。
ステルとしてショ糖ステアリン酸ジエステル、イオン性
界面活性物質としてステアリン酸ナトリウム、両親媒性
物質としてステアリン酸を選択した際のゲル化領域図を
示した。図において実線で囲まれた部分がゲル領域に対
応している。本発明の水性増粘ゲル化剤は一般に化粧品
や食品に用いられるショ糖脂肪酸ジエステルを主成分と
して用いるために安全性に優れ、少量のゲル化剤を添加
することで水をゲル化できるという利点がある。すなわ
ち、本発明の水性増粘ゲル化剤を1%以上、好ましくは
2%以上、さらに好ましくは3%以上水に均一分散させ
ることによって、使用性のよい良好な水性ゲルが得られ
る。ゲル化剤の濃度が増加すると、ゲルの硬度が高くな
る。さらに、水の一部を水溶性溶媒に置き換えても前記
のゲルと同様な水性ゲルが得られる。
ソプロピルアルコール、メチルアルコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリ
ン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール等が
挙げられる。上記の水性ゲルに前記イオン性界面活性物
質、もしくは、非イオン性界面活性物質を用いて調製し
た各種乳化物、可溶化物を添加し混合してクリーム、あ
るいは乳液などを調製することも可能である。また、用
途、目的に応じて他の物質を配合することも可能であ
り、たとえば化粧品に応用するならば香料類、防腐剤
類、ビタミン類、粉体、顔料等を配合できる。無機粉末
としては、例えばタルク、酸化チタン、カオリン無水ケ
イ酸、ケイ酸塩、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、酸化クロム、カーボン
ブラック、群青、雲母、セリサイト、ナイロンパウダ
ー、ポリエチレン末、セルロースパウダー、アクリル系
樹脂、二酸化チタン、酸化鉄等が挙げられる。
ン、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化
鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、チタンコーティッドマ
イカ、オキシ塩化ビスマス、ベンガラ、粘結顔料、グン
ジョウピンク、水酸化クロム、雲母チタン、黄酸化鉄、
酸化クロム、酸化アルミニウムコバルト、紺青、黒酸化
鉄、カーボンブラック、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウ
ム、ベントナイト、マイカ、酸化ジルコニウム、酸化マ
グネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、軽質炭酸カルシウ
ム、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸マグネシウム、重質
炭酸マグネシウム、ニラミン等が挙げられる。
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。また配合量は特に指定がない限り重量%で示す。ま
ず、本発明において特徴的なショ糖脂肪酸ジエステルの
製造例について説明する。製造例1 ショ糖ステアリン酸ジエステルの精製 1Lビ−カ−に、モノエステルを約30%含むとさ
れる市販ショ糖ステアリン酸エステル100gを秤取
し、メタノ−ル855mlと水45mlの混合液を加えて溶
媒の沸点近傍の温度で一度試料を溶解する。その後溶液
を44℃に保温し二相に分離させた後、上層(溶液相)
を分取する。なお、下層(固体相)の主成分はトリエス
テルであり、上層には、モノエステル及びジエステルが
主に含まれる。 この上層に水をエタノ−ル濃度が約
80v/v%になるように加え60℃にした後、25℃に
て沈殿物を生成させ、該沈殿物を分取する。この上層は
モノエステルを主成分とし、沈殿はジエスエテルを主成
分とする。 で得られた沈殿物をメタノ−ル720mlに溶解
し、その溶液に水を180ml加えて撹拌し、25℃にて
保温・静置して沈殿物を生成させ、その沈殿物を分取す
る。 の操作を再度行い、ショ糖ステアリン酸ジエステ
ルを約80%以上含む組成物を得ることができた。ショ
糖ステアリン酸ジエステル以外に存在する含有物として
