JP2529335Y2 - L型コネクタプラグ - Google Patents
L型コネクタプラグInfo
- Publication number
- JP2529335Y2 JP2529335Y2 JP1990129469U JP12946990U JP2529335Y2 JP 2529335 Y2 JP2529335 Y2 JP 2529335Y2 JP 1990129469 U JP1990129469 U JP 1990129469U JP 12946990 U JP12946990 U JP 12946990U JP 2529335 Y2 JP2529335 Y2 JP 2529335Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector plug
- type connector
- conductor
- shaped
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は中、高圧用の電気機器等において使用される
ケーブルプラグ、特にL型コネクタプラグに係る。
ケーブルプラグ、特にL型コネクタプラグに係る。
(従来の技術) 第2図は従来のL型コネクタプラグ11の使用例を示す
外観図である。第2図において、内部に図には現れてい
ない高電圧機器を収容する筐体12上面には1対のボス部
12a、12aが設けられている。これ等のボス部12aには、
前記筐体12内の高電圧機器の後記説明するケーブル口出
部がそれぞれ設けられており、前記L型コネクタプラグ
11、11は前記口出部と機械的に結合し且つ電気的に接続
している。なお、前記L型コネクタプラグ11、11は例え
ば22kV高圧架橋ポリエチレンケーブルのような電力ケー
ブル13の端末に取り付けられている。
外観図である。第2図において、内部に図には現れてい
ない高電圧機器を収容する筐体12上面には1対のボス部
12a、12aが設けられている。これ等のボス部12aには、
前記筐体12内の高電圧機器の後記説明するケーブル口出
部がそれぞれ設けられており、前記L型コネクタプラグ
11、11は前記口出部と機械的に結合し且つ電気的に接続
している。なお、前記L型コネクタプラグ11、11は例え
ば22kV高圧架橋ポリエチレンケーブルのような電力ケー
ブル13の端末に取り付けられている。
第3図Aは前記L型コネクタプラグ11の一部切欠正面
図、第3図Bは第2図には現れていない筐体内高圧機器
の口出部の正面図、第4図は前記第3図Aに示したL型
コネクタプラグ11の拡大断面図である。これ等の図にお
いて、前記電力ケーブル13の導体と接続するL型コネク
タプラグ11のL型接続導体14は、その接続棒14aを除き
硬質ゴム製のL型の半導電層15によって覆われ、この半
導電層15の外周には絶縁層16が被覆されている。前記半
導電層15、絶縁層16には、前記L型接続導体14の接続棒
14aと同心で、接続棒14aの基端から次第に拡開する円錐
台状の空間16bが設けられている。また、前記絶縁層16
の外周面には接地側半導電層17が被覆されている。この
接地側半導電層17の前記絶縁層16の端縁より突出垂下し
た端部内周には、後記説明するケーブル口出部18基部の
凹溝18aと協働する突条17aが設けられている。なお、図
中16aは前記空間16bの壁面を示している。
図、第3図Bは第2図には現れていない筐体内高圧機器
の口出部の正面図、第4図は前記第3図Aに示したL型
コネクタプラグ11の拡大断面図である。これ等の図にお
いて、前記電力ケーブル13の導体と接続するL型コネク
タプラグ11のL型接続導体14は、その接続棒14aを除き
硬質ゴム製のL型の半導電層15によって覆われ、この半
導電層15の外周には絶縁層16が被覆されている。前記半
導電層15、絶縁層16には、前記L型接続導体14の接続棒
14aと同心で、接続棒14aの基端から次第に拡開する円錐
台状の空間16bが設けられている。また、前記絶縁層16
の外周面には接地側半導電層17が被覆されている。この
接地側半導電層17の前記絶縁層16の端縁より突出垂下し
た端部内周には、後記説明するケーブル口出部18基部の
凹溝18aと協働する突条17aが設けられている。なお、図
中16aは前記空間16bの壁面を示している。
上記はL型コネクタプラグの組み立てられた状態を説
明したものであるが、実際には次のようにして組み立て
られている。すなわち、半導電層15、絶縁層16、接地側
半導電層17をモールドにより一体化させて絶縁ブッシン
グを構成しておき、この絶縁ブッシングの直状の開口か
らケーブル13の導体に圧縮接続したL型の接続導体14の
本体部14bを挿入し、前記円錐台状の空間16bに臨んだ本
体部14bの先端に接続棒14aを螺入固定する。
明したものであるが、実際には次のようにして組み立て
られている。すなわち、半導電層15、絶縁層16、接地側
半導電層17をモールドにより一体化させて絶縁ブッシン
グを構成しておき、この絶縁ブッシングの直状の開口か
らケーブル13の導体に圧縮接続したL型の接続導体14の
本体部14bを挿入し、前記円錐台状の空間16bに臨んだ本
体部14bの先端に接続棒14aを螺入固定する。
ケーブル口出部18は絶縁物からなり、基部に前記突条
17aと協働する凹溝18aを具え、その上方には前記空間16
bに密接係合する係合部19を有する。図中19aは前記係合
部の円錐台状の外周面、19bは前記係合部19内に設置さ
れ前記L型接続導体14の接続棒14aと協働する接触子、1
9cは前記接続棒14aを通過させる開口、19c1は係合部19
の上端周面のR部、19dは前記係合部19内に埋設され図
示しない高圧機器の端子に接続された導体棒をそれぞれ
示している。
17aと協働する凹溝18aを具え、その上方には前記空間16
bに密接係合する係合部19を有する。図中19aは前記係合
部の円錐台状の外周面、19bは前記係合部19内に設置さ
れ前記L型接続導体14の接続棒14aと協働する接触子、1
9cは前記接続棒14aを通過させる開口、19c1は係合部19
の上端周面のR部、19dは前記係合部19内に埋設され図
示しない高圧機器の端子に接続された導体棒をそれぞれ
示している。
上記構成の従来のL型コネクタプラグにおいて、係合
部19を前記コネクタプラグの空間16bに係合させ、L型
接続導体14の接続棒14aを前記開口19cに貫通させ、これ
と接触子19bとを嵌合接触させて電力ケーブル13と前記
高圧機器とを接続する。
部19を前記コネクタプラグの空間16bに係合させ、L型
接続導体14の接続棒14aを前記開口19cに貫通させ、これ
と接触子19bとを嵌合接触させて電力ケーブル13と前記
高圧機器とを接続する。
(考案が解決しようとする課題) 上記構成の従来のL型コネクタプラグにおいて、第4
図に示すようにL型接続導体14の接続棒14aは半導電層1
5から離間しており、半導電層15の開口部17bに挿通して
その上端ねじ部14cを、ケーブル導体13aに接続した接続
導体14の本体部14bに螺合、固定されているだけである
から、前記開口19cを通過して接触子19bと嵌合接触する
までの間、何等の拘束をも受けることがなく、上下左右
に比較的自由に振れることができる。そのため、接触子
19bとの取合において両者間のセンタが取れていないこ
とが原因で面圧の不均一が生じ、機械的、電気的に種々
の不都合を生じるおそれがあった。
図に示すようにL型接続導体14の接続棒14aは半導電層1
5から離間しており、半導電層15の開口部17bに挿通して
その上端ねじ部14cを、ケーブル導体13aに接続した接続
導体14の本体部14bに螺合、固定されているだけである
から、前記開口19cを通過して接触子19bと嵌合接触する
までの間、何等の拘束をも受けることがなく、上下左右
に比較的自由に振れることができる。そのため、接触子
19bとの取合において両者間のセンタが取れていないこ
とが原因で面圧の不均一が生じ、機械的、電気的に種々
の不都合を生じるおそれがあった。
本考案は上記の事情に基づきなされたもので、L型導
体の接続棒14aの上下左右の振れを拘束し、接触子との
接触面圧の不均一を生じることがないL型コネクタプラ
グを提供することを目的としている。
体の接続棒14aの上下左右の振れを拘束し、接触子との
接触面圧の不均一を生じることがないL型コネクタプラ
グを提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のL型コネクタプラグは、ケーブルの導体と接
続する本体部およびこの本体部の先端から垂下し受側の
接触子と協働する接続棒を具えたL型の接続導体と、前
記接続棒および前記本体部を覆って設けられたL型の絶
縁ブッシングとを有するものにおいて、前記接続棒は、
この接続棒の基部と前記絶縁ブッシングとの間に隙間な
く配設されたスペーサリングを介して前記絶縁ブッシン
グに固定されたことを特徴とする。
続する本体部およびこの本体部の先端から垂下し受側の
接触子と協働する接続棒を具えたL型の接続導体と、前
記接続棒および前記本体部を覆って設けられたL型の絶
縁ブッシングとを有するものにおいて、前記接続棒は、
この接続棒の基部と前記絶縁ブッシングとの間に隙間な
く配設されたスペーサリングを介して前記絶縁ブッシン
グに固定されたことを特徴とする。
(作用) 上記構成の本考案のL型コネクタプラグにおいては、
前記接続棒基端が前記スペーサリングを介して前記絶縁
ブッシングと一体化されるため、前記接続棒の上下左右
への振れが抑止される。そのため、受側の接触子との取
合において、センタがずれることはなく、接触時の面圧
を均等にすることができる。
前記接続棒基端が前記スペーサリングを介して前記絶縁
ブッシングと一体化されるため、前記接続棒の上下左右
への振れが抑止される。そのため、受側の接触子との取
合において、センタがずれることはなく、接触時の面圧
を均等にすることができる。
(実施例) 第3図A、第3図B、第4図と同一部分には同一符号
を付した第1図は本考案一実施例の要部拡大断面図であ
る。この図において、接続棒14aは前記スプリングワッ
シャ21から上の部分が従来の接続棒よりも長くしてあ
り、半導電層15は本体部14bの先端部下面にまでおよ
び、この本体部下面の部位には前記接続棒14aを螺合さ
せるねじ孔と同心で前記スプリングワッシャ21にほぼ等
しい径の開口15bが設けられている。接続棒14aには、前
記フランジ21の上方の位置に良導体からなるスペーサリ
ング23を係合させ、この状態で前記本体部14bにねじ部1
4cを螺入、固定する。
を付した第1図は本考案一実施例の要部拡大断面図であ
る。この図において、接続棒14aは前記スプリングワッ
シャ21から上の部分が従来の接続棒よりも長くしてあ
り、半導電層15は本体部14bの先端部下面にまでおよ
び、この本体部下面の部位には前記接続棒14aを螺合さ
せるねじ孔と同心で前記スプリングワッシャ21にほぼ等
しい径の開口15bが設けられている。接続棒14aには、前
記フランジ21の上方の位置に良導体からなるスペーサリ
ング23を係合させ、この状態で前記本体部14bにねじ部1
4cを螺入、固定する。
これにより、接続棒14aの基端はスペーサリング23、
半導電層15、絶縁層16及び接地側半導電層17から成る絶
縁ブッシングと一体化されることとなり、接続棒14aの
上下左右への振れは抑止される。そのため、接触子19b
との取合において両者間のセンタがずれることはなく、
接触時の面圧の不均一が生じることはない。
半導電層15、絶縁層16及び接地側半導電層17から成る絶
縁ブッシングと一体化されることとなり、接続棒14aの
上下左右への振れは抑止される。そのため、接触子19b
との取合において両者間のセンタがずれることはなく、
接触時の面圧の不均一が生じることはない。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されない。例え
ば低中圧のケーブルにおいては、L型の接続導体に接す
る半導電層は省略することができ、その場合にあっては
スペーサリングは絶縁体でも差し支えない。さらに、半
導電層も硬質ゴムのほか任意適当なものによって構成す
ることができる。
ば低中圧のケーブルにおいては、L型の接続導体に接す
る半導電層は省略することができ、その場合にあっては
スペーサリングは絶縁体でも差し支えない。さらに、半
導電層も硬質ゴムのほか任意適当なものによって構成す
ることができる。
[考案の効果] 上記から明らかなように本考案のL型コネクタプラグ
においては、スペーサリングを1箇加えるだけで大きな
コストの上昇を伴うことなく、プラグの接続棒と接触子
との接触状態を著しく改善することができる。
においては、スペーサリングを1箇加えるだけで大きな
コストの上昇を伴うことなく、プラグの接続棒と接触子
との接触状態を著しく改善することができる。
第1図は本考案一実施例の要部拡大断面図、第2図は従
来のL型コネクタプラグの使用例を示す外観図、第3図
Aは前記L型コネクタプラグの一部切欠正面図、第3図
Bは第2図には現れていない筐体内高圧機器の口出部の
正面図、第4図は前記第3図Aに示したL型コネクタプ
ラグの拡大断面図である。 11……L型コネクタプラグ、14……L型接続導体、14a
……接続棒、14b……本体部、15……半導電層、16……
絶縁層、17……接地側半導電層、21……スプリングワッ
シャ、22……ナット、23……スペーサリング
来のL型コネクタプラグの使用例を示す外観図、第3図
Aは前記L型コネクタプラグの一部切欠正面図、第3図
Bは第2図には現れていない筐体内高圧機器の口出部の
正面図、第4図は前記第3図Aに示したL型コネクタプ
ラグの拡大断面図である。 11……L型コネクタプラグ、14……L型接続導体、14a
……接続棒、14b……本体部、15……半導電層、16……
絶縁層、17……接地側半導電層、21……スプリングワッ
シャ、22……ナット、23……スペーサリング
Claims (1)
- 【請求項1】ケーブルの導体と接続する本体部およびそ
の本体部の先端から垂下し受側の接触子と協働する接続
棒を具えたL型の接続導体と、前記接続棒および前記本
体部を覆って設けられたL型の絶縁ブッシングとを有す
るものにおいて、前記接続棒は、この接続棒の基部と前
記絶縁ブッシングとの間に隙間なく配設されたスペーサ
リングを介して前記絶縁ブッシングに固定されたことを
特徴とするL型コネクタプラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129469U JP2529335Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | L型コネクタプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990129469U JP2529335Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | L型コネクタプラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485672U JPH0485672U (ja) | 1992-07-24 |
JP2529335Y2 true JP2529335Y2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=31876868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990129469U Expired - Lifetime JP2529335Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | L型コネクタプラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529335Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015011992A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | トーマス アンド ベッツ インターナショナル,エルエルシー | 常温収縮部品を有する電気コネクタ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008004565A (ja) * | 2007-08-31 | 2008-01-10 | Aisin Seiki Co Ltd | セル電圧測定端子付き燃料電池スタック |
JP2015225706A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ及び端子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8529454D0 (en) * | 1985-11-29 | 1986-01-08 | Raychem Gmbh | Cable connection |
JPH0548380Y2 (ja) * | 1988-08-26 | 1993-12-24 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP1990129469U patent/JP2529335Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015011992A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | トーマス アンド ベッツ インターナショナル,エルエルシー | 常温収縮部品を有する電気コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0485672U (ja) | 1992-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |