JP2794229B2 - 電磁調理器用高周波駆動装置 - Google Patents
電磁調理器用高周波駆動装置Info
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- JP2794229B2 JP2794229B2 JP3171237A JP17123791A JP2794229B2 JP 2794229 B2 JP2794229 B2 JP 2794229B2 JP 3171237 A JP3171237 A JP 3171237A JP 17123791 A JP17123791 A JP 17123791A JP 2794229 B2 JP2794229 B2 JP 2794229B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば誘導加熱調
理器、電子レンジなどに使用される電磁調理器用高周波
駆動装置に関する。
理器、電子レンジなどに使用される電磁調理器用高周波
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、誘導加熱調理器に使用される従
来の高周波駆動装置のインバータ回路の1例を示してい
る。
来の高周波駆動装置のインバータ回路の1例を示してい
る。
【0003】図5において、単相交流電源(1) を全波整
流するブリッジ形全波整流回路(2)の2つの直流出力端
子すなわち+側出力端子(3p)と−側出力端子(3n)の間に
チョークコイル(4) と平滑コンデンサ(5) が直列接続さ
れ、誘導加熱コイル(6) ならびにトランジスタを使用し
た第1および第2スイッチング素子(7)(8)の直列接続回
路が平滑コンデンサ(5) に並列に接続されている。第1
スイッチング素子(7)に第1共振コンデンサ(10)が、第
2スイッチング素子(8) に第2共振コンデンサ(11)がそ
れぞれ並列に接続されている。第1スイッチング素子
(7) は第1ドライブ回路(12)により、第2スイッチング
素子(8) は第2ドライブ回路(13)により同時にオン・オ
フさせられ、2つのスイッチング素子(7)(8)がオンにな
っている間だけ加熱コイル(6) に電流が流れる。スイッ
チング素子は1段でもよいが、素子の耐圧が不足すると
きはこの例のように複数個直列接続して使用される。
流するブリッジ形全波整流回路(2)の2つの直流出力端
子すなわち+側出力端子(3p)と−側出力端子(3n)の間に
チョークコイル(4) と平滑コンデンサ(5) が直列接続さ
れ、誘導加熱コイル(6) ならびにトランジスタを使用し
た第1および第2スイッチング素子(7)(8)の直列接続回
路が平滑コンデンサ(5) に並列に接続されている。第1
スイッチング素子(7)に第1共振コンデンサ(10)が、第
2スイッチング素子(8) に第2共振コンデンサ(11)がそ
れぞれ並列に接続されている。第1スイッチング素子
(7) は第1ドライブ回路(12)により、第2スイッチング
素子(8) は第2ドライブ回路(13)により同時にオン・オ
フさせられ、2つのスイッチング素子(7)(8)がオンにな
っている間だけ加熱コイル(6) に電流が流れる。スイッ
チング素子は1段でもよいが、素子の耐圧が不足すると
きはこの例のように複数個直列接続して使用される。
【0004】第1ドライブ回路(12)は、トランジスタ(1
4)、パルストランス(15)および3つの抵抗(16)(17)(18)
を備えている。トランジスタ(14)のコレクタは、+側出
力端子(19p) に接続されるとともに、抵抗(16)を介して
+側電源端子(20p) に接続されている。トランジスタ(1
4)のエミッタは、−側出力端子(19n) および−側電源端
子(20n) に接続されている。トランジスタ(14)のベース
は抵抗(17)を介して+側電源端子(20p) に接続されてい
る。トランジスタ(14)のベースとエミッタの間に、抵抗
(18)とパルストランス(15)の二次巻線が直列に接続され
ている。そして、パルストランス(15)の一次巻線が2つ
の制御信号入力端子(21p)(21n)に接続されている。
4)、パルストランス(15)および3つの抵抗(16)(17)(18)
を備えている。トランジスタ(14)のコレクタは、+側出
力端子(19p) に接続されるとともに、抵抗(16)を介して
+側電源端子(20p) に接続されている。トランジスタ(1
4)のエミッタは、−側出力端子(19n) および−側電源端
子(20n) に接続されている。トランジスタ(14)のベース
は抵抗(17)を介して+側電源端子(20p) に接続されてい
る。トランジスタ(14)のベースとエミッタの間に、抵抗
(18)とパルストランス(15)の二次巻線が直列に接続され
ている。そして、パルストランス(15)の一次巻線が2つ
の制御信号入力端子(21p)(21n)に接続されている。
【0005】第2ドライブ回路(13)は第1ドライブ回路
(12)と同じものであり、同じ部分には同一の符号を付し
ている。
(12)と同じものであり、同じ部分には同一の符号を付し
ている。
【0006】第1ドライブ回路(12)の+側出力端子(19
p) は第1スイッチング素子(7) のベースに、−側出力
端子(19n) は第1スイッチング素子(7) のエミッタおよ
び第2スイッチング素子(8) のコレクタに接続されてい
る。同様に、第2ドライブ回路(13)の+側出力端子(19
p) は第2スイッチング素子(8) のベースに、−側出力
端子(19n) は第2スイッチング素子(8) のエミッタに接
続されている。
p) は第1スイッチング素子(7) のベースに、−側出力
端子(19n) は第1スイッチング素子(7) のエミッタおよ
び第2スイッチング素子(8) のコレクタに接続されてい
る。同様に、第2ドライブ回路(13)の+側出力端子(19
p) は第2スイッチング素子(8) のベースに、−側出力
端子(19n) は第2スイッチング素子(8) のエミッタに接
続されている。
【0007】第1ドライブ回路(12)の2つの電源端子(2
0p)(20n)は第1電源回路(22)の2つの直流出力端子(23
p)(23n)に、第2ドライブ回路(13)の2つの電源端子(20
p)(20n)は第2電源回路(24)の2つの直流出力端子(23p)
(23n)にそれぞれ接続されている。
0p)(20n)は第1電源回路(22)の2つの直流出力端子(23
p)(23n)に、第2ドライブ回路(13)の2つの電源端子(20
p)(20n)は第2電源回路(24)の2つの直流出力端子(23p)
(23n)にそれぞれ接続されている。
【0008】第1電源回路(22)は、トランス(25)、ダイ
オード(26)およびコンデンサ(27)を備えている。コンデ
ンサ(27)は出力端子(23p)(23n)間に接続され、これにダ
イオード(26)とトランス(25)の二次巻線の直列接続回路
が並列に接続されている。また、トランス(25)の一次巻
線が単相交流電源(1)に接続されている。そして、トラ
ンス(25)により変圧された交流出力がダイオード(26)に
より半波整流され、これがコンデンサ(27)に充電されて
直流出力が得られる。
オード(26)およびコンデンサ(27)を備えている。コンデ
ンサ(27)は出力端子(23p)(23n)間に接続され、これにダ
イオード(26)とトランス(25)の二次巻線の直列接続回路
が並列に接続されている。また、トランス(25)の一次巻
線が単相交流電源(1)に接続されている。そして、トラ
ンス(25)により変圧された交流出力がダイオード(26)に
より半波整流され、これがコンデンサ(27)に充電されて
直流出力が得られる。
【0009】第2電源回路(24)は第1電源回路(22)と同
じものであり、同じ部分には同一の符号を付している。
じものであり、同じ部分には同一の符号を付している。
【0010】第1ドライブ回路(12)の入力端子(21p)(21
n)と第2ドライブ回路(13)の入力端子(21p)(21n)が、制
御回路(28)の信号出力端子(29p)(29n)(30p)(30n)にそれ
ぞれ接続されている。そして、次のように、制御回路(2
8)の出力端子(29p)(29n)(30p)(30n)から正の信号(端子
(29P)(30P)側が正の信号)が出力されると、第1および
第2スイッチング素子(7)(8)がオフになり、負の信号
(端子(29P)(30P)側が負の信号)が出力されると、第1
および第2スイッチング素子(7)(8)がオンになる。
n)と第2ドライブ回路(13)の入力端子(21p)(21n)が、制
御回路(28)の信号出力端子(29p)(29n)(30p)(30n)にそれ
ぞれ接続されている。そして、次のように、制御回路(2
8)の出力端子(29p)(29n)(30p)(30n)から正の信号(端子
(29P)(30P)側が正の信号)が出力されると、第1および
第2スイッチング素子(7)(8)がオフになり、負の信号
(端子(29P)(30P)側が負の信号)が出力されると、第1
および第2スイッチング素子(7)(8)がオンになる。
【0011】すなわち、第1ドライブ回路(12)におい
て、制御回路(28)の出力端子(29p)(29n)から入力端子(2
1p)(21n)に正の信号が入力すると、パルストランス(15)
の二次巻線のトランジスタ(14)側の電圧が正になり、ト
ランジスタ(14)に正のベース電圧が印加されて、このト
ランジスタ(14)がオンになる。このため、トランジスタ
(14)が導通して+側出力端子(19p) の信号がLレベルに
なり、第1スイッチング素子(7) がオフになる。制御回
路(28)の出力端子(29p)(29n)から入力端子(21p)(21n)に
負の信号が入力すると、パルストランス(15)の二次巻線
のトランジスタ(14)側の電圧が負になり、トランジスタ
(14)のベース電圧が負になって、このトランジスタ(14)
がオフになる。このため、トランジスタ(14)が遮断状態
になり、+側電源端子(20p) から抵抗(16)を介して第1
スイッチング素子(7) に正のベース電圧が印加され、第
1スイッチング素子(7) がオンになる。
て、制御回路(28)の出力端子(29p)(29n)から入力端子(2
1p)(21n)に正の信号が入力すると、パルストランス(15)
の二次巻線のトランジスタ(14)側の電圧が正になり、ト
ランジスタ(14)に正のベース電圧が印加されて、このト
ランジスタ(14)がオンになる。このため、トランジスタ
(14)が導通して+側出力端子(19p) の信号がLレベルに
なり、第1スイッチング素子(7) がオフになる。制御回
路(28)の出力端子(29p)(29n)から入力端子(21p)(21n)に
負の信号が入力すると、パルストランス(15)の二次巻線
のトランジスタ(14)側の電圧が負になり、トランジスタ
(14)のベース電圧が負になって、このトランジスタ(14)
がオフになる。このため、トランジスタ(14)が遮断状態
になり、+側電源端子(20p) から抵抗(16)を介して第1
スイッチング素子(7) に正のベース電圧が印加され、第
1スイッチング素子(7) がオンになる。
【0012】第2ドライブ回路(13)についても同様であ
る。
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の高
周波駆動装置では、スイッチング素子(7)(8)のドライブ
回路(12)(13)用の電源回路(22)(24)にトランス(25)を必
要とし、このため、回路が大型化し、また、回路重量が
非常に重くなる。このような問題をなくすため、たとえ
ば実願平1−76935号(実開平3−14990号)
のマイクロフィルムの第9図に記載されているような高
周波駆動装置を使用することが考えられる。この高周波
駆動回路は、放電ランプ用のものであり、直列接続され
た複数のスイッチング素子に対する直流出力を抵抗で分
圧して直流電圧を各ドライブ回路に印加するようになっ
ている。また、この高周波駆動回路では、スイッチング
素子に平滑コンデンサが並列に接続されている。そし
て、放電ランプのように負荷の消費電力が小さい場合
は、この平滑コンデンサによって直流電圧のリップルを
小さくすることができるため、ドライブ回路の動作が不
安定になることはない。ところが、上記マイクロフィル
ムに記載されているような高周波駆動回路を電磁調理器
にそのまま適用した場合、電磁調理器は負荷の消費電力
が大きいため、平滑コンデンサだけでは直流電圧のリッ
プルを小さくすることができず、各ドライブ回路に印加
される直流電圧の電圧低下が大きくなって、逆流が起こ
ることがあり、このためにドライブ回路の動作が不安定
になるという問題がある。
周波駆動装置では、スイッチング素子(7)(8)のドライブ
回路(12)(13)用の電源回路(22)(24)にトランス(25)を必
要とし、このため、回路が大型化し、また、回路重量が
非常に重くなる。このような問題をなくすため、たとえ
ば実願平1−76935号(実開平3−14990号)
のマイクロフィルムの第9図に記載されているような高
周波駆動装置を使用することが考えられる。この高周波
駆動回路は、放電ランプ用のものであり、直列接続され
た複数のスイッチング素子に対する直流出力を抵抗で分
圧して直流電圧を各ドライブ回路に印加するようになっ
ている。また、この高周波駆動回路では、スイッチング
素子に平滑コンデンサが並列に接続されている。そし
て、放電ランプのように負荷の消費電力が小さい場合
は、この平滑コンデンサによって直流電圧のリップルを
小さくすることができるため、ドライブ回路の動作が不
安定になることはない。ところが、上記マイクロフィル
ムに記載されているような高周波駆動回路を電磁調理器
にそのまま適用した場合、電磁調理器は負荷の消費電力
が大きいため、平滑コンデンサだけでは直流電圧のリッ
プルを小さくすることができず、各ドライブ回路に印加
される直流電圧の電圧低下が大きくなって、逆流が起こ
ることがあり、このためにドライブ回路の動作が不安定
になるという問題がある。
【0014】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
スイッチング素子のドライブ回路の電源にトランスを必
要とせず、しかもドライブ回路に印加される直流電圧の
大きな電圧低下および逆流を防止して、ドライブ回路の
動作が不安定になることを防止できる電磁調理器用高周
波駆動装置を提供することにある。
スイッチング素子のドライブ回路の電源にトランスを必
要とせず、しかもドライブ回路に印加される直流電圧の
大きな電圧低下および逆流を防止して、ドライブ回路の