は、ショ糖ステアリン酸モノエステル、トリエステル、
ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウムなどであった。
なお、原料ショ糖脂肪酸エステルに対する収率は約33
%であった。
ステルの精製 1Lビ−カ−に、モノエステルを約70%含むとさ
れる市販ショ糖オレイン酸エステル50gを秤取し、メ
タノ−ル760ml、水190mlの混合液を加えて溶解し
−20℃で静置し、二相分離させた後沈殿部分(下層)
を分取する。ここで、上層はモノエステル、沈殿(下
層)はジエステル及びトリエステルの混合物を主成分と
する。 分取した沈殿部分にメタノ−ル760ml、水190
mlの混合液を加えて溶解し、−20℃で静置して再度二
相に分離させて沈殿部分を分取する。この操作を2回繰
り返す。ここで、上層はモノエステル、沈殿(下層)は
ジエステル及びトリエステルを主成分とする。 及びで得られた上層を濃縮してショ糖オレイン
酸モノエステルを得た。ショ糖オレイン酸モノエステル
の純度は約95%、収率は、原料ショ糖オレイン酸エス
テルに対して約65%であった。 及びで得られた下層をメタノ−ル97%溶液に
溶解し、室温で静置し上層を分取する。 で得られた上層を濃縮、乾燥してショ糖オレイン
酸ジエステルを得た。ショ糖オレイン酸ジエステルの純
度は65%以上、原料ショ糖オレイン酸エステルに対す
る収率は約25%であった。
のカラムクロマトグラフィ−による精製 クロロホルム400mlを溶媒として市販品のカラム
クロマトグラフィ−用のシリカゲル200gを膨潤さ
せ、カラムクロマト管に充填し、製造法1によって得ら
れたショ糖ステアリン酸エステルを約10g付加する。 以下の溶媒を順次用いて段階溶離をおこなう。 i)メタノール:クロロホルム=8:92(体積比)1L ii)メタノ−ル:クロロホルム=15:85(体積比)
1L iii)メタノ−ル:クロロホルム=25:75(体積
比)1L 溶離液を70mlずつ分画し、各分画についてガスクロと
TLCでショ糖ステアリン酸ジエステルを確認した。ジ
エステル分画を濃縮したところ、約4gのショ糖ステア
リン酸ジエステルが分取できた。
カラムクロマトグラフィ−による精製 クロロホルム400mlを溶媒として市販品のカラム
クロマトグラフィ−用のシリカゲル200gを膨潤さ
せ、カラムクロマト管に充填し、製造法2によって得ら
れたショ糖オレイン酸エステルを約10g付加する。 以下の溶媒を順次用いて段階溶離を行なう。 i)メタノ−ル:クロロホルム=6:94(体積比)1L ii)メタノ−ル:クロロホルム=12:88(体積比)
1L iii)メタノ−ル:クロロホルム=20:80(体積
比)1L 溶離液を70mlずつ分画し、各分画についてガスクロと
TLCでショ糖オレイン酸ジエステルを確認した。ジエ
ステル分画を濃縮したところ、約2.5gのショ糖オレ
イン酸ジエステルが分取できた。
の精製 1Lビーカーに、モノエステルを約30%含むとさ
れる市販ショ糖ステアリン酸エステル100gを秤取
し、メタノール800mlと水100ml混合液を加え
て溶媒の近傍付近の温度で一度試料を溶媒する。その
後、35℃にて沈殿物を生成させ、該沈殿物を分取し、
ショ糖ステアリン酸ジエステルを約40%、ショ糖ステ
アリン酸トリエステルを50%含む組成物を得ることが
できた。ショ糖ステアリン酸ジエステル、ショ糖ステア
リン酸トリエステル以外に存在する含有物としは、ショ
糖ステアリン酸モノエステル、ステアリン酸、ステアリ
ン酸ナトリウムであった。尚、原料ショ糖脂肪酸エステ
ルに対する収率は約75%であった。次に、以上のよう
に製造されたショ糖脂肪酸ジエステルを用いた増粘ゲル
化剤について説明する。
ルを用いて以下の組成からなる水性ゲルを調製し、25
℃におけるゲルの硬度をカードテンションメーターで測
定した。 以上の結果より明らかなように、いずれのゲルにおいて
も、製造直後および一カ月経過後とも硬度の変化がな
く、分離もしない良好なものが得られた。
ル2gに対して、精製水98.0gを加え60℃に加熱
し、十分膨潤させた後、室温に放置したところ水性のゲ
ルを得た。実施例3 製造例3によって得られたショ糖ステアリン酸ジエステ
ル2gに対して、ステアリルトリメチルアンモニウムク
ロライド(STAC)0.04gとステアリルアルコー
ル0.06gを加え、クロロホルムで溶解し蒸発乾固さ
せた。乾固させた試料に対して精製水97.9gを加え
60℃に加熱した後、室温に放置したところ水性のゲル
を得た。
ル1.72gに対して、ソディウムヘキサデシルサルフ
ェート(SODS)0.06gとパルミチン酸0.22
gを加えクロロホルムで溶解し蒸発乾固させた。乾固さ
せた試料に対して精製水98gを加え60℃に加熱、試
料を均一分散した後、室温に放置したところ水性のゲル
を得た。実施例5 製造例3によって得られたショ糖ステアリン酸ジエステ
ル2gに対して、ステアリン酸ナトリウム0.04gと
コレステロール0.14gを加えたクロロホルムで溶解
し、蒸発乾固させた。乾固させた試料に対して精製水9
7.88gを加え60℃に加熱、試料を均一分散した
後、室温に放置したところ水性のゲルを得た。
よって得られたものである。以上の組成物を60℃に加
熱、均一分散させた後、室温に放置して水性のゲル状美
白化粧料を得た。
よって得られたものである。上記の組成物を60℃に加
熱し、均一分散させた後、室温に放置して水性のゲルを
得た。 <乳化処方> プルロニックL−68 4% 流動パラフィン 40 ビタミンEアセテート 0.5 グリセリン 25 1,3 BG 10 メチルパラベン 0.2 香料 0.05 精製水 残 量 前ゲル処方と乳化処方でそれぞれ水性ゲルと乳化物を調
整し、70℃で撹拌しながら水性ゲル80gと乳化物2
0gを混合し、後25℃に冷却して栄養クリームを得
た。
って得られたものである。上記の組成物の中で、グリセ
リン、水を除いたものをクロロホルムに溶解し、均一に
した後蒸発乾固させる。乾固した試料にグリセリン、水
を加え均一に分散させた後この水性の増粘液95部に対
して、HCO 60を10%、ビタミンEアセテート1
%、エタノール60%、精製水残量からなる可溶化液5
部を加え撹拌し美容液を得た。
よって得られたものである。上記の組成物を60℃に加
熱し、均一分散させた後、室温に放置して水性のゲルを
得た。 <乳化処方> プルロニック 4% 流動パラフィン 20 ワセリン 15 ビタミンEアセテート 0.5 グリセリン 10 1,3 BG 10 香料 0.05 精製水 残 量 前ゲル処方と乳化処方でそれぞれゲルと乳化物を調節
し、70℃で撹拌しながら水性ゲル80gと乳化物20
gを混合し、後25℃に冷却してハンドクリームを得
た。
一とする。(1)〜(4)を加熱・溶解し、(5)〜
(8)に加え、ホモミキサー処理して乳化する。(9)
〜(10)を加熱・攪拌し、均一とした後、(1)〜
(8)の乳化物に加え、攪拌・混合し、冷却して、O/
W型のプレメークローションを製造した。 [性状]このローションは37℃、25℃、0℃におい
て1ケ月以上安定であった。そして、使用感もさっぱり
し好まれた。また、充来のO/W型プレメークローショ
ンと比較し、高い撥水性を示し、重ねてパウダリーファ
ンデーションを塗布すると、このローションなしの場合
に比べ、化粧もちが向上することが確認された。
し、ホモミキサー処理して均一とする。(1)〜(4)
を加熱・溶解し、(5)〜(11)に加え、ホモミキサ
ー処理して乳化する。(12)〜(13)を加熱・攪拌
し、均一とした後、(1)〜(11)の乳化物に加入、
攪拌・混合し、冷却してO/W型のファンデーションを
製造した。 [性状]このファンデーションは37℃、25℃、0℃
において1ケ月以上安定であった。そして使用感もさっ
ぱりしていながら、充来のO/W型ファンデーションと
比較して高い撥水性を示し、化粧もちに優れることが確
認された。
ゲル化剤によれば、ショ糖脂肪酸ジエステルおよびイオ
ン性界面活性剤を主成分とすることで、安全性および使
用性が良好な水性ゲルを得ることができる。
説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 全ショ糖脂肪酸エステルに対して純度が
50%以上であるショ糖脂肪酸ジエステルと、イオン性
界面活性剤を少なくとも含むことを特徴とする水性増粘
ゲル化剤。
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