JP2629694B2 - 遅延回路及び光ディスク再生装置 - Google Patents
遅延回路及び光ディスク再生装置Info
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- JP2629694B2 JP2629694B2 JP62044412A JP4441287A JP2629694B2 JP 2629694 B2 JP2629694 B2 JP 2629694B2 JP 62044412 A JP62044412 A JP 62044412A JP 4441287 A JP4441287 A JP 4441287A JP 2629694 B2 JP2629694 B2 JP 2629694B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は1次の位相等化器の特性を有する遅延回路
に関する。
に関する。
この発明は低域ではベース接地アンプとして働き、高
域ではエミッタ接地アンプとして働くようにするととも
に電流入力、電流出力の構成とした遅延回路であって、
構成を非常に簡単にできるようにしたものである。
域ではエミッタ接地アンプとして働くようにするととも
に電流入力、電流出力の構成とした遅延回路であって、
構成を非常に簡単にできるようにしたものである。
光学式ビデオディスク再生装置において、レーザーに
よりディスクからRF信号を読み取る場合、受光部には4
分割フォトダイオードが用いられる(特開昭50−104539
号公報(特公昭57−12188号公報)及び特開昭51−14165
1号公報(特公昭60−48949号公報)参照)。
よりディスクからRF信号を読み取る場合、受光部には4
分割フォトダイオードが用いられる(特開昭50−104539
号公報(特公昭57−12188号公報)及び特開昭51−14165
1号公報(特公昭60−48949号公報)参照)。
第5図は、この読み取り装置部分の概要を示すもの
で、A,B,C,Dはそれぞれフォトダイオードで、ディスク
再生時、ピットの進行方向に対し、図のようにフォトダ
イオードC,Dが、フォトダイオードA,Bに対して進んだ状
態で配されている。
で、A,B,C,Dはそれぞれフォトダイオードで、ディスク
再生時、ピットの進行方向に対し、図のようにフォトダ
イオードC,Dが、フォトダイオードA,Bに対して進んだ状
態で配されている。
この場合、フォトダイオードCとDの受光出力の和SC
+SDを加算器(1)から得、また、フォトダイオードA
とBの受光出力の和SA+SBを加算器(2)から得、これ
ら加算器(1)と(2)の和SA+SB+SC+SDを加算器
(3)から得て、この加算器(3)の出力を再生RF出力
信号とし、これを信号処理回路に供給してビデオ信号を
再生する。
+SDを加算器(1)から得、また、フォトダイオードA
とBの受光出力の和SA+SBを加算器(2)から得、これ
ら加算器(1)と(2)の和SA+SB+SC+SDを加算器
(3)から得て、この加算器(3)の出力を再生RF出力
信号とし、これを信号処理回路に供給してビデオ信号を
再生する。
また、レーザー光のディスク上でのフオーカスがジャ
ストフォーカスの場合には、この4分割ダイオード上の
反射ビームの投影像は、図中、実線(7)で示すように
真円状になるが、ジャストフォーカスの前後では破線の
ように楕円状になるようにされていることから、この性
質を用いてフォーカス制御用の信号を得ることができ
る。
ストフォーカスの場合には、この4分割ダイオード上の
反射ビームの投影像は、図中、実線(7)で示すように
真円状になるが、ジャストフォーカスの前後では破線の
ように楕円状になるようにされていることから、この性
質を用いてフォーカス制御用の信号を得ることができ
る。
すなわち、フォトダイオードBとDの受光出力の和SB
+SDを加算器(4)から得、また、フォトダイオードA
とCの受光出力の和SA+SCを加算器(5)から得、これ
ら加算器(4)及び(5)の出力を減算器(6)に供給
して、これよりフォーカス制御用エラー信号を得る。
+SDを加算器(4)から得、また、フォトダイオードA
とCの受光出力の和SA+SCを加算器(5)から得、これ
ら加算器(4)及び(5)の出力を減算器(6)に供給
して、これよりフォーカス制御用エラー信号を得る。
ところで、4分割ダイオードA,B,C,Dは前述したよう
にピットの進行方向に対して配設されているので、ダイ
オードA,BとC,Dとでは再生出力の取出しに時間差が生じ
る。この時間差は記録周波数が高いほど、また、ピット
の移動速度が速いほど再生RF出力のS/Nの劣化となって
影響する。
にピットの進行方向に対して配設されているので、ダイ
オードA,BとC,Dとでは再生出力の取出しに時間差が生じ
る。この時間差は記録周波数が高いほど、また、ピット
の移動速度が速いほど再生RF出力のS/Nの劣化となって
影響する。
すなわち、記録周波数が低いとき、あるいは再生時の
ピットの移動速度が遅いときは、第6図Aに示すよう
に、再生出力は比較的長い長円のピットからのピックア
ップ出力と等価となり、フォトダイオードA,Bとフォト
ダイオードC,Dとで再生時間差があってもその時間差の
影響は少ない。
ピットの移動速度が遅いときは、第6図Aに示すよう
に、再生出力は比較的長い長円のピットからのピックア
ップ出力と等価となり、フォトダイオードA,Bとフォト
ダイオードC,Dとで再生時間差があってもその時間差の
影響は少ない。
一方、記録周波数が高いとき、あるいは再生時のピッ
ト移動速度が速いときには、第6図Bに示すように再生
出力は比較的短い長円のピットからのピックアップ出力
と等価となり、フォトダイオードA,Bとフォトダイオー
ドC,Dとの再生時間差はS/Nに大きく影響する。
ト移動速度が速いときには、第6図Bに示すように再生
出力は比較的短い長円のピットからのピックアップ出力
と等価となり、フォトダイオードA,Bとフォトダイオー
ドC,Dとの再生時間差はS/Nに大きく影響する。
例えば記録信号のFM変調キャリア周波数が8MHzとされ
ている場合において、10MHzのところではダイオードA,B
の出力とダイオードC,Dの出力とは90゜の位相差を有す
るものとなる。
ている場合において、10MHzのところではダイオードA,B
の出力とダイオードC,Dの出力とは90゜の位相差を有す
るものとなる。
そこで、第7図に示すようにSA+SB+SC+SDからなる
RF信号を得る場合、和SC+SDを遅延回路(8)を介して
加算器(9)に供給して、和SA+SBと加算する。
RF信号を得る場合、和SC+SDを遅延回路(8)を介して
加算器(9)に供給して、和SA+SBと加算する。
この場合、遅延回路(8)としては第8図に示すよう
に低周波では遅延量0で、高周波になるに従って−180
゜となるようなもので、かつ、前述のキャリア周波数で
あれば10MHzのところで遅延量が−90゜となるような特
性が好ましい。
に低周波では遅延量0で、高周波になるに従って−180
゜となるようなもので、かつ、前述のキャリア周波数で
あれば10MHzのところで遅延量が−90゜となるような特
性が好ましい。
なお、この遅延回路(8)は、ディスクを線速度一定
で回転させる場合には外周部分でも内周部分でも挿入し
た方が良いが、角速度一定で回転させる場合には内周側
では遅延回路(8)は挿入させるが、外周側ではピット
の長さが長くなるから遅延回路(8)は挿入しなくても
よい。
で回転させる場合には外周部分でも内周部分でも挿入し
た方が良いが、角速度一定で回転させる場合には内周側
では遅延回路(8)は挿入させるが、外周側ではピット
の長さが長くなるから遅延回路(8)は挿入しなくても
よい。
第9図は第7図の具体的回路例で、これは電流入力
(SC+SD)を電圧に変換してから遅延回路を通し、それ
を再び電流に直して、電流入力(SA+SB)と加算すると
いうものである。
(SC+SD)を電圧に変換してから遅延回路を通し、それ
を再び電流に直して、電流入力(SA+SB)と加算すると
いうものである。
すなわち、入力端子(11)を通じて和の信号SC+SD
(電流入力)がトランジスタ(12)のベースに供給さ
れ、そのコレクタ及びエミッタに電圧出力として取り出
される。そして、この入力信号の低域成分はトランジス
タ(12)のエミッタ側より抵抗(13)を介してトランジ
スタ(14)のベースに供給される。一方、入力信号の高
域成分はトランジスタ(12)のコレクタ側よりコンデン
サ(15)を介して遅延され、スイッチング用のトランジ
スタ(16)を介してトランジスタ(14)のベースに供給
され、低域成分と加算される。トランジスタ(16)は前
述したように、遅延回路を挿入するときオン、挿入しな
いときオフとされ、そのためのスイング制御信号が端子
(17)よりこのトランジスタ(16)のベースに供給され
る。
(電流入力)がトランジスタ(12)のベースに供給さ
れ、そのコレクタ及びエミッタに電圧出力として取り出
される。そして、この入力信号の低域成分はトランジス
タ(12)のエミッタ側より抵抗(13)を介してトランジ
スタ(14)のベースに供給される。一方、入力信号の高
域成分はトランジスタ(12)のコレクタ側よりコンデン
サ(15)を介して遅延され、スイッチング用のトランジ
スタ(16)を介してトランジスタ(14)のベースに供給
され、低域成分と加算される。トランジスタ(16)は前
述したように、遅延回路を挿入するときオン、挿入しな
いときオフとされ、そのためのスイング制御信号が端子
(17)よりこのトランジスタ(16)のベースに供給され
る。
トランジスタ(14)よりの遅延された高域と低域との
加算出力はトランジスタ(18)のエミッタに供給され
る。
加算出力はトランジスタ(18)のエミッタに供給され
る。
一方、和の信号SA+ABが入力端子(19)よりトランジ
スタ(20)のベース−エミッタを通じてトランジスタ
(18)のエミッタに供給され、トランジスタ(14)より
の加算出力と加算される。この加算出力は、このトラン
ジスタ(18)のエミッタ−コレクタを介し、トランジス
タ(21)のベース−エミッタを介して出力端子(22)に
導出される。
スタ(20)のベース−エミッタを通じてトランジスタ
(18)のエミッタに供給され、トランジスタ(14)より
の加算出力と加算される。この加算出力は、このトラン
ジスタ(18)のエミッタ−コレクタを介し、トランジス
タ(21)のベース−エミッタを介して出力端子(22)に
導出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のように、一般には、入力信号の高域成分は遅延
し、低域成分は遅延しないような特性を有する遅延回路
を考えた場合、電流入力を一旦電圧に変換した後、高域
成分を遅延し、その後再び低域成分と加算して電流出力
に変換するという構成を採っているので、構成が比較的
複雑になる。
し、低域成分は遅延しないような特性を有する遅延回路
を考えた場合、電流入力を一旦電圧に変換した後、高域
成分を遅延し、その後再び低域成分と加算して電流出力
に変換するという構成を採っているので、構成が比較的
複雑になる。
この発明はこの点を改善したものである。
この発明においては、第1図に示すようにトランジス
タ(31)のエミッタを第1の抵抗(32)と第1のコンデ
ンサ(33)を介して接地し、上記エミッタを第2の抵抗
(34)を介して信号入力端子(35)に接続し、トランジ
スタ(31)のベースを第2のコンデンサ(36)を介して
信号入力端子(35)に接続するとともに第3の抵抗(3
7)を介して電源(38)に接続し、トランジスタ(31)
のコレクタを信号出力端子(39)に接続した遅延回路を
提供する。
タ(31)のエミッタを第1の抵抗(32)と第1のコンデ
ンサ(33)を介して接地し、上記エミッタを第2の抵抗
(34)を介して信号入力端子(35)に接続し、トランジ
スタ(31)のベースを第2のコンデンサ(36)を介して
信号入力端子(35)に接続するとともに第3の抵抗(3
7)を介して電源(38)に接続し、トランジスタ(31)
のコレクタを信号出力端子(39)に接続した遅延回路を
提供する。
また、本発明によれば、上記の遅延回路を光学式ビデ
オディスク再生装置の受光部に使われた、4分割受光素
子(フォトダイオード)を形成する4つの受光素子の中
の一対の受光素子からの出力と、他の対の受光素子から
の出力の間の時間差を補正するための信号遅延手段とし
て用いることを提供する。
オディスク再生装置の受光部に使われた、4分割受光素
子(フォトダイオード)を形成する4つの受光素子の中
の一対の受光素子からの出力と、他の対の受光素子から
の出力の間の時間差を補正するための信号遅延手段とし
て用いることを提供する。
第1図の回路は、入力が低減のときは抵抗(34)側を
介してエミッタに入力され、ベース接地アンプとして働
き、入力が高域のときは、コンデンサ(36)を介してベ
ースに入力され、エミッタ接地アンプとして働く。した
がって、低域で0゜で、高域で−180゜となる1次の位
相等化器の特性を有する遅延回路を電流入力、電流出力
の形で実現できる。
介してエミッタに入力され、ベース接地アンプとして働
き、入力が高域のときは、コンデンサ(36)を介してベ
ースに入力され、エミッタ接地アンプとして働く。した
がって、低域で0゜で、高域で−180゜となる1次の位
相等化器の特性を有する遅延回路を電流入力、電流出力
の形で実現できる。
以上のことをさらに説明する。
抵抗(32)の値をR1、抵抗(34)の値をR2、抵抗(3
7)の値をR3、コンデンサ(36)の容量をCとすると、
トランジスタ(31)を理想的と考えれば、第1図の等価
回路は第2図のようになる。ここで、アンプ(30)は入
力インピーダンスZi=∞、出力インピーダンスZo=0、
利得G=1である。
7)の値をR3、コンデンサ(36)の容量をCとすると、
トランジスタ(31)を理想的と考えれば、第1図の等価
回路は第2図のようになる。ここで、アンプ(30)は入
力インピーダンスZi=∞、出力インピーダンスZo=0、
利得G=1である。
そして、この等価回路から次の3式が成り立つ。
すなわち、入力電流をIi、出力電流をIo、抵抗R1を流
れる電流をI1、抵抗R2を流れる電流をI2、コンデンサC
と抵抗R2との接続点の電圧をV1、コンデンサCと抵抗R3
との接続点の電圧をV2とすると、 この方程式を解くと電流ゲインIo/Iiは、 となる。したがって、R3=R1のとき、ゲインの周波数特
性はフラットになり、カットオフ周波数が積CR2で決ま
る1次の位相等化器となる。R3/R1を増減すると高域側
のゲインが変化するので、回路の周波数特性劣化を多少
補正することができる。
れる電流をI1、抵抗R2を流れる電流をI2、コンデンサC
と抵抗R2との接続点の電圧をV1、コンデンサCと抵抗R3
との接続点の電圧をV2とすると、 この方程式を解くと電流ゲインIo/Iiは、 となる。したがって、R3=R1のとき、ゲインの周波数特
性はフラットになり、カットオフ周波数が積CR2で決ま
る1次の位相等化器となる。R3/R1を増減すると高域側
のゲインが変化するので、回路の周波数特性劣化を多少
補正することができる。
なお、ωc=1/CR2のとき、(4)式は、 となって、入力電流Iiと出力電流Ioとは90゜の位相差を
有することになる。
有することになる。
第3図はこの発明による遅延回路を、前述したレーザ
ーディスクプレーヤのRF信号読み取り装置部分に適用す
る場合の構成例である。
ーディスクプレーヤのRF信号読み取り装置部分に適用す
る場合の構成例である。
すなわち、トランジスタ(40)をベース接地アンプと
して構成し、そのエミッタ側に入力端子(41)及び(4
2)をそれぞれ介してフォトダイオードAの受光出力SA
及びフォトダイオードBの受光出力SBを供給し、このト
ランジスタ(40)のコレクタ側に両出力の加算出力SA+
SBを得、エミッタホロワ構成のトランジスタ(43)のベ
ースに供給する。
して構成し、そのエミッタ側に入力端子(41)及び(4
2)をそれぞれ介してフォトダイオードAの受光出力SA
及びフォトダイオードBの受光出力SBを供給し、このト
ランジスタ(40)のコレクタ側に両出力の加算出力SA+
SBを得、エミッタホロワ構成のトランジスタ(43)のベ
ースに供給する。
また、同様にベース接地アンプの構成とされたトラン
ジスタ(44)のエミッタに、入力端子(45)及び(46)
をそれぞれ通してフォトダイオードCの受光出力SC及び
フォトダイオードDの受光出力SDを供給し、このトラン
ジスタ(44)のコレクタ側に両出力の加算出力SC+SDを
得、これが遅延回路(47)を介してトランジスタ(43)
のベースに供給される。したがって、トランジスタ(4
3)のエミッタには加算出力SA+SBと、加算出力SC+SD
を遅延したものとの加算信号が得られ、これが出力端子
(48)に導出される。
ジスタ(44)のエミッタに、入力端子(45)及び(46)
をそれぞれ通してフォトダイオードCの受光出力SC及び
フォトダイオードDの受光出力SDを供給し、このトラン
ジスタ(44)のコレクタ側に両出力の加算出力SC+SDを
得、これが遅延回路(47)を介してトランジスタ(43)
のベースに供給される。したがって、トランジスタ(4
3)のエミッタには加算出力SA+SBと、加算出力SC+SD
を遅延したものとの加算信号が得られ、これが出力端子
(48)に導出される。
そして、遅延回路(47)として、第1図に示したこの
発明回路を用いる。すなわち、端子(35)をトランジス
タ(44)のコレクタに接続し、端子(39)をトランジス
タ(43)のベースに接続する。
発明回路を用いる。すなわち、端子(35)をトランジス
タ(44)のコレクタに接続し、端子(39)をトランジス
タ(43)のベースに接続する。
このように、ベース接地アンプ(44)のコレクタ側に
電流入力、電流出力の遅延回路(47)を挿入した信号SC
+SDを信号SA+SBとコレクタ加算できるので、回路の素
子数が少なくなり、構成を簡略化できるものである。
電流入力、電流出力の遅延回路(47)を挿入した信号SC
+SDを信号SA+SBとコレクタ加算できるので、回路の素
子数が少なくなり、構成を簡略化できるものである。
第4図はこのRF信号処理回路の具体例の一例の回路図
である。
である。
すなわち、入力端子(51)より和の信号SA+SBがトラ
ンジスタ(52)で構成されるベース接地アンプを通じて
出力段のエミッタホロワアンプを構成するトランジスタ
(53)のベースに供給される。
ンジスタ(52)で構成されるベース接地アンプを通じて
出力段のエミッタホロワアンプを構成するトランジスタ
(53)のベースに供給される。
また、和の信号SC+SDは、入力端子(54)を通じて、
トランジスタ(55)で構成されるベース接地アンプに供
給される。そして、このトランジスタ(55)のコレクタ
側には第1図の遅延回路が接続される。したがって、信
号SC+SDはこの低域では遅延量が小さく、高域では遅延
量が大きくなる特性の遅延回路を介して信号SA+SBと加
算され、その加算信号(電流)がトランジスタ(53)の
ベースに供給され、出力端子(56)に導出される。
トランジスタ(55)で構成されるベース接地アンプに供
給される。そして、このトランジスタ(55)のコレクタ
側には第1図の遅延回路が接続される。したがって、信
号SC+SDはこの低域では遅延量が小さく、高域では遅延
量が大きくなる特性の遅延回路を介して信号SA+SBと加
算され、その加算信号(電流)がトランジスタ(53)の
ベースに供給され、出力端子(56)に導出される。
この例の場合、遅延回路の入力−出力端間にスイッチ
ング用トランジスタ(57)のエミッタ−コレクタ間が接
続され、スイッチ(58)のオン・オフにより遅延回路を
トランジスタ(55)のコレクタ側に挿入するか否かの制
御を行なうようにしている。
ング用トランジスタ(57)のエミッタ−コレクタ間が接
続され、スイッチ(58)のオン・オフにより遅延回路を
トランジスタ(55)のコレクタ側に挿入するか否かの制
御を行なうようにしている。
すなわち、スイッチ(58)がオンであれば、トランジ
スタ(57)はオフとなり、遅延回路が挿入されるが、ス
イッチ(58)がオフであればトランジスタ(57)はオン
となり、トランジスタ(55)のコレクタ出力はこのトラ
ンジスタ(57)を介して信号SA+SBとそのまま加算され
る。つまり、遅延回路はバイパスされることになる。
スタ(57)はオフとなり、遅延回路が挿入されるが、ス
イッチ(58)がオフであればトランジスタ(57)はオン
となり、トランジスタ(55)のコレクタ出力はこのトラ
ンジスタ(57)を介して信号SA+SBとそのまま加算され
る。つまり、遅延回路はバイパスされることになる。
スイッチ(58)は前述もしたように、ディスクの再生
速度が線速度一定の場合には、常にオンとされ、ディス
クの再生速度が角速度一定の場合にはディスクの内周側
ではオン、外周側ではオフとされる。
速度が線速度一定の場合には、常にオンとされ、ディス
クの再生速度が角速度一定の場合にはディスクの内周側
ではオン、外周側ではオフとされる。
第4図の例においては、実験によればスイッチ(58)
をオンにしたとき、トランジスタ(53)のベース側にお
いて加算される信号SA+SBと信号SC+SDとの10MHzでの
位相差は91.8゜であり、スイッチ(58)をオフにしたと
きのそれは3.1゜であった。
をオンにしたとき、トランジスタ(53)のベース側にお
いて加算される信号SA+SBと信号SC+SDとの10MHzでの
位相差は91.8゜であり、スイッチ(58)をオフにしたと
きのそれは3.1゜であった。
なお、以上の例は、光学式ビデオディスクからの再生
RF信号読み取り装置にこの発明を使用した場合である
が、この発明はオーディオ用コンパクトディスクやその
他の種々の用途に使用可能であることは言うまでもな
い。
RF信号読み取り装置にこの発明を使用した場合である
が、この発明はオーディオ用コンパクトディスクやその
他の種々の用途に使用可能であることは言うまでもな
い。
この発明は、低域では遅延量が小さく、高域では遅延
量が大きい遅延回路を電流入力、電流出力で構成したも
のであるから、遅延にあたって、電流入力を一旦電圧に
変換して、再び電流出力に変換するような処理は必要な
く、構成が簡単になるものである。
量が大きい遅延回路を電流入力、電流出力で構成したも
のであるから、遅延にあたって、電流入力を一旦電圧に
変換して、再び電流出力に変換するような処理は必要な
く、構成が簡単になるものである。
第1図はこの発明の一例の回路図、第2図はその等価回
路図、第3図はこの発明の使用例の一例の回路図、第4
図は第3図の具体例の一例の回路図、第5図は光学的読
み取り装置の回路図、第6図は読み取り出力のタイミン
グ説明図、第7図はこの発明が使用されるRF信号処理回
路のブロック図、第8図はこの発明で要求される遅延特
性の一例を説明するための図、第9図は第7図の考えら
れる具体回路例を示す図である。 (31)はトランジスタ、(32)は第1の抵抗、(33)は
第1のコンデンサ、(34)は第2の抵抗、(35)は信号
入力端子(36)は第2のコンデンサ、(37)は第3の抵
抗、(38)は直流電源、(39)は信号出力端子である。
路図、第3図はこの発明の使用例の一例の回路図、第4
図は第3図の具体例の一例の回路図、第5図は光学的読
み取り装置の回路図、第6図は読み取り出力のタイミン
グ説明図、第7図はこの発明が使用されるRF信号処理回
路のブロック図、第8図はこの発明で要求される遅延特
性の一例を説明するための図、第9図は第7図の考えら
れる具体回路例を示す図である。 (31)はトランジスタ、(32)は第1の抵抗、(33)は
第1のコンデンサ、(34)は第2の抵抗、(35)は信号
入力端子(36)は第2のコンデンサ、(37)は第3の抵
抗、(38)は直流電源、(39)は信号出力端子である。
Claims (2)
- 【請求項1】トランジスタのエミッタを第1の抵抗と第
1のコンデンサを介して接地し、 上記エミッタを第2の抵抗を介して信号入力端子に接続
し、 上記トランジスタのベースを第2のコンデンサを介して
上記信号入力端子に接続するとともに第3の抵抗を介し
て電源端子に接続し、 上記トランジスタのコレクタを信号出力端子とした 遅延回路。 - 【請求項2】4分割受光素子と、 光ディスクに刻まれたピットの進行方向に対して垂直な
軸で分割された上記4分割受光素子の一対の受光素子の
一方の出力を遅延させる遅延手段と、 該遅延手段からの出力と、上記4分割受光素子の一対の
受光素子の他方の出力とを加算する加算手段と、 を備えた光ディスク再生装置であって、 上記遅延手段として、 トランジスタのエミッタを第1の抵抗と第1のコンデン
サを介して接地し、 上記エミッタを第2の抵抗を介して信号入力端子に接続
し、 上記トランジスタのベースを第2のコンデンサを介して
上記信号入力端子に接続するとともに第3の抵抗を介し
て電源端子に接続し、 上記トランジスタのコレクタを信号出力端子とした 遅延手段を用いた光ディスク再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62044412A JP2629694B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 遅延回路及び光ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP62044412A JP2629694B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 遅延回路及び光ディスク再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63211911A JPS63211911A (ja) | 1988-09-05 |
JP2629694B2 true JP2629694B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=12690792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62044412A Expired - Fee Related JP2629694B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | 遅延回路及び光ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2629694B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5973836U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-19 | 株式会社東芝 | アクテイブフイルタ |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP62044412A patent/JP2629694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPS63211911A (ja) | 1988-09-05 |
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