JP2739957B2 - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
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- JP2739957B2 JP2739957B2 JP63140749A JP14074988A JP2739957B2 JP 2739957 B2 JP2739957 B2 JP 2739957B2 JP 63140749 A JP63140749 A JP 63140749A JP 14074988 A JP14074988 A JP 14074988A JP 2739957 B2 JP2739957 B2 JP 2739957B2
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- Japan
- Prior art keywords
- motor
- casing
- impeller
- air
- commutator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は真空掃除機などに使用される電動送風機に関
するものである。
するものである。
従来の技術 従来、この種の電動送風機は、第3図および第4図に
示すように、ケーシング21と、このケーシング21の内部
に配置された整流子モータ22と、このモータ22の回転軸
23に取付けられたインペラ24と、中央に空気の吸込口25
aが形成されたインペラ24のカバー25と、インペラ24と
ケーシング21との間に配置されてインペラ24によって吸
込まれた空気をモータ22の方に導くエアガイド26とから
構成されている。上記構成において、インペラ24から吐
出された空気は、エアガイド26のディフューザ部26aに
入り、ここで圧力が回復され、そしてケーシング21内に
入り、モータ22の内部を冷却して排出口21aから外部に
排出されていた。
示すように、ケーシング21と、このケーシング21の内部
に配置された整流子モータ22と、このモータ22の回転軸
23に取付けられたインペラ24と、中央に空気の吸込口25
aが形成されたインペラ24のカバー25と、インペラ24と
ケーシング21との間に配置されてインペラ24によって吸
込まれた空気をモータ22の方に導くエアガイド26とから
構成されている。上記構成において、インペラ24から吐
出された空気は、エアガイド26のディフューザ部26aに
入り、ここで圧力が回復され、そしてケーシング21内に
入り、モータ22の内部を冷却して排出口21aから外部に
排出されていた。
発明が解決しようとする課題 上記従来の構成によると、インペラ24を駆動するモー
タは、整流子モータ22であるため、インペラ24の駆動時
には、第4図に示すように、常に整流子27にブラシ28が
接触しており、ブラシ28が徐々に摩耗していく。したが
って、このときに発生するブラシの粉、すなわちカーボ
ン粉がモータ22の内部に付着し、モータの絶縁抵抗が低
下するという問題があった。特に、第4図に示すよう
に、ロータ巻線部29に付着すると、カーボン粉Aを介し
て電気が整流子27からロータコア部30に伝わり絶縁不良
の原因となっていた。また、巻線の被覆には、少なから
ずピンホールが存在し、このピンホールからカーボン粉
を介して電気が伝わって絶縁不良を起こす場合もある。
タは、整流子モータ22であるため、インペラ24の駆動時
には、第4図に示すように、常に整流子27にブラシ28が
接触しており、ブラシ28が徐々に摩耗していく。したが
って、このときに発生するブラシの粉、すなわちカーボ
ン粉がモータ22の内部に付着し、モータの絶縁抵抗が低
下するという問題があった。特に、第4図に示すよう
に、ロータ巻線部29に付着すると、カーボン粉Aを介し
て電気が整流子27からロータコア部30に伝わり絶縁不良
の原因となっていた。また、巻線の被覆には、少なから
ずピンホールが存在し、このピンホールからカーボン粉
を介して電気が伝わって絶縁不良を起こす場合もある。
そこで、本発明は上記問題点を解消し得る電動送風機
を提供することを目的とする。
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の電動送風機は、
ケーシングの内部に配置された整流子モータと、このモ
ータの出力軸に取付けられたインペラと、中央に電気の
吸込口を有しかつ上記インペラを覆うように上記ケーシ
ングに取付けられたカバーと、上記インペラと上記ケー
シングとの間に配置されて上記インペラによって吸込ま
れた空気を上記モータに導くエアガイドとを有し、かつ
上記ケーシングの内壁に、上記エアガイドによって導か
れた空気を、上記モータのロータ巻線部に案内する案内
部材を設けたものである。
ケーシングの内部に配置された整流子モータと、このモ
ータの出力軸に取付けられたインペラと、中央に電気の
吸込口を有しかつ上記インペラを覆うように上記ケーシ
ングに取付けられたカバーと、上記インペラと上記ケー
シングとの間に配置されて上記インペラによって吸込ま
れた空気を上記モータに導くエアガイドとを有し、かつ
