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JP2849094B2 - 自動変速機におけるシフト制御装置 - Google Patents

自動変速機におけるシフト制御装置

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JP2849094B2
JP2849094B2 JP23007888A JP23007888A JP2849094B2 JP 2849094 B2 JP2849094 B2 JP 2849094B2 JP 23007888 A JP23007888 A JP 23007888A JP 23007888 A JP23007888 A JP 23007888A JP 2849094 B2 JP2849094 B2 JP 2849094B2
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port
hydraulic pressure
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speed
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JP23007888A
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和典 石川
卓司 谷口
豊 多賀
邦裕 岩月
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機のシフトの切り替えを行う際
に、特にフォワードクラッチの係脱に伴うショックを低
減するためにリニアソレノイドバルブを備えた自動変速
機に適用されるシフト制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車用の自動変速機には、自動変速機のギア
段の切り替えを行う際に、各種シャフト、ギア等の間の
係脱を行うため、多板クラッチ又はブレーキが設けられ
ている。例えば、フォワードクラッチはインプットシャ
フトとフロントリングギアを接続するために、ダイレク
トクラッチはインプットシャフトとリアサンギアを接続
するために使用され、またセカンドコーストブレーキは
フロントとリアのサンギア(以下、フロント&リアサン
ギアと言う。)をロックするため、セカンドブレーキは
フロント&リアサンギアの左回転をロックするため、フ
ァースト&リバーサルブレーキはリアプラネタリキャリ
アをロックするために使用される。
そして、上記フォワードクラッチは、P,R,Nの各レン
ジと、D,2nd,Lの各レンジとの間でシフトする場合に係
脱される。すなわち、P,R又はNのレンジにある時にD,2
nd又はLのレンジにシフトすると、該フォワードクラッ
チが係合してインプットシャフトとフロントリングギア
とを接続するようになっている。
ところが、上記フォワードクラッチの係脱時におい
て、油圧の供給・停止によってショックを伴うことがあ
る。そこで、該ショックを少なくするために、フォワー
ドクラッチへの油圧の供給・停止を行うオリフィスコン
トロールバルブのバルブ位置をリニアソレノイドバルブ
で微調整しながらシフトするものが提供されている。
また従来の自動車用の自動変速機には、自動車が発進
した後でトルクの増幅作用が不要になった時点におい
て、トルクコンバータのポンプインペラ側とタービンラ
ンナ側との回転をロックするためのロックアップ機構が
設けられている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記従来のシフト制御装置においては、フ
ォワードクラッチ係脱時のショックを低減するためのオ
リフィスコントロールバルブのバルブ位置調整と、ロッ
クアップのための制御とがそれぞれ別々に行われてお
り、その分、自動変速機の油圧制御装置の構成を複雑に
していた。
また、上記ロックアップ装置は、ロックアップの不要
な時、例えば自動車が停止している時、D,2nd又はLの
レンジでの1速発進の時、Rレンジの時、あるいは2nd
レンジの2速発進の時等においてロックアップが作動す
ると、エンジンに過度の負荷がかかることになり、エン
ストを起こしてしまう。そこで、そのようなことが生じ
ないように、ロックアップ機構に別途フェールセーフの
ための装置を設ける必要があった。
本発明は、上記問題点を解決して、フォワードクラッ
チ係脱時のショックを低減するためのオリフィスコント
ロールバルブのバルブ位置調整と、ロックアップのため
の制御とを一つの制御系で行い、油圧制御装置を簡素化
するとともに、ロックアップが不要な時にロックアップ
機構が作動しないようにした自動変速機のシフト制御装
置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の自動変速機におけるシフト制御
装置においては、発進時に係合させられるフォワードク
ラッチと、該フォワードクラッチに供給される油圧を調
圧するオリフィスコントロールバルブと、該オリフィス
コントロールバルブを制御するソレノイドバルブと、ロ
ックアップ作動装置と、切換手段とを有する。
そして、前記切換手段は、前記オリフィスコントロー
ルバルブとソレノイドバルブとを接続する油路に配設さ
れ、発進時においては、前記ソレノイドバルブの油圧を
オリフィスコントロールバルブに供給する位置をとり、
ロックアップが可能な変速段においては、前記ソレノイ
ドバルブの油圧をロックアップ作動装置に供給する位置
をとる。
本発明の他の自動変速機におけるシフト制御装置にお
いては、さらに、前記切換手段は、前記オリフィスコン
トロールバルブとソレノイドバルブとを接続する油路に
配設されたソレノイドリレーバルブと、ロックアップが
可能な変速段において係合させられる第1の摩擦係合要
素とを備える。
そして、前記ソレノイドリレーバルブは、前記第1の
摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給される油路
に接続され、前記第1の摩擦係合要素を係合させるため
の油圧の供給によって切り換えられ、1速の変速段にお
ける発進時においては、前記ソレノイドバルブとオリフ
ィスコントロールバルブとを連通する位置をとり、ロッ
クアップが可能な変速段においては、前記ソレノイドバ
ルブとロックアップ作動装置とを接続する位置をとる。
本発明の更に他の自動変速機におけるシフト制御装置
においては、さらに、前記切換手段は、1速以外の変速
段における発進時に係合される第2の摩擦係合要素を備
え、前記ソレノイドリレーバルブは、前記第2の摩擦係
合要素を係合させるための油圧が供給される油路に接続
され、前記第2の摩擦係合要素を係合させるための油圧
の供給によって切り換えられ、1速以外の変速段におけ
る発進時においては、前記ソレノイドバルブとオリフィ
スコントロールバルブとを連通する位置をとる。
本発明の更に他の自動変速機におけるシフト制御装置
においては、さらに、前記ソレノイドリレーバルブは、
前記第1の摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給
される油路に接続された第1のポートと、前記ソレノイ
ドバルブに接続された第2のポートと、前記オリフィス
コントロールバルブに接続された第3のポートと、前記
ロックアップ作動装置に接続された第4のポートと、前
記第2の摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給さ
れる油路に接続された第5のポートとを備える。
そして、該第5のポートには、前記第1のポートに供
給される油圧と対抗させて油圧が供給されるとともに、
1速の変速段における発進時において、前記第1のポー
ト及び第5のポートのいずれにも油圧が供給されないこ
とによって、前記第2のポートと第3のポートとを連通
する位置をとり、1速以外の変速段における発進時にお
いては、前記第1のポート及び第5のポートに油圧が供
給されることによって、前記第2のポートと第3のポー
トとを連通する位置をとり、ロックアップが可能な変速
段においては、第1のポートに油圧が供給され、かつ、
第5のポートに油圧が供給されないことによって、第2
のポートと第4のポートとを連通する位置をとる。
(作用及び発明の効果) 本発明によれば、前記のように自動変速機におけるシ
フト制御装置においては、発進時に係合させられるフォ
ワードクラッチと、該フォワードクラッチに供給される
油圧を調圧するオリフィスコントロールバルブと、該オ
リフィスコントロールバルブを制御するソレノイドバル
ブと、ロックアップ作動装置と、切換手段とを有する。
そして、前記切換手段は、前記オリフィスコントロー
ルバルブとソレノイドバルブとを接続する油路に配設さ
れ、発進時においては、前記ソレノイドバルブの油圧を
オリフィスコントロールバルブに供給する位置をとり、
ロックアップが可能な変速段においては、前記ソレノイ
ドバルブの油圧をロックアップ作動装置に供給する位置
をとる。
この場合、前記切換手段は、前記ソレノイドバルブか
ら供給された油圧をオリフィスコントロールバルブ及び
ロックアップ作動装置に選択的に供給するので、フォワ
ードクラッチを係合させるための油圧の制御と、ロック
アップ作動装置の制御とを完全に分離することができ
る。したがって、フォワードクラッチの係合時にロック
アップ機構が作動することはない。
また、このフェールセーフは一つのオリフィスコント
ロールバルブの切換えによって行われるので、油圧回路
を簡素化することができる。
本発明の他の自動変速機におけるシフト制御装置にお
いては、さらに、前記切換手段は、前記オリフィスコン
トロールバルブとソレノイドバルブとを接続する油路に
配設されたソレノイドリレーバルブと、ロックアップが
可能な変速段において係合させられる第1の摩擦係合要
素とを備える。
そして、前記ソレノイドリレーバルブは、前記第1の
摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給される油路
に接続され、前記第1の摩擦係合要素を係合させるため
の油圧の供給によって切り換えられ、1速の変速段にお
ける発進時においては、前記ソレノイドとオリフィスコ
ントロールバルブとを連通する位置をとり、ロックアッ
プが可能な変速段においては、前記ソレノイドバルブと
ロックアップ作動装置とを接続する位置をとる。
この場合、前記切換手段は、前記ソレノイドバルブか
ら供給された油圧をオリフィスコントロールバルブ及び
ロックアップ作動装置に選択的に供給するようになって
いて、前記第1の摩擦係合要素を係合させるための油圧
の供給によって切り換えられる。そして、1速の変速段
における発進時においては、前記ソレノイドバルブから
の油圧はオリフィスコントロールバルブに供給され、フ
ォワードクラッチを係合させるための油圧が制御され
る。
また、ロックアップが可能な変速段においては、前記
ソレノイドバルブからの油圧はロックアップ作動装置に
供給され、ロックアップ作動装置が制御される。
本発明の更に他の自動変速機におけるシフト制御装置
においては、さらに、前記切換手段は、1速以外の変速
段における発進時に係合される第2の摩擦係合要素を備
え、前記ソレノイドリレーバルブは、前記第2の摩擦係
合要素を係合させるための油圧が供給される油路に接続
され、前記第2の摩擦係合要素を係合させるための油圧
の供給によって切り換えられ、1速以外の変速段におけ
る発進時においては、前記ソレノイドバルブとオリフィ
スコントロールバルブとを連通する位置をとる。
この場合、前記切換手段は、前記第2の摩擦係合要素
を係合させるための油圧の供給によって切り換えられ、
1速以外の変速段に置ける発進時においては、前記ソレ
ノイドバルブからの油圧はオリフィスコントロールバル
ブに供給される。したがって、ロックアップ機構を解除
することができる。
本発明の更に他の自動変速機におけるシフト制御装置
においては、さらに、前記ソレノイドリレーバルブは、
前記第1の摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給
される油路に接続された第1のポートと、前記ソレノイ
ドバルブに接続された第2のポートと、前記オリフィス
コントロールバルブに接続された第3のポートと、前記
ロックアップ作動装置に接続された第4のポートと、前
記第2の摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給さ
れる油路に接続された第5のポートとを備える。
そして、該第5のポートには、前記第1のポートに供
給される油圧と対抗させて油圧が供給されるとともに、
1速の変速段における発進時においては、前記第1のポ
ート及び第5のポートのいずれにも油圧が供給されない
ことによって、前記第2のポートと第3のポートとを連
通する位置をとり、1速以外の変速段における発進時に
おいては、前記第1のポート及び第5のポートに油圧が
供給されることによって、前記第2のポートと第3のポ
ーととを連通する位置をとり、ロックアップが可能な変
速段においては、第1のポートに油圧が供給され、か
つ、第5のポートに油圧が供給されないことによって、
第2のポートと第4のポートとを連通する位置をとる。
この場合、1速の変速段における発進時においては、
前記第2のポートと第3のポートとが連通され、ソレノ
イドバルブからの油圧がオリフィスコントロールバルブ
に供給される。
また、1速以外の変速段における発進時においては、
前記第2のポートと第3のポートとが連通され、ソレノ
イドバルブからの油圧がオリフィスコントロールバルブ
に供給される。
そして、ロックアップが可能な変速段においては、第
2のポートと第4のポートとが連通され、ソレノイドバ
ルブからの油圧がロックアップ作動装置に供給される。
(実施例) 以下、本発明の自動変速機におけるシフト制御装置の
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
自動変速機1は、第2図及び第3図に示されるよう
に、トルクコンバータ2、プラネタリギア変速ギア機構
3及び油圧制御装置5を備えており、それぞれコンバー
タハウジング6、ケース7及びエクステンションハウジ
ング9、バルブボディ10及びオイルパン11に収容されて
いる。
上記トルクコンバータ2は、動力伝達効率を向上させ
るためのロックアップクラッチ12を備えており、入力部
材13の回転動力を、トルクコンバータ2内の油流により
間接的に、又は上記ロックアップクラッチ12の係合によ
って直接的に変速ギア機構3の入力軸15に伝達する。
また、上記変速ギア機構3は、オーバドライブプラネ
タリギアユニット17を有するとともに、フロントプラネ
タリギアユニット19及びリアプラネタリギアユニット20
からなる主変速ユニット21を有している。
ここで、上記オーバドライブプラネタリギアユニット
