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JP2539993B2 - ストリップの端面切削装置 - Google Patents

ストリップの端面切削装置

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JP2539993B2
JP2539993B2 JP4175786A JP17578692A JP2539993B2 JP 2539993 B2 JP2539993 B2 JP 2539993B2 JP 4175786 A JP4175786 A JP 4175786A JP 17578692 A JP17578692 A JP 17578692A JP 2539993 B2 JP2539993 B2 JP 2539993B2
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JP
Japan
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cutting
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copying
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JP4175786A
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克己 藤野
理洋 中川
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NITSUTETSU PURANTO SETSUKEI KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
NITSUTETSU PURANTO SETSUKEI KK
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管製造ラインの前処
理設備等において、ストリップの端面を切削するストリ
ップの端面切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭63−312010号公報
に開示されているように、鋼管製造ラインの前処理設備
等において、ストリップ端面を切削する際に、ストリッ
プの板幅をリニヤセンサで検知し、その結果により端面
切代を演算し、切削装置カッター位置を調整し、切代一
定切削、あるいは、ストリップ仕上げ幅一定切削を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の端面切削装置においては、EPC(エッジポジショ
ンコントロール)やCPC(センターポジションコント
ロール)を用いており、これらは大掛かりな制御装置が
必要となり、価格的に高価である。また、カッターの位
置保持がCPCあるいはEPCによるシリンダー保持の
ため不安定で、確実な位置保持が困難であった。
【0004】さらに、ストリップの板幅をリニヤセンサ
で検出し、その結果により端面切代を演算し、カッター
の位置を制御する方式のため、カッター移動の応答遅れ
が生じ、設定した切代通りに切削できないという問題が
生じた。そして、カッター移動の応答を精密に行おうと
するとカッターの保持シリンダーにハンチング現象が起
こり、切削不良や切削精度が悪くなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、ス
トリップ幅の変動、ストリップのキャンバー並びにスト
リップの蛇行に確実にカッターが追従でき、端面切代を
正確に切削できるストリップの端面切削装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、ストリップの端面を切削するカッターと、
そのカッターの入側直近に配設されたストリップ端面倣
いローラーと、その倣いローラーとカッターとの相対位
置である切込量を設定し、位置保持する倣いローラー位
置設定保持装置と、前記カッターと倣いローラーと位置
設定保持装置を搭載した切削ヘッドと、その切削ヘッド
をストリップ幅方向に移動し、かつ、倣いローラーをス
トリップ端面に押圧する倣いシリンダーとで構成するこ
とにより達成される。そして、このストリップの端面切
削装置には、ストリップ幅変動に伴うカッター切込量を
位置設定保持装置で変更するために、カッター入側のス
トリップ幅を検出する入側板幅検出装置を設けた。
【0007】
【作用】本発明のストリップの端面切削装置は、カッタ
ーと倣いローラーとを位置設定保持装置で通常は、位置
関係が崩れないように機械的に位置保持しているので、
切代一定の切削が確実に行える。そして、倣いローラー
をストリップ端面に倣いシリンダーで常に押し付けてス
トリップ端面に確実に倣うことができ、ストリップ幅の
変動、ストリップのキャンバー並びにストリップの蛇行
に確実にカッターが追従でき、端面切代を正確に切削で
きる。
【0008】なお、最近のストリップ板幅精度は、スト
リップの先端部と尾端部のわずかな部分を除けばほぼ一
定であり、中央部は前記のような切代一定の切削を行
う。また、ストリップの先端部と尾端部については、カ
ッターの入側に設けたストリップ幅を検出する入側板幅
検出装置によりストリップ幅変動に伴うカッター切込量
を位置設定保持装置で変更し、幅一定の端面切削を行う
ことができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例の図面について説明する
と、図1はストリップの端面切削装置の平面図が示して
あり、図2には、図1のA−A断面矢視図、図3には、
切削ヘッドとストリップ端面倣い装置の関係を示してあ
る。1はストリップであり、端面切削装置2の前方ある
いは後方の基礎部7に固定されたピンチロール3により
走行し、同じく基礎部7に固定された一対の入側ガイド
ロール4で蛇行を防止している。
【0010】端面切削装置2には、ストリップ1の通板
方向に対して直角な方向に移動可能な一対の切削ヘッド
8を幅調整フレーム18の上に備え、各切削ヘッド8
は、ストリップ1の端面を切削しうる切削チップ10を
組込んで駆動回転されるカッター9と、ストリップ1の
端面を倣う倣いローラー12を設けている。また、各切
削ヘッド8をストリップ1の幅の変更に応じて、ストリ
ップ1の通板方向に対して直角な方向に移動させる幅調
整フレーム18を設けている。11は、カッター9を駆
動回転させるカッター駆動モーターであり、各切削ヘッ
ド8に設けている。
【0011】幅調整フレーム18は、基礎部7に設けた
固定フレーム6の上に置かれ、幅調整フレーム駆動モー
ター19により、幅調整駆動軸17とねじ部21を介し
てストリップ1の通板方向に対して直角方向に移動し、
切削ヘッド8の停止位置の初期設定を行う。その際の位
置検出は、幅調整フレーム位置検出PLG20にて行
う。
【0012】切削ヘッド8は、幅調整フレーム18の上
に備えられ、倣いシリンダー16によりストリップ1の
通板方向に対して直角な方向に移動することが可能で、
切削ヘッド8の移動量は、カッター9の交換を考慮して
約100mmとしている。
【0013】ストリップ1端面を倣う倣いローラー12
は、カッター9とともに切削ヘッド8に組み込まれ、こ
れらは、倣いシリンダー16によりストリップ1の通板
方向に対して直角な方向に移動することが可能なため、
ストリップ1の幅変動および蛇行に対して追随すること
となる。
【0014】また、倣いローラー12は単独に切代設定
駆動モーター13により、ねじ部15を介して、切削ヘ
ッド8内にてカッター9をそのままでストリップ1の通
板方向に対して直角な方向に移動が可能なために切代を
変化させることが可能となる。つまり、倣いローラー1
2の端面と切削チップ10端面のライン直角方向のズレ
量が切代となる。このズレ量は、切代設定駆動モーター
13部に備えた切代設定PLG14にて検出する。
【0015】次に、本発明の端面切削装置の作動を以下
に説明する。先ず、ストリップ1をピンチロール入側板
幅検出装置5まで搬送し、ストリップ幅を検出する。そ
して、その入側のストリップ幅と端面切削後のストリッ
プ設定幅の差を演算し、切代を設定する。その切代によ
りカッター端面から倣いローラー12を切代分だけ後退
させる。この時、切削ヘッド8は倣いシリンダー16に
より開の状態で、倣いローラー12がストリップ1の端
面に当たらないように退避させておき、幅調整フレーム
18の開度はストリップ幅に応じた開度に設定されてい
る。
【0016】この状態でストリップ先端を倣いローラー
12まで前進させ、倣いシリンダー16をストリップ方
向に移動させ、倣いローラー12をストリップ端面に押
し付ける。その後、カッター9を回転させ、ストリップ
1を前進させストリップ端面を設定した切代に切削して
いく。
【0017】なお、入側ストリップ幅変動に基づくカッ
ター9の切代設定は、入側のストリップ幅と端面切削後
のストリップ設定幅の差を演算し、その演算値に基づき
倣いローラー12を切代設定駆動モーター13によりね
じ15を回転させ、倣いローラー12を移動させること
により行う(図3)。
【0018】そして、倣いローラー12は常に切削ヘッ
ド8を介して倣いシリンダー16でストリップ端面に押
し付けられているので、ストリップ端面に倣って移動す
る。また、カッター9と倣いローラー12の相対位置
は、切代設定用ねじ15で機械的にロックされて位置保
持されるので、ねじを回転させない限り変動しない。ま
た、倣いローラー12とカッター9は切削ヘッド8内の
直近の位置に設けているため、応答遅れがなく、板幅精
度が非常によい。
【0019】さらに、最近の鋼管製造ラインにおいて用
いられるストリップの板幅精度は、ストリップの先端部
と尾端部を除けばほぼ均一な幅に仕上がっている。その
場合は、板幅の広がっているストリップの先端部と尾端
部のみを切削し、中央部はアズロール(圧延されたまま
の状態)にて鋼管を製造する場合がある。この場合は、
中央部端面は殆んど切削しないので、倣いローラーとカ
ッター面を同じ位置に合わせておく。
【0020】
【発明の効果】本発明のストリップの端面切削装置によ
れば、カッターと倣いローラーとを位置設定保持装置で
通常は、位置関係が崩れないように機械的に位置保持し
ているので、切代一定の切削が確実に行える。そして、
倣いローラーをストリップ端面に倣いシリンダーで常に
押し付けてストリップ端面に確実に倣うことができ、ス
トリップ幅の変動、ストリップのキャンバー並びにスト
リップの蛇行に確実にカッターが追従でき、端面切代を
正確に切削できる。
【0021】また、倣いローラーとカッターは切削ヘッ
ド内の直近の位置に設けているため、応答遅れがなく、
板幅精度が非常によい。さらに、従来のように、EPC
やCPC等の高価な制御装置を用いずに済み安価なスト
リップの端面切削装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストリップの端面切削装置の平面図。
【図2】図1のA−A断面矢視図。
【図3】切削ヘッドとストリップ端面倣いローラーの関
係を示した図。
【符号の説明】
1 ストリップ 2 端面切削装置 3 ピンチロール 4 入側ガイドロール 5 入側板幅検出装置 6 固定フレーム 7 基礎部 8 切削ヘッド 9 カッター 10 切削チップ 11 カッター駆動モーター 12 倣いローラー 13 切代設定駆動モーター 14 切代設定PLG 15 ねじ部 16 倣いシリンダー 17 幅調整駆動軸 18 幅調整フレーム 19 幅調整フレーム駆動モーター 20 幅調整フレーム位置検出PLG 21 ねじ部 22 倣いローラー位置設定保持装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−238213(JP,A) 特開 平1−321107(JP,A) 特開 昭63−312010(JP,A) 特開 昭62−208815(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップの端面を切削するカッター
    と、そのカッターの入側直近に配設されたストリップ端
    面倣いローラーと、その倣いローラーとカッターとの相
    対位置である切込量を設定し、位置保持する倣いローラ
    ー位置設定保持装置と、前記カッターと倣いローラーと
    位置設定保持装置を搭載した切削ヘッドと、その切削ヘ
    ッドをストリップ幅方向に移動し、かつ、倣いローラー
    をストリップ端面に押圧する倣いシリンダーとで構成し
    たことを特徴とするストリップの端面切削装置。
  2. 【請求項2】 ストリップ幅変動に伴うカッター切込量
    を位置設定保持装置で変更するために、カッター入側の
    ストリップ幅を検出する入側板幅検出装置を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のストリップの端面切削装
    置。
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