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JP2599977Y2 - ファインダー内表示装置 - Google Patents

ファインダー内表示装置

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Publication number
JP2599977Y2
JP2599977Y2 JP1993074747U JP7474793U JP2599977Y2 JP 2599977 Y2 JP2599977 Y2 JP 2599977Y2 JP 1993074747 U JP1993074747 U JP 1993074747U JP 7474793 U JP7474793 U JP 7474793U JP 2599977 Y2 JP2599977 Y2 JP 2599977Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
display
switch
shooting
photographing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993074747U
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English (en)
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JPH0741543U (ja
Inventor
忠幸 桐ヶ谷
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP1993074747U priority Critical patent/JP2599977Y2/ja
Publication of JPH0741543U publication Critical patent/JPH0741543U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、標準撮影とパノラマ撮
影とが可能なカメラにおいて、ファインダー光学系の光
路中に表示素子を配置したファインダー内表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】カメラのファインダー内表示装置におい
て、標準撮影における撮影画面と、パノラマ撮影におけ
る撮影画面とを区別し得るように、透過型液晶表示素子
により、パノラマ撮影における撮影画面の輪郭のうちの
上下のラインを表示したり、また、パノラマ撮影におけ
る撮影画面外の部分をドットパターンで表示し得るファ
インダー内表示装置が知られている。また、黄金分割線
等の標準撮影時における構図決定の補助線を、直接ピン
ト板に形成したファインダー内表示装置が知られてい
る。
【0003】しかしながら、前記ドットパターンやライ
ンによりパノラマエリアを示すファインダー内表示装置
の場合には、パノラマ撮影の際、撮影画面外の部分から
も画像が見えてしまうので、これにより構図の決定がし
にくいという問題がある。
【0004】また、黄金分割線等を直接ピント板に形成
したファインダー内表示装置の場合には、パノラマ撮影
の際にも、撮影画面内に不要な線が表示され、また、標
準撮影の際に、黄金分割線が不要な場合にもその線が表
示されてしまうので、これにより構図決定の邪魔になる
といった問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、標準
撮影、パノラマ撮影の別等の各種設定モードに応じ、必
要な表示のみが表示され、構図の決定がし易いファイン
ダー内表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の本考案により達成される。
【0007】(1) 表示領域に複数のセグメントによ
り所望のパターンを表示する表示素子を、ファインダー
光学系の光路中に配置したファインダー内表示装置であ
って、前記表示領域は、パノラマ撮影における撮影画面
に対応する第1の領域と、パノラマ撮影における撮影画
面外に対応する第2の領域とを有し、前記表示素子は、
前記第2の領域を不透明に表示する少なくとも1つの第
1のセグメントと、標準撮影に対応する表示であって、
前記第1の領域内に配置された少なくとも1つの第2の
セグメントと、標準撮影に対応する表示であって、前記
第2の領域内に、前記第2のセグメントと独立して配置
された少なくとも1つの第3のセグメントとを有するこ
とを特徴とするファインダー内表示装置。
【0008】(2) 前記第3のセグメントは、標準撮
影時における構図決定の補助線のうちの一部を表示する
ものである上記(1)に記載のファインダー内表示装
置。
【0009】(3) 前記第2のセグメントは、測距枠
と、前記補助線の一部とを兼用して表示し得る独立した
セグメントである上記(2)に記載のファインダー内表
示装置。
【0010】(4) 前記第2のセグメントは、測光枠
と、前記補助線の一部とを兼用して表示し得る独立した
セグメントである上記(2)または(3)に記載のファ
インダー内表示装置。
【0011】(5) 複数の第3のセグメントを有し、
そのうちの1つが、標準撮影時における撮影情報を写し
込む位置を表示するものである上記(1)ないし(4)
のいずれかに記載のファインダー内表示装置。
【0012】(6) 複数の第2のセグメントを有し、
そのうちの1つが、パノラマ撮影時における撮影情報を
写し込む位置を表示するものである上記(1)ないし
(5)のいずれかに記載のファインダー内表示装置。
【0013】(7) 前記表示素子は、透過型液晶表示
素子である上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の
ファインダー内表示装置。
【0014】
【実施例】以下、本考案のファインダー内表示装置を添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図
1は、本考案のファインダー内表示装置を有するカメラ
の構成例を示す斜視図である。同図に示すように、カメ
ラ1は、カメラ本体2を有している。カメラ本体2の中
央部付近の正面側には図示しない撮影レンズが装着さ
れ、カメラ本体2の中央部付近の背面側にはファインダ
ー3が設置されている。そして、このファインダー3の
下方には、撮影情報写込モードボタン55が設置されて
いる。
【0015】また、カメラ本体2の上部には、メインス
イッチ51、レリーズスイッチ52、標準撮影とパノラ
マ撮影とを切り換える撮影形態切換レバー53、測距エ
リア切換ボタン54、測光エリア切換ボタン56、黄金
分割切換ボタン57、アップ/ダウンレバー58および
液晶(LCD)による外部表示部4が、それぞれ設置さ
れている。
【0016】図2は、カメラ本体2の内部の構成例を示
す斜視図である。同図に示すように、撮影レンズ7の背
面側には、第1ミラー8および第2ミラー9が配置され
ている。また、第1ミラー8の上方には、順次、ピント
板10、透過型液晶表示素子(透過型LCD)6および
ペンタプリズム11が配置されている。そして、ペンタ
プリズム11の背面側には、ルーペレンズ12、測光レ
ンズ13および受光部が中央部と周辺部とに分割されて
いる受光素子(分割測光素子)14が設置されている。
【0017】第1ミラー8、ピント板10、ペンタプリ
ズム11およびルーペレンズ12によりファインダー光
学系が構成されており、本実施例のファインダー内表示
装置は、ファインダー光学系の光路中に配置された前記
透過型液晶表示素子6および後述する制御手段20によ
り構成されている。
【0018】次に、前記透過型液晶表示素子6について
説明する。図3は、本実施例のファインダー内表示装置
の透過型液晶表示素子6の構成例を示す平面図である。
同図に示すように、この透過型液晶表示素子6は、透明
な表示領域に不透明なパターンを表示し得る表示素子で
あり、前記表示領域は、パノラマ撮影における撮影画面
に対応する第1の領域と、標準撮影における撮影画面で
あって、パノラマ撮影における撮影画面外に対応する第
2の領域とにより構成されている。この場合、第1の領
域と第2の領域とを合わせた領域は、標準撮影における
撮影画面に対応する。
【0019】ここで、前記「標準撮影」とは、フィルム
上の撮影画面をフルサイズのままで撮影する撮影形態を
いい、前記「パノラマ撮影」とは、フィルム上の撮影画
面の縦横比を変更した、すなわち、横長画面の上部およ
び下部をカットした状態で撮影する撮影形態をいう。な
お、パノラマ撮影においては、通常、フィルムの幅方向
両端部を遮光することにより、フィルム上の撮影画面を
フルサイズからパノラマサイズに変更する。
【0020】図3に示すように、透過型液晶表示素子6
は、第2の領域に配置された第1の透過型液晶セグメン
ト(第1のセグメント)61と、第1の領域に配置され
た第2の透過型液晶セグメント(第2のセグメント)6
3、64、65および67と、第2の領域に配置された
第3の透過型液晶セグメント(第3のセグメント)62
および66により構成されている。
【0021】この場合、第2のセグメント63、64お
よび第3のセグメント62により、黄金分割線(標準撮
影時における構図決定の補助線)を表示するセグメント
が構成されている。以下、第1のセグメント、第2のセ
グメントおよび第3のセグメントをそれぞれ単にセグメ
ントという。
【0022】ここで、「1セグメント」とは、共通の電
極を有し、この電極に通電することにより同時に駆動す
る1単位をいうものとする。すなわち、本実施例のよう
に、表示パターンが離間して配置されている場合であっ
ても、共通の電極を有し、その電極に通電することによ
り同時に駆動する1単位(最小表示単位の集合)を1セ
グメントという。なお、図3は、各セグメント61〜6
7を全て駆動した際の表示状態を示している。
【0023】次に、透過型液晶表示素子6の各セグメン
ト61〜67について説明する。図4〜図10は、それ
ぞれ、セグメント61〜67のうちのいずれか1つのみ
を駆動させた状態を示す透過型液晶表示素子6を示す平
面図である。図3および図4に示すように、セグメント
61は、第2の領域のうちの一方を不透明に表示する最
小表示単位611と、他方を不透明に表示する最小表示
単位612とにより構成されている。
【0024】この場合、最小表示単位611の形状は、
長方形から第2の領域内の黄金分割線に対応する部分を
削除したような形状、すなわち、長方形から後述するセ
グメント62の最小単位621、626、627および
628を削除したような形状となっている。
【0025】また、最小表示単位612の形状は、長方
形から第2の領域内の黄金分割線および後述する撮影情
報(例えば、撮影年月日等)を写し込む位置を示す表示
(枠)に対応する部分を削除したような形状、すなわ
ち、長方形から後述するセグメント62の最小表示単位
622、623、624および625と、セグメント6
6を削除したような形状となっている。
【0026】図3および図5に示すように、セグメント
62は、黄金分割線のうち第2の領域に表示される部分
を不透明に表示するセグメントであり、直線状の最小表
示単位621、622、623、624、625、62
6、627および628により構成されている。
【0027】このセグメント62は、機能的には、黄金
分割線であるため、後述するセグメント64と一体とし
て表示されるものであるが、セグメント64とは連結し
ない独立のセグメントとして配置されている。このた
め、パノラマ撮影時のようにセグメント64を表示しな
いときでも単独で表示できるので、前記セグメント61
内の隙間を埋めることができる。
【0028】図3および図6に示すように、セグメント
63は、黄金分割線のうち第1の領域に表示される部分
であって、かつ中央のほぼ長方形の輪郭を不透明に表示
するセグメントであり、直線状の最小表示単位631、
632、633および634により構成されている。な
お、このセグメント63は、測距枠および/または測光
枠を不透明に表示するものでもある。
【0029】図3および図7に示すように、セグメント
64は、黄金分割線のうち第1の領域に表示される部分
であって、かつセグメント63により表示される部分を
除いた部分を不透明に表示するセグメントであり、直線
状の最小表示単位640、641、642、643、6
44、645、646、647、648、649、64
a、64b、64c、64d、64eおよび64fと、
円形の最小表示単位64g、64h、64iおよび64
jとにより構成されている。
【0030】図3および図8に示すように、セグメント
65は、測距枠および/または測光枠を不透明に表示す
るセグメントであり、互いに対向するコ字状の最小表示
単位651および652により枠状に構成され、第1の
領域の中央部に配置されている。
【0031】図3および図9に示すように、セグメント
66は、標準撮影時において、後述するような撮影情報
を写し込む位置を不透明に表示するセグメントであり、
互いに対向するコ字状の最小表示単位661および66
2により構成されている。この場合、セグメント66
は、第2の領域内であって図3中右下に、枠を形成する
ように配置されている。
【0032】図3および図10に示すように、セグメン
ト67は、パノラマ撮影時において、後述するような撮
影情報を写し込む位置を不透明に表示するセグメントで
あり、互いに対向するコ字状の最小表示単位671およ
び672により構成されている。この場合、セグメント
67は、第1の領域内であって、図3中右下に、枠を形
成するように配置されている。
【0033】このような構成の透過型液晶表示素子6の
各セグメント61〜67は、それぞれ、独立して駆動さ
せることが可能であるが、本実施例では、後述するよう
に、所定のセグメントについては、それらが同時に作動
するうよう制御する。以下、ファインダー内表示装置の
動作について説明する。
【0034】図11は、カメラ1の構成例を示すブロッ
ク図である。同図に示すように、カメラ1は、カメラ本
体2内に制御手段20を有している。
【0035】この制御手段20には、メインスイッチ5
1の操作によりオン/オフが切り換わる電源スイッチ5
1aと、レリーズスイッチ52の操作によりオン/オフ
が切り換わる測光スイッチ52aおよびレリーズスイッ
チ52bと、撮影形態切換レバー53の操作によりオン
/オフが切り換わるパノラマスイッチ53aと、測距エ
リア切換ボタン54の操作によりオン/オフが切り換わ
る測距エリアスイッチ54aと、撮影情報写込モードボ
タン55の操作によりオン/オフが切り換わる撮影情報
写込スイッチ55aと、測光エリア切換ボタン56の操
作によりオン/オフが切り換わる測光エリアスイッチ5
6aと、黄金分割切換ボタン57の操作によりオン/オ
フが切り換わる黄金分割スイッチ57aと、アップ/ダ
ウンレバー58の操作によりオン/オフが切り換わるア