17は入力軸15に接続されていて、プラネタリピニオン22
を支持するキャリア24、入力軸15を包囲するサンギア2
3、及び主変速ユニット21の入力軸26に直結されるリン
グギア25からなっている。また、キュリア24とサンギア
23の間には、オーバドライブダイレクトクラッチC0及び
ワンウェイクラッチF0が介在させられているとともに、
サンギア23とケース7との間にはオーバドライブブレー
キB0が配設されている。
次に、フロントプラネタリギアユニット19は出力軸27
に接続されていて、プラネタリピニオン28を支持するキ
ャリア29と、出力軸27を包囲するとともにリアプラネタ
リギアユニット20のサンギア30bと一体に構成されてい
るサンギア30aと、入力軸26にフォワードクラッチC1
介して連結しているリングギア31とからなっている。ま
た、入力軸26とサンギア30aの間にはダイレクトクラッ
チC2が、サンギア30aとケース7との間にはハンドブレ
ーキからなる第2の摩擦係合要素としてのセカンドコー
スブレーキB1が介在させられる。サンギア30aとケース
7との間には、更に、ワンウェイクラッチF1を介して多
板からなる第1の摩擦係合要素としてのセカンドブレー
キB2が配設される。
そして、リアプラネタリギアユニット20はプラネタリ
ピニオン32を支持するキャリア33、サンギア30b、及び
出力軸27に直結されるリングギア35からなっていて、キ
ャリア33とケース7との間にはlst&RevブレーキB3とワ
ンウェイクラッチF2が並列配置されている。なお、第2
図中36は油圧ポンプである。
ここで、第2図に示すように、オーバドライブプラネ
タリギアユニット17においては、サンギア23のボス部23
aが軸方向に延び、該ボス部23aとキャリア24に固定され
るスリーブ24aとの間にワンウェイクラッチF0が介在さ
せられている。
また、上記ボス部23aからシリンダを構成するフラン
ジ部40が延在しており、該フランジ部40にはピストン41
が嵌合してオーバドライブダイレクトクラッチC0用の油
圧アクチュエータを構成している。そして、上記フラン
ジ部40内周面とケース7との間にはオーバドライブブレ
ーキB0が配設されており、該フランジ部40の外周には外
径方向に延びる環状の鍔部42が固定される。
該鍔部42には多数の孔又は切り欠きが形成されてい
て、該孔又は切り欠きに対向してケース7に光り又は磁
気等の非接触式のセンサ45が設けられている。該センサ
45は、上記オーバドライブダイレクトクラッチC0の接続
時、すなわち1速,2速,3速時に、入力軸15と一体の上記
鍔部42の回転速度を検出する。
一方、エクステンションケース9内には出力軸27の回
転を検出する車速センサ46が設置されており、該車速セ
ンサ46及び上記センサ45からの信号は他のセンサからの
信号と共に制御部に送られ、後述する油圧制御装置5
(第4図参照)の各ソレノイドバルブS1,S2,S3,S4
制御する。
続いて、第4図に基づいて油圧制御装置5について説
明する。
図において、C0,C1,C2は上記各クラッチの油圧サー
ボであり、B0,B1,B2,B3は上記各ブレーキの油圧サー
ボである。2はトルクコンバータ、36は油圧ポンプ、37
はストレーナである。
51は運転者が変速シフトを行う際に操作するマニュア
ルバルブであり、運転席のシフトレバーにプッシュプル
ケーブルを介して連結されていて、シフトレバーの動き
に応じて各ポジションP,R,N,D,2nd,Lに切り替えられ、
ライン圧ポートpが、第5図にそれぞれ○印で示すよう
に各ポートa,b,c,dに連通する。
また、52はライン圧をスロットルモジュレータ圧とリ
バース時のラインプレッシャによって調圧するプライマ
リレギュレータバルブであり、調圧した油を後述するロ
ックアップリレーバルブ57とセカンダリレギュレータバ
ルブ55に供給する。
53はストットルバルブであり、アクセルペダルの踏み
加減に対応して上下2個のスプリングを圧縮し、後述す
るカットバックバルブ59からのカットバックプレッシャ
とにより、エンジンの出力に対応するスロットルプレッ
シャを得るためのものである。
55はセカンダリレギュレータバルブであり、上記プラ
イマリレギュレータバルブ52からの油圧を調整して潤滑
油圧とするとともに、ロックアップリレーバルブ57に供
給する。
56はロックアップコントロールバルブであり、ロック
アップリレーバルブ57のバルブ先端にかかる油圧を調節
する。また、該ロックアップリレーバルブ57は、リニア
ソレノイドバルブS3及びソレノイドリレーバルブ58から
の信号油圧により作動して、トルクコンバータ2のロッ
クアップクラッチ12を係脱するものである。
59はカットバックバルブであり、カットバックプレッ
シャをスロットルバルブ53に作用させて、スロットルプ
レッシャを調圧するものである。該カットバックバルブ
59は、Lレンジ又はRレンジ以外の時に、セカンドコー
ストブレーキB1及びセカンドブレーキB2に供給される油
圧により作動する。
60は1速と2速とを切り替える1−2シフトバルブで
あり、その先端にソレノイドバルブS2の油圧が供給され
るようになっていて、該バルブ60は1速時に右半位置を
とり、2,3,4速時に左半位置をとる。すなわち、1速時
においては右半位置にあり、セカンドコーストブレーキ
B1、セカンドブレーキB2への油圧供給が常時停止され、
Lレンジの時にのみlst&RevブレーキB3への油圧供給が
行われるようになっている。そして、2速になると上記
バルブが左半位置となり、上記マニュアルバルブ51から
の油圧がセカンドブレーキB2に供給されるようになる。
また、2nd及びLレンジにおいては、後述する2−3シ
フトバルブからの油圧を受け、これをセカンドコースト
モジュレータバルブ66を介してセカンドコーストブレー
キB1に供給する。
また、61は2速と3速とを切り替える2−3シフトバ
ルブであり、その先端にソレノイドバルブS1の油圧が供
給されるようになっていて、該バルブ61は1,2速時に右
半位置をとり、3,4速時に左半位置をとる。すなわち1,2
速時には停止されていたダイレクトクラッチC2への油圧
の供給が、3速になってバルブが左半位置となることに
より行われるようになる。
そして、62は3速と4速とを切り替える3−4シフト
バルブであり、その先端にソレノイドバルブS2の油圧が
供給されるようになっていて、該バルブ62は1,2,3速時
に右半位置をとり、4速時に左半位置をとる。すなわ
ち、1,2,3速時に供給されていたオーバドライブダイレ
クトクラッチC0への油圧が、4速になってバルブが左半
位置となることにより供給されなくなり、一方1,2,3速
時に停止されていたオーバドライブブレーキB0への油圧
の供給が行われるようになる。
63は車速が例えば9km/h以上の時に、ソレノイドバル
ブS2が開放されることによって作動し、ダイレクトクラ
ッチC2への油圧を停止するためのリバースインヒビット
バルブである。
また、65はローコーストモジュレータバルブ、66はセ
カンドコーストモジュレータバルブであり、エンジンブ
レーキを効かせる時に作動させられる。
上記各クラッチC0,C1,C2及びブレーキB0,B2にはそ
れぞれアキュムレータが備えられる。すなわち、67はC0
用アキュムレータ、68はC1用アキュムレータ、69はB0
アキュムレータ、70はC2用アキュムレータ、71はB2用ア
キュムレータである。上記B0用アキュムレータ69、C2
アキュムレータ70及びB2用アキュムレータ71の各背圧室
69a,70a,71aに連通する油圧を調圧するとともに、ロー
コーストモジュレータバルブ65及びセカンドコーストモ
ジュレータバルブ66を調圧するため、アキュムレータコ
ントロールバルブ72が設けられている。
そして、S1,S2は上述したように、1−2シフトバル
ブ60、2−3シフトバルブ61、3−4シフトバルブ62を
切換制御するソレノイドバルブであり、S3、S4はリニア
ソレノイドバルブであって、ソレノイドモジュレータバ
ルブ73で調圧された油圧が供給される。
また、74はオリフィスコントロールバルブ、75はカッ
トオフバルブである。
ここで、この自動変速機1の各ソレノイドバルブS1
S2,S3,S4,クラッチC0,C1,C2,ブレーキB0,B2,B3
及びワンウェイクラッチF0,F1,F2は、各ポジションP,
R,R(V≧9),N,D,2nd,Lにおける変速段においてそれ
ぞれ第6図に示す作動表のように制御される。
すなわち、Dレンジ又は2ndレンジにおける1速時
は、ソレノイドバルブS1がオン状態にあって、その結果
オーバドライブダイレクトクラッチC0、ワンウェイクラ
ッチF0,F2及びフォワードクラッチC1が係合し、他は解
放状態になっている。したがって、オーバドライブプラ
ネタリギアユニット17は、オーバドライブダイレクトク
ラッチC0及びワンウェイクラッチF0を介して一体となっ
て直結状態になっており、入力軸15の回転はそのまま主
変速ユニット21の入力軸26に伝えられる。また、主変速
ユニット21では、入力軸26の回転がフォワードクラッチ
C1を介してフロントプラネタリギアユニット19のリング
ギア31に伝達され、更にキャリア29及び該キャリア29と
一体の出力軸27に伝達されるとともに、サンギア30を介
してリアプラネタリギアユニット20のキャリア33に左方
向の回転力を付与するが、ワンウェイクラッチF2にて該
回転が阻止されるため、プラネタリピニオン32は自転し
て出力軸27と一体のリングギア35に動力を伝達する。
また、Dレンジにおける2速時は、ソレノイドバルブ
S1のオンに加えてソレノイドバルブS2がオンに切り変わ
る。これにより、オーバドライブダイレクトクラッチ
C0、ワンウェイクラッチF0、フォワードクラッチC1、ワ
ンウェイクラッチF1及びセカンドブレーキB2が係合し、
他は解放状態となる。したがって、オーバドライブプラ
ネタリギアユニット17は先に述べた直結状態にあり、入
力軸15の回転がそのまま主変速ユニット21の入力軸26に
