JP2703180B2 - 内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物を使用したポリマーの製造方法 - Google Patents
内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物を使用したポリマーの製造方法Info
- Publication number
- JP2703180B2 JP2703180B2 JP6095209A JP9520994A JP2703180B2 JP 2703180 B2 JP2703180 B2 JP 2703180B2 JP 6095209 A JP6095209 A JP 6095209A JP 9520994 A JP9520994 A JP 9520994A JP 2703180 B2 JP2703180 B2 JP 2703180B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- tertiary amine
- acid
- group
- active hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/49—Phosphorus-containing compounds
- C08K5/51—Phosphorus bound to oxygen
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/56—Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
- B29C33/60—Releasing, lubricating or separating agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/08—Processes
- C08G18/16—Catalysts
- C08G18/18—Catalysts containing secondary or tertiary amines or salts thereof
- C08G18/1825—Catalysts containing secondary or tertiary amines or salts thereof having hydroxy or primary amino groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/09—Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
- C08K5/098—Metal salts of carboxylic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/17—Amines; Quaternary ammonium compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/20—Carboxylic acid amides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/55—Boron-containing compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2075/00—Use of PU, i.e. polyureas or polyurethanes or derivatives thereof, as moulding material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2125/00—Compositions for processes using internal mould release agents
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S264/00—Plastic and nonmetallic article shaping or treating: processes
- Y10S264/83—Injection molding of polyolefin-type foam
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は内部離型剤組成物含有する活性水
素含有組成物から反応射出成形の手段によりポリマーを
製造する方法に関する。 【0002】ポリウレタン及び/又はポリュリア成形品
は自動車、家具及び内装材の製造に増々使用されてきて
いる。軽くて湿気に強く、耐候性があり、耐温度特性も
良く、経時安定性があるために、成形されたポリウレタ
ン及びポリユリアは特に重要である。例えば、自動車の
安全衝撃用バンパーのような力を減ずる衝撃吸収媒体の
製造用に成形ポリウレタンエラストマーは特に興味を持
たれるようになってきている。 【0003】成形ポリウレタン物品に対する要求は出来
るだけ短い時間に出来るだけ多くの個数を製造すると云
うことである。ポリウレタン成形用混合物は大量生産用
に都合良く適している。その理由はその反応用成分は液
状でありそして急速に反応するからである。しかしなが
ら、その成形されたポリウレタンを型から取り出すとき
に問題がある。従来は、成形されたところの成形物を型
から取り出すには型の空所を、その型の空所の壁から物
体を離型し易くするための薬剤でコーティングすること
がなされてきている。このような工程は米国特許396
4530;米国特許3640769;米国特許3624
190;米国特許3607397及び米国特許3413
390に記載されている。このような塗布する型離型剤
は幾つもの欠点を有している。例えば、その型離型剤は
型から取り出すに際してその成形された部分に固着する
傾向にあり、従ってその型を使用する毎にほとんど毎回
その型離型剤を使用する必要がある。その型離型剤を使
用するに際して、その成形された部分がその型にひっつ
くのを防ぐためにその型の表面を完全に均一に塗布する
には限界がある。その型を離型剤で繰り返し処理しそし
てそのような処理に注意を払う必要があると云うこと
は、本質的に高くつきそしてポリウレタンの成形に時間
がかかる。 【0004】問題を付け加えると、その型を繰り返し使
用するにつれてその塗布離型剤の残りが固着することで
ある。その固着は結局その成形されるべき物体に必要な
その型の空所の表面を覆い細部をぼやかすことになる。
その固着が進行すると、この塗布離型剤の残存物は寸法
の公差を狂わせることがあり得る。従って、この固着は
定期的に型から取り除かなければならず、結果として製
造系の時間を遅らせることになる。塗布離型剤をそのよ
うに多く使用し過ぎるとその塗布用離型剤組成物に含有
されている溶剤がそのポリマーをおかすこともあり得
る。 【0005】更に、特に溶剤を含有した塗布する離型剤
をスプレーして使用すると関連する環境上の安全性及び
/又は健康上の害を生ずる。 【0006】ポリウレタン物品の成形用に使用される塗
布する離型剤のその使用は米国特許第3,726,95
2;米国特許4,024,088;米国特許4,09
8,731;米国特許4,130,698;米国特許
4,111,861;米国特許4,201,847及び
米国特許4,220,727に記述されている。 【0007】このような塗布する離型剤のその使用は種
々の問題を生じさせている。例えば、その成形された物
品の表面に多くのにじみ若しくはクリープを生じさせて
いる結果、その物品の塗料による塗布能が妨害される。
他の塗布する離型剤はそのポリウレタンの成形に使用さ
れるポリオール類と相溶しない。多くの塗布する離型剤
はその反応混合物に使用されるその硬化用触媒のその活
性度を重大に減ずる。付け加えるならば、多くの塗布す
る離型剤はその成形されたポリウレタンの物理的性質を
悪くする。 【0008】ごく最近、国際特許公報WO84/032
96及び欧州特許願119,471に於いて、第1級ア
ミン若しくは第2級アミン及び或る種の酸の塩よりなる
塗布する離型剤について述べられている。その塗布する
離型剤は初期の塗布する離型剤に関連したその問題を解
決しているが、しかし第1級アミン若しくは第2級アミ
ンのその存在により或る種のポリウレタン組成物の最適
反応条件を余りにも急速に早めてしまう。 【0009】これらの問題により、ポリウレタン成形用
の内部離型剤を提供することが望まれている。これらの
内部離型剤は本質的にポリウレタンや同様のポリマーの
成形のコストを下げ成形の時間を短くする。それ故に、
型の空所よりポリウレタン成形物を剥し易くし、その成
形物を型から取り出し易くし、そのポリウレタン用硬化
触媒の活性を重大に損うことをしない、そのポリウレタ
ン成形物のその物理的性質の変化を最小限にし及び/又
はポリウレタン組成物の最適使用状態を余りにも早く硬
化させすぎないような離型剤を提供することが望まれる
であろう。 【0010】本発明は、ポリイソシアネート又はポリイ
ソチオシアネートの成分A及び活性水素を有する成分B
の混合物を適当な型の中で反応させる工程を含み、そし
てこの反応を行わせるに際して (i)カルボン酸、アミドカルボン酸、リンを含有する
酸若しくはホウ素含有する酸の金属塩、その場合(1)
その酸はその酸をポリアールと非相溶性にする親油性基
を含み、そして(2)その金属は周規律表のIA族、I
B族、IIA族及びIIB族の元素、アルミニウム、ク
ロム、モリブデン、鉄、コバルト、ニッケル、スズ、
鉛、アンチモン又はビスマスの群より選ばれる、そして (ii)相溶性量の少なくとも1個の第三級の窒素原子を
有する第三級アミン化合物、その第三級アミン化合物は
活性水素含有組成物中において前記酸の金属塩用の相溶
剤である、を含む内部離型剤組成物を存在させることを
特徴とする反応射出成形(RIM)の手段により成形さ
れたポリウレタン及び/又はポリユリア又はこれに類し
たポリマーの製造方法に関する。 【0011】他の観点から云うと、本発明は、(b)本
発明の内部離型性(IMR)組成物の効果のある最中に
(a)少くとも1種のポリアールを分散若しくは溶解さ
せたことよりなる活性水素な水素を含有する組成物に関
するものである。 【0012】更に他の観点から云うと、本発明はポリイ
ソシアネート若しくはポリイソチオシアネートの成分A
及び活性水素を含有する成分Bの適当な混合物を反応さ
せる工程よりなり、そしてこの反応を行わせるに際して
本発明の内部離型性組成物を存在させることを特徴とす
るポリウレタン及び/又はポリユリア及びこれに類する
ポリマーの成形物を製造する方法に関するものである。 【0013】本発明の内部離型性組成物は、成形された
ポリウレタンがその成形されたところのその型の空所の
壁に接着するのを防ぐ。従って、その成形されたポリウ
レタンはより容易に及び/又はより早くその型より取り
出される。本発明の内部離型性組成物は更に、ポリイソ
シアネートと活性水素を有する組成物とのその反応に使
用されるとその触媒(S)の活性を重大に損うことな
く、その型を繰り返し処理することなく数多くの成形物
を製造出来ると云う利点及び必要であれば塗料又は他の
コーティング剤を容易に塗布出来る成形物の表面を作れ
ると云う利点を有する。 【0014】本発明の内部離型性組成物は、活性水素を
含有する混合物中のその金属塩用の相溶化剤となるがし
かし活性水素含有組成物及びポリイソシアネートよりな
る反応している混合物中のその金属塩を顕著に相溶化さ
せない第三級アミン化合物及び有機酸の金属塩よりな
る。本発明の内部離型性組成物は、活性水素を含有する
組成物中のその金属塩を相溶化させるための十分なその
第三級アミンを含有する。 【0015】本発明に有用なその第三級アミンは、少く
とも1個の第三級アミノ原子を有し且つ活性水素を有す
る組成物中のその金属塩用の相溶化剤となるがしかしこ
の活性水素を有する組成物及びポリイソシアネートより
なる反応している混合物中の金属塩を相溶化しないいか
なる第三級アミンも包含する。 【0016】特定の第三級アミンのその金属塩を相溶化
するその能力は、その金属塩とその第三級アミン化合物
とを混合し、次にこの得られた混合物と活性水素を有す
る組成物とを混ぜることにより容易に調べることが出来
る。その活性水素を有する組成物中に溶解若しくは懸濁
したその混合物がポリイソシアネートと十分に長い時間
で反応する時に、相溶化が成し遂げられているのであ
る。その活性水素を含有する混合物とポリイソシアネー
トとの反応している混合物中のその金属塩を第三級アミ
ンが相溶化する能力を有しないときには、その反応時間
が早くなりすぎそしてその型からその成形された物体を
取り出すのに努力が必要となると云うことになる。 【0017】その好都合な第三級アミン化合物は、アル
カノール基若しくは末端ヒドロキシポリ(オキシアルキ
レン)基の1個又はそれ以上を第三級の窒素原子に結合
した化合物を包含する。このような基の存在はしばしば
その第三級アミンがその金属塩を可溶化させるその能力
を増加させる傾向にある。 【0018】その第三級アミン化合物がモノアミンの場
合には、好ましくは少くとも2個のアルカノール若しく
はヒドロキシ末端ポリ(オキシアルキレン)基をその窒
素原子に結合させるのがよい。このようなモノアミンは
好ましくはアルキレンオキサイドのアンモニアへの付加
物又は構造式: 【化2】 で表わされる第1級アミンであり、式中のxは1〜5の
数、好ましくは1〜3の数、より好ましくは1、nは2
又は3、各Rは独立した水素、ハロゲン又は内部置換さ
れた低級アルキル基及びR′は内部置換されたアルキル
基又は芳香族基に対応する。このようなモノアミンに於
いて、その基Rのその構造は、その内部離型性の組成物
が使用されるその活性水素を有する組成物のその組成に
よってもよい。例えば、その活性水素を有する組成物が
プロピレンオキサイドより誘導された実質的な繰り返し
単位を有するポリエーテルポリオールよりなるときに
は、その基Rの実質的な割合は低級アルキル基又は好ま
しくはメチル基が好都合である。同様に、もしもポリ
(エチレンオキサイド)ポリオールを使用するならば、
そのR基の実質的な割合は水素が都合がよい。好ましい
モノアミンは例えば、トリ(イソプロパノール)アミ
ン、メチルジ(イソプロパノール)アミン、エチルジ
(イソプロパノール)アミン、トリエタノールアミン、
メチルジエタノールアミン、及びアンモニアに4モル〜
9モルのプロピレンオキサイドを付加させた付加体を包
含する。 【0019】また、適当なそのモノアミンには、例えば
N−ヒドロキシプロピルモルホリン、N−ヒドロキシエ
チルモルホリン、及びエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド又はこれらの混合物の2モル〜30モルとモ
ルホリンのような環状アミンとその反応生成物のような
環状アミンのヒドロキシアルキル誘導体又は環状アミン
のヒドロキシ末端ポリ(オキシアルキレン)誘導体等が
ある。 【0020】好ましくは、その第三級アミン化合物は2
個又はそれ以上の第三級の窒素原子を含有するのがよ
い。適当なジアミンは構造式: 【化3】 及び 【化4】 で表わされるジアミンを包含し、式中のR2 は不活性に
置換されたジラジカル、ジアルキレンエーテルジラジカ
ル又はポリエーテルジラジカル、各yは独立した1〜5
0の数、好ましくは1〜20の数、より好ましくは1〜
5の数、最も好ましくは1〜3の数、各mは独立した1
又は2、好ましくは2、各R3 は独立した不活性に置換
したアルキレンジラジカル及びR及びR′は上述の規定
と同一である。 【0021】構造式(II)に対応する適当なジ−第三
級アミンは、アルキレンジアミン、N−ヒドロキシアル
キルアルキレンジアミン又は末端アミンポリエーテルと
アミンの水素当りアルキレンオキサイドの1モル〜50
モル、好ましくは1モル〜20モル、より好ましくは1
モル〜5モル及び最も好ましくは1モル〜3モルとを反
応させて得られる化合物を包含する。出発原料として用
いられる末端アミンポリエーテルは米国特許3,65
4,370及び米国特許3,666,788に記載され
たものを包含し、好ましくは分子量60〜2000、よ
り好ましくは分子量60〜1000、及び最も好ましく
は分子量60〜500の末端アミンポリエーテルがよ
い。出発原料として適当なアルキレンジアミンは、この
アルキレンジアミン中のアルキレン基が炭素原子数1〜
30、好ましくは炭素原子数2〜5、より好ましくは炭
素原子数2〜3の直鎖状若しくは分枝状のものを包含す
る。そのアルキレンオキサイドは好ましくはエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド又はブチレンオキサイ
ド又はこれらの混合物がよい。最も好ましくは、エチレ
ンジアミンと4モル〜12モルのプロピレンオキサイド
若しくはプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイド
の混合物とのその反応生成物、及びヒドロキシエチルエ
チレンジアミンと3モル〜9モルのプロピレンオキサイ
ド若しくはプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイ
ドの混合物とのその反応生成物がよい。 【0022】構造式(III)に対応する適当なジアミ
ンは、C2 〜C4 のアルキレンオキサイド好ましくはプ
ロピレンオキサイド又はプロピレンオキサイドを含有す
る混合物の2モル〜6モル、好ましくは約2モルとピペ
ラジンとのその反応生成物を包含する。 【0023】他の適当な第三級アミンは、例えば式: 【化5】で表わされるアルキレンオキサイドのアミノアルキルピ
ペラジンへの付加体;式: 【化6】 で表わされるC2 〜C4 のアルキレンオキサイドのビス
(アミノアルキル)ピペラジンへの付加体、式中のzは
1〜10の数、好ましくは1〜3の数、より好ましくは
2〜3の数そして式中の全てのyの合計の数は1〜2
0;式: 【化7】 で表わされるN,N′,N″−トリヒドロキシアルキル
トリアジン及びポリ(アキレンアミン)とアミンの水素
当り1モル〜3モル、好ましくは約1モルのC2〜C4
アルキレンオキサイドとの反応生成物を包含する。Rは
前述の規定と同一である。 【0024】そのヒドロキシ末端第三級アミンはポリイ
