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JP2793166B2 - 貯蔵ウエブロールから繰り出されるウエブの部分を処理するための装置 - Google Patents

貯蔵ウエブロールから繰り出されるウエブの部分を処理するための装置

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JP2793166B2
JP2793166B2 JP8029723A JP2972396A JP2793166B2 JP 2793166 B2 JP2793166 B2 JP 2793166B2 JP 8029723 A JP8029723 A JP 8029723A JP 2972396 A JP2972396 A JP 2972396A JP 2793166 B2 JP2793166 B2 JP 2793166B2
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cutting cutter
carriage
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KEENITSUHI UNTO BAUERU ARUBAATO AG
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蔵ウエブローラか
ら繰り出されるウエブの部分を処理するための装置、特
に切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許公開第0129238号
明細書によれば、回転軸線に対して軸平行に延びる切断
縁をウエブ始端部で有する貯蔵ウエブロールが公知であ
る。
【0003】この公知の装置においては、ウエブロール
の残りの切り離そうとする端部にウエブを迅速に接続す
る際に、準備されたウエブ始端部が横方向にやや重なる
という欠点がある。このような余剰の接着剤ストリップ
(条片状のストリップ)は、輪転印刷機内でいわゆるウ
エブ巻き付きを引き起こすことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、ウエブの走行方向に対して横方向に、前もって変形
された、貯蔵ウエブロールの始端部の角縁区分を切り離
すことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、ウエブの側縁に対して傾斜して配置された、回転可
能な切断カッタが設けられており、これらの切断カッタ
はその回転軸線に対して平行に延びていることによって
解決された。
【0006】
【発明の効果】本発明の利点は、例えば貯蔵ウエブロー
ルの始端部を処理若しくは準備するための装置の作業キ
ャリッジが、貯蔵ウエブロールに対して常に軸平行にガ
イドされた運動を行っている間に、ウエブ始端部の側縁
と前側の切断縁との間に存在する角縁がそれぞれ切り落
とされるという点にある。これによって特に、迅速にロ
ール交換するための、貯蔵ウエブロールを準備する際の
時間が著しく短縮される。
【0007】本発明による装置は、その所用スペースが
小さいことに基づいて、貯蔵ウエブロールの始端部を準
備するための別の装置を有する作業キャリッジ上に配置
することができる。この作業キャリッジは、貯蔵ウエブ
ロールに対して軸平行な方向で有利な形式で、例えば各
輪転印刷機のロール交換装置に取り付けることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて説明する。
【0009】全体が符号1で示されたフレームは、垂直
に配置された2対の支持部材2,3;4,5より成って
おり、これらの支持部材は、一対形式でステー7,8,
9;11,12,13によってそれぞれ互いに接続され
ている。支持部材2,3及び4,5の対は、互いに間隔
aを保って配置されていて、横けた16,17によって
互いに接続されており、この横けた16,17は、貯蔵
ウエブロール18の幅bに少なくとも相当する。下側の
横けた17に対して平行に、貯蔵ウエブロール18の軸
平行な方向で走行可能な作業キャリッジ22を受容する
ための長さeを有するガイドレール19が配置されてい
る。ガイドレール19の長さeは、作業キャリッジ22
がガイドレール19上の両側で、貯蔵ウエブロール18
の処理しようとする幅bを越えて走行することができる
ような寸法に設計されている。ガイドレール19は、両
側でガイド23,24を有しており、これらのガイド
に、作業キャリッジ22のガイドホイール26,27が
摩擦結合(kraftschluessig;摩擦力による束縛)及び形
状結合(formschluessig;形状による束縛)によって結合
されている。フレーム1は例えば鉛直方向で、主キャリ
ッジとしてのロール交換装置31のサイドフレーム2
8,29の端面側に向かって、ガイドレール32,33
に沿って上下運動せしめられる(図1参照)。これは、
例えば図示していないロープと、ロール交換装置31上
に配置された変向ローラと、鉛直方向に走行可能な主キ
ャリッジの重り補償のための釣り合い重りとを介して手
動によって行うこともできるし、また駆動装置、例えば
モータ駆動されるピニオンとラックとを設けてもよい。
支持部材2,3,4,5、ステー7,8,9、11,1
2,13、横けた16,17及びガイドレール19,3
2,33は、公知の成形材料より成っていてよい(支持
部材4は図示していない)。
【0010】別の変化実施例によれば、フレーム1をロ
ール交換装置31にではなく、フレーム1を持ち上げる
ためのストローク機構を備えたキャリッジ(図示せず)
上に別個に配置してもよい。この場合には、キャリッジ
は、レール上に走行可能に配置されている(ドイツ連邦
共和国特許公開第3918552号明細書、図1参
照)。従って、走行可能な1つの装置を多数のロール交
換装置に移動させて、例えば支持アーム36の軸にはめ
込まれた貯蔵ウエブロール18を、迅速なローラ交換を
行うためにウエブ始端部に準備することができる。
【0011】別の変化実施例によれば、フレーム1を例
えば定置のサイドフレーム内に配置し、該サイドフレー
ムに、貯蔵ウエブロール18を受容し、回転可能に軸受
けするための旋回軸を設けることが可能である。この場
合には、貯蔵ウエブロール18を搬入及び搬出させるた
めの搬送装置が設けられている。
【0012】貯蔵ウエブロール18に対して軸平行な方
向に延びる下側の横けた17には、ヒンジ37によっ
て、左側の鉛直線38に対して角度α(図2参照)だけ
旋回可能なフレーム39が配置されている。フレーム3
9は、作業状態で鉛直に延びる、側方の2つの支持部材
41,42を有している。これらの支持部材41,42
は、上側及び下側の横けた43,44によって互いに接
続されている。フレーム39は、上側及び下側の横けた
43,44の間に、並びに横けた43,44に対して平
行に延びるカット用横けた46及び駆動用横けた47を
有している。これらの横けた46,47については後で
詳しく説明されている。旋回可能なフレーム39は、そ
の鉛直な作業位置において、例えば1つ又は多数の、貯
蔵ウエブロール18の幅bの外側で、フレーム1の横け
た16上に配置された旋回可能な錠止部材48によって
錠止可能である。この錠止は、1つ又は多数の錠止部材
48の突起が、上側の横けた43上に配置された1つ又
は多数の取り付けアングル部材49に後ろから係合する
ことによって行われる。旋回可能なフレーム39の上側
の横けた49とフレーム1の上側の横けた16との間に
は、貯蔵ウエブロール18から繰り出されるウエブ始端
部53を緊締するために、横けたに不動に固定されたゴ
ムストリップ51,52又は、これと類似の弾性材料よ
り成るストリップがそれぞれ配置されている。これによ
って、旋回可能なフレーム39は、横けた16と協働し
て、ウエブ始端部のための固定装置としても働く。
【0013】作業キャリッジ22上には(図2では輪郭
だけ示されている)、レバーアーム54で、キャリッジ
固定された旋回軸56を中心にして図示していないばね
の力によって接近可能な円形カッタ57(全体が符号6
1で示されている横方向切断装置のための)が配置され
ており、該円形カッタは、作業キャリッジ22をガイド
レール19上で走行させる際に、フレーム39のカット
用横けた46内に保持された水平方向に延びる、カット
溝58を有する対抗カット条片45内に係合して、ウエ
ブ始端部53を横方向切断し、これによってこのウエブ
始端部は軸平行な方向に延びるようになっている。
【0014】別の変化実施例においては、カット用横け
た46に設けられたカット溝58の代わりに、貯蔵ウエ
ブロール18の全幅bに亙って延びる定置のナイフ条片
が配置されていて、このナイフ条片のエッジに、例えば
プラスチックより成る、硬い硬度を有する圧着ローラに
よってウエブ始端部53が押しつけられるようになって
いることによって、図示していない横方向切断装置62
を形成することもできる。
【0015】作業キャリッジ22上にはさらに、全体が
符号66で示された接着ラベル引き渡し装置が配置され
ており、この接着ラベル引き渡し装置66は、支持ベル
ト64を備えた貯蔵ロール63を受容しており、この支
持ベルト64は、片側に接着剤が塗布された接着ラベル
67を支持している。接着ラベル67を備えた支持ベル
ト64は、ガイドローラ68を介して、及びウエブ始端
部53のすぐ近くに配置された、鋭角に延びるベルトガ
イド71の引き剥がし縁部69を介してガイドされてお
り、接着ラベル67は、ウエブ始端部53と接着接触す
るので、接着ラベル67の第1又は上側の半部72の接
着面は、ウエブ始端部53の領域内で接着固定され、こ
れに対して、接着準備状態にある接着ラベル67の第2
又は下側の半部73は、ウエブ始端部53に付着してい
る。この場合に、接着ラベル67の上側の半部72と下
側の半部73との間には、穿孔された目標引き離しライ
ン74が形成されている。支持ベルト64はさらに、ガ
イドローラ76,78及び引っ張りローラ77を介し
て、支持ベルト64のための巻き上げローラ79に供給
される。この場合、支持ベルト64は、その側縁部に沿
って搬送用の孔を有しており、これらの孔内に、引っ張
りローラ77の両端部で引っ張りローラの外周部に設け
られた連行ピン80が係合するようになっている。引っ
張りローラ77はさらに、その一端部で歯車81を有し
ており、この歯車81は、旋回フレーム付近で全体が符
号82で示された連行ユニットの歯車83にかみ合う。
連行ユニット82は、キャリッジに固定して軸受けされ
た歯車83より成っており、この歯車83の軸84に、
連行歯車86が形状結合的に配置されている。この連行
歯車86は外周面で多数のカム87を有しており、これ
らのカム87は、作業キャリッジ22が移動せしめられ
ると、旋回可能なフレーム39の駆動用横けた47に定
置に配置された連行部材88にかみ合う。これらの連行
部材88は、接着ラベル67と同様の間隔を互いに保っ
ていて、中央で鉛直方向の溝90を有しており、この溝
90内に、連行歯車86のカム87が係合する。連行ユ
ニット82の歯車83は、引っ張りローラ77の歯車8
1とかみ合い、これに対して引っ張りローラ77と巻き
付けローラ79との間には、歯付きベルト円板に支承さ
れた丸ベルト89が循環しており、この丸ベルト89は
巻き上げローラ79を駆動する。丸ベルト89は、緊張
ローラ91によって緊張可能である。巻き上げローラ7
9は、巻き上げローラ79の側方円板に作用するばね弾
性的な戻り止め部材92を備えている。
【0016】本発明の別の変化実施例によれば、接着ラ
ベル引き渡し装置66を駆動させるために、引っ張りロ
ーラ77、連行歯車86及び丸ベルト89による駆動装
置の代わりに、支持ベルト64のための巻き上げローラ
79に、図示していない別個の電気駆動装置(例えば電
動モータ)を設けることも可能である。この電気駆動装
置は、接着ラベル67を接着させるために、例えば作業
キャリッジ22上に配置された図示していない信号発信
器(例えばリミットスイッチ)によってスイッチオンさ
れるようになっている。接着ラベル67がウエブ20上
に接着されると、新たな接着ラベル67が現れた時に巻
き上げローラ79の駆動を遮断するために、接着ラベル
67を支持する支持ベルト64は、その走行方向で見
て、ベルトガイド71の手前で、その所定の位置で作業
キャリッジ22上に配置されたフォットセンサ又はマイ
クロスイッチによって走査される。次いで、作業キャリ
ッジに固定された信号発信器(例えばリミットスイッ
チ)が、別の駆動用横けたに固定された引き剥がし部材
(例えば図示していない制御カム)に接触すると、巻き
上げローラ79のための駆動装置は再びスイッチオンさ
れる。
【0017】同様に作業用キャリッジ22上に配置され
た接着ラベル又は接着剤塗布装置(全体が符号93で示
されている)は、両面接着式の接着テープ96(支持ベ
ルト97上に位置している)のための、キャリッジに固
定して軸受けされた接着ベルト貯蔵ロール94を有して
おり、また、支持ベルト97のための、キャリッジに定
置に軸受けされた巻き上げローラ98も有している。接
着テープ96の塗布は、ばね付勢された圧着ローラ99
によって行われ、この圧着ローラ99は、接着テープ9
6をウエブ始端部53に向かって押しつけ、またこのウ
エブ始端部53をカット用横けた46に向かって押しつ
ける。作業キャリッジ22の移動運動中に、接着テープ
96は、ウエブ始端部53における付着力によって自動
的に、接着テープ貯蔵ロール94(制動するように構成
することができる)から引き出すことができる。この場
合に支持ベルト97は、駆動部(全体が符号102で示
されていて、巻き上げローラ98に作用する)によって
巻き上げられる。巻き上げローラ98のための駆動部1
02は、作業キャリッジに固定して軸受けされた歯車1
03より成っており、この歯車103は、旋回可能なフ
レーム39の駆動用横けた47上に定置に配置されたラ
ック104に係合する。歯車103と巻き上げローラ9
8の軸との間で、歯付きベルト円板を介して駆動される
丸ベルト106は、支持ベルト97のための巻き付けロ
ーラ98と駆動部102との間の接続を形成する。
【0018】接着テープ96のための圧着ローラ99
は、作業キャリッジに固定して軸受けされた2腕状のレ
バー107の第一の端部に配置されており、このレバー
107の第2の端部において、連行棒108が、アング
ルレバー109の第1の端部に接続されている。アング
ルレバー109の第2の端部は、キャリッジに定置に回
転可能に支承されている。このようなレバー機構10
7,108,109は、アングルレバー109のほぼ中
央部に作用するカム111によって操作可能である。こ
れによって圧着ローラ99は、ウエブ101に当てつけ
若しくは引き離し可能である。それと同時に、レバー1
07を圧着ローラ99と共に下降旋回させる際に、カム
111の付近でアングルレバー109に設けられた錠止
ピン112が、接着テープ貯蔵ロール94の軸に堅固に
結合された歯車114に係合することによって(図4参
照)、接着テープ貯蔵ロール94の回転運動が停止され
る。
【0019】カム111の操作は、鉛直に配置された軸
116を介して行われ、この軸116の第2の端部に
は、軸116にに対して直角に延びるレバー117が配
置されており(図2参照)、このレバー117は、ピン
によってそれぞれ、ガイドレール19の側面に配置され
た2つの切換えカム118,119のうちの1つに係合
し(図3参照)、これによって、レバー107を圧着ロ
ーラ99と共に接着テープ96に接近若しくは引き離す
ようになっている。作業キャリッジ22の運動が終了し
て、レバー107が遮断されると、接着テープ96は自
動的に引きちぎられる。接着テープ貯蔵ロール94は、
駆動されているローラ支持体に設けてもよい。
【0020】また作業キャリッジ22上に、別個に或い
は、前記装置と一緒に、本発明による角縁切断装置12
1が配置されており、該角縁切断装置121は、角縁3
4,35とウエブ始端部53との間に存在する角縁区分
122,123を切断するためのものである。この角縁
区分122,123の切断は、ウエブを迅速に接続する
際に、両側に作用する接着テープ96に関連して場合に
よっては生じる側方の重なりを補償するために必要なも
のである。
【0021】角縁切断装置121は、貯蔵ウエブロール
18に対して軸平行な方向で間隔を保って、作業キャリ
ッジに固定された軸受け124に回転可能に配置された
多数の、例えば2つの切断カッタ147,148(長さ
lを有する)より成っている。切断カッタ147,14
8の長さlは、例えばウエブ幅bの一部例えば60mmで
ある。各切断カッタ147,148は、回転可能な切断
カッタ支持体126,127に例えば解除可能に結合さ
れている。それぞれウエブ20の側縁35又は34と係
合している切断カッタ147又は148は、側縁35,
34に対して斜めに位置している。
【0022】この傾斜位置は、第1の変化実施例におい
ては、切断カッタ147,148の回転軸線128,1
29が、平面的な直角の座標系のx−y平面内でx軸に
対して鋭角の角度βで延びるように設計されている(図
7参照)。角度βは、10゜〜80゜の間である。切断
カッタ支持体126,127に固定された切断カッタ1
47,148の切断縁149,151は、切断カッタ支
持体126,127の回転軸線128,129に対して
軸平行に延びている。この場合、切断カッタ147は側
縁34と係合し、切断カッタ148は側縁35と係合す
る。
【0023】切断カッタ147,148の回転軸線18
7,188の傾斜位置の第2実施例によれば、回転軸線
187,188は、空間的な直角の座標系x,y,zの
x,y平面内で鋭角に、例えばx軸に対して10゜〜8
0゜の角度で延びている。さらにまた、回転軸線18
7,188は、x,z平面内で、x軸に対して鋭角の角
度γを成して延びている(図2では回転軸線188は図
示されていない)。角度γは約10゜である。この場
合、切断カッタ支持体126,127内に固定された切
断カッタ147,148の切断縁149,151は同様
に、切断カッタ支持体の回転軸線128,129に対し
て軸平行に延びている。
【0024】軸受124は同様に、作業キャリッジに固
定された横けた130,131内で保持されている。回
転軸線128,129の各下側の端部152,153
は、カルダン継ぎ手154,156を介して、作業キャ
リッジに固定された軸受157内に受容された、鉛直に
延びる回転可能な軸158,159に結合されている。
各軸158,159は歯付きベルト円板161,162
を有していて、該歯付きベルト円板161,162を介
して、歯付きベルト163が循環する。歯付きベルト1
63は、駆動部164を介して駆動せしめられ、例えば
緊締円板(軸166)によって緊締される。これによっ
て2つの切断カッタ支持体126,127は一緒に、駆
動部164によって駆動可能である。
【0025】駆動部164は、軸受157内で作業キャ
リッジに固定して支承された軸165,166から成っ
ており、これらの軸165,166は、その上端部で、
歯付きベルト163を受容するためのベルト円板167
を有していて、その下端部で、フレーム固定された駆動
用横けた47のラック104とかみ合う歯車175を有
している。2つの部分から成る軸165,166は、公
知の電磁石カップリング170によって接続可能であ
る。
【0026】駆動部164のベルト円板167は、その
上側で及び外周部付近でレリーズ部材例えばカム168
を有しており、このカム168は、作業キャリッジに固
定配置された起動装置169例えば電気式のマイクロス
イッチと無接触で協働する(図4参照)。
【0027】作業キャリッジに固定配置された第2の起
動装置171は、角縁切断装置121と接着剤塗布装置
93との間で、駆動用横けた47のすぐ近くに配置され
ている(図4参照)。この起動装置171は、駆動用横
けた47に配置された2つのカム172,173と無接
触で協働する(図3参照)。
【0028】2つの起動装置169,171は、公知の
形式で電磁石カップリング70に電気的に接続されてい
る。
【0029】作業キャリッジ22若しくはそのケーシン
グは、電気ケーブル176例えばいわゆるエネルギチェ
ーン(Energiekette)のためのガイド部174を備えて
いる。
【0030】貯蔵ウエブロール18に対して軸平行な方
向での作業キャリッジ22の操作は、作業キャリッジ2
2に取り付けられたハンドル132によって行われる
(図4参照)か、又は電動機式の駆動部(図4及び図5
参照)によって行われる。
【0031】電気式の駆動部は、モータ177より成っ
ており、このモータ177は、作業キャリッジに固定し
て軸受けされた軸178及び、この軸178に配置され
た歯車179を介して、駆動用横けた47のラック10
4に結合されている。本発明によれば、歯車179とラ
ック104との間に、作業キャリッジに固定して軸受け
された、さらに2つの中間歯車181,182が配置さ
れている。
【0032】作業キャリッジ22は、例えばモータ駆動
式の駆動部(177,178,179,181,18
2)によって、ステー12付近に存在する右側の位置の
貯蔵ウエブロールをウエブ幅b全体に亙ってステー8ま
でずらす。この際に、作業キャリッジ固定された起動装
置171(図4参照)が、駆動用横けたに固定されたカ
ム173(図3参照)に接続される。電磁石カップリン
グ170は2つの軸165,166を接続するので、2
つの切断カッタ147,148がその非作業位置(図7
参照)から出て、時計回り方向で完全な1回転を行う。
この回転中に、左側の切断カッタ147が、ウエブ20
に接触し、また切断用横けた46に配置された弾性的な
材料より成る対抗切断条片と接触する。この際に、軸平
行なウエブ始端部(ウエブの切断縁)53に、側縁34
に向かって延びる切断線186が形成され、これによっ
て角縁区分が切り落とされる。右側の切断カッタ148
は、ウエブ120の外側で回転するので切断は行わな
い。
【0033】切断カッタが前述のように1回転すると、
起動装置169は、ベルト円板167に設けられたカム
168と無接触で協働するので、電磁石カップリング1
70は2つの軸165と166を分離する。これによっ
て切断カッタ147,148はその初期位置に再び達す
る。
【0034】作業キャリッジ22がその左側の終端位置
にさらに移動すると、起動装置171は駆動用横けたに
固定されたカム172に接続される。これによって電磁
石式カップリング170は駆動部164をスイッチオン
するので、右側の切断カッタ148は、ウエブ20の切
断線184に沿って、ウエブ始端部53と側縁35との
間で角縁区分122を切り離す。左側の切断カッタ14
7は、ウエブ20の外側で回転する。1回転後に、前述
のように電磁石カップリング170が開放され、これに
よって切断カッタ147,148が再びその初期位置に
とどまる。
【0035】起動装置169,171の代わりに、1つ
又は多数の連行部材88と接続された連行歯車86と類
似の、機械的な切換部材を設けてもよい。
【0036】本発明の別の変化実施例によれば、切断カ
ッタ148,147によって、側縁34,35付近でウ
エブ20にそれぞれ1つの切断線184,186を形成
し、次いでウエブ始端部53を成形するようにすること
も可能である。
【0037】さらにまた、角縁用の切断カッタ147,
148若しくは切断カッタ支持体のためにそれぞれ1つ
の固有の、別個に連結することができる駆動部146を
設けることも可能である。
【0038】別の変化実施例によれば、側縁34,35
付近で、フレーム固定して軸受けされた回転可能な切断
カッタ147,148を配置することができる。各切断
カッタ147,148は、それぞれ1つの固有の駆動部
を備え、場合によってはフレーム1から離れる方向(離
反方向)に傾倒可能に構成することができる。
【0039】本発明の別の変化実施例によれば、切断カ
ッタ147若しくは切断カッタ支持体126は、作業キ
ャリッジ22上に走行可能に設けられている。この切断
カッタ147は、その回転軸線128の下端部152で
カルダン継ぎ手154を中心にして、第1又は第2の角
縁区分122,123の想定上の切断線の方向に旋回可
能に配置されていて、前記形式で駆動される。これによ
って、1つの切断カッタ147は、2つの切断線18
4,186を相前後してウエブ20内に形成するために
必要な2つの角度位置に旋回せしめられる。切断カッタ
147,148の切断縁149,151を歯状(歯高は
2mm〜5mmが望ましい)に形成すると有利である。
【0040】例えば60mmの長さlを有する切断カッタ
147,148の切断縁149,151を形成すれば有
利である。
【0041】また、旋回可能なフレーム39を駆動部例
えばシリンダ・ピストンユニットによって操作すること
も可能である。
【0042】種々異なる装置を備えた作業キャリッジ2
2の作業形式は次の通りである。
【0043】フレーム1が、貯蔵ウエブロール18に関
連した相応の準備位置にもたらされ、つまり例えば主キ
ャリッジのガイドレール32,33上で鉛直方向に走行
せしめられる(図1参照)。貯蔵ウエブロール18の自
由端部50は、旋回可能なフレーム39の上側の横けた
43若しくはフレーム固定された横けた16のゴムスト
リップ51,52間に導入され、次いでカット用横けた
46と駆動用横けた47との間に導入され、これによっ
てウエブ20の自由端部50は少なくとも、対抗切断条
片内に存在する切断溝58を覆う。この時に貯ウエブロ
ール18が回転せしめられる(図1及び図2参照)。ウ
エブ20が、上側の旋回可能な横けた43若しくはフレ
ーム固定された横けた16のゴムストリップ51,52
間で緊締若しくは保持されてから、作業キャリッジ22
は、貯蔵ウエブロール18の幅bの外側で右側の位置か
ら、同様に貯蔵ウエブロール18の幅bの外側で左側の
位置へ走行されるか若しくはずらされる(図1参照)。
この際、次のような作業段階で行われる。
【0044】− ウエブ始端部53が、横方向切断装置
61によって切断溝58に沿って横方向で切断され、切
断縁が形成される。
【0045】− 作業キャリッジに固定された接着ラベ
ル引き渡し装置66によって、各接着ラベル67の第1
の半部72の接着面がそれぞれ、ウエブ始端部53上に
接着固定され、一方、各接着ラベル引き渡し装置67の
第2の半部73がウエブ始端部53若しくは切断縁上を
越えて突き出るようにして、接着ラベル67が互いに間
隔cを保って設けられる。
【0046】− 両面接着される接着ラベル96が、切
断縁53付近で、しかも作業キャリッジ固定された接着
剤塗布装置93によって切断縁(ウエブ始端部53)に
対して平行又はほぼ平行に、接着接続のための接着剤と
して設けられる。
【0047】− ウエブ始端部53とウエブの側縁3
4,35との間の両側で、角縁区分122,123が切
り離される。
【0048】− 錠止部材48を解除し、旋回フレーム
39を離反方向で旋回させてから、ウエブ始端部53が
貯蔵ウエブロール18に巻き戻され、この際に接着ラベ
ル67の下側の半部73がウエブの第2の位置21に圧
着ローラ133によって押しつけられ、この時に貯蔵ウ
エブロール18が回転せしめられ、これによって接着ラ
ベル67のそれぞれ第2の半部73の接着面が、貯蔵ウ
エブロール18の第2の位置21に固定される。
【0049】ウエブ始端部53に対して平行に延びる接
着テープ96(接着剤塗布部材)を、接着ラベル67を
張り付けてから直ちに設けるか又は、選択的に貯蔵ウエ
ブロール18をさらに回転させてから設けることも可能
である。
【0050】圧着は圧着ローラ133によって行われ
る。この圧着ローラ133は両端部が旋回可能なアーム
32,33に取り付けられていて、旋回可能である。こ
れらのアーム32,33は、主キャリッジとは反対側
の、ステー7,11の端部のガイドレール32,33に
設けられている。また圧着ローラ133は、引っ張りば
ね137,138のばね力によって貯蔵ウエブロール1
8に当てつけ可能である(図1参照)。圧着ロール13
3は、非粘着性の特性を有するプラスチックより成る周
壁、例えばシリコンゴムより成る周壁を有している。非
粘着性の特性とは、粘着性を拒否する、プラスチックの
特性のことである。また、圧着ローラ133の代わり
に、ブラシローラを設けてもよい。ブラシローラのブラ
シは、非粘着性の特性を有するプラスチックより成って
いるので、ここでも、両面側で接着作用を有する接着テ
ープ96の上側面での付着接続が排除される。
【0051】本発明の別の変化実施例によれば、作業キ
ャリッジ22上に、第1の接着ラベル引き渡し装置66
(図5参照)と同じ作業形式を有する第2のラベル引き
渡し装置141を配置することも可能である。第2の接
着ラベル引き渡し装置141は、接着ラベル引き渡し装
置121の接着テープから遠い方の側で、作業キャリッ
ジ22の端部に配置されている。接着ラベル引き渡し装
置141は、例えばシールラベル139を引き渡すため
に用いられる。このシールラベル139は、それぞれ、
切断縁53の近くでウエブ20上に一度設けられる。こ
のような種類の、ウエブ20の始端部に設けられたシー
ルラベル139は、図示していない信号発信器と連絡し
て、貯蔵ウエブロール18の始動時に、終了しそうにな
るウエブロールに貯蔵ウエブロール18を接続するため
の適当な時点を選択するために用いられる。シールラベ
ル139は、ウエブ20の第1の側縁34付近にも、ま
た同時に接着ラベル67上側の部分72付近にも配置す
ることができる。この場合、ラベル引き渡し装置141
の運動は、連行歯車86(図5参照)と類似の連行歯車
のカム87と類似のカムを、駆動用横けた47に配置さ
れた、第1の接着ラベル引き渡し装置66と類似の連行
部材142(図3参照)に係合させることによって起動
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール交換装置のサイドフレームに配置された
貯蔵ウエブロールの始端部を準備するための装置の全体
を示す概略的な斜視図である。
【図2】作業キャリッジに配置された回転可能な、本発
明による切断カッタの、駆動部を除いた、図1のII−
IIに沿って断面した概略図である。
【図3】作業キャリッジを図示していない、図2のD方
向から見た図である。
【図4】作業キャリッジの平面図である。
【図5】図4に示した接着ラベル引き渡し装置の拡大し
た図である。
【図6】接着ラベルを示す概略図である。
【図7】図4のF方向で見た、駆動装置を備えた、本発
明による角縁切断装置の概略図である。
【符号の説明】
1 フレーム、 2,3,4,5 支持部材、 7、
8、9、11、12、13 ステー、 16,17 横
けた、 18 貯蔵ウエブロール、 19 ガイドレー
ル、 20,21 ウエブ、 22 作業キャリッジ、
23,24 ガイド、26,27 ガイドホイール、
28,29 サイドフレーム、 31ロール交換装
置、 32,33 ガイドレール、 34,35 側
縁、 36支持アーム、 37 ヒンジ、 38 フレ
ーム、 41,42 支持部材、43 上側の横けた、
44 下側の横けた、 45 対抗カット条片、 4
6カット用横けた、 47 駆動用横けた、 48 錠
止部材、 49 取り付けアングル部材、 50 端
部、 51,52 ゴムストリップ、 53 ウエブ始
端部(切断縁、水平線) 56 旋回軸、 57 円形
カッタ、 58 カット溝、 61,62 横方向切断
装置、 63 貯蔵ロール、 64 支持ベルト、 6
6 接着ラベル引き渡し装置、 67 接着ラベル、
68 ガイドローラ、 69 引き剥がし縁部、 71
ベルトガイド、 72,73 半部、 74 目標引
き離しライン、 76 ガイドローラ、 77 引っ張
りローラ、 78 ガイドローラ、 79 巻き上げロ
ーラ、 80 連行ピン、 81 歯車、 82 連行
ユニット、 83 歯車、84 軸、 86 連行歯
車、87 カム、 88 連行部材、 89 丸ベル
ト、 90 溝、 91 緊張ローラ、 92 戻り止
め部材、 93 接着剤塗布装置、 94 接着テープ
貯蔵ロール、 96 接着テープ、 97 支持ベル
ト、 98 巻き付けローラ、 99 圧着ローラ、
102 駆動部、 103 歯車、 104 ラック、
106 丸ベルト、 107 レバー、 108 連
行棒、 109アングルレバー、 111 カム、 1
12 錠止ピン、 114 歯車、 116 軸、 1
17 レバー、 118,119 切換えカム、 12
1 角縁切断装置、 122,123 角縁区分、 1
24 軸受、 126,127切断カッタ支持体、 1
28,129 回転軸線、 130,131 横けた、
132 ハンドル、 133 圧着ローラ、 134,
136 アーム、 137,138 引っ張りばね、
139 シールラベル、 141 第2の接着ラベル引
き渡し装置、 142 連行部材、 143 溝、 1
44 上側の端部、 146 上側の端部、 147,
148 切断カッタ、 149,151切断縁、 15
2,153 下側の端部、 154,156 カルダン
継ぎ手、157 作業キャリッジに固定された軸受、
158,159 軸、 161,162 歯付きベルト
円板、 163 歯付きベルト、 164 駆動部、1
65,166 軸、 167 ベルト円板、 168
カム、 169 起動装置、 170 電磁石カップリ
ング、 171 起動装置、 172,173カム、
174 ガイド部、 175 歯車、 176 電気ケ
ーブル、177 モータ、 178 軸、 179 歯
車、 181,182 中間歯車、 183 対抗切断
条片、 184,186 想定切断線、 187,18
8回転軸線、 a 間隔、 b 幅、 c,d 間隔、
e、l 長さ、 αフレーム39の旋回角度、 β
平面x−yの角度、 γ 平面x−zの角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハルトヴィヒ ホルスト トルチェル ドイツ連邦共和国 ヴュルツブルク レ ムブラントシュトラーセ 14 (56)参考文献 特開 平7−124892(JP,A) 特開 昭62−88759(JP,A) 特開 平5−200694(JP,A) 実開 平4−17094(JP,U) 実開 平1−129163(JP,U) 特公 昭47−29123(JP,B1) 特公 平7−94296(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 19/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵ウエブロール(18)から繰り出さ
    れるウエブ(20)の部分を処理するための装置におい
    て、 ウエブ(20)の側縁(34,35)に対して傾斜して
    配置された、回転可能な切断カッタ(147,148)
    が設けられており、これらの切断カッタ(147,14
    8)はその回転軸線(128,129)に対して平行に
    延びていることを特徴とする、貯蔵ウエブロールから繰
    り出されるウエブの部分を処理するための装置。
  2. 【請求項2】 切断カッタ(147,148)の回転軸
    線(128,129)が、平面的な直角の座標系x−y
    平面内で、x軸線に対して鋭角(β)を成して延びてい
    る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 切断カッタ(147,148)の回転軸
    線(187,188)が、立体的な直角の座標系のx,
    y,z平面内で、x軸線に対して角度(β)を成して延
    びていて、かつx,y平面内でx軸線に対して鋭角
    (γ)を成して延びている、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 水平(53)が、ウエブ幅と、ウエブ
    (20)の前側の切断縁と重なっている、請求項1から
    3までのいづれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 多数の切断カッタ(147,148)が
    設けられている、請求項1から4までのいづれか1項記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 各切断カッタ(147,148)が、回
    転可能な切断カッタ支持体(126,127)上に設け
    られている、請求項1から5までのいづれか1項記載の
    装置。
  7. 【請求項7】 各切断カッタ支持体(126,127)
    が、固有の駆動装置(161,166,170,17
    5,104;162,166,170,175,10
    4)を備えている、請求項1から6までのいづれか1項
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 ウエブ(20)の各切断縁(34,3
    5)付近に、フレーム固定して支承された、回転可能な
    切断カッタ(147,148)が配置されている、請求
    項1から7までのいづれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 2つの切断カッタ(147,148)
    が、ウエブ(20)の切断縁(53)に対して平行に走
    行可能な作業キャリッジ(22)に配置されている、請
    求項1から7までのいづれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 2つの切断カッタ支持体(126,1
    27)が、駆動装置(161,162,163,16
    7,170,175,104)と一緒に設けられてい
    る、請求項1から7及び9までのいづれか1項記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 ウエブ(20)の切断縁(53)に対
    して平行に走行可能な作業キャリッジ(22)内に切断
    カッタ(126)が配置されており、該切断カッタ(1
    26)が、ウエブ(20)の切断縁(53)を有する第
    1又は第2の角縁区分(122,123)の想定切断線
    (184,186)に向かって選択的に旋回可能に配置
    されている、請求項1から4までのいづれか1項記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 作業キャリッジ(22)上に、ウエブ
    (20)と協働する第1の接着ラベル引き渡し装置(6
    6)と、接着剤塗布装置(93)と、角縁切断装置(1
    21)と、第2の接着ラベル引き渡し装置(141)と
    が配置されている、請求項1から7及び9から11まで
    のいづれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 切断カッタ(147,148)の長さ
    (l)が、ウエブ(b)の一部である、請求項1から
    12までのいづれか1項記載の装置。
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