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JP2767184B2 - ポリカーボネート系樹脂組成物 - Google Patents

ポリカーボネート系樹脂組成物

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JP2767184B2
JP2767184B2 JP5111700A JP11170093A JP2767184B2 JP 2767184 B2 JP2767184 B2 JP 2767184B2 JP 5111700 A JP5111700 A JP 5111700A JP 11170093 A JP11170093 A JP 11170093A JP 2767184 B2 JP2767184 B2 JP 2767184B2
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明義 河口
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Otsuka Chemical Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネート系樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】ポリカーボネート(以下「P
C」という)樹脂は、強靭で、耐衝撃性等の機械的強
度、寸法安定性等に優れる有用なエンジニアリングプラ
スチックであり、各種電子部品、機械部品等の用途に広
く利用されている。また、PC樹脂の成形加工性や耐薬
品性が更に改良されたPCアロイタイプ、例えばPC樹
脂と芳香族飽和ポリエステル樹脂とのアロイやPC樹脂
とスチレン−アクリロニトリル−ブタジエン(ABS)
樹脂とのアロイもまた有用な材料である。
【0003】これらPC系樹脂にチタン酸カリウムウィ
スカー(以下「PTW」という)を配合して、機械的強
度、耐熱性、寸法精度、表面硬度、耐摩耗性等を向上さ
せる試みは知られている。しかしながら、PTWを配合
することにより、PTWが弱アルカリ性であること及び
PTW表面の化学的活性点の存在に起因すると推定され
るPC樹脂の加水分解、ひいては分子量低下が起り、P
C樹脂本来の優れた物性が低下するという欠点が生ず
る。
【0004】このような欠点を解消する方法として、例
えばPTW表面を金属アルコラートの縮重合反応で形成
される金属酸化膜で被覆する方法(特開昭59−115
343号公報)、PTWの遊離カリウム含有量が0.2
5%以下のPTWを配合する方法(特開昭62−129
346号公報)、トンネル構造PTWを配合する方法
(特開昭63−6049号公報)、フリーアルカリ量が
10ppm以下の6−PTWを配合する方法(特開平2
−86650号公報)、リン化合物を配合する方法(特
開平2−283760号公報)、有機酸を配合する方法
(特開平3−14865号公報)、ポリオキシアルキレ
ン誘導体と無水マレイン酸との共重合体によって表面処
理する方法(特開平3−247670号公報)、ケイ素
酸化物及びアルミニウム酸化物で表面処理する方法(特
開平4−41554号公報、同4−41556号公報)
等が提案されている。しかしながら、これらの方法のい
ずれにおいても、PTWの配合量が10重量%未満で
は、PC樹脂の分子量低下はある程度防止されるもの
の、充分な機械的強度が得られず、実用的用途は限定さ
れることになる。一方、PTWの配合量が10重量%以
上になると、PC樹脂の分子量低下防止効果が不充分で
あり、また成形滞留性に劣り、更に長期の耐熱耐久性に
劣っているために、長期間高熱や熱応力を受ける用途に
使用したりリサイクルして使用したりするには問題があ
る。
【0005】従ってPC樹脂を熱時劣化させないPTW
やその表面処理剤の開発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、斯かる現
状に鑑み、上記問題を生じないPTW配合PC系樹脂組
成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、該組成物に下
記特定の(C)成分を配合することにより所望のPC系
樹脂組成物が得られることを見い出した。本発明は、斯
かる知見に基づき完成されたものである。
【0007】即ち、本発明は、樹脂組成物100重量部
当たり、 (A)PC樹脂又はPC樹脂と他の熱可塑性樹脂との混
合樹脂40〜98.95重量部、 (B)PTW1〜50重量部並びに (C)分子鎖中にSiH基を有する環状オルガノポリシ
ロキサン0.05〜10重量部を配合してなることを特
徴とするPC系樹脂組成物に係る。また、本発明は、樹
脂組成物100重量部当たり、 (A)PC樹脂又はPC樹脂と他の熱可塑性樹脂との混
合樹脂40〜98.95重量部、 (B)PTW1〜50重量部並びに (C)分子鎖中にSiH基を有する環状オルガノポリシ
ロキサン0.05〜10重量部が配合された樹脂組成物
であって、(B)成分のPTWが配合前に(C)成分の
分子鎖中にSiH基を有する環状オルガノポリシロキサ
ンにより表面処理されたものであることを 特徴とするP
C系樹脂組成物に係る。
【0008】本発明で用いられるPC樹脂は、芳香族二
価フェノール系化合物とホスゲン又は炭酸ジエステルと
を反応させて製造される樹脂であり、本発明では従来公
知のPC樹脂を広く使用できる。本発明のPC樹脂に
は、分岐を有するPC樹脂も包含される。本発明のPC
樹脂としては、具体的にはビスフェノールAを主原料と
するPC樹脂を例示できる。本発明で用いられるPC樹
脂の分子量としては特に制限されるものではないが、例
えば塩化メチレン溶剤中で測定した粘度平均分子量が1
9000〜30000の範囲のものを用いるのが好まし
い。
【0009】PC樹脂と混合して用いられる他の熱可塑
性樹脂としては、PC樹脂に混合し得るものである限り
従来公知のものを広く使用でき、例えば芳香族ポリエス
テル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、
ポリプロピレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテ
ル系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンサルフ
ァイド系樹脂等が挙げられる。これらは1種単独で又は
2種以上混合して使用される。芳香族ポリエステル系樹
脂は、芳香族又は脂肪族ジオールと芳香族又は脂肪族二
塩基酸とを重縮合反応させて得られる樹脂であり、従来
公知のものを広く使用できる。具体的にはポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等が例示
される。これらの中でも、フェノール/テトラクロロエ
タン(容量6/4)の混合溶剤で測定した場合の極限粘
度が0.7〜1.2の範囲となるものが好適である。ポ
リスチレン系樹脂としては、具体的には一般用ポリスチ
レン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレン−アクリロニト
リル樹脂、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン樹
脂、AES樹脂、スチレン−メタクリル酸メチル−ブタ
ジエン樹脂、スチレン−メタクリル酸メチル−アクリロ
ニトリル樹脂、アクリロニトリル−アクリルゴム−スチ
レン樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体等を例示できる。ポリ
エチレン系樹脂としては、具体的には高密度ポリエチレ
ン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチ
レン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共
重合体、エチレン−グリシジル(メタ)アクリレート共
重合体等を例示できる。ポリプロピレン系樹脂として
は、具体的にはポリプロピレン樹脂、プロピレン−酢酸
ビニル共重合体、プロピレン−塩化ビニル共重合体等を
例示できる。ポリアミド系樹脂としては、具体的にはア
ミノカルボン酸化合物単独又はジカルボン酸化合物とジ
アミン化合物からなる縮重合体、α,ω−カプロラクタ
ムを開環重合して得られる重合体等を例示できる。ポリ
エーテル系樹脂としては、具体的にはポリフェニレンエ
ーテル(共)重合体、ポリエーテルイミド重合体等を例
示できる。ポリスルホン系樹脂としては、具体的にはポ
リスルホン、ポリエーテルスルホン等を例示できる。斯
かる熱可塑性樹脂の中でも芳香族ポリエステル及びスチ
レン−アクリロニトリル−ブタジエン樹脂が特に好適で
ある。
【0010】PC樹脂と他の熱可塑性樹脂との混合割合
としては、特に限定されるものではないが、PC樹脂と
他の熱可塑性樹脂との混合樹脂中にPC樹脂が30重量
%以上となるように両者を混合するのが好ましい。
【0011】本発明で用いられるPTWは、一般式K2
O・nTi2 2-x (nは2〜12の整数、0≦x≦
1)なる化学組成を有する単結晶繊維(ウィスカー)で
あり、例えばn=6、x=0の6−PTW(6−チタン
酸カリウム繊維)が好適に使用され得る。用いられるP
TWの繊維径及び平均繊維長については特に制限はない
が、繊維径0.01〜2μm程度、平均繊維長1〜50
0μm程度のものを使用するのが望ましい。
【0012】本発明で(C)成分として用いられる分子
鎖中にSiH基を有する環状オルガノポリシロキサンと
しては、従来公知のものを広く使用でき、例えば1,
3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン等を
例示できる。上記環状オルガノシロキサン(以下単に
「オルガノシロキサン」という)には、ジブチル錫ジラ
ウレート、亜鉛オクトエイト、テトラアルコキシシラン
等の触媒が含有されていてもよい。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】本発明の樹脂組成物には、通常(A)成分
が40〜98.95重量部、好ましくは53〜89.9
重量部、(B)成分が1〜50重量部、好ましくは10
〜40重量部及び(C)成分が0.05〜10重量部、
好ましくは0.1〜7重量部の割合で配合される。
(B)成分の配合量が少なすぎると、得られる樹脂組成
物の機械的強度、耐熱性、寸法精度等が不充分になる傾
向があり、逆に(B)成分の配合量が多すぎると、ペレ
ット造粒が困難になると共に、流動性が低下して成形性
が悪化する傾向が生ずるので、いずれも好ましくない。
また(C)成分の配合量が少なすぎると、PC樹脂の分
子量低下効果が不充分な傾向となり、逆に(C)成分の
配合量を多くしてもPC樹脂の分子量低下効果がそれ程
大きくならないので経済的に好ましくない。本発明で
は、(A)成分が55〜89.5重量部、(B)成分が
10〜40重量部及び(C)成分が0.1〜7重量部の
割合で配合されるのが特に好ましい。
【0029】本発明のPC樹脂の分子量低下効果をより
一層発揮させるためには、PTWを予め上記(C)成分
であるオルガノポリシロキサンで表面処理し、その後造
粒化しておくのが望ましい。斯かる表面処理には、従来
公知の方法を広く適用でき、例えばヘンシェルミキサ
ー、スーパーミキサー中で、PTWをオルガノポリシロ
キサンの低沸点溶剤で希釈された溶液をスプレーして付
着させ、次いで80〜120℃の温度で熱処理を行なう
のがよい。
【0030】
【0031】本発明の組成物には、本発明の目的を損わ
ない範囲内で、熱安定剤、滑剤、離型剤、顔料、染料、
紫外線吸収剤、難燃剤、潤滑剤、充填剤、補強剤、その
他耐衝撃改良用のエラストマー等を適宜添加することが
できる。例えば熱安定剤としては、特に亜リン酸、ヒン
ダードフェノール、ホスファイト等が好適である。
【0032】本発明の組成物は、上記各成分を配合して
調製されるが、その調整方法は特に限定されるものでは
ない。例えば上記(A)、(B)、(C)及びその他の
添加成分を一度に混合し、又は(B)成分を除く他の成
分を予め混合した後、各種押出機、好ましくは2軸押出
機に供給し、(B)成分を途中で投入し、溶融混練し、
造粒化することにより本発明組成物を調製すればよい。
【0033】
【発明の効果】本発明のPC系樹脂組成物は、PC樹脂
に充分な量のPTWを配合した場合においても、分子量
の低下が著しく防止され、樹脂本来の優れた特性を保持
し、且つ機械的強度、耐熱性、寸法精度に優れているた
め、例えば射出成形、押出成形、圧縮成形等の任意の溶
融成形に適用でき、特に従来使用できなかった用途、例
えば大型精密機械部品や大型自動車部品等への用途に好
適に使用され得る。
【0034】
【実施例】以下に実施例及び比較例を掲げて本発明をよ
り一層明らかにする。尚、単に「部」とあるのは「重量
部」を、「%」とあるのは「重量%」をそれぞれ意味す
る。また、粘度平均分子量(Mv)は、塩化メチレンに
1.0g/dlの濃度で溶解した溶液から求めた20℃
での比粘度(ηsp)を下式に従い算出したものであ
る。
【0035】
【数1】
【0036】実施例1〜 PTWとして下記表1に示す6−PTW〔ティスモN、
大塚化学(株)製〕使用した。同様にPTWに対して
3%の付着量になるように6−PTWを1,3,5,7
−テトラメチルシクロテトラシロキサン(以下「S−
2」という)表面処理したものをPTW−S2とし
た。また8−PTW〔ティスモD、大塚化学(株)製〕
をPTWに対してS−2で3%表面処理したものを8−
PTW−S2とした。
【0037】実施例1〜では、ビスフェノールAより
得られたPC樹脂〔ユーピロンS−2000、粘度平均
分子量24000、三菱ガス化学(株)製〕とPTW−
S2又は8−PTW−S2とを表1に示した配合割合で
用い、これを2軸押出機〔PCM−45、(株)池貝
製〕のサイドフィーダーよりPTW−S2又は8−PT
W−S2を供給し、200℃の温度で溶融混練した後、
ストランドカットにより造粒ペレット化した。実施例
では、上記PC樹脂及びS−2を配合し、タンブラーで
混合し、PC樹脂にS−2を展着させた後、上記と同様
に6−PTWをサイドフィードし、造粒ペレットとし
た。
【0038】得られた各ペレットを射出成形〔日鋼J7
5射出成形機、シリンダー温度300℃、金型温度80
℃)し、本発明の試験片を用いて以下の試験を行なっ
た。
【0039】引張試験:ASTM D638に準拠 アイゾット試験:ASTM D256に準拠 滞留物性評価は、上記の成形の際に、通常成形(シリン
ダー内滞留時間30秒)を行ない(これを初期成形品と
する)、その後シリンダー内滞留時間30分間を経て射
出成形を行ない(これを滞留後成形品とする、滞留後2
ショット目)、滞留物性とした。またΔEは、初期成形
品と滞留後成形品について成形品色調の変化(ΔE)を
測色色差計を用いて測定し、下式に従い算出した。
【0040】
【数2】
【0041】上記式において、L1 、a1 、b1 はそれ
ぞれ初期成形品の測定値であり、L2 、a2 、b2 はそ
れぞれ滞留後成形品の測定値である。ここでL値は明度
指数、a及びb値はクロマティクネス指数(色度)であ
る。
【0042】比較例1〜 PTWとして6−PTW及び8−PTWをエポキシシラ
ン〔A−187、日本ユニカ社製〕でPTWに対して2
%表面処理したものをそれぞれ6−PTW−S3、8−
PTW−S3とした。また、6−PTWをメチルハイド
ロジェンポリシロキサン〔SH−1107、東レダウコ
ーニングシリコーン(株)製〕のPTWに対して3%表
面処理したものをPTW−S1とした。これを下記表
1に示す割合で用い、上記実施例と同様にして試験片
を得た。これらの試験片についても、上記実施例と同様
の試験を行なった。
【0043】得られた結果を表1に併せて示す。
【0044】
【表1】
【0045】また、上記実施例、比較例1及び比較例
2の試験片につき、長期耐熱耐久性を評価するために、
120℃の耐熱エージングによる引張強度の保持率
(%)を測定した。各試験片のエージング時間と引張強
度の保持率との関係を図1に示す。
【0046】実施例及び比較例 上記実施例で用いたPC樹脂とポリブチレンテレフタレ
ート〔以下「PBT」という、ジュラネックス200
2、極限粘度1.07、ポリプラスチックス(株)製〕
とを、下記表2に示す配合割合でV型ブレンダーにより
混合し、上記実施例と同様にシリンダー温度260℃で
ペレット化した。得られたペレットを射出成形(シリン
ダー温度270℃、金型温度80℃)した。これらの試
験片についても、上記と同様の試験を行ない、得られた
結果を表2に併せて示す。
【0047】
【表2】
【0048】実施例及び比較例 上記実施例で用いたPC樹脂とABS樹脂〔スタイラッ
ク191、旭化成工業(株)製〕とを、下記表3に示す
割合で用い、上記実施例と同様の方法でペレット化
し、同様の評価を行なった。得られた結果を表3に併せ
て示す。
【0049】
【表3】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1、比較例1及び比較例2で得られた
試験片のエージング時間と引張強度の保持率との関係を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−86650(JP,A) 特開 平3−134054(JP,A) 特開 平4−198275(JP,A) 特開 平2−182713(JP,A) 特開 平3−247670(JP,A) 特開 平5−112710(JP,A) 特開 平5−117504(JP,A) 特開 平5−179126(JP,A) 特公 昭57−26612(JP,B2) 特公 平2−18339(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂組成物100重量部当たり、 (A)ポリカーボネート樹脂又はポリカーボネート樹脂
    と他の熱可塑性樹脂との混合樹脂40〜98.95重量
    部、 (B)チタン酸カリウムウィスカー1〜50重量部並び
    に (C)分子鎖中にSiH基を有する環状オルガノポリシ
    ロキサン0.05〜10重量部を配合してなることを特
    徴とするポリカーボネート系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 樹脂組成物100重量部当たり、 (A)ポリカーボネート樹脂又はポリカーボネート樹脂
    と他の熱可塑性樹脂との混合樹脂40〜98.95重量
    (B)チタン酸カリウムウィスカー1〜50重量部並び
    (C)分子鎖中にSiH基を有する環状オルガノポリシ
    ロキサン0.05〜10重量部 が配合された樹脂組成物
    であって、(B)成分のチタン酸カリウムウィスカー
    配合前に(C)成分の分子鎖中にSiH基を有する環状
    オルガノポリシロキサンにより表面処理されたものであ
    ることを特徴とするポリカーボネート系樹脂組成物。
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