ップスイッチ58aおよびダウンスイッチ58bとが、
それぞれ電気的に接続されている。
【0036】また、制御手段20には、外部表示部4
と、液晶(LCD)によるファインダー内部表示部19
と、透過型液晶表示素子6と、測光手段17と、露出制
御手段18と、焦点検出手段21と、撮影情報写込手段
25とが、それぞれ電気的に接続されている。この場
合、焦点検出手段21には、レンズ駆動手段22が電気
的に接続されている。また、露出制御手段18には、絞
り駆動手段23およびシャッタ駆動手段24がそれぞれ
電気的に接続されている。なお、前記測光手段17は、
受光素子14、測光回路15およびA/D変換器16に
より構成されている。
【0037】制御手段20は、通常、マイクロコンピュ
ータで構成され、前記パノラマスイッチ53a、測距エ
リアスイッチ54a、撮影情報写込スイッチ55a、測
光エリアスイッチ56aおよび黄金分割スイッチ57a
のオン/オフに応じて、それぞれ、設定および透過型液
晶表示素子6の駆動を制御する。また、制御手段20
は、その他、例えば、シーケンス制御、オートフォーカ
スの実行等のカメラ1の諸機能の制御を必要に応じて行
う。
【0038】また、測光手段17は、受光素子14によ
り被写体の輝度を測定するもので、得られた情報(測光
情報)は、露出制御手段18に入力される。そして、適
正な露光量を得るために、測光手段17からの測光情報
に基づき、露出制御手段18において露出演算がなさ
れ、これより絞り値およびシャッタ速度が決定される。
この場合、露出制御手段18は、前記制御手段20から
の指令に基づいて作動する。
【0039】焦点検出手段21は、カメラ1内の基準焦
点位置(合焦位置)に対するディフォーカス量を測定す
るもので、得られた情報に基づいてレンズ駆動手段22
が駆動して合焦する。
【0040】外部表示部4およびファインダー内部表示
部19においては、それぞれ、制御手段20からの出力
信号に応じて、設定された内容や、その他の事項(例え
ば、シャッタ速度、絞り値)が必要に応じて表示され
る。
【0041】次に、各スイッチ51a〜58bのオン/
オフに対応する主な動作について、それぞれ説明する。
まず、電源スイッチ51aがオンである旨の信号が制御
手段20へ入力されると、制御手段20は、カメラ1の
各部の機能が作動可能な状態となるよう制御する。以
下、各スイッチがオンまたはオフである旨の信号が制御
手段20へ入力されることを単に、「スイッチがオン」
または「スイッチがオフ」という。
【0042】レリーズスイッチ52は、2段スイッチで
構成され、測光スイッチ51a(1段目)がオンする
と、前記測光手段22および焦点検出手段21がそれぞ
れ作動し、レリーズスイッチ52b(2段目)がオンす
ると、絞り駆動手段23により絞りが作動するととも
に、シャッタ駆動手段24によりシャッタが作動して撮
影が行われる。なお、後述する撮影情報写込モードの場
合、撮影情報写込手段25により、例えば撮影年月日が
写し込まれる。
【0043】パノラマスイッチ53aがオンすると、ア
パーチャのマスク部材(図示せず)が駆動して、パノラ
マ撮影可能な状態に設定され、オフすると、標準撮影可
能な状態に設定される。また、パノラマスイッチ53a
がオンすると、ファインダー内表示装置の透過型液晶表
示素子6の所定の電極に通電がなされ、図4、5および
9に示すセグメント61、62および66が、それぞれ
駆動し、第2の領域が不透明に表示される。
【0044】測距エリアスイッチ54aがオンすると、
複数点での焦点検出方式に設定され、オフすると、一点
での焦点検出方式に設定される。また、測距エリアスイ
ッチ54aがオンすると、ファインダー内表示装置の透
過型液晶表示素子6の所定の電極に通電がなされ、図6
に示すセグメント63が駆動し、前記設定に対応するワ
イド測距枠が表示され、オフすると、図8に示すセグメ
ント65が駆動し、前記設定に対応するセンター測距枠
が表示される。
【0045】撮影情報写込スイッチ55aがオンする
と、撮影時に撮影年月日等が写し込まれ、オフすると、
撮影年月日等は写し込まれないように設定される。ま
た、撮影情報写込スイッチ55aがオンすると、パノラ
マ撮影(前記パノラマスイッチ53aがオンの場合)で
は、図10に示すセグメント67が駆動し、撮影情報写
込位置を示す枠が第1の領域に表示され、標準撮影(前
記パノラマスイッチ53aがオフの場合)では、図9に
示すセグメント66が駆動し、撮影情報写込位置を示す
枠が第2の領域に表示される。
【0046】測光エリアスイッチ56aがオンすると、
測光方式が中央部重点測光方式に設定され、オフする
と、スポット測光方式に設定される。また、測光エリア
スイッチ56aがオンすると、図6に示すセグメント6
3が駆動し、前記中央部重点測光方式に対応する中央部
重点測光枠が表示され、オフすると、図8に示すセグメ
ント65が駆動し、前記スポット測光方式に対応するス
ポット測光枠が表示される。
【0047】黄金分割スイッチ57aがオンすると、図
5、6および7に示すセグメント62、63および64
が、それぞれ駆動し、黄金分割線が全て表示される。こ
の場合、前記の他、例えば、測距エリアスイッチ54a
および測光エリアスイッチ56aがいずれもオフしてい
る状態において、黄金分割スイッチ57aがオンした場
合には、図18に示すように、セグメント62、63お
よび64のうち、セグメント62および64のみが駆動
するように構成してもよい。
【0048】このような構成によれば、セグメント63
が黄金分割線の一部と、測距枠および/または測光枠と
を兼用している場合、黄金分割線を表示してもセグメン
ト63を測距枠と誤認することが無くなる。アップスイ
ッチ58aがオンすると、設定事項や設定値が1段階ア
ップし、ダウンスイッチ58bがオンすると、設定事項
や設定値が1段階ダウンする。
【0049】次に、本実施例における表示例を示し、こ
れらについて説明する。図12〜図18は、それぞれ、
カメラ1の設定に対応するファインダー内表示装置の表
示例を示す平面図である。
【0050】図12に示すように、パノラマスイッチ5
3aがオン、測距エリアスイッチ54aがオフおよび撮
影情報写込スイッチ55aがオンした場合には、セグメ
ント61、62、65、66およ67が駆動し、図示の
通り表示される。
【0051】図13に示すように、パノラマスイッチ5
3aがオンおよび測距エリアスイッチ54aがオンした
場合には、セグメント61、62、63および66が駆
動し、図示の通り表示される。
【0052】図14に示すように、パノラマスイッチ5
3aがオフ、測距エリアスイッチ54aがオフおよび撮
影情報写込スイッチ55aオンした場合には、セグメン
ト65および66が駆動し、図示の通り表示される。
【0053】図15に示すように、パノラマスイッチ5
3aがオフおよび測距エリアスイッチ54aがオンした
場合には、セグメント63が駆動し、図示の通り表示さ
れる。
【0054】図16に示すように、パノラマスイッチ5
3aがオフ、黄金分割スイッチ57aがオン、測距エリ
アスイッチ54aがオフおよび撮影情報写込スイッチ5
5aがオンした場合には、セグメント62、63、6
4、65および66が駆動し、図示の通り表示される。
【0055】図17に示すように、パノラマスイッチ5
3aがオフ、黄金分割スイッチ57aがオンおよび測距
エリアスイッチ54aがオンした場合には、セグメント
62、63および64が駆動し、図示の通り表示され
る。
【0056】また、前述したように、黄金分割スイッチ
57aのオンによりセグメント62および64のみが駆
動する構成においては、図18に示すように、パノラマ
スイッチ53aがオフ、黄金分割スイッチ57aがオ
ン、測距エリアスイッチ54aがオフ、撮影情報写込ス
イッチ55aがオンおよび測光エリアスイッチ56aが
オフした場合には、セグメント62、64、65および
66が駆動し、図示の通り表示される。
【0057】このように、本実施例のファインダー内表
示装置によれば、パノラマ撮影時において、撮影画面外
に対応する第2の領域の全体(セグメント間の隙間を除
く)を不透明に表示できるので、撮影画面内の画像のみ
を写し出すことができ、これにより構図の決定が容易に
なる。特に、セグメント61内の隙間がセグメント62
および66によって埋まるので、隙間ができることによ
る煩わしさもない。
【0058】また、黄金分割線の表示と消去とを選択し
得るので、パノラマ撮影時には、黄金分割線を表示しな
いことにより、撮影画面内には不要な表示が無くなり、
これにより、撮影に専念することができる。
【0059】また、黄金分割線を複数のセグメントで表
示し、そのセグメントのうちの一部を測距枠および/ま
たは測光枠の表示用セグメントと兼用するので、セグメ
ント数の減少が図れ、回路コスト上有利になる。
【0060】なお、本考案では、セグメントの形状、配
置、数等の諸条件は、前述した本実施例には限定されな
い。例えば、黄金分割線のうちの一部を省略したり、黄
金分割線のうちの一部を他の形状に変更してもよい。例
えば、図6に示すセグメント63は、長方形の4隅のみ
を表示し得るように構成してもよい。また、例えば、図
6に示すセグメント63の最小表示単位631〜634
をそれぞれ1セグメントとしてもよい。
【0061】また、本考案では、セグメントを駆動する
際の組み合わせは、前述した本実施例には限定されな
い。例えば、前記実施例では、パノラマスイッチ53a
がオンすると、図4、5および9に示すセグメント6
1、62および66が、それぞれ駆動するように構成し
ているが、例えば、パノラマスイッチ53aがオンする
と、セグメント61のみが駆動するような構成であって
もよい。この場合、例えば、他の操作スイッチにより、
セグメント62および66が駆動するように構成しても
よい。
【0062】また、本実施例では、設定を選択する各ス
イッチ53a〜55aのオン/オフに連動して、所定の
セグメントが駆動するように構成されているが、本考案
では、例えば、各スイッチ53a〜55aとは別個に、
各セグメントの駆動スイッチを設けてもよい。
【0063】また、本実施例では、撮影形態切換レバー
53は、「標準撮影」および「パノラマ撮影」のうちか
ら一方を選択し得るように構成されているが、本考案で
は、例えば、撮影形態切換レバー53を3ポジションの
選択が可能なように構成し、例えば、その切り換えレバ
ーにより、「標準撮影、黄金分割線の表示なし」、「標
準撮影、黄金分割線の表示あり」および「パノラマ撮
影」のうちから所望のものを選択し得るように構成して
もよい。この場合には、黄金分割切換ボタン57および
黄金分割スイッチ57aを省略することができる。
【0064】また、本考案では、構図決定の補助線は黄
金分割線には限定されず、例えば、撮影画面を任意の比
率に分割する線分またはその線分の組み合わせ等であっ
てもよい。
【0065】また、本実施例では、撮影情報として「撮
影年月日」を写し込むような構成であるが、本考案で
は、撮影情報は、撮影年月日には限定されない。この場
合、撮影情報としては、撮影年月日の他、例えば、撮影
の曜日、撮影時間等が挙げられる。
【0066】また、本実施例では、表示素子として透過
型液晶表示素子を用いているが、表示素子は、本考案で
はこれに限定されず、実質的に透明な表示領域に、所望
のパターンを表示し得るものであればよい。
【0067】本考案のファインダー内表示装置は、例え
ば、1眼レフカメラ、コンパクトカメラ等の各種カメラ
に適用される。以上、本考案のファインダー内表示装置
を、図示の構成例に基づいて説明したが、本考案はこれ
に限定されるものではない。
【0068】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のファイン
ダー内表示装置によれば、標準撮影、パノラマ撮影の別
等の各種設定モードに応じ、必要な表示のみが表示され
るので、構図の決定がし易い。特に、パノラマ撮影時に
おいて、撮影画面外に対応する第2の領域を不透明に表
示できるので、撮影画面内の画像のみが写し出され、こ
れにより構図の決定が容易になる。
【0069】また、第1のセグメントと、第2のセグメ
ントと、第3のセグメントとが独立しており、第1のセ
グメント内の隙間(透明な部分)を第3のセグメントに
より埋めることが可能であるので、これにより第2の領
域に隙間が生じることによる煩わしさを防止できる。
【0070】また、所望のセグメントを選択して表示し
得るので、例えば、パノラマ撮影の際に、パノラマ撮影
において不要な表示を撮影画面内から消去でき、これに
より撮影に専念することができる。また、第2のセグメ
ントが、測距枠および/または測光枠と、構図決定の補
助線の一部とを兼用して表示し得る独立したセグメント
である場合には、セグメント数の減少が図れ、コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のファインダー内表示装置を有するカメ
ラの構成例を示す斜視図である。
【図2】本考案におけるカメラ本体の内部の構成例を示
す斜視図である。
【図3】本考案のファインダー内表示装置の透過型液晶
表示素子の構成例を示す平面図である。
【図4】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を示
す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図5】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を示
す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図6】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を示
す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図7】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を示
す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図8】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を示
す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図9】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を示
す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図10】所定の1セグメントのみを駆動させた状態を
示す透過型液晶表示素子を示す平面図である。
【図11】本考案のファインダー内表示装置を有するカ
メラの構成例を示すブロック図である。
【図12】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【図13】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【図14】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【図15】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【図16】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【図17】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【図18】本考案のファインダー内表示装置の表示例を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 カメラ本体 3 ファインダー 4 外部表示部 51 メインスイッチ 52 レリーズスイッチ 53 撮影形態切換レバー 54 測距エリア切換ボタン 55 撮影情報写込モードボタン 56 測光エリア切換ボタン 57 黄金分割切換ボタン 58 アップ/ダウンレバー 6 透過型液晶表示素子 61 第1のセグメント 611、612 最小表示単位 62 第3のセグメント 621〜628 最小表示単位 63 第2のセグメント 631〜634 最小表示単位 64 第2のセグメント 640〜649 最小表示単位 64a〜64j 最小表示単位 65 第2のセグメント 651、652 最小表示単位 66 第3のセグメント 661、662 最小表示単位 67 第2のセグメント 671、672 最小表示単位 7 撮影レンズ 8 第1ミラー 9 第2ミラー 10 ピント板 11 ペンタプリズム 12 ルーペレンズ 13 測光レンズ 14 受光素子 15 測光回路 16 A/D変換器 17 測光手段 18 露出制御手段 19 ファインダー内部表示部 20 制御手段 21 焦点検出手段 22 レンズ駆動手段 23 絞り駆動手段 24 シャッタ駆動手段 25 撮影情報写込手段 51a 電源スイッチ 52a 測光スイッチ 52b レリーズスイッチ 53a パノラマスイッチ 54a 測距エリアスイッチ 55a 撮影情報写込スイッチ 56a 測光エリアスイッチ 57a 黄金分割スイッチ 58a アップスイッチ 58b ダウンスイッチ

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示領域に複数のセグメントにより所望
    のパターンを表示する表示素子を、ファインダー光学系
    の光路中に配置したファインダー内表示装置であって、 前記表示領域は、パノラマ撮影における撮影画面に対応
    する第1の領域と、パノラマ撮影における撮影画面外に
    対応する第2の領域とを有し、 前記表示素子は、前記第2の領域を不透明に表示する少
    なくとも1つの第1のセグメントと、標準撮影に対応す
    る表示であって、前記第1の領域内に配置された少なく
    とも1つの第2のセグメントと、標準撮影に対応する表
    示であって、前記第2の領域内に、前記第2のセグメン
    トと独立して配置された少なくとも1つの第3のセグメ
    ントとを有することを特徴とするファインダー内表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第3のセグメントは、標準撮影時に
    おける構図決定の補助線のうちの一部を表示するもので
    ある請求項1に記載のファインダー内表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のセグメントは、測距枠と、前
    記補助線の一部とを兼用して表示し得る独立したセグメ
    ントである請求項2に記載のファインダー内表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のセグメントは、測光枠と、前
    記補助線の一部とを兼用して表示し得る独立したセグメ
    ントである請求項2または3に記載のファインダー内表
    示装置。
  5. 【請求項5】 複数の第3のセグメントを有し、そのう
    ちの1つが、標準撮影時における撮影情報を写し込む位
    置を表示するものである請求項1ないし4のいずれかに
    記載のファインダー内表示装置。
  6. 【請求項6】 複数の第2のセグメントを有し、そのう
    ちの1つが、パノラマ撮影時における撮影情報を写し込
    む位置を表示するものである請求項1ないし5のいずれ
    かに記載のファインダー内表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示素子は、透過型液晶表示素子で
    ある請求項1ないし6のいずれかに記載のファインダー
    内表示装置。
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