JP2675331B2 - サンルーフパネルの通電構造 - Google Patents
サンルーフパネルの通電構造Info
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- JP2675331B2 JP2675331B2 JP63112856A JP11285688A JP2675331B2 JP 2675331 B2 JP2675331 B2 JP 2675331B2 JP 63112856 A JP63112856 A JP 63112856A JP 11285688 A JP11285688 A JP 11285688A JP 2675331 B2 JP2675331 B2 JP 2675331B2
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- Japan
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- stay
- glass
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、車輌の屋根に設けられた開口部を開閉可能
であり、かつ電気素子を板状のパネルにより挾持してな
るサンルーフパネルの通電構造に関する。
であり、かつ電気素子を板状のパネルにより挾持してな
るサンルーフパネルの通電構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、自動車の屋根に設けられた開口部を開閉可能な
サンルーフパネルを設けることにより、屋根側から外気
を車室内に取り入れ可能となり、解放感や爽快感を高め
るようにしたサンルーフがある。更に、このサンルーフ
パネルにガラスを用いて、サンルーフパネルを閉じた状
態でも太陽光を車室内を取り入れることにより、快適性
をより高めるようにすると共に、強い陽射を遮るための
サンシェードを設けたものがある。しかしながら、一般
にサンシェードを手動により開閉するため、その操作性
が煩雑化するという不都合ある。
サンルーフパネルを設けることにより、屋根側から外気
を車室内に取り入れ可能となり、解放感や爽快感を高め
るようにしたサンルーフがある。更に、このサンルーフ
パネルにガラスを用いて、サンルーフパネルを閉じた状
態でも太陽光を車室内を取り入れることにより、快適性
をより高めるようにすると共に、強い陽射を遮るための
サンシェードを設けたものがある。しかしながら、一般
にサンシェードを手動により開閉するため、その操作性
が煩雑化するという不都合ある。
ところで、分散型液晶シートを2枚のガラス間に挾み
込んでサンドイッチ構造にした調光ガラスが提案されて
いる。この調光ガラスは、電圧を加えない状態では光を
余り通さないが、電圧を加えた状態ではほとんど透明な
状態となるばかりでなく、その印加電圧をオン・オフす
ることにより瞬時にその透明度を変えることができる。
この調光ガラスをサンルーフガラスとして用いることに
より、サンシェードを必要としなくなる。
込んでサンドイッチ構造にした調光ガラスが提案されて
いる。この調光ガラスは、電圧を加えない状態では光を
余り通さないが、電圧を加えた状態ではほとんど透明な
状態となるばかりでなく、その印加電圧をオン・オフす
ることにより瞬時にその透明度を変えることができる。
この調光ガラスをサンルーフガラスとして用いることに
より、サンシェードを必要としなくなる。
ところで、ガラスパネルの周縁部に雨水などが溜まり
易いため、全閉時に開口部との間をシールするためにガ
ラスパネルの周縁部に取り付けられたウェザーストリッ
プと、ガラスパネルとの隙間に水が浸入する虞れがあ
る。従って、液晶シートをサンドインチ構造としている
ことから、そのリード線をサンルーフガラスの端面から
取出す場合には、液晶シートが水に弱いことから、サン
ルーフガラスの端面を防水加工する必要がある。しかし
ながら、リード線の取出し部分に対する防水加工が他の
部分に対して容易でないため、取り回しや防水のための
加工コストが高騰するこという問題を生じる。
易いため、全閉時に開口部との間をシールするためにガ
ラスパネルの周縁部に取り付けられたウェザーストリッ
プと、ガラスパネルとの隙間に水が浸入する虞れがあ
る。従って、液晶シートをサンドインチ構造としている
ことから、そのリード線をサンルーフガラスの端面から
取出す場合には、液晶シートが水に弱いことから、サン
ルーフガラスの端面を防水加工する必要がある。しかし
ながら、リード線の取出し部分に対する防水加工が他の
部分に対して容易でないため、取り回しや防水のための
加工コストが高騰するこという問題を生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み本発明の主な目的
は、電気素子を挾持した構造のサンルーフパネルにおい
て、電気素子に接続された通電用リード線の導出部の取
り回り性及び防水性を向上すべく改良されたサンルーフ
パネルの通電構造を提供することにある。
は、電気素子を挾持した構造のサンルーフパネルにおい
て、電気素子に接続された通電用リード線の導出部の取
り回り性及び防水性を向上すべく改良されたサンルーフ
パネルの通電構造を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的を、本発明によれば、車輌の屋根に設
けられた開口部を開閉可能であり、かつ電気素子を板状
のパネルにより挾持してなるサンルーフパネルと、前記
サンルーフパネルの端縁部に設けられたパネルホルダの
下部に取り付けたステーと、前記電気素子に接続された
通電用リード線と、前記通電用リード線に接続されたブ
ラシと、前記ステーをスライド自在に支持するべく前記
屋根側に設けられたガイドレールと、前記ステーのスラ
イドに伴って前記ブラシが摺接し得るように前記ガイド
レールの前記ステーをガイドする部分の外壁面に設けら
れた通電レールとを有し、前記通電用リード線を前記サ
ンルーフパネルの端縁より内側であってかつ前記ステー
の前記パネルホルダとの取付部分近傍に臨ませると共
に、前記リード線から前記ブラシに至る配線を前記ステ
ーに沿わせて設けたことを特徴とするサンルーフパネル
の通電構造を提供することにより達成される。
けられた開口部を開閉可能であり、かつ電気素子を板状
のパネルにより挾持してなるサンルーフパネルと、前記
サンルーフパネルの端縁部に設けられたパネルホルダの
下部に取り付けたステーと、前記電気素子に接続された
通電用リード線と、前記通電用リード線に接続されたブ
ラシと、前記ステーをスライド自在に支持するべく前記
屋根側に設けられたガイドレールと、前記ステーのスラ
イドに伴って前記ブラシが摺接し得るように前記ガイド
レールの前記ステーをガイドする部分の外壁面に設けら
れた通電レールとを有し、前記通電用リード線を前記サ
ンルーフパネルの端縁より内側であってかつ前記ステー
の前記パネルホルダとの取付部分近傍に臨ませると共
に、前記リード線から前記ブラシに至る配線を前記ステ
ーに沿わせて設けたことを特徴とするサンルーフパネル
の通電構造を提供することにより達成される。
〈作用〉 このように、電気素子を挾持した構造のサンルーフパ
ネルにおいてその端面からリード線を取り出さないた
め、サンルーフパネルの端面の防水加工を全周に亘って
行う際に、リード線の導出部分が邪魔になることがない
と共に、リード線からブラシに至る配線をステーに沿わ
せて設けたことにより、配線部の取り回し及び固定を容
易にかつ確実に行うことができる。また、電気素子をリ
ード線の取出し部まで設けることにより、電気素子をサ
ンルーフパネルの周縁部の見えない部分まで設ける無駄
を解消できる。
ネルにおいてその端面からリード線を取り出さないた
め、サンルーフパネルの端面の防水加工を全周に亘って
行う際に、リード線の導出部分が邪魔になることがない
と共に、リード線からブラシに至る配線をステーに沿わ
せて設けたことにより、配線部の取り回し及び固定を容
易にかつ確実に行うことができる。また、電気素子をリ
ード線の取出し部まで設けることにより、電気素子をサ
ンルーフパネルの周縁部の見えない部分まで設ける無駄
を解消できる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
第1図は本発明に基づくサンルーフパネルの通電構造
が適用された自動車のスライド式サンルーフの要部を概
略的に示す平面図であり、左右対称をなすため、その一
方について以下に示す。車輌の屋根を構成するルーフパ
ネル1の車輌の前方部には開口部2が開設されており、
開口部2を閉塞可能なサンルーフパネルとしてのサンル
ーフガラス3を開閉することにより、外気を任意に車室
内に取入れることができる。
が適用された自動車のスライド式サンルーフの要部を概
略的に示す平面図であり、左右対称をなすため、その一
方について以下に示す。車輌の屋根を構成するルーフパ
ネル1の車輌の前方部には開口部2が開設されており、
開口部2を閉塞可能なサンルーフパネルとしてのサンル
ーフガラス3を開閉することにより、外気を任意に車室
内に取入れることができる。
ルーフパネル1の車室内側には、ルーフパネル1の下
面から所定の間隔をもってサンルーフフレームが取付け
られており、サンルーフフレーム4には、ルーフパネル
1の開口部2と対応する室内側開口部5が開設されてい
る。サンルーフフレーム4の車輌の前後方向に沿う側方
部には、左右対称にかつ互いに平行をなすガイドレール
6が配設されている。
面から所定の間隔をもってサンルーフフレームが取付け
られており、サンルーフフレーム4には、ルーフパネル
1の開口部2と対応する室内側開口部5が開設されてい
る。サンルーフフレーム4の車輌の前後方向に沿う側方
部には、左右対称にかつ互いに平行をなすガイドレール
6が配設されている。
サンルーフガラス3の周縁部にはその下面及び端面を
確保する枠としての金属製のガラスホルダ7が一体的に
取付けられており、ガラスホルダ7のガイドレール6に
沿う部分の車輌の前後部には、フロントステー8及びリ
ヤステー9がそれぞれ左右対称に設けられている。サン
ルーフガラス3は、各ステー8、9を介してガイドレー
ル6によりガイドされて車輌の前後方向にスライドし、
開口部2を開閉する。
確保する枠としての金属製のガラスホルダ7が一体的に
取付けられており、ガラスホルダ7のガイドレール6に
沿う部分の車輌の前後部には、フロントステー8及びリ
ヤステー9がそれぞれ左右対称に設けられている。サン
ルーフガラス3は、各ステー8、9を介してガイドレー
ル6によりガイドされて車輌の前後方向にスライドし、
開口部2を開閉する。
また、リヤステー9には、サンルーフガラス3の後方
側を上下方向にも動かすための公知のリンク機構を介し
て、プッシュプルケーブル11のインナケーブルの遊端部
が連結されている。プッシュプルケーブル11は、可撓性
を有するインナーブルの外周面にワイヤを螺旋状に巻回
してなる公知形式のものであり、ガイドレール6に支持
されると共にサンルーフフレーム4の後方に延出され、
かつサンルーフフレーム4の後端縁に沿うように配設さ
れている、サンルーフフレーム4の後端の中央部にはそ
の後方側にギヤ装置12が配設されており、プッシュプル
ケーブル11のインナーケーブルの基端部が、サンルーフ
モータ13に連結されたギヤ装置12内の駆動ギヤと噛合し
ている。
側を上下方向にも動かすための公知のリンク機構を介し
て、プッシュプルケーブル11のインナケーブルの遊端部
が連結されている。プッシュプルケーブル11は、可撓性
を有するインナーブルの外周面にワイヤを螺旋状に巻回
してなる公知形式のものであり、ガイドレール6に支持
されると共にサンルーフフレーム4の後方に延出され、
かつサンルーフフレーム4の後端縁に沿うように配設さ
れている、サンルーフフレーム4の後端の中央部にはそ
の後方側にギヤ装置12が配設されており、プッシュプル
ケーブル11のインナーケーブルの基端部が、サンルーフ
モータ13に連結されたギヤ装置12内の駆動ギヤと噛合し
ている。
従って、サンルーフモータ13を正逆転させることによ
り、プッシュプルケーブル11のインナケーブルが進退し
て、リヤステー9を介して動かされるサンルーフガラス
3が、ルーフパネル1の後方側下面とサンルーフフレー
ム4との間に格納されたり、開口部2を閉塞することと
なる。
り、プッシュプルケーブル11のインナケーブルが進退し
て、リヤステー9を介して動かされるサンルーフガラス
3が、ルーフパネル1の後方側下面とサンルーフフレー
ム4との間に格納されたり、開口部2を閉塞することと
なる。
第2図は第1図に示すII−II線について見た断面図で
あり、フロントステー8部分を示している。サンルーフ
ガラス3の周縁にはウェザーストリップ14の基端部が、
サンルーフガラス3の端面15及びその近傍の上下面を覆
うように、ガラスホルダ7と共に固着されており、全閉
時には開口部2の内周面に空洞状断面を有する遊端部が
当接して雨水などの浸入を防止する。尚、ガラスホルダ
7の内周縁にはモール16が取付けられており、ガラスホ
ルダ7とサンルーフガラス3との間に封入された、接着
剤により、ガラスホルダ7とサンルーフガラス3とが互
いに固着されている。
あり、フロントステー8部分を示している。サンルーフ
ガラス3の周縁にはウェザーストリップ14の基端部が、
サンルーフガラス3の端面15及びその近傍の上下面を覆
うように、ガラスホルダ7と共に固着されており、全閉
時には開口部2の内周面に空洞状断面を有する遊端部が
当接して雨水などの浸入を防止する。尚、ガラスホルダ
7の内周縁にはモール16が取付けられており、ガラスホ
ルダ7とサンルーフガラス3との間に封入された、接着
剤により、ガラスホルダ7とサンルーフガラス3とが互
いに固着されている。
前記したガイドレール6には、開口部2の内方側に向
けて開放されたコ字状断面を有するガイド溝部17が一体
的に形成されており、一端部をガラスホルダ7の下面に
例えばボルト18をもって固設されたフオントステー8の
遊端側が、ガラスホルダ7から下方に向けて延出し、ガ
イド溝部17内に突入している。その突入端部にモールド
成形されたスライダ19が、ガイト溝部17内にて車輌の前
後方向にスライド自在に受容されている。尚、ガイドレ
ール6には、ガイド溝部17の車輌側方側に、リヤステー
9の前記したリンク機構をスライド自在に支持するため
のレール面部21と、プッシュプルケーブル11をガイドす
るガイド孔部22とがそれぞれ一体的に形成されている。
けて開放されたコ字状断面を有するガイド溝部17が一体
的に形成されており、一端部をガラスホルダ7の下面に
例えばボルト18をもって固設されたフオントステー8の
遊端側が、ガラスホルダ7から下方に向けて延出し、ガ
イド溝部17内に突入している。その突入端部にモールド
成形されたスライダ19が、ガイト溝部17内にて車輌の前
後方向にスライド自在に受容されている。尚、ガイドレ
ール6には、ガイド溝部17の車輌側方側に、リヤステー
9の前記したリンク機構をスライド自在に支持するため
のレール面部21と、プッシュプルケーブル11をガイドす
るガイド孔部22とがそれぞれ一体的に形成されている。
ところで、サンルーフガラス3は、電気素子としての
例えば分散型液晶シート23を23枚のガラス板により挾持
してなるものである。第2図に示されるように、サンル
ーフガラス3の下側のガラス板34には、ガラスホルダ7
の車輌内側近傍、すなわちフロントステー8のガラスホ
ルダ7との取付部分近傍に、液晶シート23の印加電圧供
給用リード線24を取出すための取出し孔35が下方に向け
て開設されており、この取出し孔35から取出されたリー
ド線24の遊端にはコネクタ32が取り付けられている。
例えば分散型液晶シート23を23枚のガラス板により挾持
してなるものである。第2図に示されるように、サンル
ーフガラス3の下側のガラス板34には、ガラスホルダ7
の車輌内側近傍、すなわちフロントステー8のガラスホ
ルダ7との取付部分近傍に、液晶シート23の印加電圧供
給用リード線24を取出すための取出し孔35が下方に向け
て開設されており、この取出し孔35から取出されたリー
ド線24の遊端にはコネクタ32が取り付けられている。
また、ガイドレール6には、ガイド溝部17の車輌側方
側の外壁面26に、絶縁体27を介してスライド方向に沿っ
て延材する通電レール28が固設されている。フロントス
テー8のガラスホルダ7とガイドレール6との間に露出
する部分には長板状の導体からなるブラシ29の基部が絶
縁体30を介して固着されている。ブラシ29は、その基部
からガイド溝部17の外面に沿ってL字状をなし、かつそ
の遊端を通電レール28に臨むように曲折されている。ブ
ラシ29の遊端には、通電レール28に摺接するように凸状
をなす接点部31が設けられている。
側の外壁面26に、絶縁体27を介してスライド方向に沿っ
て延材する通電レール28が固設されている。フロントス
テー8のガラスホルダ7とガイドレール6との間に露出
する部分には長板状の導体からなるブラシ29の基部が絶
縁体30を介して固着されている。ブラシ29は、その基部
からガイド溝部17の外面に沿ってL字状をなし、かつそ
の遊端を通電レール28に臨むように曲折されている。ブ
ラシ29の遊端には、通電レール28に摺接するように凸状
をなす接点部31が設けられている。
ブラシ28の基端には接続線33が接続されており、ガラ
スホルダ7の下面とフロントステー8との隙間を通っ
て、取出し孔35に向けて引き出されて、図に示されるよ
うにフロントステー8に沿って配線されており、前記し
たコネクタ32と接続線33の遊端とが互いに結合してい
る。尚、通電レール28の例えば車輌前方の先端には図示
されないコネクタを介して電圧供給ユニットが電気的に
接続されており、液晶シート23と電圧供給ユニットと
が、通電レール28、ブラシ29、及びコネクタ32を介して
電気的に接続される。
スホルダ7の下面とフロントステー8との隙間を通っ
て、取出し孔35に向けて引き出されて、図に示されるよ
うにフロントステー8に沿って配線されており、前記し
たコネクタ32と接続線33の遊端とが互いに結合してい
る。尚、通電レール28の例えば車輌前方の先端には図示
されないコネクタを介して電圧供給ユニットが電気的に
接続されており、液晶シート23と電圧供給ユニットと
が、通電レール28、ブラシ29、及びコネクタ32を介して
電気的に接続される。
このようにして構成された通電構造を、例えば、左右
のフロントステー8及びガイドレール6に設けて、一方
に電源側を、他方に接地側をそれぞれ接続することによ
り、印加電圧を液晶シート23に供給することができる。
印加電圧を液晶シート23に供給すると、液晶分子が整列
して、液晶シート23が透明な状態になり、印加電圧の供
給を止めると不透明な状態となる。従って、従来のガラ
スサンルーフに用いていたサンシェードを設けることな
く、車室内への採光を任意に行うことができるため、サ
ンシェードを操作する煩雑さを解消することができる。
のフロントステー8及びガイドレール6に設けて、一方
に電源側を、他方に接地側をそれぞれ接続することによ
り、印加電圧を液晶シート23に供給することができる。
印加電圧を液晶シート23に供給すると、液晶分子が整列
して、液晶シート23が透明な状態になり、印加電圧の供
給を止めると不透明な状態となる。従って、従来のガラ
スサンルーフに用いていたサンシェードを設けることな
く、車室内への採光を任意に行うことができるため、サ
ンシェードを操作する煩雑さを解消することができる。
また、サンルーフガラス3の端面15から邪魔なリード
線が出ていないため、端面15に対する防水加工を容易に
行うことができる。また、リード線24からブラシ29に至
る接続線33による配線の取り回しをステー8に沿わせて
固定しており、ブラケットを別個に設けることなく、配
線の取り回し及び固定を容易にかつ確実にすることがで
きる。尚、リード線24を、サンルーフガラス3の周縁部
より或る程度内側から取出すことから、液晶シート23を
サンルーフガラス3の端面15まで設けて、その端面15か
ら取出す必要がないため、液晶シート23をサンルーフガ
ラス3の周縁部一杯まで設けなくすることができ、部品
コストを低廉化できる。
線が出ていないため、端面15に対する防水加工を容易に
行うことができる。また、リード線24からブラシ29に至
る接続線33による配線の取り回しをステー8に沿わせて
固定しており、ブラケットを別個に設けることなく、配
線の取り回し及び固定を容易にかつ確実にすることがで
きる。尚、リード線24を、サンルーフガラス3の周縁部
より或る程度内側から取出すことから、液晶シート23を
サンルーフガラス3の端面15まで設けて、その端面15か
ら取出す必要がないため、液晶シート23をサンルーフガ
ラス3の周縁部一杯まで設けなくすることができ、部品
コストを低廉化できる。
第3図は本発明に基づく第2の実施例を示す第2図と
同様の図であり、前記実施例と同様の部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。この第2の実施例にあ
っては、取出し孔35をガラスホルダ7内であって、かつ
図に示されるようにフロントステー8のガラスホルダ7
との取付部分近傍に設けていることから、サンルーフガ
ラス3の下面とガラスホルダ7とによりコネクタ32が覆
われるように保持されるため、外部からコネクタ32が遮
断されることとなり、コネクタ32部分に雨水などが入込
むことを好適に防止できる。尚、ブラシ29と接続された
接続線33は、ガラスホルダ7に開設された孔25を介して
ガラスホルダ7内に取込まれている。この第2の実施例
にあっても、前記実施例と同様にサンルーフガラス3の
周縁部まで、液晶シート23を設ける無駄を解消すること
ができると共に、コネクタ32をガラスホルダ7内に収容
することから、外観上の見栄えを向上することができ
る。
同様の図であり、前記実施例と同様の部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。この第2の実施例にあ
っては、取出し孔35をガラスホルダ7内であって、かつ
図に示されるようにフロントステー8のガラスホルダ7
との取付部分近傍に設けていることから、サンルーフガ
ラス3の下面とガラスホルダ7とによりコネクタ32が覆
われるように保持されるため、外部からコネクタ32が遮
断されることとなり、コネクタ32部分に雨水などが入込
むことを好適に防止できる。尚、ブラシ29と接続された
接続線33は、ガラスホルダ7に開設された孔25を介して
ガラスホルダ7内に取込まれている。この第2の実施例
にあっても、前記実施例と同様にサンルーフガラス3の
周縁部まで、液晶シート23を設ける無駄を解消すること
ができると共に、コネクタ32をガラスホルダ7内に収容
することから、外観上の見栄えを向上することができ
る。
尚、本実施例にはスライド式サンルーフについて示し
たが、本発明にあっては、スライド式に限ることなく例
えばチルトアップ式のサンルーフ構造にも適用可能であ
る。また、サンルーフガラスに液晶シートを設けること
に限らず、例えば太陽電池や表示体などを設けても良
い。また、ガラスパネルに限ることなく、樹脂製あるい
は金属製のサンルーフパネルであっても良い。
たが、本発明にあっては、スライド式に限ることなく例
えばチルトアップ式のサンルーフ構造にも適用可能であ
る。また、サンルーフガラスに液晶シートを設けること
に限らず、例えば太陽電池や表示体などを設けても良
い。また、ガラスパネルに限ることなく、樹脂製あるい
は金属製のサンルーフパネルであっても良い。
[発明の効果] このように本発明によれば、電気素子を挾持した構造
のサンルーフパネルの端面からリード線を取り出さない
ため、サンルーフパネルの端面の防水加工を容易に行う
ことができると共に、リード線からブラシに至る配線を
ステーに沿わせて設けたことにより、配線部の取り回し
及び固定を容易にかつ確実に行うことができる。また、
電気素子をリード線の取出し部まで設ければ良く、サン
ルーフパネルの全面に設ける必要がないため、サンルー
フパネルの周縁部を覆う部分にまで無駄に電気素子を設
ける必要がなく、部品コストの低廉化を向上できるな
ど、その効果は極めて大である。
のサンルーフパネルの端面からリード線を取り出さない
ため、サンルーフパネルの端面の防水加工を容易に行う
ことができると共に、リード線からブラシに至る配線を
ステーに沿わせて設けたことにより、配線部の取り回し
及び固定を容易にかつ確実に行うことができる。また、
電気素子をリード線の取出し部まで設ければ良く、サン
ルーフパネルの全面に設ける必要がないため、サンルー
フパネルの周縁部を覆う部分にまで無駄に電気素子を設
ける必要がなく、部品コストの低廉化を向上できるな
ど、その効果は極めて大である。
第1図は、本発明が適用されたスライド式サンルーフの
要部を概略的に示す平面図である。 第2図は、第1図のII−II線についてみた断面図であ
る。 第3図は、本発明に基づく第2の実施例を示す断面図で
ある。 1……ルーフパネル、2……開口部 3……サンルーフガラス、4……サンルーフフレーム 5……室内側開口部、6……ガイドレール 7……ガラスホルダ、8……フロントステー 9……リヤステー 11……プッシュプルケーブル 12……ギヤ装置、13……サンルーフモータ 14……ウェザーストリップ 15……端面、16……モール 17……ガイド溝部、18……ボルト 19……スライダ、21……レール面部 22……ガイド孔部、23……液晶シート 24……リード線、25……孔 26……外壁面、27……絶縁体 28……通電レール、29……ブラシ 30……絶縁体、31……接点部 32……コネクタ、33……接続線 34……ガラス板、35……取出し孔
要部を概略的に示す平面図である。 第2図は、第1図のII−II線についてみた断面図であ
る。 第3図は、本発明に基づく第2の実施例を示す断面図で
ある。 1……ルーフパネル、2……開口部 3……サンルーフガラス、4……サンルーフフレーム 5……室内側開口部、6……ガイドレール 7……ガラスホルダ、8……フロントステー 9……リヤステー 11……プッシュプルケーブル 12……ギヤ装置、13……サンルーフモータ 14……ウェザーストリップ 15……端面、16……モール 17……ガイド溝部、18……ボルト 19……スライダ、21……レール面部 22……ガイド孔部、23……液晶シート 24……リード線、25……孔 26……外壁面、27……絶縁体 28……通電レール、29……ブラシ 30……絶縁体、31……接点部 32……コネクタ、33……接続線 34……ガラス板、35……取出し孔
Claims (1)
- 【請求項1】車輌の屋根に設けられた開口部を開閉可能
であり、かつ電気素子を板状のパネルにより挾持してな
るサンルーフパネルと、前記サンルーフパネルの端縁部
に設けられたパネルホルダの下部に取り付けたステー
と、前記電気素子に接続された通電用リード線と、前記
通電用リード線に接続されたブラシと、前記ステーをス
ライド自在に支持するべく前記屋根側に設けられたガイ
ドレールと、前記ステーのスライドに伴って前記ブラシ
が摺接し得るように前記ガイドレールの前記ステーをガ
イドする部分の外壁面に設けられた通電レールとを有
し、 前記通電用リード線を前記サンルーフパネルの端縁より
内側であってかつ前記ステーの前記パネルホルダとの取
付部分近傍に臨ませると共に、前記リード線から前記ブ
ラシに至る配線を前記ステーに沿わせて設けたことを特
徴とするサンルーフパネルの通電構造。
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JP63112856A JP2675331B2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | サンルーフパネルの通電構造 |
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JP63112856A JP2675331B2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | サンルーフパネルの通電構造 |
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ID=14597246
Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
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1988
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KR101662549B1 (ko) * | 2015-07-02 | 2016-10-06 | 현대자동차주식회사 | 차량용 선루프의 전기전달장치 |
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JPH01282022A (ja) | 1989-11-13 |
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