JP2673066B2 - 電子組版装置における図形抽出方法及び図形抽出装置 - Google Patents
電子組版装置における図形抽出方法及び図形抽出装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子組版装置におい
て、複数の図形から任意の図形を選択、抽出するための
技術に関する。
て、複数の図形から任意の図形を選択、抽出するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子製版プロセスにおいては、版下原稿
作成の際に電子組版装置が用いられる。電子組版装置に
おいては例えば図15に示すように、あらかじめ矩形の
原稿エリア1中にレイアウトされた図形G1,G2,G
3,G4及び組版された文字列L1に対し、図形G3の
みが抽出される。そして、抽出された図形G3を図16
に示すように拡大して拡大図形G31を得、図形G3の
詳細を把握する等の処理が進められる。
作成の際に電子組版装置が用いられる。電子組版装置に
おいては例えば図15に示すように、あらかじめ矩形の
原稿エリア1中にレイアウトされた図形G1,G2,G
3,G4及び組版された文字列L1に対し、図形G3の
みが抽出される。そして、抽出された図形G3を図16
に示すように拡大して拡大図形G31を得、図形G3の
詳細を把握する等の処理が進められる。
【0003】このように原稿エリア1中にレイアウトさ
れた複数の図形から、任意の図形を選択、抽出するた
め、従来より指定線による検索が行われている。これは
図17に示すように、原稿エリア1にオペレータが指定
線2を設定し、この指定線2に一部でも交差する図形を
抽出するという方法である。一般には、指定線2は複数
の線分から構成される折れ線であるが、ここでは簡単の
ため、一本の線分として説明している。図17において
は指定線2と図形G3の一辺が交差しており、図形G3
のみが抽出される。
れた複数の図形から、任意の図形を選択、抽出するた
め、従来より指定線による検索が行われている。これは
図17に示すように、原稿エリア1にオペレータが指定
線2を設定し、この指定線2に一部でも交差する図形を
抽出するという方法である。一般には、指定線2は複数
の線分から構成される折れ線であるが、ここでは簡単の
ため、一本の線分として説明している。図17において
は指定線2と図形G3の一辺が交差しており、図形G3
のみが抽出される。
【0004】このような図形抽出においては、各図形の
有する座標データと、指定線2との比較演算を行う。例
えば図15中の図形G3,G4は線分のみから構成され
るものであり、図形の有する各線分が、その一部でも指
定線2と交差するか否かが判断される。そして、指定線
2と交差する線分を有する図形は抽出される。
有する座標データと、指定線2との比較演算を行う。例
えば図15中の図形G3,G4は線分のみから構成され
るものであり、図形の有する各線分が、その一部でも指
定線2と交差するか否かが判断される。そして、指定線
2と交差する線分を有する図形は抽出される。
【0005】また、例えば図形G1,G2は曲線から構
成されているが、これらは多角形に近似される。そし
て、この多角形を構成する各線分について、指定線2と
交差するか否かが判断される。
成されているが、これらは多角形に近似される。そし
て、この多角形を構成する各線分について、指定線2と
交差するか否かが判断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各図形の有す
る線分が指定線2と交差するか否かを判断するのは一般
には容易ではない。図17中の図形G3は三角形であ
り、その辺数が少ないため上記判断は比較的容易だが、
図形G1やG2のように曲線を含む場合には、多角形に
近似するために用いられる線分の数は多く、これらにつ
いてひとつひとつその都度指定線2と交差するか否かを
判断するのには多大な演算を要する。特に組版された文
字列L1や、連続図形のような、多くの座標を持つ図形
はそのデータ量が多く、従って必要な演算量も多い。即
ち抽出すべき図形の選択のための演算に長時間かかり、
迅速な図形抽出処理が行えないという問題点があった。
る線分が指定線2と交差するか否かを判断するのは一般
には容易ではない。図17中の図形G3は三角形であ
り、その辺数が少ないため上記判断は比較的容易だが、
図形G1やG2のように曲線を含む場合には、多角形に
近似するために用いられる線分の数は多く、これらにつ
いてひとつひとつその都度指定線2と交差するか否かを
判断するのには多大な演算を要する。特に組版された文
字列L1や、連続図形のような、多くの座標を持つ図形
はそのデータ量が多く、従って必要な演算量も多い。即
ち抽出すべき図形の選択のための演算に長時間かかり、
迅速な図形抽出処理が行えないという問題点があった。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、抽出すべき図形の選択を容易にするこ
とにより、迅速な図形抽出が行える図形抽出方法及び図
形抽出装置を提供することを目的とする。
なされたもので、抽出すべき図形の選択を容易にするこ
とにより、迅速な図形抽出が行える図形抽出方法及び図
形抽出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる電子組
版装置における図形抽出方法は、(a)入力手段を用い
て図形の幾何学的位置に関する元画像データを作成し、
(b)前記元画像データを用いて、前記図形に外接し前
記原稿エリアの矩形を構成する辺と平行な辺を有する外
接矩形を求め、(c)少なくとも一つの線分から構成さ
れる指定線を指定し、(d)前記指定線と前記外接矩形
とを比較して、両者の位置関係から抽出すべき図形を判
断して、表示手段上に表示された矩形の原稿エリア内の
複数の図形から任意の図形を抽出する。
版装置における図形抽出方法は、(a)入力手段を用い
て図形の幾何学的位置に関する元画像データを作成し、
(b)前記元画像データを用いて、前記図形に外接し前
記原稿エリアの矩形を構成する辺と平行な辺を有する外
接矩形を求め、(c)少なくとも一つの線分から構成さ
れる指定線を指定し、(d)前記指定線と前記外接矩形
とを比較して、両者の位置関係から抽出すべき図形を判
断して、表示手段上に表示された矩形の原稿エリア内の
複数の図形から任意の図形を抽出する。
【0009】好ましくは、前記指定線を構成する前記線
分の端点に関するデータと前記外接矩形の頂点に関する
データとを比較する。
分の端点に関するデータと前記外接矩形の頂点に関する
データとを比較する。
【0010】更に好ましくは、前記原稿エリアの矩形を
構成する辺と平行な辺を有し、前記指定線に外接する矩
形である指定矩形を求め、これを前記外接矩形との位置
関係をも求める。
構成する辺と平行な辺を有し、前記指定線に外接する矩
形である指定矩形を求め、これを前記外接矩形との位置
関係をも求める。
【0011】また請求項4にかかる電子組版装置におけ
る図形抽出装置は、(a)矩形の原稿エリアに割り付け
られる図形を入力して前記図形の幾何学的位置に関する
元画像データを作成し、少なくとも一つの線分から構成
される指定線を指定する入力手段と、(b)前記入力手
段によって入力された複数の前記図形および前記指定線
を表示する表示手段と、(c)前記元画像データを用い
て、前記図形に外接し前記原稿エリアの矩形を構成する
辺と平行な辺を有する外接矩形を求め、前記指定線と前
記外接矩形の位置関係から、抽出すべき図形を判断する
計算処理手段とを備える。
る図形抽出装置は、(a)矩形の原稿エリアに割り付け
られる図形を入力して前記図形の幾何学的位置に関する
元画像データを作成し、少なくとも一つの線分から構成
される指定線を指定する入力手段と、(b)前記入力手
段によって入力された複数の前記図形および前記指定線
を表示する表示手段と、(c)前記元画像データを用い
て、前記図形に外接し前記原稿エリアの矩形を構成する
辺と平行な辺を有する外接矩形を求め、前記指定線と前
記外接矩形の位置関係から、抽出すべき図形を判断する
計算処理手段とを備える。
【0012】
【作用】請求項1にかかる電子組版装置における図形抽
出方法においては、指定線の比較対象は図形の外接矩形
であって、比較要素が少ないために判断が容易である。
出方法においては、指定線の比較対象は図形の外接矩形
であって、比較要素が少ないために判断が容易である。
【0013】また請求項2及び請求項3にかかる電子組
版における図形抽出方法においては、図形の外接矩形の
有する頂点の位置に関するデータと、指定線を構成する
線分の端点の位置に関するデータとが比較・判断される
ので、前記図形と前記指定線との位置関係の把握が迅速
に行える。
版における図形抽出方法においては、図形の外接矩形の
有する頂点の位置に関するデータと、指定線を構成する
線分の端点の位置に関するデータとが比較・判断される
ので、前記図形と前記指定線との位置関係の把握が迅速
に行える。
【0014】請求項4にかかる電子組版装置における図
形抽出装置においては、前記原稿エリアに割り付けられ
る複数の前記図形および指定線を表示する表示手段を有
するので、操作者が抽出すべき図形に対して適切な前記
指定線を把握することが容易である。前記図形および前
記指定線は入力手段によって入力・指定され、計算処理
手段は前記図形からその外接矩形を求め、これと前記指
定線との位置関係を比較し、抽出すべき図形を判断す
る。
形抽出装置においては、前記原稿エリアに割り付けられ
る複数の前記図形および指定線を表示する表示手段を有
するので、操作者が抽出すべき図形に対して適切な前記
指定線を把握することが容易である。前記図形および前
記指定線は入力手段によって入力・指定され、計算処理
手段は前記図形からその外接矩形を求め、これと前記指
定線との位置関係を比較し、抽出すべき図形を判断す
る。
【0015】なお請求項1,2,3にかかる電子組版装
置における図形抽出方法および請求項4にかかる電子組
版装置における図形抽出装置のいずれにおいても「図
形」とは幾何学的形状を呈するものを指し、例えば文字
をも含む概念である。
置における図形抽出方法および請求項4にかかる電子組
版装置における図形抽出装置のいずれにおいても「図
形」とは幾何学的形状を呈するものを指し、例えば文字
をも含む概念である。
【0016】
A.全体構成 図2はこの発明の実施例を適用する電子組版装置100
のブロック図である。この組版装置は、予め内容が決定
された図形をレイアウトして版下原稿を作成する。
のブロック図である。この組版装置は、予め内容が決定
された図形をレイアウトして版下原稿を作成する。
【0017】デジタイザ17はマウス19aを備え、原
稿18に描かれた図形を元画像データRDとして入力す
る。この図形の位置付け、拡大、縮小等は、デジタイザ
17に備えられたメニューシート19bに従って処理す
ることができる。
稿18に描かれた図形を元画像データRDとして入力す
る。この図形の位置付け、拡大、縮小等は、デジタイザ
17に備えられたメニューシート19bに従って処理す
ることができる。
【0018】入力された元画像データRDはバスライン
20を介してCPU12へ送られ、後述する処理を受け
て画像データGDとなる。そして、画像データGDは再
度バスライン20を介して第1メモリ15へと記憶され
る。第1メモリ15へ一旦記憶された複数の画像データ
GDは図15で示したようにしてCRT13に表示され
る。この表示を見て操作者は抽出すべき図形を指定す
る。この指定にはデジタイザ17のマウス19aを用い
ることができる。図形の指定は図17に示したような指
定線2を用いて行う。
20を介してCPU12へ送られ、後述する処理を受け
て画像データGDとなる。そして、画像データGDは再
度バスライン20を介して第1メモリ15へと記憶され
る。第1メモリ15へ一旦記憶された複数の画像データ
GDは図15で示したようにしてCRT13に表示され
る。この表示を見て操作者は抽出すべき図形を指定す
る。この指定にはデジタイザ17のマウス19aを用い
ることができる。図形の指定は図17に示したような指
定線2を用いて行う。
【0019】指定線交差判別手段11は論理素子等によ
って構成され、後述する方法により、指定領域2の範囲
と画像データGDとから、抽出されるべき図形の画像デ
ータGCを求める。画像データGCは第2メモリ16へ
と記憶される。プリンタ14は図形の表示手段としてC
RT13の代わりに、あるいはこれと共に用いることが
できる。
って構成され、後述する方法により、指定領域2の範囲
と画像データGDとから、抽出されるべき図形の画像デ
ータGCを求める。画像データGCは第2メモリ16へ
と記憶される。プリンタ14は図形の表示手段としてC
RT13の代わりに、あるいはこれと共に用いることが
できる。
【0020】B.図形抽出の方法 この発明にかかる図形抽出方法のフローチャートを図1
に示す。この抽出方法は、元画像データRDから画像デ
ータGDを作成する工程と、複数の画像データGDと指
定線2とから抽出すべき図形の画像データGCを求める
工程とに大別される。これらの工程は指定線交差判別手
段11によって行われるが、指定線交差判別手段11は
CPU12と兼用してもよい。即ち以下に示す工程フロ
ーチャートはハード的に実現されるかソフト的に実現さ
れるかを問わない。以下に実施例を工程を分けて説明す
る。
に示す。この抽出方法は、元画像データRDから画像デ
ータGDを作成する工程と、複数の画像データGDと指
定線2とから抽出すべき図形の画像データGCを求める
工程とに大別される。これらの工程は指定線交差判別手
段11によって行われるが、指定線交差判別手段11は
CPU12と兼用してもよい。即ち以下に示す工程フロ
ーチャートはハード的に実現されるかソフト的に実現さ
れるかを問わない。以下に実施例を工程を分けて説明す
る。
【0021】(B−1) 画像データGDの作成 まず、デジタイザ17によって図形を入力する。この
際、その図形が多角形の場合にはその頂点を示す2次元
座標(ここでは矩形である原稿エリア1の有する辺と平
行に直交座標系x,yをとることにする)についてのデ
ータが元画像データRDとなる(ステップS11)。図
3に示す三角形G3の例では、各頂点に対応するxy座
標データ(x31、y31),(x32、y32),(x33、y
33)が元画像データRDとなる。
際、その図形が多角形の場合にはその頂点を示す2次元
座標(ここでは矩形である原稿エリア1の有する辺と平
行に直交座標系x,yをとることにする)についてのデ
ータが元画像データRDとなる(ステップS11)。図
3に示す三角形G3の例では、各頂点に対応するxy座
標データ(x31、y31),(x32、y32),(x33、y
33)が元画像データRDとなる。
【0022】次に、これらのxy座標データを用いて外
接矩形データTDを作成する。ここで「外接矩形」と
は、図形が外接する矩形のうち、その有する辺が矩形の
原稿エリア1の有する辺と平行であるものを指す。図4
に三角形G3の外接矩形T3を示す。
接矩形データTDを作成する。ここで「外接矩形」と
は、図形が外接する矩形のうち、その有する辺が矩形の
原稿エリア1の有する辺と平行であるものを指す。図4
に三角形G3の外接矩形T3を示す。
【0023】外接矩形T3は、元画像データRDから容
易に求めることができる。元画像データRDの有する
(頂点の)xy座標データから、x座標及びy座標のそ
れぞれについて最小値及び最大値を計算すればよい。こ
の計算は「A.全体構成」で示した様にCPU12にお
いて行われる。図4に示す場合では、外接矩形T3の頂
点はxy座標として(x32,y31),(x32,y33),
(x33,y33),(x33,y31)で与えられる。
易に求めることができる。元画像データRDの有する
(頂点の)xy座標データから、x座標及びy座標のそ
れぞれについて最小値及び最大値を計算すればよい。こ
の計算は「A.全体構成」で示した様にCPU12にお
いて行われる。図4に示す場合では、外接矩形T3の頂
点はxy座標として(x32,y31),(x32,y33),
(x33,y33),(x33,y31)で与えられる。
【0024】しかし、外接矩形T3は、その形状が矩形
であるため、対角する関係にある2頂点さえ与えれば決
定される。そこで、外接矩形データTDはその2頂点の
xy座標データを以て構成される。ここでは左上隅(x
座標最小,y座標最大)と右下隅(x座標最大,y座標
最小)の点のxy座標データを外接矩形データとする。
であるため、対角する関係にある2頂点さえ与えれば決
定される。そこで、外接矩形データTDはその2頂点の
xy座標データを以て構成される。ここでは左上隅(x
座標最小,y座標最大)と右下隅(x座標最大,y座標
最小)の点のxy座標データを外接矩形データとする。
【0025】このようにして作成された外接矩形データ
TDが元画像データRDと合成され、画像データGDが
作成される(ステップS12)。なお、図形が曲線を含
んで構成されている場合には、これを多角形に近似する
ことで、元画像データRD及び画像データGDを作成す
る。
TDが元画像データRDと合成され、画像データGDが
作成される(ステップS12)。なお、図形が曲線を含
んで構成されている場合には、これを多角形に近似する
ことで、元画像データRD及び画像データGDを作成す
る。
【0026】図3,図4に対応した画像データGDの例
を図5に示す。
を図5に示す。
【0027】アドレスの先頭に先ず図形(ここでは三角
形G3)に対応する図形コードCD(ここでは“G
3”)を与え、次に元画像データRD、続いて外接矩形
データTDを与える。このようにして作成された画像デ
ータGDは第1メモリ15において図6のように記憶さ
れる。図中RDi、TDiはそれぞれ図形コードCDi
の指示する図形に対応する元画像データ及び外接矩形デ
ータである。
形G3)に対応する図形コードCD(ここでは“G
3”)を与え、次に元画像データRD、続いて外接矩形
データTDを与える。このようにして作成された画像デ
ータGDは第1メモリ15において図6のように記憶さ
れる。図中RDi、TDiはそれぞれ図形コードCDi
の指示する図形に対応する元画像データ及び外接矩形デ
ータである。
【0028】なお、画像データGDは必ずしも記憶手段
に格納しておく必要はなく、次に述べる指定線2との比
較・判断時に外接矩形データTDを計算してもよい。但
し、同じ外接矩形データTDを再度抽出する事があるた
め、一旦画像データGDを作成して格納しておく方が、
その後の処理を迅速に行うことができる点で望ましい。
に格納しておく必要はなく、次に述べる指定線2との比
較・判断時に外接矩形データTDを計算してもよい。但
し、同じ外接矩形データTDを再度抽出する事があるた
め、一旦画像データGDを作成して格納しておく方が、
その後の処理を迅速に行うことができる点で望ましい。
【0029】(B−2) 指定領域との比較・判断 ステップS11によって入力された複数の図形は、CR
T13に表示される(ステップS13)。プリンタ14
に出力してもよいが、指定線2を指定する都合上、CR
T13に表示することが望ましい。また、各図形の外接
矩形をも表示することができる。
T13に表示される(ステップS13)。プリンタ14
に出力してもよいが、指定線2を指定する都合上、CR
T13に表示することが望ましい。また、各図形の外接
矩形をも表示することができる。
【0030】次に、CRT13を見ながらマウス19a
を用いて指定線2を指定する(ステップS14)。この
指定線2を指定するにはこれを構成する線分Qj(j=
1,2,…,q)の端点Sj,S(j+1)の2点をマ
ウス19aでクリックするなどして選択すればよい。こ
こでは、指定線2は線分Q1,Q2から構成され、点S
1,S2,S3を選択している。図7は、原稿エリア1
において、図形G1,G2,G3,G4及び文字列L1
がそれぞれの外接矩形T1,T2,T3,T4及びT5
と共に表示され、併せて指定線2も表示した様子を示し
たものである。
を用いて指定線2を指定する(ステップS14)。この
指定線2を指定するにはこれを構成する線分Qj(j=
1,2,…,q)の端点Sj,S(j+1)の2点をマ
ウス19aでクリックするなどして選択すればよい。こ
こでは、指定線2は線分Q1,Q2から構成され、点S
1,S2,S3を選択している。図7は、原稿エリア1
において、図形G1,G2,G3,G4及び文字列L1
がそれぞれの外接矩形T1,T2,T3,T4及びT5
と共に表示され、併せて指定線2も表示した様子を示し
たものである。
【0031】今、抽出したい図形が図形G3,G4であ
った場合には、指定線2が図形G3の外接矩形T3の一
辺及び図形G4の外接矩形T4一辺と交差するように指
定する。即ち指定線2と外接矩形T3,T4の位置関係
を求め(ステップS15)、外接矩形T3の一辺が指定
線2と交差すれば図形G3は抽出される。図形G4につ
いても同様である(図8,ステップS16)。
った場合には、指定線2が図形G3の外接矩形T3の一
辺及び図形G4の外接矩形T4一辺と交差するように指
定する。即ち指定線2と外接矩形T3,T4の位置関係
を求め(ステップS15)、外接矩形T3の一辺が指定
線2と交差すれば図形G3は抽出される。図形G4につ
いても同様である(図8,ステップS16)。
【0032】このような処理は以下のようにして進めら
れる。
れる。
【0033】図9及び図10はステップS15の詳細を
示すフローチャートである。まず図形Giを特定する指
標iを初期化する(ステップS1501)。今、抽出対
象である図形がn個あるとすると、iはn以下の自然数
である。
示すフローチャートである。まず図形Giを特定する指
標iを初期化する(ステップS1501)。今、抽出対
象である図形がn個あるとすると、iはn以下の自然数
である。
【0034】そして図形Giの画像データGDiから、
外接矩形データTDiを読み出す(ステップS150
2)。これは第1メモリ15からバスライン20、CP
U12を介して指定線交差判別手段11へと送られるこ
とで実現される。具体的には外接矩形データTDiはx
im、yiM、xiM、yimの4つであり、数1に示す関係を
有する。
外接矩形データTDiを読み出す(ステップS150
2)。これは第1メモリ15からバスライン20、CP
U12を介して指定線交差判別手段11へと送られるこ
とで実現される。具体的には外接矩形データTDiはx
im、yiM、xiM、yimの4つであり、数1に示す関係を
有する。
【0035】
【数1】
【0036】但し、「max」、「min」はそれぞれ
最大値,最小値を与える関数であり、(xik、yik)
は、p個の頂点を有する図形Giのk番目の頂点のxy
座標データである。
最大値,最小値を与える関数であり、(xik、yik)
は、p個の頂点を有する図形Giのk番目の頂点のxy
座標データである。
【0037】次に、これら4つのデータと指定線2を構
成する線分Qj(j=1,2,…,q)の端点のxy座
標との大小比較を行う。まず線分Qjを特定する指標j
をイニシャライズする(ステップS1503)。
成する線分Qj(j=1,2,…,q)の端点のxy座
標との大小比較を行う。まず線分Qjを特定する指標j
をイニシャライズする(ステップS1503)。
【0038】次に、図形Giの外接矩形Tiの一辺が、
指定線2と交差するか否かを判断する前に、前提条件F
1を満足するか否かが判断される(ステップS150
4)。この判断については後述する。
指定線2と交差するか否かを判断する前に、前提条件F
1を満足するか否かが判断される(ステップS150
4)。この判断については後述する。
【0039】次に、交差条件F2を満足するか否かが判
断される。これを満足すれば図形Giは抽出されるべき
図形であると判断され、満足しなければ図形Giは抽出
されるべき図形でないと判断される(ステップS150
5)。
断される。これを満足すれば図形Giは抽出されるべき
図形であると判断され、満足しなければ図形Giは抽出
されるべき図形でないと判断される(ステップS150
5)。
【0040】抽出すべきであると判断された図形Giの
画像データGDiは、抽出画像データGCとして第2メ
モリ16へと格納される(ステップS1506)。線分
Qjが外接矩形Tiのどの辺とも交差せず、交差条件F
2を満足しない場合には、次の線分Q(j+1)につい
て判断するため、指標jの増加を行う(ステップS15
07)。このようにして指定線2を構成する全ての線分
Qjについて判断される(ステップS1508)。
画像データGDiは、抽出画像データGCとして第2メ
モリ16へと格納される(ステップS1506)。線分
Qjが外接矩形Tiのどの辺とも交差せず、交差条件F
2を満足しない場合には、次の線分Q(j+1)につい
て判断するため、指標jの増加を行う(ステップS15
07)。このようにして指定線2を構成する全ての線分
Qjについて判断される(ステップS1508)。
【0041】この後原稿エリア1中のすべての図形Gi
が同様にして調べられる(ステップS1509,S15
10)。そして、図1のステップS16により、抽出す
べき図形の全てについての画像データが第2メモリ16
から読み込まれて抽出すべき図形が表示される。もちろ
ん第2メモリ16への抽出画像データGCの格納はこの
発明の本質的事項ではなく、抽出画像データGCを格納
することなく抽出すべき画像を直ちに表示することとし
てもよい。例えば、ステップS1505で抽出すべき画
像ではないと判断された図形をステップS1509に従
って順次消去していってもよい。
が同様にして調べられる(ステップS1509,S15
10)。そして、図1のステップS16により、抽出す
べき図形の全てについての画像データが第2メモリ16
から読み込まれて抽出すべき図形が表示される。もちろ
ん第2メモリ16への抽出画像データGCの格納はこの
発明の本質的事項ではなく、抽出画像データGCを格納
することなく抽出すべき画像を直ちに表示することとし
てもよい。例えば、ステップS1505で抽出すべき画
像ではないと判断された図形をステップS1509に従
って順次消去していってもよい。
【0042】このように、指定線2と交差する一辺を有
する外接矩形に内接する図形のみを抽出する方法では、
操作者は指定線2が外接矩形の一辺と交差するか否かを
CRT13上において視覚的にまた直観的に把握できる
ので、指定線2の指定が容易となる。
する外接矩形に内接する図形のみを抽出する方法では、
操作者は指定線2が外接矩形の一辺と交差するか否かを
CRT13上において視覚的にまた直観的に把握できる
ので、指定線2の指定が容易となる。
【0043】C.交差条件F2 (c−1) 交差条件F2の具体的内容 説明を容易にする為、前提条件F1についての説明に先
立ち、指定線2と外接矩形Tiの一辺とが交差するか否
かについての条件F2について説明する。
立ち、指定線2と外接矩形Tiの一辺とが交差するか否
かについての条件F2について説明する。
【0044】図11はステップS1505の詳細を示す
フローチャートである。ステップS1518〜S152
1は逐次的に連結されており、それぞれ線分Qjが外接
矩形Tiの上辺、下辺、右辺、左辺と交差するか否かを
判断する。「交差条件F2を満足するか否か」とは、
「上記外接矩形Tiの4つの辺のうちいずれか一つの辺
と線分Qjとが交差するか否か」と同値の命題である。
フローチャートである。ステップS1518〜S152
1は逐次的に連結されており、それぞれ線分Qjが外接
矩形Tiの上辺、下辺、右辺、左辺と交差するか否かを
判断する。「交差条件F2を満足するか否か」とは、
「上記外接矩形Tiの4つの辺のうちいずれか一つの辺
と線分Qjとが交差するか否か」と同値の命題である。
【0045】従って、線分QjについてステップS15
18〜S1521の全てにおいて「N」と判断された場
合には、ステップS1507へと進んで次の線分Q(j
+1)が判断対象となる。一方、ステップS1518〜
S1521のいずれかにおいて「Y」と判断された場合
には、ステップS1506へと進み、外接矩形Tiに内
接する図形Giは抽出されるべきであるとして、画像デ
ータGDiの格納が行われる。
18〜S1521の全てにおいて「N」と判断された場
合には、ステップS1507へと進んで次の線分Q(j
+1)が判断対象となる。一方、ステップS1518〜
S1521のいずれかにおいて「Y」と判断された場合
には、ステップS1506へと進み、外接矩形Tiに内
接する図形Giは抽出されるべきであるとして、画像デ
ータGDiの格納が行われる。
【0046】ステップS1518〜S1521における
具体的判断について以下に説明する。
具体的判断について以下に説明する。
【0047】(c−2) 線分Qjと外接矩形Tiの上
辺との交差の有無の判断(ステップS1518) 図12は、外接矩形Tiの上辺と、線分Qjとが交差し
ている場合の様子を示す。このような場合については、
2つの条件
辺との交差の有無の判断(ステップS1518) 図12は、外接矩形Tiの上辺と、線分Qjとが交差し
ている場合の様子を示す。このような場合については、
2つの条件
【0048】
【数2】
【0049】
【数3】
【0050】のいずれをも満足することが必要十分条件
となる。即ち数2かつ数3を満足すればステップS15
18において判断は「Y」となり、満足しなければ判断
は「N」となる。
となる。即ち数2かつ数3を満足すればステップS15
18において判断は「Y」となり、満足しなければ判断
は「N」となる。
【0051】(c−3) 線分Qjと外接矩形Tiの下
辺の交差の有無の判断(ステップS1519) ステップS1518の場合と同様に考えて、
辺の交差の有無の判断(ステップS1519) ステップS1518の場合と同様に考えて、
【0052】
【数4】
【0053】
【数5】
【0054】のいずれをも満足することが、線分Qjと
外接矩形Tiの下辺とが交差することについての必要十
分条件となる。即ち数4かつ数5を満足すればステップ
S1519において判断は「Y」となり、満足しなけれ
ば判断は「N」となる。
外接矩形Tiの下辺とが交差することについての必要十
分条件となる。即ち数4かつ数5を満足すればステップ
S1519において判断は「Y」となり、満足しなけれ
ば判断は「N」となる。
【0055】(c−4) 線分Qjと外接矩形Tiの右
辺の交差の有無の判断(ステップS1520) ステップS1518の場合と同様に考えて、
辺の交差の有無の判断(ステップS1520) ステップS1518の場合と同様に考えて、
【0056】
【数6】
【0057】
【数7】
【0058】のいずれをも満足することが、線分Qjと
外接矩形Tiの右辺とが交差することについての必要十
分条件となる。即ち数6かつ数7を満足すればステップ
S1520において判断は「Y」となり、満足しなけれ
ば判断は「N」となる。
外接矩形Tiの右辺とが交差することについての必要十
分条件となる。即ち数6かつ数7を満足すればステップ
S1520において判断は「Y」となり、満足しなけれ
ば判断は「N」となる。
【0059】(c−5) 線分Qjと外接矩形Tiの左
辺の交差の有無の判断(ステップS1521) ステップS1518の場合と同様に考えて、
辺の交差の有無の判断(ステップS1521) ステップS1518の場合と同様に考えて、
【0060】
【数8】
【0061】
【数9】
【0062】のいずれをも満足することが、線分Qjと
外接矩形Tiの左辺とが交差することについての必要十
分条件となる。即ち数8かつ数9を満足すればステップ
S1521において判断は「Y」となり、満足しなけれ
ば判断は「N」となる。
外接矩形Tiの左辺とが交差することについての必要十
分条件となる。即ち数8かつ数9を満足すればステップ
S1521において判断は「Y」となり、満足しなけれ
ば判断は「N」となる。
【0063】D.前提条件F1 (D−1) 前提条件F1を設ける理由 数2乃至数9からわかるように、この発明における図形
抽出方法では交差条件F2のみについて判断すれば足り
る。しかし数2乃至数9の計算処理量は多い。そこで更
に迅速な処理を行うため、交差条件F2の判断に先立っ
て、より緩かな前提条件F1について判断する。以下に
述べるように前提条件F1の計算処理量は少なく、指定
線2を構成する線分Qjを容易に粗く選別することがで
きる。
抽出方法では交差条件F2のみについて判断すれば足り
る。しかし数2乃至数9の計算処理量は多い。そこで更
に迅速な処理を行うため、交差条件F2の判断に先立っ
て、より緩かな前提条件F1について判断する。以下に
述べるように前提条件F1の計算処理量は少なく、指定
線2を構成する線分Qjを容易に粗く選別することがで
きる。
【0064】(D−2) 前提条件F1の具体的内容 図13にステップS1504の詳細を示すフローチャー
トを、図14に条件F1の具体的内容を、それぞれ示
す。
トを、図14に条件F1の具体的内容を、それぞれ示
す。
【0065】「C.交差条件F2」で説明した条件F2
は、指定線2を構成する線分Qjが外接矩形Tiのどの
一辺とも交わらないのか否かの判断に対応している。従
って外接矩形Tiのどの一辺とも交わらないような線分
Qjのうち、より簡単に判断できるものを、交差条件F
2の判断を行うまでもなく予め排除しておくことができ
る。
は、指定線2を構成する線分Qjが外接矩形Tiのどの
一辺とも交わらないのか否かの判断に対応している。従
って外接矩形Tiのどの一辺とも交わらないような線分
Qjのうち、より簡単に判断できるものを、交差条件F
2の判断を行うまでもなく予め排除しておくことができ
る。
【0066】即ち、図14に示すように、線分Qjの外
接矩形TSjを考えた場合、図形Giの外接矩形Tiと
交差しない外接矩形TSjに内接する線分Qjは決して
外接矩形Tiと交差することはない。従ってこのような
線分Qjを条件F2の判断に先立って排除して考えるこ
とができる。
接矩形TSjを考えた場合、図形Giの外接矩形Tiと
交差しない外接矩形TSjに内接する線分Qjは決して
外接矩形Tiと交差することはない。従ってこのような
線分Qjを条件F2の判断に先立って排除して考えるこ
とができる。
【0067】線分Qjの外接矩形TSjを求めるため、
図13に示すステップS1522、S1523において
変数の置き換えを行なう。具体的には
図13に示すステップS1522、S1523において
変数の置き換えを行なう。具体的には
【0068】
【数10】
【0069】で示されるように変数a,b,c,dが定
められる。ここで外接矩形TSjの4頂点のxy座標は
それぞれ反時計回りに(b,d),(a,d),(a,
c),(b,c)と表される。
められる。ここで外接矩形TSjの4頂点のxy座標は
それぞれ反時計回りに(b,d),(a,d),(a,
c),(b,c)と表される。
【0070】ステップS1524においては、外接矩形
TSjの4頂点と、外接矩形Tiの4頂点のそれぞれの
xy座標の大小比較が行なわれる。具体的には
TSjの4頂点と、外接矩形Tiの4頂点のそれぞれの
xy座標の大小比較が行なわれる。具体的には
【0071】
【数11】
【0072】で示される条件F1を満足すれば図形Gi
は抽出されるべきではないとしてステップS1507へ
進み、条件F1を満足しなければ図形Giは抽出される
べきであるとしてステップS1505へ進み、条件F2
の判断が行なわれる。
は抽出されるべきではないとしてステップS1507へ
進み、条件F1を満足しなければ図形Giは抽出される
べきであるとしてステップS1505へ進み、条件F2
の判断が行なわれる。
【0073】なお、この発明にかかる図形抽出方法にお
いて前提条件F1を用いるか否かを選択しうる工程を設
けてもよい。即ち図9に示したステップS1504を設
けるか否かを切り換えることにより、処理状況に応じた
図形抽出を迅速に行うことができる。
いて前提条件F1を用いるか否かを選択しうる工程を設
けてもよい。即ち図9に示したステップS1504を設
けるか否かを切り換えることにより、処理状況に応じた
図形抽出を迅速に行うことができる。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1にかか
る電子組版装置における図形抽出方法によれば、図形の
外接矩形と、図形が割り付けられる原稿エリアとは、両
者間において互いに平行な辺を有する矩形であるので、
操作者は抽出すべき図形に対して適切な指定線の指定を
容易に行うことができる。また、図形の外接矩形と、少
なくとも一つの線分から構成される指定線とが比較・判
断されるので、図形と指定線との位置関係の把握が迅速
に行える。従って、指定線の指定によって迅速な図形抽
出を行うことができる。
る電子組版装置における図形抽出方法によれば、図形の
外接矩形と、図形が割り付けられる原稿エリアとは、両
者間において互いに平行な辺を有する矩形であるので、
操作者は抽出すべき図形に対して適切な指定線の指定を
容易に行うことができる。また、図形の外接矩形と、少
なくとも一つの線分から構成される指定線とが比較・判
断されるので、図形と指定線との位置関係の把握が迅速
に行える。従って、指定線の指定によって迅速な図形抽
出を行うことができる。
【0075】請求項2によれば、指定線を構成する線分
の端点のデータと外接矩形の頂点のデータを用いて比較
するので、その比較処理が容易である。
の端点のデータと外接矩形の頂点のデータを用いて比較
するので、その比較処理が容易である。
【0076】請求項3によれば、請求項2における端点
及び頂点のデータの比較において、まず緩やかな条件を
用いて判断するので複雑な判断を行なう頻度を低減し、
一層迅速な図形抽出が可能である。
及び頂点のデータの比較において、まず緩やかな条件を
用いて判断するので複雑な判断を行なう頻度を低減し、
一層迅速な図形抽出が可能である。
【0077】請求項4にかかる電子組版装置における図
形抽出装置によれば、表示手段が原稿エリアに割り付け
られる複数の図形および指定線を表示するので、操作者
が抽出すべき図形に対して容易に適切な指定線を把握す
ることができる。計算処理手段は前記図形が入力手段に
よって入力される際に図形の外接矩形を求め、操作者に
よって入力手段を介して指定された指定線との位置関係
を比較し、抽出すべき図形を判断するため、指定線指定
によって迅速な図形抽出を行うことができる。
形抽出装置によれば、表示手段が原稿エリアに割り付け
られる複数の図形および指定線を表示するので、操作者
が抽出すべき図形に対して容易に適切な指定線を把握す
ることができる。計算処理手段は前記図形が入力手段に
よって入力される際に図形の外接矩形を求め、操作者に
よって入力手段を介して指定された指定線との位置関係
を比較し、抽出すべき図形を判断するため、指定線指定
によって迅速な図形抽出を行うことができる。
【図1】この発明の実施例の一例を示すフローチャート
である。
である。
【図2】この発明の一実施例を適用する電子組版装置の
全体構成を示すブロック図である。
全体構成を示すブロック図である。
【図3】図形から元画像データを作成する工程の説明図
である。
である。
【図4】元画像データから外接矩形データを作成する工
程の説明図である。
程の説明図である。
【図5】画像データの一例を示す説明図である。
【図6】第1メモリ15内での画像データの格納を示す
説明図である。
説明図である。
【図7】この発明の一実施例を説明する概念図である。
【図8】この発明の一実施例を説明する概念図である。
【図9】この発明の一実施例を説明するフローチャート
である。
である。
【図10】この発明の一実施例を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図11】ステップS1505の詳細を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図12】この発明の一実施例を説明する概念図であ
る。
る。
【図13】ステップS1504の詳細を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図14】この発明の一実施例を説明する概念図であ
る。
る。
【図15】従来の技術を説明する概念図である。
【図16】従来の技術を説明する概念図である。
【図17】従来の技術を説明する概念図である。
1 原稿エリア 2 指定線 11 指定線交差判別手段 12 CPU 13 CRT 14 プリンタ 17 デジタイザ G1,G2,G3,G4 図形 T1,T2,T3,T4 外接矩形 RD 元画像データ GD 画像データ
Claims (4)
- 【請求項1】 表示手段上に表示された矩形の原稿エリ
ア内に割り付けられる複数の図形から任意の図形を抽出
する、電子組版装置における図形抽出方法において、 (a)入力手段を用いて図形の幾何学的位置に関する元
画像データを作成する工程と、 (b)前記元画像データを用いて、前記図形に外接し前
記原稿エリアの矩形を構成する辺と平行な辺を有する外
接矩形を求める工程と、 (c)少なくとも一つの線分から構成される指定線を指
定する工程と、 (d)前記指定線と前記外接矩形とを比較して、両者の
位置関係から、抽出すべき図形を判断する工程と、 を備える電子組版装置における図形抽出方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の工程(d)は、 (d−1) 前記指定線を構成する前記線分の端点に関
するデータと前記外接矩形の頂点に関するデータとを比
較する工程を備える電子組版装置における図形抽出方
法。 - 【請求項3】 請求項2記載の工程(d−1)は、 (d−2) 前記原稿エリアの矩形を構成する辺と平行
な辺を有し、前記指定線に外接する矩形である指定矩形
を求める工程と、 (d−3) 前記指定矩形と前記外接矩形との位置関係
を求める工程と、 を備える電子組版装置における図形抽出方法。 - 【請求項4】 (a)矩形の原稿エリアに割り付けられ
る図形を入力して前記図形の幾何学的位置に関する元画
像データを作成し、少なくとも一つの線分から構成され
る指定線を指定する入力手段と、 (b)前記入力手段によって入力された複数の前記図形
および前記指定線を表示する表示手段と、 (c)前記元画像データを用いて、前記図形に外接し前
記原稿エリアの矩形を構成する辺と平行な辺を有する外
接矩形を求め、前記指定線と前記外接矩形の位置関係か
ら、抽出すべき図形を判断する計算処理手段と、を備え
る電子組版装置における図形抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26825291A JP2673066B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 電子組版装置における図形抽出方法及び図形抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26825291A JP2673066B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 電子組版装置における図形抽出方法及び図形抽出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581390A JPH0581390A (ja) | 1993-04-02 |
JP2673066B2 true JP2673066B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=17455999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26825291A Expired - Lifetime JP2673066B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 電子組版装置における図形抽出方法及び図形抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673066B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU775595B2 (en) | 1999-08-27 | 2004-08-05 | Comfidex Corp. | System and method for integrating paper-based business documents with computer-readable data entered via computer network |
US6968317B1 (en) | 2000-04-28 | 2005-11-22 | Charles Schwab & Co., Inc. | Method and apparatus for new accounts program |
JP2003058900A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-28 | Mitsutoyo Corp | 画像測定装置用パートプログラム生成装置及びプログラム |
JP6011271B2 (ja) * | 2012-01-17 | 2016-10-19 | 株式会社リコー | 情報処理装置、システム、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP26825291A patent/JP2673066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581390A (ja) | 1993-04-02 |
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