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JP2603172Y2 - 屋根材の取付け構造 - Google Patents

屋根材の取付け構造

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Publication number
JP2603172Y2
JP2603172Y2 JP1993028493U JP2849393U JP2603172Y2 JP 2603172 Y2 JP2603172 Y2 JP 2603172Y2 JP 1993028493 U JP1993028493 U JP 1993028493U JP 2849393 U JP2849393 U JP 2849393U JP 2603172 Y2 JP2603172 Y2 JP 2603172Y2
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JP
Japan
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roofing material
plate
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mounting structure
receiving means
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JP1993028493U
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Inventor
宏夫 木村
常治 市川
Original Assignee
日本成型エンジニアリング株式会社
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は形板などの板状屋根材
を葺き込み構造、特に板状屋根材を、その側縁に沿って
屈曲させ、この屈曲されている板状屋根材の側縁部を、
この板状屋根材の取付け手段である屋根材受け手段と吊
子との間に設けられる空所に入れ込むことによって、葺
き込まれる板状屋根材の取付け縁を確実に係合し、しか
も、葺かれる板状屋根材と吊子との間に生ずる毛細管現
象に伴う雨水の浸入を防止するようにした屋根材の取付
け構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】形板などの板状屋根材101を梁などに
敷き並べて屋根葺きをなす、例えば折版屋根などにおい
ては、図12で示されるようにして板状屋根材101を
タイトフレーム102に溶接した受け金具103に取付
けていた。即ち、板状屋根材101の起立状態にある側
縁部をタイトフレーム102に沿うようにして、該側縁
部の上部側にある屈曲部101aから斜上する傾斜部1
01bを前記受け金具103の傾斜部103aに添装
し、且つ該傾斜部101bから略水平の向きに延設され
ている板状屋根材101の側縁部101cを、前記受け
金具103の天板部103bに添装した状態で、これ
に、前記の受け金具103と略同形状をなす吊子104
を添装すると共に、この吊子104を前記受け金具10
3にボルト105を用いて締めつけることによって、前
記板状屋根材101を前記受け金具103と該吊子10
4との間に挾持するようになし、更に、前記の屈曲部1
01aを用いて、カバーキャップ106を当該板状屋根
材101の取付け部上を覆うように装着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かゝる
屋根材の取付け手法においては、取付けられた板状屋根
材101に対し、図12の矢印Pの向きで力が作用した
場合、当該板状屋根材101の側縁部101cの端部
が、起立状態にある吊子104の内面に当接すると同時
に、当該板状屋根材101の屈曲部101aの屈曲部内
面に受け金具103における傾斜板部103aの端部が
当接することゝなり、この矢印Pの向きに力が加わるこ
とに伴う取付け上での不都合を生ずることがない反面、
図12に示す矢印Y及び矢印Xの方向に力が作用した場
合、この取付け状態にある板状屋根材101が前記の受
け金具103と吊子104との間から容易に抜け出す不
都合を有していた。
【0004】即ち、葺き込まれている屋根面に対して雪
が降り積るなどして、この屋根面を構成する板状屋根材
101に矢印Xの方向の力が作用した場合、この矢印X
の方向に作用する力が、該板状屋根材101に対して作
用している前記受け金具103と吊子104とが作り出
している挾持力を越えることによって、当該板状屋根材
101は、前記受け金具103と吊子104とが構成し
ている挾持部分から抜け出すことゝなる。又、同様に、
構成されている板状屋根材101が風などで煽らること
によって、矢印Yの方向を向いた力を受けた場合、この
矢印Yの方向に作用する力が、該板状屋根材101に対
する前記受け金具103と吊子104との挾持力を超え
た場合、当該板状屋根材101は前記と同様に受け金具
103と吊子104とが構成している挾持部分から抜け
出すことゝなる。
【0005】更に、かゝる図12に示されている屋根材
の取付け手法においては、板状屋根材101を止着する
手段としての吊子104が、この板状屋根材101の面
に密着した構成としてある。即ち、この吊子104と板
状屋根材101並びに受け金具103とを互に密着した
状態とすることによって、当該板状屋根材101を吊子
104と、受け金具103とによって挾持する構成とし
てある。この結果、板状屋根材101に降り、あるいは
結着し、あるいは、この板状屋根材101の面を流れる
雨、水などが、この板状屋根材101と吊子104との
間の隙間を毛細管現象によって浸み入り、板状屋根材1
01の取付け部、特にボルト105の挿通部分から漏れ
入る不都合があった。
【0006】本考案は、かゝる従前における屋根材の取
付け構造における不都合に鑑み、取りつけられている板
状屋根材に対して、降雪などに伴う垂直又は斜下方に向
けた荷重の付加、あるいは風の煽りなどに伴う上方又は
斜上方に向けた力が作用した場合にも、取付けられた板
状屋根材が取付け部から外れることが無く、しかも当該
板状屋根材の取付け部分においても毛細管現象に伴う雨
水などの浸み入りの無い屋根材の取付け構造の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る屋根材の取
付け構造は、叙上の目的を達成するものとして、請求項
1の考案に係る屋根材の取付け構造を、梁1’などの横
架材1に固着されているタイトフレーム4と、このタイ
トフレーム上に固着されている受け金具5とで構成され
ている屋根材受け手段Aと、この受け金具5に止着され
て該受け金具5との間で、形板2’などの板状屋根材2
を挾みつける吊子3とを有し、この受け金具5と、吊子
3との間に設けられている空所Bに、板状屋根材2の屈
曲部を有する側縁部2gが入れ込まれている構成として
いる。
【0008】次いで請求項2の考案に係る屋根材の取付
け構造では、前記請求項1の考案に係る屋根材の取付け
構造において、屋根材受け手段Aにおける受け金具5と
吊子3との間に設けられている空所Bが、該受け金具5
に接している吊子3の面の一部を上方に向けて凹状に凹
ませて構成されている屋根材の取付け構造としてある。
【0009】次いで請求項3の考案に係る屋根材の取付
け構造では、前記請求項1の考案に係る屋根材の取付け
構造において、屋根材受け手段Aにおける受け金具5と
吊子3との間に設けられている空所Bが、該吊子3に接
している受け金具5の面の一部を下方に向けて凹状に凹
ませて構成されている屋根材の取付け構造としてある。
【0010】次いで請求項4の考案に係る屋根材の取付
け構造では、前記請求項1の考案に係る屋根材の取付け
構造において、屋根材受け手段Aにおける受け金具5と
吊子3との間に設けられている空所Bが、この互に接し
ている受け金具5と吊子3の面の対向している一部の面
部を、該受け金具5では下方に向けて凹状に凹ませ、且
つ該吊子3では上方の向けて凹状に凹ませて構成されて
いる屋根材の取付け構造としてある。
【0011】次いで請求項5の考案に係る屋根材の取付
け構造では、前記請求項1の考案に係る屋根材の取付け
構造において、屋根材受け手段Aにおける受け金具5と
吊子3との間に設けられている空所Bに入れ込まれてい
る板状屋根材2の屈曲部を有する側縁部2gが、この空
所Bの内面に係合可能とされている屋根材の取付け構造
としてある。
【0012】
【作用】形板2’などの板状屋根材2が吊子3と、屋根
材受け手段Aとの間で挾みつけられていると共に、この
屋根材受け手段Aと、吊子3との間に構成される空所B
に、前記板状屋根材2における屈曲部を有する該板状屋
根材2の側縁部2gが入り込まれていることから、この
板状屋根材2に対し、垂直の上下方向、斜下方向あるい
は斜上方などに外力が作用した際に、該板状屋根材2に
おける側縁部2gが、前記の屋根材受け手段Aと吊子3
との間に構成されている空所Bの内面に係合することゝ
なり、該板状屋根材2が、該屋根材受け手段Aと吊子3
との間で継続的に挾持される。
【0013】形板2’などの板状屋根材2が吊子3と、
屋根材受け手段Aとの間で挾みつけられていると共に、
この屋根材受け手段Aと、吊子3との間に構成される空
所Bに、前記板状屋根材2における屈曲部を有する該板
状屋根材2の側縁部2gが入り込まれていることから、
板状屋根材2と吊子3との密着を該空所Bにおいて遮断
又は中断状態とすることが可能であり、該空所Bに毛細
管現象による雨水などの浸入の遮断又は中断の機能をも
たらすことができる。
【0014】
【実施例】以下、本考案に係る典型的な屋根材の取付け
構造の各実施例について説明する。図1〜図6は第1実
施例に係る屋根材の取付け構造を示すものであって、図
1は形板2’などの板状屋根材2を一部葺いた状態の屋
根部分の要部を示すものであり、図2は、この板状屋根
材2を吊子3を用いて取付ける状態の要部を斜視で示
し、図3は、これを断面として示している。又、図4
は、板状屋根材2を屋根材受け手段Aに対して吊子3を
用いて取付けた後、カバーキャップ6を装着した状態の
要部を斜視で示し、図5は、これを断面として示してい
る。更に、図6は、取付けられている板状屋根材2に対
し風などの煽りに伴う外力が作用した状態が理解され易
いように、当該板状屋根材2の取付け部分の要部を断面
で示している。図7は、第2実施例に係る屋根材の取付
け構造を示すものであって、板状屋根材2の取付け部分
の要部を断面で示している。図8は、第3実施例に係る
屋根材の取付け構造を示すものであって、板状屋根材2
の取付け部分の要部を同様に断面として示している。図
9〜図11は第4実施例に係る屋根材の取付け構造を示
すものであって、板状屋根材2を屋根材受け手段Aとの
間で挾持状態に止着する手段としての吊子3を、この屋
根材受け手段Aに起立状態に設けたボルト7Aに被着状
態に止着したものであって、図9は、屋根材受け手段A
に対して板状屋根材2を添装し、これに吊子3を止着す
る前の状態を示しており、図10は、筒状の取付け手段
9を用いて、吊子3をボルト7Aに止着する状態を、
又、図11は、この取付け手段9によって吊子3をボル
ト7Aに止着した状態を示している。
【0015】先ず図1〜図6に示す第1実施例に係る屋
根材の取付け構造について説明する。
【0016】こゝで用いられる屋根材は、溝板などを含
む各種の断面形状からなる形板2’などを典型例とする
板状屋根材2であって、例えば型付け鋼坂などが用いら
れる。又、こゝで用いられる板状屋根材2は、独立した
一個の谷(又は山)のみを有するものであっても良く、
2個以上の谷(又は山)を有する構成のものであっても
良い。かゝる板状屋根材2における谷部2bから傾斜状
に起立する傾斜部2cの比較的上部に、屈曲部2dによ
って段差状に上部傾斜部2eを、前記谷部2bの側に突
き出すように、且つ前記の傾斜部2cと略平行となるよ
うに設けてあると共に、この上部傾斜部2eの上端から
側方に向けて略水平の向きに該板状屋根材2の張出し部
2fが設けてある。そして、この張出し部2fは、その
側縁部2gが屈曲部分として構成されており、屈曲部2
hによって折り返えされることで所定の間隔を隔てゝ対
設されている上部側縁部2g’と、下部側縁部2g”と
によって該側縁部2gが構成されている。
【0017】かゝる板状屋根材2を支承する屋根材受け
手段Aは、通例H型鋼などを用いて構成される梁1’な
どの横架材1の上面に溶着されるタイトフレーム4と、
このタイトフレーム4上に溶着される受け金具5とで構
成されている。こゝで用いられるタイトフレーム4は、
上部側の傾斜を緩やかに構成した変形した2段状の台形
々状とされている。又、受け金具5は、前記のタイトフ
レーム4の頂端の水平フレーム部4a上に支承される底
板部5aと、この底板部5aの両側から起立している垂
直板部5b、5bと、この垂直板部5bの上端から側方
に延びる天板部5cと、この天板部5cの側端から下方
に傾斜する傾斜板部5dとよりなり、略左右対象の形状
とされており、前記底板部5aにおいて前記タイトフレ
ーム4の水平フレーム部4aに溶着されている。
【0018】かくして構成される屋根材受け手段Aに、
前記の板状屋根材2を取付ける。この屋根材受け手段A
に取付けられる板状屋根材2は、この屋根材受け手段A
のタイトフレーム4に板状屋根材2の外方に傾斜部2c
を沿わせると共に、屈曲部2dの前方に受け金具5の傾
斜板部5dの先端が位置づけられるようにして上部傾斜
部2eを受け金具5の傾斜板部5dに沿わせ、且つ張出
し部2fを受け金具5の天板部5cに沿わせた状態で、
この板状屋根材2上に吊子3を添装して、この吊子3
と、前記受け金具5との間で該板状屋根材2を止着する
構成としてある。
【0019】こゝで用いられる吊子3は、前記の受け金
具5と共に板状屋根材2を挾持する構成としてあり、こ
の受け金具5の前記底板部5aに密着して添装される底
板部3aと、前記受け金具5の垂直板部5bに沿って起
立する垂直板部3bと、この垂直板部5bに沿って起立
している垂直板部3bから更に上方に突き出す上部垂直
板部3b’と、この上部垂直板部3b’から側方に屈曲
して延びる上部天板部3c’と、この上部天板部3c’
から前記受金具5の天板部5c上にある板状屋根材2の
側に向って垂下する側部垂直板部3dと、この側部垂直
板部3dから更に前記板状屋根材2の張出し部2fに沿
って側方に延びる天板部3cと、この天板部3cから前
記受け金具5上にある板状屋根材2の上部傾斜部2eに
沿って延びる傾斜板部3eとで構成されており、略左右
が対象の構成とされており、前記上部垂直板部3b’
と、上部天板部3c’と、側部垂直板部3dとの間で上
方に凹む凹所が形成されている。
【0020】叙上構成からなるタイトフレーム4に設け
られている受け金具5に対して前記構成の板状屋根材2
を添装し、これに前記構成の吊子3を添装し、受け金具
5の傾斜板部5dと、板状屋根材2の上部傾斜部2e
と、吊子3の傾斜板部3eなどが密着した状態とする。
かゝる構成からなるタイトフレーム4と、受け金具5
と、吊子3とに連通する穴4b、5e、3fが夫々連通
するように設け、受け金具5の穴5eを雌ネジ穴とし
て、これに座金8を組み付けて鍔付きボルト7を螺挿す
ることで、板状屋根材2を受け金具5との間で挾持する
吊子3を該受け金具5に締着している。
【0021】又、叙上の受け金具5の天板部5cと、吊
子3における上部垂直板部3b’、上部天板部3c’、
側部垂直板部3dとが構成する前記上方に凹む凹所との
間に構成される空所Bに、前記の板状屋根材2の張出し
部2fにある側縁部2gが収まる構成としてある。この
結果、該空所Bの天板部5cに、該板状屋根材2の下部
側縁部2g”が沿わせられると共に、吊子3の上部垂直
板部3b’の内側の面に屈曲部2hが接し、且つ吊子3
の上部天板部3c’の内側の面に上部側縁部2g’が接
した状態とされ、この板状屋根材2における上部側縁部
2g’の先端が吊子3の前記側部垂直板部3dの内面に
当接可能の構成とされている。
【0022】かくして構成される板状屋根材2の取付け
面に対し、カバーキャップ6を該取付け面を跨がるよう
に取付ける。このカバーキャップ6は、鋼板などのよう
に弾性変形可能な素材からなっており、例えばハウス形
状の断面としてあり、その両側縁に夫々向き合う側に向
けて屈曲した後、折り返えされて構成される係合屈曲部
6aが設けられており、このカバーキャップ6の両側に
ある係合屈曲部6aを前記板状屋根材2における夫々の
屈曲部2dに引っかけることによって、このカバーキャ
ップ6を板状屋根材2の夫々の屈曲部2d、2d間に亘
って弾性状態に止着する。
【0023】かくして構成される屋根材の取付け構造に
おいては、例えば図6に示すように、取付けられている
板状屋根材2が風などで煽られることによって矢印Yの
方向に移動された場合においても、屋根材受け手段Aを
構成する受け金具5と、吊子3との間に構成されている
空所Bに入り込まれている板状屋根材2の屈曲部を有す
る側縁部2gが、この空所Bを構成している部材の内壁
面、この場合においては、板状屋根材2の上部側縁部2
g’の先端が吊子3の側部垂直板部3dの内面に当設す
ることによって、この矢印Yの方向に板状屋根材2が移
動された際にあっても、この板状屋根材2に対する前記
吊子3と屋根材受け手段Aとによる係止状態が維持され
る。
【0024】次いで、図6に示す矢印Xの方向に板状屋
根材2に力が作用した場合、例えば、板状屋根材2の面
に雪が降り積った状態で、この板状屋根材2に対して、
下方に向けた力が作用した場合においても前記と同様
に、屋根材受け手段Aと、受け金具5との構成する空所
Bに入り込まれている板状屋根材2の屈曲部を有する側
縁部2gが該空所B内で引っかゝり可能とされており、
前記と同様に、図6においては、板状屋根材2の上部側
縁部2g’の先端が吊子3の側部垂直板部3dの内面に
当接可能に構成してあり、仮に、矢印Xの方向に向けて
板状屋根材2に力が作用した場合においても、この板状
屋根材2に対する前記吊子3と屋根材受け手段Aとによ
る係止状態が維持される。
【0025】又、図6において、板状屋根材2に対して
矢印Pの方向の力が作用した場合においても、この板状
屋根材2の側縁部2gを構成する屈曲部2hが、空所B
を構成する吊子3の上部垂直板部3h’に当接可能とし
てあり、又、この板状屋根材2における屈曲部2dが屋
根受け手段Aを構成する受け金具5の先端に当接可能と
してあり、当該板状屋根材2が矢印Pの方向に移動する
のを阻止できる構成としてある。
【0026】又板状屋根材2に密着して取付けられてい
る吊子3との間に生ずる毛細管現象に伴う雨水などの浸
み入りは、空所Bの存在によって断ち切られた構成とさ
れている。即ち、板状屋根材2の上部傾斜部2eと、吊
子3の傾斜板部3eとの間を毛管現象によって遡ってき
た雨水は、板状屋根材2の張出し部2fにおける吊子3
の天板部3cとが接している部分に向けて毛管現象によ
り誘導されると共に、この板状屋根材2の側縁部2g、
即ち、空所Bに入り込んでいる部分で、この板状屋根材
2と吊子3との間の接触が無くなり、該吊子3の天板部
3cが上方に起立する側部垂直板部3dとされているこ
とから、前記の毛細管現象による雨水の浸み込みが遮断
される構成としてある。
【0027】次いで、図7に示す第2実施例に係る屋根
材の取付け構造について説明する。この図7に示す第2
実施例に係る屋根材の取付け構造においては、前記板状
屋根材2の屈曲した側縁部2gの入れ込まれる空所B
を、屋根材受け手段Aの側に構成した凹所により設ける
ようにしたものであって、受け金具5における天板部5
cを段差上に設け、この天板部5cを上部天板部5c’
と下部天板部5c”とし、段差垂直板部5fを、該上部
天板部5c’と下部天板部5c”との間に構成すると共
に、底板部5aから起立する垂直板部5bを前記の段差
垂直板部5fに相当する間隔だけ前記上部天板部5c’
より下方に設けることによって、この垂直板部5bの側
から側方に向けて順次に立ち上がる段状部を構成してい
る。
【0028】かゝる段状部を有する受け金具5に対して
取付けられる吊子3を、該受け金具5の垂直板部5bに
密着して起立する垂直板部3bと、この垂直板部3bか
ら更に上方に延びる上部垂直板部3b’と、この上部垂
直板部3b’から側方に屈曲して前記受け金具5の上部
天板部5c’にある板状屋根材2の面に延びる天板部3
cと、この天板部3cから、受け金具5の傾斜板部5d
上にある板状屋根材2の面に沿って延びる傾斜板部3e
とを有する構成としてあり、前記受け金具5の下部天板
部5c”、段差垂直板部5fと、吊子の上部垂直板部3
b’、天板部3cとによって空所Bを構成している。
【0029】かゝる構成からなる空所Bに入り込まれる
板状屋根材2の屈曲部を有する側縁部2gは、傾斜状態
に起立されている板状屋根材2の上部傾斜部2eから、
側方に向けて延びる張出し部2fに設けられており、こ
の板状屋根材2fが下方に屈曲された屈曲部2iと、こ
の屈曲部2iから屈曲されて略水平に延びる水平板部2
jと、この水平板部2jの先端で屈曲されて上方に延び
る当接板部2kとで構成されており、この当接板部2k
を吊子3における上部垂直板部3b’に、水平板部2j
を受け金具5の下部天板部5c”に夫々接するようにな
すと共に、前記屈曲部2iと、受け金具5の段差垂直板
部5fとの間に適当な間隔が設けられるようにして該板
状屋根材2の側縁部2gを前記空所B内に収めるように
してある。
【0030】この結果、板状屋根材2に対して図7に示
す矢印X及び矢印Yの方向に力が作用した場合において
も、この板状屋根材2における屈曲部を有している側縁
部2gが、屋根材受け手段Aと吊子3との間に構成され
る空所B内にあって、この側縁部2gにおける屈曲部2
iが、該空所Bを構成する受け金具5の段差垂直板部5
fに当接可能であり、この板状屋根材2に対して図7に
おける矢印X及び矢印Y方向に向けた力が作用しても、
当該板状屋根材2が、前記の屋根材受け手段Aと吊子3
との間での挾持状態を解かれることがない。
【0031】又、この板状屋根材2に対して、図7に示
す矢印Pの方向の力が作用した場合においても、空所B
内にある板状屋根材2の側縁部2gの当接板部2kが、
この空所Bを構成している吊子3の上部垂直板部3b’
の内面に当接可能としてあり、板状屋根材2に対して矢
印Pの方向の力が作用した場合においても該板状屋根材
2の側縁部2gが、この上部垂直板部2b’の面に当接
状態で押しとどまる構成とされている。
【0032】更に、板状屋根材2と吊子3との密着面に
沿って浸み入る雨水などは、この板状屋根材2の屈曲さ
れた側縁部2gが、前記空所B内に入り込まれている状
態において、この板状屋根材2と吊子3との間の毛細管
現象に伴う雨水などの染み入りが遮断または中断される
構成とされている。即ち、図示例においては、吊子3に
沿っていた板状屋根材2が、その屈曲された側縁部2g
にある屈曲部2iによって該吊子3の面から離れること
ゝなり、この吊子3と板状屋根材2との間に生じていた
毛細管現象に伴う雨水の浸み入りが、この部分で遮断さ
れることゝなる。
【0033】尚、この第2実施例に係る屋根材の取付け
構造は、叙上における相違点を除く他の構成が前記第1
実施例に係る屋根材の取付け構造と同一であり、同一の
構成部分については同一の番号を付して説明を省略し
た。
【0034】次いで、図8に示す第3実施例に係る屋根
材の取付け構造について説明する。この図8に示す第3
実施例に係る屋根材の取付け構造においては、屈曲して
いる前記板状屋根材2の側縁部2gの入れ込まれる空所
Bが、屋根材受け手段A及び吊子3の夫々に互に向き合
うように設けられている凹所によって構成されている。
【0035】これを、より具体的に説明すると、受け金
具5における天板部5cを段差状に設け、この天板部5
cを上部天板部5c’と下部天板部5c”とし、この上
部天板部5c’と下部天板部5c”との間を段差垂直板
部5fになすと共に、底板部5aから起立する垂直板部
5bを前記の段差垂直板部5fに相当する間隔だけ前記
上部天板部5c’より下方に設けることによって、底板
部5a、下部天板部5c”、上部天板部5c’を順次
に、垂直板部5b、段差垂直板部5fによって段差状に
構成している。
【0036】かゝる受け金具5に対し、吊子3を、前記
受け金具5の垂直板部5bに密着して起立する垂直板部
3bと、前記垂直板部5bから更に上方に延びる上部垂
直板部3b’と、この上部垂直板部3b’から側方に屈
曲して延びる上部天板部3c’と、この上部天板部3
c’から前記受け金具5の上部天板部5c’上にある板
状屋根材2の側に向って垂下する側部垂直板部3dと、
この側部垂直板部3dから更に前記板状屋根材2の張出
し部2fに沿って側方に延びる天板部3cを有する構成
としてある。
【0037】かゝる構成の受け金具5と、吊子3とが構
成する互に向き合った凹所によって、空所Bが構成され
ている。即ち、受け金具5における段差垂直板部5f及
び下部天板部5c”と、吊子3における上部垂直板部3
b’及び上部天板部3c’並びに側部垂直板部3dとの
間に空所Bが構成されており、この空所B内に屈曲部を
有する板状屋根材2の側縁部2gが収められている。
【0038】かゝる空所Bに収められている板状屋根材
2における側縁部2gは、この板状屋根材2における張
出し部2fの先端側として構成してあり、受け金具5の
上部天板部5c’と吊子3おける天板部3cとの間に挾
持されている張出し部2fから空所B内に付き出された
後、上方に起立する立上り状の屈曲部2mと、この屈曲
部2mの上端から側方に延びる水平板部2nと、この水
平板部2nから下方に垂下されている当接板部2rと、
この当接板部2rの下端から前記屈曲部2mの側に向け
て折返しの状態に屈曲されている保持片部2sとで構成
してある。
【0039】この結果、空所B内に入り込まれている板
状屋根材2における側縁部2gと、吊子3とが、この空
所B内において所定間隔を隔てられた構成、即ち、吊子
3の側部垂直板部3dの内面と、板状屋根材2における
屈曲部2mとの間に隙間を生ずる構成とされることゝな
り、吊子3と、板状屋根材2の密着面に生じていた毛細
管現象に伴う雨水などの浸み込みが該隙間によって遮断
又は中断される。
【0040】又、板状屋根材2に対して図8に示す矢印
X及び矢印Yの方向に力が作用した場合においも、この
板状屋根材2における屈曲部を有している側縁部2g
が、屋根材受け手段Aと吊子3との間に構成される空所
B内において、この側縁部2gにおける屈曲部2mが、
該空所Bを構成する吊子3の側部垂直板部3dの内面に
当接可能としてあり、更に、強く、当該板状屋根材2に
対して矢印X及び矢印Yの方向に力が作用した場合、こ
の板状屋根材2における保持片部2sが受け金具5の段
差垂直板部5fの内面に当接可能としてあり、この板状
屋根材2に対して図8における矢印X及び矢印Yの方向
に向けた力が作用しても、当該板状屋根材2に対する、
前記屋根材受け手段Aと吊子3との間での挾持状態が解
かれることがない。
【0041】又、この板状屋根材2に対して、図8に示
す矢印Pの方向の力が作用した場合においても、空所B
内にある板状屋根材2の側縁部2gの当接板部2rが、
この空所Bを構成している吊子3の上部垂直板部3b’
の内面に当接可能としてあり、当該の板状屋根材2に対
して矢印Pの方向の力が作用した場合においても、該板
状屋根材2の側縁部2gが、この上部垂直板部3b’の
面に当接状態で押しとどまる構成とされている。
【0042】尚、この第3実施例に係る屋根材の取付け
構造は、叙上における相違点を除く他の構成が前記第1
実施例に係る屋根材の取付け構造と同一であり、同一の
構成部分については同一の番号を付して説明を省略し
た。
【0043】次いで、図9〜図11に示す第4実施例に
係る屋根材の取付け構造について説明する。この第4実
施例に係る屋根材の取付け構造は、前記図1〜図6で示
されている第1実施例に係る屋根材の取付け構造と、そ
の大部分において構成を共通としており、同一の構成部
分については同一の番号を付して説明を省略する。
【0044】この第4実施例に係る屋根材の取付け構造
においては、屋根材受け手段Aに対し、前もってボルト
7Aを、下方から螺挿し、この屋根材受け手段Aから上
方に突き出しているボルト7Aの螺子桿部分を、該螺子
桿部分の密に収まる吊子3に設けた穴3fに強く押し入
れ、この穴3fの穴縁に対して該ボルト7Aの螺子桿部
分を止着する構成としてある。
【0045】かゝる第4実施例に係る屋根材の取付け構
造を更に詳細に説明するに、前記第1実施例における屋
根材の取付け構造と同様のタイトフレーム4に、前記第
1実施例に係る受け金具5と同一構造の受け金具5を止
着して構成された屋根材受け手段A、又は、前記タイト
フレーム4に対してボルト7Aをもって受け金具5を止
着することで構成される屋根材受け手段Aに対し、ボル
ト7Aを上向きに螺挿し、受け金具5の穴5eに該ボル
ト7Aを止着する。
【0046】尚、叙上実施例に係るボルト7Aを鍔付き
ボルトとし、このボルト7Aを屋根材受け手段Aに対し
て螺着することなく、この屋根材受け手段Aを構成する
タイトフレーム4と、受け金具5に設けられている穴4
b、5eをバカ穴とし、ボルト7Aの鍔部を屋根材受け
手段Aに対して溶接してあっても良い。
【0047】このように構成された屋根材受け手段Aに
対して、前記第1実施例に係る屋根材の取付け構造にお
けると同一の手法で板状屋根材2を添着し、これを吊子
3を用いて止着する構成としてある。この吊子3による
板状屋根材2の止着の手段としては、先ず、添装した吊
子3から突き出しているボルト7Aの上端を収めるよう
に筒状の取付け手段9を、図10に示すように該吊子3
上に載置し、これをハンマーなどの叩打手段10を用い
て叩くことによって、前記の吊子3を前記の屋根材受け
手段Aの面に密着させる。この吊子3を屋根材受け手段
Aの面に密着するように取付け手段9を用いて該吊子3
を、屋根材受け手段Aに向けて叩きこむことによって、
吊子3の穴3fの穴縁にボルト7Aの螺子桿部が強く係
止されることゝなり、この吊子3によって板状屋根材2
が前記第1実施例におけると同様に、屋根材受け手段A
との間で固定される。
【0048】かくして構成される前記第4実施例に係る
屋根材の取付け構造において、屋根材受け手段Aと、吊
子3との間で板状屋根材2を止着する構成が、前記第1
実施例に係る屋根材の取付け構造におけると同一とな
る。従って、同一の組付け構成部分については同一の番
号を付して説明を省略した。尚、当該実施例の示す図9
〜図11の図示例においてはカバーキャップ6を示して
いないが、第1実施例に係る屋根材の取付け構造におけ
ると同様に、カバーキャップを板状屋根材2の組付け部
上を覆うように設ける。又、この実施例において、矢印
Y、矢印X、矢印Pの方向に力が作用した場合、前記第
1実施例における屋根材の取付け構造と同様の機能を、
当該実施例に係る屋根材の取付け構造にもたらすことが
できる。
【0049】尚、叙上の各実施例においては、吊子3を
屋根材受け手段Aに止着する手段として、鍔付きボルト
7を用いると共に、屋根材受け手段Aにおける受け金具
5にネジ穴を設けた構成としてあるが、この受け金具5
にネジ穴を設けることなく当該のタイトフレーム4に同
様のネジ穴を設け、あるいは受け金具5とタイトフレー
ム4の両方に同様のネジ穴を設けてあっても良い。又、
図1〜図8に示す実施例に係る屋根材の取付け構造にお
いては、かゝるネジ穴を設けることなく、前記吊子3、
受け金具5、タイトフレーム4などに挿通したボルト7
にナットを締め込む構成としてあっても良い。又、図9
〜図11に示す実施例に係る屋根材の取付け構造におい
ては、ボルト7Aを屋根材受け手段Aに挿通することな
く、当該屋根材受け手段Aの上面に対し、このボルト7
Aのボルト頭を直接溶接することで、当該ボルト7Aを
起立状態に設けてあっても良い。更に、前記吊子3は、
これを取りつける受け金具5に対し、これと略同一の幅
に構成してあるが、当該吊子3を幅広のものとし、ある
いは取付ける板状屋根材2の取付け面の全幅に亘る幅に
設けられた吊子(通例、通し吊子と称される吊子)を用
いても良い。又、用いられる板状屋根材は、その取付け
側縁部に叙上の構成を有するものであれば、一谷又は一
山のみの形板であっても良く、複数個の谷又は山を有す
る形板であっても良い。又、形成される谷あるいは山の
形状はいかなるものであっても良い。更にかゝる屋根材
の取付け面上を覆うカバーキャップ6は、第2実施例、
第3実施例及び第4実施例においても用いられるもので
あって、個々の屋根材の取付け構造に見合った構造と形
状とを有するものであれば良い。
【0050】
【考案の効果】本考案に係る屋根材の取付け構造は、叙
上の特長ある構成、就中、吊子3と、屋根材受け手段A
との間に構成される空所Bに対して、小屋組み構造材と
しての梁などの上に葺き込まれる形板などの板状屋根材
2における側縁部、特に屈曲部を有する板状屋根材2の
側縁部2gを入れ込む構成としていることから、この葺
き込まれている板状屋根材2に対し、図5、図6、図7
及び図8並びに図11に示す各矢印X、Y及びPの方向
のいずれかの向きに対して力が作用した場合において
も、葺き込まれている板状屋根材2は取り外れることが
無く、当該取付け状態を安全に維持できる特長を有して
いる。又、吊子3と、板状屋根材2との間の密着した接
合面に沿って浸み入る雨水などが、前記の空所におい
て、該雨水の毛細管現象による浸み込み作用を中断又は
遮断することで、効果的に防止できる特長を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る屋根材の取付け構造を示す要
部を断面して示した斜視図
【図2】同要部を拡大し、且つ部品を分離した状態で一
部を断面して示した斜視図
【図3】ボルト及びカバーキャップの取付け前における
要部拡大断面図
【図4】組付け構成した屋根材の要部を断面して示した
拡大斜視図
【図5】同要部拡大断面図
【図6】同作用状態をカバーキャップを取り外して示し
た要部拡大断面図
【図7】第2実施例に係る組付け構成された屋根材の要
部を、カバーキャップを外した状態で示す拡大断面図
【図8】第3実施例に係る組付け構成された屋根材の要
部を、カバーキャップを外した状態で示す拡大断面図
【図9】第4実施例に係る組付け構成される屋根材の要
部を、分離して示す拡大断面図
【図10】同組付け過程を示す屋根材の要部拡大断面図
【図11】同組付けられた状態の屋根材の要部拡大断面
【図12】従来の屋根材の組付け部分を示す要部断面図
【符号の説明】
1 横架材 1’ 梁 2 板状屋根材 2g 側縁部 3 吊子 4 タイトフレーム 5 受け金具 A 屋根材受け手段 B 空所

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁などの横架材に固着されているタイト
    フレームと、このタイトフレーム上に固着されている受
    け金具とで構成されている屋根材受け手段と、 この屋根材受け手段における前記受け金具に止着されて
    該受け金具との間で、 形板などの板状屋根材を挾みつける吊子とを有し、 この屋根材受け手段における前記受け金具と、吊子との
    間に設けられている空所に、板状屋根材の屈曲部を有す
    る側縁部が入れ込まれていることを特徴とする屋根材の
    取付け構造。
  2. 【請求項2】 屋根材受け手段における受け金具と吊子
    との間に設けられている空所が、該受け金具に接してい
    る吊子の面の一部を上方に向けて凹状に凹ませて構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載に係る屋根材の
    取付け構造。
  3. 【請求項3】 屋根材受け手段における受け金具と吊子
    との間に設けられている空所が、該吊子に接している受
    け金具の面の一部を下方に向けて凹状に凹ませて構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載に係る屋根材の
    取付け構造。
  4. 【請求項4】 屋根材受け手段における受け金具と吊子
    との間に設けられている空所が、この互に接している受
    け金具と吊子の面の対向している一部の面部を、該受け
    金具では下方に向けて凹状に凹ませ、且つ該吊子では上
    方に向けて凹状に凹ませて構成されていることを特徴と
    する請求項1記載に係る屋根材の取付け構造。
  5. 【請求項5】 屋根材受け手段における受け金具と吊子
    との間に設けられている空所に入れ込まれている板状屋
    根材の屈曲部を有する側縁部が、この空所の内面に係合
    可能とされていることを特徴とする請求項1記載に係る
    屋根材の取付け構造。
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