ソシアネートと反応してポリウレタンポリマーを生成す
ることは知られているであろう。従って、これらの例に
於いて、もしも必要であれば、本発明の内部離型性組成
物はポリイソシアネートと反応してポリウレタンを生成
出来る。しかしながら、通常そのポリマー組成物中に第
三級アミン基を有しない異なるポリアールを使用するの
が望まれそして本発明の内部離型性組成物は最も典型的
には少くとも1種のこのようなポリアールと混合され
る。 【0025】本発明の内部離型性組成物はまた、本発明
の内部離型性組成物中に使用されるポリアールとは相溶
しない少くとも1個の親油基を有するカルボン酸、アミ
ドカルボン酸、リンを含有する酸若しくはホウ素を含有
する酸の金属塩を必要とする。本発明に使用されるその
酸の塩は有利に少くとも1種のポリシロキサン鎖若しく
は飽和又は不飽和の少くとも7個の炭素原子を有するヒ
ドロカルビル基を含有する。 【0026】本発明の内部離型性組成物中の成分として
使用し得る適当なカルボン酸は飽和又は不飽和の脂肪族
カルボン酸若しくは脂環式カルボン酸若しくは芳香族カ
ルボン酸;好ましくは7〜30、より好ましくは10〜
18の炭素原子数を有するこれらのカルボン酸を包含す
る。 【0027】好ましくはそのカルボン酸は10〜18の
炭素原子数のいわゆる脂肪酸である。このような脂肪酸
は例えば、オレイン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パ
ルミチン酸、リノレン酸及びリシノレン酸やこれらの混
合物を包含する。 【0028】適当なカルボン酸は、1〜30の炭素原子
数、好ましくは2〜18の炭素原子数、より好ましくは
5〜18の炭素原子数を有するカルボン酸ハライドと1
分子当り2個〜4個の炭素原子、好ましくは2個〜3個
の炭素原子を有するアミノカルボン酸との反応生成物の
ようなアミド含有カルボン酸を包含する。 【0029】特に好ましいこのようなカルボン酸を有す
るアミンは一般式: 【化8】 で表わされる化合物を包含し、式中のR6 は1個〜29
個の炭素原子、好ましくは2個〜17個の炭素原子を有
する炭化水素基若しくは置換された炭化水素基;R7 は
水素、1個〜3個の炭素原子を有するアルキル基若しく
はヒドロキシ置換アルキル基及びR8 は1個〜3個の炭
素原子、好ましくは1個の炭素原子を有する2価の炭化
水素基に対応する。このようなカルボン酸を含有するア
ミンの具体例は例えば、オレイルサルコン、ラウリルサ
ルコン、カブリルサルコン、オレイルグリシン、オクタ
ノールグリシン、オレイルヒドロキシエチルグリシン及
びこれらの混合物を包含する。これらのアミドカルボン
酸はアシルハライドとアミノ酸とを反応させるショット
ン−バウマンアシル化反応によって製造することが出来
る。 【0030】式: 【化9】 で表わされるカルボン酸もまた適当であり、式中のR9
は1個〜約12個の炭素原子を有するヒドロカルビル基
に対応する。 【0031】少くとも1個のカルボン酸基を含有し及び
シロキサン鎖を含有する適当な物質はジェー・ダブリュ
ー・ケイルによる米国特許4,076,695に記載さ
れているものを包含する。 【0032】少くとも1個のリンを含有する酸基を有す
る適当な有機物質は例えば、モノステアリン酸リン酸エ
ステル、セチル二水素リン酸エステル、モノラウリルリ
ン酸エステル、デシル二水素リン酸エステル、リン酸の
モノブチルモノデシルエステル及びこれらの混合物を包
含する。 【0033】少くとも1個のホウ素を含有する酸基を有
する適当な有機物質は例えば、ホウ酸のジオクタデシル
エステル、ホウ酸のモノドデシルモノ(フェニルメチ
ル)エステル、ホウ酸のモノドデシルモノフェニルエス
テル、ホウ酸のモノヘプタデシルモノ(フェニルメチ
ル)エステル、ホウ酸のモノデシルエステル及びこれら
の混合物を包含する。 【0034】上記の酸の適当な金属塩は、周期律表のI
A族、IB族、IIA族及びIIB族の元素、アルミニ
ウム、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、ニッケル、
スズ、鉛、アンチモン又はビスマスの群より選ばれた金
属を含有したものを包含する。 【0035】好ましいその金属は、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、銅、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、クロム、鉄、コ
バルト、ニッケル、スズ、鉛、アンチモン又はビスマス
又はこれらの組み合せ等である。より好ましいその金属
は、リチウム、銅、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、鉄、コバルト又
はニッケル又はこれらの組み合せがよい。最も好ましい
金属は亜鉛、カルシウム、マグネシウム及びニッケルが
よい。 【0036】特に好ましい金属酸塩は例えばステアリン
酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ラウリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸カルシウ
ム、パルミチン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸マグネシウム、
ラウリン酸マグネシウム、パルミチン酸マグネシウム、
ステアリン酸ニッケル、オレイン酸ニッケル、パルミチ
ン酸ニッケル、ラウリン酸ニッケル、ステアリン酸銅、
オレイン酸銅、ラウリン酸銅、パルミチン酸銅、ステア
ロイルサルコシン亜鉛、オレイルサルコシン亜鉛、パル
ミトイルサルコシン亜鉛、ラウロイルサルコシン亜鉛、
ステアロイルサルコシンカルシウム、オレイルサルコシ
ンカルシウム、パルミトイルサルコシンカルシウム、ラ
ウロイルサルコシンカルシウム、ステアロイルサルコシ
ンカルシウム、ステアロイルサルコシンマグネシウム、
オレイルサルコシンマグネシウム、パルミトイルサルコ
シンマグネシウム、ラウロイルサルコシンマグネシウ
ム、ステアロイルサルコシンニッケル、オレイルサルコ
シンニッケル、パルミトイルサルコシンニッケル、ラロ
ウロイルサルコシンニッケル、ステアロイルサルコシン
銅、オレイルサルコシン銅、パルミトイルサルコシン
銅、ラウロイルサルコシン銅又はこれらの混合物を包含
する。 【0037】その対応する酸とその金属の水酸化物のよ
うな化合物の適当な量とを反応させることにより前述の
その酸金属塩が製造出来る。 【0038】もしもその金属が上記の一連の電子供与性
の水素と合うと、その金属は直接その酸又は酸アミドと
反応し得る。もし必要であれば、市販品として入手出来
る上記のその金属塩の混合物を使用出来る。 【0039】その金属塩の使用は、その内部離型性組成
物の存在のもとで製造された成形されたポリウレタン、
ポリユリア又はこれに類するポリマーがその成形された
その型の空所のその壁に対するその接着を減ずるための
十分な量を使用する。その金属塩又はその内部離型性組
成物のそのような量を本明細書では効果量と呼ぶことに
する。好都合にも、その金属塩は比較少量使用され、即
ち使用されるその活性水素を含有する組成物の0.25
重量%〜20重量%、好ましくは0.25重量%〜10
重量%、より好ましくは0.5重量%〜5重量%を使用
するのがよい。しかしながら、或る種の金属塩は他の金
属塩よりも、そのポリマーのその成形物のその接着を減
ずるのにより効果のあることが知られている。従って、
いかなる金属塩も、上記に示唆した量よりも増減して使
用してもよい。 【0040】ポリウレタン、ポリユリア又はこれに類す
るポリマーを成形するためにその内部離型性組成物とポ
リアール及び/又はポリイソシアネートとの混合をし易
くするために、上述して示唆した濃度よりも幾分高い濃
度にその内部離型性組成物をポリアールの部分に溶解又
は分散させることがしばしば望まれる。都合良いこのよ
うな濃度は5重量%〜40重量%、好ましくは10重量
%〜40重量%、より好ましくは10重量%〜25重量
%のその金属塩及び可溶化する量のその第三級アミン化
合物とを適当なポリアール中に溶解又は分散させるのが
よい。ポリアールを加えてこのような濃度を稀めてポリ
イソシアネートとの反応に適するような活性水素を含有
する組成にする。もしも必要であれば、その濃度のもの
に後述するような任意の添加剤及び成分をまた加えてよ
い。好ましくは、そのポリアール及び任意の添加剤及び
成分は本質的に第一級アミン又は第二級アミンを有しな
いのがよく、若しくはその金属塩及びそのポリアールを
相溶化させるのに十分な量又はそれ以下の量がよい(相
溶化を妨害させない量)。 【0041】その金属塩及び第三級アミン化合物とのそ
の相対比率は、活性水素を有する組成物中に混合された
時にその金属酸塩及びその活性水素を有する組成物がそ
の第三級アミン化合物で相溶化されるように選択され
る。重量で云うと、その第三級アミンは好ましくはその
金属塩の0.5倍〜20倍、好ましくは1倍〜10倍、
より好ましくは1倍〜5倍の量を存在させるのがよく、
これらの重量比はそのそれぞれの化合物のその分子量に
よって変化することはある。 【0042】一般に、その第三級アミン化合物の使用量
は出来るだけ少くするのが好ましく、その理由はその三
級アミンはウレタンやポリユリアを生成する反応の触媒
となると同時に或る種の発泡剤(ガス発生を伴う)とな
りそして第三級アミン化合物の過剰量はポリウレタンや
ポリユリアを生成する反応工程を急激に早くするからで
ある。 【0043】本発明の内部離型性組成物は、もしも必要
であるならば、その第三級アミン化合物、その金属塩及
び他の成分をその各成分の融点以上の温度で混合して製
造してよい。多くの金属塩にとって、幾分高い温度即ち
30℃〜150℃は、その第三級アミン化合物及びその
金属塩の熔融点が高いために必要とされる。勿論、本発
明の内部離型性組成物はポリアール、ポリイソシアネー
ト中で第三級アミン及び金属塩を混合して製造してもよ
く若しくはポリアール及びポリイソシアネートよりなる
反応混合物でその第三級アミン及び金属塩を混合して製
造してもよい。 【0044】その金属酸塩及びその第三級アミン化合物
に付け加えて、本発明の内部離型性組成物は任意の成分
として上述のカルボン酸、アミドカルボン酸、リン含有
の酸、若しくはホウ素を含有する酸をその金属塩の形と
してよりもその遊離の酸の形で含有してもよい。このよ
うな酸のその混合はそのポリウレタンが使用されるとこ
ろで更にその離型性を改良するのに本発明ではしばしば
有用である。このような遊離のカルボン酸、アミドカル
ボン酸、リン含有の酸又はホウ素を含有する酸を存在さ
せる時には、その金属塩のその重量の0.1倍〜2倍、
好ましくは0.1倍〜1倍の量を存在させるのが好都合
である。 【0045】その上記の内部離型性の組成物に付け加え
て本発明の活性水素を有する組成物はポリアール即ち複
数の活性水素原子を有する化合物又はその異なる種類の
混合物を含有する。標準的には、そのポリアールは金属
塩と相溶しないポリアールである。好ましくはその活性
水素はアミン、アミド、ヒドロキシ又はチオールの水素
であり、アミン及びヒドロキシの水素が好ましく、そし
てヒドロキシの水素が特に好ましい。本質的に第一級ア
ミン又は第二級アミンを含有しないか若しくはそのポリ
アール及びその金属塩を相溶化させる十分な量以下の第
一級アミン又は第二級アミンを含有したポリオールより
なるポリオール又はポリアール混合物が最もよい。 【0046】適当なポリアールはポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリヒドロキシ基含有リ
ン化合物、末端ヒドロキシ基アセタール樹脂、末端ヒド
ロキシアミン及びポリアミン、その対応するアミン末端
ポリエーテル及び/又はポリエステルポリオール、連続
的なポリアール相中にコポリマーとして添加ポリマーを
分散させていることよりなるそのいわゆるポリオールポ
リマー又はポリオールコポリマーやポリウレタンポリマ
ー製造用に有用であると知られている他の活性水素を有
する化合物を包含する。これらのポリアールや他の適当
なポリアールの具体例は米国特許4,394,491に
より詳しく述べられている。特にその特許の3欄〜5欄
に述べられている。適当なポリオールコポリマーは米国
特許Re28,118及び米国特許4,324,491
に記載のものを包含する。前述したように、そのポリア
ールは標準的にはその金属塩を相溶しないポリアールで
ある。 【0047】付け加えるならば、低分子量のポリアール
を本発明では鎖長延長剤として用いてその得られるポリ
マーが硬いセグメントとなるように製造してもよい。低
当量のポリオール及びポリアミンを鎖長延長剤としての
その使用は例えば米国特許4,269,945及び米国
特許4,444,910に述べられている。 【0048】ポリアールから作られるそのポリマーの必
要とするその性質に依ってその特定のポリアール(S)
が使用される。その当量、官能基の種類及び官能基の数
の全てはそれから作られたポリマーのその性質に影響す
ることが良く知られている。本発明では、そのポリアー
ル(S)のその構造とその得られたポリマーのその性質
との間のその関係はその内部離型性組成物に重大な影響
を与えない。従って、本発明ではポリアールは本質的に
通常の方法で使用してポリマーにしてよい。 【0049】本発明の活性水素を有する組成物は、本発
明の内部離型性組成物を適当な活性水素を有する物質に
加えることによって製造し得る。その活性水素を有する
組成物のその成分は予め混合しておいてそのポリアール
に加えるか若しくは個々にそのポリアールに加えてその
活性水素を有する組成物を製造する。前述したような濃
度の高い液もまた使用出来る。 【0050】本発明の活性水素を有する組成物がその内
部離型性組成物及び適当なポリアールより作られる時
は、その金属酸塩、第三級アミン化合物及びもし必要で
あれば任意にその遊離の酸の間のその比率は、それより
作られた内部離型性組成物の離型性の効果があるようそ
の活性水素を有する組成物の組成を決める。 【0051】その活性水素を有する組成物はポリイソシ
アネートと好適に反応して型の中で成形されたポリマー
となる。 【0052】適当なポリイソシアネートはその有機芳香
族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート若し
くはこれらの混合物を包含する。 【0053】本発明で使用し得る好適な芳香族ポリイソ
シアネートは、例えば2,4−トルエンジイソシアネー
ト、2,6−トルエンジイソシアネート、p,p′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイ
ソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート又はこれらの混合物の
ような1分子当り2又はそれ以上のNCO基を有するポ
リイソシアネートのようなもののいかなるものも例えば
包含する。 【0054】また好適な有機芳香族ポリイソシアネート
及び/又は脂肪族ポリイソシアネートには、このような
ポリイソシアネートと2又はそれ以上の活性水素原子を
有する化合物とより作られたイソシアネート基を有する
プレポリマー;同様にこのようなポリイソシアネート及
び/又はこれから作られたプレポリマーであって変性さ
れたウレトニミン又はカルボジイミド結合を有するもの
等がある。 【0055】適当な有機脂肪族ポリイソシアネートは、
その上記の有機芳香族ポリイソシアネートのその水素化
誘導体を付け加えて、1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、1,4−シク
ロヘキシルジイソシアネート、1,4−ビス−イソシア
ネートメチル−シクロヘキサン又はこれらの混合物を包
含する。 【0056】その対応するポリイソチオシアネートも好
適に使用される。 【0057】そのポリマーは触媒の存在のもと又は不存
在のもとで製造することが出来る。その好ましいように
少くアミンを含有したポリアールよりのこれらのポリマ
ーの製造は通常触媒を必要としないが、もし必要であれ
ば触媒を使用出来る。他方、窒素原子を有しないポリオ
ールよりこれらのポリマーを製造するには、通常触媒を
使用して製造される。その重合反応に於いてその第三級
アミン化合物はそれ自身で十分な触媒作用を有する。 【0058】本発明で好適に使用される触媒は例えば、
有機金属化合物、第三級アミン、アルコキシアルカリ金
属又はこれらの混合物を包含する。 【0059】適当な有機金属触媒は例えば、オクタン酸
第一スズ、ジラウリン酸ジメチルスズ、ジラウリン酸ジ
ブチルスズ、ジ酢酸ジブチルスズ、鉄アセチルアセトネ
ート、オクタン酸鉛、オレイン酸鉛、プロピオン酸フェ
ニル水銀、ナフテン酸鉛、ナフテン酸マグネシウム、ナ
フテン酸銅、ナフテン酸バナジウム、オクタン酸コバル
ト、酢酸コバルト、オレイン酸コバルト、五酸化パナジ
ウム又はこれらの混合物のようなスズ、亜鉛、鉛、水
銀、カドミウム、ビスマス、アンチモン、鉄、マンガ
ン、コバルト、銅又はバナジウムから作られた有機金属
化合物を包含する。 【0060】適当なアミン触媒は例えば、トリエチレン
ジアミン、トリエチルアミン、テトラメチルブタンジア
ミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N−エチル
ホルモリン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エー
テル、N−メチルモルホリン、N−エチルピペリジン、
1,3−ビス−(ジメチルアミノ)−2−プロパノー
ル、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン又はこれらの混合物を包含する。 【0061】ウレタン製造用の触媒として使用し得る適
当なアルコキシアルカリ金属塩は例えば、ナトリウムエ
チラート、カリウムエチラート、プロポキシナトリウ
ム、プロポキシカリウム、ブトキシナトリウム、ブトキ
シカリウム、リチウムエチラート、プロポキシリチウ
ム、ブトキシリチウム、米国特許3,728,308記
載のようなポリオールのアルカリ金属塩又はこれらの混
合物を包含する。 【0062】これらのウレタン用触媒は液状であるのが
好ましいが、しかし、もしもその使用温度でその触媒が
固体の場合には、次に例えばジプロピレングリコールの
ような適当な液体に溶解させてもよいし若しくはその触
媒をその成分の一つに溶解させるか分散させてもよい。 【0063】その触媒を使用する時にその触媒の活性度
によりその使用量は、使用するポリアールの総重量の1
00重量部につき、0.001部〜2部、好ましくは
0.01部〜1部を使用し得る。非常に弱い触媒の場合
はポリアール100部につき5部以上の量の触媒を使用
することも可能である。 【0064】もしも必要であれば、NCO又はNCS対
活性水素の比較的高比率即1.5:1以上、好ましくは
2:1以上を採用すること及び/又は三量体化触媒の使
用により、そのポリウレタンはイソシアヌレート基又は
チオイソシアヌレート基を含有するように変性すること
が出来る。本発明で使用する適当な三量体化触媒は、例
えばクレスタ及びシエンによる米国特許4,111,9
14に記載のその双性イオン及びその第三級アミン、低
級脂肪酸のアルカリ金属塩、又は米国特許4,126,
741(カルレトン達による)に記載のそれらの混合物
を包含する。 【0065】その双性イオンはまた、そのウレタン生成
用の重合反応用の触媒にも使用出来る。 【0066】もしも必要であれば、本発明により製造さ
れるそのポリマーのその密度はその組成の中に発泡剤を
混ぜることにより低く出来る。適当なこのような発泡剤
は米国特許4,125,487及び米国特許3,75
3,933に詳しく記載されている。特に好ましい発泡
剤は例えば、水、そのいわゆるアゾ系の発泡剤及びメチ
レンクロライド及びトリクロロモノフルオロメタンのよ
うな低沸点のハロゲン化炭化水素を包含する。 【0067】その密度を下げる他の適当な方法に、ウレ
タンポリマー又は他のポリマーを製造する成分中に不活
性ガスを射出して起泡させることによる方法がある。適
当なこのような不活性ガスは例えば窒素、酸素、空気、
二酸化炭素、キセノン、ヘリウム又はこれらの混合物を
包含する。 【0068】もしも必要であれば、整泡剤を使用出来、
特に密度の低いフォーム又は微細泡セル製品の製造によ
い。このような整泡剤のその使用はしばしばそのポリウ
レタンの被塗布性を良くする。本発明で使用し得る適当
な整泡剤は例えば、ダウコーニング社より市販のDC−
193、DC−195、DC−197、DCFl−16
30、DC−5043及びDC−198;ゼネラルエレ
クトリック社市販のSF−1034、PFA−163
5、PFA−1710及びPFA−1660;ユニオン
カーバイト社より市販のL−520、L−5320、L
−5309、L−5307及びL−5340;テー・ハ
ー・ゴールドシュミット社より市販のB−1048、B
−8610、B−8404及びB−8407又はこれら
の混合物のような界面活性剤を包含するがここに述べた
ものだけに限定されるものではない。 【0069】もし必要であれば、そのポリウレタン及び
他のポリマー製品は色素、難燃剤、充填剤又は変性剤を
添加含有してもよい。 【0070】その重合している物質のその発熱に堪える
ことが出来且つその液状の反応性の混合物に接した時に
その反応性の混合物とは反応しなくて且つ溶けないとこ
ろの型の中にその反応性の混合物を充填してその反応性
の組成物を反応させたポリマー物体を有用な形若しくは
発泡体に出来る。特に好適な型はアルミニウム、銅、青
銅又は鋼のような金属より作られたものである。場合に
よっては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート、又はシリコンエラストマー又
はエポキシ複合材料のような非金属製の型が使用出来
る。本発明はいかなる方法によってもポリウレタン、ポ
リユリア又はこれに類したポリマーの成形に有用であ
る。 【0071】未処理の金属製の型を本発明で使用しても
よいが、本発明の一連の成形品の製造を開始するに当っ
て、石ケン又はワックスのような塗布する離型剤でその
型を処理することがしばしば必要になる。このような塗
布する離型剤は通常その第1回目の成形を行う前に使用
しそして時々第1回目の1個又は2個の成形に続いて用
いる。第1回の1個の成形又は2個の成形の後に、定期
的に即ち10回〜100回の成形毎に塗布する離型剤の
使用が必要となるだろう。しかしながら、多くの場合に
は、塗布する離型剤を使用しなくても本発明によって満
足出来る離型が出来るであろう。これに反して、本発明
の内部離型性の組成物を使用しなかった時には、通常成
形毎に塗布する離型剤の使用が必要となる。 【0072】本発明による内部離型性の組成物は全ての
ポリウレタン成形工程に適するが、特にいわゆる反応性
射出成形(RIM)の工程に適する。 【0073】RIM成形を行うのに特に好適な射出成形
法は1977年、9月26〜30日にミシガン州デトロ
イトで開催されたザソサイアティオブオートモーティブ
エンジニヤリングパッセンジャーカーミーティングでダ
ブリュ・エー・ルドビコ及びアール・ピー・テイラーに
より講演された論文ザバイフレックス110シリーズザ
ニューゼネレイションオブRIMマテリアルに述べられ
ている内容;その上記の同じミーティングでアール・エ
ム・ゼルキン及びエフ・イー・クリッシフィールドによ
り講演されたザブロパティズオブハイモジュラスRIM
ウレタンの題の論文;プロセスフォザプロダクションオ
ブエラストマリックポリウレタン−ポリユリアモールデ
ッドプロダクツハビングアコンパクトサーフェイススキ
ンの題の英国特許1,534,258及び1979年の
テクノミクス社より出版のイントロダクションツリアク
ションインジェクションモールディングの題のエフ・メ
ルビンスウィーニィ著による書物に述べられている内容
を包含している。 【0074】大きな金属製の型の中に比較的急速硬化す
る混合物を射出する際には、その成形された物体が良好
な表面性質を有するようにするために、その型がその反
応性の材料からその重合反応用の熱を奪わないように及
びその反応性の材料の組成から予想されるその重合硬化
固体化する迄の時間が不適当に長くならないように、そ
の型を適当な温度に予熱する。他方、薄い壁の金属型は
流し込まれる比較的広い断面が熱を奪う効力を最小に出
来るので、これらの薄壁金属型では予熱をする必要はな
いであろう。 【0075】寸法安定性を得るためにそのポリマーは十
分に硬化させてから、そのポリマーをその型から取り出
す。このような成形物を型から取り出すのに要するその
力及び/又は時間は、このような内部離型性の組成物を
使用しなかった時に較べるとずっと少くてすむ。付け加
えるならば、その型は通常次の成形物を仕込む前に処理
する必要はない。前述したよう、型の中で連続して物品
を製造する出発時に、その型を塗布する離型剤で処理し
て最初の1個又は最初の数個を製造する必要があるかも
知れない。 【0076】以下の実施例は本発明を説明するためのも
のであり、ここに述べたことに限定されるものではな
い。指示しない限り全ての部及び%は重量部及び重量%
を意味する。 【0077】実施例1.表Iに載せたその成分を共に混
合することにより活性水素を有する組成物No.1及び
組成物No.2を製造した。 【0078】 【表1】 1 グリセリンを出発物質として92/8の比率のプロ
ピレンオキサイド/エチレンオキサイドの混合物と反応
させて分子量3000のポリマーを製造したポリオール2 ウイトコケミカル社より入手出来るメルカプトスズ
触媒3 ウイトコケミカル社より入手出来るジラウリン酸ジ
メチルスズ4 アミノエチルエタノールアミンを出発物質とするポ
リ(プロピレンオキサイド)付加物で分子量2785 エチレンジアミンと5.5モルのプロピレンオキサ
イドとを縮合させて89当量のポリマーにしたポリオー
ル 組成物No.1及び組成物No.2と共に、その第三級
アミン存在によりそのステアリン酸亜鉛は溶解し、そし
て第三級アミンが存在しないと溶解しない。 【0079】アキュラシオVRHT−60反応性射出成
型機を用いて103インデックスで組成物No.1及び
組成物No.2の各々とルビコンケミカル社よりルビネ
ートMの商品名で市販のポリマー性のポリイソシアネー
トと反応させて10インチ×10インチ×0.125イ
ンチ(254mm×254mm×3mm)の寸法の板状
物を成形した。ワックスベースコート(ケミトレンドK
CT200L)をその型に行って成形した。成形物を連
続的にその型の壁より取り出した数を以下の表IIに示
した。付け加えるならばその比重、たわみ強度、たわみ
モジュラス、引張り強度及び熱劣化温度66psi(4
55kPa)及び264psi(1.82MPa)をそ
の得られた成形物について測定し表IIに示した。 【0080】 【表2】 1 ASTM D−7902 ASTM D−6383 ASTM D−6484 その型から連続的に15回取り出したところで試験
を終えた。 【0081】表IIからわかるように、本発明の内部離
型性の組成物を活性水素を有する組成物に加えて、この
組成物より作られたポリウレタンの離型性は素晴らしく
そして良好な物理的性質を示した。 【0082】実施例2.表IIIに示した成分を混合し
て活性水素を有する組成物No.3〜No.5を製造し
た。 【0083】 【表3】 1 グリセリンを出発物質として98/8の比率のプロ
ピレンオキサイド/エチレンオキサイドの混合物と反応
させて分子量3000のポリマーを製造したポリオール2 分子量345のトリオール3 分子量255のグリセリンのプロピレンオキサイド
付加体4 ストウファーケミカル社より入手出来るフライオー
ルPCF商品名の塩素化リン酸エステル5 ウイトコケミカル社より入手出来るメルカプトスズ
触媒6 ウイトコケミカル社より入手出来るジラウリン酸ジ
メチルスズ 組成物3〜組成物5の各々をポリマー性のポリイソシア
ネートと反応させて実施例1で述べたようにして成形し
た。その成形物の連続離型の回数及び物理的性質の測定
値を表IVに示した。 【0084】 【表4】 N.D. 測定しなかった。 【0085】1 ASTM D−7902 ASTM D−6383 ASTM D−6484 ASTM D−27945 >の記号は成形物がその型からいかなる部分を損う
ことなく離型した回数の後試験を終えたことを意味す
る。 【0086】組成物3〜組成物5の各々より作られたポ
リウレタンは優れた物理的性質及びその型からの良好な
離型を示している。 【0087】実施例3.表Vに示したようにステアリン
酸亜鉛を他の脂肪酸塩に置き換えた以外は実施例1の組
成物1と同じ組成の種々の活性水素を有する組成物を作
った。各々の場合に於いて、ステアリン酸リチウムを含
有する組成物を除いてその脂肪酸塩はその第三級アミン
を含有したポリオールに溶解し、そしてその金属塩はそ
のポリオール中で安定に分散した。 【0088】その活性水素を有する組成物のその反応性
にその自己離型性の組成物が与える影響を調べるため
に、その組成物の各々を実施例1に記載したそのポリマ
ー性のポリイソシアネートと混合して、103インデッ
クスで12インチ×12インチ×1/4インチ(305
mm×305mm×6mm)の寸法のアルミニウム型に
手動で流し込み成形した。その混合物がゲル化する迄の
その時間を以下の表Vに示した。全ての成形されたポリ
マーはその型から容易に離型しそして繰り返し離型出来
た。 【0089】 【表5】この結果より、本発明の内部離型性の組成物を使用する
ことにより不適当な急速な反応が避けられると云うこと
が解る。 【0090】実施例4.活性水素を有する組成物10を
以下の成分により作る; 【表6】 1 分子量6000のグリセリンを出発原料とした第一
級ヒドロキシ基にポリ(プロピレン)トリオールを付加
したもの その活性水素を有する組成物は80℃〜110℃の間の
温度でそのアミン及びラウリン酸亜鉛を混合して、そし
てこの混合物をその残りの成分と室温で混合して作られ
る。均一な混合物が得られた。 【0091】実施例5.93部のポリオールD(グリセ
リンを出発原料として第一級アルコールを分子量490
0のポリプロピレンオキサイドを付加させたもの)に7
部の第三級アミンを加えた。この混合物を攪拌しながら
80℃〜100℃の間の温度に加熱してそして3部のジ
ラウリン酸亜鉛を加えた。この混合物を均一になる迄攪
拌し、次に冷却した。この混合物に、ポリオールDにカ
ーボンブラックを15%分散させたもの5部、分子量2
000のポリエチレングリコールを2部、エチレングリ
コールを4部、グリコールを担体としたトリエチレンジ
アミンの33%濃度の触媒溶液を0.65部及びフレオ
ン11(トリクロロフルオロメタン発泡剤)を15部を
加えた。 【0092】この上記の混合物100部にモベイケミカ
ル社より入手出来るモンジュールE−448ポリイソシ
アネートを35.2部を加えた。この混合物を2秒〜3
秒間激しく攪拌し、そして110°F〜120°F(4
3℃〜49℃)の間に予熱してある12インチ×12イ
ンチ×1/2インチ(305mm×305mm×13m
m)の寸法の未処理のアルミニウム製型の中に流し込ん
だ。この反応している混合物をその型の中で125°F
(51.7℃)に3分間加熱しそして次に型から取り出
した。この成形されたポリマーはその型から容易に素速
く取り出せた。この成形物は微細なセルを有する発泡体
で3/16インチ(4.8mm)厚のきれいな表面を有
していた。 【0093】実施例6.ポリオールE(グリセリンを出
発物質として第一級のヒドロキシ基を分子量4850の
プロピレンオキサイドで付加したもの)を95部に6部
の第三級アミンC(アミノエチルピペラジンと6モルの
プロピレンオキサイドと反応させたもの)を加えた。こ
の混合物を80℃に加熱して攪拌しながら3部のラウリ
ン酸亜鉛を加えた。均一な混合物が得られたら、この混
合物を冷却しそしてポリエーテルポリオール中にスチレ
ン/アクリロニトリルコポリマーを分散させたものを2
0部、2.5部の水及び0.5部のトリエチレンジアミ
ンアミン触媒溶液を加えた。 【0094】この得られた活性水素を有する組成物とア
ップジョンポリマーケミカルズ社より入手出来るPAP
1901ポリイソシアネート、ポリメチレンポリフェニ
レンイソシアネートとを98インデックスで12インチ
×12インチ×1インチ(305mm×305mm×2
5mm)の大きさに種々に成形した。その反応は未処理
のアルミニウム金属製型の中で110°F(43℃)で
4分間行われた。全ての成形物は容易に型から取り出せ
そして良好な物理的性質を示した。 【0095】実施例7.以下の処方による活性水素を有
する組成物を製造した。 【0096】 【表7】 このポリオールD及び第三級アミンCを混合して80℃
に加熱して、そしてそのラウリン酸亜鉛を加えて均一に
なる迄攪拌した。次にその残りの成分を加えて混合し
た。モンジュールE−448ポリイソシアネートとこの
活性水素を有する組成物の一部とを100インデックス
で未処理のアルミニウム製の型の中で110°F(43
℃)で4分間連続的に反応させた。その成形物は容易に
型から取り出せた。 【0097】実施例8.30部の第三級アミンA、35
部のジブロモネオペンチルグリコール及び2部のジラウ
リン酸亜鉛を窒素雰囲気中で95℃で溶液が得られる迄
混合して活性水素を有する組成物を製造した。この溶液
を65℃迄冷却して、そして45部のポリオールE、1
0部のジエチレングリコール及び20部の中性リン含有
ポリオールを加えた。安定な混合物が得られた。この組
成物より作られる成形物に衝撃吸収強度を与えるため
に、1部の界面活性剤及び約分子量400の末端アミン
ポリオールの4部を加えた。 【0098】アキュラシオVRHT−60反応性射出成
型機を用いて1.03インデックスでルビネートMポリ
イソシアネートとこの得られた活性水素を有する組成物
とを反応性射出成形した。その型の温度は135°F〜
150°F(57℃〜66℃)にした。形成時間は2分
にした。1/8インチ×10インチ×10インチ(3m
m×254mm×254mm)の寸法の型を用いた。1
3個を連続的に成形したところ全て容易に型から取り出
せて、そこでテストを終えた。全ての成形品は良好な物
理的性質を示した。
素含有組成物から反応射出成形の手段によりポリマーを
製造する方法に関する。 【0002】ポリウレタン及び/又はポリュリア成形品
は自動車、家具及び内装材の製造に増々使用されてきて
いる。軽くて湿気に強く、耐候性があり、耐温度特性も
良く、経時安定性があるために、成形されたポリウレタ
ン及びポリユリアは特に重要である。例えば、自動車の
安全衝撃用バンパーのような力を減ずる衝撃吸収媒体の
製造用に成形ポリウレタンエラストマーは特に興味を持
たれるようになってきている。 【0003】成形ポリウレタン物品に対する要求は出来
るだけ短い時間に出来るだけ多くの個数を製造すると云
うことである。ポリウレタン成形用混合物は大量生産用
に都合良く適している。その理由はその反応用成分は液
状でありそして急速に反応するからである。しかしなが
ら、その成形されたポリウレタンを型から取り出すとき
に問題がある。従来は、成形されたところの成形物を型
から取り出すには型の空所を、その型の空所の壁から物
体を離型し易くするための薬剤でコーティングすること
がなされてきている。このような工程は米国特許396
4530;米国特許3640769;米国特許3624
190;米国特許3607397及び米国特許3413
390に記載されている。このような塗布する型離型剤
は幾つもの欠点を有している。例えば、その型離型剤は
型から取り出すに際してその成形された部分に固着する
傾向にあり、従ってその型を使用する毎にほとんど毎回
その型離型剤を使用する必要がある。その型離型剤を使
用するに際して、その成形された部分がその型にひっつ
くのを防ぐためにその型の表面を完全に均一に塗布する
には限界がある。その型を離型剤で繰り返し処理しそし
てそのような処理に注意を払う必要があると云うこと
は、本質的に高くつきそしてポリウレタンの成形に時間
がかかる。 【0004】問題を付け加えると、その型を繰り返し使
用するにつれてその塗布離型剤の残りが固着することで
ある。その固着は結局その成形されるべき物体に必要な
その型の空所の表面を覆い細部をぼやかすことになる。
その固着が進行すると、この塗布離型剤の残存物は寸法
の公差を狂わせることがあり得る。従って、この固着は
定期的に型から取り除かなければならず、結果として製
造系の時間を遅らせることになる。塗布離型剤をそのよ
うに多く使用し過ぎるとその塗布用離型剤組成物に含有