動作が不安定になることを防止できる電磁調理器用高周
波駆動装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明による高周波
駆動装置は、交流電源を整流した直流出力端子間に複数
のスイッチング素子が直列接続され、各スイッチング素
子ごとにドライブ回路が設けられているインバータ回路
を備えており、各ドライブ回路の電源として、上記直流
出力を抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加
されるようになされており、上記各分圧部分に、上記抵
抗、ダイオードおよびコンデンサの直列接続回路が設け
られ、このコンデンサの端子間電圧が各ドライブ回路に
印加されているものである。
駆動装置は、交流電源を整流した直流出力端子間に複数
のスイッチング素子が直列接続され、各スイッチング素
子ごとにドライブ回路が設けられているインバータ回路
を備えており、各ドライブ回路の電源として、上記直流
出力を抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加
されるようになされており、上記各分圧部分に、上記抵
抗、ダイオードおよびコンデンサの直列接続回路が設け
られ、このコンデンサの端子間電圧が各ドライブ回路に
印加されているものである。
【0016】第2の発明による高周波駆動装置は、交流
電源を整流した直流出力端子間に複数のスイッチング素
子が直列接続され、各スイッチング素子ごとにドライブ
回路が設けられているインバータ回路を備えており、各
ドライブ回路の電源として、上記交流電源を整流したの
ちに抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加さ
れるようになされており、上記各分圧部分に、上記抵
抗、ダイオードおよびコンデンサの直列接続回路が設け
られ、このコンデンサの端子間電圧が各ドライブ回路に
印加されているものである。
電源を整流した直流出力端子間に複数のスイッチング素
子が直列接続され、各スイッチング素子ごとにドライブ
回路が設けられているインバータ回路を備えており、各
ドライブ回路の電源として、上記交流電源を整流したの
ちに抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加さ
れるようになされており、上記各分圧部分に、上記抵
抗、ダイオードおよびコンデンサの直列接続回路が設け
られ、このコンデンサの端子間電圧が各ドライブ回路に
印加されているものである。
【0017】
【作用】第1の発明において、スイッチング素子のドラ
イブ回路の電源として、直流出力を抵抗で分圧すること
により所定の直流電圧が印加されるようになされている
ので、ドライブ回路の電源にトランスが不要である。ま
た、各分圧部分において、コンデンサと直列にダイオー
ドが設けられているため、負荷の消費電力が大きくて
も、このダイオードによって直流電圧のリップルを小さ
くし、ドライブ回路に印加される直流電圧の大きな電圧
低下や逆流を防止することができ、したがって、ドライ
ブ回路の動作が不安定になることがない。
イブ回路の電源として、直流出力を抵抗で分圧すること
により所定の直流電圧が印加されるようになされている
ので、ドライブ回路の電源にトランスが不要である。ま
た、各分圧部分において、コンデンサと直列にダイオー
ドが設けられているため、負荷の消費電力が大きくて
も、このダイオードによって直流電圧のリップルを小さ
くし、ドライブ回路に印加される直流電圧の大きな電圧
低下や逆流を防止することができ、したがって、ドライ
ブ回路の動作が不安定になることがない。
【0018】第2の発明において、スイッチング素子の
ドライブ回路の電源として、交流電源を整流したのちに
抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加される
ようになされているので、ドライブ回路の電源にトラン
スが不要である。また、この場合も、各分圧部分におい
て、コンデンサと直列にダイオードが設けられているた
め、第1の発明の場合と同様、ドライブ回路の動作が不
安定になることがない。
ドライブ回路の電源として、交流電源を整流したのちに
抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加される
ようになされているので、ドライブ回路の電源にトラン
スが不要である。また、この場合も、各分圧部分におい
て、コンデンサと直列にダイオードが設けられているた
め、第1の発明の場合と同様、ドライブ回路の動作が不
安定になることがない。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0020】図1は、第1実施例を示している。これも
誘導加熱調理器に使用されるインバータ回路を備えた高
周波駆動装置であり、従来例と同じ部分には同一の符号
を付している。
誘導加熱調理器に使用されるインバータ回路を備えた高
周波駆動装置であり、従来例と同じ部分には同一の符号
を付している。
【0021】この場合、従来例の第1および第2電源回
路(22)(24)のかわりに1つの電源回路(31)が設けられて
いる。この電源回路(31)には、チョークコイル(4) と平
滑コンデンサ(5) の間の部分に接続された直流入力端子
(32)、第1ドライブ回路(12)の+側電源端子(20p) に接
続された第1+側出力端子(33p) 、第1ドライブ回路(1
2)の−側電源端子(20n) に接続された第1−側出力端子
(33n) 、第2ドライブ回路(13)の+側電源端子(20p) に
接続された第2+側出力端子(34p) 、および第2ドライ
ブ回路(13)の−側電源端子(20n) に接続された第2−側
出力端子(34n)が設けられている。入力端子(32)と第1
+側出力端子(33p) の間に、第1抵抗(35)と第1ダイオ
ード(36)が直列に接続されている。第1ダイオード(36)
は、入力端子(32)側から第1+側出力端子(33p) 側に順
方向となっている。第1+側出力端子(33p) と第1−側
出力端子(33n) の間に第1コンデンサ(37)が接続され、
これに第1定電圧ダイオード(38)が並列に接続されてい
る。第1定電圧ダイオード(38)は、−側出力端子(33n)
側から+側出力端子(33p) 側に順方向となっている。第
1−側出力端子(33n) と第2+側出力端子(34p) の間
に、第2抵抗(39)と第2ダイオード(40)が直列に接続さ
れている。第2ダイオード(40)は、第1−側出力端子(3
3n) 側から第2+側出力端子(34p) 側に順方向となって
いる。第2+側出力端子(34p) と第2−側出力端子(34
n) の間に第2コンデンサ(41)が接続され、これに第2
定電圧ダイオード(42)が並列に接続されている。第2定
電圧ダイオード(42)は、−側出力端子(34n) 側から+側
出力端子(34p) 側に順方向となっている。
路(22)(24)のかわりに1つの電源回路(31)が設けられて
いる。この電源回路(31)には、チョークコイル(4) と平
滑コンデンサ(5) の間の部分に接続された直流入力端子
(32)、第1ドライブ回路(12)の+側電源端子(20p) に接
続された第1+側出力端子(33p) 、第1ドライブ回路(1
2)の−側電源端子(20n) に接続された第1−側出力端子
(33n) 、第2ドライブ回路(13)の+側電源端子(20p) に
接続された第2+側出力端子(34p) 、および第2ドライ
ブ回路(13)の−側電源端子(20n) に接続された第2−側
出力端子(34n)が設けられている。入力端子(32)と第1
+側出力端子(33p) の間に、第1抵抗(35)と第1ダイオ
ード(36)が直列に接続されている。第1ダイオード(36)
は、入力端子(32)側から第1+側出力端子(33p) 側に順
方向となっている。第1+側出力端子(33p) と第1−側
出力端子(33n) の間に第1コンデンサ(37)が接続され、
これに第1定電圧ダイオード(38)が並列に接続されてい
る。第1定電圧ダイオード(38)は、−側出力端子(33n)
側から+側出力端子(33p) 側に順方向となっている。第
1−側出力端子(33n) と第2+側出力端子(34p) の間
に、第2抵抗(39)と第2ダイオード(40)が直列に接続さ
れている。第2ダイオード(40)は、第1−側出力端子(3
3n) 側から第2+側出力端子(34p) 側に順方向となって
いる。第2+側出力端子(34p) と第2−側出力端子(34
n) の間に第2コンデンサ(41)が接続され、これに第2
定電圧ダイオード(42)が並列に接続されている。第2定
電圧ダイオード(42)は、−側出力端子(34n) 側から+側
出力端子(34p) 側に順方向となっている。
【0022】電源回路(31)の入力端子(32)の電圧波形の
1例を図2に示している。これは交流電源(1) の電圧が
200Vの場合について示している。図2において、V
1 の値は平滑コンデンサ(5) の負荷量によって決まり、
負荷が重たければ小さく、負荷が軽ければ大きくなる。
1例を図2に示している。これは交流電源(1) の電圧が
200Vの場合について示している。図2において、V
1 の値は平滑コンデンサ(5) の負荷量によって決まり、
負荷が重たければ小さく、負荷が軽ければ大きくなる。
【0023】上記の電源回路(31)において、入力端子(3
2)より、第1抵抗(35)と第1ダイオード(36)を介して第
1コンデンサ(37)に充電され、出力端子(33p)(33n)を介
して第1ドライブ回路(12)の電源端子(20p)(20n)に直流
電圧が印加される。次に、第1コンデンサ(37)の−側よ
り、さらに第2抵抗(39)と第2ダイオード(40)を介して
第2コンデンサ(41)に充電され、出力端子(34p)(34n)を
介して第2ドライブ回路(13)の電源端子(20p)(20n)に直
流電圧が印加される。このとき、コンデンサ(37)(41)に
それぞれ定電圧ダイオード(38)(42)が並列に接続されて
いるので、コンデンサ(37)(41)の端子電圧が定電圧ダイ
オード(38)(42)の降伏電圧より上昇することが防止さ
れ、これにより、スイッチング素子(7)(8)のベースに過
電圧が印加されることが防止される。
2)より、第1抵抗(35)と第1ダイオード(36)を介して第
1コンデンサ(37)に充電され、出力端子(33p)(33n)を介
して第1ドライブ回路(12)の電源端子(20p)(20n)に直流
電圧が印加される。次に、第1コンデンサ(37)の−側よ
り、さらに第2抵抗(39)と第2ダイオード(40)を介して
第2コンデンサ(41)に充電され、出力端子(34p)(34n)を
介して第2ドライブ回路(13)の電源端子(20p)(20n)に直
流電圧が印加される。このとき、コンデンサ(37)(41)に
それぞれ定電圧ダイオード(38)(42)が並列に接続されて
いるので、コンデンサ(37)(41)の端子電圧が定電圧ダイ
オード(38)(42)の降伏電圧より上昇することが防止さ
れ、これにより、スイッチング素子(7)(8)のベースに過
電圧が印加されることが防止される。
【0024】図3は、第1+側および−側出力端子(33
p)(33n)間の電圧波形の1例を示している。同図におい
て、Vz は定電圧ダイオード(38)の降伏電圧であり、V
s はコンデンサ(37)の容量値および主に第1ドライブ回
路(12)の抵抗(16)により決定される。
p)(33n)間の電圧波形の1例を示している。同図におい
て、Vz は定電圧ダイオード(38)の降伏電圧であり、V
s はコンデンサ(37)の容量値および主に第1ドライブ回
路(12)の抵抗(16)により決定される。
【0025】第2+側および−側出力端子(34p)(34n)間
の電圧波形もこれと同じである。
の電圧波形もこれと同じである。
【0026】図4は、第2実施例を示している。
【0027】図4には、第1実施例と同様の高周波駆動
装置のうち、第1および第2ドライブ回路(12)(13)とそ
の電源回路(43)だけを示しており、第1実施例と同じ部
分には同一の符号を付している。なお、2つのドライブ
回路(12)(13)は第1実施例と同じものであり、これらを
ブロックで示している。
装置のうち、第1および第2ドライブ回路(12)(13)とそ
の電源回路(43)だけを示しており、第1実施例と同じ部
分には同一の符号を付している。なお、2つのドライブ
回路(12)(13)は第1実施例と同じものであり、これらを
ブロックで示している。
【0028】この場合、第1実施例の直流入力端子(32)
のかわりに2つの交流入力端子(44a)(44b)が設けられ、
これらに単相交流電源(1) が接続されている。また、第
1実施例の第1ダイオード(36)のかわりに、2つのダイ
オード(45)(46)を用いた全波整流回路(47)が設けられ、
この整流回路(47)の出力側と第1+側出力端子(33p)の
間に第1抵抗(35)が接続されている。他は、第1実施例
の場合と同様である。
のかわりに2つの交流入力端子(44a)(44b)が設けられ、
これらに単相交流電源(1) が接続されている。また、第
1実施例の第1ダイオード(36)のかわりに、2つのダイ
オード(45)(46)を用いた全波整流回路(47)が設けられ、
この整流回路(47)の出力側と第1+側出力端子(33p)の
間に第1抵抗(35)が接続されている。他は、第1実施例
の場合と同様である。
【0029】
【発明の効果】この発明の電磁調理器用高周波駆動装置
によれば、上述のように、スイッチング素子の駆動回路
の電源にトランスを必要とせず、トランスをなくすこと
により、小型化および軽量化が可能になる。しかも、各
分圧部分においてコンデンサと直列に設けられたダイオ
ードにより、各ドライブ回路に印加される直流電圧の大
きな電圧低下および逆流を防止して、ドライブ回路の動
作が不安定になることを防止することができる。
によれば、上述のように、スイッチング素子の駆動回路
の電源にトランスを必要とせず、トランスをなくすこと
により、小型化および軽量化が可能になる。しかも、各
分圧部分においてコンデンサと直列に設けられたダイオ
ードにより、各ドライブ回路に印加される直流電圧の大
きな電圧低下および逆流を防止して、ドライブ回路の動
作が不安定になることを防止することができる。
【図1】この発明の第1実施例を示す電磁調理器用高周
波駆動装置の電気回路図である。
波駆動装置の電気回路図である。
【図2】図1の電源回路の直流入力端子の部分の電圧波
形を示すタイムチャートである。
形を示すタイムチャートである。
【図3】図1の電源回路の第1+側出力端子と第1−側
出力端子の間の電圧波形を示すタイムチャートである。
出力端子の間の電圧波形を示すタイムチャートである。
【図4】この発明の第2実施例を示す電磁調理器用高周
波駆動装置の電源回路の部分の電気回路図である。
波駆動装置の電源回路の部分の電気回路図である。
【図5】従来例を示す電磁調理器用高周波駆動装置の電
気回路図である。
気回路図である。
(1) 単相交流電源 (2) ブリッジ形全波整流回路 (3p)(3n) 直流出力端子 (7)(8) スイッチング素子 (12)(13) ドライブ回路 (31) 電源回路 (35)(39) 抵抗(36)(40)(45)(46) ダイオード (37)(41) コンデンサ (43) 電源回路 (47) 全波整流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H02M 1/00 - 1/30 H05B 6/00 - 6/44
Claims (2)
- 【請求項1】交流電源を整流した直流出力端子間に複数
のスイッチング素子が直列接続され、各スイッチング素
子ごとにドライブ回路が設けられているインバータ回路
を備えており、各ドライブ回路の電源として、上記直流
出力を抵抗で分圧することにより所定の直流電圧が印加
されるようになされており、上記各分圧部分に、上記抵
抗、ダイオードおよびコンデンサの直列接続回路が設け
られ、このコンデンサの端子間電圧が各ドライブ回路に
印加されている電磁調理器用高周波駆動装置。 - 【請求項2】交流電源を整流した直流出力端子間に複数
のスイッチング素子が直列接続され、各スイッチング素
子ごとにドライブ回路が設けられているインバータ回路
を備えており、各ドライブ回路の電源として、上記交流
電源を整流したのちに抵抗で分圧することにより所定の
直流電圧が印加されるようになされており、上記各分圧
部分に、上記抵抗、ダイオードおよびコンデンサの直列
接続回路が設けられ、このコンデンサの端子間電圧が各
ドライブ回路に印加されている電磁調理器用高周波駆動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3171237A JP2794229B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 電磁調理器用高周波駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3171237A JP2794229B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 電磁調理器用高周波駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522956A JPH0522956A (ja) | 1993-01-29 |
JP2794229B2 true JP2794229B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=15919591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3171237A Expired - Fee Related JP2794229B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 電磁調理器用高周波駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2794229B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2917859B2 (ja) * | 1995-05-22 | 1999-07-12 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤装置 |
JP3221283B2 (ja) * | 1995-05-22 | 2001-10-22 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3014990U (ja) * | 1995-02-21 | 1995-08-22 | 株式会社村岡 | 家具等の転倒防止装置 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3171237A patent/JP2794229B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0522956A (ja) | 1993-01-29 |
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