伝達される。また、該主変速ユニット21は、入力軸26の
回転がフォワードクラッチC1を介してフロントプラネタ
リギアユニット19のリングギア31に伝わり、プラネタリ
ピニオン28を介してサンギア30に左方向の回転力を付与
するが、該サンギア30はセカンドブレーキB2の係合に伴
うワンウェイクラッチF1にて該方向の回転が阻止され
る。したがって、プラネタリピニオン28は自転しながら
キャリア29が回転し、フロントプラネタリギアユニット
19のみを経由して2速回転が出力軸27に伝達される。
また、Dレンジ及び2ndレンジにおける3速時では、
ソレノイドS1がオフされ、オーバドライブダイレクトク
ラッチC0、ワンウェイクラッチF0、フォワードクラッチ
C1、ダイレクトクラッチC2及びセカンドブレーキB2が係
合し、他は解放状態にある。したがって、オーバドライ
ブプラネタリギアユニット17は先に述べた直結状態にあ
り、また主変速ユニット21は、フォワードクラッチC1
ダイレクトクラッチC2の係合によりフロントプラネタリ
ギアユニット19が一体になって、入力軸26の回転はその
まま出力軸27に伝達される。
そして、Dレンジにおける4速すなわち最高速段で
は、ソレノイドバルブS2もオフされ、フォワードクラッ
チC1、ダイレクトクラッチC2及びセカンドブレーキB2
係合状態にあり、主変速ユニット21は3速時と同様に直
結状態にあるが、オーバドライブプラネタリギアユニッ
ト17は、オーバドライブダイレクトクラッチC0が解放す
るとともにオーバドライブブレーキB0が係合するように
切り変えられる。したがって、サンギア23がオーバドラ
イブブレーキB0にてロックされ、キャリア24が回転しな
がらプラネタリピニオン22が自転してリングギア25に動
力伝達し、直結状態にある主変速ユニット21の入力軸26
に該オーバドライブの回転が伝達される。
一方、ダウンシフト時は、4−3の場合ダイレクトク
ラッチC0が係合するとともにオーバドライブブレーキB0
が解放され、また3−2の場合ダイレクトクラッチC2
解放され、2−1の場合、セカンドブレーキB2が解放さ
れる。
また、マニュアルバルブ51を2ndレンジに操作した場
合、1速及び3速においては上記Dレンジの場合と同様
である。そして、2速状態の場合、フォワードクラッチ
C1、オーバドライブダイレクトクラッチC0及びセカンド
ブレーキB2に加えて、セカンドコーストブレーキB1が係
合され、主変速ユニット21のサンギア30をロックし、エ
ンジンブレーキをきかせる。
そして、Lレンジにおける2速時は、上述した2レン
ジにおける2速時と同様であるが、1速時にはフォワー
ドクラッチC1、オーバドライブダイレクトクラッチC0
加えて、lst&RevブレーキB3が係合し、リアプラネタリ
ギアユニット20のキャリア33をロックし、エンジンブレ
ーキをきかせる。
次に、Rレンジ時は、オーバドライブダイレクトクラ
ッチC0、ワンウェイクラッチF0、ダイレクトクラッチC2
及びブレーキB3を係合し、他は解放状態にある。したが
って、オーバドライブプラネタリギアユニット17は直結
状態にあり、また主変速ユニット21は、入力軸26の回転
がダイレクトクラッチC2により直接サンギア30に伝達さ
れ、かつブレーキB3によりリアキャリア33の回転がロン
クされているので、サンギア30の回転はプラネタリピニ
オン32の自転を介してリングギア35に逆回転として伝達
され、出力軸27を逆転する。また、マニュアルバルブ51
をRレンジに操作しても、車速が所定速度、例えば9km/
h以上にある場合、ソレノイドバルブS2がオンであり、
ダイレクトクラッチC2が解放状態にあるので、逆回転状
態にはならない。
次に、第1図に本発明の自動変速機のシフト制御装置
に適用される油圧回路の要部を示す。
図に示すように、上記リニアソレノイドバルブS3によ
って微調整された油圧は、オリフィスコントロールバル
ブ74のバルブ位置の調整用として供給される。
すなわち、第1図において、ソレノイドモジュレータ
バルブ73は、プライマリレギュレータバルブ52(第4図
参照)で調整された油圧を受け、該油圧を各ソレノイド
用に調整するものである。該ソレノイドモジュレータバ
ルブ73で調整された油圧は、リニアソレノイドバルブS3
のポートaに供給される。該リニアソレノイドバルブS3
は、図示しない制御装置から送られる信号によってリニ
アに制御され、上記ポートaに供給された油圧を調圧し
てポートbに送る。
続いて、上記ポートbからの油圧は、ソレノイドリレ
ーバルブ58の第2のポートとしてのポートb1に供給され
る。上記ソレノイドリレーバルブ58は、後述するよう
に、右半位置と左半位置の2位置をとることができ、右
半位置においては上記ポートb1が第3のポートとしての
ポートcと接続され、オリフィスコントロールバルブ74
のバルブの一端のポートeに油圧を供給する。一方、左
半位置の場合には、上記ポートb1が第4のポートとして
のポートdと接続され、上記ソレノイドリレーバルブ58
で微調整された油圧がロックアップ作動装置に供給さ
れ、ロックアップのオン・オフ制御のために使用され
る。
上記オリフィスコントロールバルブ74は、リニアソレ
ノイドバルブS3で微調整され、ポートeに供給された油
圧及びスプリング81の付勢力のバランスによってバルブ
位置が調整されるようになっている。そして、マニュア
ルバルブ51からの油圧は、ポートfを介して該オリフィ
スコントロールバルブ74に供給され、左半位置において
はポートgを介して、右半位置においてはポートg,hを
介してフォワードクラッチC1に送られる。したがって、
上記リニアソレノイドバルブS3から油圧が供給されるに
伴い、オリフィスコントロールバルブ74のバルブが徐々
に下降すると、最初は少量の油がポートgを介して、後
に大量の油がポートg,hを介してフォワードクラッチC1
に送られることになるため、シフトの切り替えの際のシ
ョックが小さくなる。なお、マニュアルバルブ51からの
油は、オリフィスコントロールバルブ74を介する他、絞
り82及びチェック弁83付き絞り84を介してフォワードク
ラッチC1に接続されている。該チェック弁83付き絞り84
の作用により、フォワードクラッチC1へのドレーン時の
油量を供給時よりも多くすることができる。
ところで、ソレノイドリレーバルブ58は、セカンドコ
ーストブレーキB1及びセカンドブレーキB2とともに切換
手段を構成し、上述したように、リニアソレノイドバル
ブS3からの油圧をオリフィスコントロールバルブ74のバ
ルブ位置調整用として、又はロックアップ作動装置の制
御用として分配するものであるが、分配のために右半位
置と左半位置との2位置をとることができる。そのた
め、ソレノイドリレーバルブ58の一端の第5のポートと
してのポートiに、1−2シフトバルブ60のポートi1
らセカンドコーストブレーキB1係合油圧が、また、他端
の第1のポートとしてのポートjに、1−2シフトバル
ブ60のポートj1からセカンドブレーキB2係合油圧が供給
されるようになっている。そして更に、上記ポートi側
のバルブ端面にはスプリング85が配設されていて、バル
ブを下方に付勢している。
ここで、D,2nd,Lレンジの1速においては、上記セカ
ンドコーストブレーキB1及びセカンドブレーキB2のいず
れも係合されないため、ポートi,jとも油圧の供給はな
く、上記ソレノイドリレーバルブ58はスプリング85の付
勢力のみによって右半位置に置かれる。
次に、D,2nd,Lレンジの2速以上となると、セカンド
ブレーキB2が係合されてポートjに油圧が供給され、2n
d,Lレンジの2速では、セカンドブレーキB2だけでなく
セカンドコーストブレーキB1も係合され、ポートjにも
油圧が供給される。ところで、ポートi,jとも油圧が供
給される時には、両油圧はいずれもマニュアルバルブ51
から1−2シフトバルブ60又は2−3シフトバルブ61を
介して供給され、同圧であるので、ソレノイドリレーバ
ルブ58の両端面は同じ力で押圧されることになる。した
がって、上記ソレノイドリレーバルブ58はスプリング85
の付勢力のみで右半位置をとる。
すなわち、N,R,Pの各レンジからD,2nd,Lレンジの1速
にシフトした場合には、上記ソレノイドリレーバルブ58
は常に右半位置をとり、リニアソレノイドバルブS3の油
圧をオリフィスコントロールバルブ74に供給してシフト
のショックを少なくすることができる。
また、D,2nd,Lレンジの2速以上となると、ロックア
ップ機構を作動させることが必要となるため、上記ソレ
ノイドリレーバルブ58は左半位置となり、リニアソレノ
イドバルブS3の油圧をロックアップコントロールバルブ
56とロックアップリレーバルブ57に供給する。なお、2n
dレンジの2速発進時等にはロックアップを解除する必
要があるが、上述したように、2nd,Lレンジの2速では
スプリング85の付勢力のみで右半位置をとるため、リニ
アソレノイドバルブS3の油圧はロックアップコントロー
ルバルブ56とロックアップリレーバルブ57のいずれにも
供給されない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、そ
れらを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機におけるシフト制御装置、
第2図は本発明を適用した自動変速機の全体断面図、第
3図はその概略構成図、第4図はその油圧制御装置を示
す回路図、第5図は各レンジにおけるマニュアルバルブ
の動作図、第6図は各レンジにおけるソレノイドバル
ブ、クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチの作動状
態を示す図である。 1…自動変速機、2…トルクコンバータ、3…変速ギア
機構、5…油圧制御装置、12…ロックアップクラッチ、
17…オーバドライブプラネタリギアユニット、19…フロ
ントプラネタリギアユニット、20…リアプラネタリギア
ユニット、21…主変速ユニット、51…マニュアルバル
ブ、52…プライマリレギュレータバルブ、53…スロット
バルブ、55…セカンダリレギュレータバルブ、56…ロッ
クアップコントロールバルブ、57…ロックアップリレー
バルブ、58…ソレノイドリレーバルブ、60…1−2シフ
トバルブ、61…2−3シフトバルブ、62…3−4シフト
バルブ、65…ローコーストモジュレータバルブ、66…セ
カンドコーストモジュレータバルブ、73…ソレノイドモ
ジュレータバルブ、74…オリフィスコントロールバル
ブ、75…カットオフバルブ、85…スプリング、B1…セカ
ンドコーストブレーキ、B2…セカンドブレーキ、C1…フ
ォワードクラッチ、、S3…リニアソレノイドバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多賀 豊 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−199061(JP,A) 実開 昭62−98856(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発進時に結合させられるフォワードクラッ
    チと、該フォワードクラッチに供給される油圧を調圧す
    るオリフィスコントロールバルブと、該オリフィスコン
    トロールバルブを制御するソレノイドバルブと、ロック
    アップ作動装置と、切換手段とを有する自動変速機にお
    けるシフト制御装置において、前記切換手段は、前記オ
    リフィスコントロールバルブとソレノイドバルブとを接
    続する油路に配設され、発進時においては、前記ソレノ
    イドバルブの油圧をオリフィスコントロールバルブに供
    給する位置をとり、ロックアップが可能な変速段におい
    ては、前記ソレノイドバルブの油圧をロックアップ作動
    装置に供給する位置をとることを特徴とする自動変速機
    におけるシフト制御装置。
  2. 【請求項2】前記切換手段は、前記オリフィスコントロ
    ールバルブとソレノイドバルブとを接続する油路に配設
    されたソレノイドリレーバルブと、ロックアップが可能
    な変速段において係合させられる第1の摩擦係合要素と
    を備え、前記ソレノイドリレーバルブは、前記第1の摩
    擦係合要素を係合させるための油圧が供給される油路に
    接続され、前記第1の摩擦係合要素を係合させるための
    油圧の供給によって切り換えられ、1速の変速段におけ
    る発進時においては、前記ソレノイドバルブとオリフィ
    スコントロールバルブとを連通する位置をとり、ロック
    アップが可能な変速段においては、前記ソレノイドバル
    ブとロックアップ作動装置とを接続する位置をとる請求
    項1に記載の自動変速機におけるシフト制御装置。
  3. 【請求項3】前記切換手段は、1速以外の変速段におけ
    る発進時に係合される第2の摩擦係合要素を備え、前記
    ソレノイドリレーバルブは、前記第2の摩擦係合要素を
    係合させるための油圧が供給される油路に接続され、前
    記第2の摩擦係合要素を係合させるための油圧の供給に
    よって切り換えられ、1速以外の変速段における発進時
    においては、前記ソレノイドバルブとオリフィスコント
    ロールバルブとを連通する位置をとる請求項2に記載の
    自動変速機におけるシフト制御装置。
  4. 【請求項4】前記ソレノイドリレーバルブは、前記第1
    の摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給される油
    路に接続された第1のポートと、前記ソレノイドバルブ
    に接続された第2のポートと、前記オリフィスコントロ
    ールバルブに接続された第3のポートと、前記ロックア
    ップ作動装置に接続された第4のポートと、前記第2の
    摩擦係合要素を係合させるための油圧が供給される油路
    に接続された第5のポートとを備え、該第5のポートに
    は、前記第1のポートに供給される油圧と対抗させて油
    圧が供給されるとともに、1速の変速段における発進時
    においては、前記第1のポート及び第5のポートのいず
    れにも油圧が供給されないことによって、前記第2のポ
    ートと第3のポートとを連通する位置をとり、1速以外
    の変速段における発進時においては、前記第1のポート
    及び第5のポートに油圧が供給されることによって、前
    記第2のポートと第3のポートとを連通する位置をと
    り、ロックアップが可能な変速段においては、第1のポ
    ートに油圧が供給され、かつ、第5のポートに油圧が供
    給されないことによって、第2のポートと第4のポート
    とを連通する位置をとる請求項3に記載の自動変速機に
    おけるシフト制御装置。
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