されている溶剤がそのポリマーをおかすこともあり得
る。 【0005】更に、特に溶剤を含有した塗布する離型剤
をスプレーして使用すると関連する環境上の安全性及び
/又は健康上の害を生ずる。 【0006】ポリウレタン物品の成形用に使用される塗
布する離型剤のその使用は米国特許第3,726,95
2;米国特許4,024,088;米国特許4,09
8,731;米国特許4,130,698;米国特許
4,111,861;米国特許4,201,847及び
米国特許4,220,727に記述されている。 【0007】このような塗布する離型剤のその使用は種
々の問題を生じさせている。例えば、その成形された物
品の表面に多くのにじみ若しくはクリープを生じさせて
いる結果、その物品の塗料による塗布能が妨害される。
他の塗布する離型剤はそのポリウレタンの成形に使用さ
れるポリオール類と相溶しない。多くの塗布する離型剤
はその反応混合物に使用されるその硬化用触媒のその活
性度を重大に減ずる。付け加えるならば、多くの塗布す
る離型剤はその成形されたポリウレタンの物理的性質を
悪くする。 【0008】ごく最近、国際特許公報WO84/032
96及び欧州特許願119,471に於いて、第1級ア
ミン若しくは第2級アミン及び或る種の酸の塩よりなる
塗布する離型剤について述べられている。その塗布する
離型剤は初期の塗布する離型剤に関連したその問題を解
決しているが、しかし第1級アミン若しくは第2級アミ
ンのその存在により或る種のポリウレタン組成物の最適
反応条件を余りにも急速に早めてしまう。 【0009】これらの問題により、ポリウレタン成形用
の内部離型剤を提供することが望まれている。これらの
内部離型剤は本質的にポリウレタンや同様のポリマーの
成形のコストを下げ成形の時間を短くする。それ故に、
型の空所よりポリウレタン成形物を剥し易くし、その成
形物を型から取り出し易くし、そのポリウレタン用硬化
触媒の活性を重大に損うことをしない、そのポリウレタ
ン成形物のその物理的性質の変化を最小限にし及び/又
はポリウレタン組成物の最適使用状態を余りにも早く硬
化させすぎないような離型剤を提供することが望まれる
であろう。 【0010】本発明は、ポリイソシアネート又はポリイ
ソチオシアネートの成分A及び活性水素を有する成分B
の混合物を適当な型の中で反応させる工程を含み、そし
てこの反応を行わせるに際して (i)カルボン酸、アミドカルボン酸、リンを含有する
酸若しくはホウ素含有する酸の金属塩、その場合(1)
その酸はその酸をポリアールと非相溶性にする親油性基
を含み、そして(2)その金属は周規律表のIA族、I
B族、IIA族及びIIB族の元素、アルミニウム、ク
ロム、モリブデン、鉄、コバルト、ニッケル、スズ、
鉛、アンチモン又はビスマスの群より選ばれる、そして (ii)相溶性量の少なくとも1個の第三級の窒素原子を
有する第三級アミン化合物、その第三級アミン化合物は
活性水素含有組成物中において前記酸の金属塩用の相溶
剤である、を含む内部離型剤組成物を存在させることを
特徴とする反応射出成形(RIM)の手段により成形さ
れたポリウレタン及び/又はポリユリア又はこれに類し
たポリマーの製造方法に関する。 【0011】他の観点から云うと、本発明は、(b)本
発明の内部離型性(IMR)組成物の効果のある最中に
(a)少くとも1種のポリアールを分散若しくは溶解さ
せたことよりなる活性水素な水素を含有する組成物に関
するものである。 【0012】更に他の観点から云うと、本発明はポリイ
ソシアネート若しくはポリイソチオシアネートの成分A
及び活性水素を含有する成分Bの適当な混合物を反応さ
せる工程よりなり、そしてこの反応を行わせるに際して
本発明の内部離型性組成物を存在させることを特徴とす
るポリウレタン及び/又はポリユリア及びこれに類する
ポリマーの成形物を製造する方法に関するものである。 【0013】本発明の内部離型性組成物は、成形された
ポリウレタンがその成形されたところのその型の空所の
壁に接着するのを防ぐ。従って、その成形されたポリウ
レタンはより容易に及び/又はより早くその型より取り
出される。本発明の内部離型性組成物は更に、ポリイソ
シアネートと活性水素を有する組成物とのその反応に使
用されるとその触媒(S)の活性を重大に損うことな
く、その型を繰り返し処理することなく数多くの成形物
を製造出来ると云う利点及び必要であれば塗料又は他の
コーティング剤を容易に塗布出来る成形物の表面を作れ
ると云う利点を有する。 【0014】本発明の内部離型性組成物は、活性水素を
含有する混合物中のその金属塩用の相溶化剤となるがし
かし活性水素含有組成物及びポリイソシアネートよりな
る反応している混合物中のその金属塩を顕著に相溶化さ
せない第三級アミン化合物及び有機酸の金属塩よりな
る。本発明の内部離型性組成物は、活性水素を含有する
組成物中のその金属塩を相溶化させるための十分なその
第三級アミンを含有する。 【0015】本発明に有用なその第三級アミンは、少く
とも1個の第三級アミノ原子を有し且つ活性水素を有す
る組成物中のその金属塩用の相溶化剤となるがしかしこ
の活性水素を有する組成物及びポリイソシアネートより
なる反応している混合物中の金属塩を相溶化しないいか
なる第三級アミンも包含する。 【0016】特定の第三級アミンのその金属塩を相溶化
するその能力は、その金属塩とその第三級アミン化合物
とを混合し、次にこの得られた混合物と活性水素を有す
る組成物とを混ぜることにより容易に調べることが出来
る。その活性水素を有する組成物中に溶解若しくは懸濁
したその混合物がポリイソシアネートと十分に長い時間
で反応する時に、相溶化が成し遂げられているのであ
る。その活性水素を含有する混合物とポリイソシアネー
トとの反応している混合物中のその金属塩を第三級アミ
ンが相溶化する能力を有しないときには、その反応時間
が早くなりすぎそしてその型からその成形された物体を
取り出すのに努力が必要となると云うことになる。 【0017】その好都合な第三級アミン化合物は、アル
カノール基若しくは末端ヒドロキシポリ(オキシアルキ
レン)基の1個又はそれ以上を第三級の窒素原子に結合
した化合物を包含する。このような基の存在はしばしば
その第三級アミンがその金属塩を可溶化させるその能力
を増加させる傾向にある。 【0018】その第三級アミン化合物がモノアミンの場
合には、好ましくは少くとも2個のアルカノール若しく
はヒドロキシ末端ポリ(オキシアルキレン)基をその窒
素原子に結合させるのがよい。このようなモノアミンは
好ましくはアルキレンオキサイドのアンモニアへの付加
物又は構造式: 【化2】 で表わされる第1級アミンであり、式中のxは1〜5の
数、好ましくは1〜3の数、より好ましくは1、nは2
又は3、各Rは独立した水素、ハロゲン又は内部置換さ
れた低級アルキル基及びR′は内部置換されたアルキル
基又は芳香族基に対応する。このようなモノアミンに於
いて、その基Rのその構造は、その内部離型性の組成物
が使用されるその活性水素を有する組成物のその組成に
よってもよい。例えば、その活性水素を有する組成物が
プロピレンオキサイドより誘導された実質的な繰り返し
単位を有するポリエーテルポリオールよりなるときに
は、その基Rの実質的な割合は低級アルキル基又は好ま
しくはメチル基が好都合である。同様に、もしもポリ
(エチレンオキサイド)ポリオールを使用するならば、
そのR基の実質的な割合は水素が都合がよい。好ましい
モノアミンは例えば、トリ(イソプロパノール)アミ
ン、メチルジ(イソプロパノール)アミン、エチルジ
(イソプロパノール)アミン、トリエタノールアミン、
メチルジエタノールアミン、及びアンモニアに4モル〜
9モルのプロピレンオキサイドを付加させた付加体を包
含する。 【0019】また、適当なそのモノアミンには、例えば
N−ヒドロキシプロピルモルホリン、N−ヒドロキシエ
チルモルホリン、及びエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド又はこれらの混合物の2モル〜30モルとモ
ルホリンのような環状アミンとその反応生成物のような
環状アミンのヒドロキシアルキル誘導体又は環状アミン
のヒドロキシ末端ポリ(オキシアルキレン)誘導体等が
ある。 【0020】好ましくは、その第三級アミン化合物は2
個又はそれ以上の第三級の窒素原子を含有するのがよ
い。適当なジアミンは構造式: 【化3】 及び 【化4】 で表わされるジアミンを包含し、式中のR2 は不活性に
置換されたジラジカル、ジアルキレンエーテルジラジカ
ル又はポリエーテルジラジカル、各yは独立した1〜5
0の数、好ましくは1〜20の数、より好ましくは1〜
5の数、最も好ましくは1〜3の数、各mは独立した1
又は2、好ましくは2、各R3 は独立した不活性に置換
したアルキレンジラジカル及びR及びR′は上述の規定
と同一である。 【0021】構造式(II)に対応する適当なジ−第三
級アミンは、アルキレンジアミン、N−ヒドロキシアル
キルアルキレンジアミン又は末端アミンポリエーテルと
アミンの水素当りアルキレンオキサイドの1モル〜50
モル、好ましくは1モル〜20モル、より好ましくは1
モル〜5モル及び最も好ましくは1モル〜3モルとを反
応させて得られる化合物を包含する。出発原料として用
いられる末端アミンポリエーテルは米国特許3,65
4,370及び米国特許3,666,788に記載され
たものを包含し、好ましくは分子量60〜2000、よ
り好ましくは分子量60〜1000、及び最も好ましく
は分子量60〜500の末端アミンポリエーテルがよ
い。出発原料として適当なアルキレンジアミンは、この
アルキレンジアミン中のアルキレン基が炭素原子数1〜
30、好ましくは炭素原子数2〜5、より好ましくは炭
素原子数2〜3の直鎖状若しくは分枝状のものを包含す
る。そのアルキレンオキサイドは好ましくはエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド又はブチレンオキサイ
ド又はこれらの混合物がよい。最も好ましくは、エチレ
ンジアミンと4モル〜12モルのプロピレンオキサイド
若しくはプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイド
の混合物とのその反応生成物、及びヒドロキシエチルエ
チレンジアミンと3モル〜9モルのプロピレンオキサイ
ド若しくはプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイ
ドの混合物とのその反応生成物がよい。 【0022】構造式(III)に対応する適当なジアミ
ンは、C2 〜C4 のアルキレンオキサイド好ましくはプ
ロピレンオキサイド又はプロピレンオキサイドを含有す
る混合物の2モル〜6モル、好ましくは約2モルとピペ
ラジンとのその反応生成物を包含する。 【0023】他の適当な第三級アミンは、例えば式: 【化5】で表わされるアルキレンオキサイドのアミノアルキルピ
ペラジンへの付加体;式: 【化6】 で表わされるC2 〜C4 のアルキレンオキサイドのビス
(アミノアルキル)ピペラジンへの付加体、式中のzは
1〜10の数、好ましくは1〜3の数、より好ましくは
2〜3の数そして式中の全てのyの合計の数は1〜2
0;式: 【化7】 で表わされるN,N′,N″−トリヒドロキシアルキル
トリアジン及びポリ(アキレンアミン)とアミンの水素
当り1モル〜3モル、好ましくは約1モルのC2〜C4
アルキレンオキサイドとの反応生成物を包含する。Rは
前述の規定と同一である。 【0024】そのヒドロキシ末端第三級アミンはポリイ
ソシアネートと反応してポリウレタンポリマーを生成す
ることは知られているであろう。従って、これらの例に
於いて、もしも必要であれば、本発明の内部離型性組成
物はポリイソシアネートと反応してポリウレタンを生成
出来る。しかしながら、通常そのポリマー組成物中に第
三級アミン基を有しない異なるポリアールを使用するの
が望まれそして本発明の内部離型性組成物は最も典型的
には少くとも1種のこのようなポリアールと混合され
る。 【0025】本発明の内部離型性組成物はまた、本発明
の内部離型性組成物中に使用されるポリアールとは相溶
しない少くとも1個の親油基を有するカルボン酸、アミ
ドカルボン酸、リンを含有する酸若しくはホウ素を含有
する酸の金属塩を必要とする。本発明に使用されるその
酸の塩は有利に少くとも1種のポリシロキサン鎖若しく
は飽和又は不飽和の少くとも7個の炭素原子を有するヒ
ドロカルビル基を含有する。 【0026】本発明の内部離型性組成物中の成分として
使用し得る適当なカルボン酸は飽和又は不飽和の脂肪族
カルボン酸若しくは脂環式カルボン酸若しくは芳香族カ
ルボン酸;好ましくは7〜30、より好ましくは10〜
18の炭素原子数を有するこれらのカルボン酸を包含す
る。 【0027】好ましくはそのカルボン酸は10〜18の
炭素原子数のいわゆる脂肪酸である。このような脂肪酸
は例えば、オレイン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パ
ルミチン酸、リノレン酸及びリシノレン酸やこれらの混
合物を包含する。 【0028】適当なカルボン酸は、1〜30の炭素原子
数、好ましくは2〜18の炭素原子数、より好ましくは
5〜18の炭素原子数を有するカルボン酸ハライドと1
分子当り2個〜4個の炭素原子、好ましくは2個〜3個
の炭素原子を有するアミノカルボン酸との反応生成物の
ようなアミド含有カルボン酸を包含する。 【0029】特に好ましいこのようなカルボン酸を有す
るアミンは一般式: 【化8】 で表わされる化合物を包含し、式中のR6 は1個〜29
個の炭素原子、好ましくは2個〜17個の炭素原子を有
する炭化水素基若しくは置換された炭化水素基;R7 は
水素、1個〜3個の炭素原子を有するアルキル基若しく
はヒドロキシ置換アルキル基及びR8 は1個〜3個の炭
素原子、好ましくは1個の炭素原子を有する2価の炭化
水素基に対応する。このようなカルボン酸を含有するア
ミンの具体例は例えば、オレイルサルコン、ラウリルサ
ルコン、カブリルサルコン、オレイルグリシン、オクタ
ノールグリシン、オレイルヒドロキシエチルグリシン及
びこれらの混合物を包含する。これらのアミドカルボン
酸はアシルハライドとアミノ酸とを反応させるショット
ン−バウマンアシル化反応によって製造することが出来
る。 【0030】式: 【化9】 で表わされるカルボン酸もまた適当であり、式中のR9
は1個〜約12個の炭素原子を有するヒドロカルビル基
に対応する。 【0031】少くとも1個のカルボン酸基を含有し及び
シロキサン鎖を含有する適当な物質はジェー・ダブリュ
ー・ケイルによる米国特許4,076,695に記載さ
れているものを包含する。 【0032】少くとも1個のリンを含有する酸基を有す
る適当な有機物質は例えば、モノステアリン酸リン酸エ
ステル、セチル二水素リン酸エステル、モノラウリルリ
ン酸エステル、デシル二水素リン酸エステル、リン酸の
モノブチルモノデシルエステル及びこれらの混合物を包
含する。 【0033】少くとも1個のホウ素を含有する酸基を有
する適当な有機物質は例えば、ホウ酸のジオクタデシル
エステル、ホウ酸のモノドデシルモノ(フェニルメチ
ル)エステル、ホウ酸のモノドデシルモノフェニルエス
テル、ホウ酸のモノヘプタデシルモノ(フェニルメチ
ル)エステル、ホウ酸のモノデシルエステル及びこれら
の混合物を包含する。 【0034】上記の酸の適当な金属塩は、周期律表のI
A族、IB族、IIA族及びIIB族の元素、アルミニ
ウム、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、ニッケル、
スズ、鉛、アンチモン又はビスマスの群より選ばれた金
属を含有したものを包含する。 【0035】好ましいその金属は、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、銅、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、クロム、鉄、コ
バルト、ニッケル、スズ、鉛、アンチモン又はビスマス
又はこれらの組み合せ等である。より好ましいその金属
は、リチウム、銅、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、鉄、コバルト又
はニッケル又はこれらの組み合せがよい。最も好ましい
金属は亜鉛、カルシウム、マグネシウム及びニッケルが
よい。 【0036】特に好ましい金属酸塩は例えばステアリン
酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ラウリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸カルシウ
ム、パルミチン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸マグネシウム、
ラウリン酸マグネシウム、パルミチン酸マグネシウム、
ステアリン酸ニッケル、オレイン酸ニッケル、パルミチ
ン酸ニッケル、ラウリン酸ニッケル、ステアリン酸銅、
オレイン酸銅、ラウリン酸銅、パルミチン酸銅、ステア
ロイルサルコシン亜鉛、オレイルサルコシン亜鉛、パル
ミトイルサルコシン亜鉛、ラウロイルサルコシン亜鉛、
ステアロイルサルコシンカルシウム、オレイルサルコシ
ンカルシウム、パルミトイルサルコシンカルシウム、ラ
ウロイルサルコシンカルシウム、ステアロイルサルコシ
ンカルシウム、ステアロイルサルコシンマグネシウム、
オレイルサルコシンマグネシウム、パルミトイルサルコ
シンマグネシウム、ラウロイルサルコシンマグネシウ
ム、ステアロイルサルコシンニッケル、オレイルサルコ
シンニッケル、パルミトイルサルコシンニッケル、ラロ
ウロイルサルコシンニッケル、ステアロイルサルコシン
銅、オレイルサルコシン銅、パルミトイルサルコシン
銅、ラウロイルサルコシン銅又はこれらの混合物を包含
する。 【0037】その対応する酸とその金属の水酸化物のよ
うな化合物の適当な量とを反応させることにより前述の
その酸金属塩が製造出来る。 【0038】もしもその金属が上記の一連の電子供与性
の水素と合うと、その金属は直接その酸又は酸アミドと
反応し得る。もし必要であれば、市販品として入手出来
る上記のその金属塩の混合物を使用出来る。 【0039】その金属塩の使用は、その内部離型性組成
物の存在のもとで製造された成形されたポリウレタン、
ポリユリア又はこれに類するポリマーがその成形された
その型の空所のその壁に対するその接着を減ずるための
十分な量を使用する。その金属塩又はその内部離型性組
成物のそのような量を本明細書では効果量と呼ぶことに
する。好都合にも、その金属塩は比較少量使用され、即
ち使用されるその活性水素を含有する組成物の0.25
重量%〜20重量%、好ましくは0.25重量%〜10
重量%、より好ましくは0.5重量%〜5重量%を使用
するのがよい。しかしながら、或る種の金属塩は他の金
属塩よりも、そのポリマーのその成形物のその接着を減
ずるのにより効果のあることが知られている。従って、
いかなる金属塩も、上記に示唆した量よりも増減して使
用してもよい。 【0040】ポリウレタン、ポリユリア又はこれに類す
るポリマーを成形するためにその内部離型性組成物とポ
リアール及び/又はポリイソシアネートとの混合をし易
くするために、上述して示唆した濃度よりも幾分高い濃
度にその内部離型性組成物をポリアールの部分に溶解又
は分散させることがしばしば望まれる。都合良いこのよ
うな濃度は5重量%〜40重量%、好ましくは10重量
%〜40重量%、より好ましくは10重量%〜25重量
%のその金属塩及び可溶化する量のその第三級アミン化
合物とを適当なポリアール中に溶解又は分散させるのが
よい。ポリアールを加えてこのような濃度を稀めてポリ
イソシアネートとの反応に適するような活性水素を含有
する組成にする。もしも必要であれば、その濃度のもの
に後述するような任意の添加剤及び成分をまた加えてよ
い。好ましくは、そのポリアール及び任意の添加剤及び
成分は本質的に第一級アミン又は第二級アミンを有しな
いのがよく、若しくはその金属塩及びそのポリアールを
相溶化させるのに十分な量又はそれ以下の量がよい(相
溶化を妨害させない量)。 【0041】その金属塩及び第三級アミン化合物とのそ
の相対比率は、活性水素を有する組成物中に混合された
時にその金属酸塩及びその活性水素を有する組成物がそ
の第三級アミン化合物で相溶化されるように選択され
る。重量で云うと、その第三級アミンは好ましくはその
金属塩の0.5倍〜20倍、好ましくは1倍〜10倍、
より好ましくは1倍〜5倍の量を存在させるのがよく、
これらの重量比はそのそれぞれの化合物のその分子量に
よって変化することはある。 【0042】一般に、その第三級アミン化合物の使用量
は出来るだけ少くするのが好ましく、その理由はその三
級アミンはウレタンやポリユリアを生成する反応の触媒
となると同時に或る種の発泡剤(ガス発生を伴う)とな
りそして第三級アミン化合物の過剰量はポリウレタンや
ポリユリアを生成する反応工程を急激に早くするからで
ある。 【0043】本発明の内部離型性組成物は、もしも必要
であるならば、その第三級アミン化合物、その金属塩及
び他の成分をその各成分の融点以上の温度で混合して製
造してよい。多くの金属塩にとって、幾分高い温度即ち
30℃〜150℃は、その第三級アミン化合物及びその
金属塩の熔融点が高いために必要とされる。勿論、本発
明の内部離型性組成物はポリアール、ポリイソシアネー
ト中で第三級アミン及び金属塩を混合して製造してもよ
く若しくはポリアール及びポリイソシアネートよりなる
反応混合物でその第三級アミン及び金属塩を混合して製
造してもよい。 【0044】その金属酸塩及びその第三級アミン化合物
に付け加えて、本発明の内部離型性組成物は任意の成分
として上述のカルボン酸、アミドカルボン酸、リン含有
の酸、若しくはホウ素を含有する酸をその金属塩の形と
してよりもその遊離の酸の形で含有してもよい。このよ
うな酸のその混合はそのポリウレタンが使用されるとこ
ろで更にその離型性を改良するのに本発明ではしばしば
有用である。このような遊離のカルボン酸、アミドカル
ボン酸、リン含有の酸又はホウ素を含有する酸を存在さ
せる時には、その金属塩のその重量の0.1倍〜2倍、
好ましくは0.1倍〜1倍の量を存在させるのが好都合
である。 【0045】その上記の内部離型性の組成物に付け加え
て本発明の活性水素を有する組成物はポリアール即ち複
数の活性水素原子を有する化合物又はその異なる種類の
混合物を含有する。標準的には、そのポリアールは金属
塩と相溶しないポリアールである。好ましくはその活性
水素はアミン、アミド、ヒドロキシ又はチオールの水素
であり、アミン及びヒドロキシの水素が好ましく、そし
てヒドロキシの水素が特に好ましい。本質的に第一級ア
ミン又は第二級アミンを含有しないか若しくはそのポリ
アール及びその金属塩を相溶化させる十分な量以下の第
一級アミン又は第二級アミンを含有したポリオールより
なるポリオール又はポリアール混合物が最もよい。 【0046】適当なポリアールはポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリヒドロキシ基含有リ
ン化合物、末端ヒドロキシ基アセタール樹脂、末端ヒド
ロキシアミン及びポリアミン、その対応するアミン末端
ポリエーテル及び/又はポリエステルポリオール、連続
的なポリアール相中にコポリマーとして添加ポリマーを
分散させていることよりなるそのいわゆるポリオールポ
リマー又はポリオールコポリマーやポリウレタンポリマ
ー製造用に有用であると知られている他の活性水素を有
する化合物を包含する。これらのポリアールや他の適当
なポリアールの具体例は米国特許4,394,491に
より詳しく述べられている。特にその特許の3欄〜5欄
に述べられている。適当なポリオールコポリマーは米国
特許Re28,118及び米国特許4,324,491
に記載のものを包含する。前述したように、そのポリア
ールは標準的にはその金属塩を相溶しないポリアールで
ある。 【0047】付け加えるならば、低分子量のポリアール
を本発明では鎖長延長剤として用いてその得られるポリ
マーが硬いセグメントとなるように製造してもよい。低
当量のポリオール及びポリアミンを鎖長延長剤としての
その使用は例えば米国特許4,269,945及び米国
特許4,444,910に述べられている。 【0048】ポリアールから作られるそのポリマーの必
要とするその性質に依ってその特定のポリアール(S)
が使用される。その当量、官能基の種類及び官能基の数
の全てはそれから作られたポリマーのその性質に影響す
ることが良く知られている。本発明では、そのポリアー
ル(S)のその構造とその得られたポリマーのその性質
との間のその関係はその内部離型性組成物に重大な影響
を与えない。従って、本発明ではポリアールは本質的に
通常の方法で使用してポリマーにしてよい。 【0049】本発明の活性水素を有する組成物は、本発
明の内部離型性組成物を適当な活性水素を有する物質に
加えることによって製造し得る。その活性水素を有する
組成物のその成分は予め混合しておいてそのポリアール
に加えるか若しくは個々にそのポリアールに加えてその
活性水素を有する組成物を製造する。前述したような濃
度の高い液もまた使用出来る。 【0050】本発明の活性水素を有する組成物がその内
部離型性組成物及び適当なポリアールより作られる時
は、その金属酸塩、第三級アミン化合物及びもし必要で
あれば任意にその遊離の酸の間のその比率は、それより
作られた内部離型性組成物の離型性の効果があるようそ
の活性水素を有する組成物の組成を決める。 【0051】その活性水素を有する組成物はポリイソシ
アネートと好適に反応して型の中で成形されたポリマー
となる。 【0052】適当なポリイソシアネートはその有機芳香
族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート若し
くはこれらの混合物を包含する。 【0053】本発明で使用し得る好適な芳香族ポリイソ
シアネートは、例えば2,4−トルエンジイソシアネー
ト、2,6−トルエンジイソシアネート、p,p′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジイ
ソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート又はこれらの混合物の
ような1分子当り2又はそれ以上のNCO基を有するポ
リイソシアネートのようなもののいかなるものも例えば
包含する。 【0054】また好適な有機芳香族ポリイソシアネート
及び/又は脂肪族ポリイソシアネートには、このような
ポリイソシアネートと2又はそれ以上の活性水素原子を
有する化合物とより作られたイソシアネート基を有する
プレポリマー;同様にこのようなポリイソシアネート及
び/又はこれから作られたプレポリマーであって変性さ
れたウレトニミン又はカルボジイミド結合を有するもの
等がある。 【0055】適当な有機脂肪族ポリイソシアネートは、
その上記の有機芳香族ポリイソシアネートのその水素化
誘導体を付け加えて、1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、1,4−シク
ロヘキシルジイソシアネート、1,4−ビス−イソシア
ネートメチル−シクロヘキサン又はこれらの混合物を包
含する。 【0056】その対応するポリイソチオシアネートも好
適に使用される。 【0057】そのポリマーは触媒の存在のもと又は不存
在のもとで製造することが出来る。その好ましいように
少くアミンを含有したポリアールよりのこれらのポリマ
ーの製造は通常触媒を必要としないが、もし必要であれ
ば触媒を使用出来る。他方、窒素原子を有しないポリオ
ールよりこれらのポリマーを製造するには、通常触媒を
使用して製造される。その重合反応に於いてその第三級
アミン化合物はそれ自身で十分な触媒作用を有する。 【0058】本発明で好適に使用される触媒は例えば、
有機金属化合物、第三級アミン、アルコキシアルカリ金
属又はこれらの混合物を包含する。 【0059】適当な有機金属触媒は例えば、オクタン酸
第一スズ、ジラウリン酸ジメチルスズ、ジラウリン酸ジ
ブチルスズ、ジ酢酸ジブチルスズ、鉄アセチルアセトネ
ート、オクタン酸鉛、オレイン酸鉛、プロピオン酸フェ
ニル水銀、ナフテン酸鉛、ナフテン酸マグネシウム、ナ
フテン酸銅、ナフテン酸バナジウム、オクタン酸コバル
ト、酢酸コバルト、オレイン酸コバルト、五酸化パナジ
ウム又はこれらの混合物のようなスズ、亜鉛、鉛、水
銀、カドミウム、ビスマス、アンチモン、鉄、マンガ
ン、コバルト、銅又はバナジウムから作られた有機金属
化合物を包含する。 【0060】適当なアミン触媒は例えば、トリエチレン
ジアミン、トリエチルアミン、テトラメチルブタンジア
ミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N−エチル
ホルモリン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エー
テル、N−メチルモルホリン、N−エチルピペリジン、
1,3−ビス−(ジメチルアミノ)−2−プロパノー
ル、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミ
ン又はこれらの混合物を包含する。 【0061】ウレタン製造用の触媒として使用し得る適
当なアルコキシアルカリ金属塩は例えば、ナトリウムエ
チラート、カリウムエチラート、プロポキシナトリウ
ム、プロポキシカリウム、ブトキシナトリウム、ブトキ
シカリウム、リチウムエチラート、プロポキシリチウ
ム、ブトキシリチウム、米国特許3,728,308記
載のようなポリオールのアルカリ金属塩又はこれらの混
合物を包含する。 【0062】これらのウレタン用触媒は液状であるのが
好ましいが、しかし、もしもその使用温度でその触媒が
固体の場合には、次に例えばジプロピレングリコールの
ような適当な液体に溶解させてもよいし若しくはその触
媒をその成分の一つに溶解させるか分散させてもよい。 【0063】その触媒を使用する時にその触媒の活性度
によりその使用量は、使用するポリアールの総重量の1
00重量部につき、0.001部〜2部、好ましくは
0.01部〜1部を使用し得る。非常に弱い触媒の場合
はポリアール100部につき5部以上の量の触媒を使用
することも可能である。 【0064】もしも必要であれば、NCO又はNCS対
活性水素の比較的高比率即1.5:1以上、好ましくは
2:1以上を採用すること及び/又は三量体化触媒の使
用により、そのポリウレタンはイソシアヌレート基又は
チオイソシアヌレート基を含有するように変性すること
が出来る。本発明で使用する適当な三量体化触媒は、例
えばクレスタ及びシエンによる米国特許4,111,9
14に記載のその双性イオン及びその第三級アミン、低
級脂肪酸のアルカリ金属塩、又は米国特許4,126,
741(カルレトン達による)に記載のそれらの混合物
を包含する。 【0065】その双性イオンはまた、そのウレタン生成
用の重合反応用の触媒にも使用出来る。 【0066】もしも必要であれば、本発明により製造さ
れるそのポリマーのその密度はその組成の中に発泡剤を
混ぜることにより低く出来る。適当なこのような発泡剤
は米国特許4,125,487及び米国特許3,75
3,933に詳しく記載されている。特に好ましい発泡
剤は例えば、水、そのいわゆるアゾ系の発泡剤及びメチ
レンクロライド及びトリクロロモノフルオロメタンのよ
うな低沸点のハロゲン化炭化水素を包含する。 【0067】その密度を下げる他の適当な方法に、ウレ
タンポリマー又は他のポリマーを製造する成分中に不活
性ガスを射出して起泡させることによる方法がある。適
当なこのような不活性ガスは例えば窒素、酸素、空気、
二酸化炭素、キセノン、ヘリウム又はこれらの混合物を
包含する。 【0068】もしも必要であれば、整泡剤を使用出来、
特に密度の低いフォーム又は微細泡セル製品の製造によ
い。このような整泡剤のその使用はしばしばそのポリウ
レタンの被塗布性を良くする。本発明で使用し得る適当
な整泡剤は例えば、ダウコーニング社より市販のDC−
193、DC−195、DC−197、DCFl−16
30、DC−5043及びDC−198;ゼネラルエレ
クトリック社市販のSF−1034、PFA−163
5、PFA−1710及びPFA−1660;ユニオン
カーバイト社より市販のL−520、L−5320、L
−5309、L−5307及びL−5340;テー・ハ
ー・ゴールドシュミット社より市販のB−1048、B
−8610、B−8404及びB−8407又はこれら
の混合物のような界面活性剤を包含するがここに述べた
ものだけに限定されるものではない。 【0069】もし必要であれば、そのポリウレタン及び
他のポリマー製品は色素、難燃剤、充填剤又は変性剤を
添加含有してもよい。 【0070】その重合している物質のその発熱に堪える
ことが出来且つその液状の反応性の混合物に接した時に
その反応性の混合物とは反応しなくて且つ溶けないとこ
ろの型の中にその反応性の混合物を充填してその反応性
の組成物を反応させたポリマー物体を有用な形若しくは
発泡体に出来る。特に好適な型はアルミニウム、銅、青
銅又は鋼のような金属より作られたものである。場合に
よっては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート、又はシリコンエラストマー又
はエポキシ複合材料のような非金属製の型が使用出来
る。本発明はいかなる方法によってもポリウレタン、ポ
リユリア又はこれに類したポリマーの成形に有用であ
る。 【0071】未処理の金属製の型を本発明で使用しても
よいが、本発明の一連の成形品の製造を開始するに当っ
て、石ケン又はワックスのような塗布する離型剤でその
型を処理することがしばしば必要になる。このような塗
布する離型剤は通常その第1回目の成形を行う前に使用
しそして時々第1回目の1個又は2個の成形に続いて用
いる。第1回の1個の成形又は2個の成形の後に、定期
的に即ち10回〜100回の成形毎に塗布する離型剤の
使用が必要となるだろう。しかしながら、多くの場合に
は、塗布する離型剤を使用しなくても本発明によって満
足出来る離型が出来るであろう。これに反して、本発明
の内部離型性の組成物を使用しなかった時には、通常成
形毎に塗布する離型剤の使用が必要となる。 【0072】本発明による内部離型性の組成物は全ての
ポリウレタン成形工程に適するが、特にいわゆる反応性
射出成形(RIM)の工程に適する。 【0073】RIM成形を行うのに特に好適な射出成形
法は1977年、9月26〜30日にミシガン州デトロ
イトで開催されたザソサイアティオブオートモーティブ
エンジニヤリングパッセンジャーカーミーティングでダ
ブリュ・エー・ルドビコ及びアール・ピー・テイラーに
より講演された論文ザバイフレックス110シリーズザ
ニューゼネレイションオブRIMマテリアルに述べられ
ている内容;その上記の同じミーティングでアール・エ
ム・ゼルキン及びエフ・イー・クリッシフィールドによ
り講演されたザブロパティズオブハイモジュラスRIM
ウレタンの題の論文;プロセスフォザプロダクションオ
ブエラストマリックポリウレタン−ポリユリアモールデ
ッドプロダクツハビングアコンパクトサーフェイススキ
ンの題の英国特許1,534,258及び1979年の
テクノミクス社より出版のイントロダクションツリアク
ションインジェクションモールディングの題のエフ・メ
ルビンスウィーニィ著による書物に述べられている内容
を包含している。 【0074】大きな金属製の型の中に比較的急速硬化す
る混合物を射出する際には、その成形された物体が良好
な表面性質を有するようにするために、その型がその反
応性の材料からその重合反応用の熱を奪わないように及
びその反応性の材料の組成から予想されるその重合硬化
固体化する迄の時間が不適当に長くならないように、そ
の型を適当な温度に予熱する。他方、薄い壁の金属型は
流し込まれる比較的広い断面が熱を奪う効力を最小に出
来るので、これらの薄壁金属型では予熱をする必要はな
いであろう。 【0075】寸法安定性を得るためにそのポリマーは十
分に硬化させてから、そのポリマーをその型から取り出
す。このような成形物を型から取り出すのに要するその
力及び/又は時間は、このような内部離型性の組成物を
使用しなかった時に較べるとずっと少くてすむ。付け加
えるならば、その型は通常次の成形物を仕込む前に処理
する必要はない。前述したよう、型の中で連続して物品
を製造する出発時に、その型を塗布する離型剤で処理し
て最初の1個又は最初の数個を製造する必要があるかも
知れない。 【0076】以下の実施例は本発明を説明するためのも
のであり、ここに述べたことに限定されるものではな
い。指示しない限り全ての部及び%は重量部及び重量%
を意味する。 【0077】実施例1.表Iに載せたその成分を共に混
合することにより活性水素を有する組成物No.1及び
組成物No.2を製造した。 【0078】 【表1】 1 グリセリンを出発物質として92/8の比率のプロ
ピレンオキサイド/エチレンオキサイドの混合物と反応
させて分子量3000のポリマーを製造したポリオール2 ウイトコケミカル社より入手出来るメルカプトスズ
触媒3 ウイトコケミカル社より入手出来るジラウリン酸ジ
メチルスズ4 アミノエチルエタノールアミンを出発物質とするポ
リ(プロピレンオキサイド)付加物で分子量2785 エチレンジアミンと5.5モルのプロピレンオキサ
イドとを縮合させて89当量のポリマーにしたポリオー
ル 組成物No.1及び組成物No.2と共に、その第三級
アミン存在によりそのステアリン酸亜鉛は溶解し、そし
て第三級アミンが存在しないと溶解しない。 【0079】アキュラシオVRHT−60反応性射出成
型機を用いて103インデックスで組成物No.1及び
組成物No.2の各々とルビコンケミカル社よりルビネ
ートMの商品名で市販のポリマー性のポリイソシアネー
トと反応させて10インチ×10インチ×0.125イ
ンチ(254mm×254mm×3mm)の寸法の板状
物を成形した。ワックスベースコート(ケミトレンドK
CT200L)をその型に行って成形した。成形物を連
続的にその型の壁より取り出した数を以下の表IIに示
した。付け加えるならばその比重、たわみ強度、たわみ
モジュラス、引張り強度及び熱劣化温度66psi(4
55kPa)及び264psi(1.82MPa)をそ
の得られた成形物について測定し表IIに示した。 【0080】 【表2】 1 ASTM D−7902 ASTM D−6383 ASTM D−6484 その型から連続的に15回取り出したところで試験
を終えた。 【0081】表IIからわかるように、本発明の内部離
型性の組成物を活性水素を有する組成物に加えて、この
組成物より作られたポリウレタンの離型性は素晴らしく
そして良好な物理的性質を示した。 【0082】実施例2.表IIIに示した成分を混合し
て活性水素を有する組成物No.3〜No.5を製造し
た。 【0083】 【表3】 1 グリセリンを出発物質として98/8の比率のプロ
ピレンオキサイド/エチレンオキサイドの混合物と反応
させて分子量3000のポリマーを製造したポリオール2 分子量345のトリオール3 分子量255のグリセリンのプロピレンオキサイド
付加体4 ストウファーケミカル社より入手出来るフライオー
ルPCF商品名の塩素化リン酸エステル5 ウイトコケミカル社より入手出来るメルカプトスズ
触媒6 ウイトコケミカル社より入手出来るジラウリン酸ジ
メチルスズ 組成物3〜組成物5の各々をポリマー性のポリイソシア
ネートと反応させて実施例1で述べたようにして成形し
た。その成形物の連続離型の回数及び物理的性質の測定
値を表IVに示した。 【0084】 【表4】 N.D. 測定しなかった。 【0085】1 ASTM D−7902 ASTM D−6383 ASTM D−6484 ASTM D−27945 >の記号は成形物がその型からいかなる部分を損う
ことなく離型した回数の後試験を終えたことを意味す
る。 【0086】組成物3〜組成物5の各々より作られたポ
リウレタンは優れた物理的性質及びその型からの良好な
離型を示している。 【0087】実施例3.表Vに示したようにステアリン
酸亜鉛を他の脂肪酸塩に置き換えた以外は実施例1の組
成物1と同じ組成の種々の活性水素を有する組成物を作
った。各々の場合に於いて、ステアリン酸リチウムを含
有する組成物を除いてその脂肪酸塩はその第三級アミン
を含有したポリオールに溶解し、そしてその金属塩はそ
のポリオール中で安定に分散した。 【0088】その活性水素を有する組成物のその反応性
にその自己離型性の組成物が与える影響を調べるため
に、その組成物の各々を実施例1に記載したそのポリマ
ー性のポリイソシアネートと混合して、103インデッ
クスで12インチ×12インチ×1/4インチ(305
mm×305mm×6mm)の寸法のアルミニウム型に
手動で流し込み成形した。その混合物がゲル化する迄の
その時間を以下の表Vに示した。全ての成形されたポリ
マーはその型から容易に離型しそして繰り返し離型出来
た。 【0089】 【表5】この結果より、本発明の内部離型性の組成物を使用する
ことにより不適当な急速な反応が避けられると云うこと
が解る。 【0090】実施例4.活性水素を有する組成物10を
以下の成分により作る; 【表6】 1 分子量6000のグリセリンを出発原料とした第一
級ヒドロキシ基にポリ(プロピレン)トリオールを付加
したもの その活性水素を有する組成物は80℃〜110℃の間の
温度でそのアミン及びラウリン酸亜鉛を混合して、そし
てこの混合物をその残りの成分と室温で混合して作られ
る。均一な混合物が得られた。 【0091】実施例5.93部のポリオールD(グリセ
リンを出発原料として第一級アルコールを分子量490
0のポリプロピレンオキサイドを付加させたもの)に7
部の第三級アミンを加えた。この混合物を攪拌しながら
80℃〜100℃の間の温度に加熱してそして3部のジ
ラウリン酸亜鉛を加えた。この混合物を均一になる迄攪
拌し、次に冷却した。この混合物に、ポリオールDにカ
ーボンブラックを15%分散させたもの5部、分子量2
000のポリエチレングリコールを2部、エチレングリ
コールを4部、グリコールを担体としたトリエチレンジ
アミンの33%濃度の触媒溶液を0.65部及びフレオ
ン11(トリクロロフルオロメタン発泡剤)を15部を
加えた。 【0092】この上記の混合物100部にモベイケミカ
ル社より入手出来るモンジュールE−448ポリイソシ
アネートを35.2部を加えた。この混合物を2秒〜3
秒間激しく攪拌し、そして110°F〜120°F(4
3℃〜49℃)の間に予熱してある12インチ×12イ
ンチ×1/2インチ(305mm×305mm×13m
m)の寸法の未処理のアルミニウム製型の中に流し込ん
だ。この反応している混合物をその型の中で125°F
(51.7℃)に3分間加熱しそして次に型から取り出
した。この成形されたポリマーはその型から容易に素速
く取り出せた。この成形物は微細なセルを有する発泡体
で3/16インチ(4.8mm)厚のきれいな表面を有
していた。 【0093】実施例6.ポリオールE(グリセリンを出
発物質として第一級のヒドロキシ基を分子量4850の
プロピレンオキサイドで付加したもの)を95部に6部
の第三級アミンC(アミノエチルピペラジンと6モルの
プロピレンオキサイドと反応させたもの)を加えた。こ
の混合物を80℃に加熱して攪拌しながら3部のラウリ
ン酸亜鉛を加えた。均一な混合物が得られたら、この混
合物を冷却しそしてポリエーテルポリオール中にスチレ
ン/アクリロニトリルコポリマーを分散させたものを2
0部、2.5部の水及び0.5部のトリエチレンジアミ
ンアミン触媒溶液を加えた。 【0094】この得られた活性水素を有する組成物とア
ップジョンポリマーケミカルズ社より入手出来るPAP
1901ポリイソシアネート、ポリメチレンポリフェニ
レンイソシアネートとを98インデックスで12インチ
×12インチ×1インチ(305mm×305mm×2
5mm)の大きさに種々に成形した。その反応は未処理
のアルミニウム金属製型の中で110°F(43℃)で
4分間行われた。全ての成形物は容易に型から取り出せ
そして良好な物理的性質を示した。 【0095】実施例7.以下の処方による活性水素を有
する組成物を製造した。 【0096】 【表7】 このポリオールD及び第三級アミンCを混合して80℃
に加熱して、そしてそのラウリン酸亜鉛を加えて均一に
なる迄攪拌した。次にその残りの成分を加えて混合し
た。モンジュールE−448ポリイソシアネートとこの
活性水素を有する組成物の一部とを100インデックス
で未処理のアルミニウム製の型の中で110°F(43
℃)で4分間連続的に反応させた。その成形物は容易に
型から取り出せた。 【0097】実施例8.30部の第三級アミンA、35
部のジブロモネオペンチルグリコール及び2部のジラウ
リン酸亜鉛を窒素雰囲気中で95℃で溶液が得られる迄
混合して活性水素を有する組成物を製造した。この溶液
を65℃迄冷却して、そして45部のポリオールE、1
0部のジエチレングリコール及び20部の中性リン含有
ポリオールを加えた。安定な混合物が得られた。この組
成物より作られる成形物に衝撃吸収強度を与えるため
に、1部の界面活性剤及び約分子量400の末端アミン
ポリオールの4部を加えた。 【0098】アキュラシオVRHT−60反応性射出成
型機を用いて1.03インデックスでルビネートMポリ
イソシアネートとこの得られた活性水素を有する組成物
とを反応性射出成形した。その型の温度は135°F〜
150°F(57℃〜66℃)にした。形成時間は2分
にした。1/8インチ×10インチ×10インチ(3m
m×254mm×254mm)の寸法の型を用いた。1
3個を連続的に成形したところ全て容易に型から取り出
せて、そこでテストを終えた。全ての成形品は良好な物
理的性質を示した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ミラー,デニス・ピー
アメリカ合衆国ミシガン州48640,ミド
ランド,フォレストビュー 4504
(56)参考文献 特開 昭58−15593(JP,A)
カナダ国特許739028(CA,A)
米国特許3767743(US,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ポリイソシアネート又はポリイソチオシアネートの
成分A及び活性水素を有する成分Bの混合物を適当な型
の中で反応させる工程を含み、そしてこの反応を行わせ
るに際して (i)カルボン酸、アミドカルボン酸、リンを含有する
酸若しくはホウ素含有する酸の金属塩、その場合(1)
その酸はその酸をポリアールと非相溶性にする親油性基
を含み、そして(2)その金属は周規律表のIA族、I
B族、IIA族及びIIB族の元素、アルミニウム、ク
ロム、モリブデン、鉄、コバルト、ニッケル、スズ、
鉛、アンチモン又はビスマスの群より選ばれる、そして (ii)相溶性量の少なくとも1個の第三級の窒素原子を
有する第三級アミン化合物、その第三級アミン化合物は
活性水素含有組成物中において前記酸の金属塩用の相溶
剤である、 を含む内部離型剤組成物を存在させることを特徴とする
反応射出成形(RIM)の手段により成形されるポリウ
レタン及び/又はポリユリア又はこれに類したポリマー
の製造方法。 2.その第三級アミン化合物は、第三級の窒素原子に結
合した1個又はそれ以上の末端ヒドロキシポリ(オキシ
アルキレン)基又はアルカノール基を有する請求項1記
載の方法。 3.その第三級アミン化合物は、 構造式: R′(3-n) N〔(CH2 CHRO)x H〕n (式中のxは1〜5の数、nは2又は3、各Rは独立に
水素、ハロゲン又は不活性に置換された低級アルキル基
及びR′は不活性に置換された低級アルキル基又は芳香
族基である)に対応するモノアミンを含む請求項2記載
の方法。 4.第三級アミン化合物はトリエタノールアミン、アル
キルジエタノールアミン、アルキルジ(イソプロパノー
ル)アミン又はトリ(イソプロパノール)アミンである
請求項3記載の方法。 5.その第三級アミン化合物は、構造式: 【化1】 (式中の各R′は独立に不活性に置換された低級アルキ
ル基又は芳香族基、各yは独立に1〜50の数、R2 は
不活性に置換されたアルキレン、ジアルキレンエーテ
ル、又はポリエチレンジラジカル及び各mは独立に1又
は2の数である)に対応したジアミンを含む請求項2記
載の方法。 6.第三級アミン化合物は、アルキレンジアミン、N−
ヒドロキジアルキルアルキレンジアミン又はアミン末端
ポリエーテルとアミンの水素当り1モル〜50モルのア
ルキレンオキサイドとの反応生成物である請求項5記載
の方法。 7.第三級アミン化合物は、エチレンジアミン、又はヒ
ドロキシエチルエチレンジアミンとアミンの水素当り1
モル〜3モルのプロピレンオキサイド又はプロピレンオ
キサイドとエチレンオキサイドとの混合物との反応生成
物である請求項6記載の方法。 8.第三級アミンはアミノアルキルピペラジン又はビス
(アミノアルキル)ピペラジンとアミノアルキルピペラ
ジン又はビス(アミノアルキル)ピペラジンの1モル当
り1モル〜20モルのC2 〜C4 アルキレンオキサイド
との反応生成物である請求項2記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/641,883 US4585803A (en) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | Internal mold release compositions |
US641883 | 1984-08-17 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2209063A Division JPH0798853B2 (ja) | 1984-08-17 | 1990-08-06 | 内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0770429A JPH0770429A (ja) | 1995-03-14 |
JP2703180B2 true JP2703180B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=24574254
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60503670A Granted JPS61501575A (ja) | 1984-08-17 | 1985-08-16 | 自己離型性組成物、その自己離型性組成物を含む活性水素含有組成物および成形されたポリウレタン、および/またはポリ尿素および同様なポリマ−を製造する方法 |
JP2209063A Expired - Lifetime JPH0798853B2 (ja) | 1984-08-17 | 1990-08-06 | 内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物 |
JP6095209A Expired - Lifetime JP2703180B2 (ja) | 1984-08-17 | 1994-05-09 | 内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物を使用したポリマーの製造方法 |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60503670A Granted JPS61501575A (ja) | 1984-08-17 | 1985-08-16 | 自己離型性組成物、その自己離型性組成物を含む活性水素含有組成物および成形されたポリウレタン、および/またはポリ尿素および同様なポリマ−を製造する方法 |
JP2209063A Expired - Lifetime JPH0798853B2 (ja) | 1984-08-17 | 1990-08-06 | 内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4585803A (ja) |
EP (1) | EP0190317B1 (ja) |
JP (3) | JPS61501575A (ja) |
AR (1) | AR240332A1 (ja) |
AU (1) | AU565357B2 (ja) |
BR (1) | BR8506890A (ja) |
CA (1) | CA1269775A (ja) |
CS (1) | CS269971B2 (ja) |
DE (1) | DE3580352D1 (ja) |
ES (1) | ES8703904A1 (ja) |
SU (1) | SU1741605A3 (ja) |
WO (1) | WO1986001215A1 (ja) |
ZA (1) | ZA856202B (ja) |
Families Citing this family (79)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4876019A (en) * | 1983-02-16 | 1989-10-24 | The Dow Chemical Company | Internal mold release compositions |
US5008033A (en) * | 1983-02-16 | 1991-04-16 | The Dow Chemical Company | Internal mold release compositions |
US5051466A (en) * | 1983-02-16 | 1991-09-24 | The Dow Chemical Company | Internal mold release compositions |
US5011647A (en) * | 1983-02-16 | 1991-04-30 | The Dow Chemical Company | Internal mold release compositions |
US4895879A (en) * | 1984-08-17 | 1990-01-23 | The Dow Chemical Company | Internal mold release compositions |
US4519965A (en) * | 1984-08-23 | 1985-05-28 | Mobay Chemical Corporation | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
DE3535711A1 (de) * | 1985-10-05 | 1987-04-09 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von zelligen oder kompakten polyurethan-polyharnstoff-formkoerpern mit verbesserten entformungseigenschaften sowie innere formtrennmittel und deren verwendung fuer das polyisocyanat-polyadditionsverfahren |
JPS62295916A (ja) * | 1986-06-16 | 1987-12-23 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 耐熱性を改良した超軟質ポリウレタンエラストマ− |
DE3626673A1 (de) * | 1986-08-07 | 1988-02-11 | Bayer Ag | Trennmittelkomposition, diese trennmittelkomposition enthaltende gemische, ein verfahren zur herstellung von elastischen formkoerpern und die nach diesem verfahren erhaltenen formkoerper |
DE3627078A1 (de) * | 1986-08-09 | 1988-02-18 | Bayer Ag | Verfahren zur herstellung von formkoerpern auf polyurethan- und/oder polyharnstoff-basis und die nach diesem verfahren erhaltenen formkoerper |
DE3629630A1 (de) * | 1986-08-30 | 1988-03-03 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von elastischen, im wesentlichen kompakten polyurethan-formkoerpern mit verbesserten entformungseigenschaften |
JPH02209961A (ja) * | 1986-09-16 | 1990-08-21 | Sumitomo Bayer Urethane Kk | ポリウレタン/ポリウレア成形品の製造方法 |
DE3631842A1 (de) * | 1986-09-19 | 1988-03-24 | Basf Ag | Innere formtrennmittel, deren verwendung zur herstellung von formkoerpern nach dem polyisocyanat-polyadditionsverfahren und verfahren zur herstellung der formkoerper |
DE3639502A1 (de) * | 1986-11-20 | 1988-06-01 | Bayer Ag | Trennmittelkomposition, diese trennmittelkomposition enthaltende gemische, ein verfahren zur herstellung von elastischen formkoerpern und die nach diesem verfahren enthaltenen formkoerper |
EP0268906A3 (en) * | 1986-11-26 | 1988-12-07 | The Dow Chemical Company | Compatibilized blends of alpha, omega-alkylene glycols and polyether polyols and process for preparing the same |
US4734455A (en) * | 1986-12-05 | 1988-03-29 | The Dow Chemical Company | Stabilizers for filled polyol compositions |
AU602525B2 (en) * | 1986-12-05 | 1990-10-18 | Dow Chemical Company, The | Process for preparing static dissipative linear segmented polyurethanes |
JPH0777733B2 (ja) * | 1986-12-15 | 1995-08-23 | 三井東圧化学株式会社 | 含硫ウレタン樹脂製レンズの注型重合方法 |
US4758604A (en) * | 1987-04-07 | 1988-07-19 | The Dow Chemical Company | Polyurea rim systems having improved processibility |
US4758603A (en) * | 1987-08-28 | 1988-07-19 | The Dow Chemical Company | Dithiocarbamate internal mold release agents |
DE3734340A1 (de) * | 1987-10-10 | 1989-04-27 | Bayer Ag | Hitzehaertbares klebstoffsystem und ein verfahren zum verkleben von werkstoffen |
GB8807684D0 (en) * | 1988-03-31 | 1988-05-05 | Ici Plc | Internal mould release composition |
US4897428A (en) * | 1988-08-31 | 1990-01-30 | Mobay Corporation | Internal mold release agent for use in molding polyurethanes and/or polyureas |
US4886838A (en) * | 1988-08-31 | 1989-12-12 | Mobay Corporation | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
US5019600A (en) * | 1988-08-31 | 1991-05-28 | Mobay Corporation | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
US5002999A (en) * | 1988-09-07 | 1991-03-26 | Mobay Corporation | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
US5211749A (en) * | 1988-09-12 | 1993-05-18 | Miles Inc. | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
US5076989A (en) * | 1988-09-12 | 1991-12-31 | Mobay Corporation | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
US4868224A (en) * | 1988-10-21 | 1989-09-19 | Mobay Corporation | Process for the production of molded products using internal mold release agents |
JPH02302464A (ja) * | 1989-05-16 | 1990-12-14 | Sumitomo Bayer Urethane Kk | チタン酸カリウム針状結晶を含有する低粘度ポリオール組成物 |
US5019317A (en) * | 1989-05-24 | 1991-05-28 | Mobay Corporation | Process for the production of molded products using internal mold release agents |
DE3920218A1 (de) * | 1989-06-21 | 1991-01-03 | Gerd Thoene | Verfahren zur herstellung einer spanplatte und nach diesem verfahren hergestellte spanplatte |
GB8916573D0 (en) * | 1989-07-20 | 1989-09-06 | Atlas Europol Spa | Internal mould release compositions |
US5057543A (en) * | 1989-08-25 | 1991-10-15 | The Dow Chemical Company | Blends of alkylene glycols and relatively high equivalent weight active hydrogen compounds containing additives |
US4981877A (en) * | 1989-08-25 | 1991-01-01 | The Dow Chemical Company | Blends of alkylene glycols and relatively high equivalent weight active hydrogen compounds containing multipurpose additives |
US5070110A (en) * | 1989-08-25 | 1991-12-03 | The Dow Chemical Company | Blends of alkylene glycols and relatively high equivalent weight active hydrogen compounds containing multipurpose additives |
US5135962A (en) * | 1990-04-06 | 1992-08-04 | Miles Inc. | Internal mold release agent for use in polyurea rim systems |
GB9021524D0 (en) * | 1990-10-03 | 1990-11-14 | Ici Plc | Isocyanate reactive blends and internal mould release compositions |
BR9105449A (pt) * | 1990-12-11 | 1992-08-25 | Dow Chemical Co | Composicao para preparar um artigo polimerico espumado moldado e processo para a compatibilizacao de um polial de peso molecular relativamente alto |
US5125973A (en) * | 1991-04-22 | 1992-06-30 | Miles Inc. | Internal mold release agents and use thereof in the production of molded products |
US5125974A (en) * | 1991-04-22 | 1992-06-30 | Miles Inc. | Internal mold release agents and the use thereof in the production of molded products |
US5158607A (en) * | 1991-05-08 | 1992-10-27 | Miles Inc. | Internal release agents, active hydrogen containing mixtures which contain such agents and the use thereof in a process for the production of molded products |
US5160538A (en) * | 1991-04-22 | 1992-11-03 | Miles Inc. | Internal release agents, active hydrogen containing mixtures which contain such agents and the use thereof in a process for the production of molded products |
DE4122872A1 (de) * | 1991-07-11 | 1993-01-14 | Bayer Ag | Formschaumstoffe |
US5255483A (en) * | 1991-08-30 | 1993-10-26 | Donnelly Corporation | Squeak resistant panel/window assembly for vehicles |
US5212209A (en) * | 1991-11-18 | 1993-05-18 | The Dow Chemical Company | Compatibilized internal mold release composition for preparations of foamed and fiber-reinforced polymeric articles |
GB9125918D0 (en) * | 1991-12-05 | 1992-02-05 | Ici Plc | Reaction system for preparing polyurethane/polyurea |
US5248703A (en) * | 1992-03-13 | 1993-09-28 | Basf Corporation | Rigid polyurethane foams containing lithium salts for energy absorbing applications |
CA2107950C (en) * | 1992-10-22 | 2001-08-14 | Bayer Corporation | Stabilization of rim systems containing acidic additives |
US5358985A (en) * | 1992-12-16 | 1994-10-25 | Air Products And Chemicals, Inc. | Ionic siloxane as internal mold release agent for polyurethane, polyurethaneurea and polyurea elastomers |
US5312845A (en) * | 1992-12-16 | 1994-05-17 | Air Products And Chemicals, Inc. | Rim polyol blends containing acidic siloxane internal mold release agents and tin catalysts |
US5283311A (en) * | 1992-12-30 | 1994-02-01 | Basf Corporation | Fatty prepolymers and fatty-modified polyisocyanates as internal mold release agents |
US5453455A (en) * | 1993-01-25 | 1995-09-26 | Basf Corporation | Rigid polyurethane foams containing lithium salts for energy absorbing applications |
US5324759A (en) * | 1993-01-26 | 1994-06-28 | Air Products And Chemicals, Inc. | RIM polyol blends containing acidic siloxane internal mold release agents and quaternary ammonium phenoxides |
US5420186A (en) * | 1993-01-26 | 1995-05-30 | Air Products And Chemicals, Inc. | Internal mold release agents comprising metallic soaps compatibilized with liquid quaternary ammonium salts |
CA2120648C (en) * | 1993-04-22 | 2004-06-22 | Neil H. Nodelman | Novel catalyst package for use in rim systems containing acidic additives |
US5308880A (en) * | 1993-05-20 | 1994-05-03 | Air Products And Chemicals, Inc. | Tin catalysts for use in rim polyol blends containing acidic internal mold release agents and diethyltoluenediamine chain extender |
US5389696A (en) * | 1993-09-17 | 1995-02-14 | Miles Inc. | Process for the production of molded products using internal mold release agents |
US5500176A (en) * | 1993-09-17 | 1996-03-19 | Bayer Corporation | Process for the production of molded products using internal mold release agents |
JPH07233235A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | 硬質ポリウレタンフォームの製造法 |
US5710231A (en) * | 1994-04-08 | 1998-01-20 | Imperial Chemical Industries Plc | Isocyanate-reactive compositions containing internal mold release agents |
US5529739A (en) * | 1994-11-15 | 1996-06-25 | Bayer Corporation | Process for the production of molded products using internal mold release agents |
US5665288A (en) * | 1994-12-29 | 1997-09-09 | Basf Corporation | Method of making water-blown polyurethane sealing devices |
US5741865A (en) * | 1995-07-18 | 1998-04-21 | Witco Corporation | Fatty alkly diethanolamines to stabilize the optical clarity of polyols containing zinc fatty acid salts |
JP3715014B2 (ja) * | 1995-12-25 | 2005-11-09 | 日本合成化学工業株式会社 | 二液型無溶剤ウレタン系樹脂被覆剤 |
US6448364B1 (en) | 2001-03-16 | 2002-09-10 | Bayer Corporation | IMR having synergistic effect with stabilizing system additives and catalyst package |
CA2452500C (en) | 2001-07-23 | 2008-07-08 | Yasuhiro Nakao | Blank feeding method |
US20050131136A1 (en) * | 2003-12-16 | 2005-06-16 | Rosthauser James W. | Soft polyurethaneurea spray elastomers with improved abrasion resistance |
US7875675B2 (en) * | 2005-11-23 | 2011-01-25 | Milgard Manufacturing Incorporated | Resin for composite structures |
US8101107B2 (en) | 2005-11-23 | 2012-01-24 | Milgard Manufacturing Incorporated | Method for producing pultruded components |
US8597016B2 (en) | 2005-11-23 | 2013-12-03 | Milgard Manufacturing Incorporated | System for producing pultruded components |
US7901762B2 (en) * | 2005-11-23 | 2011-03-08 | Milgard Manufacturing Incorporated | Pultruded component |
JP4530987B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2010-08-25 | 三洋化成工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化型ウレタン(メタ)アクリレート組成物 |
JP5155018B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2013-02-27 | 三洋化成工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
ES2685842T3 (es) | 2013-04-19 | 2018-10-11 | Covestro Llc | Encapsulación de tarjeta de circuito impreso electrónico en molde y conjunto |
JP2016088997A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | Nok株式会社 | ポリウレタンエラストマーの製造方法、ポリウレタンエラストマー、hddストッパー、内部離型剤の使用及びポリウレタンエラストマー原料 |
JP2018507806A (ja) * | 2015-03-10 | 2018-03-22 | ピーターソン ケミカル テクノロジー,エルエルシー | 層間剥離を抑える離型剤 |
EP3864939A1 (en) | 2018-10-09 | 2021-08-18 | Covestro LLC | Insert-molded electronic modules using thermally conductive polycarbonate and molded interlocking features |
JP2021100801A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | 日華化学株式会社 | 加硫ゴム用離型剤 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA739028A (en) | 1966-07-19 | R. Dempsey Jay | Rotational casting compositions and process | |
US3767743A (en) | 1972-01-12 | 1973-10-23 | Quaker Oats Co | Method for preparing microcellular polyurethane elastomers with integral skins using a combination of tertiary amine organomercury compound and organolead as catalyst |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3262889A (en) * | 1962-02-27 | 1966-07-26 | M & T Chemicals Inc | Liquid anhydrous stannous soap compositions |
US4038088A (en) | 1975-03-10 | 1977-07-26 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Mold release agent |
US4263411A (en) * | 1978-10-30 | 1981-04-21 | Mooney Chemicals, Inc. | Polyurethane compositions and process for preparing polyurethane emitting reduced amounts of toxic fumes on burning using a cobalt, copper, nickel or manganese salt |
JPS5650917A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-08 | Mooney Chemicals | Polyurethane composition and tis manufacture |
DE3147736A1 (de) * | 1981-12-02 | 1983-06-09 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von elastischen formkoerpern |
GB2144136B (en) * | 1983-02-16 | 1986-10-29 | Dow Chemical Co | An active hydrogen-containing composition which provides mold release properties to a molded article, an internal mold release composition for preparnng the active hydrogen-containing composition, and a process for preparing molded polymeric products from the active hydrogen-containing composition |
US4431753A (en) * | 1983-05-13 | 1984-02-14 | Abbott Laboratories | Catalyst blend containing 1,2-dimethylimidazole |
US4519965A (en) * | 1984-08-23 | 1985-05-28 | Mobay Chemical Corporation | Internal mold release agent for use in reaction injection molding |
-
1984
- 1984-08-17 US US06/641,883 patent/US4585803A/en not_active Expired - Lifetime
-
1985
- 1985-08-14 CA CA000488696A patent/CA1269775A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-08-15 CS CS855920A patent/CS269971B2/cs unknown
- 1985-08-15 ZA ZA856202A patent/ZA856202B/xx unknown
- 1985-08-16 AU AU47266/85A patent/AU565357B2/en not_active Expired
- 1985-08-16 BR BR8506890A patent/BR8506890A/pt not_active IP Right Cessation
- 1985-08-16 WO PCT/US1985/001547 patent/WO1986001215A1/en not_active Application Discontinuation
- 1985-08-16 EP EP85904206A patent/EP0190317B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-08-16 DE DE8585904206T patent/DE3580352D1/de not_active Revoked
- 1985-08-16 ES ES546211A patent/ES8703904A1/es not_active Expired
- 1985-08-16 AR AR301303A patent/AR240332A1/es active
- 1985-08-16 JP JP60503670A patent/JPS61501575A/ja active Granted
-
1986
- 1986-04-16 SU SU864027321A patent/SU1741605A3/ru active
-
1990
- 1990-08-06 JP JP2209063A patent/JPH0798853B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-05-09 JP JP6095209A patent/JP2703180B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA739028A (en) | 1966-07-19 | R. Dempsey Jay | Rotational casting compositions and process | |
US3767743A (en) | 1972-01-12 | 1973-10-23 | Quaker Oats Co | Method for preparing microcellular polyurethane elastomers with integral skins using a combination of tertiary amine organomercury compound and organolead as catalyst |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES8703904A1 (es) | 1987-03-01 |
CS592085A2 (en) | 1989-09-12 |
ZA856202B (en) | 1987-03-25 |
CS269971B2 (en) | 1990-05-14 |
ES546211A0 (es) | 1987-03-01 |
WO1986001215A1 (en) | 1986-02-27 |
AR240332A1 (es) | 1990-03-30 |
EP0190317B1 (en) | 1990-10-31 |
EP0190317A1 (en) | 1986-08-13 |
US4585803A (en) | 1986-04-29 |
SU1741605A3 (ru) | 1992-06-15 |
EP0190317A4 (en) | 1987-01-10 |
AU4726685A (en) | 1986-03-07 |
JPH0388845A (ja) | 1991-04-15 |
BR8506890A (pt) | 1986-12-09 |
AU565357B2 (en) | 1987-09-10 |
CA1269775A (en) | 1990-05-29 |
JPS61501575A (ja) | 1986-07-31 |
JPH054406B2 (ja) | 1993-01-20 |
JPH0770429A (ja) | 1995-03-14 |
DE3580352D1 (de) | 1990-12-06 |
JPH0798853B2 (ja) | 1995-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2703180B2 (ja) | 内部離型性組成物を含有する活性水素含有組成物を使用したポリマーの製造方法 | |
AU777710B2 (en) | Foamed isocyanate-based polymer having improved hardness properties and process for production thereof | |
US4895879A (en) | Internal mold release compositions | |
KR19990044115A (ko) | 내부 이형 조성물 | |
JPS62256814A (ja) | たわみ性ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JPS63270722A (ja) | 活性水素含有組成物からポリマー成形製品を製造する方法 | |
US5212209A (en) | Compatibilized internal mold release composition for preparations of foamed and fiber-reinforced polymeric articles | |
DE69503224T2 (de) | Interne trennmittelzusammensetzungen | |
JP2002539312A (ja) | 内部離型剤組成物 | |
AU647554B2 (en) | Compatibilized internal mold release compositions for preparation of foamed and fiber-reinforced polymeric articles | |
CA2417545A1 (en) | Foamed isocynate-based polymer having improved hardness and process for production thereof | |
CA1334716C (en) | Process for the production of polyurethane urea elastomers | |
JP3109061B2 (ja) | 自己離型性の優れたポリウレタン及び/又はポリウレア成形物の製造方法 | |
KR900001329B1 (ko) | 내부이형조성물 및 중합체의 성형방법 | |
JPH01315467A (ja) | 内部離型剤組成物 | |
JP2002521539A (ja) | 内部離型剤の相溶化 | |
JPS6297808A (ja) | ポリウレタン樹脂成形品の製造方法 | |
JPH03163127A (ja) | 内部離型剤組成物 | |
DE69921997T2 (de) | Verfahren zur Herstellung von Polyurethan- oder Polyharnstoff-Schaumstoff | |
HUT55422A (en) | Process for producing flexible polyurethane foam with 1,1,1-trichloroethane foaming agent |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |