JP2694437B2 - 自動二輪車用エアクリーナのマウント構造 - Google Patents
自動二輪車用エアクリーナのマウント構造Info
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動二輪車のエアクリーナにおいて特に車
体フレームの左右フレーム間にボルト固定されるエアク
リーナのマウント構造に関する。 (技術の背景) 従来、車体フレームの左右フレーム間にボルト固定さ
れる自動二輪車用エアクリーナのマウント構造であっ
て、エアクリーナケースの前部底部に一対のフック部材
を配置し、該フック部材をクロスパイプに係合させると
ともに、エアクリーナケースの後端中央部をクロスパイ
プにボルト固定するようにしたエアクリーナのマウント
構造が知られている(例えば実開昭58−44473号公報参
照)。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、上記のようなエアクリーナのマウント構造
では、車両の走行時に前記フック部材がクロスパイプと
の係合から外れるような力が働くため、該フック部材を
鈎状に形成する必要がある。ところが、フック部材を鈎
状に形成すると、エアクリーナの着脱方向を該鈎の形状
に合わせて変化させなくてはならず、エアクリーナの着
脱が面倒である。また、エアクリーナの底面が平らで略
水平に形成されているため、エアクリーナの底面下方を
利用した通風ができず、エアクリーナの下方に通常配置
されるエンジン部材の所望の冷却ができない、等の問題
がある。 本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、エ
アクリーナケースとクロスパイプの係合関係およびエア
クリーナケースの底面形状に改良を加えて、エアクリー
ナケースの着脱がきわめて容易でありながら該エアクリ
ーナケースが安定して確実に車体フレームに保持され、
しかも走行風をエンジン部材に利用できる自動二輪車用
エアクリーナのマウント構造を提供しようとするもので
ある。 (発明の概要) 上記目的を達成するために、本発明における自動二輪
車用エアクリーナのマウント構造は、エアクリーナケー
スの底部を後下方に傾斜せしめ、同エアクリーナケース
の後端にキャブレタに接続される空気導出口を開口せし
めるとともに、幅方向中央部に凹部を形成し、エアクリ
ーナケース下部の前記凹部を挟む両側に、少なくとも後
方立上り面が垂直面を構成する垂直凹部をエアクリーナ
ケースを横断する方向に設け、該垂直凹部を前記左右フ
レーム間に架設された横架材に上方から嵌合せしめる一
方、エアクリーナケースの後端に一体に形成されたブラ
ケットをボルトによって車体フレームに締着し、該締着
部を前記垂直凹部と前記横架材の嵌合部よりも上方に位
置せしめたことを特徴とするものである。 (発明の実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。 第1図は本発明に係るエアクリーナのマウント構造を
示す自動二輪車のエアクリーナ部分の側断面図、第2図
は同平面図、第3図はエアクリーナケースの嵌合部の拡
大断面詳細図である。 図において、1は車体フレーム、2は該車体フレーム
1の前方上部に装着された燃料タンク、3は車体フレー
ム1の燃料タンク2の下に装着されたエアクリーナ(乾
式エアクリーナ)である。 ここで、上記車体フレーム1の図示された各部につい
て述べると、4はステアリングヘッドパイプ、5はメイ
ンパイプ、6はダウンチューブ、7はシートレール、8
はガセット、9は補強プレートであり、これらは従来と
同様に構成されている。そして、メインパイプ5の左右
パイプ5a,5b間には横架パイプ11,15が互いに平行に架設
されており、シートレール7の左右パイプ7a,7b間には
ステー19が架設されている。 ところで、前記燃料タンク2は、その前端部に設けら
れたフック部10をメインパイプ5の左右パイプ5a,5b間
に架設された前記横架パイプ11に後方から嵌め込み、且
つ、後端をシートレール7に設けられたステー12にボル
ト13で締着することによって車体フレーム1に装着され
ている。 又、前記エアクリーナ3は、メインパイプ5の左右パ
イプ5a,5bの間に形成される水平配置されているが、そ
のマウント構造を以下に説明する。 エアクリーナ3のエアクリーナケース13は樹脂にて一
体成形され、第1図に示すように、その底部の幅方向中
央部には後下方に傾斜する凹部が形成されており、該エ
アクリーナケース13の後端にはブラケット18が一体に形
成されている。そして、第2図に示すように、ブラケッ
ト18には前後方向に長い長孔状のボルト挿通孔17が穿設
されている。 更に、エアクリーナケース13の下部の前後方向略中央
部であって、且つ、前記凹部を挟む両側には、該エアク
リーナケース13をその軸線に対して直角方向に横断する
略逆U字状の垂直凹部14が形成されている。この垂直凹
部14はエアクリーナケース13の成形時に同時に形成され
るが、これの後方側立上り面14aは垂直面(後述のボル
ト16の軸線に対して平行な面)を構成しており、第2図
に示すように、エアクリーナケース13の両側に対応する
部分には垂直凹部14の凹形状に沿った凸条14b,14c(第
3図参照)が形成されている。 尚、エアクリーナケース13において、前記ブラケット
18は垂直凹部14よりも高い位置に形成されている。 而して、エアクリーナ3は下記要領で車体フレーム1
にマウントされる。 即ち、先ず、前記メインパイプ5の左右パイプ5a,5b
間に架設された前記横架パイプ15にエアクリーナケース
13の垂直凹部14を上方から嵌め込み、次いでブラケット
18を前記ステー19の座面21に重ね合わせてこのブラケッ
ト18とステー19とをボルト挿通孔17に挿通するボルト16
で締着すれば、エアクリーナ3の車体フレーム1への取
り付けが完了する。尚、エアクリーナケース13の垂直凹
部14が横架パイプ15に嵌合されたとき、前記凸条14b,14
cが横架パイプ15の外周面と接する。 以上の要領で車体フレーム1に装着されたエアクリー
ナ3は、自動二輪車の走行時においてボルト16による締
着部を回動中心として垂直凹部14が横架パイプ15から抜
ける方向(矢印A方向)に回動(振れ)しようとする
が、垂直凹部14の後方側立上り面14aは前述のように垂
直面を構成し、ボルト16による締着部を垂直凹部14と横
架パイプ15との嵌合部よりも上方に位置せしめているた
め、該後方側立上り面14aが横架パイプ15の外周面に干
渉してエアクリーナ3の前記回動を阻止することとな
り、これによってエアクリーナ3の振れが抑制される。 又、エアクリーナケース13は垂直凹部14と横架パイプ
15の嵌合部とボルト16の締着部とによって前後方向の動
きも抑制されるため、エアクリーナ3は安定した取付状
態を保持することができる。尚、ブラケット18には前後
方向に長い長孔状のボルト挿通孔17を形成したため、エ
アクリーナ3の組付誤差を該ボルト挿通孔17によって吸
収することができる。 更に、本発明に係るマウント構造によれば、エアクリ
ーナケース13の両側面を左右パイプ5a,5bに容易な嵌め
込みが可能な限り近接させることができるため、左右パ
イプ5a,5b間の制約されたスペース内に配置されるエア
クリーナ3の容積を拡大することができ、従って、排ガ
ス対策上好ましいエアクリーナ3の装備が可能となる。
尚、エアクリーナ3において、22は空気導入管、23はフ
ィルタ担持体、24はフィルタ、25は空気導出口26と不図
示のキャブレタとを接続するゴムジョイントである。 その他、本実施例においては、エアクリーナケース13
の底部の幅方向中央部に後下方に傾斜する凹部を形成し
たため、エアクリーナケース13の底部と横架パイプ15と
の間に隙間が形成され、この隙間にスロットルワイヤー
等を通すことができ、スペースの有効利用が図られると
ともに、スロットルワイヤー等の垂れ下がりを防ぐこと
ができる。又、凹部が後下方に傾斜しているため、エア
クリーナ3の後下方に配された不図示のキャブレタに走
行風が導かれて該キャブレタが有効に冷却されるという
効果も得られる。 (発明の効果) 以上のように本発明に係る自動二輪車用エアクリーナ
のマウント構造によれば、垂直凹部を左右フレーム間に
架設された横架材に上方から嵌合せしめる一方、エアク
リーナケースの後端に一体に形成されたブラケットをボ
ルトによって車体フレームに締着するようにしたので、
車体フレームに対するエアクリーナケースの着脱がきわ
めて容易にできる。しかも、前記締着部を前記垂直凹部
と前記横架材の嵌合部よりも上方に位置せしめたので、
締着部を回動中心として垂直凹部が上下方向の回動しよ
うとしても、垂直凹部の後方立上り面が横架材の外面に
干渉してエアクリーナケースの上下方向の回動を阻止し
てエアクリーナの振れが抑制され且つ前後方向の動きも
抑制され、エアクリーナケースは安定して確実に車体フ
レームに保持され得る。さらに、エアクリーナケースの
底部を後下方に傾斜せしめ、幅方向中央部に凹部を形成
したので、該凹部を走行風が容易に流下できることか
ら、該走行風を利用してエアクリーナの下方に通常配置
されるキャブレタや他のエンジン部材を十分に冷却する
ことができる。
体フレームの左右フレーム間にボルト固定されるエアク
リーナのマウント構造に関する。 (技術の背景) 従来、車体フレームの左右フレーム間にボルト固定さ
れる自動二輪車用エアクリーナのマウント構造であっ
て、エアクリーナケースの前部底部に一対のフック部材
を配置し、該フック部材をクロスパイプに係合させると
ともに、エアクリーナケースの後端中央部をクロスパイ
プにボルト固定するようにしたエアクリーナのマウント
構造が知られている(例えば実開昭58−44473号公報参
照)。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、上記のようなエアクリーナのマウント構造
では、車両の走行時に前記フック部材がクロスパイプと
の係合から外れるような力が働くため、該フック部材を
鈎状に形成する必要がある。ところが、フック部材を鈎
状に形成すると、エアクリーナの着脱方向を該鈎の形状
に合わせて変化させなくてはならず、エアクリーナの着
脱が面倒である。また、エアクリーナの底面が平らで略
水平に形成されているため、エアクリーナの底面下方を
利用した通風ができず、エアクリーナの下方に通常配置
されるエンジン部材の所望の冷却ができない、等の問題
がある。 本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、エ
アクリーナケースとクロスパイプの係合関係およびエア
クリーナケースの底面形状に改良を加えて、エアクリー
ナケースの着脱がきわめて容易でありながら該エアクリ
ーナケースが安定して確実に車体フレームに保持され、
しかも走行風をエンジン部材に利用できる自動二輪車用
エアクリーナのマウント構造を提供しようとするもので
ある。 (発明の概要) 上記目的を達成するために、本発明における自動二輪
車用エアクリーナのマウント構造は、エアクリーナケー
スの底部を後下方に傾斜せしめ、同エアクリーナケース
の後端にキャブレタに接続される空気導出口を開口せし
めるとともに、幅方向中央部に凹部を形成し、エアクリ
ーナケース下部の前記凹部を挟む両側に、少なくとも後
方立上り面が垂直面を構成する垂直凹部をエアクリーナ
ケースを横断する方向に設け、該垂直凹部を前記左右フ
レーム間に架設された横架材に上方から嵌合せしめる一
方、エアクリーナケースの後端に一体に形成されたブラ
ケットをボルトによって車体フレームに締着し、該締着
部を前記垂直凹部と前記横架材の嵌合部よりも上方に位
置せしめたことを特徴とするものである。 (発明の実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。 第1図は本発明に係るエアクリーナのマウント構造を
示す自動二輪車のエアクリーナ部分の側断面図、第2図
は同平面図、第3図はエアクリーナケースの嵌合部の拡
大断面詳細図である。 図において、1は車体フレーム、2は該車体フレーム
1の前方上部に装着された燃料タンク、3は車体フレー
ム1の燃料タンク2の下に装着されたエアクリーナ(乾
式エアクリーナ)である。 ここで、上記車体フレーム1の図示された各部につい
て述べると、4はステアリングヘッドパイプ、5はメイ
ンパイプ、6はダウンチューブ、7はシートレール、8
はガセット、9は補強プレートであり、これらは従来と
同様に構成されている。そして、メインパイプ5の左右
パイプ5a,5b間には横架パイプ11,15が互いに平行に架設
されており、シートレール7の左右パイプ7a,7b間には
ステー19が架設されている。 ところで、前記燃料タンク2は、その前端部に設けら
れたフック部10をメインパイプ5の左右パイプ5a,5b間
に架設された前記横架パイプ11に後方から嵌め込み、且
つ、後端をシートレール7に設けられたステー12にボル
ト13で締着することによって車体フレーム1に装着され
ている。 又、前記エアクリーナ3は、メインパイプ5の左右パ
イプ5a,5bの間に形成される水平配置されているが、そ
のマウント構造を以下に説明する。 エアクリーナ3のエアクリーナケース13は樹脂にて一
体成形され、第1図に示すように、その底部の幅方向中
央部には後下方に傾斜する凹部が形成されており、該エ
アクリーナケース13の後端にはブラケット18が一体に形
成されている。そして、第2図に示すように、ブラケッ
ト18には前後方向に長い長孔状のボルト挿通孔17が穿設
されている。 更に、エアクリーナケース13の下部の前後方向略中央
部であって、且つ、前記凹部を挟む両側には、該エアク
リーナケース13をその軸線に対して直角方向に横断する
略逆U字状の垂直凹部14が形成されている。この垂直凹
部14はエアクリーナケース13の成形時に同時に形成され
るが、これの後方側立上り面14aは垂直面(後述のボル
ト16の軸線に対して平行な面)を構成しており、第2図
に示すように、エアクリーナケース13の両側に対応する
部分には垂直凹部14の凹形状に沿った凸条14b,14c(第
3図参照)が形成されている。 尚、エアクリーナケース13において、前記ブラケット
18は垂直凹部14よりも高い位置に形成されている。 而して、エアクリーナ3は下記要領で車体フレーム1
にマウントされる。 即ち、先ず、前記メインパイプ5の左右パイプ5a,5b
間に架設された前記横架パイプ15にエアクリーナケース
13の垂直凹部14を上方から嵌め込み、次いでブラケット
18を前記ステー19の座面21に重ね合わせてこのブラケッ
ト18とステー19とをボルト挿通孔17に挿通するボルト16
で締着すれば、エアクリーナ3の車体フレーム1への取
り付けが完了する。尚、エアクリーナケース13の垂直凹
部14が横架パイプ15に嵌合されたとき、前記凸条14b,14
cが横架パイプ15の外周面と接する。 以上の要領で車体フレーム1に装着されたエアクリー
ナ3は、自動二輪車の走行時においてボルト16による締
着部を回動中心として垂直凹部14が横架パイプ15から抜
ける方向(矢印A方向)に回動(振れ)しようとする
が、垂直凹部14の後方側立上り面14aは前述のように垂
直面を構成し、ボルト16による締着部を垂直凹部14と横
架パイプ15との嵌合部よりも上方に位置せしめているた
め、該後方側立上り面14aが横架パイプ15の外周面に干
渉してエアクリーナ3の前記回動を阻止することとな
り、これによってエアクリーナ3の振れが抑制される。 又、エアクリーナケース13は垂直凹部14と横架パイプ
15の嵌合部とボルト16の締着部とによって前後方向の動
きも抑制されるため、エアクリーナ3は安定した取付状
態を保持することができる。尚、ブラケット18には前後
方向に長い長孔状のボルト挿通孔17を形成したため、エ
アクリーナ3の組付誤差を該ボルト挿通孔17によって吸
収することができる。 更に、本発明に係るマウント構造によれば、エアクリ
ーナケース13の両側面を左右パイプ5a,5bに容易な嵌め
込みが可能な限り近接させることができるため、左右パ
イプ5a,5b間の制約されたスペース内に配置されるエア
クリーナ3の容積を拡大することができ、従って、排ガ
ス対策上好ましいエアクリーナ3の装備が可能となる。
尚、エアクリーナ3において、22は空気導入管、23はフ
ィルタ担持体、24はフィルタ、25は空気導出口26と不図
示のキャブレタとを接続するゴムジョイントである。 その他、本実施例においては、エアクリーナケース13
の底部の幅方向中央部に後下方に傾斜する凹部を形成し
たため、エアクリーナケース13の底部と横架パイプ15と
の間に隙間が形成され、この隙間にスロットルワイヤー
等を通すことができ、スペースの有効利用が図られると
ともに、スロットルワイヤー等の垂れ下がりを防ぐこと
ができる。又、凹部が後下方に傾斜しているため、エア
クリーナ3の後下方に配された不図示のキャブレタに走
行風が導かれて該キャブレタが有効に冷却されるという
効果も得られる。 (発明の効果) 以上のように本発明に係る自動二輪車用エアクリーナ
のマウント構造によれば、垂直凹部を左右フレーム間に
架設された横架材に上方から嵌合せしめる一方、エアク
リーナケースの後端に一体に形成されたブラケットをボ
ルトによって車体フレームに締着するようにしたので、
車体フレームに対するエアクリーナケースの着脱がきわ
めて容易にできる。しかも、前記締着部を前記垂直凹部
と前記横架材の嵌合部よりも上方に位置せしめたので、
締着部を回動中心として垂直凹部が上下方向の回動しよ
うとしても、垂直凹部の後方立上り面が横架材の外面に
干渉してエアクリーナケースの上下方向の回動を阻止し
てエアクリーナの振れが抑制され且つ前後方向の動きも
抑制され、エアクリーナケースは安定して確実に車体フ
レームに保持され得る。さらに、エアクリーナケースの
底部を後下方に傾斜せしめ、幅方向中央部に凹部を形成
したので、該凹部を走行風が容易に流下できることか
ら、該走行風を利用してエアクリーナの下方に通常配置
されるキャブレタや他のエンジン部材を十分に冷却する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエアクリーナのマウント構造を示
す自動二輪車のエアクリーナ部分の側断面図、第2図は
同平面図、第3図はエアクリーナケースの嵌合部の拡大
断面詳細図である。 1……車体フレーム、3……エアクリーナ、5……メイ
ンフレーム、5a,5b……左右パイプ、13……エアクリー
ナケース、14……垂直凹部、14a……後方側立上り面
(垂直面)、15……横架パイプ(横架材)、16……ボル
ト、18……ブラケット。
す自動二輪車のエアクリーナ部分の側断面図、第2図は
同平面図、第3図はエアクリーナケースの嵌合部の拡大
断面詳細図である。 1……車体フレーム、3……エアクリーナ、5……メイ
ンフレーム、5a,5b……左右パイプ、13……エアクリー
ナケース、14……垂直凹部、14a……後方側立上り面
(垂直面)、15……横架パイプ(横架材)、16……ボル
ト、18……ブラケット。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.車体フレームの左右フレーム間にボルト固定される
自動二輪車用エアクリーナのマウント構造であって、 エアクリーナケースの底部を後下方に傾斜せしめ、同エ
アクリーナケースの後端にキャブレタに接続される空気
導出口を開口せしめるとともに、幅方向中央部に凹部を
形成し、エアクリーナケース下部の前記凹部を挟む両側
に、少なくとも後方立上り面が垂直面を構成する垂直凹
部をエアクリーナケースを横断する方向に設け、該垂直
凹部を前記左右フレーム間に架設された横架材に上方か
ら嵌合せしめる一方、エアクリーナケースの後端に一体
に形成されたブラケットをボルトによって車体フレーム
に締着し、該締着部を前記垂直凹部と前記横架材の嵌合
部よりも上方に位置せしめたことを特徴とする自動二輪
車用エアクリーナのマウント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61301784A JP2694437B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 自動二輪車用エアクリーナのマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61301784A JP2694437B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 自動二輪車用エアクリーナのマウント構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154475A JPS63154475A (ja) | 1988-06-27 |
JP2694437B2 true JP2694437B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17901129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61301784A Expired - Fee Related JP2694437B2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 自動二輪車用エアクリーナのマウント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694437B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3314216B2 (ja) * | 1993-08-31 | 2002-08-12 | 本田技研工業株式会社 | エアクリーナの取付構造 |
WO2014050489A1 (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-03 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844473U (ja) * | 1981-09-19 | 1983-03-25 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車におけるエアクリ−ナ−装置 |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP61301784A patent/JP2694437B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154475A (ja) | 1988-06-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |