JP2527482Y2 - クリーム状物注出容器 - Google Patents
クリーム状物注出容器Info
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- JP2527482Y2 JP2527482Y2 JP7511390U JP7511390U JP2527482Y2 JP 2527482 Y2 JP2527482 Y2 JP 2527482Y2 JP 7511390 U JP7511390 U JP 7511390U JP 7511390 U JP7511390 U JP 7511390U JP 2527482 Y2 JP2527482 Y2 JP 2527482Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はクリーム状物注出容器に関する。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 クリーム状物注出容器として、例えば、下面を開口
し、上面を頂壁により閉塞させた筒状容器体と、該容器
体下面を気密に閉塞させ、且つ、上方への摺動が自在に
嵌合させた可動底板と、上記頂壁に設けた吐出弁を介し
て容器体内のクリーム状物を弾性ドームの圧力を利用し
てノズル先端より吐出する如く構成したポンプ装置とか
らなるものが知られている。
し、上面を頂壁により閉塞させた筒状容器体と、該容器
体下面を気密に閉塞させ、且つ、上方への摺動が自在に
嵌合させた可動底板と、上記頂壁に設けた吐出弁を介し
て容器体内のクリーム状物を弾性ドームの圧力を利用し
てノズル先端より吐出する如く構成したポンプ装置とか
らなるものが知られている。
しかしながら、従来のこの種容器では、クリーム状物
が吐出弁に詰り、内容物の円滑な注出が阻害される不具
合がしばしば生じ、特にクリーム状物の粘度が高い場合
には、その傾向が顕著であった。
が吐出弁に詰り、内容物の円滑な注出が阻害される不具
合がしばしば生じ、特にクリーム状物の粘度が高い場合
には、その傾向が顕著であった。
本考案は、この様な従来の欠点を解消した優れた注出
容器を提供するものである。
容器を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 上下端面を閉塞させた外筒２内に、該外筒２内周面と
所定間隔を持って外周面を位置させた下端面開口の内筒
３を上方付勢状態で上下動可能に装着させ、上記内筒３
頂壁13より立設したノズル14を、上記外筒頂壁７を貫通
させて上下動自在に突出させ、上記内筒３内下部に周囲
を摺動可能に嵌合させた可動底壁４を嵌着するととも
に、該底壁４の下降を防止する下降防止機構20を装備
し、上記内筒３外周に内周面を摺動下降可能に当接させ
るとともに、外筒２内周面に外周面を摺動下降可能に当
接させたリング状可動壁５を装着し、可動壁５の上昇を
防止する上昇防止機構23を装備してなる。
所定間隔を持って外周面を位置させた下端面開口の内筒
３を上方付勢状態で上下動可能に装着させ、上記内筒３
頂壁13より立設したノズル14を、上記外筒頂壁７を貫通
させて上下動自在に突出させ、上記内筒３内下部に周囲
を摺動可能に嵌合させた可動底壁４を嵌着するととも
に、該底壁４の下降を防止する下降防止機構20を装備
し、上記内筒３外周に内周面を摺動下降可能に当接させ
るとともに、外筒２内周面に外周面を摺動下降可能に当
接させたリング状可動壁５を装着し、可動壁５の上昇を
防止する上昇防止機構23を装備してなる。
「作用」 内筒３内にクリーム状物を充填させて使用する。使用
に際しては、キャップ26及び、ノズルキャップ25を外し
た後、円筒３を押し下げると、可動底壁４下方の内筒内
からリング状可動壁５下方の空隙18に至る密閉された空
間が圧縮される。この際、リング状可動壁５は上昇防止
機構23が働いて上昇しないため、可動底壁４が上方へ押
し上げられ、それに伴って内筒内のクリーム状物がノズ
ル14より注出される。一方、内筒３の押圧を解除する
と、スプリング17の作用で内筒３は元の位置まで上昇す
る。この際、上記空間はその容積を増し、空間内が負圧
化し、且つ、可動底壁４は下降防止機構20が働いて下降
しないため、リング状可動壁５は外圧により下降する。
に際しては、キャップ26及び、ノズルキャップ25を外し
た後、円筒３を押し下げると、可動底壁４下方の内筒内
からリング状可動壁５下方の空隙18に至る密閉された空
間が圧縮される。この際、リング状可動壁５は上昇防止
機構23が働いて上昇しないため、可動底壁４が上方へ押
し上げられ、それに伴って内筒内のクリーム状物がノズ
ル14より注出される。一方、内筒３の押圧を解除する
と、スプリング17の作用で内筒３は元の位置まで上昇す
る。この際、上記空間はその容積を増し、空間内が負圧
化し、且つ、可動底壁４は下降防止機構20が働いて下降
しないため、リング状可動壁５は外圧により下降する。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図において１はクリーム状物注出容器を示し、該容器
１は、外筒２と、内筒３と、可動底壁４と、リング状可
動壁５とを主要部材として構成している。
１は、外筒２と、内筒３と、可動底壁４と、リング状可
動壁５とを主要部材として構成している。
外筒２は、円筒状の周壁６上端縁より頂壁７を延設
し、下端面開口を気密に閉塞して底壁８を嵌着させてい
る。又、底壁８の上面中央からは、内筒３の下端外周を
上下動可能に嵌合させた案内筒９を立設させており、
又、案内筒９内外を連通する連通窓10を設けている。更
に、頂壁７中央に、内筒３の上端を突出させる為の円形
窓孔11を穿設している。
し、下端面開口を気密に閉塞して底壁８を嵌着させてい
る。又、底壁８の上面中央からは、内筒３の下端外周を
上下動可能に嵌合させた案内筒９を立設させており、
又、案内筒９内外を連通する連通窓10を設けている。更
に、頂壁７中央に、内筒３の上端を突出させる為の円形
窓孔11を穿設している。
内筒３は、下端面を開口した円筒状の周壁12上端縁よ
り頂壁13を延設するとともに、頂壁13中央より断面逆Ｌ
字状の筒状ノズル14を一体に立設して構成しており、更
に、周壁12上端部を一部縮径して縮径部15を形成してい
る。この内筒３の下端外周を上記案内筒９の内周上端に
上下動可能に嵌合させるとともに、周壁12内周下部に形
成した下向き段部16に上端を係止させたコイルスプリン
グ17により常時上方に付勢させ、且つ、上記縮径部15を
外筒頂壁７の窓孔11に上下動自在に嵌合させて装着して
いる。この内筒３の外周面と外筒２の内周面との間には
所定間隔を持った空隙８を設けている。
り頂壁13を延設するとともに、頂壁13中央より断面逆Ｌ
字状の筒状ノズル14を一体に立設して構成しており、更
に、周壁12上端部を一部縮径して縮径部15を形成してい
る。この内筒３の下端外周を上記案内筒９の内周上端に
上下動可能に嵌合させるとともに、周壁12内周下部に形
成した下向き段部16に上端を係止させたコイルスプリン
グ17により常時上方に付勢させ、且つ、上記縮径部15を
外筒頂壁７の窓孔11に上下動自在に嵌合させて装着して
いる。この内筒３の外周面と外筒２の内周面との間には
所定間隔を持った空隙８を設けている。
可動底壁４は、下端面開口の円筒状をなし、周壁外周
下端より外方へ突出する断面く字状の弾性摺動部19を周
設して構成しており、該摺動部19を内筒３内周下部に液
密・気密に且つ摺動可能に嵌合させて装着している。
又、この可動底壁４には、周壁内周面に嵌着した円筒状
基部より、外側へ弯曲してその先端を内筒内周に当接さ
せた複数の弾性板を突設して、可動底壁４の下降を防止
する下降防止機構20を装備している。
下端より外方へ突出する断面く字状の弾性摺動部19を周
設して構成しており、該摺動部19を内筒３内周下部に液
密・気密に且つ摺動可能に嵌合させて装着している。
又、この可動底壁４には、周壁内周面に嵌着した円筒状
基部より、外側へ弯曲してその先端を内筒内周に当接さ
せた複数の弾性板を突設して、可動底壁４の下降を防止
する下降防止機構20を装備している。
又、リング状可動壁５は、リング状の壁板内外周縁よ
り各々、断面が逆く字状及びく字状の弾性摺動部21,22
を延設した断面略Ｈ状をなし、上記内筒３外周に内側の
弾性摺動部21を、外筒２内周面に外側の弾性摺動部22を
各々気密に、且つ摺動自在に嵌合させている。又、この
リング状可動壁５には、上記リング状可動壁５の壁板上
面に固着させたリング板状基部より弾性板を複数突設さ
せて、その先端を内筒３外周に当接させ、リング状可動
壁５の上昇を防止する上昇防止機構23を設けている。
り各々、断面が逆く字状及びく字状の弾性摺動部21,22
を延設した断面略Ｈ状をなし、上記内筒３外周に内側の
弾性摺動部21を、外筒２内周面に外側の弾性摺動部22を
各々気密に、且つ摺動自在に嵌合させている。又、この
リング状可動壁５には、上記リング状可動壁５の壁板上
面に固着させたリング板状基部より弾性板を複数突設さ
せて、その先端を内筒３外周に当接させ、リング状可動
壁５の上昇を防止する上昇防止機構23を設けている。
尚、図中24は吸気孔を、25はノズルキャップを、26は
キャップを各々示す。又、上記各部材は全て合成樹脂に
て形成すると良い。
キャップを各々示す。又、上記各部材は全て合成樹脂に
て形成すると良い。
「考案の効果」 以上説明した如く、本考案クリーム状物注出容器は、
既述構成としたことにより、常時円滑な内容物の注出を
行えるものである。又、その構造も単純で製造に際して
も容易に行える。
既述構成としたことにより、常時円滑な内容物の注出を
行えるものである。又、その構造も単純で製造に際して
も容易に行える。
図面は本考案クリーム状物注出容器の一実施例を示す縦
断面図である。 ２……外筒、３……内筒 ４……可動底壁、５……リング状可動壁
断面図である。 ２……外筒、３……内筒 ４……可動底壁、５……リング状可動壁
Claims (1)
- 【請求項１】上下端面を閉塞させた外筒２内に、該外筒
２内周面と所定間隔を持って外周面を位置させた下端面
開口の内筒３を上方付勢状態で上下動可能に装着させ、
上記内筒３頂壁13より立設したノズル14を、上記外筒頂
壁７を貫通させて上下動自在に突出させ、上記内筒３内
下部に周囲を摺動可能に嵌合させた可動底壁４を嵌着す
るとともに、該底壁４の下降を防止する下降防止機構20
を装備し、上記内筒３外周に内周面を摺動下降可能に当
接させるとともに、外筒２内周面に外周面を摺動下降可
能に当接させたリング状可動壁５を装着し、可動壁５の
上昇を防止する上昇防止機構23を装備してなることを特
徴とするクリーム状物注出容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7511390U JP2527482Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | クリーム状物注出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7511390U JP2527482Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | クリーム状物注出容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0432978U JPH0432978U (ja) | 1992-03-17 |
| JP2527482Y2 true JP2527482Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31615405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7511390U Expired - Fee Related JP2527482Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | クリーム状物注出容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2527482Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4975527B2 (ja) * | 2007-06-13 | 2012-07-11 | ホーユー株式会社 | 吐出容器 |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP7511390U patent/JP2527482Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0432978U (ja) | 1992-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |