JP2694769B2 - 熱転写方法 - Google Patents
熱転写方法Info
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- JP2694769B2 JP2694769B2 JP63038626A JP3862688A JP2694769B2 JP 2694769 B2 JP2694769 B2 JP 2694769B2 JP 63038626 A JP63038626 A JP 63038626A JP 3862688 A JP3862688 A JP 3862688A JP 2694769 B2 JP2694769 B2 JP 2694769B2
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- thermal transfer
- wax
- parts
- transfer sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/38207—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
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- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （発明の属する技術分野） 本発明は熱転写方法に関し、更に詳しくは被転写材の
搬送速度を熱転写シートの搬送速度よりも大にして行う
熱転写方法（以下単にＮ倍モード法という）において、
高濃度の印字が可能な熱転写方法に関する。
搬送速度を熱転写シートの搬送速度よりも大にして行う
熱転写方法（以下単にＮ倍モード法という）において、
高濃度の印字が可能な熱転写方法に関する。
（従来の技術及びその課題） 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出力プ
リントを熱転写方式によって印字する場合には、ベース
フイルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写
シートが使用されている。
リントを熱転写方式によって印字する場合には、ベース
フイルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写
シートが使用されている。
この従来の熱転写シートは、ベースフイルムとして厚
さ10〜20μｍのコンデンサ紙やパラフィン紙のような紙
或いは厚さ３〜20μｍのポリエステルやセロファンのよ
うなプラスチックのフイルムを用い、ワックスに顔料や
染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーティ
ングにより設けて製造したものである。
さ10〜20μｍのコンデンサ紙やパラフィン紙のような紙
或いは厚さ３〜20μｍのポリエステルやセロファンのよ
うなプラスチックのフイルムを用い、ワックスに顔料や
染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーティ
ングにより設けて製造したものである。
これらの熱転写シートを用いるＮ倍モード法では、被
転写材の搬送速度をＮとし、熱転写シートの搬送速度を
Ｎ′とし、Ｎ＞Ｎ′とすると、印字距離はＮでありなが
ら、熱転写シートの消費量はＮ′となることから、印字
距離に対する熱転写シートの消費量が節約できるという
利点があるが、印字濃度がＮ′/Nとなり、必然的に印字
濃度が低下するという問題がある。
転写材の搬送速度をＮとし、熱転写シートの搬送速度を
Ｎ′とし、Ｎ＞Ｎ′とすると、印字距離はＮでありなが
ら、熱転写シートの消費量はＮ′となることから、印字
距離に対する熱転写シートの消費量が節約できるという
利点があるが、印字濃度がＮ′/Nとなり、必然的に印字
濃度が低下するという問題がある。
本発明は上述の事情を背景にして為されたものであ
り、その目的は例えＮ倍モード法で熱転写を行っても高
濃度で鮮明な印字を与えることができる熱転写方法を提
供することである。
り、その目的は例えＮ倍モード法で熱転写を行っても高
濃度で鮮明な印字を与えることができる熱転写方法を提
供することである。
（課題を解決するための手段） 上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、
本発明は、被転写材の搬送速度Ｎを熱転写シートの搬送
速度Ｎ′よりも大として行う熱転写方法において、被転
写材の搬送速度をＮとしたときに、熱転写シートとし
て、その熱溶融性インキ層の単位面積当たりの顔料濃度
Ｐが0.06〜1g/m2×（N/N′）（但しN/N′＞1.3である）
である熱転写シートを使用することを特徴とする熱転写
方法である。
本発明は、被転写材の搬送速度Ｎを熱転写シートの搬送
速度Ｎ′よりも大として行う熱転写方法において、被転
写材の搬送速度をＮとしたときに、熱転写シートとし
て、その熱溶融性インキ層の単位面積当たりの顔料濃度
Ｐが0.06〜1g/m2×（N/N′）（但しN/N′＞1.3である）
である熱転写シートを使用することを特徴とする熱転写
方法である。
（作用） Ｎ倍モード法で熱転写を行う場合、プリンタにおける
被転写材の搬送速度と熱転写シートの搬送速度との比を
考慮して、それらの搬送速度比に対応する顔料濃度の熱
溶融インキ層を有する熱転写シートを使用することによ
って、Ｎ倍モード法で熱転写を行っても高濃度で鮮明な
印字を与えることができる。
被転写材の搬送速度と熱転写シートの搬送速度との比を
考慮して、それらの搬送速度比に対応する顔料濃度の熱
溶融インキ層を有する熱転写シートを使用することによ
って、Ｎ倍モード法で熱転写を行っても高濃度で鮮明な
印字を与えることができる。
（好ましい実施態様） 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明
する。
する。
本発明で使用する熱転写シートは、ベースフイルムの
一方の表面に熱溶融性インキ層を有し、更に必要に応じ
てその上のワックスからなる表面層を形成したものであ
る。
一方の表面に熱溶融性インキ層を有し、更に必要に応じ
てその上のワックスからなる表面層を形成したものであ
る。
本発明で用いるベースフイルムとしては、従来の熱転
写シートに使用されていると同じベースフイルムがその
まま用いることができると共に、その他のものも使用す
ることができ、特に制限されない。
写シートに使用されていると同じベースフイルムがその
まま用いることができると共に、その他のものも使用す
ることができ、特に制限されない。
好ましいベースフイルムの具体例としては、例えば、
ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボ
ネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチックフイルム、コンデン
サー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、
これらを複合したベースフイルムであってもよい。
ポリエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボ
ネート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチックフイルム、コンデン
サー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、
これらを複合したベースフイルムであってもよい。
このベースフイルムの厚さは、その強度及び熱伝導性
が適切になるように材料に応じて適宜変更することがで
きるが、その厚さは、好ましくは、例えば、２〜25μｍ
である。
が適切になるように材料に応じて適宜変更することがで
きるが、その厚さは、好ましくは、例えば、２〜25μｍ
である。
上記ベースフイルム上に設ける熱溶融性インキ層は顔
料とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々の添加
剤を加えたものでもよい。
料とビヒクルとからなり、更に必要に応じて種々の添加
剤を加えたものでもよい。
この顔料としては、有機又は無機の顔料のうち、記録
材料として良好な特性を有するもの、例えば、十分な着
色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないもの
が好ましい。
材料として良好な特性を有するもの、例えば、十分な着
色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないもの
が好ましい。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワ
ックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘
導体等との混合物が用いられる。
ックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘
導体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタリンワ
ックス、カルナウバワックス、パラフィンワックス等が
ある。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低
分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボ
タロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワ
ックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、一部
変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等、種々
のワックスが用いられる。
ックス、カルナウバワックス、パラフィンワックス等が
ある。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低
分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボ
タロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワ
ックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、一部
変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等、種々
のワックスが用いられる。
又、熱溶融性インキ層に良好な熱伝導性及び溶融転写
性を与えるために、熱伝導性物質を熱溶融性インキに配
合することができる。この物質としては、カーボンブラ
ック等の炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、二
酸化モリブデン等がある。
性を与えるために、熱伝導性物質を熱溶融性インキに配
合することができる。この物質としては、カーボンブラ
ック等の炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、二
酸化モリブデン等がある。
ベースフイルム上へ直接若しくは間接的に熱溶融性イ
ンキ層を形成する方法としては、ホットメルトコートの
外、ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビア
リバースコート、ロールコート、その他多くの手段で夫
々の塗工液を塗布する方法等が挙げられる。
ンキ層を形成する方法としては、ホットメルトコートの
外、ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビア
リバースコート、ロールコート、その他多くの手段で夫
々の塗工液を塗布する方法等が挙げられる。
本発明の熱転写方法で使用する熱転写シートは、プリ
ンタにおける被転写材の搬送速度Ｎと熱転写シートの搬
送速度Ｎ′との搬送速度比を考慮して、その熱溶融性イ
ンキ層の顔料濃度を決定する。即ち、上記の如きインキ
層を形成する場合に、そのインキ層の顔料濃度Ｐを、従
来の熱転写シートの顔料濃度が、インキ層の単位面積当
たり約0.06〜1g/m2であるのに対して、前記定義のＮ及
びＮ′との関係において、単位面積当たりの顔料濃度を
0.06〜1g/m2×（N/N′）とする。例えば、N/N′＝２と
すれば、2Pの顔料濃度とした熱転写シートを使用する。
ンタにおける被転写材の搬送速度Ｎと熱転写シートの搬
送速度Ｎ′との搬送速度比を考慮して、その熱溶融性イ
ンキ層の顔料濃度を決定する。即ち、上記の如きインキ
層を形成する場合に、そのインキ層の顔料濃度Ｐを、従
来の熱転写シートの顔料濃度が、インキ層の単位面積当
たり約0.06〜1g/m2であるのに対して、前記定義のＮ及
びＮ′との関係において、単位面積当たりの顔料濃度を
0.06〜1g/m2×（N/N′）とする。例えば、N/N′＝２と
すれば、2Pの顔料濃度とした熱転写シートを使用する。
インキ層の顔料濃度を高める方法は、ワックスインキ
中の顔料濃度を予め高めておく方法と、インキ層自体の
厚みを増す方法の２方法であり、本発明ではいずれの方
法を利用してもよい。
中の顔料濃度を予め高めておく方法と、インキ層自体の
厚みを増す方法の２方法であり、本発明ではいずれの方
法を利用してもよい。
N/N′が1.5以上の数値の場合には、この値に対応して
インキの顔料濃度を高めることは実際上困難であるの
で、顔料濃度はあまり高くせずにインキ層の厚みを大に
する方法が好ましい。この方法よれば、N/N′の値が２
以上であっても十分に対応可能である。現実的にはＮ倍
モード法におけるN/N′の値は約1.4〜10の値であるの
で、本発明におけるインキ層の顔料濃度は、用いる顔料
の種類（例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラ
ック）によって異なり、一般的には0.06〜1g/m2である
ので、該濃度にN/N′を乗じた濃度、例えば、0.08〜10g
/m2が一般的である。又、インキ中の顔料濃度を従来の
濃度と同様にすれば、従来のインキ層の厚みが約２〜５
μｍであるので、該厚みにN/N′を乗じた厚み、例え
ば、2.6〜20μｍの厚みが一般的である。
インキの顔料濃度を高めることは実際上困難であるの
で、顔料濃度はあまり高くせずにインキ層の厚みを大に
する方法が好ましい。この方法よれば、N/N′の値が２
以上であっても十分に対応可能である。現実的にはＮ倍
モード法におけるN/N′の値は約1.4〜10の値であるの
で、本発明におけるインキ層の顔料濃度は、用いる顔料
の種類（例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラ
ック）によって異なり、一般的には0.06〜1g/m2である
ので、該濃度にN/N′を乗じた濃度、例えば、0.08〜10g
/m2が一般的である。又、インキ中の顔料濃度を従来の
濃度と同様にすれば、従来のインキ層の厚みが約２〜５
μｍであるので、該厚みにN/N′を乗じた厚み、例え
ば、2.6〜20μｍの厚みが一般的である。
本発明において上記インキ層上に形成する表面層は、
転写膜の一部をなし、被転写材に接する側の表面に形成
して地汚れを防止するとともにインキ層の被転写材に対
する接着性を向上させる働きを有する。これらの表面層
は前記のワックスを主成分として形成する。更にこの表
面層には接着性の改良のために熱可塑性樹脂を含有させ
ることができる。
転写膜の一部をなし、被転写材に接する側の表面に形成
して地汚れを防止するとともにインキ層の被転写材に対
する接着性を向上させる働きを有する。これらの表面層
は前記のワックスを主成分として形成する。更にこの表
面層には接着性の改良のために熱可塑性樹脂を含有させ
ることができる。
ベースフイルムに熱に弱い材料を用いる場合には、サ
ーマルヘッドに接する側の表面に、サーマルヘッドのス
ティッキングを防止する層を設けることが好ましい。
ーマルヘッドに接する側の表面に、サーマルヘッドのス
ティッキングを防止する層を設けることが好ましい。
又、熱転写画像は一般に光沢があり、美麗である反
面、文章が読みにくくなることがあるので、艶消し印字
が望ましいことがある。このような場合には、例えば、
出願人が提案した（特願昭58−208306号明細書）よう
に、ベースフイルム上にマット層を設けるか、ベースフ
イルム自体をマット加工して使用してもよい。
面、文章が読みにくくなることがあるので、艶消し印字
が望ましいことがある。このような場合には、例えば、
出願人が提案した（特願昭58−208306号明細書）よう
に、ベースフイルム上にマット層を設けるか、ベースフ
イルム自体をマット加工して使用してもよい。
本発明の方法は、カラー印字用の熱転写方法に適用で
きることは云う迄もないから、同一ベースフイルムに２
色以上塗り分けられた多色の熱転写シートを使用する方
法も本発明の範囲に含まれる。又、熱転写プリンタとし
てはライン或いはシリアルタイプのいずれも使用するこ
とができる。
きることは云う迄もないから、同一ベースフイルムに２
色以上塗り分けられた多色の熱転写シートを使用する方
法も本発明の範囲に含まれる。又、熱転写プリンタとし
てはライン或いはシリアルタイプのいずれも使用するこ
とができる。
（効果） 以上の如き本発明によれば、Ｎ倍モード法において
も、印字時の地汚れや尾引き等がなく、更に印字の濃度
や解像性等が改良された熱転写シートが提供される。
も、印字時の地汚れや尾引き等がなく、更に印字の濃度
や解像性等が改良された熱転写シートが提供される。
（実施例） 以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明す
る。尚、文中、部又は％とあるのは特に断りのない限り
重量基準である。
る。尚、文中、部又は％とあるのは特に断りのない限り
重量基準である。
実施例１ 厚さ3.5μｍのポリエチレンテレフタレートのフイル
ムをベースフイルムとし、その一方の面に下記組成の熱
溶融性インキ及び表面材料とを調製し、それぞれ付記し
た手段により塗布及び乾燥して本発明で使用する熱転写
シートを得た。
ムをベースフイルムとし、その一方の面に下記組成の熱
溶融性インキ及び表面材料とを調製し、それぞれ付記し
た手段により塗布及び乾燥して本発明で使用する熱転写
シートを得た。
熱溶融性インキ層 カーボンブラック（ダイヤブラックＧ、三菱化成製） 30部 エチレン／酢酸ビニル共重合体（EVAフレックス310、
三井ポリケミカル製） ５部 パラフィンワックス（パラフィン150F、日本精蝋製） 50部 カルナバワックス 15部 アトライターを用いて、120℃で６時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より3.5g/m2（乾燥状態）の割合で塗布及び乾燥した。
三井ポリケミカル製） ５部 パラフィンワックス（パラフィン150F、日本精蝋製） 50部 カルナバワックス 15部 アトライターを用いて、120℃で６時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より3.5g/m2（乾燥状態）の割合で塗布及び乾燥した。
表面層 155Fパラフィンワックスエマルジョン（WE−70、ボン
ドワックス社製、固形分40％水性エマルジョン） 20部 アイオノマー樹脂（ケミパールＳ−100、三井石油化
学製、固形分27％） 10部 60％イソプロパノール水溶液 15部 グラビアコート法により0.8g/m2（乾燥状態）の割合
で塗布し、60℃で乾燥し表面マット状の表面層を形成し
た。
ドワックス社製、固形分40％水性エマルジョン） 20部 アイオノマー樹脂（ケミパールＳ−100、三井石油化
学製、固形分27％） 10部 60％イソプロパノール水溶液 15部 グラビアコート法により0.8g/m2（乾燥状態）の割合
で塗布し、60℃で乾燥し表面マット状の表面層を形成し
た。
インキ層と表面層との厚さが夫々3.5μｍと0.8μｍの
上記の熱転写シートを用い、被転写紙として上質紙を選
んで、市販のサーマルヘッドを使用して熱転写印字を行
た。サーマルヘッドのエネルギー0.7W/ドットで、被転
写紙の搬送速度40cm/秒（Ｎ）、熱転写シートの搬送速
度20cm/秒（Ｎ′）でＮ倍モード（N/N′＝２）で高速印
字を行ったところ、前記顔料濃度が15部でN/N′≒１の
場合の印字と同様に被転写紙に対して地汚れのない高濃
度の印字が可能であった。
上記の熱転写シートを用い、被転写紙として上質紙を選
んで、市販のサーマルヘッドを使用して熱転写印字を行
た。サーマルヘッドのエネルギー0.7W/ドットで、被転
写紙の搬送速度40cm/秒（Ｎ）、熱転写シートの搬送速
度20cm/秒（Ｎ′）でＮ倍モード（N/N′＝２）で高速印
字を行ったところ、前記顔料濃度が15部でN/N′≒１の
場合の印字と同様に被転写紙に対して地汚れのない高濃
度の印字が可能であった。
実施例２ 実施例１と同じベースフイルムを用い、下記の組成の
２つの層を形成して本発明で使用する熱転写シートを得
た。
２つの層を形成して本発明で使用する熱転写シートを得
た。
熱溶融性インキ層 カーボンブラック（ダイヤブラックＧ、三菱化成製） 15部 エチレン／酢酸ビニル共重合体（EVAフレックス310、
三井ポリケミカル製） ８部 パラフィンワックス（パラフィン150F、日本精蝋製） 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で６時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より7.0g/m2（乾燥状態）の割合で塗布及び乾燥した。
三井ポリケミカル製） ８部 パラフィンワックス（パラフィン150F、日本精蝋製） 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で６時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より7.0g/m2（乾燥状態）の割合で塗布及び乾燥した。
表面層 155Fパラフィンワックスエマルジョン（WE−70、ボン
ドワックス社製、固形分40％水性エマルジョン） 70部 EVA樹脂エマルジョン（ボンドワックス62−357、ボン
ドワックス社製、固形分40％） 10部 50％イソプロパノール水溶液 50部 グラビアコート法による0.5g/m2（乾燥状態）の割合
で塗布し、73℃で乾燥し表面平滑性の表面層とした。
ドワックス社製、固形分40％水性エマルジョン） 70部 EVA樹脂エマルジョン（ボンドワックス62−357、ボン
ドワックス社製、固形分40％） 10部 50％イソプロパノール水溶液 50部 グラビアコート法による0.5g/m2（乾燥状態）の割合
で塗布し、73℃で乾燥し表面平滑性の表面層とした。
インキ層と表面層との厚さが夫々7.0μｍと0.5μｍの
この熱転写シートも、N/N′＝1.8で実施例１と同様に良
好な転写性能を示した。
この熱転写シートも、N/N′＝1.8で実施例１と同様に良
好な転写性能を示した。
実施例３ 実施例１と同じベースフイルムを用い、下記の組成の
２つの層を形成して本発明で使用する熱転写シートを得
た。
２つの層を形成して本発明で使用する熱転写シートを得
た。
熱溶融性インキ層 カーボンブラック（ダイヤブラックＧ、三菱化成製） 15部 エチレン／酢酸ビニル共重合体（EVAフレックス310、
三井ポリケミカル製） ８部 パラフィンワックス（パラフィン150F、日本精蝋製） 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で６時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より10g/m2（乾燥状態）の割合で塗布及び乾燥した。
三井ポリケミカル製） ８部 パラフィンワックス（パラフィン150F、日本精蝋製） 50部 カルナバワックス 25部 アトライターを用いて、120℃で６時間混練したもの
を、インキ温度120℃のホットメルトロールコート法に
より10g/m2（乾燥状態）の割合で塗布及び乾燥した。
表面層 カルナバワックス 10部 エチレン／酢酸ビニル共重合体（エバフレックス31
0、三井ポリケミカル製） ２部 を溶融した後、エマルジョン化（固形分20％）したもの
を、ロールコート法で0.3g/m2（乾燥状態）の割合で塗
布し、60℃で乾燥してマット状の表面層を形成した。
0、三井ポリケミカル製） ２部 を溶融した後、エマルジョン化（固形分20％）したもの
を、ロールコート法で0.3g/m2（乾燥状態）の割合で塗
布し、60℃で乾燥してマット状の表面層を形成した。
インキ層と表面層との厚さが夫々10μｍと0.3μｍの
この例の熱転写シートも、N/N′＝2.2で地汚れもなく良
好な転写性能を示した。
この例の熱転写シートも、N/N′＝2.2で地汚れもなく良
好な転写性能を示した。
実施例４ 厚さ６μｍのポリエチレンテレフタレートフイルムを
ベースフイルムとして用い、下記組成のイエロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）及びブラック
（Ｂ）の各色の熱溶融性インキと表面層用インキでイン
キ層と表面層とを形成して本発明で使用する熱転写シー
トを得た。
ベースフイルムとして用い、下記組成のイエロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）及びブラック
（Ｂ）の各色の熱溶融性インキと表面層用インキでイン
キ層と表面層とを形成して本発明で使用する熱転写シー
トを得た。
熱溶融性インキ層 顔料（イエロー、マゼンタ、シアン又はブラックの顔
料） 12 部 エチレン／酢酸ビニル共重合体（スミテートKC−10、
住友化学工業製） 5.5部 酸化パラフィンエステル系複合化合物（アミドポリマ
ーＴ−820、電化ポリマー製） 10.5部 パラフィンワックス（パラフィンSP−0145、日本精蝋
製） 13 部 マイクロクリスタリンワックス（ハイミック2065、日
本精蝋製） 8 部 イソプロパノール 5 部 キシレン 46 部 上記４色のインキ組成物を用いてグラビア印刷法によ
り、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順に面
順次に印刷してインキ層を形成した。その時の塗工重量
は4g/m2であった。
料） 12 部 エチレン／酢酸ビニル共重合体（スミテートKC−10、
住友化学工業製） 5.5部 酸化パラフィンエステル系複合化合物（アミドポリマ
ーＴ−820、電化ポリマー製） 10.5部 パラフィンワックス（パラフィンSP−0145、日本精蝋
製） 13 部 マイクロクリスタリンワックス（ハイミック2065、日
本精蝋製） 8 部 イソプロパノール 5 部 キシレン 46 部 上記４色のインキ組成物を用いてグラビア印刷法によ
り、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順に面
順次に印刷してインキ層を形成した。その時の塗工重量
は4g/m2であった。
表面層 カルナバエマルジョン（WE−95、ボンドワックス社
製、固形分40％） 30部 エチレン／酢酸ビニル共重合体エマルジョン（ポリゾ
ールEVAAD−５、昭和高分子製、固形分56％） 10部 75％イソプロパノール水溶液 60部 上記インキ組成物を用いてグラビア印刷法により、先
に印刷したイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックに
塗り分けた熱溶融性インキ層の上に乾燥重量0.7g/m2と
なるように塗工して表面層を形成した。その時の乾燥条
件は65℃３秒であった。
製、固形分40％） 30部 エチレン／酢酸ビニル共重合体エマルジョン（ポリゾ
ールEVAAD−５、昭和高分子製、固形分56％） 10部 75％イソプロパノール水溶液 60部 上記インキ組成物を用いてグラビア印刷法により、先
に印刷したイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックに
塗り分けた熱溶融性インキ層の上に乾燥重量0.7g/m2と
なるように塗工して表面層を形成した。その時の乾燥条
件は65℃３秒であった。
以上の工程により作製した熱転写シートを使用してカ
ラーサーマルプリンタで、N/N′＝1.7で印字を行ったと
ころ、同様に十分な印字が可能であった。
ラーサーマルプリンタで、N/N′＝1.7で印字を行ったと
ころ、同様に十分な印字が可能であった。
Claims (1)
- 【請求項１】被転写材の搬送速度Ｎを熱転写シートの搬
送速度Ｎ′よりも大として行う熱転写方法において、被
転写材の搬送速度をＮとしたときに、熱転写シートとし
て、その熱溶融性インキ層の単位面積当たりの顔料濃度
Ｐが0.06〜1g/m2×（N/N′）（但しN/N′＞1.3である）
である熱転写シートを使用することを特徴とする熱転写
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63038626A JP2694769B2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | 熱転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63038626A JP2694769B2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | 熱転写方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01214478A JPH01214478A (ja) | 1989-08-28 |
| JP2694769B2 true JP2694769B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12530450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63038626A Expired - Fee Related JP2694769B2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | 熱転写方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2694769B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6223788A (ja) * | 1985-07-24 | 1987-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 転写型感熱記録方法 |
-
1988
- 1988-02-23 JP JP63038626A patent/JP2694769B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01214478A (ja) | 1989-08-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |