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JP2697540B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP2697540B2
JP2697540B2 JP648493A JP648493A JP2697540B2 JP 2697540 B2 JP2697540 B2 JP 2697540B2 JP 648493 A JP648493 A JP 648493A JP 648493 A JP648493 A JP 648493A JP 2697540 B2 JP2697540 B2 JP 2697540B2
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elevator
disaster
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unit
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健一 植谷
信二 田内
栄治 上松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ制御装置に
関するものであり、特に、ビル内の複数台のエレベータ
の状態を表示器に入力することにより、エレベータの状
態を表示して監視するとともに、入力装置を介してエレ
ベータに制御指令を出力するエレベータ監視部を有する
エレベータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年に至っては、監視盤への表示はCR
Tが用いられるようになってきている。従来のこの種の
エレベータ制御装置に関連するものとして、特開昭62
−105881号、特開昭63−252888号公報に
掲載の技術があり、これらの公報に示されるようなシス
テムで構成されるのが一般である。
【0003】一方、特開昭59−48364号公報で示
されるような、外部装置からの入力によって出勤時運
転、昼食時運転、退勤時運転という運転パターン選択な
どのエレベータの運行を制御するものが考え出されてい
る。これにより、従来のキースイッチでは制御できなか
った複雑な制御が可能になるとともに、キースイッチか
らの制御信号を電線で配ることの代わりにシリアル通信
路を介して制御でき、エレベータ機械室と監視盤との間
の配線本数を減少させている。
【0004】さらに、特開平3−249082号公報に
示されるような、配線本数を一層減少させるために、管
制運転までもシリアル伝送路を介して行なうものも提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような特開平3
−249082号公報のエレベータ監視装置では、殆ど
の制御がシリアル伝送路を介して行なわれていた。この
ため、配線本数の減少、監視場所の大幅な減少があっ
た。そして、エレベータの監視装置の故障を想定しての
災害時運転を行なうバックアップ運転指令スイッチを設
けたものもあった。
【0006】しかし、従来のエレベータ制御装置では、
管理人が不在の場合や、エレベータ監視装置の異常に気
が付かない場合、災害時の運転が正常に行なわれないと
いう問題が残っていた。
【0007】そこで、本発明は、上記のような問題を解
決するために、シリアル伝送路を介して定期的に送られ
る確認信号(以下、監視部正常確認信号という)によ
り、監視盤の正常を判断し、監視盤を異常と判断した場
合には別途入力される災害情報に基づいて、必要最小限
の災害時運転を行なえるエレベータ制御装置の提供を課
題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
エレベータ制御装置は、監視盤からの災害時運転制御情
報をシリアル伝送路を介して受信する災害時運転制御情
報受信手段と、シリアル伝送路を介して定期的に受信す
る監視部正常確認信号によりエレベータ監視部の異常の
有無を判定するエレベータ監視部異常判定手段と、エレ
ベータ監視部が正常の場合に前記災害時運転制御情報受
信手段により制御情報が入力されたときに第1の災害時
運転を実行し、エレベータ監視部が異常の場合には別途
入力される最低の災害情報により第2の災害時運転を実
行する災害時運転実行手段とを備えるものである。
【0009】請求項2の発明にかかるエレベータ制御装
置は、上記請求項1の発明の手段において、商用電源が
喪失された情報とエレベータ監視部の異常情報により、
管理人の自動運転切換指令の有無に拘らず停電時の帰着
運転を実行する災害時運転実行手段を備えるものであ
る。
【0010】請求項3の発明にかかるエレベータ制御装
置は、上記請求項1の発明の手段において、機械室に別
途設置された地震感知器が動作したことを示す情報とエ
レベータ監視部の異常情報により、エレベータ監視部か
らの地震感知器の情報を入力したものとして、地震時の
帰着運転を実行する災害時運転実行手段を備えるもので
ある。
【0011】請求項4の発明にかかるエレベータ制御装
置は、上記請求項1の発明の手段において、火災感知器
が動作したことを示す情報とエレベータ監視部の異常情
報により、エレベータ監視部からの火災感知器の情報を
入力したものとして火災時の帰着運転を実行する災害時
運転実行手段を備えるものである。
【0012】請求項5の発明にかかるエレベータ制御装
置は、上記請求項1の発明の手段において、バックアッ
プ運転スイッチの入力信号を検出すると、エレベータ監
視部の状態に関係なく、第2の災害時運転を実行する災
害時運転実行手段を備えるものである。
【0013】請求項6の発明にかかるエレベータ制御装
置は、上記請求項1の発明を実現するためのエレベータ
監視部であり、エレベータの状態を表示器上に表示する
表示制御手段、エレベータ監視部の正常信号を定期的に
出力してエレベータ制御部にエレベータ監視部の正常の
有無を伝えるエレベータ監視部正常信号出力手段を備え
るものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明のエレベータ制御装置において
は、監視盤からの災害時運転制御情報をシリアル伝送路
を介して受信し、シリアル伝送路より定期的に受信する
監視部正常確認信号によりエレベータ監視部の異常の有
無を判定し、エレベータ監視部が正常の場合に前記災害
時運転制御情報に応じて第1の災害時運転を実行し、エ
レベータ監視部が異常の場合には別途入力される最低の
災害情報により第2の災害時運転を実行するものである
から、エレベータ監視部が異常になり、災害情報や災害
管制運転の情報が受信されないときでも、各種最低限の
災害時運転を行なえる。
【0015】請求項2の発明のエレベータ制御装置にお
いては、上記請求項1の発明と同様にエレベータ監視部
が正常の場合には災害時運転制御情報に応じて第1の災
害時運転を実行するとともに、商用電源が喪失された情
報とエレベータ監視部の異常情報により、管理人の自動
運転切換指令の有無に拘らず停電時の帰着運転を実行す
るものであるから、エレベータ監視部が異常になった場
合にも、商用電源の喪失によって自動的に停電時の災害
時運転として帰着運転を行なえる。
【0016】請求項3の発明のエレベータ制御装置にお
いては、上記請求項1の発明と同様にエレベータ監視部
が正常の場合には災害時運転制御情報に応じて第1の災
害時運転を実行するとともに、機械室に別途設置された
地震感知器が動作したことを示す情報とエレベータ監視
部の異常情報により、エレベータ監視部からの地震感知
器の情報を入力したものとして、地震時の帰着運転を実
行するものであるから、エレベータ監視部が異常になっ
た場合にも、地震時の災害時運転として帰着運転を行な
える。
【0017】請求項4の発明のエレベータ制御装置にお
いては、上記請求項1の発明と同様にエレベータ監視部
が正常の場合には災害時運転制御情報に応じて第1の災
害時運転を実行するとともに、火災感知器が動作したこ
とを示す情報とエレベータ監視部の異常情報により、エ
レベータ監視部からの火災感知器の情報を入力したもの
として火災時の帰着運転を実行するものであるから、エ
レベータ監視部が異常になった場合にも、火災時の災害
時運転として帰着運転を行なえる。
【0018】請求項5の発明のエレベータ制御装置にお
いては、上記請求項1の発明と同様にエレベータ監視部
が正常の場合には災害時運転制御情報に応じて第1の災
害時運転を実行するとともに、バックアップ運転スイッ
チの入力信号を検出すると、エレベータ監視部の状態に
関係なく、第2の災害時運転を実行するものであるか
ら、エレベータ監視部の異常が自動的に検出されないと
きでも、バックアップ運転スイッチによって各種最低限
の災害時運転が行なえる。
【0019】請求項6の発明のエレベータ制御装置にお
いては、エレベータの状態を表示器上に表示し、エレベ
ータ監視部の正常確認信号を定期的に出力してエレベー
タ制御部にエレベータ監視部の正常の有無を伝えるもの
であるから、エレベータ監視部からの災害情報や管制運
転の情報がなくても、災害時運転が行なえる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例であるエレベータ制御装置を示
すブロック図であり、この発明の原理ブロック図であ
る。図において、11は地震を感知する地震感知器、1
2は自家発電源が立ち上がったことを検知する自家発管
制検出手段、13はエレベータの運行制御指令や災害時
運転制御指令を入力するために使用する入力手段、14
は商用電源が停電したことを検出する停電検出器、15
は煙を感知し火災発生を検出する火災感知器である。1
6は上記地震感知器11、上記自家発管制検出手段1
2、上記入力手段13、上記停電検出器14や、上記火
災感知器15からの各情報によりエレベータに各種災害
運転制御情報を伝送手段19(これはシリアル伝送路で
ある)に出力する災害時運転制御手段である。17は上
記入力手段13、上記災害時運転制御手段16などの情
報や伝送手段19で受信するエレベータ状態を表示器1
8に表示する処理を行なう表示制御手段である。20は
エレベータにエレベータ監視部の正常を定期的に上記伝
送手段19に出力し、エレベータに監視部の状態を知ら
せるエレベータ監視部正常信号出力手段である。
【0021】21は上記伝送手段19から災害時運転制
御情報を受信する災害時運転制御情報受信手段、22は
上記エレベータ監視部正常信号出力手段20から上記伝
送手段19を介して、定期的に送られてくるエレベータ
監視部正常信号によりエレベータ監視部の異常を判定す
るエレベータ監視部異常判定手段である。23はエレベ
ータ26の状態を取入れ制御するための信号に変換する
エレベータ状態信号作成手段、27は機械室に設置され
上記地震感知器11と同様な働きをする地震感知器(但
し、最低の地震感知機能があれば良い。つまり、通常P
波、100GAL,150GALの3つの検出レベルを
使用しているが、例えば、P波のみを用いるというこ
と)、28はバックアップ運転指令を出力するバックア
ップ運転スイッチ、24は上記災害時運転制御情報受信
手段21からの災害時制御運転情報、上記エレベータ状
態信号作成手段23からのエレベータ状態情報、これら
の情報によりエレベータ制御手段25に災害時運転指令
を出力する災害時運転実行手段である。
【0022】図2は本発明の一実施例であるエレベータ
制御装置の全体構成を示すブロック構成図であり、上記
図1に示す原理的な構成を実現するための具体例を示す
ものである。これは、1バンク5台のエレベータが8バ
ンクある場合である。図において、40はエレベータを
示しており、40aはエレベータ号機制御部である。そ
して、このエレベータ号機制御部40aには、エレベー
タの駆動制御回路40bが組込まれ、その駆動制御回路
40bからはエレベータの巻上電動機40cに駆動信号
が出力され、この巻上電動機40cを制御することによ
り、エレベータかご40d及び釣合錘40eの昇降動作
を制御するようになっている。この駆動制御回路40
b、巻上電動機40c、エレベータかご40d、釣合錘
40eが図1のエレベータ26に対応する。なお、44
は他のエレベータを示している。
【0023】30はマイクロコンピュータで構成された
エレベータ群管理装置である。30aは中央処理装置と
して働くCPU、30bは主記憶装置であるメモリ、図
1中の災害時運転制御情報受信手段21、エレベータ監
視部異常判定手段22、エレベータ状態信号作成手段2
3、災害時運転実行手段24、エレベータ制御手段25
(エレベータ制御手段25はエレベータ群管理装置30
とエレベータ号機制御部40aの両方で本当は構成され
るが、ここではエレベータ群管理装置30の中にあると
する)が記憶されている。そして、その各手段に従って
上記CPU30aは処理を行なっている。30cはエレ
ベータ号機制御部40aと接続するための伝送装置であ
るI/F(インターフェイス)、30dはエレベータ監
視装置50と、エレベータ状態情報やエレベータ運行制
御情報をシリアル伝送する伝送装置であるI/F(イン
ターフェイス)、30eは接点で接続される変換装置で
あるI/F(インターフェイス)であり、このI/F3
0eを介して、バックアップ運転に切換えるバックアッ
プ運転スイッチ62(図1では28に相当する)、商用
電源の損失を検出する停電検出装置60(図1では14
に相当する)、火災を検出する火災感知器61(図1で
は15に相当する)、機械室に設置され地震を感知する
地震感知器65(図1では27に相当する)を内部で使
用できるように変換する。70は上記エレベータ40〜
44、エレベータ群管理装置30を総称したバンクを示
している。なお、77は他のバンクを示す。
【0024】50は上記バンク70〜77のエレベータ
情報を表示したり、エレベータ運行制御情報を送信する
エレベータ監視装置であり、エレベータ群管理装置30
と同様にCPU50aと図1の災害時運転制御手段1
6、表示制御手段18、エレベータ監視部正常信号出力
手段20が記憶されている記憶装置であるメモリ50
b、伝送装置であるI/F(インターフェイス)50
d、自家発管制検出装置63(図1では12に相当す
る)、地震感知器64(図1では11に相当する)、上
記停電検出装置60、火災感知器61と接続される変換
装置であるI/F(インターフェイス)50eを備え、
さらにエレベータの状態を表示したり、エレベータの運
行を予約する表示装置2(図1では18に相当する)
(CRTより構成される)とのシリアル伝送を行なう伝
送装置であるI/F(インターフェイス)50cから構
成されている。
【0025】次に、上記構成のエレベータ制御装置の動
作について説明する。エレベータの状態を監視する場
合、エレベータ制御部(エレベータ群管理装置30)
は、エレベータ状態信号作成手段23がエレベータ26
の状態を見てエレベータ状態信号を作成し、伝送手段1
9を介してエレベータ監視部(エレベータ監視装置5
0)に送信するという処理を行なう。そして、エレベー
タ監視部(エレベータ監視装置50)は、伝送手段19
から表示制御手段17がエレベータ状態信号を受取り、
表示器18へ表示するという処理を行なう。
【0026】災害時運転を行なう場合、エレベータ監視
部(エレベータ監視装置50)は、災害時運転制御手段
16が、入力手段13(この入力手段13によって入力
された情報は、表示制御手段17が受取り表示器18に
表示される)、自家発検出手段12、地震感知器11、
停電検出器14、火災感知器15からの各情報により何
らかの災害を検出して、伝送手段19へ災害に対応した
災害時運転制御情報を出力する。また、表示器18に災
害情報を表示するため、表示制御手段17災害情報を
出力するという処理を行なう。そして、エレベータ群管
理装置では、災害時運転制御情報受信手段21が伝送手
段19より災害時運転制御情報を受信し、災害時運転実
行手段24へ出力する。災害時運転実行手段24は災害
時運転制御情報から実際にエレベータを制御する信号に
変換してエレベータ制御手段25に出力し、エレベータ
制御手段25はエレベータ26を制御する。
【0027】一方、エレベータ監視部(エレベータ監視
装置50)は、エレベータ監視部正常信号出力手段20
によって定期的に正常信号を伝送手段19に出力してい
る。エレベータ制御部(エレベータ群管理装置30)で
は、エレベータ監視部異常判定手段22により伝送手段
19から受信する監視部正常信号によってエレベータ監
視部が異常か否かを判定している。
【0028】そして、上記構成のエレベータ制御装置で
は、次のような動作(請求項1の動作)をする。災害時
運転制御手段16が外部の入力から災害を検出し伝送手
段19に出力する。災害時運転制御情報受信手段21
は、伝送手段19から災害時運転制御情報を受信し、災
害時運転実行手段24で実際のエレベータ制御信号に変
換し、エレベータ制御手段25に運転パターンを送りエ
レベータ26に第1の災害時運転をさせる。しかし、伝
送手段19にエレベータ監視部正常信号出力手段20か
ら定期的に送られてくる監視部正常信号を受信しない場
合は、エレベータ監視部異常判定手段22がエレベータ
監視部(エレベータ監視装置50)を異常と見做し、災
害時運転実行手段24に異常情報を出力し、災害時運転
実行手段24は第2の災害時運転を行なうようにエレベ
ータ制御手段25にエレベータ制御信号を出力する。な
お、本動作は請求項6の動作として捕えることもでき
る。
【0029】また、上記動作(請求項1の動作)におい
て、エレベータ監視部異常判定手段22がエレベータ監
視部の異常情報を災害時運転実行手段24に出力した場
合、災害時運転実行手段24は停電検出器14の情報に
より、入力手段13で入力される自動運転の情報を無視
してエレベータ制御手段25に停電時の帰着運転指令を
出力する(請求項2の動作)。
【0030】また、上記動作(請求項1の動作)におい
て、エレベータ監視部異常判定手段22がエレベータ監
視部の異常情報を災害時運転実行手段24に出力した場
合、災害時運転実行手段24は機械室に設置された地震
感知器27の情報により、エレベータ制御手段25に地
震時の帰着運転指令を出力する(請求項3の動作)。
【0031】また、上記動作(請求項1の動作)におい
て、エレベータ監視部異常判定手段22が、エレベータ
監視部の異常情報を災害時運転実行手段24に出力した
場合、災害時運転実行手段24は火災感知器15の情報
により、エレベータ制御手段25に火災時の帰着運転指
令を出力する(請求項4の動作)。
【0032】また、上記動作(請求項1の動作)におい
て、災害時運転実行手段24にバックアップ運転スイッ
チ28がONしたという信号が入力された場合、エレベ
ータ監視部異常判定手段22の情報を無視して第2の災
害時運転の制御信号をエレベータ制御手段25に出力す
る(請求項5の動作)。
【0033】続いて、このエレベータ制御装置の各手段
をフローチャートを用いて説明する。図3は本発明の一
実施例であるエレベータ制御装置のエレベータ監視部正
常信号出力手段を示すフローチャートであり、図1の原
理ブロック図におけるエレベータ監視部正常信号出力手
段20に組込まれる処理である。この処理は伝送手段1
9に監視部正常信号を定期的に出力する処理である。図
において、ステップS1は監視部正常信号を出力する所
定の時間を待つ処理である。所定の時間を経過した場合
は、ステップS2に処理が移り監視部正常信号を伝送手
段19に出力する処理を行なう。所定の時間を経過して
いない場合は、そのままこの処理を抜ける。
【0034】図4は本発明の一実施例であるエレベータ
制御装置のエレベータ監視部異常判断手段を示すフロー
チャートであり、図1の原理ブロック図におけるエレベ
ータ監視部異常判定手段22に組込まれる処理である。
この処理は図3の処理によって伝送手段19を介して送
られてくる監視部正常信号によって監視部の異常を判定
する処理である。図において、ステップS11は伝送手
段19を介して送られてくる監視部正常信号を入力した
か否かを判断する処理である。監視部正常信号を入力し
た場合、エレベータ監視部は正常とみなし、ステップS
12の監視部異常カウンタのクリア、ステップS13の
監視部異常出力のクリアを行なう。また、監視部の正常
信号が入力されなかった場合は、ステップS14の監視
部異常カウンタに1を加算する処理を行い、ステップS
15で監視部異常カウンタが所定の値になったか否かの
判断を行なう。監視部異常カウンタが所定の値になった
場合には、エレベータ監視部を異常とみなし、ステップ
S16の監視部の異常を出力する。監視部異常カウンタ
が所定の値になっていない場合は、そのままこの処理を
抜ける。
【0035】図5は本発明の一実施例であるエレベータ
制御装置の災害時運転実行手段を示すフローチャートで
あり、図1の原理ブロック図における災害時運転実行手
段24に組込まれる処理である。図において、ステップ
S21は図4の処理によって監視部の異常の有無がわか
るので、監視部が異常か否かの判断を行なう。監視部が
正常な場合は、ステップS22で第1の停電時運転指令
の処理、ステップS23で第1の地震時運転指令の処
理、ステップS24で第1の火災時運転指令の処理を順
番に行なう。また、監視部が異常な場合は、ステップS
25で第2の停電時運転指令処理、ステップS26で第
2の地震時運転指令処理、ステップS27で第2の火災
時運転指令処理を順番に行なう。
【0036】図6は図5中のステップS22で示される
第1の停電時運転指令処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップS31で、監視部を介して停
電検出器14の状態信号が送られてくるので、その状態
信号によって停電が発生したか否かを判断する。停電が
発生していない場合は、そのままこの処理を抜ける。停
電が発生している場合は、ステップS32で、監視部を
介して自家発管制検出手段12の状態信号が送られてく
るので、その状態信号によって自家発が確立したか否か
を判断する。自家発が確立していない場合は、自家発が
確立するまでステップS32の処理を続ける。自家発が
確立した場合は、ステップS33で監視部の入力手段1
3から入力されている自動帰着スイッチ信号が自動側か
否かを判断する。自動の場合はステップS34でエレベ
ータに帰着指令を出力する。そして、ステップS35で
エレベータの帰着動作が完了したか否かを判断し、帰着
動作が完了していなければ完了するまで待ち、帰着動作
が完了したならば、ステップS36で、そのエレベータ
は継続運転かごか否かの判断をする。継続運転かごでな
ければそのままこの処理を抜け、継続運転かごであれば
ステップS37に移りエレベータに継続運転指令を出力
する。一方、自動帰着スイッチ信号が自動ではない場
合、つまり、手動の場合はステップS38でエレベータ
監視部の入力手段13で入力される継続スイッチの状態
信号はONか否かを判断する。継続スイッチ状態信号が
ONの場合はステップS37に処理を移す。継続スイッ
チ信号がOFFの場合は、ステップS39で継続スイッ
チと同様にエレベータ監視部の入力手段13で入力され
る帰着スイッチの状態信号はONか否かの判断をする。
帰着スイッチ状態信号がOFFの場合、そのままこの処
理を抜け、帰着スイッチ状態信号がONの場合は、ステ
ップS40でエレベータに帰着指令を出力する。
【0037】図7は図5中のステップS25で示される
第2の停電時運転指令処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップS41で停電検出器14から
の情報で停電が発生したか否かの判断を行なう。停電が
発生していない場合は、そのままこの処理を抜ける。停
電が発生している場合の処理は、図6のステップS34
乃至ステップS37と同様の処理を行なう。
【0038】図8は図5中のステップS23で示される
第1の地震時運転指令処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップS51では、監視部を介して
送られてくる地震感知器11の状態信号により100G
AL以上の地震発生信号の状態を判断する。100GA
L以上の地震が発生していない場合は、そのままこの処
理を抜ける。100GAL以上の地震が発生した場合
は、ステップS52でそのエレベータが僅かな時間で最
寄階に止まれるか否かを判断する。最寄階に止まれる場
合は、ステップS53でエレベータに最寄階停止指令を
出力する。そして、ステップS54でエレベータに休止
指令を出力する。僅かな時間で最寄階に止まれない場合
は、ステップS55でエレベータに急停止指令を出力す
る。そして、ステップS56で、監視部を介して送られ
てくる地震感知器11の状態信号により150GAL以
上の地震が発生したか否かを判断する。150GAL以
上の地震が発生していない場合は、ステップS57で、
エレベータに低速自動運転指令を出力する。そして、ス
テップS58でエレベータが最寄階停止をしたか否かの
判断を行ない、最寄階停止をしている場合にはステップ
S54に処理を移し、最寄階停止をしていない場合はエ
レベータに何らかの異常が発生したものとして、ステッ
プS59でエレベータ異常を出力する。一方、150G
AL以上の地震が発生した場合は、ステップS60で、
監視部の入力手段13で入力される地震低速スイッチの
状態信号がONか否かを判断し、OFFの場合はONに
なるまで待ち、ONの場合はステップS61で、エレベ
ータかご内の戸閉釦を押している間低速自動運転指令の
出力を行ない、ステップS62で最寄階停止をしたか否
かの判断を行なう。最寄階停止をしていない場合は、再
度ステップS61の処理を行なう。最寄階停止をした場
合は、ステップS54に処理を移す。
【0039】図9は図5中のステップS26で示される
第2の地震時運転指令処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップS71で機械室に設置された
地震感知器27からの情報により100GAL以上の地
震が発生したか否かを判断する。100GAL以上の地
震が発生していない場合は、そのままこの処理を抜け
る。100GAL以上の地震が発生している場合は、ス
テップS72で僅かな時間でエレベータが最寄階に止ま
れるか否かを判断する。僅かな時間で最寄階に止まれる
場合は、ステップS73でエレベータに最寄階停止指令
を出力し、ステップS74でエレベータに休止指令を出
力する。一方、僅かな時間で最寄階に止まれない場合
は、ステップS75でエレベータに急停止指令を出力
し、ステップS76でエレベータかご内の戸締釦が押さ
れている間低速自動運転指令を出力する。そして、ステ
ップS77で最寄階に停止したか否かを判断し、最寄階
に停止していない場合は、ステップS76の処理を再度
行ない、最寄階に停止している場合はステップS74に
処理を移す。
【0040】図10は図5中のステップS24で示され
る第1の火災時運転指令処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップS81で、監視部の入力手段
13から入力される火災管制スイッチの状態信号がON
が否かを判断する。火災管制スイッチの状態信号がON
の場合は、ステップS83に処理を移す。火災管制スイ
ッチの状態信号がOFFの場合はステップS82で、監
視部を介して入力される火災感知器15の状態信号によ
って火災が発生したか否かを判断する。火災が発生して
いない場合は、そのままこの処理を抜ける。火災が発生
した場合は、ステップS83でエレベータに帰着運転の
指令を出力する。そして、ステップS84でエレベータ
の帰着動作が完了したか否かを判断し、帰着動作が完了
していない場合は、ステップS83の処理を再度行な
う。帰着動作が完了した場合は、ステップS85でエレ
ベータの休止指令を出力する。
【0041】図11は図5中のステップS27で示され
る第2の火災時運転指令処理を示すフローチャートであ
る。図において、ステップS91で火災感知器15から
の情報により、火災が発生したか否かを判断する。火災
が発生していない場合は、そのままこの処理を抜ける。
火災が発生していない場合はステップS92に処理を移
す。なお、ステップS92乃至ステップS94は、図1
0のステップS83乃至ステップS85とそれぞれ同様
の処理を行なう。
【0042】図12は本発明の一実施例であるエレベー
タ制御装置の他の災害時運転実行手段を示すフローチャ
ートであり、図1の原理ブロック図における災害時運転
実行手段24に組込まれる処理である。図において、ス
テップS101はバックアップ運転スイッチ28の状態
がONか否かを判断する処理である。バックアップ運転
スイッチ28の状態がONの場合、第2の管制運転処理
のステップS106に処理を移す。バックアップ運転ス
イッチ28の状態がOFFの場合は、ステップS102
に処理を移す。このステップS102乃至ステップS1
05の処理は図5の処理と同様である。なお、この処理
は請求項5の実施例に相当する。
【0043】このように、本実施例のエレベータ制御装
置は、入力手段13からの操作情報によりエレベータに
運転指令を出力するように構成され、エレベータの停電
時における運転、エレベータの地震時における運転、エ
レベータの火災時における運転の各災害時の運転のうち
少なくとも1つの運転に対して運転制御情報を作成しエ
レベータに出力する災害時運転制御手段16を備えるエ
レベータ監視装置50(エレベータ監視部)にシリアル
伝送が可能な伝送手段19を介してエレベータ群管理装
置30(エレベータ制御部)が接続されるエレベータ制
御装置において、前記エレベータ監視装置50(エレベ
ータ監視部)に接続される前記伝送手段19を介して、
前記災害時運転制御手段16からの災害時運転制御情報
を受信する災害時運転制御情報受信手段21、前記災害
時運転制御情報受信手段21からの制御情報に基づいて
第1の災害時運転を行なう災害時運転実行手段24、前
記伝送手段19を介して前記エレベータ監視装置50
(エレベータ監視部)との間で正常確認信号を受信し、
前記正常確認信号が所定時間受信されないとき前記エレ
ベータ監視装置50(エレベータ監視部)が異常と判定
するエレベータ監視部異常判定手段22を備え、前記災
害時運転実行手段24は、前記エレベータ監視部異常判
定手段22からの異常判定を受取り且つ前記伝送手段1
9以外から入力される災害発生情報により災害を検知し
た場合は第2の災害時運転を実行するものである。
【0044】即ち、本実施例のエレベータ制御装置は、
監視盤からの災害時運転制御情報をシリアル伝送路を介
して受信し、シリアル伝送路より定期的に受信する監視
部正常確認信号によりエレベータ監視部の異常の有無を
判定し、エレベータ監視部が正常の場合に前記災害時運
転制御情報に応じて第1の災害時運転を実行し、エレベ
ータ監視部が異常の場合には別途入力される最低の災害
情報により第2の災害時運転を実行するものである。し
たがって、エレベータ監視部が異常になり、災害情報や
災害管制運転の情報が受信されないときでも、各種最低
限の災害時運転を行なえる。このため、エレベータ監視
装置50が故障しても、災害時の管制運転が正常に行な
われるので、極めて安全性が高い。
【0045】また、本実施例では、前記災害時運転実行
手段24による第2の災害時運転は、商用電源が喪失さ
れたことを示す入力情報と前記エレベータ監視部異常判
断手段22の異常判定に基づいて、管理人による自動運
転切換指令の有無に拘らず停電時の帰着運転を実行す
る。したがって、エレベータ監視部が異常になった場合
にも、商用電源の喪失によって自動的に停電時の災害時
運転として帰着運転を行なえるので、停電の際にも極め
て安全である。
【0046】しかも、本実施例では、前記災害時運転実
行手段24による第2の災害時運転は、機械室に別途設
置された地震感知器27が動作したことを示す入力情報
と前記エレベータ監視部異常判定手段22の異常判定に
基づいて、前記エレベータ監視部からの信号を受信した
ものとして地震時の帰着運転を実行する。したがって、
エレベータ監視部が異常になった場合にも、地震時の災
害時運転として帰着運転を行なえるので、地震の際にも
極めて安全である。
【0047】さらに、本実施例では、前記災害時運転実
行手段24による第2の災害時運転は、火災感知器15
が動作したことを示す入力情報と前記エレベータ監視部
異常判定手段22の異常判定に基づいて、火災時の帰着
運転を実行する。したがって、エレベータ監視部が異常
になった場合にも、火災時の災害時運転として帰着運転
を行なえるので、火災の際にも極めて安全である。
【0048】さらにまた、本実施例においては、前記災
害時運転実行手段24は、バックアップ運転スイッチ2
8の入力信号を検出すると、前記エレベータ監視部異常
判定手段22からの異常判定を待たずに第2の災害時運
転を実行する。したがって、エレベータ監視部の異常が
自動的に検出されないときでも、バックアップ運転スイ
ッチ28によって各種最低限の災害時運転を行なえるの
で、極めて安全性が高い。
【0049】なお、この他にも、災害時運転制御手段1
6をエレベータ群管理装置30に設け、このエレベータ
群管理装置30とエレベータ監視装置50とをシリアル
伝送路である伝送手段19を介して接続してもよい。つ
まり、エレベータの停電時における運転、エレベータの
地震時における運転、エレベータの火災時における運転
の各災害時の運転のうち少なくとも1つの運転に対して
運転を実行する災害時運転制御手段16を有するエレベ
ータ群管理装置30(エレベータ制御部)に伝送手段1
9を介して接続されるエレベータ監視装置50(エレベ
ータ監視部)において、前記伝送手段19を介して取込
んだエレベータの状態を表示器18上に表示する表示制
御手段17、入力手段13からの操作情報若くは災害発
生情報に基づいて前記各災害時の運転のうち少なくとも
1つの運転に対して運転制御情報を作成し、前記伝送手
段19を介して定期的に正常確認信号を出力するエレベ
ータ監視部正常信号出力手段20を備え、前記エレベー
タ群管理装置30(エレベータ制御部)に対して前記エ
レベータ監視部正常信号出力手段20からの正常信号に
基づきエレベータ監視装置50(エレベータ監視部)の
異常判定と前記各災害管制運転のバックアップとしての
第2の災害時運転を行なわせるようにしてもよい。これ
は、エレベータの状態を表示器上に表示し、エレベータ
監視部の正常確認信号を定期的に出力してエレベータ群
管理装置30にエレベータ監視部の正常の有無を伝える
ものである。したがって、エレベータ監視部からの災害
情報や管制運転の情報がなくても、災害時運転が行なえ
るので、極めて安全である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベータ制御装置は、災害時運転制御手段を有するエ
レベータ監視部と、このエレベータ監視部に伝送手段を
介して接続されたエレベータ制御部とを備え、監視盤か
らの災害時運転制御情報を伝送手段を介して受信し、前
記伝送手段より定期的に受信する監視部正常確認信号に
よりエレベータ監視部の異常の有無を判定し、エレベー
タ監視部が正常の場合に前記災害時運転制御情報に応じ
て第1の災害時運転を実行し、エレベータ監視部が異常
の場合には別途入力される災害情報により第2の災害時
運転を実行することにより、エレベータ監視部が異常に
なり、災害情報や災害管制運転の情報が受信されないと
きでも、各種最低限の災害時運転を行なえるので、極め
て安全性が高い。
【0051】請求項2の発明のエレベータ制御装置は、
災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部と、この
エレベータ監視部に伝送手段を介して接続されたエレベ
ータ制御部とを備え、エレベータ監視部が正常の場合に
は災害時運転制御情報に応じて第1の災害時運転を実行
するとともに、商用電源が喪失された情報とエレベータ
監視部の異常情報により、管理人の自動運転切換指令の
有無に拘らず停電時の帰着運転を実行することにより、
エレベータ監視部が異常になった場合にも、商用電源の
喪失によって自動的に停電時の災害時運転として帰着運
転を行なえるので、停電の際にも極めて安全である。
【0052】請求項3の発明のエレベータ制御装置は、
災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部と、この
エレベータ監視部に伝送手段を介して接続されたエレベ
ータ制御部とを備え、エレベータ監視部が正常の場合に
は災害時運転制御情報に応じて第1の災害時運転を実行
するとともに、機械室に別途設置された地震感知器が動
作したことを示す情報とエレベータ監視部の異常情報に
より、エレベータ監視部からの地震感知器の情報を入力
したものとして、地震時の帰着運転を実行することによ
り、エレベータ監視部が異常になった場合にも、地震時
の災害時運転として帰着運転を行なえる。地震の際にも
極めて安全である。
【0053】請求項4の発明のエレベータ制御装置は、
災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部と、この
エレベータ監視部に伝送手段を介して接続されたエレベ
ータ制御部とを備え、エレベータ監視部が正常の場合に
は災害時運転制御情報に応じて第1の災害時運転を実行
するとともに、火災感知器が動作したことを示す情報と
エレベータ監視部の異常情報により、エレベータ監視部
からの火災感知器の情報を入力したものとして火災時の
帰着運転を実行することにより、エレベータ監視部が異
常になった場合にも、火災時の災害時運転として帰着運
転を行なえるので、火災の際にも極めて安全である。
【0054】請求項5の発明のエレベータ制御装置は、
災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部と、この
エレベータ監視部に伝送手段を介して接続されたエレベ
ータ制御部とを備え、エレベータ監視部が正常の場合に
は災害時運転制御情報に応じて第1の災害時運転を実行
するとともに、バックアップ運転スイッチの入力信号を
検出すると、エレベータ監視部の状態に関係なく、第2
の災害時運転を実行することにより、エレベータ監視部
の異常が自動的に検出されないときでも、バックアップ
運転スイッチによって各種最低限の災害時運転が行なえ
るので、極めて安全性が高い。
【0055】請求項6の発明のエレベータ制御装置は、
災害時運転制御手段を有するエレベータ制御部と、この
エレベータ制御部に伝送手段を介して接続されたエレベ
ータ監視部とを備え、エレベータの状態を表示器上に表
示し、エレベータ監視部の正常確認信号を定期的に出力
してエレベータ制御部にエレベータ監視部の正常の有無
を伝えることにより、エレベータ監視部からの災害情報
や管制運転の情報がなくても、災害時運転が行なえるの
で、極めて安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるエレベータ制御
装置を示すブロック図である。
【図2】図2は本発明の一実施例であるエレベータ制御
装置の全体構成を示すブロック構成図である。
【図3】図3は本発明の一実施例であるエレベータ制御
装置のエレベータ監視部正常信号出力手段を示すフロー
チャートである。
【図4】図4は本発明の一実施例であるエレベータ制御
装置のエレベータ監視部異常判断手段を示すフローチャ
ートである。
【図5】図5は本発明の一実施例であるエレベータ制御
装置の災害時運転実行手段を示すフローチャートであ
る。
【図6】図6は図5中の第1の停電時運転指令処理を示
すフローチャートである。
【図7】図7は図5中の第2の停電時運転指令処理を示
すフローチャートである。
【図8】図8は図5中の第1の地震時運転指令処理を示
すフローチャートである。
【図9】図9は図5中の第2の地震時運転指令処理を示
すフローチャートである。
【図10】図10は図5中の第1の火災時運転指令処理
を示すフローチャートである。
【図11】図11は図5中の第2の火災時運転指令処理
を示すフローチャートである。
【図12】図12は本発明の一実施例であるエレベータ
制御装置の他の災害時運転実行手段を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
13 入力手段 16 災害時運転制御手段 17 表示制御手段 19 伝送手段 20 エレベータ監視部正常信号出力手段 21 災害時運転制御情報受信手段 22 エレベータ監視部異常判定手段 23 エレベータ状態信号作成手段 24 災害時運転実行手段 25 エレベータ制御手段 28 バックアップ運転スイッチ 30 エレベータ群管理装置 50 エレベータ監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上松 栄治 愛知県稲沢市菱町1番地 三菱電機メカ トロニクスソフトウエア株式会社 稲沢 事業所内 (56)参考文献 特開 平3−249082(JP,A) 特開 平3−256984(JP,A) 特開 平4−182286(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作情報に応じてエレベータに運転指令
    を出力するとともに、エレベータの停電時における運
    転、エレベータの地震時における運転、エレベータの火
    災時における運転の各災害時の運転のうち少なくとも1
    つの運転に対して運転制御情報を作成しエレベータに出
    力する災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部
    と、 前記エレベータ監視部に所定の伝送手段を介して接続さ
    れ、前記伝送手段を介して前記災害時運転制御手段から
    の災害時運転制御情報を受信する災害時運転制御情報受
    信手段、前記伝送手段を介して前記エレベータ監視部と
    の間で正常確認信号を受信し、前記正常確認信号が所定
    時間受信されないときに、前記エレベータ監視部が異常
    と判定するエレベータ監視部異常判定手段、前記災害時
    運転制御情報受信手段からの制御情報に基づいて第1の
    災害時運転を実行し、前記エレベータ監視部異常判定手
    段からの異常判定を受取り且つ前記伝送手段以外から入
    力される災害発生情報により災害を検知した場合は第2
    の災害時運転を実行する災害時運転実行手段を有するエ
    レベータ制御部とを具備することを特徴とするエレベー
    タ制御装置。
  2. 【請求項2】 操作情報に応じてエレベータに運転指令
    を出力するとともに、エレベータの停電時における運
    転、エレベータの地震時における運転、エレベータの火
    災時における運転の各災害時の運転のうち少なくとも1
    つの運転に対して運転制御情報を作成しエレベータに出
    力する災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部
    と、 前記エレベータ監視部に所定の伝送手段を介して接続さ
    れ、前記伝送手段を介して前記災害時運転制御手段から
    の災害時運転制御情報を受信する災害時運転制御情報受
    信手段、前記伝送手段を介して前記エレベータ監視部と
    の間で正常確認信号を受信し、前記正常確認信号が所定
    時間受信されないときに、前記エレベータ監視部が異常
    と判定するエレベータ監視部異常判定手段、前記災害時
    運転制御情報受信手段からの制御情報に基づいて第1の
    災害時運転を実行し、商用電源が喪失されたことを示す
    入力情報と前記エレベータ監視部異常判断手段の異常判
    定に基づいて、管理人による自動運転切換指令の有無に
    拘らず停電時の帰着運転を第2の災害時運転として実行
    する災害時運転実行手段を有するエレベータ制御部とを
    具備することを特徴とするエレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 操作情報に応じてエレベータに運転指令
    を出力するとともに、エレベータの停電時における運
    転、エレベータの地震時における運転、エレベータの火
    災時における運転の各災害時の運転のうち少なくとも1
    つの運転に対して運転制御情報を作成しエレベータに出
    力する災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部
    と、 前記エレベータ監視部に所定の伝送手段を介して接続さ
    れ、前記伝送手段を介して前記災害時運転制御手段から
    の災害時運転制御情報を受信する災害時運転制御情報受
    信手段、前記伝送手段を介して前記エレベータ監視部と
    の間で正常確認信号を受信し、前記正常確認信号が所定
    時間受信されないときに、前記エレベータ監視部が異常
    と判定するエレベータ監視部異常判定手段、前記災害時
    運転制御情報受信手段からの制御情報に基づいて第1の
    災害時運転を実行し、機械室に別途配設された地震感知
    器が動作したことを示す入力情報と前記エレベータ監視
    部異常判定手段の異常判定に基づいて、前記エレベータ
    監視部からの信号を受信したものとして地震時の帰着運
    転を第2の災害時運転として実行する災害時運転実行手
    段を有するエレベータ制御部とを具備することを特徴と
    するエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】 操作情報に応じてエレベータに運転指令
    を出力するとともに、エレベータの停電時における運
    転、エレベータの地震時における運転、エレベータの火
    災時における運転の各災害時の運転のうち少なくとも1
    つの運転に対して運転制御情報を作成しエレベータに出
    力する災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部
    と、 前記エレベータ監視部に所定の伝送手段を介して接続さ
    れ、前記伝送手段を介して前記災害時運転制御手段から
    の災害時運転制御情報を受信する災害時運転制御情報受
    信手段、前記伝送手段を介して前記エレベータ監視部と
    の間で正常確認信号を受信し、前記正常確認信号が所定
    時間受信されないときに、前記エレベータ監視部が異常
    と判定するエレベータ監視部異常判定手段、前記災害時
    運転制御情報受信手段からの制御情報に基づいて第1の
    災害時運転を実行し、火災感知器が動作したことを示す
    入力情報と前記エレベータ監視部異常判定手段の異常判
    定に基づいて、火災時の帰着運転を第2の災害時運転と
    して実行する災害時運転実行手段を有するエレベータ制
    御部とを具備することを特徴とするエレベータ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 操作情報に応じてエレベータに運転指令
    を出力するとともに、エレベータの停電時における運
    転、エレベータの地震時における運転、エレベータの火
    災時における運転の各災害時の運転のうち少なくとも1
    つの運転に対して運転制御情報を作成しエレベータに出
    力する災害時運転制御手段を有するエレベータ監視部
    と、 前記エレベータ監視部に所定の伝送手段を介して接続さ
    れ、前記伝送手段を介して前記災害時運転制御手段から
    の災害時運転制御情報を受信する災害時運転制御情報受
    信手段、前記伝送手段を介して前記エレベータ監視部と
    の間で正常確認信号を受信し、前記正常確認信号が所定
    時間受信されないときに、前記エレベータ監視部が異常
    と判定するエレベータ監視部異常判定手段、前記災害時
    運転制御情報受信手段からの制御情報に基づいて第1の
    災害時運転を実行し、バックアップ運転スイッチの入力
    信号を検出すると、前記エレベータ監視部異常判定手段
    からの異常判定をまたず、第2の災害時運転を実行する
    災害時運転実行手段を有するエレベータ制御部とを具備
    することを特徴とするエレベータ制御装置。
  6. 【請求項6】 エレベータの停電時における運転、エレ
    ベータの地震時における運転、エレベータの火災時にお
    ける運転の各災害時の運転のうち少なくとも1つの運転
    に対して運転を実行する災害時運転制御手段を有するエ
    レベータ制御部と、 前記エレベータ制御部に所定の伝送手段を介して接続さ
    れ、前記伝送手段を介して取込んだ前記エレベータの状
    態を表示器上に表示する表示制御手段、操作情報若くは
    災害発生情報に基づいて前記各災害時の運転のうち少な
    くとも1つの運転に対して運転制御情報を作成し、前記
    伝送手段を介して定期的に正常確認信号を出力するエレ
    ベータ監視部正常信号出力手段を有し、前記エレベータ
    監視部正常信号出力手段からの正常確認信号に基づき
    レベータ監視部の異常判定と前記各災害管制運転のバッ
    クアップとしての第2の災害時運転を行なわせるエレベ
    ータ制御部とを具備することを特徴とするエレベータ制
    御装置。
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