上記ケーシングの内壁に、上記エアガイドによって導か
れた空気を、上記モータのロータ巻線部に案内する案内
部材を設けたものである。
作用 上記構成によると、インペラによってケーシング内に
吸込まれた空気の一部は、案内部材によって整流子側の
ロータ巻線部に案内されて吹付けられるため、この部分
にブラシの摩耗によるカーボン粉が付着するのを防止す
ることができる。
吸込まれた空気の一部は、案内部材によって整流子側の
ロータ巻線部に案内されて吹付けられるため、この部分
にブラシの摩耗によるカーボン粉が付着するのを防止す
ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図に基づ
き説明する。
き説明する。
第1図および第2図において、1はケーシングで、そ
の内部には整流子モータ2が配置されている。このモー
タ2は、回転軸3を有するロータ4と、このロータ4の
外周に配置されたステータ5と、ロータ4の一端側に設
けられた整流子6と、この整流子6に対応するケーシン
グ1の一端側にブラシホルダー7を介して設けられたブ
ラシ8とから構成されている。上記モータ2の出力軸す
なわち回転軸3の他端部にはインペラ9が取付けられて
いる。上記ケーシング1の他端側には、インペラ9を覆
うとともに中央に空気の吸込口10aが形成されたカバー1
0が装着され、またインペラ9とモータ2との間には、
周囲複数箇所にディフューザ部11Aを有してインペラ9
によって吸込まれた空気をモータ2に導くためのエアガ
イド11が配置されている。なお、エアガイド11はケーシ
ング1の他端周縁部に固定され、また回転軸3の各端部
はそれぞれ軸受12,13を介してケーシング1およびエア
ガイド11の中心部に保持されている。そして、さらに整
流子6側のロータ巻線部4aに対応するケーシング1の内
壁適所には、ロータ巻線部4aに向って平板状の案内板
(案内部材)14が突設されている。なお、1aはケーシン
グの複数箇所に形成された空気の排出口である。
の内部には整流子モータ2が配置されている。このモー
タ2は、回転軸3を有するロータ4と、このロータ4の
外周に配置されたステータ5と、ロータ4の一端側に設
けられた整流子6と、この整流子6に対応するケーシン
グ1の一端側にブラシホルダー7を介して設けられたブ
ラシ8とから構成されている。上記モータ2の出力軸す
なわち回転軸3の他端部にはインペラ9が取付けられて
いる。上記ケーシング1の他端側には、インペラ9を覆
うとともに中央に空気の吸込口10aが形成されたカバー1
0が装着され、またインペラ9とモータ2との間には、
周囲複数箇所にディフューザ部11Aを有してインペラ9
によって吸込まれた空気をモータ2に導くためのエアガ
イド11が配置されている。なお、エアガイド11はケーシ
ング1の他端周縁部に固定され、また回転軸3の各端部
はそれぞれ軸受12,13を介してケーシング1およびエア
ガイド11の中心部に保持されている。そして、さらに整
流子6側のロータ巻線部4aに対応するケーシング1の内
壁適所には、ロータ巻線部4aに向って平板状の案内板
(案内部材)14が突設されている。なお、1aはケーシン
グの複数箇所に形成された空気の排出口である。
上記構成において、モータ2によりインペラ9が回転
されると、空気は吸込口10aからインペラ9に入った
後、エアガイド11のディフューザ部11aを通り、ケーシ
ング1の内部に入る。そして、モータ2を冷却した後、
排出口1aより外部に排出される。ところで、ケーシング
1の内部に入った空気の一部は、案内板14によって向き
を変えられて整流子6側のロータ巻線部4aに吹付けら
れ、したがってその付近に付着しているカーボン粉は吹
飛ばされる。このため、ロータ巻線部4aにおけるカーボ
ン粉の付着に起因する絶縁不良が全く生じなくなる。
されると、空気は吸込口10aからインペラ9に入った
後、エアガイド11のディフューザ部11aを通り、ケーシ
ング1の内部に入る。そして、モータ2を冷却した後、
排出口1aより外部に排出される。ところで、ケーシング
1の内部に入った空気の一部は、案内板14によって向き
を変えられて整流子6側のロータ巻線部4aに吹付けら
れ、したがってその付近に付着しているカーボン粉は吹
飛ばされる。このため、ロータ巻線部4aにおけるカーボ
ン粉の付着に起因する絶縁不良が全く生じなくなる。
なお、上記実施例においては、案内板14は一箇所にし
か設けなかったが、ロータ4自身が回転しているため、
ロータ巻線部4a全周に亘って空気が吹付けられることに
なり、問題はない。もちろん、上記案内板14を、複数箇
所に設けることもできる。また、案内板14は、幅の狭い
平板状であるため、その通路抵抗は小さく、圧損はあま
り問題にならない。
か設けなかったが、ロータ4自身が回転しているため、
ロータ巻線部4a全周に亘って空気が吹付けられることに
なり、問題はない。もちろん、上記案内板14を、複数箇
所に設けることもできる。また、案内板14は、幅の狭い
平板状であるため、その通路抵抗は小さく、圧損はあま
り問題にならない。
発明の効果 上記本発明の構成によると、エアガイドによってケー
シング内に導かれた空気は、案内部材によってモータの
ロータ巻線部に案内されて吹付けられるため、この付近
にブラシの摩耗によるカーボン粉の付着がなくなり、し
たがってカーボン粉に起因する絶縁不良をなくすことが
できる。
シング内に導かれた空気は、案内部材によってモータの
ロータ巻線部に案内されて吹付けられるため、この付近
にブラシの摩耗によるカーボン粉の付着がなくなり、し
たがってカーボン粉に起因する絶縁不良をなくすことが
できる。
第1図は本発明の一実施例における電動送風機の断面
図、第2図は同要部斜視図、第3図は従来例における電
動送風機の一部切欠側面図、第4図は同要部拡大断面図
である。 1……ケーシング、2……整流子モータ、3……回転
軸、4a……ロータ巻線部、9……インペラ、10……カバ
ー、11……エアガイド、14……案内板。
図、第2図は同要部斜視図、第3図は従来例における電
動送風機の一部切欠側面図、第4図は同要部拡大断面図
である。 1……ケーシング、2……整流子モータ、3……回転
軸、4a……ロータ巻線部、9……インペラ、10……カバ
ー、11……エアガイド、14……案内板。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−146811(JP,A) 実開 昭58−22858(JP,U) 実開 昭58−127199(JP,U) 実開 昭60−187394(JP,U) 実開 昭59−81256(JP,U) 実開 昭56−2097(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングの内部に配置された整流子モー
タと、このモータの出力軸に取付けられたインペラと、
中央に空気の吸込口を有しかつ上記インペラを覆うよう
に上記ケーシングに取付けられたカバーと、上記インペ
ラと上記ケーシングとの間に配置されて上記インペラに
よって吸込まれた空気を上記モータに導くエアガイドと
を有し、かつ上記ケーシングの内壁に整流子側のロータ
巻線部に向かって突設された案内部材を設け、この案内
部材によって、上記エアガイドによって導かれた空気
を、上記モータの整流子側のロータ巻線部に吹き付ける
ようにした電動送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63140749A JP2739957B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63140749A JP2739957B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 電動送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01310199A JPH01310199A (ja) | 1989-12-14 |
JP2739957B2 true JP2739957B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=15275841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63140749A Expired - Fee Related JP2739957B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 電動送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739957B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4131915B2 (ja) * | 2002-04-23 | 2008-08-13 | 株式会社東芝 | 電動送風機 |
KR100474341B1 (ko) * | 2002-09-26 | 2005-03-10 | 엘지전자 주식회사 | 진공청소기용 모터의 배기 유로 구조 |
DE102006052812A1 (de) * | 2006-11-09 | 2008-05-15 | Robert Bosch Gmbh | Gebläsevorrichtung |
JP7269033B2 (ja) | 2019-03-01 | 2023-05-08 | 株式会社Subaru | 回転翼航空機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58127199U (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-29 | 三洋電機株式会社 | 電気掃除機 |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP63140749A patent/JP2739957B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01310199A (ja) | 1989-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |