Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2697939B2 - ロータリーエンコーダー - Google Patents

ロータリーエンコーダー

Info

Publication number
JP2697939B2
JP2697939B2 JP33922189A JP33922189A JP2697939B2 JP 2697939 B2 JP2697939 B2 JP 2697939B2 JP 33922189 A JP33922189 A JP 33922189A JP 33922189 A JP33922189 A JP 33922189A JP 2697939 B2 JP2697939 B2 JP 2697939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
rotating body
region
area
grating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33922189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03197818A (ja
Inventor
正彦 井垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33922189A priority Critical patent/JP2697939B2/ja
Priority to EP19900125118 priority patent/EP0439804B1/en
Priority to DE1990622571 priority patent/DE69022571T2/de
Publication of JPH03197818A publication Critical patent/JPH03197818A/ja
Priority to US08/022,409 priority patent/US5323001A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2697939B2 publication Critical patent/JP2697939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Transform (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明はロータリーエンコーダーに関し、特に、円筒
状の回転体の回転量に応じた信号を光電的に検出するロ
ータリーエンコーダーに関する。
<従来技術> 円筒状の回転体の回転量を測定する測定器として、本
件出願人が特開昭63−81212号公報で提案したロータリ
ーエンコーダーがある。
このロータリーエンコーダーは、円筒状の回転体の回
転量を、簡便な構成で、比較的高い分解能で測定できる
優れた測定器である。
この効果は、回転体の内部(中空部)に結像光学系を
設け、この結像光学系により、回転体の側面の第1領域
の格子の像を、回転体の回転軸に関して第1領域とは反
対側にある側面の第2領域の格子へ投影することにより
達成されている。
<発明の概要> 本発明は上記公報に示されたロータリーエンコーダー
の改良に関するものであり、更に小型化を図ることが可
能なロータリーエンコーダーの提供を目的としている。
この目的を達成する為に、本発明のロータリーエンコ
ーダーは、光照射手段と円筒状の回転体と光電変換手段
とを備え、円筒状の回転体は円筒の母線に平行な軸を回
転軸として回転し、円筒状の回転体の側面には、回転体
の回転方向に沿って透光部と遮光部とを交互に配列して
格子が形成され、光照射手段からの光を回転体の側面の
第1領域に照射し、第1領域の格子を通過した光を回転
体の回転軸に関して第1領域とは反対側にある回転体の
側面の第2領域に向け、光電変換手段で第2領域の格子
を通過した光を受光して電気信号に変換するものであっ
て、上記第1領域の格子のフーリエ像を上記第2領域の
格子へ投影すべく上記光照射手段と回転体とを構成して
いる。
本発明では、第1領域の格子のフーリエ像を第2領域
の格子へ投影するよう構成している為、円筒状回転体の
内部(中空部)に結像光学系を設ける必要がない。従っ
て、回転体の直径を容易に小さくすることができ、極め
て小型のロータリーエンコーダーを提供することが可能
になる。
本発明の好ましい実施例では、格子のピツチをP、光
照射手段からの光の波長をλ、とする時、円筒状回転体
の直径dが、 を満たすように設定される。また、透光部と遮光部が、
円筒状回転体の側面全体に規制正しく交互に配列される
場合、格子のピツチPは、透光部の総数をnとすると、 となる。
<実施例> 第1図は本発明の一実施例を示す斜視図である。同図
において、1は半導体レーザーであり、波長λの可干渉
光束を放射する。2は半導体レーザー1からの発散光束
を略平行光束に変換するコリメーターレンズ系であり、
半導体レーザー1とコリメーターレンズ系2とで、光照
射手段が構成される。3は円筒状の回転体であり、円筒
の母線と平行な軸5を回転軸として、矢印で示す方向に
回転する。この回転体3は、不図示のコネクタを介し
て、モーター等の駆動軸と連結され、駆動軸の回転量な
どを検出する為の光学式スケールとして使用される。ま
た、軸5と駆動軸の中心軸とは一致しており、回転体の
中心軸と軸5も、ほぼ一致している。回転体3は金属等
の不透明な部材より成り、その側面30には、回転体3の
回転方向に沿って、多数個のスリツト30aがピツチPで
等間隔に並べてある。従って、回転体3の側面30に入射
する光は、スリツト30aを通過し、スリツト30a間の部分
30bで遮光される。即ち30aが透光部、30bが遮光部とな
り、これら透光部30aと遮光部30bが、回転方向に沿って
交互に規制正しく並べられて格子を形成し、光学式スケ
ールを構成することになる。4は光電変換素子であり、
フオトデイテクターより成る。そして、光電変換素子4
は、その受光面40に入射する光の強度に応じた電気信号
を出力する。
光照射手段(1,2)の光軸12は軸5と直交しており、
この光軸12は回転体3の側面30の第1領域31と第2領域
32の双方と交叉する。この第1領域31と第2領域32は、
回転体3の、軸5に関する互いに反対側の側面に設定さ
れ、光照射手段(1,2)からの光は、この第1領域31と
第2領域32の各格子を介して、光電変換素子4の受光面
40に向けられる。第1領域31と第2領域32を、軸5に関
して互いに反対側の側面に設定し、対称な配置としたの
は、回転体3の中心軸と軸5との偏心による測定誤差を
軽減する為である。
回転体3の第1領域31の格子と第2領域32の格子の、
光軸12に沿った間隔d(以下、「回転体の直径d」と記
す。)は、格子ピツチがP、波長がλとして、 を満たすように設定されている。このように、回転体3
の直径dを設定することにより、回転体3の中空部に結
像光学系を設けることなく、回転体3の側面30の第1領
域31の格子の像を直接第2領域32の格子へ投影できる。
ここで投影される格子像は、フーリエ像と呼ばれるもの
であり、光回折現象に伴なう、格子の自己結像作用によ
り生じる。本実施例の回転体3は円筒状を成している
為、フーリエ像が多少湾曲し、コントラストが低下し易
いが、以下に示す条件を満たすように、光照射手段(1,
2)と回転体3を構成すれば、実用上問題ない。
次に、第1図に示すエンコーダーの、回転体3の回転
角の測定原理を第2図、第3図を用いて、詳しく説明す
る。
半導体レーザー1からの光束はコリメーターレンズ系
2により平行光束に変換され、この平行光束で、回転体
3の第1領域31を照射する。この平行光束は第1領域31
の格子で回折され、第1領域31の格子から0次、±1
次、±2次といった回折光が生じ、0次光及び±1次回
折光の2つ若しくは3つの光束同士の干渉により、領域
31の格子のフーリエ像が、回転体3の領域32の格子へ投
影される。このフーリエ像の明暗のピツチは、領域31の
格子のピツチPと等しくなる。また、前述のように、こ
のフーリエ像は湾曲するが、この湾曲は、領域32の曲面
に沿って生じており、測定精度にはあまり影響しない。
尚、このようなフーリエ像の湾曲を小さくする為には、
回転体3の直径dを小さくすればいい。
第3図に示すように、回転体3が矢印100方向(CCW方
向)に回転しているとすると、フーリエ像は矢印110方
向(CW方向)に移動する。この時、フーリエ像が投影さ
れている領域32の格子は、矢印100方向へ移動してい
る。従って、回転体3が角度θ回転した時のフーリエ像
と領域32の格子間の相対的角度変化は2θとなり、格子
ピツチの2倍の分解能で回転角の測定が行なえる。
領域32の格子は領域31の格子のフーリエ像で照明さ
れ、領域32の格子を通過した光が、光電変換素子4の受
光面40に入射する。光電変換素子4は受光した光を電気
信号に変換し、この信号に基づいて回転体3の回転角が
測定される。本実施例のロータリーエンコーダーでは、
前述のように、回転体3が角度θ回転するときに、領域
31の格子のフーリエ像と領域32の格子が相対的に角度2
θ回転するから、回転体3のスリツト3の総数がnであ
れば、回転体3の1回転当り、光電変換素子4から2n個
の正弦波パルスが出力される。回転角の測定は、この正
弦波パルスを順次計数することにより行なわれる。ま
た、光電変換素子4からの正弦波パルスに基づいて、回
転体4の回転速度を検出することもできる。
第4図(A),(B)は、第1図に示すエンコーダー
をユニツト化し、被測定物体である(モーター等の)回
転駆動軸8に取付けた状態を示す図であり、第4図
(A)が斜視図、第4図(B)が断面図である。
第4図(A),(B)に示すように、光学式スケール
としての機能を備える回転体3は、回転駆動軸8に直接
取付けられる。一方、半導体レーザー1、コリメーター
レンズ系2、光電変換素子4が、コの字型のホルダー7
に取付けられ、固着される。ここでは、コリメーターレ
ンズ系2として、棒状の屈折率型分布型レンズを使用
し、ユニツト化を容易にし、また全体を小型にしてい
る。
第1図で示した実施例では、平行光束を回転体3の側
面30の領域31へ照射しているが、領域31の格子のフーリ
エ像の湾曲を補正する為に領域31へ照射する光束を非平
行とすることもある。この場合、湾曲を補正したい方向
にあわせて、発散光束を領域31へ照射したり、収斂光束
を領域31へ照射したりする。
また、第1図の実施例で半導体レーザーを光源として
使用したのは、小型で、可干渉性の良い単色光を放射す
るからであるが、領域31の格子のフーリエ像を、所望の
コントラストで、領域32の格子へ投影できる光を放射す
るものであれば、他の光源の使用も可能である。一方光
電変換素子4として小型のものを使用し、且つ測定感度
の低下は防ぎたいような場合には、回転体と光電変換素
子の間に集光レンズを設ければ良い。
また第1図に示す実施例では、回転体を金属で構成
し、多数個のスリツトを設けていたが、回転体は、アク
リル等の透明材料で構成することもできる。回転体を透
明材料で構成する場合には、中空又は中実(円柱)の回
転体の内又は外の側面に多数個の遮光部を等間隔で並べ
れば良い。この遮光部の形態としては、例えば本件出願
人が特開昭62−3616号公報で示した様な、V字状の溝が
挙げられる。この溝は回転体の内周面に刻まれ、この溝
で、そこに入射する光を全反射して遮光する。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明では、円筒状回転体の第
1領域の格子のフーリエ像を第2領域の格子へ投影する
よう、光照射手段と回転体を構成しているので、回転体
の内部(中空部)に結像光学型を使用することなく、回
転体の回転量などの測定を高い分解で行なえる。従っ
て、小型で高分解能をもつロータリーエンコーダーを提
供できる。
また、本発明では、回転軸に対する円筒状回転体の、
取り付け面振れやスラスト変位が生じても、測定精度が
劣化しない。
また、円筒状回転体が小型化できる為、慣性力が小さ
くなり、測定中の回転体の振動が小さくなる。従って、
測定精度が安定する。
また熱などの影響で円筒状回転体が径方向に伸縮して
も、第1領域の格子のフーリエ像と第2領域の格子の光
照射手段の光軸方向に関する位置関係が一定に維持され
る為、熱などの影響により測定精度が劣化しない。
また結像光学系が不良である為、光照射手段、円筒状
回転体、光電変換手段といった各要素の位置決めが容易
であり、ユニツト化し易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図。 第2図及び第3図は第1図に示すエンコーダーの測定原
理を説明する為の平面図。 第4図(A),(B)は、第1図に示すエンコーダーを
ユニツト化した様子を示す斜視図と断面図。 1……半導体レーザー 2……コリメーターレンズ系 3……円筒状回転体 4……光電変換素子 5……回転軸 31……第1領域(格子) 32……第2領域(格子)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光照射手段と円筒状の回転体と光電変換手
    段とを備え、円筒状の回転体は円筒の母線に平行な軸を
    回転軸として回転し、円筒状の回転体の側面には、回転
    体の回転方向に沿って透光部と遮光部とを交互に配列し
    て格子が形成され、光照射手段からの光を回転体の側面
    の第1領域に照射し、第1領域の格子を通過した光を回
    転体の回転軸に関して第1領域とは反対側にある回転体
    の側面の第2領域に向け、光電変換手段で第2領域の格
    子を通過した光を受光して電気信号に変換するロータリ
    ーエンコーダーにおいて、上記第1領域の格子のフーリ
    エ像を上記第2領域の格子へ投影すべく上記光照射手段
    と回転体とを構成したことを特徴とするロータリーエン
    コーダー。
  2. 【請求項2】上記格子のピツチをP、上記光照射手段か
    らの光の波長をλ、とする時、上記回転体の直径dが、 を満たすことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載のロータリーエンコーダー。
  3. 【請求項3】上記格子の透光部の総数をnとする時、 を満たすことを特徴とする特許請求の範囲第(2)項記
    載のロータリーエンコーダー。
JP33922189A 1989-12-26 1989-12-26 ロータリーエンコーダー Expired - Fee Related JP2697939B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33922189A JP2697939B2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 ロータリーエンコーダー
EP19900125118 EP0439804B1 (en) 1989-12-26 1990-12-21 Rotation detecting apparatus
DE1990622571 DE69022571T2 (de) 1989-12-26 1990-12-21 Rotations-Detektorapparat.
US08/022,409 US5323001A (en) 1989-12-26 1993-02-24 Rotary encoder with scale member and interference of zero and first order diffraction beam

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33922189A JP2697939B2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 ロータリーエンコーダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03197818A JPH03197818A (ja) 1991-08-29
JP2697939B2 true JP2697939B2 (ja) 1998-01-19

Family

ID=18325400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33922189A Expired - Fee Related JP2697939B2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 ロータリーエンコーダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2697939B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3116535B2 (ja) * 1992-03-13 2000-12-11 キヤノン株式会社 ロータリーエンコーダー及びエンコーダー
JPH05256666A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Canon Inc ロータリーエンコーダー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7119622B2 (ja) 2018-06-18 2022-08-17 セイコーエプソン株式会社 ウェブ形成装置およびシート製造装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7119622B2 (ja) 2018-06-18 2022-08-17 セイコーエプソン株式会社 ウェブ形成装置およびシート製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03197818A (ja) 1991-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2862417B2 (ja) 変位測定装置及び方法
US5886352A (en) Readhead for an opto-electronic rotary encoder
JP2586121B2 (ja) ロータリーエンコーダの原点検出系
US10634523B2 (en) Optical rotation angle measuring system
JP3254737B2 (ja) エンコーダー
JPH02285214A (ja) 測長器及びそれに用いるスケール部材
JP2697939B2 (ja) ロータリーエンコーダー
JP2941953B2 (ja) 基準位置の検出方法および回転検出計
JPH05256666A (ja) ロータリーエンコーダー
EP0486050B1 (en) Method and apparatus for measuring displacement
JP2810521B2 (ja) ロータリーエンコーダ及びこれを用いた装置
JPH07119622B2 (ja) ロータリーエンコーダー
JPH11142187A (ja) ロータリエンコーダ
JPH0599638A (ja) 測角装置
JP3116535B2 (ja) ロータリーエンコーダー及びエンコーダー
JPH045142B2 (ja)
JP2810524B2 (ja) 回転検出計
JP2688988B2 (ja) 光学式測定装置
SU853378A1 (ru) Интерференционное устройство измерени лиНЕйНыХ и углОВыХ пЕРЕМЕщЕНий
JP2004239855A (ja) 反射型光電式エンコーダ
SU714456A1 (ru) Фотоэлектрический преобразователь угла поворота вала в код
JPH045143B2 (ja)
JPS62200223A (ja) エンコ−ダ−
JPH045349B2 (ja)
JPH0625772B2 (ja) 回転情報検出計

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees